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審判番号(事件番号) データベース 権利
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不服20041084 審決 特許
不服20041955 審決 特許
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審決分類 審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A63F
管理番号 1167006
審判番号 不服2006-4505  
総通号数 96 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2007-12-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2006-03-09 
確定日 2007-11-02 
事件の表示 特願2001-117015「パチンコ機」拒絶査定不服審判事件〔平成13年12月18日出願公開、特開2001-346956〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続きの経緯・本願発明
本願は、平成4年8月7日に出願した特願平4-233048号の一部を平成13年4月16日に新たな特許出願としたものであって、平成18年2月3日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年3月9日に拒絶査定に対する審判請求がなされ、その後当審において、平成19年6月5日付けで拒絶理由が通知され、同年7月27日付けで手続補正がなされたものであり、その請求項1及び2に係る発明は、平成19年7月27日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1及び2に記載されたとおりものであると認められるところ、その請求項2に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、以下のとおりである。
「【請求項2】 遊技盤面に設けられた特別始動口への入賞に基いて予め定められた複数種の特別識別情報のいずれかを表示する特別ゲームを行ない、当該特別ゲームを行なっていないときは前記特別識別情報とは異なるデモンストレーション画面の表示を行なう特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に予め定められた特定識別情報が表示されたときに大入賞口を開放させると共に大入賞口開放表示灯を点灯表示して遊技者に有利な権利を発生させる可変入賞球装置と、
前記特別始動口とは異なる普通始動口への入賞に基いて前記特別識別情報とは異なり予め定められた普通識別情報のいずれかを表示する普通図柄表示装置と、
該普通図柄表示装置に予め定められた特有識別情報が表示されたときに前記可変入賞球装置による前記権利とは異なる権利を発生させ、該権利中であることを報知する普通電動役物開放表示灯を有する普通電動役物とからなり、
前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率が所定条件に応じて上位確率または下位確率に変動するパチンコ機において、
予め定められた条件が満足されたときに、前記特別識別情報、普通識別情報およびデモンストレーション画面を記憶している記憶手段の中から、前記特別識別情報、普通識別情報およびデモンストレーション画面の各データとは異なる確率決定識別情報に係るデータに基づいて、複数種の確率決定識別情報のいずれかを表示する普通図柄当たり確率決定用表示装置と、
該普通図柄当たり確率決定用表示装置に予め定められた特典識別情報が表示されたときに前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を設定する普通図柄当たり確率決定用表示制御装置とを設け、
前記遊技者に有利な権利の発生した時点で前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に変動表示させ、前記遊技者に有利な権利の終了した時点で前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に停止表示させ、前記権利処理中は前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を前記下位確率に設定することを特徴とするパチンコ機。」

2.先願明細書の記載事項
これに対して、当審における平成19年6月5日付けで通知した拒絶理由に引用された、本願の出願日前の他の出願であって、その出願後に出願公開された特願平3-345640号(特開平5-177041号公報参照)の願書に最初に添付した明細書及び図面(以下、「先願明細書」という。)には、次の事項が記載されている。

「【0009】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機における遊技領域に配設された各種機器や装置を示す正面図である。
【0010】遊技盤1の前面に形成された遊技領域2には図示しない打球装置によりパチンコ玉が1つずつ打込まれる。この遊技領域2には、複数種類の識別情報が可変表示可能な普通可変表示装置4と、複数種類の識別情報が可変表示可能な特別可変表示装置14とが一体に設けられている。さらに、遊技領域2には、1対の可動翼片9が普通電役物ソレノイド10によって開閉されることにより打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利な第1の状態と打玉が入賞できない遊技者にとって不利な第2の状態とに変化する普通可変入賞球装置8が設けられている。この普通可変入賞球装置8は、電動ヤクモノ式始動入賞口を構成しており、第1の状態に変化した後所定期間(たとえば5.9秒)の経過または打玉の所定個数(6個)の入賞のうちいずれか早いほうの条件が成立することにより第2の状態に切替わり打玉が入賞できない状態になる。なお、この普通可変入賞球装置8が第2の状態になれば、打玉がまったく入賞できないのではなく入賞しにくいように構成してもよい。また、第1の状態として所定期間開成させる代わりに所定回数を開閉させるようにしてもよい。」

「【0012】遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が始動通過口5a,5bを通過すれば、その通過玉が始動通過玉検出器6a,6bにより検出され、その検出出力に基づいて普通可変表示装置4の左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cが可変開始し、所定時間の経過により、左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cの順序で可変表示が停止する。……
【0013】遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が普通可変入賞球装置8に入賞すれば始動入賞玉検出器11により検出され、その検出出力に基づいて特別可変表示装置14が可変開始される。なお、この始動入賞玉検出器11は、普通可変入賞球装置8内に入賞した入賞玉の個数を計数するための検出スイッチにも兼用される。さらに、打込玉が始動入賞口12に入賞すればその入賞玉が始動入賞玉検出器13により検出され、その検出出力に基づいて特別可変表示装置14が可変開始される。この特別可変表示装置14の可変表示は、所定時間の経過により、左特別図柄表示部14a,右特別図柄表示部14c,中特別図柄表示部14bの順序で停止する。……
【0014】普通可変表示装置4の可変停止時の表示結果が予め定められた識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)となれば、普通可変入賞球装置8の可動部材9が開成して第1の状態になる。この普通可変入賞球装置8への打玉の入賞確率が向上して特別可変表示装置14が可変開始される確率が向上する。この特別可変表示装置14には、中央横およびななめ右上りおよびななめ右下がりの合計3列の当り列(組合せ有効列)が定められおり、この特別可変表示装置14の可変停止時の表示結果が、この3列の当り列上のいずれかにおいて特定の識別情報の組合せ(たとえば777等の大当り図柄)が成立した場合には特定遊技状態が発生し、特別可変入賞球装置17のソレノイド20が励磁されて開閉板19が開成した第1の状態となり、大当り状態となる。この開閉板19が開成すれば、打込玉が入賞領域18に進入可能となる。なお、第1の状態として、開閉板19を開成させる代わりに、開閉させてもよい。……
【0015】一方、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、確率変動用可変表示器24が所定時間(たとえば2秒)可変表示した後停止する。その停止時の表示結果が、たとえば3または7のぞろ目からなる確率向上図柄の場合に確率変動条件が成立して、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が予め定められた所定の識別情報(たとえば7,F,G等のいずれかの大当り図柄からなるぞろ目)となる確率が向上するように制御され、たとえば3,7以外の数字のぞろ目からなる確率向上図柄の場合に確率変動条件が成立して普通可変表示装置4の停止時の表示結果が予め定められた所定の識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)となる確率が向上するように制御される。なお、確率変動用の専用の表示器で確率変動図柄表示を行なってもよい。また、本実施例においては、普通可変表示装置4を7セグLEDにより構成し、特別可変表示装置を回転ドラム式の可変表示装置で構成したものを示したが、本発明はこれに限らず、両方の可変表示装置を回転ドラム式または7セグLEDで構成してもよく、さらに、一方または両方の可変表示装置を、液晶表示式可変表示装置,ドットマトリックス式可変表示装置,エレクトロルミネセンスを用いた可変表示装置、複数のランプが点灯走行して可変表示を行なうルーレット式可変表示装置、回転ディスク式可変表示装置等で構成してもよい。さらに、各図柄表示器4a,4b,4cあるいは各図柄表示部14a,14b,14cは1つまたは2つあるいは4つ以上の図柄表示器,図柄表示部で構成してもよい。さらに、これら可変表示装置は、通常時可変表示され、打玉の始動入賞等に基づいて直ちにあるいは所定時間後に停止制御されるものであってもよい。」

「【0019】図3は、前記各回転ドラムの外周に貼着された各ドラムシール47a,47b,47cに描かれた図形を展開した状態を示す展開図である。
【0020】左の回転ドラム46aのドラムシール47aには、6種類の左大当り図柄53a?58aを含む16個の図柄が描かれている。中央の回転ドラム46bのドラムシール47bには、6種類の中大当り図柄53b?58bを含む16個の図柄が描かれている。右の回転ドラム46cのドラムシール47cには、6種類の右大当り図柄53c?58cを含む16この図柄が描かれている。そして、この図3に示す1番左の列に示された数字やアルファベットは16進数で示された図柄No.であり、たとえば左大当り図柄53aは図柄No.「5」であり、中大当り図柄の53bで示された図柄は図柄No.が「1」であり、右大当り図柄58cで示された図柄の図柄No.は「F」である。これら大当り図柄のうち同じ種類の図柄が前記3本の当り列上に揃えば、前述したように、特別可変入賞球装置17が第1の状態に駆動制御されて大当り状態が発生する。」

「【0023】図5は、パチンコ遊技機に使用される制御回路を示すブロック図である。パチンコ遊技機の制御回路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路64を有する。この基本回路64には、メインCPU,RAM,ROM,入出力回路,サウンドジェネレータ等が含まれている。……」

「【0025】次に、基本回路64からは以下に述べる各種回路や機器に対し制御信号が出力される。
【0026】音回路68を介してスピーカ62に音発生用の制御信号が出力される。セグメント・LED回路69を介して、確率変動用可変表示器24,入賞個数表示器25,左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4c,始動通過記憶表示器7,始動入賞記憶表示器15,当り列表示LED16,飾りLED(A)27,飾りLED(B)28,V表示LED26にそれぞれ表示用の制御信号が出力される。……」

「【0076】一方、S105により大当りフラグが「大当り」にセットされていると判断された場合にはS107に進み、ランダム1カウンタおよびランダム4カウンタの当たり判定の際の当り範囲を通常の値にする処理が行なわれる。すなわち、本実施例では、確率向上状態は特別可変表示装置で大当りが発生することにより終了する。その結果、前記S37による当り外れの判断をする場合には、ランダム4カウンタの取り得る範囲の値の中の1つの値のみが大当りと判断されることになる。……」

「【0083】……一方、開放回数が最大に達している場合またはV入賞フラグがセットされていない場合にはS125に進み、開放回数カウンタをクリアし、大当り情報をOFF出力にセットし、1次抽選フラグをクリアする処理が行なわれる。つまり、V入賞フラグがセットされていない場合には可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続させる繰返継続制御が行なわれないのであり、また、たとえV入賞フラグがセットされている場合であっても開放回数が既に最大に達している場合にはそれ以上繰返継続制御が行なわれないのであり、そのために、S125による処理が行なわれる。次にS126に進み、現在のランダム2カウンタのカウント値を判定し、S127により、そのカウント値が、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が当り図柄となる確率を向上させる高確率状態を開始させる値になっているかの判断が行なわれる。YESと判断された場合には、S128に進み、確率変動用可変表示器24(図1参照)の停止図柄の左と右を共に3または7のいずれかのぞろ目にセットする処理が行なわれS135に進む。一方、S126による判定の結果ランダム2カウンタのカウント値が、普通可変表示装置4(図1参照)の停止時の表示結果が当りとなる確率を向上させる高確率状態を開始する値になっているか否かの判断が行なわれ、なっている場合にはS130に進み、確率変動用可変表示器24の停止図柄の左と右を共に、0,1,2,4,5,6,8,9,のいずれかのぞろ目にセットする処理が行なわれてS134に進む。つまり、確率変動用可変表示器24の停止時の表示結果が「33」または「77」の場合には特別可変表示装置14が高確率で大当りが発生するように制御されるのであり、また、確率変動用可変表示器24の停止時の表示結果が「00」,「11」,「22」,「44」,「55」,「66」,「88」,「99」のいずれかであった場合には、普通可変表示装置4が高確率で大当りが発生するように制御されるのである。
【0084】次に、S126による判定結果、特別図柄高確率開始値でもなく普通図柄高確率開始値でもなかった場合には、S131により、現在のランダム1カウンタのカウント値に従って確率変動用可変表示器24の停止図柄がセットされる。なお、ランダム1カウンタのとり得る値は0?99であるから確率変動用可変表示器24の停止図柄の組合せ総数に対応していることになる。そして、その結果、たまたま左図柄と右図柄とが等しくなっている場合には、S132によりYESの判断がなされてS133により右図柄を強制的に「1」ずらして左図柄と右図柄とが一致しないように制御される。次にS134に進み、確率変動図柄LEDタイマをクリアし、プロセスタイマBに左停止基本時間をセットし、特別図柄プロセスフラグを「16」に更新する処理が行なわれる。この確率変動図柄LEDタイマは、確率変動図柄LEDを順次可変表示制御する際に必要となる時間を計時するためのものであり、後述するS138により確率変動図柄LEDが回転表示を開始する以前において一旦クリアされる。プロセスタイマBにセットされる左停止基本時間はたとえば2秒程度の時間であり、この停止基本時間が経過した段階で確率変動用可変表示器における左の確率変動図柄LEDの停止制御に移行する。次にS135に進み、可変入賞球装置に入賞した入賞玉の個数が「0」であるか否かの判断が行なわれ、「0」でなければS137に進み、入賞個数とV入賞フラグをクリアする処理が行なわれる。一方、可変入賞球装置が開成している最中にパチンコ玉が1個も入賞しないということは、その可変入賞球装置内に入賞したパチンコ玉を検出する10カウントスイッチの故障あるいは不正が考えられるため、そのような場合にはS136に進み、10カウントエラーのセット処理が行なわれた後にS137に進む。
【0085】S134により特別図柄プロセスフラグが「16」にセットされているために、次回のプログラムの実行に際してはS33に示した確率変動図柄停止処理のサブルーチンプログラムが実行される。この確率変動図柄停止処理のサブルーチンプログラムは、図24に示されており、まず、S138により確率変動図柄LEDを回転させて確率変動用可変表示器24(図1参照)を可変表示させる。次にS139に進み、プロセスタイマBが終了したか否かの判断が行なわれる。このプロセスタイマBは、S134に従って左停止基本時間がセットされており、そのセットされている左停止基本時間が終了した段階でS140に進み、確率変動図柄LEDで表示される表示図柄を、前記S128またはS130あるいはS131によりセットされている停止図柄にしてその停止図柄を停止表示するとともに、特別図柄プロセスフラグを「1」歩進する。次にS141に進み、特別図柄プロセスフラグが「18」であるか否かの判断がなされる。この段階では、特別図柄プロセスフラグは「17」になっているために、S142に進み、プロセスタイマBに図柄停止待ち時間がセットされる。この図柄停止待ち時間は、左図柄が停止した後所定時間経過させてから右図柄を停止させるための待ち時間であり、たとえば0.5秒程度の時間である。
【0086】次回以降のプログラムの実行に際して、S139において、プロセスタイマBにセットされている図柄停止待ち時間が終了した段階でS140に進む。その結果、右図柄が停止されるとともに特別図柄プロセスフラグが「1」歩進されるために、特別図柄プロセスフラグが「18」になり、S143に進む。S143では、確率変動図柄LEDで表示される左図柄と右図柄とが一致するか否かの判断が行なわれ、一致しない場合には特別図柄プロセスフラグを「0」に更新する。その結果、次回のプログラムの実行に際してはS23に進むこととなる。一方、左図柄と右図柄とが一致する場合にはS144に進み、左図柄が「3」または「7」であるか否かの判断がなされる。左図柄が「3」または「7」の場合には、確率変動用可変表示器で表示される図柄が「33」または「77」となるのである。その場合には、S146に進み、ランダム1カウンタの当りの範囲を前述した高確率時の値に変更する処理がなされる。その結果、特別可変表示装置の停止時の表示結果が当り図柄となる確率が10倍に向上する。一方、左図柄が「3」以外でかつ「7」以外の場合、すなわち、0,1,2,4,5,6,8,9のいずれかであった場合には、S145に進み、ランダム4カウンタの当りの範囲を前述した高確率時の値に変更する処理がなされる。その結果、普通可変表示装置4(図1参照)の停止時の表示結果が当り図柄となる確率が10倍に向上する。なお、S145またはS146の処理において記載は省略されているが当り音データをセットして確率が向上したことをスピーカ62から遊技者に報知するように構成されている(図28の効果音J)
次に、S147に進み、特別図柄プロセスフラグが「0」に更新される。S126?S130,S143?S146により、前記表示部の表示結果が所定の識別情報となった場合に、前記可変表示部の表示結果が特定の識別情報となる確率を変動させる確率変動手段が構成されている。」

「【0087】図28は、各種遊技状態に合わせて表示制御される各種表示装置の表示態様ならびにスピーカから発せられる効果音の種類を表わした表を示す図である。
【0088】図28における一番左の列は、パチンコ遊技機の動作状態を示したものであり、上から順番に説明すると、電源投入時,パチンコ玉の始動口通過時すなわち始動通過口5a,5bへのパチンコ玉の通過時,普通図柄すなわち普通可変表示装置4の停止後(当り以外の場合),普通電役すなわち普通可変入賞球装置8の開放前,普通電役開放時,パチンコ玉の始動口入賞時すなわちパチンコ玉の普通可変入賞球装置8や始動入賞口12への入賞時,リーチ時,特別図柄すなわち特別可変表示装置14の停止後(大当り以外の場合),大当り状態における可変入賞球装置17の開放前,大当り状態における特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞前、大当り状態における特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞後,大当り状態における可変入賞球装置17の開放後である。
【0089】図28中、(a)や(a′)や(b)は、飾りLED(B)やV表示LED26等の各種表示装置の点滅表示状態の種類を示したものである。すなわち、(a)は、128msだけOFF状態となった後128msだけON状態となるタイミングで点滅制御されることを意味し、(a′)は、まず128msだけON状態となり次に128msだけOFF状態となるタイミングで点滅制御されることを意味する。(b)は、256msだけON状態となり、次に256msだけOFF状態となるタイミングで点滅制御され、(b′)は、まず256msだけOFF状態となり、次に256msだけON状態となるタイミングで点滅制御されることを意味する。(c)は、512msだけON状態となり次に1536msだけOFF状態となるタイミングで点滅制御されることを意味する。(d)は、1024msを1周期として点滅制御されることを意味する。(e)は、512msだけON状態となり次に512msだけOFF状態となるタイミングで点滅制御されることを意味する。(f)は、768msだけOFF状態となり次に256msだけON状態となるタイミングで点滅制御されることを意味する。(f′)は、まず256msだけON状態となり次に768msだけOFF状態となるタイミングで点滅制御することを意味する。」

「【0112】また、本実施例では、特別可変表示装置14の表示結果が特定の識別情報の組合せとなって大当りが発生しその大当りが終了したときに確率変動用可変表示器を可変表示・停止させるようにしたが、確率変動用可変表示器の可変開始・可変停止の条件は、たとえば遊技領域に設けられた所定の通過領域をパチンコ玉が通過したことや発射玉数や打込玉数が所定数に達したこと、あるいは特別可変表示装置14や普通可変表示装置4の表示結果が所定の表示結果になったこと等、どのような条件であってもよい。」

上記記載事項及び図面によれば、先願明細書には次の発明(以下、「先願発明」という。)が記載されているものと認められる。
「複数種類の識別情報が可変表示可能で、遊技領域2に設けられた普通可変入賞球装置8に入賞すれば可変開始され、所定時間の経過により可変表示が停止する特別可変表示装置14と、
該特別可変表示装置14の可変停止時の表示結果が、特定の識別情報の組合せが成立した場合には特定遊技状態が発生し、開閉板19が開成し、打込玉が入賞領域18に進入可能な大当り状態となる特別可変入賞球装置17と、
複数種類の識別情報が可変表示可能で、前記遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が始動通過口5a,5bを通過すれば、左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cが可変開始し、所定時間の経過により可変表示が停止する普通可変表示装置4と、
該普通可変表示装置4の可変停止時の表示結果が予め定められた識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)となれば、可動部材9が開成して、前記普通可変入賞球装置8への打玉の入賞確率が向上して前記特別可変表示装置14が可変開始される確率が向上する前記普通可変入賞球装置8と、
普通電役すなわち前記普通可変入賞球装置8の開放前,前記普通電役開放時,大当り状態における前記特別可変入賞球装置17の開放前,大当り状態における特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞前、大当り状態における前記特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞後,大当り状態における前記可変入賞球装置17の開放後等の各種遊技状態に合わせて表示制御される各種表示装置とからなり、
前記普通可変表示装置4を7セグLEDにより構成し、前記特別可変表示装置を回転ドラム式の可変表示装置で構成したものに限らず、両方の可変表示装置を回転ドラム式または7セグLEDで構成してもよく、さらに、一方または両方の可変表示装置を、液晶表示式可変表示装置,ドットマトリックス式可変表示装置,エレクトロルミネセンスを用いた可変表示装置、複数のランプが点灯走行して可変表示を行なうルーレット式可変表示装置、回転ディスク式可変表示装置等で構成してもよいものであり、
確率変動条件が成立して、前記予め定められた所定の識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)が前記普通可変表示装置4の停止時の表示結果となる確率が向上するパチンコ遊技機において、
前記特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、確率変動図柄LEDを所定時間可変表示した後停止する確率変動用可変表示器24とを設け、
パチンコ遊技機の制御回路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路64を有し、この基本回路64には、メインCPU,RAM,ROM,入出力回路等が含まれ、基本回路64からはセグメント・LED回路69を介して、確率変動用可変表示器24,左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cにそれぞれ表示用の制御信号が出力されるものであり、
前記確率変動用可変表示器24の停止時の表示結果が、たとえば3,7以外の数字のぞろ目からなる確率向上図柄の場合に、前記予め定められた所定の識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)が前記普通可変表示装置4の停止時の表示結果となる確率が向上するように制御されるものであり、
前記確率変動用可変表示器24の可変開始・可変停止の条件は、たとえば遊技領域に設けられた所定の通過領域をパチンコ玉が通過したことや発射玉数や打込玉数が所定数に達したこと、あるいは前記特別可変表示装置14や前記普通可変表示装置4の表示結果が所定の表示結果になったこと等、どのような条件であってもよく、
確率向上状態は前記特別可変表示装置14で大当りが発生することにより終了するパチンコ遊技機。」

3.対比
本願発明を先願発明と比較する。
先願発明の「遊技領域2」は本願発明の「遊技盤面」に相当し、以下同様に、「普通可変入賞球装置8」は「特別始動口」に、「特別可変表示装置14」の「識別情報」は「特別識別情報」に、「特別可変表示装置14」において「可変開始され、所定時間の経過により可変表示が停止する」は「特別ゲームを行なう」に、「特別可変表示装置14」は「特別図柄表示装置」に、「特定の識別情報の組合せ」は「予め定められた特定識別情報」に、「入賞領域18」は「大入賞口」に、「特定遊技状態が発生し、開閉板19が開成し、打込玉が入賞領域18に進入可能な大当り状態となる」は「遊技者に有利な権利を発生させる」に、「特別可変入賞球装置17」は「可変入賞球装置」に、「遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が始動通過口5a,5bを通過」は「特別始動口とは異なる普通始動口への入賞」に、「普通可変表示装置4」の「識別情報」は「特別識別情報とは異なり予め定められた普通識別情報」に、「普通可変表示装置4」は「普通図柄表示装置」に、「予め定められた識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)」は「特有識別情報」に、「可動部材9が開成して、前記普通可変入賞球装置8への打玉の入賞確率が向上して前記特別可変表示装置14が可変開始される確率が向上する」は「前記可変入賞球装置による前記権利とは異なる権利を発生させ」るに、「普通可変入賞球装置8」は「普通電動役物」に、「確率変動条件が成立して」「確率が向上する」は「所定条件に応じて上位確率または下位確率に変動する」に、「パチンコ遊技機」は「パチンコ機」に、「確率変動用可変表示器24」は「普通図柄当たり確率決定用表示装置」に、「3,7以外の数字のぞろ目からなる確率向上図柄」は「特典識別情報」にそれぞれ相当する。

そして、先願発明は、普通電役すなわち前記普通可変入賞球装置8の開放前,普通電役開放時,大当り状態における可変入賞球装置17の開放前,大当り状態における特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞前、大当り状態における特定入賞口21へのパチンコ玉の入賞後,大当り状態における可変入賞球装置17の開放後等の各種遊技状態に合わせて表示制御される各種表示装置を備えるものであるから、大入賞口開放表示灯及び普通電動役物開放表示灯を有するものといえる。

また、先願発明は、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、確率変動図柄LEDを所定時間可変表示した後停止する確率変動用可変表示器24を設け、パチンコ遊技機の制御回路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路64を有し、この基本回路64には、メインCPU,RAM,ROM,入出力回路等が含まれ、基本回路64からはセグメント・LED回路69を介して、確率変動用可変表示器24に表示用の制御信号が出力されるものであるから、予め定められた条件が満足されたときに、確率決定識別情報に係るデータに基づいて、複数種の確率決定識別情報のいずれかを表示する普通図柄当たり確率決定用表示装置を備えるものといえる。

そのうえ、先願発明は、普通図柄当たり確率決定用表示制御装置は明示されていないが、「確率変動用可変表示器24の停止時の表示結果が、たとえば3,7以外の数字のぞろ目からなる確率向上図柄の場合に、前記予め定められた所定の識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)が前記普通可変表示装置4の停止時の表示結果となる確率が向上するように制御されるもの」であるから、「普通図柄当たり確率決定用表示装置に予め定められた特典識別情報が表示されたときに前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を設定する普通図柄当たり確率決定用表示制御装置」を備えたものといえる。

さらに、先願発明は、
「前記特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、所定時間可変表示した後停止する確率変動用可変表示器24とを設け、
前記確率変動用可変表示器24の停止時の表示結果が、たとえば3,7以外の数字のぞろ目からなる確率向上図柄の場合に、前記予め定められた所定の識別情報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ目)が前記普通可変表示装置4の停止時の表示結果となる確率が向上するように制御されるものであり、」
「確率向上状態は特別可変表示装置で大当りが発生することにより終了する」ものであるから、
「確率決定識別情報を普通図柄当たり確率決定用表示装置に変動表示させ、前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に停止表示させ、権利処理中は前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を前記下位確率に設定する」ものといえる。

すると、本願発明と先願発明とは、
「遊技盤面に設けられた特別始動口への入賞に基いて予め定められた複数種の特別識別情報のいずれかを表示する特別ゲームを行なう特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に予め定められた特定識別情報が表示されたときに大入賞口を開放させると共に大入賞口開放表示灯を点灯表示して遊技者に有利な権利を発生させる可変入賞球装置と、
前記特別始動口とは異なる普通始動口への入賞に基いて前記特別識別情報とは異なり予め定められた普通識別情報のいずれかを表示する普通図柄表示装置と、
該普通図柄表示装置に予め定められた特有識別情報が表示されたときに前記可変入賞球装置による前記権利とは異なる権利を発生させ、該権利中であることを報知する普通電動役物開放表示灯を有する普通電動役物とからなり、
前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率が所定条件に応じて上位確率または下位確率に変動するパチンコ機において、
予め定められた条件が満足されたときに、確率決定識別情報に係るデータに基づいて、複数種の確率決定識別情報のいずれかを表示する普通図柄当たり確率決定用表示装置と、
該普通図柄当たり確率決定用表示装置に予め定められた特典識別情報が表示されたときに前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を設定する普通図柄当たり確率決定用表示制御装置とを設け、
前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に変動表示させ、前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に停止表示させ、前記権利処理中は前記特有識別情報が前記普通図柄表示装置に表示される確率を前記下位確率に設定するパチンコ機。」
の点で一致し、以下の点で一応相違する。

<相違点1>
特別図柄表示装置において、本願発明では、特別ゲームを行なっていないときは特別識別情報とは異なるデモンストレーション画面の表示を行なうものであるのに対して、先願発明ではそのような構成を備えていない点。

<相違点2>
本願発明は、特別識別情報、普通識別情報およびデモンストレーション画面を記憶している記憶手段の中から、前記特別識別情報、普通識別情報およびデモンストレーション画面の各データとは異なる確率決定識別情報に係るデータに基づいて、複数種の確率決定識別情報のいずれかを表示するものであるのに対して、先願発明は、パチンコ遊技機の制御回路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路64を有し、この基本回路64には、メインCPU,RAM,ROM,入出力回路等が含まれ、基本回路64からはセグメント・LED回路69を介して、確率変動用可変表示器24,左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cにそれぞれ表示用の制御信号が出力されるものであり、また、普通可変表示装置4を7セグLEDにより構成し、特別可変表示装置を回転ドラム式の可変表示装置で構成したものに限らず、両方の可変表示装置を回転ドラム式または7セグLEDで構成してもよく、さらに、一方または両方の可変表示装置を、液晶表示式可変表示装置,ドットマトリックス式可変表示装置,エレクトロルミネセンスを用いた可変表示装置、複数のランプが点灯走行して可変表示を行なうルーレット式可変表示装置、回転ディスク式可変表示装置等で構成してもよいものである点。

<相違点3>
本願発明は、遊技者に有利な権利の発生した時点で確率決定識別情報を普通図柄当たり確率決定用表示装置に変動表示させ、前記遊技者に有利な権利の終了した時点で前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に停止表示させるものであるのに対して、先願発明は、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、所定時間可変表示した後停止する確率変動用可変表示器24を設けたものであり、確率変動用可変表示器の可変開始・可変停止の条件は、たとえば遊技領域に設けられた所定の通過領域をパチンコ玉が通過したことや発射玉数や打込玉数が所定数に達したこと、あるいは特別可変表示装置14や普通可変表示装置4の表示結果が所定の表示結果になったこと等、どのような条件であってもよいものである点。

4.当審の判断
<相違点1について>
特別図柄表示装置において、特別ゲームを行なっていないときは特別識別情報とは異なるデモンストレーション画面の表示を行なう点は、例えば、特開平3-55080号公報(データ転送制御により……デジタル52に普段動作のディスプレイ表示を行う。第11頁左上欄第5?14行目参照。)、特開平2-124191号公報(呼び込み表示。第9頁右上欄第2行目?同頁右下欄第12行目、及び、第11頁右下欄第16行目?第12頁右上欄第3行目参照。)に記載されているように周知技術である。そして、相違点1に係る差違は周知技術の付加であって新たな効果を奏するものではないので、課題解決のための具体化手段における微差にすぎない。

<相違点2について>
先願発明のパチンコ遊技機の制御回路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従って動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路64を有し、この基本回路64には、メインCPU,RAM,ROM,入出力回路等が含まれ、基本回路64からはセグメント・LED回路69を介して、確率変動用可変表示器24,左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cにそれぞれ表示用の制御信号が出力されるものであり、また、普通可変表示装置4、特別可変表示装置、両方の可変表示装置を7セグLEDで構成してもよく、さらに、両方の可変表示装置を、液晶表示式可変表示装置,ドットマトリックス式可変表示装置,エレクトロルミネセンスを用いた可変表示装置等で構成してもよいものであるから、先願発明の特別可変表示装置、普通可変表示装置4及び確率変動用可変表示器24のいずれもLEDで構成する場合に、それぞれの識別情報データに基づいて表示制御を行うためには、それぞれの識別情報データを基本回路64に含まれるROM等の記憶手段に記憶する必要があることは当業者に自明な事項である。してみると、先願発明においても、特別識別情報、普通識別情報を記憶している記憶手段の中から、前記特別識別情報、普通識別情報の各データとは異なる確率決定識別情報に係るデータに基づいて、複数種の確率決定識別情報のいずれかを表示するものであることは当業者に自明な事項である。
また、デモンストレーション画面の表示を行う場合には、デモンストレーション画面のデータを基本回路64に含まれるROM等の記憶手段に記憶する必要があることも同様であるので、デモンストレーション画面のデータに関わる差違は、上記<相違点1の検討について>で述べたように周知技術の付加であって、新たな効果を奏するものではないので、課題解決のための具体化手段における微差にすぎない。

<相違点3について>
先願発明は、特別可変表示装置14の停止時の表示結果が大当り図柄となり、大当り状態が発生してその大当り状態が終了したときに、所定時間可変表示した後停止する確率変動用可変表示器24を設けたものであり、確率変動用可変表示器の可変開始の条件は、特別可変表示装置14の表示結果が所定の表示結果になったことであってもよいものであるから、確率変動用可変表示器の可変開始の条件を、特別可変表示装置14の表示結果が所定の表示結果になったこととすれば、遊技者に有利な権利の発生した時点で確率決定識別情報を普通図柄当たり確率決定用表示装置に変動表示させ、前記遊技者に有利な権利の終了した時点で前記確率決定識別情報を前記普通図柄当たり確率決定用表示装置に停止表示させるものといえ、相違点3に係る差違は存在しない。

5.むすび
以上のとおり、本願発明は、先願発明と同一であり、しかも、本願発明の発明者が上記先願発明の発明者と同一であるとも、また、本願の出願時に、その出願人が上記他の出願の出願人と同一であるとも認められないので、本願発明は、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができない。
したがって、本願は、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく拒絶をすべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-08-29 
結審通知日 2007-09-05 
審決日 2007-09-19 
出願番号 特願2001-117015(P2001-117015)
審決分類 P 1 8・ 161- WZ (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 澤田 真治小林 英司  
特許庁審判長 小原 博生
特許庁審判官 藤田 年彦
林 晴男
発明の名称 パチンコ機  
代理人 小野塚 薫  
代理人 中村 壽夫  
代理人 宮崎 嘉夫  
代理人 萼 経夫  

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