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審決分類 |
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する A61K 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する A61K |
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管理番号 | 1176135 |
審判番号 | 訂正2007-390127 |
総通号数 | 102 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2008-06-27 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2007-11-09 |
確定日 | 2008-01-10 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第3881688号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第3881688号に係る明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 |
理由 |
1.請求の要旨 本件審判の請求の要旨は、特許第3881688号発明(平成16年7月30日特許出願、平成18年11月17日設定登録)の明細書及び特許請求の範囲を、審判請求書に添付した訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり、すなわち、下記の訂正事項1ないし4のとおり訂正することを求めるものである。 訂正事項1 請求項1に 「この基質材料に混合された硫酸銀及びクエン酸とから構成されたことを特徴とする染毛料」 とあるのを、 「この基質材料に混合された硫酸銀及びクエン酸とから構成され、pH4.0以下としたことを特徴とする染毛料」 と訂正する。 訂正事項 2 請求項 6 に 「クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加えることを特徴とする染毛料の製造方法」 とあるのを、 「クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加え、pH4.0以下とすることを特徴とする染毛料の製造方法」と訂正する。 訂正事項 3 段落番号【0008】の 「本発明に係る染毛料は、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにしたものである。」 とあるのを、 「本発明に係る染毛料は、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにして、pH4.0以下としたものである。」 と訂正する。 訂正事項 4 段落番号【0008】の 「本発明に係る染毛料の製造方法は、クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加えることで、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにしたものである。」 とあるのを、 「本発明に係る染毛料の製造方法は、クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加えることで、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにして、pH4.0以下としたものである。」 と訂正する。 2.当審の判断 そこで、これらの訂正について検討すると、上記訂正事項1は、染毛料をpH4.0以下としたものに限定するものであり、また、訂正事項2は、染毛料の製造方法を、クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加え、pH4.0以下とする製造方法に限定するものであり、いずれも、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。 そして、上記訂正事項 3 及び 4 は、上記訂正事項1及び 2 の訂正による特許請求の範囲の訂正に伴い、明細書の対応する記載を訂正するものであり、不明瞭な記載の釈明を目的とするものである。 また、上記訂正事項1ないし4は、本件特許明細書の段落番号【0016】の「本実施の形態における染毛料では、クエン酸によりpH4.0以下としておくようにしたので」との記載に基づき訂正するものであり、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内においてなされたものである。 さらに、上記上記訂正事項1ないし4の訂正は、いずれも特許請求の範囲を実質的に拡張又は変更するものでもない。 また、訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により構成される発明が特許出願の際独立して特許を受けることができないとする理由を発見しない。 3.むすび したがって、本件審判の請求は、特許法第126条第1項第1号ないし第3号に掲げる事項を目的とし、かつ同条第3項ないし第5項の規定に適合する。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(54)【発明の名称】 染毛料及びその製造方法 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、容易に染毛ができる染毛料及びその製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 頭髪を染めるものとして、まず、カラースプレーやカラースティックなどと称される一時的に着色する一時染毛料がある。また、ヘアマニキュア,カラーリンス,カラートリートメントといわれる毛髪のタンパク質と酸性染料とのイオン結合を利用した半永久染毛料や、ヘアカラー,ヘアダイ,白髪染めに代表される酸化染毛剤などがある。最近では、染めた色の高い耐久性などにより、酸化染毛剤が好まれる傾向にある(特許文献1参照)。 【0003】 上記酸化染毛剤は、例えば、パラフェニレンジアミンやトルエン-2.5-ジアミンなどの酸化染料に、アンモニアなどのアルカリ剤を加えた第1液と、過酸化水素などの酸化剤からなる第2液とから構成されている。使用にあたっては、毛髪を染めようとする直前に上記2つの液を混合し、混合した液を毛髪に塗布する。酸化染毛剤による染毛では、毛髪中に浸透した酸化染料が、加えられた酸化剤により酸化重合し、酸化重合により不溶性色素が生成され、生成された不溶性色素が毛髪中に定着することにより、毛髪に染色が行われる。 【0004】 一方、硝酸銀,乳酸銀,難溶性の硫酸銀,酢酸銀などの銀塩を用い、光による反応や酸化などにより染色する染毛剤も提案されている(特許文献2,特許文献3参照)。また、アンモニア銀錯塩又はエタノールアミン銀錯塩溶液を毛髪に付着させた後、還元剤を用いて染色する2液を用いる染毛方法も提案されている(特許文献4参照)。また、エタノールアミン銀錯塩とジアミン系染料を用いた染毛方法も提案されている(特許文献5参照)。 【0005】 なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。 【特許文献1】特開平10-175830号公報 【特許文献2】特開2002-348221号公報 【特許文献3】特開昭52-125638号公報 【特許文献4】特開昭48-018438号公報 【特許文献5】特開平4-312514号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上述した酸化染毛剤は、使用直前に2液を混合する必要があるため、手間がかかり、またアンモニア臭があるなどの問題があった。また、ジアミン系物質やこの重合体などからなる酸化染料は、発ガン性や肝臓障害、また、胎児への影響など、人体の健康面への影響や、アルカリや酸化反応などによる毛髪の傷みなどが指摘されている。 【0007】 また、銀塩を利用するものは、銀塩水溶液が非常に不安定なため、容器に収容した状態で放置すると、自然に黒く着色してしまい、毛髪に対する付着能力や付着した状態の堅牢性が低くなるなどの問題がある。 本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、より簡便に安定した状態で染毛できるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上述した問題を解消するために、本発明に係る染毛料は、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにして、pH4.0以下としたものである。従って、上記染毛料は、紫外線や可視光線の照射などにより還元されて金属銀を析出する銀塩である硫酸銀が、水溶液の状態で含まれている。 また、本発明に係る染毛料の製造方法は、クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加えることで、水分を有する基質材料に硫酸銀及びクエン酸が混合されているようにして、pH4.0以下としたものである。 従って、銀塩が析出することなく染毛料が製造できる。 【発明の効果】 【0009】 以上説明したように、本発明では、染毛料に、紫外線の照射などにより還元されて金属銀を析出する銀塩が、クエン酸により酸性とされた水溶性の状態で含まれているようにしたので、上記染毛料を頭髪に塗布するだけで染毛が可能となっている。また、クエン酸を用いて酸性領域としているので、暗反応により酸化するなどのことが抑制され、硫酸銀が安定して溶解した状態が得られる。 このように、本発明によれば、使用直前に2液を混合するなどの必要がないなど、簡便に染毛ができる。またアンモニア臭もなく、人体の健康面への影響や、アルカリや酸化反応などによる毛髪の傷みなどもない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の実施の形態について説明する。 本実施の形態の染毛料は、水分を有する所定の基質材料をクエン酸により酸性の状態とし、この基質材料に水溶性の銀塩である硫酸銀を混合(添加)させ、クエン酸により酸性とされた基質材料に硫酸銀が溶解している状態としたものである。基質材料は、水溶性成分に油成分が乳化された乳液状であればよい。また、基質材料は、所定の分散媒体中に高分子材料が分散したゲルであってもよく、アルコールを含む水溶液であってもよい。 【0011】 上記染毛料を頭髪に塗布し、ここに紫外線や可視光線などの光照射がなされると、染毛料に溶解している銀イオンが金属銀に還元され、還元された金属銀の微粒子が毛髪の表面に析出・付着して発色する。このようにして染毛された毛髪は、通常の洗髪では毛髪の着色状態に何ら変化が確認されない。光照射により析出して毛髪の表面に付着した金属銀は、洗髪などでは毛髪の表面より離脱しない強固なものと考えられる。 【0012】 硫酸銀(Ag_(2)SO_(4))は、分子量311.79の白色固体であり、水に対する溶解度は低く、20℃で0.8%であり、酸性とした状態やアルコールの存在により溶解度はわずかに向上する。例えば、酸性の状態とすることで、溶解度は0.9%程度に向上する。 溶解している銀塩の濃度が0.4?0.6%程度の低い濃度では、毛髪が赤みの入った着色状態となる。例えば、白髪に適用した場合、銀塩の濃度が0.4?0.6%程度では、ピンク色から赤色を帯びた茶色に染毛され、あまり濃い茶色には染毛されない。ただし、染毛の対象が女性の場合などは、ライトブラウンが好まれる場合もあり、銀塩濃度である程度色調を調整すればよい。 【0013】 酸性の状態とするためには、酸を加えればよいが、例えば、硫酸や硝酸などの強酸は、人体に用いる染毛料には適切ではない。また、塩酸は、塩化銀を生成するので、用いることができない。 上述した強酸に対し、弱酸は人体に対する影響もなく、塩を形成することもないので、酸性とするために添加する材料として適している。しかしながら、例えば酢酸は、強い臭いがあるため、染毛料に添加する材料としては適切ではない。 【0014】 以上の知見に対し、クエン酸,リンゴ酸,乳酸,グリコール酸などが、前述した酸性にするための材料として、上述したような問題が発生しない。 これらの材料を調査すると、リンゴ酸,乳酸,グリコール酸などを用いて酸性とした基質材料に硫酸銀を加えた場合、製造時あるいは経時に伴い徐々に着色する現象が確認された。また、用いた酸によっては、製造後に沈殿物が確認された。 【0015】 これらに対し、クエン酸を用いて酸性領域とすると、着色を発生させることなく、安定した状態で硫酸銀を溶解させる状態が得られた。加えて、クエン酸を用いた場合、硫酸銀の溶解度を0.9%まで高くすることが可能となる。ここで、緩衝剤としてクエン酸ナトリウムを用いるようにしてもよいことは、いうまでもない。 また、銀塩水溶液は非常に不安定であるが、上述したようにクエン酸を加えることで酸性域としておくことで、安定した状態が得られ、放置により黒化するという暗反応が抑制できるようになる。 【0016】 クエン酸を用いない場合、暗所に保管した場合であっても徐々に黒化が進行し、また、毛髪に対する付着の能力や堅牢性が低下する。 これに対し、本実施の形態における染毛料では、クエン酸によりpH4.0以下としておくようにしたので、溶解している銀塩の酸化が抑制され、硫黄などの還元性物質と組み合わせることなく、黒色の酸化銀の生成を抑制できる。例えば、上記染毛料は、40℃以上の高温状態で保管されていても、着色の発生(暗反応)がおきない。ただし、予めクエン酸が添加されている状態で、硫酸銀を加える必要がある。硫酸銀を溶解した後にクエン酸を加えても効果が得られない。 【0017】 一方、クエン酸により酸性とされていなくアルカリ領域とされている場合、光を遮断しておいても、室温(例えば20?25℃)の状態で放置しておくと、銀イオンが徐々に酸化して酸化銀が生成し、徐々に黒化する。この場合、還元剤として硫黄が添加されていると、アルカリ領域であっても上記暗反応を抑制することが可能となる。しかしながら、アルカリ領域で硫黄が添加されているものでは、光に対する反応性(感度)が低下する。 【0018】 なお、硫酸銀は、0.5?0.9%程度の溶解量であっても、水溶液であれば、前述した染毛状態が得られる。ただし、例えば、油成分中に硫酸銀を分散させた状態など、銀イオンがほとんど発生していない状態では、光による反応が非常に遅く、上述した染毛効果が得られない。 【0019】 次に、上述した染毛料の製造方法について説明する。 まず、以下に示す各成分により、作製物Aを作製する。 真空乳化釜において、精製水81.4kgを入れて90℃に加温し、ここにクエン酸を追加して酸性の状態とした上で、硫酸銀0.6kgを加え、撹拌して硫酸銀を溶解させて作製物Aとする。ここで、緩衝剤としてクエン酸ナトリウムを当量加えておいてもよい。 【0020】 次に、以下に示す各成分を混合し、作製物Bを作製する。 油槽釜に、シリコーンオイル12kg、セタノール4kg、ステアリン酸ソルビタン1.5kg、ステアリルジメチルアンモニウムクロライド0.3kg、メチルパラベン0.1kgを収容し、これらを80℃に加温して各々溶解させ、作製物Bとする。 【0021】 次に、真空乳化釜中に収容されている作製物Aを80℃に保ち、これを激しく撹拌した状態とし、撹拌している状態に、作製物Bを徐々に添加する。ついで、作製物Aに作製物Bが全て添加された後、真空乳化釜を密閉して減圧環境とする。減圧環境とした後、3000rpmのホモミクサーにより、真空乳化釜の内容物を8分間撹拌し、この後、撹拌速度を低下させながら内容物の温度を35℃まで冷却する。 【0022】 最後に、上述したことにより作製物Aと作製物Bとを混合して得られた乳化物を、20メッシュのフィルターにより濾過し、98kgの白色のクリーム(染毛料)を得る。これらの作製は、ほぼ光が遮断した状態で行い、還元による金属銀の析出がないようにする。 【0023】 得られた白色・クリーム状の染毛料は、pH4程度である。この染毛料を、光を遮断して室温にした状態で放置すると、10ヶ月以上黒色化することなく安定している。また、この染毛料を、光を遮断して40℃にした状態で放置しても、6ヶ月以上黒色化することなく安定している。 【0024】 次に、上述した本発明の染毛料の染毛作用について、より詳細に説明する。 本発明の染毛料は、例えば、硫酸銀による水溶性銀塩を、ヘアクリームなどの水分を有する基質材料に混合したものである。このような染毛料を毛髪に塗布し、この状態で毛髪を日光(紫外線)に晒すと、染毛料中の銀イオンが光により還元されて金属銀が析出し、析出した金属銀が毛髪に付着する。このように金属銀が析出して毛髪に付着することで、毛髪が染毛される。析出して毛髪に付着した金属銀の一部は、毛髪中のイオウと反応して黒色の硫化銀に変化することや、空気中の酸素により徐々に酸化されて黒色の酸化銀に変化することも予想される。 【0025】 本発明の染毛料は、毛髪を染色するもととなる銀を、銀塩として混合してあり、水に溶解した状態すなわち水溶性の銀イオンの状態で頭髪に塗布するものとした。この結果、本発明の染毛料によれば、毛髪内部にまで銀が浸透しやすい状態となっており、毛髪表面に接触した状態や毛髪内部で金属銀の微粒子が析出するので、色が定着しやすいものとなっている。また、ジアミンや鉛などを含むことが無いので、アレルギー反応を起こすことや健康を害することもない。さらに、本発明の染毛料によれば、金属銀が毛髪表面を被覆することによる毛髪の保護効果も期待でき、勿論、毛髪などに損傷を与えることもない。 【0026】 上述した本発明の染毛料によれば、染毛料が塗布された段階の毛髪は、染色された状態とはなっていないが、染毛料中の銀イオンが還元された金属銀として析出した段階で、毛髪が染色された状態となる。 ところで、上述では、乳液状とした基質材料に硫酸銀を溶解させて染毛料としたが、これに限るものではない。例えば、所定の分散媒体中に高分子材料が分散しているゲルとした基質材料に、硫酸銀を溶解させて染毛料としてもよい。 【0027】 例えば、精製水82.1kg、クエン酸0.1kg、クエン酸ナトリウム0.1kgに硫酸銀0.6kgを溶解させ、これに、カルボキシビニルポリマー0.5kg、ポリビニルピロリドン誘導体四級アンモニウム塩0.5kg、トリイソプロパノールアミン0.8kg、エタノール14.0kg、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(23E・O)0.8kg、エチルパラベン0.5kgを加え、これらで透明なゲルを得て染毛料としてもよい。なお、当然ではあるが、この染毛料の製造においても、ほぼ光が遮断した状態で行い、還元による金属銀の析出がないようにする。 【0028】 また、基質材料として、所定の香料などが溶解した水溶液を用いてもよい。 基質材料として乳状液を用いた場合、一般にヘアクリームと称されるものとなり、基質材料としてゲルを用いた場合、一般にヘアジェルと称されるものとなる。また、基質材料として水溶液を用いた場合、ヘアローションと称されるものとなり、基質材料に粘度の高い乳化物を用いた場合、ヘアワックスと称されるものとなる。また、これらの染毛料は、例えばスプレー缶などに充填し、泡立てたクリーム状のいわゆるヘアムース(登録商標)として提供することができる。 また、上記染毛料に、0.01?0.50%のコロイド硫黄が添加されていてもよい。コロイド硫黄が添加・混合されていることで、上記染毛料による着色が、より濃い状態となる。 (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 水分を有する基質材料と、 この基質材料に混合された硫酸銀及びクエン酸とから構成され、pH4.0以下としたことを特徴とする染毛料。 【請求項2】 請求項1記載の染毛料において、 前記基質材料に、コロイド硫黄が混合されていることを特徴とする染毛料。 【請求項3】 請求項1記載の染毛料において、 前記基質材料は、水溶性成分に油成分が乳化された乳状液であることを特徴とする染毛料。 【請求項4】 請求項1記載の染毛料において、 前記基質材料は、所定の分散媒体中に高分子材料が分散したゲルであることを特徴とする染毛料。 【請求項5】 請求項1記載の染毛料において、 前記基質材料は、水溶液であることを特徴とする染毛料。 【請求項6】 水分を有する基質材料と、この基質材料に混合された硫酸銀及びクエン酸とから構成された染毛料の製造方法であって、 クエン酸が溶解している水溶液に硫酸銀を加え、pH4.0以下とすることを特徴とする染毛料の製造方法。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審決日 | 2007-12-28 |
出願番号 | 特願2005-518104(P2005-518104) |
審決分類 |
P
1
41・
851-
Y
(A61K)
P 1 41・ 853- Y (A61K) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 大宅 郁治 |
特許庁審判長 |
塚中 哲雄 |
特許庁審判官 |
弘實 謙二 星野 紹英 |
登録日 | 2006-11-17 |
登録番号 | 特許第3881688号(P3881688) |
発明の名称 | 染毛料及びその製造方法 |
代理人 | 佐藤 荘助 |
代理人 | 児玉 喜博 |
代理人 | 児玉 喜博 |
代理人 | 佐藤 荘助 |
代理人 | 長谷部 善太郎 |
代理人 | 長谷部 善太郎 |