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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G11B
管理番号 1173526
審判番号 不服2005-13663  
総通号数 100 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-04-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-07-15 
確定日 2008-02-18 
事件の表示 平成 7年特許願第331138号「光デイスク装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年 6月 6日出願公開、特開平 9-147360〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯・本願発明
本件審判の請求に係る特許願(以下「本願」という。)は、平成7年11月27日に出願されたものであって、本願請求項1乃至3に係る各発明は、平成19年9月11日付け手続補正で補正された明細書及び図面からみて、特許請求の範囲請求項1乃至3に記載された事項により特定されるものと認められるところ、その請求項1の記載は、以下のとおりである。
「【請求項1】
所定のレーザパワーを出力する発光手段と、上記発光手段を駆動する駆動手段と、光デイスク上の複数のゾーンと上記レーザパワーとの対応関係を示すゾーン・レーザパワーテーブルと、当該ゾーンレーザパワーテーブルにおける上記レーザパワーと直線の関係で対応付けられたレジスタ値とを記憶する記憶手段と、上記記憶手段から読み出した上記レジスタ値を用いて上記駆動手段による上記レーザパワーを制御する制御手段とを有し、上記制御手段によつて上記光デイスク上の上記複数のゾーンにそれぞれ対応した上記レーザパワーを照射することによりデータの記録又は消去を行う光デイスク装置で、
上記制御手段は、
第1のレーザパワーが得られる第1のレジスタ値と上記ゾーン・レーザパワーテーブルに従つて得られる上記第1のレーザパワーを設定するための第2のレジスタ値との比を求め、当該比によつて上記第2のレジスタ値を補正し、補正後における上記第2のレジスタ値を用いて上記駆動手段により上記ゾーンにそれぞれ対応した補正後のレーザパワーを照射して、上記光デイスクに対する上記データの上記記録又は上記消去を行う
ことを特徴とする光デイスク装置。」(以下「本願発明」という。)


2.刊行物及びその記載
これに対し、原査定の拒絶の理由に引用された特開平1-201829号公報(平成1年8月14日出願公開、以下「刊行物」という。)には、光学的情報記録媒体の記録再生に際して、レーザー光源の発光パワーをそのディスク上の位置に応じて変化させる制御を行なう光学的情報記録再生装置に関する発明について以下の記載がある。
(i)「(1)光学的情報記録媒体に光スポットを照射し、該記録媒体を介した光により情報の再生および/または記録を行なうドライブ装置とそのドライブ装置全体の総括的制御を行なうドライブコントローラを備えた光学的情報記録再生装置において、
前記記録媒体内のアドレス情報を読出すことにより、その記録媒体上の位置に適した照射スポットのパワーを設定する制御を前記ドライブコントローラの指令によって行なうことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
(2)前記アドレス情報がトラック番号であることを特徴とする請求項第1項記載の光学的情報記録再生装置。
(3)前記光学的情報記録媒体が光ディスクであることを特徴とする請求項第1項記載の光学的情報記録再生装置。
(4)前記照射スポットのパワー設定用のデータを当該光学的情報記録媒体自体に記録しておくことを特徴とする請求項第1項記載の光学的情報記録再生装置。」(【特許請求の範囲】)
(ii)「第4図は従来のCAV方式の光デイスク装置の概略構成図を示した図である。
同図において、lは半導体レーザー等の光源、2は該レーザーlからの光を平行化するコリメータレンズ、3は光を2分割するビームスプリッタ、4は光を集光する対物レンズ、5は光情報記録媒体としての光ディスク、6はセンサーレンズ、7はオートフォーカス、オートトラッキング、情報信号再生信号を得るための光センサーである。また、10は光ヘッド、11はレーザードライバー、12はリニアセンサー等のヘッド位置検出手段、13はドライブ装置側の各部分を制御する制御回路である。
以上の部分からなるドライブ装置(なお、説明の都合上、AT、AF回路等は省略している)は、そのドライブ装置全体の総括的制御を行なうドライブコントローラ14を有するコントローラ部側に接続されており、該ドライブコントローラ14も上位判断手段のホストコンピュータ15に接続されている。
光源lから出射した光はコリメータレンズ2で平行光束とされた後、ビームスプリッタ3、対物レンズ4を経て、光デイスク5上の情報記録面に集光される。該記録媒体面で反射された光は光路を逆行し、対物レンズ4、ビームスプリッタ3を経て、センサーレンズ6により光センサ-7上に集光される。該光センサ-7では公知の方法でAF、AT信号、情報再生信号が得られ、AF、AT信号に基づき不図示のアクチュエータにより、対物レンズが駆動され、光スポットが記録再生において最適の状態になるように制御される。また光ヘッド10は不図示の駆動機構により光ディスク5の半径方向Xに駆動される。
ここで第4図の装置は前述のCAV方式を採用しているので、最内周からの距離Lに応じてレーザーパワーPを第3図のように変化させなければならない。第3図は、ヘッド位置と、レーザーパワーPの関係を示したもので、一般に、外周へ行くほど、線速度が速くなるためレーザーパワーを上げる必要があり、逆に内周では、レーザーパワーを落すということを示している。」(1頁右下欄20行?2頁右上欄20行)
(iii)「[実施例]
以下、本発明に係る光学的情報記録再生装置について具体的な実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の光学的情報記録再生装置を光デイスク装置に適用した一実施例を示す概略構成図である。同図において、第4図と同様の働きをする部材には同一の番号を付し、その概略的な説明は省略する。なお、16はレーザーパワー補正用テーブルを模式的に表したものである。
本実施例においては、光ディスク5上のトラックのトラック番号を光センサー7からの情報信号から読取り、その信号をコントローラ側のドライブコントローラ14に送り、ドライブコントローラ14の制御によりレーザーパワーを最適な値に制御する。すなわち、ヘッド位置をトラック番号から検出した後、その時の実際のレーザーパワーと各位置ごとに最適なレーザーパワーが記録されたレーザーパワー補正用テーブル16のデータとを比較し、最適なレーザーパワーをパワー補正信号Mによりドライブ装置側の制御回路13に送る。
第2図はその動作の一例を示したフローチャートである。このフローチャートに基づき動作の概略を説明する。
まず、光ディスクのどの位置でもAF、ATできる強度の所定のレーザパワーに設定された光束でアクセス動作を行なう(第2図のフローにおいてステップSl、2)、次に、そのトラックのID(省略)から、ドライブ装置は媒体のトラック番号を読み出し、ドライブコントローラ14に送る(ステップS3)、ドライブコントローラ14は、転送されてきたトラック番号を基に、そのトラックに対して最適なレーザーパワーを算出するため、あらかじめ記憶されているレーザーパワー補正のためのデータテーブル16と、現在のトラック番号とを比較する(ステップS4)。次に、ドライブコントローラ14は、算出されたレーザーパワー制御の値(レーザーパワー補正信号)を制御回路13へ転送する(ステップS5)。制御回路13は転送されてきた補正信号Mに基きレーザードライブ11を駆動し、レーザーパワーを制御する(ステップS6)。
本発明は前記実施例に限らず種々の変形、応用が可能である。
前記実施例においては、レーザーパワー補正用のデータテーブル16は、あらかじめドライブコントローラ14内の所定の記録手段に記憶されていたが、これを記録媒体にあらかじめ記憶しておき、これを記録媒体挿入時に読取り、ドライブコントローラ14内に記憶させれば、各々の記録媒体に対し適格な補正が行え、また、将来の必要とするレーザーパワーが異なった記録媒体に対しても、ドライブコントローラ14(コントローラ側)及びドライブ装置の変更をまったく行うことなく対処できる利点がある。」(2頁右下欄18行?第3頁左下欄12行)

上記摘示事項を、第1図及び第2図(フローチャート)を参照して整理すると、刊行物には、以下の発明が記載されているものと認める。
「光ディスクに半導体レーザーからのレーザ光を照射し、光ディスクを介した光により情報の再生および/または記録を行なうドライブ装置と、
そのドライブ装置全体の総括的制御を行なうドライブコントローラを備えた光学的情報記録再生装置であって、
ドライブ装置側において、実際のレーザパワーと、光ディスク内のアドレス情報を読出して光ディスク上でのヘッド位置を検出する手段と、
ドライブコントローラ側において、光ディスク上での現在のヘッド位置情報を受け取り、そのヘッド位置に対して最適なレーザーパワーを算出するため、ドライブコントローラ内の所定の記録手段に記憶され、光ディスク上の各半径位置ごとに最適なレーザーパワーがあらかじめ記録されたレーザーパワー補正用テーブルのデータと、その時の実際のレーザーパワー、現在のヘッド位置とを比較して、レーザーパワー制御の値(レーザーパワー補正信号)を算出し、ドライブ装置側の制御回路に転送するドライブコントローラと、
ドライブ装置側で、転送されてきた補正信号に基きレーザードライブを駆動し、レーザーパワーを制御する制御回路と、
を有し、
光ディスク内のアドレス情報を読出すことにより、その光ディスク上の位置に適した照射スポットのパワーを設定する制御をドライブコントローラの指令によって行なうことを特徴とする光学的情報記録再生装置。」


3.対比・判断
〔対比〕
本願発明と刊行物記載の発明とを対比する。
(a)いずれの発明も、光ディスク装置において、光ディスク上の半径位置に応じて、レーザパワーを最適値に制御しようとするものである点で共通する。
(b)刊行物記載の発明におけるレーザーパワー補正用テーブルは、ドライブコントローラ内の所定の記録手段に記憶されたものであって、光ディスク上の各半径位置ごとに最適なレーザーパワーがあらかじめ記録されたものであり、半径位置に関してゾーンなる区間を対象としているか否かの相違はあるものの、本願発明におけるゾーンレーザパワーテーブルとは、光ディスク上の各半径位置とレーザパワーとの関係を示している点で差異はなく、刊行物記載の発明におけるレーザパワー補正用テーブルが、本願発明におけるゾーン・レーザパワーテーブルに対応することは明らかである。
また、刊行物記載の発明において、レーザーパワー補正用テーブルは、光ディスク上の各半径位置ごとの最適なレーザーパワーが記憶手段に記憶されるものであり、記憶手段内に格納された値と最適なレーザーパワー値とは一対一、即ち、直線の関係にあることも当然である。
これに対して、本願発明では、記憶手段に記憶される値について、レーザパワーと直線の関係で対応付けられた「レジスタ値」としているが、結局、レーザパワーとは一対一に対応する値であることに変わりはなく、刊行物記載の発明における所定の記憶手段が、本願発明における記憶手段に対応することは明らかである。
(c)刊行物記載の発明における半導体レーザー及びレーザードライブが、それぞれ本願発明における発光手段及び駆動手段に相当することは明らかである。

結局、両発明の[一致点]及び[相違点]は、以下のとおりである。
[一致点]
「所定のレーザパワーを出力する発光手段と、
上記発光手段を駆動する駆動手段と、
上記光ディスク上の各半径位置と上記レーザパワーとの対応関係を示すレーザパワーテーブルと、
当該レーザパワーテーブルにおける上記レーザパワーと直線の関係で対応付けられた値とを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段から読み出した上記値を用いて上記駆動手段による上記レーザパワーを制御する制御手段とを有し、
上記制御手段によつて上記光デイスク上の上記複数の各半径位置にそれぞれ対応した上記レーザパワーを照射することによりデータの記録又は消去を行う光デイスク装置。」の点。

[相違点]
(イ)レーザパワーテーブルの光ディスク上の半径位置とレーザパワーとの関係について、本願発明では、光ディスク上を「複数のゾーン」に分け、各「ゾーン」とレーザパワーとを対応させているのに対して、刊行物記載の発明では、単に光ディスク上の各半径位置とレーザパワーを対応させた「ゾーン・レーザパワーテーブル」としている点。
(ロ)レーザパワーテーブルのレーザパワーを記憶手段で記憶するのに、本願発明が「レジスタ値」として記憶しているのに対して、刊行物記載の発明では、レーザパワーが記憶されている点。
(ハ)制御手段について、本願発明では、「第1のレーザパワーが得られる第1のレジスタ値とゾーン・レーザパワーテーブルに従つて得られる第1のレーザパワーを設定するための第2のレジスタ値との比を求め、当該比によつて第2のレジスタ値を補正し、補正後における第2のレジスタ値を用いて駆動手段によりゾーンにそれぞれ対応した補正後のレーザパワーを照射して、光デイスクに対するデータの記録又は消去を行う」としているのに対して、刊行物記載の発明では、レーザパワーの設定値の補正は光ディスクの半径方向上の位置によってのみ行っている点。

〔判断〕
以下、各相違点について検討する。
-相違点(イ)について-
光ディスク装置において、光ディスク上を半径方向に「複数のゾーン」に分け、各「ゾーン」毎に光ディスク回転速度制御、レーザパワー制御等の記録・再生制御を行うことは刊行物を提示するまでもなく周知である。
刊行物記載の発明においても、光ディスク上の各半径位置を複数のゾーンに分けることは、格別の発明力を要すことなく、必要に応じて適宜になし得ることであり、その際、レーザーパワー補正用テーブルを複数のゾーンとレーザパワーとの対応関係を示す「ゾーン・レーザパワーテーブル」とすることは当然のことである。

-相違点(ロ)について-
光ディス装置において、光源として周知の半導体レーザでは、発光強度(レーザパワー)が、駆動電流との関係で直線性又は、直線で近似できる特性を有していることは、例えば、原審の拒絶理由に引用された特開平4-258820号公報(以下「周知例」という。)の記載にもみられるように周知である。そして、レーザパワーと駆動電流とは直線の関係にあり、且つ、一対一の関係に対応するものであるし、レーザパワー制御は、半導体レーザを駆動する駆動電流を制御することでもある。
また、刊行物記載の発明において、レーザパワーを光ディスク上での半径位置に応じて最適なパワーとすることは、結局、光ディスク上での半径位置に応じて最適なパワーに対応した駆動電流で、半導体レーザを駆動することと同義である。とすると、レーザパワーのパワー制御において、設定値をレーザパワー自体ではなく、レーザパワーと直線の関係にある駆動電流とすることも、当業者であれば当然に想定し得る範囲内のことである。
また、半導体レーザの駆動電流値も、本願発明における「レジスタ値」も、レーザパワーに対して直線の関係にある点で違いはなく、本願発明における「レジスタ値」が半導体レーザの駆動電流値を含むことは明らかで、本願の明細書には、レジスタ値について、
【0006】に、「このゾーン・レーザパワーテーブルは、実際には、レーザパワーそのものではなく、レーザダイオードを駆動するALPC(Auto Laser Power Control)回路に対して設定するレジスタ値によつて表されている。」、
【0017】に、「DSP回路8が内部のゾーン・レーザパワーテーブルから対応するゾーンのレジスタ値を読み出し、その読み出したレジスタ値をALPC回路9に供給してレーザパワーを制御する。」、「これを受けたALPC回路9はレジスタ値に基づいてレーザダイオード13から出力されるレーザ光のパワーを制御する。」、
【0019】に、「上述のゾーン・レーザパワーテーブルに格納されているレジスタ値は、この図2におけるメインピークのレベルを表しているデータである。」、
【0025】に、「ALPC回路9に供給されるレジスタ値とレーザパワーの対応関係は、通常、図3に示す特性直線Aのようになつている。すなわちレジスタ値とレーザパワーは1対1で対応し、レジスタ値が増えればレーザパワーが増える関係にある。」、
【0027】に、「製造時、まず基準となるレーザパワーPS を実際に出力するレジスタ値を求め、そのレジスタ値RS ′をメモリ18に格納しておく。例えば特性直線Bの対応関係にある装置ではレジスタ値RS1をレジスタ値RS ′として記憶し、特性直線Cの対応関係にある装置ではレジスタ値RS2をレジスタ値RS ′として記憶しておく。」、
【0030】に、「まず製造時には、図4に示すフローチヤートを実行する。すなわちステツプSP1から入つてステツプSP2において、まず基準レーザパワーPS を実際に出力するレジスタ値RS ′を測定によつて求める。」
等と記載されているもので、「レジスタ値」そのものが、具体的にどのような値なのか、「このゾーン・レーザパワーテーブルは、実際には、レーザレーザパワーそのものではなく、レーザダイオードを駆動するALPC(Auto Laser Power Control)回路に対して設定するレジスタ値によつて表されている。」とされたレジスタ値そのものの技術的な概念、乃至、製造時にレジスタ値を求める具体的手法について記載はなく、レーザパワーの代わりにレジスタ値を用いることに特別な技術的意義は見いだせず、さらに、特別な効果を奏するとも認められない。

また、ディジタル要素を含む制御装置等で、物理変量(所定の単位付けがなされている)が、ディジタル要素、例えばレジスタ、メモリ等に記憶されて、演算、制御等に用いられる際、レジスタ、メモリ内では、単なる数値情報として格納・記憶されることは自明である。
また、レジスタ内の値と物理変量に直線の関係にあることは明らかである点からすると、本願発明における「レジスタ値」とは、単に、数値の格納先が装置内要素のレジスタであることによるとみることもできる。

結局、刊行物記載の発明においても、レーザパワーテーブルを記憶するのに、レーザパワー部分をレーザパワー自体ではなく、レーザパワーと直線の関係で対応する数値として記憶すること、又、その数値を「レジスタ値」と称することは、当業者が格別の工夫及び困難を要すことなく、必要に応じて適宜容易になし得る範囲内のことと認める。

-相違点(ハ)について-
相違点(ハ)で、本願発明が採用するレジスタ値の補正手法は、原点を共通にした傾斜の異なる直線関数関係にある変量同士を各直線関数の傾斜、即ち、係数の比を用いて変換するための自明の演算方法を、レジスタ値の変換導出(補正)に適用したものに他ならない。
光ディスク装置において、半導体レーザが、発光パワーと駆動電流とが直線の関数関係にあることを利用して、両変量の比、即ち、直線の傾斜(係数)を用いた演算によって、任意の発光パワーのための駆動電流を求めることが、上記周知例にも記載されており、一方のレジスタ値と他方のレジスタ値とが、同じレーザパワーに対して、原点を共通にし、傾斜の異なる直線関数関係にある場合、レジスタ値間の補正変換に上記自明の演算方法を適用することは、当業者が格別の発明力を要すことなく、必要に応じて適宜容易になし得ることと認める。

結局、本願発明は、刊行物に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明し得たものと認める。


4.むすび
以上のとおりであるから、本願請求項1に係る発明については、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本願は、その余の請求項について論及するまでもなく、拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-12-19 
結審通知日 2007-12-21 
審決日 2008-01-08 
出願番号 特願平7-331138
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G11B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 岩井 健二渡邊 聡  
特許庁審判長 江畠 博
特許庁審判官 吉川 康男
山田 洋一
発明の名称 光デイスク装置  
代理人 田辺 恵基  
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