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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H01R 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H01R |
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管理番号 | 1184860 |
審判番号 | 不服2006-10370 |
総通号数 | 107 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2008-11-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2006-05-19 |
確定日 | 2008-09-19 |
事件の表示 | 特願2003-411987「磁石コネクタ」拒絶査定不服審判事件〔平成16年10月21日出願公開、特開2004-296426〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯・本願発明 本件に係る出願(以下、「本願」という。)は、平成15年12月10日(優先日、平成15年3月7日)の出願であって、平成18年4月11日付けで拒絶査定がなされ(発送日:同年4月19日)、これに対し、同年5月19日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、同年6月7日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成18年6月7日付け手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成18年6月7日付け手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。 [理由] (1)補正後の本願発明 本件補正により、特許請求の範囲の請求項2は、次のとおりに補正された(以下、「本件補正発明」という、なお、補正後の請求項2は、請求項1を引用するものであるから、請求項1と請求項2とを次のとおり合体した。)。 「磁力によって第1のコネクタと第2のコネクタとが接続される磁石コネクタにおいて、 前記第1のコネクタは、インシュレータと、前記インシュレータに保持される複数の磁性体と、前記インシュレータに保持される複数の導電体とを有し、 前記第2のコネクタは、インシュレータと、当該インシュレータに保持される単数又は複数の磁性体と、当該インシュレータに保持される複数の導電体とを有し、 前記第1のコネクタの各磁性体又は前記第2のコネクタの磁性体の少なくとも一方が磁石であり、かつ、少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され、 前記第1のコネクタの各導電体又は前記第2のコネクタの各導電体の少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され、 前記第1のコネクタの各磁性体及び前記第2のコネクタの各磁性体は、両方共に前記第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内及び前記第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合する際、前記第1のコネクタの各磁性体と前記第2のコネクタの磁性体とが磁力により吸着され、前記第1のコネクタの各導電体と前記第2のコネクタの各導電体とが接触するように構成され、 前記各磁性体が前記各導電体を兼備することを特徴とする磁石コネクタ。」 上記補正は、本件補正前の特許請求の範囲の請求項2に「第1のコネクタの各磁性体又は第2のコネクタの各磁性体の少なくとも一方は、第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内又は第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり」とあったところを、「第1のコネクタの各磁性体及び第2のコネクタの各磁性体は、両方共に第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内及び第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり」と限定するものであるから、平成18年改正前特許法第17条の2第4項第2号にいう特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否か(平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する特許法第126条第5項に適合するか)について検討する。 (2)刊行物 (2-1)原査定の拒絶の理由(平成17年12月8日付け拒絶理由通知書)に示された特開平11-260480号(以下、「刊行物1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。 ア.「【請求項1】 第1のマイクロ部品に設けられている第1の接合素子と、第2のマイクロ部品に設けられ、上記第1の接合素子に嵌合される第2の接合素子と、上記第1及び第2の接合素子にそれぞれ設けられ、上記第1及び第2の接合素子の嵌合時に互いに吸着される複数個の磁石とを備えているマイクロ部品接続装置において、上記磁石はそれぞれ電極を兼ねており、かつ上記第1及び第2の接合素子の少なくともいずれか一方の側に設けられた磁石は、上記第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能になっていることを特徴とするマイクロ部品接続装置。 【請求項2】 変位可能な磁石は、ジンバルばね部を介して支持されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロ部品接続装置。」(【請求項1】、【請求項2】) イ.「図において、1は第1のマイクロ部品、2は第1のマイクロ部品1に接続される第2のマイクロ部品、11は第1のマイクロ部品1に設けられているテーパ状の第1の接合素子(雄形接合素子)、12は第2のマイクロ部品2に設けられ、第1の接合素子11が嵌合されるテーパ状の凹部12aが形成されている第2の接合素子(雌形接合素子)、13は第1及び第2の接合素子11,12にそれぞれ設けられている表面がN極の磁石、14は第1及び第2の接合素子11,12にそれぞれ設けられている表面がS極の磁石であり、これらの磁石13,14は、導電性を有し電極を兼ねている。 また、第1の接合素子11に設けられている磁石13,14は、第1の接合素子11の接合面とは反対側の端面に固定された板ばね状の可撓部15により支持されており、可撓部15の変形範囲内で第1及び第2の接合素子11,12の接離方向(図1の上下方向)へ変位可能になっている。16は各磁石13,14と接合素子11,12との間に設けられている絶縁材である。 このようなマイクロ部品接続装置では、マイクロ部品1,2を接続する際、磁石13,14間に吸引力が作用するとともに、第2の接合素子12の凹部12a内に第1の接合素子11が嵌合されることにより、マイクロ部品1,2相互の位置決めを高い精度で容易に行うことができる。また、磁石13,14が電極を兼ねているため、第1及び第2の接合素子11,12を機械的に結合することにより、マイクロ部品1,2間の電気的な接続も同時に行われる。 従って、複雑なハンドリングを必要とせず、大量のマイクロ部品1,2を機械的にも電気的にも容易に接続することができる。また、マイクロ部品1,2を電気的に接続することにより、マイクロマシンの高度化及び高集積化を図ることができる。 また、第1の接合素子11側の磁石13,14がそれぞれ変位可能になっているため、第1及び第2の接合素子11,12の接合面にある程度の凹凸があっても第1及び第2の接合素子11,12の磁石13,14をそれぞれ良好に接触させることができる。」(段落【0014】乃至【0018】) ウ.「なお、上記実施の形態1では、第1の接合素子11に設けた磁石13,14を変位可能としたが、第2の接合素子12側の磁石13,14を変位可能としてもよい。また、第1及び第2の接合素子11,12の両方について、磁石13,14を変位可能としてもよい。」(段落【0023】) エ.「実施の形態4.次に、図9はこの発明の実施の形態4によるマイクロ部品接続装置の第1の接合素子を示す底面図、図10は図9の第1の接合素子の断面図である。この例では、第1の接合素子11側の磁石13,14がそれぞれジンバルばね部19を介して第1の接合素子11に支持されている。また、磁石13,14は、その径方向に隙間を持って第1の接合素子11に挿通されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。 このような装置では、磁石13,14が第1の接合素子11の軸線方向に対する回転方向への自由度を有しているため、磁石13,14が片当たりせず、面内で均一に接触し、接触面積が増大する。従って、より大きな電流を通電することができる。」(段落【0028】、【0029】) オ.「請求項2の発明のマイクロ部品接続装置は、変位可能な磁石が、ジンバルばね部を介して支持されているので、接触の初期時に第1の接合素子に対して第2の接合素子が傾いていても、磁石を良好に接触させることができ、十分な接触面積を確保することができる。」(段落【0041】) 上記記載事項及び図面の記載内容からみて、刊行物1には、次の発明が記載されている。 「第1の接合素子11と第2の接合素子12とが接続されるマイクロ部品接続装置において、 第1の接合素子11は、絶縁材16と、ジンバルばね部19を介して第1の接合素子11に支持される複数の磁石13、14を有し、 第2の接合素子12は、絶縁材16と、ジンバルばね部19を介して第2の接合素子12に支持される複数の磁石13、14を有し、 第1及び第2の接合素子の磁石の両方とも第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能とされ、 各複数の磁石13、14は、第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能であるとともに、径方向に隙間を持って第1及び第2の接合素子に挿入され、接合素子11、12の軸線方向に対する回転方向への自由度を有し、 第1の接合素子11と第2の接合素子12とが嵌合されるとき、第1の接合素子11の各磁石13、14と、第2の接合素子12の各磁石13、14とが吸引され、 これらの複数の磁石13、14は、導電性を有し電極を兼ねるマイクロ部品接続装置。」 (3)対比 本件補正発明と刊行物1に記載された発明とを対比する。 刊行物1に記載された発明の「第1の接合素子11」は、本件補正発明の「第1のコネクタ」に相当し、以下同様に、「第2の接合素子12」は「第2のコネクタ」に、「マイクロ部品接続装置」は「磁石コネクタ」に、「絶縁材16」は「インシュレータ」に、「複数の磁石13、14」は「複数の磁性体」に、「複数の磁石は、導電性を有し電極を兼ねる(こと)」は「各磁性体が各導電体を兼備すること」に、それぞれ相当する。 そして、刊行物1に記載された発明の「第1及び第2の接合素子の磁石の両方とも第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能とされ」は、「第1のコネクタの各磁性体又は第2のコネクタの磁性体の少なくとも一方が磁石であり、かつ、少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され」と同義である。 ここで、刊行物1に記載された発明の「各複数の磁石13、14は、・・・径方向に隙間を持って第1及び第2の接合素子に挿入され、ジンバルばね部19を介して第1及び第2の接合素子11に支持され、接合素子11、12の軸線方向に対する回転方向への自由度も有し」なる発明特定事項について検討する。 「各複数の磁石13、14」の動きに着目すると、「各複数の磁石13、14」は、ジンバルばね部19を介して第1及び第2の接合素子11に支持されることから、「接合素子11、12の軸線方向に対する回転方向への自由度」を有し、かつ、「径方向に隙間を持って第1及び第2の接合素子に挿入され」ていることから、「各複数の磁石13、14」は、径方向に形成された隙間内で上下方向も含め、軸線が円周方向及び半径方向へ傾くように移動可能である。 しかも、刊行物1に記載された発明の「各複数の磁石13、14は、第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能である」なる事項を合わせ考慮すると、刊行物1に記載された発明の「各複数の磁石13、14は、第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能であるとともに、径方向に隙間を持って第1及び第2の接合素子に挿入され、接合素子11、12の軸線方向に対する回転方向への自由度を有し」と、本件補正発明の「第1のコネクタの各磁性体及び第2のコネクタの各磁性体は、両方共に第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内及び第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり」とは、同義である。 また、刊行物1に記載された発明の「第1の接合素子11と第2の接合素子12とが嵌合されるとき、第1の接合素子11の各磁石13、14と、第2の接合素子12の各磁石13、14とが吸引され」と、本件補正発明の「第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合する際、第1のコネクタの各磁性体と第2のコネクタの磁性体とが磁力により吸着され」とは、同義である。 さて、刊行物1に記載された発明は、電極が導電性を有していることから、刊行物1に記載の第1及び第2の接合素子11、12の「複数の磁石13、14」は本件補正発明の第1及び第2のコネクタの「複数の導電体」にも相当し、しかも、刊行物1に記載された発明の「第1及び第2の接合素子の磁石の両方とも第1及び第2の接合素子の接離方向へ変位可能とされ」と、本件補正発明の「第1のコネクタの各導電体又は第2のコネクタの各導電体の少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され」とも同義であり、刊行物1に記載された発明の「第1の接合素子11と第2の接合素子12とが接続されるとき、第1の接合素子11の各磁石13、14と、第2の接合素子12の各磁石13、14とが吸引され」と、本件補正発明の「第1のコネクタの各導電体と第2のコネクタの各導電体とが接触するように構成され」とも同義でもある。 したがって、上記本件補正発明と刊行物1に記載された発明との一致点及び相違点は、次のとおりである。 [一致点] 「磁力によって第1のコネクタと第2のコネクタとが接続される磁石コネクタにおいて、 第1のコネクタは、インシュレータと、複数の磁性体と、複数の導電体とを有し、第2のコネクタは、インシュレータと、複数の磁性体と、複数の導電体とを有し、 第1のコネクタの各磁性体と第2のコネクタの磁性体が磁石であり、かつ、両方共に他方の方向に個別に移動可能に保持され、 第1のコネクタの各導電体と第2のコネクタの各導電体との両方共に一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され、 第1のコネクタの各磁性体及び前記第2のコネクタの各磁性体は、両方共に第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内及び第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり、 第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合する際、第1のコネクタの各磁性体と第2のコネクタの磁性体とが磁力により吸着され、第1のコネクタの各導電体と第2のコネクタの各導電体とが接触するように構成された、各磁性体が各導電体を兼備することを特徴とする磁石コネクタ。」 [相違点] 各導電体を兼備する各磁性体について、本件補正発明では、インシュレータに保持されているのに対して、刊行物1に記載された発明では、それぞれ、ジンバルばね部19を介して第1及び第2の接合素子11に支持されている点。 (4)当審の判断 以下、上記相違点について検討する。 原査定の拒絶の理由(平成17年12月8日付け拒絶理由通知書)に示された特開平5-135833号(以下、「刊行物2」という。)には、金属片60(本件補正発明の「磁性体」に相当する。)を分割体41、42(本件補正発明の「インシュレータ」に相当する。)に保持させたコネクタ(段落【0012】乃至【0014】)について記載されている。 刊行物1及び刊行物2に記載された発明は、いずれも磁力を用いたコネクタという同一の技術分野に属する発明であるから、刊行物1に記載された発明に刊行物2に記載された発明を適用することは、当業者が容易になし得たものである。 また、本件補正発明の奏する効果は、刊行物1及び2に記載された発明から、当業者が予測できた範囲内のものである。 よって、本件補正発明は、刊行物1及び2に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 (5)むすび 以上のとおりであるから、本件補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する特許法第126条第5項の規定に違反するものであり、平成18年改正前特許法第159条第1項の規定で読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 3.本願発明について (1)本願発明 平成18年6月7日付け手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項2に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成18年2月6日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項2に記載された次のとおりのものである。 「磁力によって第1のコネクタと第2のコネクタとが接続される磁石コネクタにおいて、 前記第1のコネクタは、インシュレータと、前記インシュレータに保持される複数の磁性体と、前記インシュレータに保持される複数の導電体とを有し、 前記第2のコネクタは、インシュレータと、当該インシュレータに保持される単数又は複数の磁性体と、当該インシュレータに保持される複数の導電体とを有し、 前記第1のコネクタの各磁性体又は前記第2のコネクタの磁性体の少なくとも一方が磁石であり、かつ、少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され、 前記第1のコネクタの各導電体又は前記第2のコネクタの各導電体の少なくとも一方が他方の方向に個別に移動可能に保持され、 前記第1のコネクタの各磁性体又は前記第2のコネクタの各磁性体の少なくとも一方は、前記第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内又は前記第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合する際、前記第1のコネクタの各磁性体と前記第2のコネクタの磁性体とが磁力により吸着され、前記第1のコネクタの各導電体と前記第2のコネクタの各導電体とが接触するように構成され、 前記各磁性体が前記各導電体を兼備することを特徴とする磁石コネクタ。」 (2)刊行物 原査定の拒絶の理由に引用した刊行物1、刊行物1の記載事項、及び、刊行物1に記載された発明は、前記「2.[理由](2)刊行物」に記載したとおりである。 (3)対比・判断 本願発明と刊行物1に記載された発明とを対比する。 本願発明は、前記「2.[理由]」で検討した本件補正発明から、「第1のコネクタの各磁性体及び第2のコネクタの各磁性体は、両方共に第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内及び第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり」とあったところを、「第1のコネクタの各磁性体又は第2のコネクタの各磁性体の少なくとも一方は、第1のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内又は第2のコネクタのインシュレータに設けられた各保持部内で三次元方向に個別に移動可能であり」と、限定を解除したものに相当する。 そうすると、本願発明の構成要件の全てを含み、更に他の要件を付加したものに相当する本件補正発明が前記「2.[理由](4)」に示したとおり、刊行物1及び2に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、刊行物1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。 (4)むすび 以上のとおりであるから、本願の請求項2に係る発明は、刊行物1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願のその他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2008-07-17 |
結審通知日 | 2008-07-23 |
審決日 | 2008-08-08 |
出願番号 | 特願2003-411987(P2003-411987) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(H01R)
P 1 8・ 575- Z (H01R) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 中川 真一、山岸 利治 |
特許庁審判長 |
岡本 昌直 |
特許庁審判官 |
長崎 洋一 佐野 遵 |
発明の名称 | 磁石コネクタ |
代理人 | 池田 憲保 |
代理人 | 福田 修一 |
代理人 | 山本 格介 |