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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 F02C
管理番号 1181482
審判番号 不服2005-11725  
総通号数 105 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-09-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-05-25 
確定日 2008-07-14 
事件の表示 特願2002-153126「ジェット式エンジン」拒絶査定不服審判事件〔平成16年 3月11日出願公開、特開2004- 76584〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯及び本願発明
本願は,平成14年4月17日の出願であって、平成16年7月23日付けで拒絶理由通知がなされ、それに対して同年9月29日付けで意見書が提出され、平成17年4月18日付けで拒絶査定がなされ、同年5月25日に審判請求がなされ、その請求項1?4に係る発明は、明細書の特許請求の範囲請求項1?4に記載された事項によって特定されるものと認められるところ、その請求項1に係る発明は次のとおりのものである。

「【請求項1】 始動機器」(以下、「本願発明」という。)

2.引用文献記載の発明
(1)原査定の拒絶の理由に引用文献2として引用された、本願の出願前に頒布された刊行物である実願平1-3501号(実開平2-96437号)のマイクロフィルム(以下、「引用文献」という。)には、図面とともに、次の事項が記載されている。(なお、前記拒絶の理由の中で、「実願平」、「実開昭」と記載しているのは、「実願平」、「実開平」の明らかな誤記である。)

ア.「ガスタービン機関の始動装置」(実用新案登録請求の範囲等)

また、同様の事項が、本願の出願前に頒布された特開平4-175425号公報(特に第4図のスタータSM参照)、特開平4-171229号公報(特に第4図のスタータSM参照)、特開平5-321697号公報(特に段落【0015】参照)等にも記載されている。

したがって、「ガスタービン機関の始動装置」の発明は周知である。(以下、「周知発明」という。)

3.判断
一般的に、「始動装置」は、「始動機器」と、格別相違しないものである。

してみれば、本願発明は、周知発明に基いて当業者が容易に発明することができたものである。(なお、本願発明は周知発明と実質的に同一ともいえるものである。)

4.むすび
以上のとおり、本願発明は、周知発明に基いて当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。

(なお、「【請求項2】 圧縮空気の生成」の発明、「【請求項3】 燃焼室」の発明、「【請求項4】 タービン」の発明についても、それぞれ、引用文献記載の発明又は周知発明に基いて当業者が容易に発明することができたものである。例えば、本願の「圧縮空気の生成」については、引用文献の「コンプレッサC」、本願の「燃焼室」については、引用文献の「燃焼器CC」、本願の「タービン」については、引用文献の「パワータービン(出力タービン)PT」に基いて当業者が容易に発明することができたものである。)
 
審理終結日 2008-04-30 
結審通知日 2008-05-07 
審決日 2008-05-20 
出願番号 特願2002-153126(P2002-153126)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (F02C)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 藤原 直欣  
特許庁審判長 深澤 幹朗
特許庁審判官 金澤 俊郎
森藤 淳志
発明の名称 ジェット式エンジン  

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