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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G08G
管理番号 1186795
審判番号 不服2006-25123  
総通号数 108 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-12-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2006-11-06 
確定日 2008-10-31 
事件の表示 特願2000-124232「車載用ビーコン受信器」拒絶査定不服審判事件〔平成13年11月 2日出願公開、特開2001-307292〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成12年4月25日の出願であって、平成18年9月11日付けで拒絶査定がされ、これに対し、同年11月6日に拒絶査定不服審判の請求がなされた後、当審における平成20年4月14日付けの拒絶理由通知(以下「当審拒絶理由」という。)に対し、同年6月17日に明細書についての補正がなされたものである。

2.本願発明について
本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成20年6月17日付け手続補正書における特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。

「ビーコンを受信するビーコン受信部と、
前記ビーコン受信部の出力からビットデータを抽出するビットデータ抽出部と、
前記ビットデータのエラーチェックを行ってフレーム同期を検出するフレーム同期検出部と、
前記フレーム同期検出部からエラー無しの判定に伴って出力される信号によりリセットされ、エラー有りの判定に伴って出力される信号をカウントするカウンタと、
所定の値が設定されるレジスタと、
前記カウンタの値と前記レジスタの値とを比較し、前記カウンタの値が前記レジスタの値よりも小さいときにアクティブとなり、前記カウンタの値が前記レジスタの値以上のときに非アクティブとなる信号を出力する比較部と、
前記比較部の出力がアクティブのときに前記ビットデータを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデータを遮断するセレクタと、
前記セレクタを介して入力されたビットデータをシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記シリアル/パラレル変換部から出力されたデータを記憶する記憶部と
を有することを特徴とする車載用ビーコン通信機。」

3.引用例
一方、当審拒絶理由に引用した特開平8-195716号公報(以下「引用例」という。)には、「光学式車載通信装置」と題し、図面と共に、以下の事項が記載されている。

・「【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載通信装置に係わり、特に、道路上に設置された光学式車両感知器と双方向通信を行う光学式車載通信装置に関するものである。」

・「【0008】・・・。また、ダウンリンクデータの1つのフレームのフォーマットの例は図10に示されており、この図10において、このフレームのフォーマットは、フレームの始めと終わりに各々1バイトのフラグ領域(F)が設けられており、これらの各フラグ領域Fの間に、128バイトのデータ領域と1バイトの同期領域と2バイトのエラーチェック領域(CRC)とが設けられている。」

・「【0017】
【実施例】
実施例1
ついで、本発明の第1実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の光学式車両感知器を用いた双方向通信システムの第1実施例の全体構成を示すブロック図である。図1において、本発明の光学式車両感知器を用いた双方向通信システムは、光学式車両感知器制御部210と光学式車両感知器投受光部240とからなり、ダウンリンクデータを送信するとともにアップリンクデータを受信する光学式車両感知器と、ダウンリンクデータを受信するとともにアップリンクデータを送信する光学式車載通信装置110と、光学式車載通信装置110が受信したダウンリンクデータをナビゲーション画面に合成して表示させるナビゲーション装置140とから構成されている。」

・「【0019】一方、光学式車載通信装置110は、光学式車両感知器投受光部240の発光素子241から投光されたダウンリンクデータの光信号を受光して、この受光した光信号を電気信号に変換するフォトダイオードからなる受光素子111と、この受光素子111により電気信号に変換されたダウンリンクデータを処理部120に送出する受信部110aと、ダウンリンクデータに基づき送信部110bに送信指令を送出するととに各種の演算処理を行う処理部120と、・・・とから構成されている。」

・「【0020】図2は、図1の受信部の一実施例の全体構成を示すブロック図である。図2において、受信部110aは、受光素子111が受光したダウンリンクデータよりなる光信号を電気信号に変換された電気信号を増幅する増幅部112と、増幅された電気信号からロジック信号のスプリットフェーズ符号(あるいはマンチェスター符号、バイフェーズ符号ともいう)に復調するデータ復調部113と、この復調されたスプリットフェーズ符号から安定したクロック信号(CK)を再生し、この再生されたクロック信号(CK)を処理部120に出力するクロック再生部115とを備えている。
【0021】また、受信部110aは、データ復調部113により復調されたスプリットフェーズ符号を、クロック再生部115により再生されたクロック信号(CK)にてサンプリングしてNRZ符号に変換して受信データ信号(RD)として処理部120に出力する符号変換部114を備えている。」

・「【0024】また、処理部120(図1参照)は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータにより構成されており、符号変換部114より出力されたダウンリンクデータ信号(RD)と、クロック再生部115より出力されたクロック信号(CK)と、第1および第2レベル検出部116、117より出力されたキャリヤ検出信号(LD_(1)、LD_(2))とが入力されて各種のデータ処理を行い、」

・「【0035】実施例2
上述の第1実施例においては、拡大通信エリアY_(2)を決定する第1レベル検出部116を受信部110aに設ける例について説明したが、第1レベル検出部116を設ける代わりにデータ処理部120において、ソフトウェアにより拡大通信エリアY_(2)を決定する受信レベルを検出することができる。
【0036】ついで、ソフトウェアにより拡大通信エリアY_(2)を決定する受信レベルを検出する本第2実施例を図6、図7、図8に基づいて説明する。図6、図7において、図1、図2の上述の第1実施例と同符号は同一名称を表すので、その詳細な説明は省略する。図6、図7において、図1、図2の上述の第1実施例と相違する点は、受信部110aには送信エリアを決定するレベル検出部119(上述の第1実施例においては第2レベル検出部117に相当する)のみを設けた点と、処理部120のデータ処理のプログラムが相違する点だけである。
【0037】図8は、本第2実施例の処理部120のデータ処理のプログラムを実行するフローチャートである。図8のステップ400において、この処理プログラムの実行を開始する。
【0038】ついで、ステップ402に進み、このステップ402において、図10に示されるダウンリンクデータのエラーチェックコード(CRC)をチェックすることにより通信異常の有無が判定できる。つまり、通信異常が発生した場合にはCRC異常となる。このCRCチェック結果が連続してn_(1)回(例えば、n_(1)=1?4回)正常であれば「YES」と判定され、当該車両100は拡大通信エリアY_(2)(図5の場合はQ_(1)点)に到達したと判断して、次のステップ404に進み、ダウンリンクデータ信号(RD)の受信を開始する。
【0039】一方、ステップ402において、「NO」と判定された場合は、即ち、CRCチェック結果が連続してn_(1)回(例えば、n_(1)=1?4回)正常と判定されない場合は、当該車両100は拡大通信エリアY_(2)(図5の場合はQ_(1)点)に到達していないので、以上の処理を繰り返す。」

・「【0045】・・・。ステップ414において、図10に示されるダウンリンクデータのエラーチェックコード(CRC)をチェックすることにより通信異常の有無が判定できる。つまり、通信異常が発生した場合にはCRC異常となる。このエラーチェック結果が連続してn_(2)回(例えば、n_(2)=2?5回)異常と判定された場合は、「YES」となり、当該車両100は拡大通信エリアY_(2)(図5の場合はQ_(2)点)を通過したと判断して、次のステップ416に進む。ステップ414にて「NO」と判定された場合は、即ち、当該車両100がまだ拡大通信エリアY_(2)内に存在している場合(図5の場合はQ_(2)点に到達していない)は、この処理を繰り返す。
【0046】このようにして、ステップ416に進むと、このステップ416において受信動作を停止し、受信したダウンリンクデータ信号(RD)をナビゲーション装置140に伝送する。ついで、ステップ418に進み、このステップ418にて双方向通信を終了する。
【0047】以上のように構成した本第2実施例においては、エラーチェックコード(CRC)のチェック結果(正常または異常)を判定(上述の第1実施例における第1のキャリア検出信号LD_(1)に相当する)して通信エリアを決定するので、上述の第1実施例と同様に、図4、図5に示されるように、通常の通信エリアY_(1)のR_(1)点よりL_(1)の距離だけ手前のQ_(1)点でダウンリンクデータの受信が可能となる。また、通常の通信エリアY_(1)のR_(2)点よりL_(2)の距離だけ後方のQ_(2)点でダウンリンクデータの受信が可能となる。したがって、当該車両100の進行方向(注:「進行方」は誤記)に(L_(1)+L_(2))だけ拡大通信エリアY_(2)が広がることとなり、ダウンリンクデータ信号の受信回数が増大して受信完了率が向上する。
【0048】また、通信エリアの決定は、エラーチェックコード(CRC)のチェック結果(正常または異常)を判定することにより行われるので、受光信号のレベルを検出するレベル検出器は1つ設けるだけでよく、この種光学式車載通信装置が簡単にかつ安価に製造できるようになる。」

・図8のステップ414及びステップ416には、明細書【0045】及び【0046】を参照すると、CRCエラーのエラーチェック結果が連続してn_(2)回異常(エラー有り)と判定されるまでは受信動作が継続され、連続してn_(2)回異常と判定されると受信動作が停止されることが示されている。そうすると、これらのステップを実現するために、まず、異常をカウントするカウント手段が図8に示されていることになる。また、エラーチェック結果がn_(2)回だけ「連続して」異常か否かを判定しているので、エラーチェック結果において異常がn_(2)回だけ連続しないとき、つまり、異常がn_(2)回に達するまでに「正常」(エラー無し)というエラーチェック結果があった場合は、前記カウンタにおける異常のカウント値がリセットされることが示されているといえる。加えて、n_(2)回という回数を設定しておくための何らかの設定手段があること、異常のカウント値とn_(2)回とを比較するための何らかの比較手段があること、及び、異常のカウント値が連続してn_(2)回になったとき(異常のカウント値が設定手段の値のとき)に出力される何らかの信号を受けて、受信動作を停止するという何らかの受信動作選択手段があること、が示されているといえる。

これらの記載事項及び図示内容によれば、引用例には、
「ダウンリンクデータを受信する受光素子と、
前記受光素子の出力からダウンリンクデータ信号を出力する符号変換部と、
前記ダウンリンクデータ信号の同期領域を有するフレームのエラーチェックコードをチェックして通信異常の有無を判定するチェック手段と、
前記チェック手段からエラー無しの判定に伴って出力される信号によりリセットされ、エラー有りの判定に伴って出力される信号をカウントするカウント手段と、
所定の値が設定される設定手段と、
前記カウント手段の値と前記設定手段の値とを比較し、前記カウント手段の値が前記設定手段の値になったときに信号を出力する比較手段と、
前記比較手段の出力を受けて受信動作を停止する受信動作選択手段と、
を有する光学式車載通信装置。」
という事項を含む発明(以下「引用発明」という。)が開示されていると認定することができる。

4.対比
本願発明と引用発明とを対比すると、まず、本願発明の「ビーコン」という用語については、本願の明細書【0005】において、「光ビーコンでは双方向通信を行うが、アップリンク(車両から路上ビーコン通信機へのデータの送信)とダウンリンク(路上ビーコン通信機から車両へのデータ送信)とを同時に行うことはできない。」と記載されていることから、受信される「ビーコン」とはダウンリンクされたデータであると解されるため、引用発明の「ダウンリンクデータ」は本願発明の「ビーコン」に相当し、また、引用発明の「受光素子」は本願発明の「ビーコン受信部」に相当する。
次に、引用発明の「ダウンリンクデータ信号」及び「符号変換部」は、機能的にみて、本願発明の「ビットデータ」及び「ビットデータ抽出部」にそれぞれ相当するから、引用発明の「ダウンリンクデータ信号を出力する符号変換部」は本願発明の「ビットデータを抽出するビットデータ抽出部」に相当する。
続いて、本願発明の「フレーム同期」という用語については、本願の明細書【0008】に「アイドル状態でビットデータ内に同期符号を検出すると1フレーム分のビットデータのエラーチェックを行い、エラー無しの判定に伴って出力される信号によりフレーム同期状態に遷移し、フレーム同期状態では前記ビットデータをシリアル/パラレル変換して記憶部に記憶する」と記載されていることから、フレーム同期の状態とは、通信が正常である状態と解されるため、引用発明の「ダウンリンクデータ信号の同期領域を有するフレームのエラーチェックコードをチェックして通信異常の有無を判定するチェック手段」という態様は、本願発明の「ビットデータのエラーチェックを行ってフレーム同期を検出するフレーム同期検出部」という態様に相当する。
また、引用発明の「カウント手段」及び「設定手段」は、本願発明の「カウンタ」及び「レジスタ」に、それぞれ相当する。
次に、引用発明の「カウント手段の値と設定手段の値とを比較し、前記カウント手段の値が前記設定手段の値になったときに信号を出力する比較手段」と、本願発明の「カウンタの値とレジスタの値とを比較し、前記カウンタの値が前記レジスタの値よりも小さいときにアクティブとなり、前記カウンタの値が前記レジスタの値以上のときに非アクティブとなる信号を出力する比較部」とは、「カウンタの値とレジスタの値とを比較し、前記カウンタの値が前記レジスタの値以上のときに信号を出力する比較部」という概念で共通する。
さらに、引用発明の「受信動作を停止する」ことが本願発明の「ビットデータを遮断する」ことに実質的に相当するので、引用発明の「比較手段の出力を受けて受信動作を停止する受信動作選択手段」と、本願発明の「比較部の出力がアクティブのときにビットデータを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデータを遮断するセレクタ」とは、「比較部の出力を受けてビットデータを遮断するセレクタ」という概念で共通する。
最後に、引用発明の「光学式車載通信装置」は、本願発明の「車載用ビーコン通信機」に相当する。

そうすると、両者は、
「ビーコンを受信するビーコン受信部と、
前記ビーコン受信部の出力からビットデータを抽出するビットデータ抽出部と、
前記ビットデータのエラーチェックを行ってフレーム同期を検出するフレーム同期検出部と、
前記フレーム同期検出部からエラー無しの判定に伴って出力される信号によりリセットされ、エラー有りの判定に伴って出力される信号をカウントするカウンタと、
所定の値が設定されるレジスタと、
前記カウンタの値と前記レジスタの値とを比較し、前記カウンタの値が前記レジスタの値以上のときに信号を出力する比較部と、
前記比較部の出力を受けて前記ビットデータを遮断するセレクタと、
を有する車載用ビーコン通信機。」
の点で一致し、以下の点で相違している。

・相違点1
比較部が出力する信号が、本願発明では「カウンタの値がレジスタの値よりも小さいときにアクティブとなり、前記カウンタの値が前記レジスタの値以上のときに非アクティブとなる」ものであるのに対し、引用発明では「カウンタの値がレジスタの値以上のとき」に出力されるものである点。

・相違点2
セレクタが、本願発明では「比較部の出力がアクティブのときにビットデータを通過させ、非アクティブのときに前記ビットデータを遮断する」ものであるのに対し、引用発明では「比較部の出力を受けてビットデータを遮断する」ものである点。

・相違点3
車載用ビーコン通信機に関し、本願発明では「セレクタを介して入力されたビットデータをシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換部と、前記シリアル/パラレル変換部から出力されたデータを記憶する記憶部と」を有するものとの特定がなされているのに対し、引用発明ではかかる特定がなされていない点。

5.相違点についての判断
・相違点1及び2について
比較部から出力される信号であれば、例えば、その信号の有無や、信号電圧値の高低などによって少なくとも2通りの情報を表すことができることは周知の技術である(その他必要ならば、特開平5-189767号公報【0015】の「比較器40は、レーザ14が最小値以上の光ビームを放射していることをライン34の信号が示すまで、非アクティブ信号をライン42を通してマイクロプロセッサ20に供給する。ライン34の信号が示されると、比較器40は、アクティブ信号をライン42を通してマイクロプロセッサ20に供給する。」という記載を参照)。
そうすると、前記周知の技術を参酌して、引用発明における「カウンタの値がレジスタの値以上のとき」に出力される信号を「非アクティブ」とするほか、「カウンタの値がレジスタの値よりも小さいとき」についても信号を出力し、その信号を「アクティブ」とすることは、当業者が適宜設計し得る程度のことである。
その際、セレクタについては、「カウンタの値がレジスタの値以上のとき」の信号、つまり「比較部の出力が非アクティブ」のときにビットデータを遮断するものになることが明らかであるし、「比較部の出力がアクティブ」のときはビットデータを遮断する必要性がない(つまりは、ビットデータを通過させればよい)ことも当業者が容易に想到できたことである。
したがって、引用発明において、前記周知の技術を参酌することで、相違点1及び2に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易になし得たものである。

・相違点3について
車両用のビーコン通信機において、ビーコンを受信して得たデータに対し、エラーをチェックした後、シリアル/パラレル変換して、記憶することは、周知の技術である(例えば、当審拒絶理由で周知の技術として提示した特開2000-82197号公報【0025】の「光信号処理部2は、図2に示すように、光信号処理のための構成として、光送受信部1で受信された光受信データを受け入れジッタ除去および同期タイミング抽出を行うクロック再生部201と、クロック再生部201から出力される光受信データにおけるマンチェスタ符号をNRZ信号へ変換するマンチェスタデコーダ202と、変換された信号についてハイレベルデータリンク制御およびフレーム検査を行い受信エラーをチェックする受信制御部203と、データの直並列変換を行うシリアル/パラレル変換部204と、並列変換された受信データを切換部5を介してマイコン部6へ出力する際に用いられる受信バッファ205と、上記信号処理のためのクロック信号を供給するクロックジェネレータ206とを有する。」という記載等を参照)。
そうすると、引用発明において、セレクタ(受信動作選択手段)で遮断されず、通過したビットデータはエラーチェックが済んだものであるから、かかるビットデータを、前記周知の技術を参酌することで、シリアル/パラレル変換して、記憶することは、当業者が容易に想到できたことである。
したがって、引用発明において、前記周知の技術を参酌することで、相違点3に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易になし得たものである。

また、本願発明の全体構成から奏される作用効果も、引用発明及び周知の技術から当業者が予測できる範囲のものである。

したがって、本願発明は、引用発明及び周知の技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである

6.むすび
以上のとおりであるから、本願発明については、特許法29条2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、その余の請求項に係る発明について論及するまでもなく、本願は、特許法49条2号の規定に該当し、拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2008-07-10 
結審通知日 2008-08-05 
審決日 2008-08-18 
出願番号 特願2000-124232(P2000-124232)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (G08G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 白石 剛史村上 哲  
特許庁審判長 田良島 潔
特許庁審判官 大河原 裕
本庄 亮太郎
発明の名称 車載用ビーコン受信器  
代理人 岡本 啓三  

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