ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード![]() |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H02K 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H02K |
---|---|
管理番号 | 1189909 |
審判番号 | 不服2007-5313 |
総通号数 | 110 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2009-02-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-02-19 |
確定日 | 2008-12-26 |
事件の表示 | 平成11年特許願第 54840号「スピンドルモータ」拒絶査定不服審判事件〔平成12年 9月14日出願公開、特開2000-253632〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成11年3月2日の出願であって、平成19年1月17日付で拒絶査定がなされ、これに対し、同年2月19日に拒絶査定に対する審判請求がなされると共に、同年3月15日付で手続補正書が提出されたものである。 2.平成19年3月15日付手続補正書による補正(以下、「本件補正」という。)についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 本件補正を却下する。 [理由] (1)補正後の本願の発明 本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、 「静止部材と、前記静止部材に軸受手段を介して回転自在に支持されたロータハブと、ロータハブに装着されたロータマグネットと、前記ロータマグネットに対向して半径方向外側に配設されたステータと、前記ステータのティースに導線を巻回することにより形成されたコイルと、を具備するスピンドルモータにおいて、 前記ロータハブはハブ本体を有し、このハブ本体には磁気ディスクが載置されるディスク載置部と、このディスク載置部から前記静止部材に向けて伸びる垂下部とが設けられており、 前記ロータマグネットは、前記ハブ本体の前記垂下部の外周面に装着されており、 前記ハブ本体の前記ディスク載置部と前記ロータマグネットとの間には、磁性材料から形成された板状の磁気シールド部材が配置され、前記磁気シールド部材の外周部は、前記ロータマグネットの径方向外側端部よりも径方向外側で、且つ前記コイルの径方向内側端部よりも径方向内側に配置され、 前記静止部材には、磁性材料からプレート状に形成され前記ステータを覆うと共に前記コイルの前記ディスク載置部側の端部に当接する外側磁気シールド部材が設けられ、前記磁気シールド部材の外周部と前記外側磁気シールド部材の内周部とが径方向に対向していることを特徴とするスピンドルモータ。」 と補正された。 上記補正は、実質的に、請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「磁気シールド部材」について「磁性材料から形成された板状の」との限定を付加し、さらに「静止部材には、磁性材料からプレート状に形成されステータを覆うと共にコイルのディスク載置部側の端部に当接する外側磁気シールド部材が設けられ、磁気シールド部材の外周部と前記外側磁気シールド部材の内周部とが径方向に対向し」ている構成を限定付加するものであって、平成18年改正前特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する特許法第126条第5項の規定に適合するか)について以下に検討する。 (2)引用例 (2-1)原査定の拒絶の理由に引用された特開平4-112655号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。 ・「第1図は本発明に係るスピンドルモータを示し、このモータは、シャフト固定型であって、ブラケット1にその一端部2aが固着されるシャフト2と、該シャフト2に軸受3,3を介して回転自在に外嵌されるロータ4とを、備え、該ロータ4に磁気ディスクAが取付けられるものである。 ここで、ロータ4とは、円筒状の本体部5と、該本体部5に固着されるシールド板6と、からなる。即ち、本体部5は、下端外周面に外鍔部7を有する円筒状のハブ8と、該ハブ8の下端から一体連設される円筒部9と、からなり、シールド板6は、円筒部10と該円筒部10の上端から突設される外鍔部11とからなる。そして、シールド板6は、その内周面6aが円筒部9の外周面9bに固着され、その上端面6cが外鍔部7の下端面7aに固着される。なお、上端面6cの先端部はステータコア16に近接して配置される。これにより、上端面6cを経てステータ13とロータマグネット12とにより磁気回路Xが形成されるため、該ステータ13から磁気ディスクAの方向(第1図における上方向)へ輻射される漏洩磁束を抑制することができる。 そして、このシールド板6の円筒部10の外周面10bにリング状のロータマグネット12が固着される。つまり、このロータマグネット12は、ロータ4の外周側に設けられることになる。 また、ロータマグネット12の半径方向外側に所定間隔をもって対向して、ステータ13が設けられる。この場合のステータ13は、第2図に示すように、内周面14にティース15…を有するステータコア16と、該ステータコア16のティース15…に巻設されるコイル17と、からなるが、図例の如く、ステータコア16は、その外形が平面視において正方形とされずに矩形状とされる。つまり、ヘット側を短くし、ヘッドのスペースを確保している。 そして、ティース15がロータマグネット12の外周面に近接対峙するように、ステータコア16を該ロータマグネット12に外嵌し、その状態で、該ステータコア16を固定部つまりブラケット1に固着している。 また、磁気ディスクAは、ロータ4の外鍔部7に載置状とされ、ハブ8の外周面に設けられたねじ部にクランプ部材18が螺着され、該ハブ8に保持される。なお、ロータ4の上端面には切欠き部19が設けられ、該切欠き部19に施蓋板20が嵌合されている。 従って、上述の如く構成されたスピンドルモータによれば、ロータ4内にロータマグネット12及びステータ13が内嵌されず、ロータ4の外径寸法Dに関係なく、ロータマグネット12とステータ13とを十分大きな容量のものとすることができ、ロータ4の外径寸法Dを小さくした小型のスピンドルモータであっても、大きな回転トルクを得ることができる。」(2頁左上欄16行?同頁右下欄9行) ・また、第1図、第2図には、ロータ4の円筒状のハブ8には磁気ディスクAが載置される外鍔部7と、この外鍔部7からブラケット1に向けて伸びる円筒部9とが設けられた構成、及び、シールド板6の外周部は、ロータマグネット12の径方向外側端部よりも径方向外側で、且つコイル17の径方向外側端部まで延設された構成が示されている。 上記の記載事項及び図示内容を総合すると、引用例1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認めることができる。 「ブラケット1と、前記ブラケット1に軸受3,3を介して回転自在に支持されたロータ本体部5と、ロータ本体部5の外周側に設けられたロータマグネット12と、前記ロータマグネット12の半径方向外側に対向して設けられたステータ13と、前記ステータ13のティース15に巻設されたコイル17と、を具備するスピンドルモータにおいて、 前記ロータ本体部5は円筒状のハブ8を有し、この円筒状のハブ8には磁気ディスクAが載置される外鍔部7と、この外鍔部7から前記ブラケット1に向けて伸びる円筒部9とが設けられており、 前記ロータマグネット12は、前記円筒状のハブ8の前記円筒部9の外周面に装着されており、 前記円筒状のハブ8の前記外鍔部7と前記ロータマグネット12との間には、漏洩磁束を抑制するシールド板6の外鍔部11が配置され、前記外鍔部11の外周部は、前記ロータマグネット12の径方向外側端部よりも径方向外側で、且つ前記コイル17の径方向外側端部まで延設されているスピンドルモータ。」 (2-2)同じく、原査定の拒絶の理由に引用された特開平4-178151号公報(以下、「引用例2」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。 ・「本発明は電動機に関するもので、特に、円盤状の記録媒体である磁気ディスクの磁気記録信号を読書きする磁気ヘッドを有する装置に使用する記録媒体回転駆動用の電動機に関するものである。」(1頁左下欄16?19行) ・「第5図はこの発明の第三実施例である電動機を示す断面図、第6図は第5図の電動機に使用される磁気遮蔽板を示す斜視図、第7図は第5図の電動機による磁気記録装置例を示す断面図である。」(5頁左上欄16?19行) ・「第5図において、(50)は鉄板等の強磁性体の電磁シールド材からなる磁気遮蔽板であり、回転子の駆動用マグネット(25)のディスク装着面(23)側の露出部を覆っている。」(5頁右上欄3?6行) ・「この磁気遮蔽板(50)は取付脚(50a)を介してねじ(51)によりフレーム(40)に固着されている。」(5頁右上欄16?18行) ・「第7図は第5図の電動機による磁気記録装置例を示す断面図である。 図において、(62)は磁気ディスク(61)の中心部に固着された金属製の回転板である。 この実施例の電動機を磁気記録装置に使用し、フレキシブルディスクを装着した場合、第7図のように、磁気ディスク(61)の回転板(62)が磁性を有する回転体(22)のディスク装着面(23)に吸着される。そして、この状態で、回転子が回転し、駆動ピン(26)と回転板(62)の駆動孔(図示せず)とが係合し、ディスクケース(60)内の磁気ディスク(61)を回転する。また、この回転に応じて磁気ヘッド(63),(64)が移動することにより、円盤状の記録媒体である磁気ディスク(61)に磁気記録信号の記録及び再生が行なわれる。」(5頁左下欄14行?同頁右下欄9行) ・「しかも、この実施例では電磁シールド材からなる磁気遮蔽板(50)で固定子鉄心(31)に巻設されたコイル(32)の露出部が覆われている。したがって、固定子のコイル(32)に流れる電流により発生する磁束の漏れを遮蔽でき、これらの漏れ磁束が直接磁気ディスク(61)や磁気ヘッド(63),(64)にまで到達することはない。」(5頁右下欄20行?6頁左上欄7行) ・「したがって、磁気ディスク(61)の磁性層の有効領域と駆動用マグネット(25)とが対向状態とならず、駆動用マグネット(25)からの漏れ磁束が大量に磁気ディスク(61)及び磁気ヘッド(63),(64)にまで到達しない。しかも、固定子のコイル(32)に流れる電流により発生する磁束の漏れを磁気遮蔽板(50)で遮蔽でき、これらの漏れ磁束が直接磁気ディスク(61)や磁気ヘッド(63),(64)にまで到達しないので、記録及び再生の際に悪影響を与える虞れがない。この結果、信頼性及び安全性が高く、厚みの薄い薄形の電動機となる。」(6頁右上欄2?13行) (3)対比 そこで、本願補正発明と引用発明とを対比すると、その機能・作用からみて、後者における「ブラケット1」が前者における「静止部材」に相当し、以下同様に、「軸受3,3」が「軸受手段」に、「ロータ本体部5」が「ロータハブ」に、「ロータ本体部5の外周側に設けられたロータマグネット12」が「ロータハブに装着されたロータマグネット」に、「ロータマグネット12の半径方向外側に対向して設けられたステータ13」が「ロータマグネットに対向して半径方向外側に配設されたステータ」に、「ティース15に巻設されたコイル17」が「ティースに導線を巻回することにより形成されたコイル」に、「円筒状のハブ8」が「ハブ本体」に、「外鍔部7」が「ディスク載置部」に、「円筒部9」が「垂下部」に、「漏洩磁束を抑制するシールド板6の外鍔部11」が「磁性材料から形成された板状の磁気シールド部材」に、それぞれ相当している。 また、後者の「外鍔部11の外周部は、ロータマグネット12の径方向外側端部よりも径方向外側で、且つコイル17の径方向外側端部まで延設され」た態様と前者の「磁気シールド部材の外周部は、ロータマグネットの径方向外側端部よりも径方向外側で、且つコイルの径方向内側端部よりも径方向内側に配置され」た態様とは、「磁気シールド部材の外周部は、ロータマグネットの径方向外側端部よりも径方向外側に配置され」たとの概念で共通している。 したがって、両者は、 「静止部材と、前記静止部材に軸受手段を介して回転自在に支持されたロータハブと、ロータハブに装着されたロータマグネットと、前記ロータマグネットに対向して半径方向外側に配設されたステータと、前記ステータのティースに導線を巻回することにより形成されたコイルと、を具備するスピンドルモータにおいて、 前記ロータハブはハブ本体を有し、このハブ本体には磁気ディスクが載置されるディスク載置部と、このディスク載置部から前記静止部材に向けて伸びる垂下部とが設けられており、 前記ロータマグネットは、前記ハブ本体の前記垂下部の外周面に装着されており、 前記ハブ本体の前記ディスク載置部と前記ロータマグネットとの間には、磁性材料から形成された板状の磁気シールド部材が配置され、前記磁気シールド部材の外周部は、前記ロータマグネットの径方向外側端部よりも径方向外側に配置されているスピンドルモータ。」 の点で一致し、以下の点で相違している。 [相違点1] 磁気シールド部材の外周部に関し、本願補正発明は、「コイルの径方向内側端部よりも径方向内側」に配置されているのに対し、引用発明は、「コイルの径方向外側端部まで」延設されている点。 [相違点2] 本願補正発明は、「静止部材には、磁性材料からプレート状に形成されステータを覆うと共にコイルのディスク載置部側の端部に当接する外側磁気シールド部材が設けられ、磁気シールド部材の外周部と前記外側磁気シールド部材の内周部とが径方向に対向している」構成を有するのに対し、引用発明は、磁気シールド部材(漏洩磁束を抑制するシールド板6の外鍔部11)の外周部がコイル17の径方向外側端部まで延設されているものの、かかる外側磁気シールド部材を備えていない点。 (4)判断 上記相違点1及び2について以下検討する。 例えば、引用例2に開示されているように、静止部材(「フレーム40」が相当)側に、磁性材料(「強磁性体」が相当)からプレート(「鉄板」が相当)状に形成されステータ(「固定子」が相当)を覆う磁気シールド部材(「磁気遮蔽板50」が相当)を設けることにより、ステータ側からの漏洩磁束を抑制することは、磁気ディスク駆動用のスピンドルモータ(「記録媒体回転駆動用の電動機」が相当)における周知技術である。 引用発明は、ロータ側に設けられた磁気シールド部材(漏洩磁束を抑制するシールド板6の外鍔部11)の外周部がステータのコイルの径方向外側端部まで延設されていることにより、ロータマグネットからの漏洩磁束のみならず、ステータのコイルからの漏洩磁束をも抑制するものであるが、引用発明において、上記周知技術を踏まえることにより、ステータ側からの漏洩磁束を抑制するための磁気シールド部材を静止部材側に設けることにより、ロータ側の磁気シールド部材に対して外側磁気シールド部材とすることは、当業者が容易に想到し得たものというべきである。 その際、ロータ側の磁気シールド部材及び静止部材側の外側磁気シールド部材の配置構成は、漏洩磁束の抑制やコンパクト化等の課題の下での通常の創作活動の一環として当業者が適宜設定し得るものであると共に、相違点1及び2に係る本願補正発明の配置構成としたことにより格別顕著な作用効果が奏されるとも認められないから、かかる配置構成とすることは、単なる設計的事項にすぎない。 そして、本願補正発明の全体構成により奏される作用効果も、引用発明及び上記周知技術から当業者が予測し得る範囲内のものである。 したがって、本願補正発明は、引用発明及び上記周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 (5)むすび 以上のとおりであって、本件補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する特許法第126条第5項の規定に違反するものであるから、平成18年改正前特許法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下を免れない。 3.本願の発明について 本件補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、同項記載の発明を「本願発明」という。)は、平成18年7月14日付手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。 「静止部材と、前記静止部材に軸受手段を介して回転自在に支持されたロータハブと、ロータハブに装着されたロータマグネットと、前記ロータマグネットに対向して半径方向外側に配設されたステータと、前記ステータのティースに導線を巻回することにより形成されたコイルと、を具備するスピンドルモータにおいて、前記ロータハブはハブ本体を有し、このハブ本体には磁気ディスクが載置されるディスク載置部と、このディスク載置部から前記静止部材に向けて伸びる垂下部とが設けられており、前記ロータマグネットは、前記ハブ本体の前記垂下部の外周面に装着されており、前記ハブ本体の前記ディスク載置部と前記ロータマグネットとの間に、磁気シールド部材が配置され、前記磁気シールド部材の外縁部は、前記ロータマグネットの径方向外側端部よりも径方向外側で、且つ前記コイルの径方向内側端部よりも径方向内側に配置されていることを特徴とするスピンドルモータ。」 (1)引用例 原査定の拒絶の理由に引用された引用例、及び、その記載事項は、前記「2.(2)」に記載したとおりである。 (2)対比・判断 本願発明は、前記「2.(1)」で検討した本願補正発明から、実質的に、「磁気シールド部材」の限定事項である「磁性材料から形成された板状の」との構成を省き、さらに「静止部材には、磁性材料からプレート状に形成されステータを覆うと共にコイルのディスク載置部側の端部に当接する外側磁気シールド部材が設けられ、磁気シールド部材の外周部と前記外側磁気シールド部材の内周部とが径方向に対向し」ている構成を省いたものである。 そうすると、本願発明と引用発明とは、前記「2.(3)」での検討を踏まえると、磁気シールド部材の外縁部に関し、本願発明は、「コイルの径方向内側端部よりも径方向内側」に配置されているのに対し、引用発明は、「コイルの径方向外側端部まで」延設されている点(以下、「相違点」という。)のみで相違することとなる。 ところで、引用発明は、ロータ側に設けられた磁気シールド部材の外縁部(外周部)がステータのコイルの径方向外側端部まで延設されていることにより、ロータマグネットのみならず、ステータのコイルからの漏洩磁束を抑制するものであるが、ロータマグネットからの漏洩磁束を抑制するだけでよいのであれば、引用発明の上記磁気シールド部材の外縁部を、ステータのコイルまで延設させないことにより、上記相違点に係る本願発明の構成とすることは、当業者にとって容易である。 そして、本願発明の全体構成により奏される作用効果も、引用発明から当業者が予測し得る範囲内のものである。 したがって、本願発明は、引用発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 (3)むすび 以上のとおりであって、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないため、本願は拒絶をすべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2008-09-04 |
結審通知日 | 2008-09-30 |
審決日 | 2008-10-14 |
出願番号 | 特願平11-54840 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(H02K)
P 1 8・ 575- Z (H02K) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 山村 和人 |
特許庁審判長 |
田中 秀夫 |
特許庁審判官 |
谷口 耕之助 田良島 潔 |
発明の名称 | スピンドルモータ |