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審決分類 審判 一部無効 発明同一  A01K
管理番号 1176138
審判番号 無効2007-800050  
総通号数 102 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-06-27 
種別 無効の審決 
審判請求日 2007-03-13 
確定日 2008-03-13 
訂正明細書 有 
事件の表示 上記当事者間の特許第3740440号発明「粒状の排泄物処理材及び製造方法」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 訂正を認める。 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。 
理由 第1 手続の経緯
本件の特許第3740440号に係る出願は、平成14年5月31日に特許出願され、その後の平成17年11月11日に、その請求項1ないし57に係る発明につき、特許の設定登録がなされたものである。
これに対して、請求人より平成19年3月13日付けで、請求項1ないし7及び請求項9に係る発明についての特許に対し本件無効審判の請求がなされ、次いで、被請求人より平成19年6月8日付けで答弁書と訂正請求書が提出され、これに対し請求人より平成19年7月23日付けで弁駁書が提出され、被請求人より平成19年8月31日付けでに2回めの答弁書が提出された。
当審は、平成19年12月17日に口頭審理を行い、請求人及び被請求人は、それぞれ、同日付け口頭審理陳述要領書のとおり陳述した。
その後、被請求人より平成19年12月28日付けで上申書が提出された。

第2 当事者の主張
1.請求人の主張
請求人は、本件特許の請求項1ないし7及び請求項9に係る発明についての特許を無効とする、審判費用は被請求人の負担とするとの審決を求め、その理由として、次の点を挙げ、証拠方法として甲第1号証ないし甲第13号証を提出している。
[無効理由1]
本件特許の請求項1ないし請求項7及び請求項9に係る発明、並びに訂正後の請求項1ないし請求項7及び請求項9に係る発明は、本件の出願前の他の出願であって本件の出願後に公開された特願2002-77784号の願書に最初に添付された明細書又は図面(甲第1号証)に記載された発明と同一であるから、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができない。
[証拠方法]
・審判請求書に添付されたもの
甲第1号証:特開2003-274780号公報
・弁駁書に添付されたもの
甲第2号証:特開平4-335841号公報
甲第3号証:実開平5-55865号公報
甲第4号証:特開平8-182437号公報
甲第5号証:特開平10-113087号公報
甲第6号証:特開平11-32607号公報
甲第7号証:特開2002-97614号公報
甲第8号証:特開平6-22659号公報
甲第9号証:特開平6-237660号公報
甲第10号証:特開平6-284834号公報
甲第11号証:特開平11-341930号公報
甲第12号証:特開2000-60338号公報
甲第13号証:特開2000-333547号公報

2.被請求人の主張
被請求人は、本件審判請求は成り立たない、審判費用は請求人の負担とするとの審決を求め、その理由として、訂正後の本件特許の請求項1ないし7及び請求項9に係る発明は、「塗布された水溶性接着剤層」を設けていないから、甲第1号証に記載された発明と同一ではないと主張し、口頭審理において、参考資料1、2を提出した。
[参考資料]
参考資料1:化学工学協会編「化学工学辞典」改訂3版 丸善株式会社 昭和61年3月20日発行 579頁、582頁
参考資料2:特許第2732350号公報

第3 訂正の適否についての判断
1.訂正の内容
平成19年6月8日付けの訂正請求は、本件特許明細書を訂正請求書に添付した訂正明細書のとおりに訂正することを求めるものであり、その訂正の内容は次のとおりである。
訂正事項(1):請求項1ないし4を次のとおりに訂正する(下線は訂正箇所を示す。)。
「【請求項1】 有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項2】 有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項3】 有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項4】 有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。」
訂正事項(2):請求項34を削除する。

2.訂正の目的の適否、新規事項の有無及び特許請求の範囲の拡張・変更の存否
訂正事項(1)は、訂正前の請求項1ないし4に記載の、「粒状芯部の少なくとも一部表面を覆う被覆層部」を、粒状芯部の一部表面に付着しているものに限定し、被覆層部に含まれる「紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂」あるいは「紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料」を、混合されたものに限定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
訂正事項(2)は、請求項を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
そして、訂正事項(1)のうち「粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い」は、願書に添付された明細書の段落【0020】の「被覆組成物を、造粒により形成された粒状物の上に散布等により付着させて、造粒された粒状物の上に被覆層部を形成する。」の記載に基づくものであり、訂正事項(1)のうち「紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部」は、願書に添付された明細書の段落【0018】の「本発明においては、・・・被覆材料として、吸水性樹脂又は接着性を有する材料又は吸水性樹脂及び接着性を有する材料の混合物が使用され、被覆層部を形成する被覆組成物には、該混合物が被覆材料の紙粉と共に使用される。」、段落【0039】の「本発明において、被覆層部は、被覆材料と吸水性樹脂の混合物に、さらに場合によっては添加物質を混合して調製することができる。」の記載及び段落【0056】並びに【0072】等の実施例の記載に基づくものであって、いずれも願書に添付された明細書及び図面の範囲内ににおいてなされたものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでもない。
したがって、上記訂正事項(1)、(2)は、特許法第134条の2第1項ただし書きに適合し、同条第5項において準用する同法第126条第3項及び第4項の規定に適合する。

3.独立特許要件の判断
訂正事項(1)により、特許請求の範囲のうち、請求項1ないし4のいずれかを引用する請求項5ないし8、請求項10ないし17及び請求項19ないし27、さらに請求項14ないし16のいずれかを引用する請求項18、並びに請求項27を引用する請求項28は、請求項1ないし4が訂正事項(1)により減縮されたことに伴い、同様に特許請求の範囲が減縮されている。
そこで、これらの発明のうち、無効審判の請求されていない請求項8及び請求項10ないし28に係る発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて検討する。
請求項1ないし4に係る発明は後述のとおり、無効とすべきものではなく、これら請求項1ないし4のいずれかを直接又は間接的に引用する請求項8及び請求項10ないし28に係る発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができるものである。
したがって、本件訂正は、特許法第134条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合する。

4.むすび
以上のとおりであるから、本件訂正を認める。

第4 本件発明
上記第4に示したとおり、本件に係る訂正が認められるから、本件の請求項1ないし7及び請求項9に係る発明(以下、「本件発明1」等という。)は、上記訂正請求書に添付した訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1ないし7及び請求項9に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。

【請求項1】 有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項2】 有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項3】 有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項4】 有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項5】 粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し10重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項6】 粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し5重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項7】 粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し1重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項9】 有機質材料の粉体が有機質材料廃棄物粉砕物であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。」

第5 甲第1号証に記載された発明
甲第1号証は、本件の出願の日前の平成14年3月20日に出願され、本件の出願後の平成15年9月30日に出願公開された、特願2002-77784号の願書に最初に添付された明細書又は図面の内容を記載したものであり、次の事項が記載されている。

記載事項a.粒状形の動物用排尿処理材の構造について
「【請求項6】吸水性粒状体と、該吸水性粒状体の表面に塗布された水溶性接着剤層と、該水溶性接着剤層を介して上記吸水性粒状体の表面に接着された吸水性表層とを有し、該吸水性表層内に非水溶性顔料の粉末を含有し、動物の排尿が該吸水性表層と水溶性接着剤層を通して吸水性粒状体中に浸透することにより上記非水溶性顔料の粉末が吸水性表層を発色する構成としたことを特徴とする粒状形の動物用排尿処理材。」

記載事項b.第一ないし第六の発明について
「【0007】
【課題を解決するための手段】 第一の発明に係る粒状形の動物用排尿処理材は前記特許発明と同様、水溶性染料によって染色された吸水性粒状体又は水溶性染料の粉末を含有する吸水性粒状体と、該吸水性粒状体の表面を覆う吸水性表層を有する。
【0008】 そして上記吸水性表層と吸水性粒状体とを、同粒状体の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して接着した構造を採る。
【0009】 動物の排尿は上記吸水性表層と非連続水溶性接着剤層の接着剤非塗布部を通して、又は接着剤塗布部を溶解して吸水性粒状体中に浸透し、上記水溶性染料はこの浸透した排尿中に溶出して上記非連続水溶性接着剤層を通して吸水性表層を染色する。これにより使用部分と未使用部分の判別が的確に行える。
【0010】上記非連続水溶性接着剤層は吸水性粒状体と吸水性表層との複合構造を健全に維持しつつ、排尿吸収により染色された排尿吸収処理材のみを局部的に除去し得る。」
「【0014】 又第三の発明は上記第一,第二発明における水溶性接着剤層を水溶性染料によって染色した粒状形の動物用排尿処理材を提供する。」
「【0017】又第四の発明は上記第三の発明における水溶性染料に代え、非水溶性顔料の粉末を上記水溶性接着剤層中に含有せしめ染色した粒状形の動物用排尿処理材を提供する。」
「【0020】 又第五の発明に係る粒状形の動物用排尿処理材は、上記第一乃至第四の発明における吸水性表層中に水分に溶解していない乾燥状態の染料粉末を含有した構造を採っている。」
「【0022】 又第六の発明は上記第五の発明に係る水溶性染料粉末に代え、非水溶性顔料粉末を上記吸水性表層中に含有せしめた粒状形の動物用排尿処理材を提供する。」

記載事項c.第六の発明の作用について
「【0023】 動物の排尿は上記吸水性表層と非連続水溶性接着剤層の接着剤非塗布部を通して、又は接着材塗布部を溶解して吸水性粒状体中に浸透し、この時に上記非水溶性顔料粉末により吸水性表層を発色せしめ、これにより使用部分と未使用部分の判別が的確に行える。」

記載事項d.吸水性粒状体の大きさについて
「【0027】
【発明の実施の形態】 以下本発明の実施の形態を図1乃至図8に基づき説明する。図1,図3,図4に示す動物用排尿処理材は、1ミリメートルから20ミリメートルの大きさに造粒した吸水性粒状体1を主体とし、該吸水性粒状体1の表面を薄く覆う吸水性表層2を有する。」

記載事項e.吸水性粒状体の配合材料について
「【0031】 図1,図3,図4,図6に示す吸水性粒状体1は植物繊維又は植物粉(木材のバージンパルプ又は古紙再生パルプ又は竹パルプ等の植物繊維、これらの植物粉)3を主材とし、同粒状体1中には炭酸カルシウムやクレー、タルク等の無機充填材17を含有せしめて適度な重量を付加し、飛散を防止する。
【0032】 又上記粒状体1中には上記無機充填材17と共に、澱粉又は/及びカルボキシルメチルセルロース(CMC)等の粘着剤の粉末5を含有し、更にこれらと一緒にポリアクリル酸ナトリウムに代表される吸水性ポリマーの粉末16を含有せしめ、吸水性と保水性を富有せしめる。」
「【0037】 上記図1,図3,図4,図6に示す吸水性粒状体1を形成するパルプに代表される植物繊維又は植物粉3と、澱粉又は/及びカルボキシルメチルセルロース(CMC)から成る粘着剤の粉末5と、無機充填材の粉末17と、吸水性ポリマーの粉末16の配合比は下記の通りである。
【0038】
植物繊維又は植物粉:50?97%
粘着剤の粉末:1?30%
無機充填材の粉末:1?40%
吸水性ポリマーの粉末:1?30%」

記載事項f.吸水性表層の配合材料について
「【0033】 同様に図1,図3,図4に示す上記吸水性表層2は植物繊維又は植物粉(木材のバージンパルプ又は古紙再生パルプ又は竹パルプ等の植物繊維、これらの植物粉)3を主材とする。」
「【0035】 又上記吸水性表層2中には澱粉又は/及びカルボキシルメチルセルロース(CMC)等の粘着剤の粉末5を含有し、これらと一緒に吸水性と保水性に富むポリアクリル酸ナトリウムに代表される吸水性ポリマーの粉末16を含有する。」
「【0044】 次に図1,図3,図4に示すように、上記非連続水溶性接着剤層6を形成した吸水性粒状体1の表面に、下記の配合比から成る植物繊維又は植物粉3と、澱粉又は/及びカルボキシルメチルセルロース(CMC)等の粘着剤の粉末5と、吸水性ポリマーの粉末16の混合材を乾燥状態でまぶし、同粒状体1を覆う吸水性表層2を形成する。
【0045】
植物繊維又は植物粉:40?98%
粘着剤の粉末:1?40%
吸水性ポリマーの粉末:1?40%」

記載事項g.水溶性接着剤層の形成及び作用について
「【0043】 上記図1,図3,図4に示す吸水性粒状体1を乾燥した後、又は湿潤状態において同粒状体1の表面に前記ポリビニールアルコールに代表される水溶性接着剤をスプレーし、前記接着剤塗布部6aと接着剤非塗布部6bから成る非連続水溶性接着剤層6を形成する。」
「【0046】 吸水性表層2と吸水性粒状体1とは上記非連続水溶性接着剤層6を介して強固に接着し、吸水性表層2の成分の剥落を防止して表層の層着を健全に維持する。」

記載事項h.吸水性表層中の非水溶性顔料について
「【0060】 上記粒状形の動物用排尿処理材は、上記吸水性粒状体1を覆う吸水性表層2中に水溶性染料の粉末4を乾燥状態で含有する。又は上記吸水性表層2中に非水溶性顔料の粉末10を乾燥状態で含有する。」
「0062】 又は上記尿の浸透により、吸水性表層2中の非水溶性顔料の粉末10は顕著に発色する。」
「【0071】 動物の排尿は定形に打錠された吸水性粒状体1中に速やかに浸透し、この粒状体1中の上記水溶性染料の粉末4はこの浸透した排尿中に溶出して吸水性粒状体1を染色する。
【0072】 又は上記尿の浸透により、吸水性表層2中の非水溶性顔料の粉末10は顕著に発色する。
【0073】 これにより使用部分(排尿部分)と未使用部分(非排尿部分)の判別が的確に行える。」

記載事項i.粒状形の動物用排尿処理材の製造について
「【0064】 図6,図7に示す動物用排尿処理材は、好ましくは2ミリメートルから20ミリメートルの大きさに打錠した定形の吸水性粒状体1から成る。これに対し図1,図3,図4に示す動物用排尿処理材は、各粒形が不定形の場合を示している。」
「【0066】 上記植物繊維又は植物粉3と、粘着剤の粉末5と、吸水性ポリマーの粉末16と、水溶性染料の粉末4又は非水溶性顔料の粉末10とを、無加水状態で混練した後打錠機にかけ、図6,図7に示す定形の吸水性粒状体1を圧縮成形する。
【0067】 又は植物繊維又は植物粉3と、水溶性染料の粉末4又は非水溶性顔料の粉末10とを混合し無加水混練して打錠する。又はこれら3,4又は10と一緒に、上記粘着剤の粉末5と吸水性ポリマーの粉末16と無機充填材の粉末17とを選択的に配合し打錠する。」

甲第1号証の請求項6に係る発明、すなわち発明の詳細な説明における「第六の発明」の「水溶性接着剤層」について検討する。
甲第1号証には、「第六の発明」は、「第五の発明」において吸水性表層の成分を変更したものであり、「第五の発明」は、「第一ないし第四の発明」において吸水性表層の成分を変更したものであることが記載されており(記載事項b参照)、「第六の発明」の「水溶性接着剤層」は、「第一ないし第四の発明」の「水溶性接着剤層」と同様のものであることが示されている。
そして、第一及び第二の発明において「水溶性接着剤層」は、「多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層」であると記載され、第三及び第四の発明において「水溶性接着剤層」は、第一及び第二の発明の「水溶性接着剤層」に水溶性染料または非水溶性顔料の粉末を添加したものであることが記載されているから(記載事項b参照)、「第六の発明」の「水溶性接着剤層」は、第一ないし第四の発明と同様に「多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層」であるといえる。
このことは、第六の発明について、動物の排尿は吸水性表層と非連続水溶性接着剤層の接着剤非塗布部を通して、又は接着材塗布部を溶解して吸水性粒状体中に浸透することが記載されていること(記載事項c参照)からも明らかである。

したがって、上記記載によれば、甲第1号証には、次の発明が記載されていると認められる。
「1ミリメートルから20ミリメートルの大きさに造粒した吸水性粒状体と、該吸水性粒状体の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層と、該水溶性接着剤層を介して上記吸水性粒状体の表面に接着された吸水性表層とを有し、動物の排尿が該吸水性表層と水溶性接着剤層を通して吸水性粒状体中に浸透することにより上記非水溶性顔料の粉末が吸水性表層を発色する構成とした粒状形の動物用排尿処理材であって、
吸水性粒状体は、植物繊維又は植物粉(木材のバージンパルプ又は古紙再
生パルプ又は竹パルプ等の植物繊維、これらの植物粉)50?97%、粘着剤の粉末1?30%、無機充填材の粉末1?40%及び吸水性ポリマーの粉末1?30%を無加水状態で混練して圧縮形成したものからなり、
吸水性表層は、粉末植物繊維又は植物粉(木材のバージンパルプ又は古紙再生パルプ又は竹パルプ等の植物繊維、これらの植物粉)40?98%、粘着剤の粉末1?40%、吸水性ポリマーの粉末1?40%の混合材、さらに非水溶性顔料の粉末が含有されている、
粒状形の動物用排尿処理材。」(以下、「甲1発明」という。)

第6 当審の判断
1.本件発明1について 本件発明1と、甲1発明を対比する。
甲1発明において、「吸水性粒状体」、「吸水性表層」、「粒状形の動物用排尿処理材」、「植物繊維又は植物粉」、「吸水性ポリマーの粉末」は、それぞれ本件発明1の「粒状芯部」、「被覆層部」、「粒状の排泄物処理材」、「有機質材料の粉体」、「吸水性樹脂」に相当する。
甲1発明において、「吸水性粒状体」中の「吸水性ポリマーの粉末」の量は1?30%と、「植物繊維又は植物粉」の量50?97%より少ない。
甲1発明において、「植物繊維又は植物粉」には、古紙再生パルプが含まれるところ、「古紙再生パルプ」は、本件発明1の「紙粉」に相当する。
甲1発明において、吸水性表層内の「非水溶性顔料の粉末」は本件発明1の「無機質材料の粉体」に相当する。
また、「1ミリメートルから20ミリメートルの大きさに造粒した吸水性粒状体」は、粒度が1mm以上であるといえる。
さらに、動物用排尿処理材としての使用目的、「粒状形の動物用排尿処理材」を、吸水性粒状体を乾燥した後、同粒状体1を覆う吸水性表層2の混合物を乾燥状態でまぶして製造していること(記載事項g、h参照)から、甲1発明の「粒状形の動物用排尿処理材」が「乾燥被覆造粒物」であることは明らかである。

したがって、両者は、
「有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物である粒状の排泄物処理材。」
である点で一致し、次の点で相違する。
相違点1:「被覆層部」が、本件発明1では、粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆うものであるのに対し、甲1発明では、粒状芯部の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して粒状芯部を覆うものである点。
相違点2:被覆層部に含まれる「無機質材料の粉体」が、本件発明1では、着色されたものであるのに対し、甲1発明は着色されたものか否か不明な点。

相違点1について検討する。
本件発明1の「粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆う被覆層部」とは、粒状芯部の少なくとも一部表面に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物が付着して被覆層部を構成し、この混合物の付着された表面において粒状芯部が被覆層部に覆われるものであることは明らかである。すなわち、粒状芯部に含まれる吸水性樹脂あるいは被覆層部に含まれる吸水性樹脂の接着作用により、被覆層部が粒状芯部の少なくとも一部表面に直接付着して被覆層部を形成しているものと解される。
一方、甲1発明は、粒状芯部の表面に塗布された水溶性接着剤層を有し、該水溶性接着剤層は、接着剤非塗布部と接着剤塗布部を有しているから、被覆層部は、接着剤層の接着剤塗布部に付着して粒状芯部の表面を覆うものである。
もっとも、甲1発明においても、水溶性接着剤層の接着剤非塗布部においては、粒状芯部に含まれる吸水性樹脂あるいは被覆層部に含まれる吸水性樹脂の接着作用により、粒状芯部の一部表面に被覆層部を構成する混合物が付着している場合もあると認められるが、被覆層部としては、水溶性接着剤層を介して粒状芯部を覆うものであり、「粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆う被覆層部」とはいえない。
そして、甲1発明は、「塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層」により、「吸水性粒状体と吸水性表層との複合構造を健全に維持しつつ、排尿吸収により染色された排尿吸収処理材のみを局部的に除去し得る」(記載事項bの段落【0010】参照)ものであり、非連続水溶性接着剤層なくしては発明としてなりたたないものであるから、塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して被覆層部を粒状芯部に付着することと、粒状芯部の少なくとも一部表面に被覆層部を付着することとが、実質的に同一技術である、あるいは課題を解決するための手段における微差であるとすることはできない。

請求人は甲第2号証ないし甲第13号証を提出し、粒状体から成る排泄物処理材において、粒状体(粒状芯部)に被覆層部を形成することは周知慣用の技術であり、該被覆層部の形成に当たり、接着剤を使用しないで、或いは接着剤を使用して付着ないし接着せしめることも周知慣用の技術である旨主張している(弁駁書6頁下から4行?8頁下から2行)。
そして、甲第2号証、甲第3号証、甲第5号証、甲第6号証、甲第8号証、甲第10号証及び甲第11号証には、粒状体の表面に吸水性樹脂又は粘着材を付着した排泄物処理材が、甲第4号証及び甲第9号証には、でん粉、吸水性ポリマーを含む核部分に表層を被覆した排泄物処理材が、甲第12号証には、吸水性ポリマーを含む粒体の表面に界面活性剤を付着させた排泄物処理材が、甲第13号証には糊料、及び、pH指示薬と吸水性ポリマーを含むインク組成物を含む粒体の排泄物処理材が、甲第7号証には有機粒状体の表面に有機膨潤材を被覆した粒状物を充填した土嚢が記載されている。
しかし、甲1発明は、上記のとおり、「塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層」を必須とするものであり、甲第2号証ないし甲第13号証によっても、上記相違点1に係る判断は左右されない。

相違点2について検討すると、甲1発明において、被覆層部に含まれる「無機質材料の粉体」は、動物の排尿が該吸水性表層に浸透することにより吸水性表層を発色させるためのものであり、「水溶性染料」を含有させたものと同様の作用をするものであるから(記載事項c、h参照)、発色状態を明確にするべく、着色された無機質材料の粉体を使用することも含まれると解され、相違点2は実質的な差異ではない。

したがって、本件発明は、甲1発明とは相違点1に係る差異があるから、甲1発明と同一であるとすることはできない。

2.本件発明2について
上記「1.本件発明1について」の、本件発明1と甲1発明の対比をふまえて、本件発明2と甲1発明と対比すると、甲1発明において粒状芯部に含まれる「粘着剤の粉末」及び「無機充填材の粉末」は、本件発明2の「添加物質」に相当するから、両者は少なくとも次の点で相違する。
相違点3:「被覆層部」が、本件発明2では、粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆うものであるのに対し、甲1発明では、粒状芯
部の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して粒状芯部を覆うものである点。
相違点3については、上記「1.本件発明1について」で相違点1について検討したのと同様に、実質的に同一技術である、あるいは課題を解決するための手段における微差であるとすることはできない。
したがって、本件発明2は、甲1発明とは相違点3に係る差異があるから、甲1発明と同一であるとすることはできない。

3.本件発明3について
上記「1.本件発明1について」の、本件発明1と甲1発明の対比をふまえて、本件発明3と甲1発明と対比すると、甲1発明において被覆層部に含まれる「粘着剤の粉末」は、本件発明3の「添加物質」に相当するから、両者は少なくとも次の点で相違する。
相違点4:「被覆層部」が、本件発明3では、粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆うものであるのに対し、甲1発明では、粒状芯部の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して粒状芯部を覆うものである点。
相違点4については、上記「1.本件発明1について」で相違点1について検討したのと同様に、実質的に同一技術である、あるいは課題を解決するための手段における微差であるとすることはできない。
したがって、本件発明3は、甲1発明とは相違点4に係る差異があるから、甲1発明と同一であるとすることはできない。

4.本件発明4について
上記1.及び2.における、本件発明1、2と甲1発明の対比をふまえて、本件発明4と甲1発明と対比すると、甲1発明において被覆層部に含まれる「粘着剤の粉末」は、本件発明4の「糊料」に相当するから、両者は少なくとも次の点で相違する。
相違点5:「被覆層部」が、本件発明4では、粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆うものであるのに対し、甲1発明では、粒状芯部の表面に塗布された多数の接着剤非塗布部と接着剤塗布部から成る非連続水溶性接着剤層を介して粒状芯部を覆うものである点。
相違点5については、上記「1.本件発明1について」で相違点1について検討したのと同様に、実質的に同一技術である、あるいは課題を解決するための手段における微差であるとすることはできない。
したがって、本件発明4は、甲1発明とは相違点5に係る差異があるから、甲1発明と同一であるとすることはできない。

5.本件発明5ないし7、9について
本件発明5ないし7、9は、本件発明1ないし4のいずれかを引用するものであるから、本件発明1ないし4が、甲1発明と同一であるとすることができない以上、甲1発明と同一であるとすることができない。

第7 むすび
以上のとおりであるから、請求人の主張する理由及び証拠方法によっては、本件請求項1ないし7及び請求項9に係る発明についての特許を無効とすることはできない。
審判に関する費用については、特許法第169条第2項において準用する民事訴訟法第61条の規定により、請求人が負担すべきものとする。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
粒状の排泄物処理材及び製造方法
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項2】有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項3】有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項4】有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面に付着して、該表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料の混合物を含有する被覆層部とを備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項5】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し10重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項6】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し5重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項7】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し1重量%以下の量であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項8】有機質材料の粉体がプラスチック材料の粉体であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項9】有機質材料の粉体が有機質材料廃棄物粉砕物であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項10】有機質材料の粉体がプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物粉砕物を含有する混合物であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項11】プラスチック材料の粉体を形成するプラスチック材料が、プラスチック材料、廃プラスチック材料、動物用排泄物処理材の廃材、動物用排泄物処理材の廃材のプラスチック材料に富む分離産物、紙おむつ廃材、紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、生理用ナプキン廃材、生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用紙おむつ廃材、動物用紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、生理用ナプキン廃材、生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、乳パッド廃材、乳パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、汗パッド廃材、汗パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、失禁パッド廃材、失禁パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用シーツ廃材、動物用シーツ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、寝具用シーツ廃材、寝具用シーツ廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、マスク廃材、マスク廃材のプラスチック材料に富む分離産物、アイマスク廃材、アイマスク廃材のプラスチック材料に富む分離産物、座席用ヘッドカバー廃材、座席用ヘッドカバー廃材のプラスチック材料に富む分離産物、枕カバー廃材、枕カバー廃材のプラスチック材料に富む分離産物若しくは合成樹脂繊維廃材、又はこれら二以上を含む混合物であることを特徴とする請求項8又は10に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項12】有機質材料廃棄物粉砕物を形成する有機質材料廃棄物が、薄葉紙廃材、衛生用紙廃材、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、新聞紙屑、雑誌屑、バフ粉、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、紙粉、フラップパルプ、吸水性繊維廃材、不織布廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞屑、雑誌屑、製紙スラッジ、パルプスラッジ、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、野菜屑、使用済み切符若しくはパンチ屑、又はこれら二以上を含む混合物であることを特徴とする請求項9又は10に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項13】紙粉が、薄葉紙、薄葉紙廃材、衛生用紙、衛生用紙廃材、トイレットペーパー用紙、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー用紙、ティッシュペーパー廃材、化粧紙用紙、化粧紙廃材、ちり紙用紙、ちり紙廃材、紙綿、紙綿廃材、紙タオル、紙タオル廃材、便座シート廃材、新聞用紙、新聞紙屑、雑誌屑、バフ粉、機械パルプ、機械パルプ廃材、化学パルプ、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ、綿状パルプ廃材、木材パルプ、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上の粉砕物の混合物であり、0.5ミリメートル以下の粒度を有するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項14】着色されている無機質材料の粉体は、顔料で着色されている無機質材料の粉体であって、その水分含有率は、5重量パーセント以下であり、またその粒度は0.15mm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項15】着色されている無機質材料の粉体は、顔料で着色されている無機質材料の粉体であって、その水分含有率は、5重量パーセント以下であり、またその粒度は0.05mm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項16】着色されている無機質材料の粉体は、顔料で着色されている無機質材料の粉体であって、その水分含有率は、5重量パーセント以下であり、またその粒度は0.03mm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項17】無機質材料が、カオリンクレー、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、サチンホワイト、石膏、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化アルミニウム、ゼオライト、ベントナイト、カオリン、活性炭であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項又は請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項18】顔料が、コバルト顔料、鉄顔料、クロム顔料、マンガン顔料、銅顔料、バナジウム顔料若しくは硫化物顔料又はその他の無機顔料であることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項19】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が40重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項20】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が20重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項21】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が10重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項22】被覆層部の糊料の含有率が40重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項23】被覆層部の糊料の含有率が20重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項24】被覆層部の糊料の含有率が10重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項25】被覆粒状物は、水分含有率が12重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項26】被覆粒状物は、水分含有率が7重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項27】添加物質が、接着作用を有する物質、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質、界面活性剤若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質を包含することを特徴とする請求項2又は4に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項28】殺菌作用を有する物質が、殺菌剤、防黴剤若しくは防腐剤又はこれら二以上薬剤を含有することを特徴とする請求項27に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項29】5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項30】5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体及び添加物質を含有する混合物に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項31】5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項32】5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体及び添加物質を含有する混合物に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項33】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し10重量%以下の量であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項35】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し5重量%以下の量であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項36】粒状芯部の吸水性樹脂の含有率が、該有機質材料の粉体に対し1重量%以下の量であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項37】有機質材料の粉体がプラスチック材料の粉体であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項38】有機質材料の粉体が有機質材料廃棄物粉砕物であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項39】有機質材料がプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物粉砕物を含有する混合物であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項40】プラスチック材料の粉体を形成するプラスチック材料が、プラスチック材料、廃プラスチック材料、動物用排泄物処理材の廃材、動物用排泄物処理材の廃材のプラスチック材料に富む分離産物、紙おむつ廃材、紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、生理用ナプキン廃材、生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用紙おむつ廃材、動物用紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、生理用ナプキン廃材、生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分離産物、乳パッド廃材、乳パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、汗パッド廃材、汗パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、失禁パッド廃材、失禁パッド廃材のプラスチック材料に富む分離産物、動物用シーツ廃材、動物用シーツ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、寝具用シーツ廃材、寝具用シーツ廃材のプラスチック材料に富む分離産物、マスク廃材、マスク廃材のプラスチック材料に富む分離産物、アイマスク廃材、アイマスク廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、座席用ヘッドカバー廃材、座席用ヘッドカバー廃材のプラスチック材料に富む分離産物、枕カバー廃材、枕カバー廃材のプラスチック材料に富む分離産物若しくは合成樹脂繊維廃材、又はこれら二以上を含む混合物であることを特徴とする請求項37又は39に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項41】造粒物に使用される有機質材料廃棄物の粉体を形成する有機質材料廃棄物が、薄葉紙廃材、衛生用紙廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、新聞紙屑、雑誌屑、バフ粉、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、紙粉、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、不織布、不織布廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞屑、雑誌屑、製紙スラッジ、パルプスラッジ、不織布屑、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、野菜屑、使用済み切符若しくはパンチ屑、又はこれら二以上を含む混合物であることを特徴とする請求項38又は39に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項42】紙粉が、薄葉紙、薄葉紙廃材、衛生用紙、衛生用紙廃材、トイレットペーパー用紙、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー用紙、ティッシュペーパー廃材、化粧紙用紙、化粧紙廃材、ちり紙用紙、ちり紙廃材、紙綿、紙綿廃材、紙タオル、紙タオル廃材、便座シート廃材、新聞用紙、新聞紙屑、雑誌屑、バフ粉、機械パルプ、機械パルプ廃材、化学パルプ、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ、綿状パルプ廃材、木材パルプ、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、紙粉、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上の粉砕物の混合物であり、0.5ミリメートル以下の粒度を有するものであることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項43】着色されている無機質材料の粉体は、顔料で着色されている無機質材料の粉体であって、その水分含有率は、5重量パーセント以下であり、またその粒度は0.15mm以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項44】着色されている無機質材料の粉体が、顔料で着色されて、粒度が0.05mm以下の無機化合物の粉体であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項45】着色されている無機質材料の粉体が、顔料で着色されて、粒度が0.03mm以下の無機化合物の粉体であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項46】無機質材料が、カオリンクレー、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、サチンホワイト、石膏、二酸化チタン、二酸化珪素又は酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項47】顔料が、コバルト顔料、鉄顔料、クロム顔料、マンガン顔料、銅顔料、バナジウム顔料又は硫化物顔料であることを特徴とする請求項43乃至45の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項48】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が40重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項49】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が20重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項50】被覆層部の吸水性樹脂の含有率が10重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項51】被覆層部の糊料の含有率が40重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項52】被覆層部の糊料の含有率が20重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項53】被覆層部の糊料の含有率が10重量パーセント以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項54】被覆粒状物は、水分含有率が12重量%以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項55】被覆粒状物は、水分含有率が7重量%以下であることを特徴とする請求項29乃至32の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項56】添加物質が、脱臭作用を有する物質、殺菌作用を有する物質、界面活性剤若しくは着色物質又はこれらの二以上の物質を包含することを特徴とする請求項30又は32に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項57】殺菌作用を有する物質が、殺菌剤、防黴剤若しくは防腐剤又はこれら二以上の薬剤を含有することを特徴とする請求項56に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人用及びは動物用の粒状の排泄物処理材の製造方法に関し、特に着色された被覆造粒物を含む人用、又は猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関する。また本発明は、衛生用品から回収された材料又は該材料及び廃材を素材として、特に着色された被覆造粒物を含む人用及びは動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
家畜、愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材、特に屋内での粒状の排泄物処理材は、砂、ベントナイト、ゼオライト等の無機質材料や、コーヒー抽出残渣、茶殻、製紙用パルプ、パルプスラッジなどの有機質材料又は有機質廃材に吸水性樹脂を配合してを小塊状又は粒状に成形されている。一方、紙おむつの製造時に発生する大量の紙おむつ廃材は、粉砕されて分級されて、主としてパルプを含む分級等による分離産物と主としてプラスチック材料を含む分級等による分離産物に分けられて回収され、主としてパルプを含む分級等による分離産物は、フラッフパルプとして再生され使用されるが、主としてプラスチック材料を含む分級等による分離産物は、その殆どが焼却処理されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、家畜、愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材は、素材として廃材等が使用されるので、廃材混合物特有の斑の色を呈して見掛けが悪いので、その表面が着色されている。粒状の排泄物処理材の着色は、素材の廃材に着色物質を混合したり、又は粒状物の表面に、着色物質が混合された被覆材料を散布等により付着させて行われている。しかし、着色物質は比較的高価であるために、製造費の関係上、着色物質の使用量を増やすことが難しく、粒状の排泄物処理材を見てくれよく均一に又は綺麗に着色させることは難しく問題とされている。また、このように着色した粒状の排泄物処理材は、排泄時に濡れて、着色した色が動物の体に付着して動物の体が汚れて問題とされている。
本発明は、従来の粒状の排泄物処理材の着色にかかる問題点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、微細な着色されている微細な無機質材料の粉体を紙粉及び吸水性樹脂と混合して、粒状物に散布することにより、均一に着色された粒状の排泄物処理材を得ることができ、そしてこのように着色された粒状の排泄物処理材は、排泄時に濡れても、着色した色が動物の体に付着して動物の体を汚すことがないことを発見して、本発明に至った。
本発明は、着色物質を他の被覆材料と直接混合しないで、先ず、例えば0.05mm以下の微細な無機質材料粒子を着色物質により着色して着色材とするものであり、この着色された微細な無機質材料粒子を着色材として含む被覆組成物により、造粒された粒状物に均一の着色被覆組成物層部を有する粒状の排泄物処理材及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
即ち、(1)本発明は、有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆層部、又は紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆層部を備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また、(2)本発明は、有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆層部、又は紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆層部を備える乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、(3)本発明は、5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体及び添加物質を含有する混合物に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆組成物、又は紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、(4)本発明は、5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体に、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の粒状芯部を形成し、この粒状芯部に、紙粉、着色されている無機質材料の粉体及び吸水性樹脂を含有する被覆組成物、又は紙粉、着色されている無機質材料の粉体、吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物を散布して、前記粒状芯部の少なくとも一部表面を前記被覆組成物により被覆して、前記粒状芯部の表面上に被覆組成物で形成された被覆層部を有する被覆粒状物を形成し、この形成された被覆粒状物を乾燥して、水分含有率が12重量%以下の乾燥被覆粒状物を形成することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、人又は動物用であり、5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体及び有機質材料の粉体に対し5重量パーセント以下の量の吸水性樹脂を含有して1ミリメートル以上の粒度に造粒等によりされた粒状芯部と、該粒状芯部の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、高吸水性樹脂及び糊料を含有して形成される被覆混合層を備えている。本発明において、粒状芯部は、1ミリメートル以上の粒度を有する粒子であればよく、粒状物の形状については特に限定されるものでない。粒状芯部としては、1ミリメートル以上の粒度を有して、例えば、球形粒子、柱状粒子、中空状粒子、顆粒状粒子、塊状粒子、粉状粒子及びその他の形状の粒子を意味する。また、本発明においては、乾燥被覆粒状物は、粒状芯部を覆う被覆層部を有する被覆粒状物であり、前記粒状芯部に被覆層部の分だけ粒度が大きく形成されるが、好ましくは、2ミリメートル以上の粒度、好ましくは3ミリメートル以上の粒度を有する粒子に形成されるのが好ましい。
【0007】
本発明において、1ミリメートル以上の粒度を有する粒状芯部は、被造粒混合物を造粒して製造することができる。本発明において、被造粒混合物は、5ミリメートル以下の粒度の有機質材料の粉体と、該有機質材料の粉体より少量の吸水性樹脂を混合して製造することができる。被造粒混合物には、吸水性樹脂は、前記有機質材料の粉体に対し10重量パーセント以下、5重量パーセント以下又は1重量パーセント以下の量で混合される。吸水性樹脂を前記有機質材料の粉体に対し5重量パーセント以下として、粒状芯部が弱い吸水性を有するものとすることができる。この場合、吸水は、主として被覆層部で行われ、粒状芯部は保水性を有するものとされる。粒状の排泄物処理材の被覆層部における吸水性樹脂の含有量を、5重量パーセント以下とすると、濡れた粒状の排泄物処理材は完全に結着するが、水中で分散できるようにすることができる。被覆層部において、吸水性樹脂は、その一部を糊料で代えることができる。被覆層部の吸水性樹脂含有量を少なくし糊料の量を多くすると、濡れたときの粒状の排泄物処理材の結着機能を強くし、水中での分散機能を大きくすることができる。本発明において、被造粒混合物には、造粒に先立って造粒に必要な水が混合される。本発明において、造粒は、例えば、比較的高水分で造粒するスクリュー式押出し造粒装置又は比較的低水分で造粒するディスクペレッター等のロール式押出し造粒装置やラム式押出し造粒装置による造粒を行うことができる。スクリュー式押し出し造粒装置により造粒する場合は、被造粒混合物の25乃至50重量パーセントの水が混合されるが、ロール式押し出し造粒装置により造粒する場合は、被造粒混合物の10乃至25重量パーセントの水が混合される。
【0008】
この造粒に必要な水の供給は、被造粒混合物に外部から水を添加して行うことができる。しかし、再生されて脱水されていない含水再生吸水性樹脂はかなりの水を含有するので、この含水再生吸水性樹脂の混合により、それに含有されている水が加えられることになる。含水再生吸水性樹脂を使用する場合には、その含水再生吸水性樹脂に含有されている水の分だけ、被造粒混合物への外部からの水の供給量を減らすことができる。この場合、例えば、自重の50倍以上の水を含有する含水再生吸水性樹脂を使用する場合は、該含水再生吸水性樹脂に含有される水の量が、被造粒混合物に混合する水の量に相当する量となるように、該含水再生吸水性樹脂を被造粒混合物に混合することができる。このように含水再生吸水性樹脂を混合した被造粒混合物の場合には、含水再生吸水性樹脂は、活性を失うことなく脱水されて、粒状の排泄物処理材に吸水性樹脂として使用することができるので好ましい。
【0009】
本発明において、造粒に当たって混合される含水再生吸水性樹脂は、水を自重の50倍以上、好ましくは300倍以上、さらに好ましくは、500倍以上の量で水を含有する一種又は二種以上の含水再生吸水性樹脂であり、このように多量の水を吸収した含水再生吸水性樹脂は、ゲル状又は粘稠な液状を呈する。特に、含有する水の量が多い含水再生吸水性樹脂は、液状に近いゲルとなるので、吸水性樹脂の混合時における含水再生吸水性樹脂の供給が、液体と同様に行なうことができるので好ましい。
【0010】
本発明において、被造粒混合物への吸水性樹脂の配合は、水の添加に含水再生吸水性樹脂を使用する場合には、その使用により加えられた分、被造粒混合物へ加える吸水性樹脂の量を減らすことができ、被造粒混合物への吸水性樹脂の配合量は造粒物に対して1重量%以下、好ましくは、0.1重量%以下、さらに好ましくは0.05重量%以下とすることができる。このように、吸水性樹脂の配合量が少ない粒状の排泄物処理材は、使用時に濡れて粒子相互が付着するが、この粒子相互の付着過程で膨潤が小さいために、安定した凝塊を形成することができるので好ましい。本発明において、一粒当たりの造粒物の保水能力及び吸水能力を大きくするために、パルプ等の繊維を含む有機質材料廃棄物を、混合することができる。
【0011】
本発明において、再生含水吸水性樹脂は、使用された廃材に含まれる含水吸水性樹脂又は該廃材から分級等により回収された含水吸水性樹脂であり、例えば、使用済み衛生用品から湿式処理により回収された含水吸水性樹脂である。このような使用済み含水吸水性樹脂、特に含水高吸水性樹脂は、自重の300倍以上、さらに500倍以上の水を吸収しており、再生処理が難しくその多くは廃棄されている。また加熱により再生するとしても、燃料費が高い上、加熱再生された含水吸水性樹脂は、吸水の性質が低下して、再度、使用することが難しい。しかし、このように吸水した含水吸水性樹脂は、吸水した侭で、粉状プラスチック材料等の有機質材料に混ぜて造粒を可能とし、しかも、被造粒混合物に混合された含水再生吸水性樹脂は、造粒物中に、吸水性能を大きく損なうことなく、吸水性樹脂として存在させることが可能である。含水吸水性樹脂は、液状を呈するほどに、水を吸収している方が、混合し易くなり、また含水吸水性樹脂を造粒に先立つて被造粒材料に混合すると、被造粒混合物の造粒過程で必要な水分の供給が行われて、被造粒材料に水を噴霧等により混合する工程が省けるので好ましい。この場合、混合された吸水性樹脂は、造粒装置により、被造粒組成物を押出し造粒する工程において潤滑油として機能するものである。
【0012】
本発明において、有機質材料の粉体は、プラスチック材料の粉体若しくは有機質材料廃棄物の粉体又はプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体である。プラスチック材料の粉体は、プラスチック一種又は二種以上のプラスチック材料を5ミリメートル以下の粒度に粉砕したものである。本発明において、プラスチック材料は、プラスチック材料及びプラスチック廃材を包含する。本発明において、プラスチック廃材は、粉状とすることにより、保水性を高めることができるので、性能及び価格の上から好ましい。プラスチック廃材は、例えば、衛生用品の製造時に発生する規格外の不良品若しくは裁断屑を包含し、また、前記衛生用品の不良品の再生処理時に発生する廃品及び使用済みの衛生用品の再生処理時に発生する廃品であって、前記衛生用品の製造工程及び再生工程において利用されないものである。したがつて、本発明において、プラスチック廃材は、製造されたプラスチック製品の中で、廃棄される規格外の不良プラスチック製品及びその製品の製造工程において発生し、その侭では当該製品の素材として再生及び使用できない端切れのプラスチック材料や端屑のプラスチック材料などのプラスチック廃材及び当該プラスチック製品の使用済みで廃棄されるプラスチック廃棄物を包含する。
【0013】
本発明において、例えば、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物や生理用ナプキン廃棄物等のプラスチック材料を含む廃棄物は、粒状の排泄物処理材に使用して保水性が良好であり、保水性材料として使用可能である。また、プラスチック廃材から回収されるもう一方の分離産物はパルプ及び吸水性樹脂に富む分離産物であるが、プラスチック廃材から回収されたフラッフパルプに富む分離産物は有機質材料廃棄物として、粒状の排泄物処理材に使用して吸水性が良好であり、吸水性材料として使用可能である。
【0014】
本発明において使用されるプラスチック廃材としては、プラスチック材料に富む、即ち10重量%以上、好ましくは30重量%の含有率でプラスチックを含有する粉状プラスチック材料及びプラスチック廃材をいい、例えば、このようなプラスチック廃材としては、動物用排泄物処理材の廃材粉砕物、動物用排泄物処理材の廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、紙おむつ廃材の粉砕物、紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、生理用ナプキン廃材の粉砕物、生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、動物用紙おむつ廃材の粉砕物、動物用紙おむつ廃材の粉砕物、動物用紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、動物用生理用ナプキン廃材の粉砕物、動物用生理用ナプキン廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、乳パッド廃材の粉砕物、乳パッド廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、汗パッド廃材の粉砕物、汗パッド廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、失禁パッド廃材の粉砕物、失禁パッド廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、動物用シーツ廃材の粉砕物、動物用シーツ廃材のプラスチック材料に富む分級等による分離産物、マスク廃材の粉砕物、アイマスク廃材の粉砕物、座席用ヘッドカバー廃材の粉砕物、枕カバー廃材の粉砕物若しくは合成樹脂繊維廃材粉砕物又はこれら二以上の粉砕物を含む混合物である。
【0015】
また、本発明において使用されるプラスチック廃材としては、例えば、ラミネート紙廃材がある。ラミネート紙廃材には、ラミネート紙食器廃棄物、ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑などがあるが、製造時に発生する紙食器の不良品、例えばラミネート紙食器の不良品廃棄物の他に、食事に供された使用済みの使い捨て紙食器類の廃棄物をも包含する。さらに、本発明において使用されるプラスチック廃材としては、不織布屑、プラスチックフィルム廃材、プラスチックシート廃材、プラスチック材料製不織布廃材若しくは紙おむつ廃材粉砕物から分離されたプラスチック材料に富む分離産物、これら廃棄物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン及び合成ゴム材などのプラスチック材料を、フィルムなどの形態で含有するが、この他に、吸水性を有する材料のパルプ材料や紙粉を含み、吸水性を有するので、プラスチック材料に混合して芯部の形成材料として使用することができる。この場合、これらの廃棄物は、5ミリメートル以下の粒度、好ましくは、3ミリメートル以下の粒度、さらに好ましくは2ミリメートル以下の粒度に粉砕されて使用されるが、このような粒度に粉砕すると、前記廃棄物に含有されているプラスチックフィルムは、フィルム間に水分を保持し易くなって保水機能を発揮できるので、保水材として使用可能である。ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、不織布屑、プラスチックフィルム廃材、プラスチックシート廃材、プラスチック材料製不織布廃材若しくは紙おむつ廃材粉砕物から分離されたプラスチック材料に富む分離産物、
【0016】
本発明において、粒状の排泄物処理材の吸水性及び保水性を、廉価な材料を使用して増加させるために、粉状プラスチック材料に、粉砕されて粉状の有機質材料廃棄物を混合して、造粒するのが好ましい。本発明において、有機質材料廃棄物は、有機質材料製品の製造時に発生する規格外の不良品若しくは裁断屑、該不良品の再生処理時に発生する廃品及び使用済みの廃品の再生処理時に発生する廃品であって、前記製品の製造工程、並びに不良品及び廃品の再生工程において利用されないものである。本発明において、粉砕される有機質材料廃棄物は、一種又は二種以上の有機質材料廃棄物を5ミリメートル以下の粒度に粉砕したものである。ここにおいて使用される有機質材料廃棄物は、有機質材料の廃材や有機質材料の廃棄物であり、このような有機質材料廃棄物としては、例えば、動物用排泄物処理材の廃材のパルプに富む分級等による分離産物、寝具用シーツ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、マスク廃材のパルプに富む分級等による分離産物、アイマスク廃材若しくはアイマスク廃材のパルプに富む分級等による分離産物、座席用ヘッドカバー廃材若しくは座席用ヘッドカバー廃材のパルプに富む分級等による分離産物、枕カバー廃材若しくは枕カバー廃材のパルプに富む分級等による分離産物、紙おむつ廃材若しくは紙おむつ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、生理用ナプキン廃材若しくは生理用ナプキン廃材のパルプに富む分級等による分離産物、動物用紙おむつ廃材若しくは動物用紙おむつ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、動物用生理用ナプキン廃材若しくは動物用生理用ナプキン廃材のパルプに富む分級等による分離産物、乳パッド廃材若しくは乳パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物、汗パッド廃材若しくは汗パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物、失禁パッド廃材若しくは失禁パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物又は動物用シーツ廃材若しくは動物用シーツ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞屑、雑誌屑、製紙スラッジ、パルプスラッジ、不織布屑、合成樹脂繊維廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、野菜屑、生ごみ、活性汚泥等の汚泥、使用済み切符若しくはパンチ屑、又はこれら二以上を含む混合物があり、これらは何れも、例えば、5ミリメートル以下の粒度の粉状物に粉砕して使用される。
【0017】
本発明において、前記野菜屑としては、葉菜屑、茎菜屑、果菜屑、花菜屑、香辛野菜屑、きのこ屑、山菜屑若しくは野草屑又はこれら二以上の屑を包含し、例えば、▲1▼水耕栽培の工場からの不適格品、例えば、もやし、かいわれ大根等の不適格品、▲2▼青果市場からの各種厨房の残り物、例えば、白菜、レタス、キャベツ、ほうれん草等の葉菜の表皮や、大根、人参、牛蒡、蕪等の根菜の葉の部分、▲3▼給食センターや惣菜工場からのジャガイモの皮や果実の皮等の各種野菜の廃棄部分、▲4▼生産農家からの各種野菜についての不適合品である廃棄野菜、▲5▼市場の各種野菜についてのコスト調整の廃棄野菜、▲6▼ジュース工場からの人参などの野菜汁の絞り粕及び林檎やオレンジなどの果汁の絞り粕、又は▲7▼スーパーマーケット等のカット野菜の加工工程で発生する各種野菜の切り屑や残り滓等、又はこれら二種以上の屑を含む。さらに、本発明においては、芋焼酎、麦焼酎及び米焼酎の焼酎製造時に発生する蒸留残渣をも包含する。また、本発明において、茶殻は、茶葉を水若しくは加熱された高温の水により浸出若しくは抽出された残渣を包含し、乾燥状態の茶殻及び含水する湿った状態の茶殻を包含する。焙煎コーヒー豆の抽出残渣は、焙煎されたコーヒー豆を水若しくは加熱された高温の水により浸出若しくは抽出された残渣、即ち抽出残渣を包含し、乾燥された乾燥状態の抽出残渣及び含水する湿った状態の抽出残渣を包含する。
【0018】
本発明において、粒状の排泄物処理材の吸水能力及び保水能力を大きくする場合には、含水吸水性樹脂の他に吸水性樹脂を芯部に配合することができる。また、本発明において、粒状の排泄物処理材が使用時に尿等で濡れた粒子同士を付着させて塊状とさせるために、尿等で濡れて付着し合うような性質を有する被覆層部を、造粒物の表面の少なくとも一部を覆って形成するのが好ましい。このような被覆層部は、従来の粒状の排泄物処理材において、尿等で濡れて付着し合うような性質を有する表面層を形成する材料により形成することができる。本発明においては、このような表面層と同等の被覆層部を形成するために、被覆材料として、吸水性樹脂又は接着性を有する材料又は吸水性樹脂及び接着性を有する材料の混合物が使用され、被覆層部を形成する被覆組成物には、該混合物が被覆材料の紙粉と共に使用される。
【0019】
本発明において、被覆組成物は、一種又は二種以上の被覆材料を包含するものであり、ここで、被覆材料の紙粉としては、薄葉紙、薄葉紙廃材、衛生用紙、衛生用紙廃材、トイレットペーパー用紙、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー用紙、ティッシュペーパー廃材、化粧紙用紙、化粧紙廃材、ちり紙用紙、ちり紙廃材、紙綿、紙綿廃材、紙タオル、紙タオル廃材、便座シート廃材、新聞用紙、新聞紙屑、雑誌屑、バフ粉、機械パルプ、機械パルプ廃材、化学パルプ、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ、綿状パルプ廃材、木材パルプ、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、紙粉、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上の粉砕物の混合物であり、何れも、0.5ミリメートル以下、好ましくは、0.3ミリメートル以下の粒度の粉状物に粉砕されて使用される。
【0020】
本発明において、造粒された粒状物粒子に含まれる有機質材料の固有の色調を隠すために、有色の着色性物質を配合した被覆組成物を、造粒により形成された粒状物の上に散布等により付着させて、造粒された粒状物の上に被覆層部を形成する。被覆層部を形成する場合、有色の着色作用を有する物質、即ち着色性物質の使用量は、粒状物に対して遥かに少量であるから、着色が不均一になり易い。そこで、本発明においては、造粒された粒状物を均一に着色するために、予め着色性物質により着色されている比較的不活性な無機酸化物等の無機質材料の粉体を、被覆材料に配合する。被覆材料に混合される着色されている無機質材料の粉体は、粒径が細かい粒子とした方が、着色した色の均一化が行われるので好ましい。例えば、被覆材料としての無機質材料の粉体の粒度は、150μm以下の粒度の粉体とすることができるが、100μm以下の粒度の粉体であるのが好ましく、より好ましくは、50μm以下の粒度の粉体であるのが好ましい。
【0021】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、5ミリメートル以下の粒度のプラスチック材料の粉体又はプラスチック材料の粉体又は有機質材料廃棄物の粉体を含む造粒物表面が、被覆層部又は着色された被覆層部で覆われているので、プラスチック材料の粉体及び/又は有機質材料廃棄物の粉体に特有の薄茶等の色を隠すことができ、粒状の排泄物処理材の使用時における、例えば室内の調度との調和、衛生感、使用者の好み及び色彩雰囲気等に応じることが可能なり、また、粒状の排泄物処理材の多色化を可能にすることができる。
【0022】
このような無機質材料の粉体としては、市販のチョーク粉即ち粉状の白墨の原料としての炭酸カルシウムや硫酸カルシウムの粉体がある。しかしこれらのほかにも、被覆材料に配合される無機質材料の粉体としては、例えば、白色顔料としての無機質材料の粉体を使用することができる。このような無機質材料の粉体としては、カオリンクレー、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、サチンホワイト、石膏、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化アルミニウム、ゼオライト、ベントナイト、カオリン又は活性炭などの粉体を使用することができる。ゼオライト、ベントナイト、カオリン又は活性炭の粉体を使用すると、吸着作用により、粒状の排泄物処理材に脱臭機能を持たせることができるので好ましい。このような無機質材料の粉体は、顔料又は染料と共に加熱下又は加熱することなく、攪拌混合しながら着色することができる。
【0023】
本発明において、微細な無機質材料粒子を着色する着色物質として、顔料及び染料を使用することができる。このような顔料及び染料には、黒色のものとしては、カーボン、エリオクロムブラックT、アミノブラック10B及びクロラゾルブラックBHがある。青色の顔料及び染料としては、シアニンブルー、アゾブルー及びパテントブルーがあり、緑色の顔料及び染料としては、シアニングリーン及びエメラルドグリーンがあり、黄色の顔料及び染料としては、アゾイエロー、アシッドイエロー及びハンサイエローがある。紙粉は、染料、顔料等により予め着色して、各種着色用の材料として使用することができる。本発明において、無機顔料が使用上好ましいが、このような無機顔料としては、コバルト顔料、鉄顔料、クロム顔料、マンガン顔料、銅顔料、バナジウム顔料又は硫化物顔料がある。
【0024】
本発明において、造粒により形成された粒状物は造粒時の水分を含有しており、その表面に散布等により供給された被覆材料は、粒状物の表面に被覆層部を形成する。本発明において、造粒により形成された粒状物への被覆材料の散布により、被覆材料中に含まれている着色された無機質材料の粉体は、造粒により形成された粒状物に付着して、粒状の排泄物処理材の望まれる色調に均一に着色される。本発明において、造粒された粒状物は、被造粒混合物の素材の有機質材料の色調を有するが、該造粒された粒状物を、前記素材が本来有する色調とは異なる色調に着色されている無機質材料の粉体を含有する被覆材料で被覆すると、造粒された粒状物は、前記素材が本来有する色調とは異なる色調に着色されている無機質材料により、被覆されて素材とは異なる色調に着色されるので、粒状の排泄物処理材となる被覆粒状物の色調を、例えば、青色及びその他使用時に周囲の環境に馴染む色調、又は顧客の好みの色調にすることができる。
【0025】
本発明において、着色されている無機質材料は、例えば、顔料又は染料その他の着色剤で着色された無機質材料であり、紙粉及び吸水性樹脂と混合して被覆材料材を形成する。本発明において、被覆材料により形成される被覆層部は、粒状の排泄物処理材の外層部を形成するものであって、粒状の排泄物処理材が尿で濡れたときに、粒状の排泄物処理材の粒子同士を結合する作用を有するものである。本発明において、粒状の排泄物処理材の粒子が、夫々の被覆層部を介して、互いが容易に結着するように、例えば、接着機能を有する物質、即ち接着剤を、被覆組成物に配合することができる。
【0026】
本発明において、接着剤としては、例えばα澱粉等の糊料やポリアクリル酸ナトリウム等の高吸水性樹脂がある。このような接着剤として機能する糊料としては、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、米澱粉、デキストリン、各α化した澱粉などの澱粉類、アクリルアミド、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース又はアルギン酸ナトリウムを使用することができ、又はこれら二以上を組み合わせて使用することができる。また、その他の接着剤としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、高吸水性樹脂、ビニルエステル、ベントナイト、ポリビニルアルコール(PVA)(ポバール:商品名)、プルラン、カゼイン又はゼラチンなどがあり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して使用される。また、アルコール溶解性の接着剤としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或は(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して使用することができる。ゼラチン等のゲル化剤及びポリビニルアルコールは、5ミリメートル以下の粒度の被造粒材料の粒子の確りした造粒物を形成できるので好ましい。
【0027】
本発明において、造粒により形成された粒状物を着色された無機質材料を含有する被覆材料により被覆して、着色された粒状の排泄物処理材とする場合、排泄に使用後に、排泄により濡れた粒状の排泄物処理材の部分が、透けて下の色が浮き出るようにすることができる。この場合、濡れている部分と濡れていない部分とは被覆層部の下の色が、浮き出ているか否かで見分けることができる。この場合、芯部となる造粒により形成された粒状物の色調が、濡れて外部から透けて見えるように、着色された無機質材料の色調を、造粒により形成された粒状物の色調と相違する色調とか、又は造粒により形成された粒状物の色調より薄い色調にすることができる。
【0028】
本発明において、粒状の排泄物処理材に使用される素材の有機質材料の粉体が、臭気を有する場合には、有機質材料による臭気等を緩和するために、また、衛生的に安全なものとし、また、触って、さらさらした感触を与え、さらに、黴や不快な臭いを発生させないために、造粒物は、水分が12重量%以下、好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは、8重量%以下になるように乾燥される。この乾燥された被覆粒状物は、粉塵等を発生させないために、造粒物は、1ミリメートル以上の粒度を有する粒状物に形成されるのが好ましい。また、該乾燥された被覆粒状物が、有機質材料廃棄物の粉砕物の臭気が室内の環境を悪化させることが無いように、また、衛生的に安全であるように、乾燥された被覆粒状物には、添加物質、即ち、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質、着色作用を有する物質若しくは接着作用を有する物質又はこれらの一種若しくは二種以上の物質を混合することができる。
【0029】
本発明において、粉状プラスチック材料及び有機質材料廃棄物の粉体は、1ミリメートル以上の粒度を有する粒状の排泄物処理材に形成するために、造粒し易い粒度、例えば5ミリメートル以下の粒度、好ましくは3ミリメートル以下の粒度に粉砕される。本発明において、粉砕は、乾式及び湿式で行なうことができる。粉状プラスチック材料が湿式の分級等による分離産物である場合には、水を含んだ状態であり、その侭湿式で粉砕される。また有機質材料廃棄物も放置されて水を含んだ状態である場合には、これら材料は湿式で粉砕される。湿式により粉砕する場合には、塵埃等の発生が無いので好ましい。したがって、有機質材料廃棄物が、水分含有率の少ないプラスチック材料の場合にも、粉砕工程を湿式で行い、混合工程も水を含んだ状態で行なうことができる。また、これらのプラスチック材料の粉体又はプラスチック材料及び有機質材料廃棄物の混合物と含水吸水性樹脂の混合は、例えば、スクリューフィーダーにより搬送される過程で行なうことができる。
【0030】
本発明において、有機質材料がプラスチック材料である場合、乾燥造粒物中のプラスチック材料の粉体乾燥物の含有率は30重量%以上、好ましくは50重量%以上であり、プラスチック材料の粉体乾燥物に混合される有機質材料廃棄物の粉体乾燥物は、プラスチック材料の粉体乾燥物より少ない量で含有される。有機質材料廃棄物の粉体乾燥物の含有率は、有機質材料廃棄物の種類に応じて決められる。吸水性及び保水性が大きい有機質材料廃棄物の場合には比較的多量に含有させることができる。しかし、吸水性及び保水性が小さい有機質材料廃棄物の場合には、粉状プラスチック材料の量を多くして、有機質材料廃棄物の量を、例えば30重量%以下、さらに10重量%以下と少なくすることができる。
【0031】
有機質材料廃棄物の中で、吸水能力が大きい有機質材料廃棄物としては、動物用排泄物処理材の廃材のパルプに富む分級等による分離産物、紙おむつ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、生理用ナプキン廃材のパルプに富む分級等による分離産物、動物用紙おむつ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、動物用生理用ナプキン廃材のパルプに富む分級等による分離産物、乳パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物、汗パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物、失禁パッド廃材のパルプに富む分級等による分離産物又は動物用シーツ廃材のパルプに富む分級等による分離産物、又はこれら二以上を含む混合物などがあるが、このような有機質材料廃棄物には、吸水性樹脂が含まれており、比較的吸水能力が大きくなっている。このように吸水能力が大きい有機質材料廃棄物の場合は、造粒される粒状物中への配合量を多くして吸水能力を増加させることができる。
【0032】
これに対して、有機質材料廃棄物粉砕物に使用される有機質材料廃棄物の中で、野菜屑、チタン紙廃材、使用済み切符、パンチ屑、合成樹脂繊維廃材若しくは家屋の解体材、又はこれら二以上を含む混合物などは、比較的吸水能力が低いが、保水能力があるので比較的少なく配合すると吸水性を失わずに保水性を保つことができる。本発明において、プラスチック廃材の粉体乾燥物の吸水速度が、パルプに比して極端に小さい場合には、その吸水速度の劣る点を補うために、界面活性剤を使用することができる。界面活性剤は、造粒前に、被造粒材料に添加される。界面活性剤の添加量は、被造粒材料の5重量%以下、好ましくは1重量%以下とするのが好ましい。界面活性剤は、市販のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤又はノニオン界面活性剤を使用することができる。また、この場合、界面活性剤は、水等の溶媒に溶解され溶液を希釈して又は希釈しないで使用される。乾燥造粒物は、界面活性剤溶液が添加された混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥して製造される。このように界面活性剤の添加は、造粒により得られた有機質材料廃棄物粉砕物の乾燥物を水に対して濡れ易くさせ、有機質材料廃棄物粉砕物の乾燥物の造粒物、即ち粒状の排泄物処理材についての水の吸収を速くすることができる。
【0033】
本発明において粒状の排泄物処理材は、その崩壊又は剥離等による粉塵の発生及び飛散を極力避けるために、例えば1ミリメートル以上の粒径の造粒物に造粒されるのが好ましいが、3ミリメートル以上の粒径の粒子に造粒すると、例えば、トイレ用の箱から室内に散り難くなり、仮令散ったとしても、粒子を拾い集めるのが容易であり、室内の衛生を保つ上で好ましい。しかし、これらの場合、1ミリメートル以下の粒子の存在や、3ミリメートル以下の粒子の存在を完全に排斥するものではない。本発明において、造粒物及び被覆粒状物は、球状、柱状、粒状、顆粒状若しくはその他の形状又はこれらの混合物に形成することができる。
【0034】
本発明において、水を吸収してゲル状を呈する含水吸水性樹脂としては、衛生用品その他の吸水性樹脂含有製品の使用済みのものから湿式分級等の分離手段により分離回収された水を含有する再生吸水性樹脂又は再生高吸水性樹脂がある。このような再生された吸水性樹脂は、塩素酸ソーダ等の殺菌剤や、衛生用品の場合には、時には尿等の体液中の成分を、微量ながら含有する。本発明において、含水再生吸水性樹脂は、比較的吸水性能の小さい吸水性樹脂及び吸水性能の高い高吸水性樹脂で、水を自重の30倍以上、好ましくは水を自重の50倍以上の量で吸水している吸水性樹脂を包含する。造粒に先立って、プラスチック材料の粉体、又はプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体の混合物には、高吸水性樹脂及び水が混合されるが、一般には、プラスチック材料の粉体、又はプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体の混合物に高吸水性樹脂を混合し、次いで水を混合して、造粒装置を通して造粒される。しかし、この吸水性樹脂が、含水再生吸水性樹脂であって、高倍率で水を吸収して、液状乃至ゲル状となつている場合には、高吸水性樹脂粉及び水の混合が行い易く、また、多くの水を吸収しているので吸水性樹脂の使用量を少なくできて好ましい。このような吸水性樹脂、殊に、含水再生吸水性樹脂は、5ミリメートル以下の粒度のプラスチック材料の粉体、又は5ミリメートル以下の粒度のプラスチック材料の粉体及び5ミリメートル以下の粒度の有機質材料廃棄物の粉体の混合物を造粒装置で押出し造粒するときの潤滑材として機能する。殊に、含水してゲル状又は溶液状となっている高吸水性樹脂は、高吸水性樹脂の量が形成される被覆組成物の1重量%以下の量であっても、潤滑作用を発揮することができる。
【0035】
本発明において、吸水性樹脂は、吸水性樹脂の他に高吸水性樹脂をも意味する。したがって、吸水性樹脂は、該樹脂の重量に対し重量で数十倍から二千倍程度の水を吸収でき、形を保持してゲル状となるか、又は溶液状となる樹脂であり、市販の高吸水性樹脂(高吸水性ポリマー)がある。このような高吸水性樹脂としては、例えば、澱粉-アクリロニトリルグラフト共重合体、澱粉-アクリル酸グラフト共重合体、澱粉-スチレンスルホン酸グラフト共重合体及び澱粉-アクリルアミドグラフト共重合体などの澱粉系高吸水性樹脂、セルロース-アクリロニトリルグラフト共重合体、セルロース-スチレンスルホン酸グラフト共重合体及びカルボキシメチルセルロースの架橋体などのセルロース系高吸水性樹脂、ヒアルロン酸及びアガロースなどの多糖類高吸水性樹脂、コラーゲン等のたんぱく質高吸水性樹脂、ポリビニルアルコール架橋重合体及びポリビニルアルコール吸水ゲル凍結解凍エラストマーなどのポリビニルアルコール系高吸水性樹脂、ポリアクリル酸ナトリウム架橋重合体及びアクリル酸ナトリウム-ビニルアルコール共重合体などのアクリル系高吸水性樹脂、ポリエチレングリコール-ジアクリレート架橋重合体などのポリエーテル系高吸水性樹脂、無水マレイン酸系(共)重合体及びビニルピロリドン系(共)重合体などの付加重合体系高吸水性樹脂、エステル系ポリマー及びアミ系ポリマーなどの縮合系高吸水性樹脂などがあり、また、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、ポリエチレングリコールの架橋物、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、キトサンの塩又はプルランのゲルなどがある。これら高級水性樹脂は、造粒に先立って、5ミリメートル以下の粒度の粉状プラスチック材料,又は粉状プラスチック材料及び有機質材料廃棄物粉砕物の混合物に、単独で又は2種以上の混合物の形で配合することができる。
【0036】
本発明において、被造粒組成物には、脱臭作用又は消臭作用を有する物質、即ち、脱臭剤を混合して、粒状の排泄物処理材に脱臭作用を保持させることができる。ことができる。このような脱臭剤としては、活性炭、シリカゲル、木酢液、竹酢液、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、ゼオライト、ベントナイト、カテキン類、カルコン、フラバノン、フラボン、フラボノール、フラバノノール、フラバノール、イソフラボン、アントシアン類、スメルナーク(商品名:株式会社東海興産製)、ミヤラビ(商品名:発売元:海球倶楽部)パンシルBA-210-1(柿抽出液)(リリース科学工業株式会社製)若しくはヒバ油、又はこれらの二種以上の混合物がある。
【0037】
本発明において、排泄物処理材は、保存時の黴の発生を避けるために、5ミリメートル以下の粒度の有機質材料廃棄物粉砕物の乾燥物の乾燥造粒物に、殺菌作用を有する物質を添加することができる。本発明において、このような殺菌作用を有する物質は、5ミリメートル以下の粒度の粉状プラスチック材料乾燥物、又は粉状プラスチック材料乾燥物及び有機質材料廃棄物粉砕物の乾燥物を脱色しないように、脱色作用を有しないものであるのが好ましい。このような殺菌作用を有する物質は、例えば、食品の保存及び殺菌に使用される食品用の保存料及び殺菌料であるのが好ましい。このような殺菌作用を有する物質としては、例えば、有機酸、食塩、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール並びに安息香酸又はその塩などの殺菌剤、防腐剤及び防黴剤を使用することができ、この他に抗菌剤を使用することができる。本発明において、殺菌作用を有する物質としては、以上の他に、酢酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール、次亜塩素酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、二酸化塩素若しくは食塩、又はこれら2種以上の混合物がある。
【0038】
酸化により容易に脱色されない顔料を5ミリメートル以下の粒度の粉状プラスチック材料乾燥物や有機質材料廃棄物粉砕物の乾燥物の着色物質とする場合には、次亜塩素酸又はその塩、例えば次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウム、これらの他に二酸化塩素を使用することができる。ヒバ油の中の有効成分であるヒノキチオールの添加は、桧及びひば等のヒノキチオールを含有する木粉を添加して行なうことができる。このようなヒノキチオール含有の木粉を使用することは、製材工場の廃物を有効に利用することができるので好ましい。
【0039】
本発明において、被覆層部は、被覆材料と吸水性樹脂の混合物に、さらに場合によっては添加物質を混合して調製することができる。本発明において、被覆材料としては、紙粉、吸水性樹脂及び着色された無機質材料の粉体で形成されている被覆組成物を使用するのが好ましい。この場合、被覆層部を形成する紙粉の量は、被覆層部の50重量部以上であり、好ましくは60重量%であり、さらに好ましくは、紙粉55重量%である。また,被覆層部を形成する吸水性樹脂の量は、被覆層部に対して40重量%以下であり、好ましくは、35重量%である。被覆層部を形成する吸水性樹脂としてアクリル酸ナトリウムの使用は、被覆層部を形成する過程で、粒子相互の結着が強固となるので、アクリル酸ナトリウムの使用量は30重量パーセントパーセント以下とし、接着力の不足は、澱粉系高吸水性樹脂で代えるのが好ましい。
【0040】
本発明において、このような被覆材料としては、粉状パルプ材料を使用することができる。このような粉状パルプ材料としては、衛生用紙の製造工程から排出される規格外の衛生用紙廃材又は衛生用紙の裁断屑などがある。このような被覆材料としては、薄葉紙、薄葉紙廃材、衛生用紙、衛生用紙廃材、トイレットペーパー用紙、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー用紙、ティッシュペーパー廃材、化粧紙用紙、化粧紙廃材、ちり紙用紙、ちり紙廃材、紙綿、紙綿廃材、紙タオル、紙タオル廃材、便座シート廃材又はバフ粉などがあり、これらの以外の被覆材料として使用できる廃材としては、新聞用紙、新聞紙屑、雑誌屑、機械パルプ、機械パルプ廃材、化学パルプ、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ、綿状パルプ廃材、木材パルプ、木材パルプ廃材、古紙パルプの粉砕物、紙粉、フラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら二以上の粉砕物の混合物などがある。これらは何れも、0.5ミリメートル以下の粒度、好ましくは0.3ミリメートル以下の粒度、さらに好ましくは0.1ミリメートル以下の粒度に粉砕されて被覆層部の形成に使用される
【0041】
本発明において、粒状の排泄物処理材は、プラスチック材料の粉体又はプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体を含む造粒物表面を、被覆層部で覆って形成することができる。使用時に、例えば尿は、粒状の排泄物処理材の被覆層部の表面に付着し、尿が被覆層部に付着して濡れた粒状の排泄物処理材は、互いに濡れた被覆層部を介して結着し、固形排泄物の場合には、該排泄物の周囲に付着すると共に、該排泄物を包み込むように互に結着する。本発明においては、粒状の排泄物処理材は、排泄物をその周囲から包み込んで結着するので、排泄物の汚臭等は、排泄物処理材に吸着されて周囲に放散されない。以上のように、本発明においては、粒状の排泄物処理材の被覆層部には、接着剤として、ポリビニルアルコールや小麦粉等の糊料が混合されているので、人又は動物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。また、動物の排泄処理材の芯部等に補助脱臭剤及び/又は高吸水性樹脂が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優れた脱臭性並びに吸水性及び保水性を発揮する。本発明において、芯部の上に形成される被覆層部が、適度の吸水及び接着機能を有するように、各種パルプ材料粉又は紙粉の他に各種吸水性樹脂を配合して形成することができる。この場合、被覆層部は、例えば、パルプ材料粉又は紙粉に加えて、吸水及び接着機能を有する吸水性樹脂、吸水量が比較的大きい高吸水性樹脂及び増粘剤として機能する吸水性樹脂を、実験的に求められた適当な比率で配合して形成することができる。
【0042】
本発明において、粒状の排泄物処理材の素材である、プラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体の粒度は、5ミリメートル以下とされ、好ましくは3ミリメートル以下とされる。殊に、素材の粒度が、5ミリメートル以下の場合には、得られる乾燥造粒物の保水性が大きくなるので好ましい。素材の粒度が、3ミリメートル以下の粒度の場合には、得られる乾燥造粒物の保水性をさらに大きくできるので好ましい。本発明において、有機質材料廃棄物の粉体は、造粒に先立って、粉状プラスチック材料の粉体に40重量%以下の量で、好ましくは10重量%以下の量で混合することができる。
【0043】
本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされていたプラスチック材料の粉体及び有機質材料廃棄物の粉体を、含水吸水性樹脂と混合して、造粒して、粒状の排泄物処理材とするので、5ミリメートル以下の粒度の素材の粉砕物に、例えば、茶殻、活性炭入りプラスチック材料廃物等の可燃性の脱臭剤を混合して、造粒して、1ミリメートル以上、好ましくは3ミリメートル以上の粒径の粒状物を形成し、この粒状物をパルプ又は紙粉及び高吸水性樹脂並びに着色された微細な無機質材料粒子を含有する被覆組成物により被覆して、粒状物の表面に均一に着色された被覆層部を形成して、人又は動物用の粒状の排泄物処理材とするものであり、主として可燃物で構成されており、粒状の排泄物処理材として、尿の吸収が良く、また保水性が良く、消臭性が顕著に良好である上に、焼却等廃棄処理が容易である。本発明における粒状の排泄物処理材は、主として可燃物で構成されており、しかも、高発熱量のパルプ又は紙粉、及び高発熱量のプラスチック材料を主として含有しているので発熱量が大きく、使用後の焼却が容易である。
【0044】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の平面図である。
【0045】
図1において、プラスチック材料は、紙おむつ分級処理により分離回収される回収プラスチック材料であり、5mm以下の粒度に粉砕されて、回収プラスチック材料の粉体供給用の計量ホッパー1に供給される。回収プラスチック材料の粉体供給用ホッパー1は、ベルトコンベヤ装置2の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ装置2に、回収プラスチック材料の粉体を供給可能に設けられている。また、本例において、主として紙おむつ廃材粉砕物の供給用の計量ホッパー3は、ベルトコンベヤ装置4の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ装置4に紙おむつ廃材粉砕物を供給可能に設けられている。本例において、回収プラスチック材料の粉体供給用のベルトコンベヤ装置2の搬送出口5及び紙おむつ廃材粉砕物供給用のベルトコンベヤ装置4の搬送出口6は、夫々、第一混合用ベルトコンベヤ装置7の導入口に位置して設けられている。ベルトコンベヤ装置2及びベルトコンベヤ装置4で第一混合用ベルトコンベヤ装置7に供給された回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物は、第一混合用ベルトコンベヤ装置7の搬送出口8から混合用ホッパー9に収容される。
【0046】
混合用ホッパー9に入れられた回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物は、混合用ホッパー9の供給口10から第二混合用ベルトコンベヤ装置11に供給され、第二混合用ベルトコンベヤ装置11からスクリュー式押出し造粒装置12の混合装置13に供給される。混合装置13はスクリューを備えており、回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物はより均一に混合される。造粒される混合物の水分は、自重の500倍以上の水を含有する液状の含水高吸水性樹脂により供給される。本例において、混合装置13には、液状の含水再生高吸水性樹脂供給装置131が設けられており、回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物に、液状の含水再生高吸水性樹脂をノズル132から注入することにより供給する。液状含水高吸水性樹脂は、比較的粘稠な液体であり、攪拌翼及びスクリュー等の作用により、回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物に混合される。液状含水高吸水性樹脂が混合された回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物は、一様な又は略一様な含水状態となる。回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物に対する液状の含水再生高吸水性樹脂の混合比率は、その混合物の水分が造粒に適した水分となるように予め求めておくのが好ましい。本例においては造粒装置にディスクペレッターが使用されるので、35重量%以下の含水率に調整される。しかし、造粒装置が、ミートチョッパー等のスクリュー押出し型造粒装置の場合には、35重量%以上の含水率に調製することが必要である。水分量が液状の含水再生高吸水性樹脂で賄えないときは、含水再生高吸水性樹脂に水を追加して供給するか、又は、別途水を供給してもよい。
【0047】
本例において、回収プラスチック材料粉砕物、紙おむつ廃材粉砕物及び液状の含水再生高吸水性樹脂の混合物は、ディスクペレッター12に導入されて、ダイス14から、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。造粒装置12のダイス14の下方には、押し出された造粒物を、円形篩15に送るための造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置16が設けられている。本例において、前記造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置16の造粒物供給口17は、円形篩15上に位置している。前記円形篩15の目の開きは、粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。該円形篩15における篩上粒子は、篩上出口18から出て、該篩上出口18に接続する篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置19に供給される。
【0048】
篩上粒子の搬送用ベルトコンベヤ装置19の搬出端20は、振動型整粒機21上に位置し、振動型整粒機21に接続している。振動型整粒機21は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,付着し合った粒を個々の粒子に解すものであり、使用時の粉化を極力少なくするために設けられている。篩上粒子は、搬送用ベルトコンベヤ装置19により、振動型整粒機21に供給され、個々の粒子に解される。一方、円形篩16の篩下粒子は、篩下出口22に設けられている篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ装置23に移され、該ベルトコンベヤ装置23の搬出端24から、造粒装置12への第二混合用ベルトコンベヤ装置11に戻される。
【0049】
本例においては、振動型整粒機21の出口側には、目の開きが4mm以下の篩25が設けられている。前記篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置19から振動型整粒機21に送られた造粒物は、振動型整粒機21の振動により一粒宛解されて、粒状の芯部となるものであり、該振動型整粒機21の出口側の篩25に送り出される。篩25の篩下出口(図示されていない)の下方には、搬出端26が混合物搬送用のベルトコンベヤ装置11上に位置している篩下搬送用ベルトコンベヤ装置27が設けられており、篩25の篩下粒子は、篩下搬送用ベルトコンベヤ装置27により、造粒装置12に接続する第二混合用ベルトコンベヤ装置11に戻される。
【0050】
振動型整粒機21において、4mm以上の粒度の粒子は、篩上出口28に送り出される。この篩上出口28に送り出された篩上粒子は、その表面を、被覆組成物で被覆するために、篩上出口28に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29から搬出される。該篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29の出口30は、振動篩型の第一造粒物被覆装置31の供給装置32の上に設けられている。本例において、前記第一造粒物被覆装置31には、0.3mmの粒度の例えば紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の被覆材料供給ホッパー33が被覆材料供給路34を介して接続しており、該被覆材料は、被覆材料供給路34により、振動篩型の第一造粒物被覆装置31に供給される。本例において、被覆組成物は、270メッシュ(網の目開き:0.053mm)の粒度で、青色に着色されているチョーク粉の2重量部、0.3mmの粒度の紙粉60重量部及び接着性を有する高吸水性樹脂38重量部の混合物であった。
【0051】
前記振動型整粒機21において解された4mm以上の粒度の粒子は、篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29から搬出され、該篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29に接続する第一造粒物被覆装置31の供篩装置32に供給される。芯部となる粒子は、供給装置32から第一造粒物被覆装置31に搬送されて、被覆材料供給路34により、270メッシュの青色チョーク粉、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物である被覆組成物が散布されて、該被覆組成物により、粒子の表面が均一な青色の着色される。
【0052】
本例において使用される第一、第二及び第三の造粒物被覆装置31、35及び36は、共に同一タイプの振動型の造粒物被覆装置であり、本例においては、これら三基の造粒物被覆装置31、35及び36は直列に接続して設けられている。即ち、第一造粒物被覆装置31の排出路37は第二造粒物被覆装置35に接続し、第二の造粒物被覆装置35の排出路38は第三造粒物被覆装置36に接続している。第一、第二及び第三の造粒物被覆装置31、35及び36において、前記振動型整粒機21において解された4mm以上の粒度の青色の被覆粒子は、さらに、270メッシュの青色チョーク粉、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の被覆組成物が付着されて、芯部の表面上に均一の青色の被覆層部が形成される。
本例において、第三造粒物被覆装置36には、水の噴霧装置361が設けられており、被覆層部が形成された被覆粒子の被覆層部に、噴霧装置361から、水道水等の水が噴霧される。
【0053】
第三造粒物被覆装置36において、被覆層部に水道水が噴霧された被覆粒子は、第三の造粒物被覆装置36の排出路39の出口40から、その下方に設けられている被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ装置41によって、該被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ装置41が接続する乾燥機42に送られる。青色の被覆組成物で被覆された被覆造粒物は、乾燥機42、例えば熱風乾燥機に導入され、乾燥される。乾燥機42の乾燥物出口43の下方には、乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置44が設けられている。この乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置44の搬出端は、乾燥被覆粒状物収容タンク45の入り口部46に設けられており、乾燥機42で乾燥された乾燥被覆粒状物は、乾燥機42の乾燥物出口43から、乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置44に移り、この搬送用のベルトコンベヤ装置44により、乾燥被覆粒状物収容タンク45の入り口部46に送られる。
【0054】
本例において、乾燥被覆粒状物収容タンク45は、廃塵除去装置(図示されていない)を排気部47に備えている。乾燥被覆粒状物は、乾燥被覆粒状物収容タンク45の出口(図示されていない)下方に設けられた乾燥被覆粒状物搬出用のシュート48により乾燥被覆粒状物搬出用ベルトコンベヤ装置49に取り出され、目開き例えば10mmの上段篩及び目開き4mmの下段篩を備える整粒用の円形振動篩装置50に送られて、比較的粗い粒子と比較的細かい粒子が分離除去されて、整粒される。整粒された被覆造粒物は粒状の排泄物処理材の製品である。円形振動篩装置50の中段出口(図示されていない)に接続する製品搬出用ベルトコンベヤ装置51は、自動包装装置52に接続しており、整粒された製品は、自動包装装置52に送られて、そこで自動包装される。自動包装装置52には、出荷用ベルトコンベヤ装置53が接続しており、包装された製品は、出荷用ベルトコンベヤ装置53から出荷される。
【0055】
本例の装置は以上のように構成されているので、所定量の回収プラスチック材料の粉体を計量ホッパー1に入れ、また所定量の紙おむつ廃材粉砕物を計量ホッパー3に入れる。
そこで、回収プラスチック材料の粉体供給用のベルトコンベヤ装置2及び紙おむつ廃材粉砕物供給用のベルトコンベヤ装置4を作動させて、混合用ホッパー9に、夫々、所定量の回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物を供給する。これら所定量の回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物は、混合用ホッパー9で混合されて、その混合物は、混合物搬送用のベルトコンベヤ装置11に供給され、予備混合装置13に送られる。本例において、予備混合装置13において、回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物には液状の含水再生高吸水性樹脂の供給装置131の供給ノズル132から、液状の含水再生高吸水性樹脂が供給されて、一様な又は略一様な含水状態に混合され、回収プラスチック材料の粉体及び紙おむつ廃材粉砕物の混合物に、含水高吸水性樹脂が、混合された造粒用の被造粒材料が形成される。造粒用の被造粒材料は、使用される造粒装置がディスクペレッター型の造粒装置である場合には、水分含有率は概略30重量%以下に調製され、使用される造粒装置がミートチョッパー等のスクリュー押出し型造装置である場合には、水分含有率は概略30重量%以上に調製される。
【0056】
本例において、造粒装置12は、スクリュウ押出し型造粒装置であり、スクリュウの回転によりダイス14の孔から押し出される。ダイス14の孔径に相当する断面を有し、チョッパーにより所定の長さに切断されて、柱状の造粒物、例えば、平均径が約4mmで、平均長さが10mmの柱状の造粒物粒子が得られる。造粒装置12のダイス14から押し出される造粒物粒子は、造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置16により、円形篩15に送られて、篩分けされ、篩下の4mm以下の粒度の造粒物は、篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ装置23によつて、混合物搬送用のベルトコンベヤ装置11に戻される。4mm以上の粒度の篩上粒子は、篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置19によって、振動型整粒機21に送られ、一粒づつに解される。一粒づつに解されて、4mm以上の粒子は、振動型整粒機21の出口側篩25の篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29によって、第一の造粒物被覆装置31に送られ、そこで、270メッシュの青色チョーク粉、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物である被覆組成物が造粒物に対し所定の比率で被覆される。被覆組成物は、被覆組成物供給ホッパー33で、被覆材料の紙粉及び吸水性樹脂の混合物は、所定の配合比に調製され、被覆材料供給路34により第一造粒物被覆装置31に送られる。
他方、振動型整粒機21で解されて4mm未満の粒度の粒子は、振動型整粒機21の出口側篩25の篩下出口から篩下搬送用ベルトコンベヤ装置27を介して混合物搬送用のベルトコンベヤ装置11に戻され、再度造粒処理される。
【0057】
第一の造粒物被覆装置31で青色の被覆組成物で被覆された一次被覆造粒物粒子は、余剰の被覆組成物と共に、第一造粒物被覆装置31の排出路33から、第二の造粒物被覆装置35に送られ、前記一次被覆造粒物粒子をさらに被覆される。第二造粒物被覆装置35でさらに被覆処理された二次被覆造粒物粒子は、余剰の被覆組成物と共に、第二造粒物被覆装置35の排出路38から、第三の造粒物被覆装置36に送られて、水道水の噴霧下で余剰の被覆組成物によりさらに被覆される。第三造粒物被覆装置36で被覆材料で被覆された三次被覆造粒物粒子は、第三造粒物被覆装置36の排出路40から乾燥機42に送られて、熱風により乾燥される。熱風乾燥機の温度は100℃以上の温度に保たれる。乾燥された造粒物は、乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置44により、乾燥被覆粒状物収容タンク45に送られ、乾燥被覆粒状物は、乾燥被覆粒状物収容タンク45に収容される。
【0058】
乾燥被覆粒状物には、被覆工程及び乾燥工程で粒子同士が接着したり、又は粒子の一部が剥離して、一部不揃いの粒子となるので、乾燥被覆粒状物収容タンク45から出荷される乾燥被覆粒状物は、乾燥被覆粒状物搬出用のシュート48から乾燥被覆粒状物搬出用のベルトコンベヤ装置49を経て、目開きが例えば10mmの上段篩及び目開きが例えば4mmの下段篩を備える円形振動篩装置50に送られて整粒されて、粒状の排泄物処理材の製品とされる。円形振動篩装置50で整粒された粒状の排泄物処理材の製品は、製品搬出用ベルトコンベヤ装置51から自動包装装置52に送られて、自動包装される。自動包装装置52で包装された製品は、出荷用ベルトコンベヤ装置53から出荷される。
【0059】
本例において、添加物質、即ち、殺菌作用を有する物質、脱臭作用を有する物質、接着作用を有する物質若しくは着色物質又はこれらの二以上の混合物は、水に混合して噴霧下に被覆造粒物粒子の被覆層部に混合される。着色物質が混合された被覆造粒物粒子の色は着色物質の色に応じて、白色、黄色、緑色又は青色等の色を呈する。
本例において、界面活性剤は、第三の造粒物被覆装置36において、水の噴霧装置39から被覆層部に噴霧することにより被覆層部に混合させることができる。
【0060】
例1.
紙おむつ廃材30重量部、パルプ系不織布廃材粉砕物50重量部及びレーヨン系不織布廃材粉砕物20重量部を混合し、粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが4mmのスクリーン目を通して粉砕し、粉砕物を貯槽に入れて、定量フィーダにより取出し、水分が約17重量パーセントになるまで、水を噴霧しながら加水し、ディスク型押出し式造粒装置のディスクペレッター(不二パウダル株式会社製)に供給した。厚さ25mmで口径が4mmのダイを通して回転ロールにより押し出し、直径が4mmで長さが10mmの粒子(水分含有率18乃至20重量パーセント)に造粒した。押出し造粒された円柱状の造粒物を、ベルトコンベヤにより、円型篩分け装置(株式会社ダルトン製)に供給し、その篩(篩の目開き:2mm)上で造粒物に水を万遍なく噴霧した。水が噴霧された造粒物は、水分含有率が27乃至30重量パーセントであり、ベルトコンベヤにより、円型コーティング装置(株式会社ダルトン社製)の振動板上に供給された。本例においては、円型コーティング装置において、造粒物87重量部(乾燥ベース)に対し、被覆組成物が17重量部(乾燥ベース)となるように被覆組成物を散布した。本例においては、被覆組成物によるコーティング工程は5基の円型コーティング装置を直列に配置して行った。コーティング処理された被覆造粒物は、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、10mm以上の粒度の粒子及び4mm以下の粒度の粒子が篩分けにより除去された。除去された粒子は、粉砕物の貯槽に送られ再度造粒に供された。篩分けされた被覆造粒物は、熱風乾燥装置に送られ、水分含有率が12重量パーセント以下にまで、80℃以上の温度で熱風乾燥された。熱風乾燥された乾燥被覆造粒物は、一時商品ホッパーに入れられて、室温に熱調整された。室温に熱調整された乾燥被覆造粒物造粒物は、商品規格に合うように、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、商品規格に適するように、比較的大きい粒子及び細かい粒子を篩分けて分離し、主として、直径4.2mm、長さ10mmの粒子を製造し、この粒子を集めて、包装装置に送られて袋詰めして、猫のトイレ用の砂とした。
【0061】
本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、被覆層部の青色のチョーク粉の含有率は約5重量パーセントであり、またその粒度が270メッシュ以下と微細であるために、表面は比較的滑らかに仕上がり、被覆層部の色は比較的濃い青色に綺麗に仕上がった。このように比較的濃い青色のトイレ用の砂であっても、排尿後の猫の体に青色の付着は見られなかった。本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は一層濃い目の青色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0062】
本例において、被覆組成物は、▲1▼衛生用品製造工場で発生する吸水性樹脂入りの微粉フラッフを、粉砕機(ターボ工業株式会社製)で0.3mm以下の粒度に粉砕した紙粉55重量部、▲2▼接着機能を有する高吸水性樹脂のハイモサブHS-1100〔(商品名)ハイモ株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの25重量部、▲3▼糊料のタピオカα澱粉の商品名がT-α澱粉〔(商品名)松谷化学工業株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの30重量部、▲4▼糊料のデキストリン(松谷化学工業株式会社製)を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの10重量部、▲5▼高吸水性樹脂のAP-900S〔(商品名)三菱化学株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの35重量部、及び▲6▼270メッシュ(篩の目開きが53μm)以下の粒度の青色のチョーク粉(日本白墨工業株式会社製)5重量部を混合して調製された。
【0063】
例2.
前記例1において、被覆組成物中の青色のチョーク粉の配合量のみを、2重量部、1重量部又は0.5重量部と変えて粒状の排泄物処理材を作製した
▲1▼青色のチョーク粉の配合量が1重量部(被覆層部の青色のチョーク粉の含有率:1重量パーセント)及び2重量部(被覆層部の青色のチョーク粉の含有率:2重量パーセントる)の場合、本例で作製された猫のトイレ用の砂も、青色のチョーク粉の粒度が270メッシュ以下と微細であったために、何れにおいても、例1と同様に表面の凹凸もなく、例1に比して少し薄いが程よい均一な青色に綺麗に仕上がった。青色のチョーク粉の配合量が1重量部の場合は、青色のチョーク粉の配合量2重量部の場合に比して、薄い均一の青色であるが、調度品として問題がない。また、輸送時等における被覆層部の剥離は少なく問題にならない。何れの場合も、例1に比して薄い青色のトイレ用の砂であつたが、排尿後の猫の体に青色の付着は見られなかった。本例で作製された猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は多少濃い目の青色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
▲2▼青色のチョーク粉の配合量が0.5重量部(被覆層部の青色のチョーク粉の含有率:0.5重量パーセント)の場合、例1と同様に、本例で作製された猫のトイレ用の砂も、青色のチョーク粉の粒度が270メッシュ以下と微細であったために、例1と同様に表面の凹凸がない滑らかな表面に仕上がった。色は均一ではあるが僅かな青色と薄いために.調度品としての見栄えが乏しい。しかし、輸送時等における被覆層部の剥離は少なく問題にならない。また、このように薄い青色のトイレ用の砂であっても、排尿後において、排尿後の猫の体に青色の付着は見られず、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まり、固まった箇所は少し青色か濃くなり、濡れている箇所の識別は容易であった。
▲3▼被覆層部の青色のチョーク粉の含有率が、0.5乃至2重量部の範囲であれば、表面の凹凸もなく、均一な色に綺麗に仕上げることができる。青色のチョーク粉の配合量が応じて青色は薄くなるが、調度品として問題がない。また、輸送時等における被覆層部の剥離は少なく問題にならない。何れの場合も、排尿後の猫の体に青色の付着することなく使用できる。しかも、何れの場合の猫のトイレ用の砂であっても、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まり、また、固まった箇所は多少濃い目の青色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、何れの場合も、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0064】
例3.
規格外品の紙おむつ廃材65重量部を、粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが4mmのスクリーン目を通して粉砕し、粉砕物を貯槽に入れて、スクリュフィーダにより取出す。このスクリュフィーダにより取出された紙おむつ粉砕物に、水分含有率70重量パーセントのお茶殻35重量部を混合した。この混合物の水分含有率は25重量パーセントであった。この混合物を、ディスク型押出し式造粒装置のディスクペレッター(不二パウダル株式会社製)に供給し、厚さ25mmで口径が4mmのダイを通して回転ロールにより押し出し、直径が4mmで長さが10mmの粒子(水分含有率約23乃至28重量パーセント)に造粒した。押出し造粒された円柱状の造粒物を、ベルトコンベヤにより、円型篩分け装置(株式会社ダルトン製)に供給し、その篩(篩の目開き:2mm)上で造粒物に水を万遍なく噴霧した。水が噴霧された造粒物は、水分含有率が27乃至30重量パーセントであり、ベルトコンベヤにより、円型コーティング装置(株式会社ダルトン社製)の振動板上に供給された。本例においては、円型コーティング装置において、造粒物87重量部(乾燥ベース)に対し、被覆組成物が17重量部(乾燥ベース)となるように被覆組成物を散布した。本例においては、被覆組成物によるコーティング工程は5基の円型コーティング装置を直列に配置して行った。コーティング処理された被覆造粒物は、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、10mm以上の粒度の粒子及び4mm以下の粒度の粒子が篩分けにより除去された。除去された粒子は、粉砕物の貯槽に送られ再度造粒に供された。篩分けされた被覆造粒物は、熱風乾燥装置に送られ、水分含有率が12重量パーセント以下にまで、80℃以上の温度で熱風乾燥された。熱風乾燥された乾燥被覆造粒物は、一時商品ホッパーに入れられて、室温に熱調整された。室温に熱調整された乾燥被覆造粒物造粒物は、商品規格に合うように、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、商品規格に適するように、比較的大きい粒子及び細かい粒子を篩分けて分離し、主として、直径4.2mm、長さ10mmの粒子を製造し、この粒子を集めて、包装装置に送られて袋詰めして、猫のトイレ用の砂とした。
【0065】
本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、被覆層部の緑色のチョーク粉は2重量パーセントであり、その粒度が270メッシュ以下と微細であったために、表面が比較的滑らかで程よい緑色に綺麗に仕上がった。このように比較的鮮やかな緑色のトイレ用の砂であっても、排尿後の猫の体に緑色の付着は見られなかった。本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は周囲に比して一段と濃い目の緑色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0066】
本例において、被覆組成物は、▲1▼衛生用品製造工場で発生する吸水性樹脂入りの微粉フラッフを、粉砕機(ターボ工業株式会社製)で0.3mm以下の粒度に粉砕した紙粉60重量部及び▲2▼接着機能を有する高吸水性樹脂のハイモサブHS-1100〔(商品名)ハイモ株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの38重量部、▲3▼270メッシュ(篩の目開きが53μm)以下の粒度の青色のチョーク粉(日本白墨工業株式会社製)2重量部を混合して調製された。
【0067】
例4.
含水率80重量パーセントのキャベツの表皮70重量部を、湿式粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが5mmのスクリーン目を通して粉砕してリボンミキサーに入れる。また、製紙工場から排出される無機繊維紙(チタン含有紙)60重量部を、乾式粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが3mmのスクリーン目を通して粉砕して、この無機繊維紙の粉砕物をキャベツ表皮の粉砕物が入っているリボンミキサーに入れて混合し、この混合物にアクリルアミド(ダイヤフロック株式会社製)3重量部を入れてさらに混合する。混合物の水分含有率は42重量パーセントであった。この混合物を、ミートチョッパー(株式会社平賀工作所製)に供給し、厚さ25mmで口径が4mmのダイを通してスクリューにより押し出し、直径が4mmで長さが10mmの粒子(水分含有率約23乃至28重量パーセント)に造粒した。押出し造粒された円柱状の造粒物を、ベルトコンベヤにより、円型篩分け装置(株式会社ダルトン製)に供給し、その篩(篩の目開き:2mm)上で造粒物に水を万遍なく噴霧した。水が噴霧された造粒物は、水分含有率が27乃至30重量パーセントであり、ベルトコンベヤにより、円型コーティング装置(株式会社ダルトン社製)の振動板上に供給された。本例においては、円型コーティング装置において、造粒物87重量部(乾燥ベース)に対し、被覆組成物が17重量部(乾燥ベース)となるように被覆組成物を散布した。本例においては、被覆組成物によるコーティング工程は3基の円型コーティング装置を直列に配置して行った。コーティング処理された被覆造粒物は、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、10mm以上の粒度の粒子及び4mm以下の粒度の粒子が篩分けにより除去された。除去された粒子は、粉砕物の貯槽に送られ再度造粒に供された。篩分けされた被覆造粒物は、熱風乾燥装置に送られ、水分含有率が12重量パーセント以下にまで、80℃以上の温度で熱風乾燥された。熱風乾燥された乾燥被覆造粒物は、一時商品ホッパーに入れられて、室温に熱調整された。室温に熱調整された乾燥被覆造粒物造粒物は、商品規格に合うように、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、商品規格に適するように、比較的大きい粒子及び細かい粒子を篩分けて分離し、主として、直径4.2mm、長さ10mmの粒子を製造し、この粒子を集めて、包装装置に送られて袋詰めして、猫のトイレ用の砂とした。
【0068】
本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、被覆層部の青色のチョーク粉は5重量パーセントであり、その粒度が270メッシュ以下と微細であったために、表面が比較的滑らかで濃い青色に綺麗に仕上がった。このように濃い青色のトイレ用の砂であっても、排尿後の猫の体に青色の付着は見られなかった。本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は周囲に比して一段と濃い目の青色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0069】
本例において、被覆組成物は、▲1▼衛生用品製造工場で発生する吸水性樹脂入りの微粉フラッフを、粉砕機(ターボ工業株式会社製)で0.3mm以下の粒度に粉砕した紙粉55重量部、▲2▼接着機能を有する高吸水性樹脂のハイモサブHS-1100〔(商品名)ハイモ株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの20重量部、▲3▼高吸水性樹脂のAP-900S〔(商品名)三菱化学株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの16重量部、▲4▼アクリルアミド(ダイヤフロック株式会社製)を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの2重量部、▲5▼セルロースに銅を化学結合した消臭兼抗菌剤のクリーンスカイ〔(商品名)株式会社興人社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの2重量部、及び▲6▼270メッシュ(篩の目開きが53μm)以下の粒度の青色のチョーク粉(日本白墨工業株式会社製)5重量部を混合して調製された。
【0070】
例5.
食堂からの調理滓、食品残渣及び残飯などの水分含有率55重量パーセントの生ごみ60重量部を湿式粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが3mmのスクリーン目を通して粉砕する(粉砕時に発生する汚水は活性汚泥処理する)。この生ごみ粉砕物をリボンミキサーに入れる。この生ごみ粉砕物が入れられているリボンミキサーにホワイトカーボン10重量部を入れて、生ごみ粉砕物と混合し、この混合物に、水分含有率70重量パーセントの茶殻80重量部〔緑茶、ウーロン茶、紅茶、ブレンド茶(はと麦及び麦茶等)〕及びソルビン酸3重量部を入れて混合する。一方、紙おむつ廃材のプラスチック材料に富む分級産物60重量部を、乾式粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが3mmのスクリーン目を通して粉砕する。紙おむつ分級産物の粉砕物を前記リボンミキサーに入れて、さらに混合する。水分含有率が42重量パーセントの混合物をリボンミキサーからスクリュフィーダにより取出し、このスクリューフィダーによってスクリュー前押し形押出し式造粒装置のミーとチョッパー(株式会社平賀工作所製)に供給し、厚さ25mmで口径が4mmのダイを通してスクリューにより押し出し、直径が4mmで長さが10mmの粒子(水分含有率18乃至20重量パーセント)に造粒した。押出し造粒された円柱状の造粒物を、ベルトコンベヤにより、円型篩分け装置(株式会社ダルトン製)に供給し、その篩(篩の目開き:2mm)上で造粒物に水を万遍なく噴霧した。水が噴霧された造粒物は、水分含有率が27乃至30重量パーセントであり、ベルトコンベヤにより、円型コーティング装置(株式会社ダルトン社製)の振動板上に供給された。本例においては、円型コーティング装置において、造粒物87重量部(乾燥ベース)に対し、被覆組成物が17重量部(乾燥ベース)となるように被覆組成物を散布した。本例においては、被覆組成物によるコーティング工程は3基の円型コーティング装置を直列に配置して行った。コーティング処理された被覆造粒物は、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、10mm以上の粒度の粒子及び4mm以下の粒度の粒子が篩分けにより除去された。除去された粒子は、粉砕物の貯槽に送られ再度造粒に供された。篩分けされた被覆造粒物は、熱風乾燥装置に送られ、水分含有率が12重量パーセント以下にまで、80℃以上の温度で熱風乾燥された。熱風乾燥された乾燥被覆造粒物は、一時商品ホッパーに入れられて、室温に熱調整された。室温に熱調整された乾燥被覆造粒物造粒物は、商品規格に合うように、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、商品規格に適するように、比較的大きい粒子及び細かい粒子を篩分けて分離し、主として、直径4.2mm、長さ10mmの粒子を製造し、この粒子を集めて、包装装置に送られて袋詰めして、猫のトイレ用の砂とした。
【0071】
本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、被覆層部の緑色のチョーク粉の含有率は約2重量パーセントであり、またその粒度が270メッシュ以下と微細であるために、表面は比較的滑らかに仕上がり、被覆層部の色は程よい緑色に綺麗に仕上がった。この緑色のトイレ用の砂であっても、排尿後の猫の体に緑色の付着は見られなかった。本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は一層濃い目の緑色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0072】
本例において、被覆組成物は、▲1▼衛生用品製造工場で発生する吸水性樹脂入りの微粉フラッフを、粉砕機(ターボ工業株式会社製)で0.3mm以下の粒度に粉砕した紙粉55重量部、▲2▼接着機能を有する高吸水性樹脂のハイモサブHS-1100〔(商品名)ハイモ株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの20重量部、▲3▼高吸水性樹脂のAP-900S〔(商品名)三菱化学株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの13重量部、▲4▼アクリルアミド(株式会社ダイヤフロック社製)を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの10重量部、及び▲5▼270メッシュ(篩の目開きが53μm)以下の粒度の緑色のチョーク粉(日本白墨工業株式会社製)5重量部を混合して調製された。
【0073】
例6.
印刷工場からの廃棄バフ粉50重量、印刷工場におけるパンチ屑であるピンカス30重量部及びラミネート紙の印刷屑20重量部を乾式粉砕機(株式会社ホーライ製)に供給して、目開きが4mmのスクリーン目を通して粉砕する。この粉砕混合物を、スクリューフィーダによりディスク型押出し式造粒装置のディスクペレッター(不二パウダル株式会社製)に供給した。混合物を、ディスクペレッターに供給する間に、混合物の水分含有率が17重量パーセントとなるように、混合物に水を噴霧した。ディスクペレッターのダイの厚さは25mmで口径が4mmであった。ディスクペレッターに供給された混合物を、このダイを通して回転ロールにより押し出し、直径が4mmで長さが10mmの粒子に造粒した。押出し造粒された円柱状の造粒物を、ベルトコンベヤにより、円型篩分け装置(株式会社ダルトン製)に供給し、その篩(篩の目開き:2mm)上で造粒物に水を万遍なく噴霧した。水が噴霧された造粒物は、水分含有率が27乃至30重量パーセントであり、ベルトコンベヤにより、円型コーティング装置(株式会社ダルトン社製)の振動板上に供給された。本例においては、円型コーティング装置において、造粒物87重量部(乾燥ベース)に対し、被覆組成物が17重量部(乾燥ベース)となるように被覆組成物を散布した。本例においては、被覆組成物によるコーティング工程は5基の円型コーティング装置を直列に配置して行った。コーティング処理された被覆造粒物は、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、10mm以上の粒度の粒子及び4mm以下の粒度の粒子が篩分けにより除去された。除去された粒子は、粉砕物の貯槽に送られ再度造粒に供された。篩分けされた被覆造粒物は、熱風乾燥装置に送られ、水分含有率が12重量パーセント以下にまで、80℃以上の温度で熱風乾燥された。熱風乾燥された乾燥被覆造粒物は、一時商品ホッパーに入れられて、室温に熱調整された。室温に熱調整された乾燥被覆造粒物造粒物は、商品規格に合うように、上段の篩の目開きが10mmで、下段の篩の目開きが4mmの円型篩分け装置(株式会社ダルトン社製)の上段篩上に供給され、商品規格に適するように、比較的大きい粒子及び細かい粒子を篩分けて分離し、主として、直径4.2mm、長さ10mmの粒子を製造し、この粒子を集めて、包装装置に送られて袋詰めして、猫のトイレ用の砂とした。
【0074】
本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、被覆層部の青色のチョーク粉は2重量パーセントであり、その粒度が270メッシュ以下と微細であったために、表面が比較的滑らかで程よい青色に綺麗に仕上がった。このように比較的鮮やかな青色のトイレ用の砂であっても、排尿後の猫の体に青色の付着は見られなかった。本例で作製されたた猫のトイレ用の砂は、排尿後において、従来の猫のトイレ用の砂と同様に結着して固まるが、固まった箇所は周囲に比して一段と濃い目の青色になり、濡れている箇所の識別が容易であった。
室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を市販の猫用トイレ(W430×D310×H135)に深さ7cmになるように敷き猫でテストしたが、猫は慣れるにつれて、問題なく排尿及び排便をするようになった。使用後は、尿で濡れた部分を廃棄するのも簡単であり、部屋には尿の臭いが殆ど感じられなかった。
【0075】
本例において、被覆組成物は、▲1▼衛生用品製造工場で発生する吸水性樹脂入りの微粉フラッフを、粉砕機(ターボ工業株式会社製)で0.3mm以下の粒度に粉砕した紙粉60重量部、▲2▼接着機能を有する高吸水性樹脂のハイモサブHS-1100〔(商品名)ハイモ株式会社製〕を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの20重量部、▲3▼タピオカアルファ-澱粉(松谷化学工業株式会社製)を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの13重量部、▲4▼アクリルアミド(株式会社ダイヤフロック社製)を粉砕機(ターボ工業株式会社製)で40μm以下の粒度に粉砕したもの10重量部、及び▲5▼270メッシュ(篩の目開きが53μm)以下の粒度の青色のチョーク粉(日本白墨工業株式会社製)5重量部を混合して調製された。
【0076】
【発明の効果】
本発明は、有機質材料の粉体及び該有機質材料の粉体に対し1重量%以下の量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状物と、該粒状物の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、高吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物層とを備えるので、被覆層部が均一に着色でき、しかも粒状の排泄物処理材に着色された色が、使用時に動物の体に付着することがなくなり、周囲を汚すこともなく、動物を飼育する周囲の環境を清潔にすることができる。しかも、本発明は、プラスチック材料廃材や有機質材料廃棄物を原料として粒状の排泄物処理材を製造するものであり、廃棄されるものの用途を開くものであり、廃材の回収等においてそのもたらす効果は大きい。
【0077】
本発明は、有機質材料の粉体、添加物質及び前記有機質材料の粉体に対し1重量%以下の量の吸水性樹脂を含有し、1ミリメートル以上の粒度の粒状物と、該粒状物の少なくとも一部表面を覆い、紙粉、着色されている無機質材料の粉体、高吸水性樹脂及び糊料を含有する被覆組成物層とを備えるので、従来、廃棄され焼却されていた含水した吸水性樹脂を、焼却処理しないで有効利用することができることとなり、延いては二酸化炭素の削減に寄与する。また本発明においては、含水吸水性樹脂をその侭、粒状の排泄物処理材に再利用するものであり、廃棄物の有効利用をはかる点で、経済効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の平面図である。
【符号の説明】
1 回収プラスチック材料の粉体供給用の計量ホッパー
2、4 ベルトコンベヤ装置
3 紙おむつ廃材粉砕物供給用の計量ホッパー
5 回収プラスチック材料の粉体供給用のベルトコンベヤ装置2の搬送出口
6 紙おむつ廃材粉砕物供給用のベルトコンベヤ装置4の搬送出口
7 第一混合用ベルトコンベヤ装置
8 第一混合用ベルトコンベヤ装置7の搬送出口
9 混合用ホッパー
10 混合用ホッパー9の供給口
11 第二混合用ベルトコンベヤ装置
12 スクリュー押出し式造粒装置
13 造粒装置12の混合装置
131 液状含水高吸水性樹脂供給装置
132 液状含水高吸水性樹脂供給装置の供給ノズル
14 造粒装置12のダイス
15 円形篩
16 造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置
17 造粒物供給口
18 篩上出口
19 篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置
20 篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置19の搬出端
21 振動型整粒機
22 篩下出口
23 篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ装置
24 篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ装置の搬出端
25 目の開きが4mm以下の篩
26 搬出端
27 篩下搬送用ベルトコンベヤ装置
28 篩上出口
29 篩上搬送用のベルトコンベヤ装置
30 篩上搬送用のベルトコンベヤ装置29の出口
31 振動型の第一の造粒物被覆装置
32 第一の造粒物被覆装置31の供給装置
33 0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の被覆材料供給ホッパー
34 紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の供給路
35 第二の造粒物被覆装置
36 第三の造粒物被覆装置
361 水の噴霧装置
37 第一の造粒物被覆装置31の排出路
38 第二の造粒物被覆装置35の排出路
39 第三の造粒物被覆装置36の排出路
40 第三の造粒物被覆装置36の排出路39の出口
41 被覆造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置
42 被覆造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置37が接続する乾燥機
43 乾燥物出
44 乾燥被覆粒状物搬送用のベルトコンベヤ装置
45 乾燥被覆粒状物収容タンク
46 乾燥被覆粒状物収容タンク45の入り口部
47 排気部
48 乾燥被覆粒状物搬出用シュート
49 乾燥被覆粒状物搬出用ベルトコンベヤ装置
50 円形振動篩装置
51 製品搬出用のベルトコンベヤ装置
52 自動包装装置
53 出荷用ベルトコンベヤ装置
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2008-01-15 
結審通知日 2008-01-18 
審決日 2008-01-30 
出願番号 特願2002-160817(P2002-160817)
審決分類 P 1 123・ 161- YA (A01K)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 郡山 順  
特許庁審判長 山口 由木
特許庁審判官 伊波 猛
石井 哲
登録日 2005-11-11 
登録番号 特許第3740440号(P3740440)
発明の名称 粒状の排泄物処理材及び製造方法  
代理人 滝口 昌司  
代理人 滝口 昌司  
代理人 中里 浩一  
代理人 中畑 孝  
代理人 川崎 仁  
代理人 中里 浩一  
代理人 川崎 仁  
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