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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G06F
審判 査定不服 4号2号請求項の限定的減縮 特許、登録しない。 G06F
管理番号 1172276
審判番号 不服2003-10351  
総通号数 99 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-03-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2003-06-05 
確定日 2008-02-07 
事件の表示 特願2000-149630「情報発信方法および情報発信システム」拒絶査定不服審判事件〔平成13年11月30日出願公開、特開2001-331500〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続きの経緯
本願は、平成12年5月22日の出願であって、平成15年5月1日に拒絶査定がなされ、これに対して同年6月5日に拒絶査定を不服とする審判請求がなされるとともに、同年7月7日に手続き補正がなされたものである。

2.平成15年7月7日付けの手続補正の却下について

[補正却下の決定の結論]
平成15年7月7日付けの手続補正を却下する。

[理由]
平成15年7月7日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)により、特許請求の範囲は、
補正前の
「【請求項1】 情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信する方法において、
1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号とそれらを統合する統合番号を前記情報受信側毎に前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて情報受信番号管理センタに予め登録し、
前記情報発信側から前記統合番号とともに、前記情報受信側の前記情報受信部が前記電話、前記ァクシミリあるいは前記コンピュータであるかを示す文字を、前記情報受信番号管理センタに送信し、
前記情報発信側から送信された前記統合番号の有無を確認し、
前記統合番号が存在するとき、前記情報受信番号管理センタは前記文字に対応する前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を選択し、
前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信することを特徴とする情報発信方法。
【請求項2】 前記情報は、音声データ、文字データ、あるいは画像データであることを特徴とする請求項1に記載の情報発信方法。
【請求項3】 前記情報受信番号は、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、あるいはURLであることを特徴とする請求項1に記載の情報発信方法。
【請求項4】 情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信するシステムにおいて、
複数の前記情報受信番号とそれらを統合する統合番号を前記情報受信側毎に前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて記憶部に記憶し、前記情報発信側から前記統合番号とともに前記情報受信側の前記情報受信部が前記電話、前記ファクシミリあるいは前記コンピュータであるかを示す文字が送信された場合、送信された前記統合番号が存在するとき、前記文字に対応する前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信する情報受信番号管理センタと、
前記統合番号とともに前記文字を前記情報受信番号管理センタに送信し、前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信する情報発信手段とを備えたことを特徴とする情報発信システム。
【請求項5】 前記情報は、音声データ、文字データ、あるいは画像データであることを特徴とする請求項4に記載の情報発信システム。
【請求項6】 前記情報受信番号は、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、あるいはURLであることを特徴とする請求項4に記載の情報発信システム。」
から、
「【請求項1】 情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信する方法において、
1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号とそれらを統合し、かつ所定の前記情報受信側を特定する部分と前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号のうち所定の前記情報受信番号を特定する部分とからなるものである統合番号とを前記情報受信側毎に情報受信番号管理センタに予め登録し、前記情報発信側から送信された前記統合番号の有無を確認し、前記統合番号が存在するとき、前記情報受信番号管理センタは前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を選択し、前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信することを特徴とする情報発信方法。
【請求項2】 前記情報受信番号管理センタは、前記統合番号を送信した前記情報発信側が正規登録のものであるか否かを認証して前記情報受信番号の返信が可能であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の情報発信方法。
【請求項3】 前記情報受信番号は、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、あるいはURLであることを特徴とする請求項1に記載の情報発信方法。
【請求項4】 情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信するシステムにおいて、
複数の前記情報受信番号とそれらを統合し、かつ所定の前記情報受信側を特定する部分と前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号のうち所定の前記情報受信番号を特定する部分とからなるものである統合番号とを前記情報受信側毎に記憶部に記憶し、前記情報発信側から前記統合番号を発信した場合に、送信された前記統合番号が存在するとき、前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信する情報受信番号管理センタと、前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信する情報発信手段とを備えたことを特徴とする情報発信システム。
【請求項5】 前記情報受信番号管理センタは、前記統合番号を送信した前記情報発信側が正規登録のものであるか否かを認証して前記情報受信番号の返信が可能であるか否かを判断するものであることを特徴とする請求項4に記載の情報発信システム。
【請求項6】 前記情報受信番号は、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、あるいはURLであることを特徴とする請求項4に記載の情報発信システム。」と補正された。
本件補正は、請求項1において、「1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号とそれらを統合する統合番号を前記情報受信側毎に前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて情報受信番号管理センタに予め登録し」であったものから、「1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号とそれらを統合し、かつ所定の前記情報受信側を特定する部分と前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号のうち所定の前記情報受信番号を特定する部分とからなるものである統合番号とを前記情報受信側毎に情報受信番号管理センタに予め登録し」と、「前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて」の限定を削除すると共に、「前記情報発信側から前記統合番号とともに、前記情報受信側の前記情報受信部が前記電話、前記ァクシミリあるいは前記コンピュータであるかを示す文字を、前記情報受信番号管理センタに送信し」の限定を削除するものであるから、請求項の減縮を目的としたものといえない。
また、上記削除された限定の部分は、技術的意味は明確であるので、本件補正は、誤記の訂正、明りょうでない記載の釈明を目的としたものということはできない。
さらに、本件補正は、請求項の削除を目的としたものともいえない。
してみると、本件補正は、平成15年改正前特許法第17条の2第4項第1号?第4号に規定する事項を目的とするものではなく、同法第17条の2第4項の規定に違反してなされたものであるから、同法第159条第1項の規定により読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
(1)平成15年7月7日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?6に係る発明は、平成15年3月24日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?6に記載された事項により特定されるところ、請求項1に係る発明は、以下のとおりのものである(以下、請求項1に係る発明を「本願発明」という。)。
「【請求項1】 情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信する方法において、
1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号とそれらを統合する統合番号を前記情報受信側毎に前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて情報受信番号管理センタに予め登録し、
前記情報発信側から前記統合番号とともに、前記情報受信側の前記情報受信部が前記電話、前記ファクシミリあるいは前記コンピュータであるかを示す文字を、前記情報受信番号管理センタに送信し、
前記情報発信側から送信された前記統合番号の有無を確認し、
前記統合番号が存在するとき、前記情報受信番号管理センタは前記文字に対応する前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を選択し、
前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信することを特徴とする情報発信方法。」
請求項1中の「前記ァクシミリ」は、誤記であり、正しくは「前記ファクシミリ」であると認定した。

(2)引用例
(2-1)原査定の拒絶の理由に引用された特開平9-16608号公報(以下、「引用例1」という。)には、
ア 「【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席および個人情報を表示する座席・個人情報表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会社内で電話しようとする場合、社内電話帳を調べてその部署の該当する氏名の人の電話番号を見つけ、この電話番号に電話するようにしていた。この際、電話をしようとした人が席に不在の場合には電話に応対した人に伝言を依頼していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来は、会社内で電話しようとした場合、社内電話帳を見て、所属部署の該当する氏名の人の電話番号を見つけ、この電話番号に発呼してその人と話すという、所属部署から電話番号を知るという方法に頼っていたため、いずれのビルのいずれの階のいずれの場所にその人の席があるのかを知ることができないという問題があった。強いてこれらの所属部署毎の紙の配置図を会社全体について作成するのは多大は手数が必要となってしまうと共に、所属部署から該当する氏名の人の場所を探す(特に、複数のビルに別れていた場合にいずれのビルのいずれの階のどの場所かを探す)ことも大変であるという問題があった。
【0004】また、社内電話番号帳から該当する人の電話番号を見つけ、発呼して該当する人が席に不在で電話にでない場合、同じ部署のできるだけ近くの人の電話番号に電話して伝言や専門事項の知識があれば教えてもらおうとしても、席の場所がわからず、できるだけ近い席の人と電話しようとしても、紙の所属部署毎の配置図から探していたのでは大変であるという問題があった。
【0005】また、電話しようとする人の顔と氏名とを対応づけて表示して確認したりできないという問題もあった。また、電話しようとする人の個人情報(パソコン通信ID、外線番号、内線番号などのその人固有の情報)を知ることができないという問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、座席番号に対応づけて座席位置、個人情報(氏名、電話番号、パソコンID、写真、部署など)や地図などを関連づけて登録しておき、その人の座席表、個人情報や地図などをビジュアルに表示することを目的としている。」(2頁1欄27行?2欄18行)、
イ 「【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。図1において、処理装置1は、各種処理を行うものであって、ここでは、座席表示手段2、個人情報表示手段3および通信手段4などから構成されるものである。
【0008】座標表示手段2は、座席を表示するものである。個人情報表示手段3は、個人情報を表示するものである。通信手段4は、通信するものである。
【0009】座席データベース5は、座席番号に対応づけて座席位置、個人情報、所在地、地図などを登録するものである。画面6、61、62は、座席表、個人情報などを表示するものである。
【0010】
【作用】本発明は、図1に示すように、座席表示手段2が個人情報(例えば氏名、電話番号、部署など)の指定に対応して、座席データベース5を検索して該当する座席位置を見つけて当該座席位置の属する座席表を表示すると共に座席表上で該当する座席を強調表示するようにしている。
【0011】この際、表示された座席表上の座席の選択に対応して個人情報表示手段3が座席データベース5を検索して該当する個人情報を見つけて画面上に表示するようにしている。
【0012】また、画面上に表示された個人情報中の電話番号のボタンの押下に対応して、通信手段4がこの電話番号に自動発呼するようにしている。また、画面上に表示された個人情報中の部署のボタンの押下に対応して、個人情報表示手段3が当該部署の詳細情報を表示すると共に必要に応じて当該部署の地図を表示するようにしている。」(2頁2欄19行?49行)、
ウ 「【0015】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。図1において、画面6は、氏名などの個人情報が指定されたときに、氏名などをキーに座席データベース5を検索してその座席の属する座席表、部署(部署名、ビル名、階数)、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン)などを表示したものである。
【0016】画面61は、画面6上の座席表中のいずれか1つを選択したことに対応して、当該座席の人の個人情報(氏名、所属、PC通信ID(電子メールID)、内線番号、FAX番号、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン)などを表示したものである。
【0017】画面62は、画面61上の所属を選択したことに対応して、当該所属の詳細情報(例えば部署名、所在地住所、ビル名、階、地図など)を表示したものである。」(3頁3欄8行?22行)、
エ 「【0018】次に、図2および図3のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。図2において、S1は、座席情報の登録を行う。これは、後述する図4に示すように、座席番号に対応づけて図示のように座席位置、氏名などを登録する。
【0019】S2は、氏名入力か判別する。これは、氏名が入力されたか判別する。YESの場合には、S3からS17の処理を行い、座席表の表示などを行う。一方、NOの場合には、図3のS21に進む。
【0020】S3は、S2のYESで氏名が入力されたと判明したので、入力された氏名に同性同名があるか判別する。YESの場合には、S4で同性同名の一覧(氏名、所属、顔写真などの一覧)を表示し、S5で1つ選択されたものについてS6以降の処理を行う。一方、S3のNOの場合には、同性同名がないと判明したので、S6以降の処理を行う。
【0021】S6は、座席データベース5から氏名をキーに地図番号の地図のレイアウトと部署を表示する。これは、例えば図1の画面6に示すように、入力された氏名をキーに座席データベース5を検索して該当するエントリの地図番号の地図のレイアウト(座席表)と、その部署(部署名、ビル名、階数など)を表示する。
【0022】S7は、その人の氏名、電話番号、写真を表示する。これは、S6で画面6上に表示した部署に加えて、個人情報である、その人の氏名、電話番号、写真(顔写真)を図1の画面61に示すように表示する。
【0023】S8は、その地図番号と同じレコードの氏名と電話番号を表示する。これは、S6の部署の表示、S7の氏名、電話番号、写真の表示に加えて、更に同じ地図番号の他のレコードの他の人の氏名と電話番号を表示する。
【0024】以上のS2のYES、S3からS8によって、図1の画面6に示すように、
・部署(部署名、ビル名、階数)
・座席表
・座席表中の入力された氏名の人の座席に氏名、電話番号、写真
・座席表中の他の座席に氏名、電話番号
が表示されることとなる。
【0025】S9は、個人情報の表示指示ありか判別する。YESの場合には、S11に進む。一方、NOの場合には、S10で座席表上でマウスを移動してマウスの位置情報をキーにその人の写真を表示する。これにより、座席表上の座席位置と、氏名と、その写真(顔写真)とを対応づけて見ることが可能となり、その人を確認できる。
【0026】S11は、S9のYESで個人情報の表示指示がありと判明したので、座席データベース5からその人の氏名、電話番号、写真、部署、PC通信ID、外線番号、FAX番号などの個人情報を別ウィンドウ(例えば図1の画面61)に拡大表示する。
【0027】S12は、部署情報の表示指示ありか判別する。これは、S11で表示した部署について、その詳細情報の表示指示がありか判別する。YESの場合には、S13で座席データベース5から部署の詳細情報を取り出して表示し、S14に進む。一方、NOの場合には、S14に進む。
【0028】S14は、TELボタンの選択ありか判別する。YESの場合には、S15で選択されている座席の人の電話番号に発呼し、S16に進む。一方、NOの場合には、S16に進む。
【0029】S16は、MAILボタンの選択ありか判別する。YESの場合には、S17で選択されている座席の人にMAIL(電子メール)を送信し、S11に戻る。一方、NOの場合には、S11に戻る。
【0030】以上のS9のYESで個人情報の表示指示があった場合、図1の画面61に示すように個人情報(画面6の座席表上で選択された座席の人の氏名、電話番号、写真、部署、PC通信ID、外線電話、FAX番号など)を表示し、更にこの画面61上で部署(所属)ボタン、TELボタン、MAILボタンなどが選択されたことに対応して部署の詳細情報を表示、電話番号を発呼、電子メールを送信などすることが可能となる。」(3頁3欄23行?4欄45行)、
オ 「【0035】尚、図2および図3でS2、S21、S23、S25、S27などで個別に氏名、部署、電話番号、PC通信ID、ビル名などの項目の1つを入力したが、これに限られることなく、複数の項目を入力して条件検索して該当する座席を強調表示したり、座席を表示したりするようにしてもよい。
【0036】図4は、本発明の座席データベース例を示す。これは、座席番号に対応づけて図示の下記の項目を登録するものである。
・座席位置(座席表上の座席位置)
・従業員氏名
・電話番号(内線)
・写真(当該氏名の人を認識できる顔写真)
・部署
・ビル名
・階
・PC通信ID(電子メールID)
・外線電話番号
・FAX電話番号
・部署所在地
・地図番号(案内地図や座席表の番号)
・その他
図5は、本発明の座席表(個人表示)例を示す。これは、既述した図1の画面6の他の表示例であって、図示の下記の項目を表示する。
【0037】・部署
・所在地(ビル名、階など)
・座席表
・座席表上の各席に個人情報(氏名、写真、電話番号、FAX番号など)
・その他(各種ボタン(TELボタン、MAILボタンなど)
図6は、本発明の個人情報表示例を示す。これは、既述した図1の画面61の他の表示例であって、図示の下記の項目を表示する。
【0038】・氏名
・写真
・部署
・電話番号(内線)
・PC通信ID
・外線電話番号
・FAX電話番号
・TELボタン
・MAILボタン
・その他」(4頁6欄8行?5頁7欄2行)が記載されている。
上記記載ア?オ及び図面第1図?第7図によれば、引用例1には「電話番号、PC通信ID(電子メールID)を用いて、電話番号を発呼、電子メールを送信する方法において、
座席データベース5に、座席番号に対応づけて、座席位置(座席表上の座席位置)、従業員氏名、電話番号(内線)、写真(当該氏名の人を認識できる顔写真)、部署、ビル名、階、PC通信ID(電子メールID)、外線電話番号、FAX電話番号、部署所在地、地図番号(案内地図や座席表の番号)、その他の項目を登録し、
氏名などの個人情報を入力し、
画面6は、氏名などの個人情報が指定されたときに、氏名などをキーに座席データベース5を検索してその座席の属する座席表、部署(部署名、ビル名、階数)、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン)などを表示し、
画面61は、画面6上の座席表中のいずれか1つを選択したことに対応して、当該座席の人の個人情報(氏名、所属、PC通信ID(電子メールID)、内線番号、FAX番号、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン))などを表示し、
更にこの画面61上でTELボタン、MAILボタンなどが選択されたことに対応して電話番号を発呼、電子メールを送信などすることを特徴とする電話番号を発呼、電子メールを送信する方法。」の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。

(2-2)原査定の拒絶の理由に引用された特開平11-66094号公報(以下、「引用例2」という。)には、
カ 「【0014】図1および図2は本発明の一実施形態にかかり、図1は、情報管理システムの概略構成図、図2は、サーバとクライアントとの間での交信の形態を示す概念図である。ここでの情報管理システムは、例えばクライアントサーバ型やピア・ツー・ピア型のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などにより構築される。
【0015】図中、1は情報登録装置としてのサーバ、2A?2Nは情報処理装置としてのクライアント、3は電話回線などの通信回線である。
【0016】サーバ1は、クライアント2A?2Nと通信回線3を介して交信するモデムなどの交信部11と、種々な人間の属性データが記録保持される記憶装置12と、下記する種々な処理を実行する制御部13とを備えている。前述の制御部13は、登録要求に応じて要求人の属性データを登録するとともに当該要求人に割り当てる固有番号(ID:identity)を発行通知する処理と、変更要求に応じて前記登録済みの属性データを変更する処理とを少なくとも実行する。前述の属性データとは、登録要求時に要求人から自己申告される氏名、会社名、所属、役職、会社連絡先、個人連絡先(住所、電話番号など)などである。
【0017】クライアント2A?2Nは、キーボードなどの入力装置21A?21Nと、磁気データやバーコードを読み取る読取装置22A?22Nと、サーバ1と通信回線3を介して交信するモデムなどの交信部23A?23Nと、種々な人間の属性データを整理した所要様式の名簿が記録保持される記憶装置24A?24Nと、下記する種々な処理を実行する制御部25A?25Nとを備えている。前述の制御部25A?25Nは、サーバ1に対して属性データを登録要求する処理と、サーバ1に対して登録済みの属性データを変更要求する処理と、所要の固有番号に基づいてサーバ1から当該固有番号に該当する属性データを引き出し、所要様式の名簿を作成する処理と、既に作成してある名簿の内容を変更する処理とを少なくとも実行する。」(3頁3欄43行?4欄28行)、
キ 「【0018】次に、上記情報管理システムの動作について説明する。
【0019】まず、種々な人間がクライアント2A?2Nからサーバ1に対して自身の属性データの登録を要求し、クライアント2A?2Nから属性データを入力すると、この属性データがサーバ1へ送信されて登録される。この後、サーバ1からクライアント2A?2Nに対して登録要求人それぞれに割り当てた固有番号を送信する。
【0020】このようにして登録が済んだ各人間は、例えば自身の所有する名刺に、サーバ1から発行通知された固有番号を、例えば磁気テープやバーコードなどの形態で付与する。
【0021】そして、前述の各人間の間で交流が生じて名刺を交換すると、名刺を受け取った第三者は、クライアント2A?2Nを用いて名簿を作成する。つまり、まず、第三者がクライアント2A?2Nを用いてサーバ1に対して属性データの引き出しを要求し、クライアント2A?2Nから固有番号を入力すると、サーバ1から該当する属性データがクライアント2A?2Nにダウンロードされる。これにより、クライアント2A?2Nは、サーバ1からダウンロードされた属性データを、所要様式の名簿に書き込む。
【0022】ところで、前述の名簿に記載された人間に関する属性、例えば氏名、会社名、所属、役職、会社連絡先、個人連絡先の少なくともいずれかが変更されたときには、当該人間がクライアント2A?2Nからサーバ1に登録してある属性データの変更手続きをする。つまり、まず、変更手続きする人間がクライアント2A?2Nからサーバ1に対して自身の属性データの変更を要求し、クライアント2A?2Nから変更する属性データを入力すると、この変更する属性データがサーバ1へ送信されて、既に登録されていた属性データを書き換える。
【0023】ここで、任意の時期に、各人間がクライアント2A?2Nからサーバ1と交信し、クライアント2A?2Nそれぞれに保有する名簿に記載してある人間に関する属性データの変更がないか否かを照会する。この照会により、サーバ1に登録してある各人間の属性データのうち、変更されているものが存在するときは、その変更されている属性データがサーバ1からクライアント2A?2Nにダウンロードされ、クライアント2A?2Nが保有する名簿中の該当する属性データを書き換える。」(3頁4欄29行?4頁5欄21行)、
ク 「【0024】以上説明したように、サーバ1に対して属性データを登録してある人間が第三者と交流して名刺を渡した場合、第三者は、名刺に記載してある固有番号から面倒な手間をかけずに簡単かつ迅速にサーバ1に登録してある属性データを記載した名簿を作成できるようになる。このように、第三者により、名刺の記載内容および名簿に記載されていない属性データをサーバ1から引き出させるようにしているから、名刺を渡した人間は、自身の属性を第三者にいちいち細かく報告する必要がなくなり、無駄を省けるようになる。
【0025】また、各人間は、自身の属性が変更したときに、サーバ1に対して変更手続きをとっておくようにするだけで、名簿を保有する人間が面倒な手間をかけずに簡単かつ迅速に更新した名簿を作成できるようになるなど、交流した人間の経歴や連絡先を簡単かつ迅速にして半永久的に認識できるようになる。このように、名簿の記載内容を変更する必要があるとき、サーバ1から変更済み属性データを引き出させるようにしているから、各人間は、自身の属性が変更したときに、すべての交流がある人間に対して属性変更を連絡せずに済むようになり、連絡に要する諸々の手間や費用を省けるようになる。
【0026】なお、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0027】(1) 上記実施形態では、名刺に対してサーバ1から発行通知された固有番号を、例えば磁気テープやバーコードなどの形態で付与するものとして説明しているが、このような名刺については、固有番号を視認性のある数桁ないし十数桁の数字や文字で付与し、光学的に読みとるようにしてもよく、また、例えば使い捨てICカードに名刺代わりのデータを記憶させるようにしてもよい。また、上記実施形態において、各人間がクライアント2A?2Nを所有している形態としているので、各人間がクライアント2A?2Nを介して交流することも考えられ、その交流において、前述の名刺の代わりに、固有番号を含むデータを交換するようにしてもよい。これでも、第三者は、交流した相手の固有番号に基づいて名簿を作成できるようになる。」(4頁5欄22行?6欄10行)、
ケ 「【0029】(3) 上記実施形態では、サーバ1を単一のものとして説明しているが、図3に示すように、複数のサーバ1A?1Nを備える構成とすることができる。例えば県庁所在地の公共施設などの複数箇所にサーバ1をそれぞれ配設することができ、各サーバ1相互間の通信をサーバ1の固有番号などで管理するようにすることが考えられる。この場合、サーバ1が発行する固有番号については、登録人を識別する情報の他に、サーバ1を識別する固有番号も付加するものとする。さらには、種々な企業、団体等自身がそれぞれサーバ1を保有するものとし、インターネット上の通信を通じて各クライアントと交信するようにしてもよい。この場合、例えばクライアントには、操作者がいちいちサーバ側へアクセスするのではなく、操作者がクライアントを起動するだけで、クライアント自身が保有する名簿に記載してある人間についての固有番号およびその人間が属性を登録してあるサーバの固有番号から、サーバの固有番号を読み取って、交信先のサーバを選択してアクセスし、この選択したサーバから対応する人間の属性データを取り出すようなソフトウエアを備えるものとすることができる。」(4頁6欄25?45行)が記載されている。

(2)対比
そこで、本願発明と引用発明とを対比する。
引用発明の「電話番号を発呼、電子メールを送信などする」側は、電話、電子メールを使い音声データ、文字データ等の情報を発信するのであるから「情報発信側」といえ、また、電話先、電子メールの送信先は、情報発信側からの情報を受信するのであるから、「情報受信側」といえる。そして、引用発明の「電話番号、PC通信ID(電子メールID)」は、「情報受信側」の情報を受信するための番号であるから、「情報受信側」の「情報受信番号」といえ、引用発明の「電話番号を発呼、電子メールを送信する」方法は、電話、電子メールを用いて、音声データ、文字データ等の情報を発信側から受信側に発信する方法であるから、「情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信する」方法といえる。
引用発明の「氏名などの個人情報」は、上位概念化すれば、情報受信側を特定するものであるから、「情報受信側特定情報」といえ、本願発明の「統合番号」も上位概念化すれば、統合したことにより情報受信側を特定するものであるから、「情報受信側特定情報」といえる。
引用発明の「座席データベース5」に座席番号に対応づけて登録された外線電話番号(電話番号(内線))、FAX電話番号、PC通信ID(電子メールID)は、「1つの情報受信側が保有する複数の情報受信番号」といえ、これら情報受信番号は、情報受信側毎に情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて「座席データベース5」に、予め登録されているものといえる。そして、引用発明の「座席データベース5」は、情報受信番号を管理記憶しているといえるから、上位概念化すると「情報受信番号管理記憶部」といえる。本願発明の「情報受信番号管理センタ」も、上位概念化すると「情報受信番号管理記憶部」といえる。
引用発明は、「氏名などの個人情報を入力し、画面6は、氏名などの個人情報が指定されたときに、氏名などをキーに座席データベース5を検索してその座席の属する座席表、部署(部署名、ビル名、階数)、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン)などを表示」し、「画面61は、画面6上の座席表中のいずれか1つを選択したことに対応して、当該座席の人の個人情報(氏名、所属、PC通信ID(電子メールID)、内線番号、FAX番号、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン))などを表示」するものであるから、(1)情報発信側から、氏名などの個人情報を、座席データベース5の送信しているといえ、(2)座席データベース5では、情報発信側から送信された氏名などの個人情報の有無を確認しているといえ、(3)氏名などの個人情報が存在するときは、その座席の属する座席表、部署(部署名、ビル名、階数)とともに情報受信番号であるPC通信ID(電子メールID)、内線番号、FAX番号を選択し、該選択された該情報を情報発信側に返信しているといえる。
引用発明は、「画面61は、画面6上の座席表中のいずれか1つを選択したことに対応して、当該座席の人の個人情報(氏名、所属、PC通信ID(電子メールID)、内線番号、FAX番号、TEL(電話ボタン)、MAIL(電子メールボタン))などを表示し、更にこの画面61上でTELボタン、MAILボタンなどが選択されたことに対応して電話番号を発呼、電子メールを送信などする」こと、内線番号、FAX番号、PC通信ID(電子メールID)は、座席データベース5から返信された情報受信番号であることから、情報発信側は座席データベース5から返信された情報受信番号を用いて情報を情報受信側に対して発信しているといえる。

したがって、本願発明と引用発明は、「情報受信側の情報受信番号を用いて情報を情報発信側から前記情報受信側に対して発信する方法において、
1つの前記情報受信側が保有する複数の前記情報受信番号と情報受信側特定情報を前記情報受信側毎に前記情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかに応じて情報受信番号管理記憶部に予め登録し、
前記情報発信側から前記情報受信側特定情報を、前記情報受信番号管理記憶部に送信し、
前記情報発信側から送信された前記情報受信側特定情報の有無を確認し、
前記情報受信側特定情報が存在するとき、前記情報受信番号管理記憶部は前記情報受信側特定情報に指示されている前記情報受信番号を選択し、
前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理記憶部から返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信することを特徴とする情報発信方法。」の点で一致し、以下の点で相違する。
相違点1
本願発明では、「情報受信側特定情報」が、「1つの情報受信側が保有する複数の情報受信番号を統合する統合番号」であるのに対して、引用発明では、「氏名などの個人情報」である点。
相違点2
本願発明では、「情報受信番号管理記憶部」が、「情報受信番号管理センタ」であるのに対して、引用発明では、「座席データベース5」である点。
相違点3
本願発明では、「前記情報発信側から前記統合番号とともに、前記情報受信側の前記情報受信部が前記電話、前記ファクシミリあるいは前記コンピュータであるかを示す文字を、前記情報受信番号管理センタに送信し、前記情報発信側から送信された前記統合番号の有無を確認し、前記統合番号が存在するとき、前記情報受信番号管理センタは前記文字に対応する前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を選択し、前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信する」のに対して、引用発明では、該手順を備えていない点。

(3)判断
以下、上記相違点1?3について検討する。
相違点1について
引用発明では、その実施例(図4)を見ると、座席データベース5は座席番号に対応づけて、氏名、電話番号、部署、PC通信ID、FAX番号等を登録しており、氏名、電話番号、座席番号等は、それぞれ、これら情報受信側を特定するものとなっているといえる。
また、引用発明と同一技術分野に属する引用例2には、情報受信側を特定するものとして、固有番号(ID:identity)を用いる発明が記載されている。この固有番号により、1つの情報受信側が保有する「属性データ」としての複数の情報受信番号情報を得ることができるものであるから、固有番号は複数の情報受信番号情報を統合して特定しているといえる。そして、引用例2に記載されている固有番号(ID:identity)を「統合番号」と呼称することは、格別なこととはいえない。
なお、本願発明の「1つの情報受信側が保有する複数の情報受信番号を統合する統合番号」について、明細書(図3)を参照すると、統合番号として「ID」が使用されている例が記載されている。
してみると、引用発明において、上記引用例2に記載された発明を採用し、「情報受信側特定情報」に「1つの情報受信側が保有する複数の情報受信番号を統合する統合番号」を用いることは、当業者が容易に想到できたことである。
相違点2について
引用発明の座席データベース5は、その明細書を見ると、通信手段を介して処理装置1に接続されているものである。
情報処理技術分野において、データベース機能をセンタに持たせ、通信手段(例えばインターネット)を用いて、端末の処理装置から登録・検索等ができるようにすることは、一般的に行われていることである。
引用発明の座席データベース5は、「情報受信番号管理記憶部」といえ、該データベース機能をセンタに持たせた場合に、該センタの呼称を「情報受信番号管理センタ」とすることは、格別なこととはいえない。
してみると、引用発明において、「情報受信番号管理記憶部」を「情報受信番号管理センタ」とすることは、当業者が容易に想到できたことである。
相違点3について
情報処理技術分野において、データベースからデータを取得する方法として、一の特定情報により、その特定情報に関する全てのデータ項目を表示させ、その中から、一の項目を選定して、所定のデータを得ること、及びこれに加えて、一の特定情報と一の項目を指定して、所定のデータを得ることはそれぞれ周知な技術手段である。
そして、上記周知な技術手段を踏まえれば、当業者が、引用発明の図面図4に図示された座席データベース5のテーブル構造をみて、一の特定情報と一の項目を指定して個人の受信番号(電話番号等)を得ることは、普通になし得ることであり、例えば、当業者が、(a)検索キーとして、個人を特定するキーと受信番号(電話番号等)であることを示す項目キーをデータ取得手段に送信する手順、(b)データ取得手段は、データベースに、個人を特定するキーが存在するか確認する手順、(c)確認ができれば、所定の受信番号(電話番号等)を選択して、返信する手順をそれぞれ踏む程度のことは、格別困難なくなし得るといえる。
また、情報通信技術として、所定の受信番号(電話番号等)を得て、自動発呼(自動発信)することは、周知な技術手段である。
してみると、引用発明において、上記周知な技術手段を採用して、「情報発信側から統合番号とともに、情報受信側の情報受信部が電話、ファクシミリあるいはコンピュータであるかを示す文字を、情報受信番号管理センタに送信し、前記情報発信側から送信された前記統合番号の有無を確認し、前記統合番号が存在するとき、前記情報受信番号管理センタは前記文字に対応する前記統合番号に指示されている前記情報受信番号を選択し、前記情報受信番号を前記情報発信側へ返信し、前記情報発信側は前記情報受信番号管理センタから返信された前記情報受信番号を用いて前記情報を前記情報受信側に対して発信する」することは、当業者が、容易に想到することができたものである。

本願発明の効果は、引用発明、引用例2に記載された発明、上記周知な技術事項から、予想される範囲内のものであり、格別なものとはいえない。

(4)むすび
以上のとおり、請求項1に係る発明は、引用例1,2に記載された発明及び周知な技術事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本願は、他の請求項に係る発明について論ずるまでもなく、拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-12-03 
結審通知日 2007-12-04 
審決日 2007-12-17 
出願番号 特願2000-149630(P2000-149630)
審決分類 P 1 8・ 572- Z (G06F)
P 1 8・ 121- Z (G06F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 紀田 馨高瀬 勤平井 誠  
特許庁審判長 田口 英雄
特許庁審判官 手島 聖治
多賀 実
発明の名称 情報発信方法および情報発信システム  
代理人 平田 忠雄  

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