• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G11B
管理番号 1191502
審判番号 不服2006-26785  
総通号数 111 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2009-03-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2006-11-28 
確定日 2009-01-22 
事件の表示 特願2003-125932「耐磨耗性磁気書込ヘッド」拒絶査定不服審判事件〔平成16年 1月 8日出願公開、特開2004- 5960〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成12年5月18日に出願した特願2000-146090号(パリ条約による優先権主張1999年5月18日、米国)の一部を平成15年4月30日に新たな特許出願としたものであって、平成17年7月28日付け拒絶理由に対して、同年11月28日付けで意見書及び手続補正書が提出され、さらに平成18年3月20日付け最後の拒絶理由に対して、同年7月3日付けで意見書及び手続補正書が提出され、平成18年8月22日付けで補正却下するとともに拒絶査定され、これに対し、同年11月28日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、同日付けで手続補正がされたものである。

第2 平成18年11月28日付けの手続補正についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]
平成18年11月28日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。

[理 由]
1.本件補正
本件補正後の特許請求の範囲の請求項3について、本件補正は、本件補正前の請求項3を引用する請求項4の、
「【請求項3】
ヘッド構造と、
前記ヘッド構造の外側表面上に設けられた磁性材料の層によって画定される記録面と、
前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に埋め込まれた耐磨耗性材料によって画定された前縁であって、前記テープが前記記録面の上方を通過する前に接触するように構成される、丸みを帯びた前縁と
を有することを特徴とする磁気テープ用ヘッド。
【請求項4】
前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に埋め込まれた耐磨耗性材料によって画定された後縁であって、前記テープが前記記録面の上方を通過した後にその上を通過するように構成される、丸みを帯びた後縁
をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の磁気テープ用ヘッド。」を、
「ヘッド構造と、
前記ヘッド構造の外側表面上に設けられた磁性材料の層によって画定される平らな記録面と、
前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に埋め込まれた耐磨耗性材料によって画定された前縁であって、テープが前記記録面の上方を通過する前に接触するように構成される、丸みを帯びた前縁と、
前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に埋め込まれた耐磨耗性材料によって画定された後縁であって、前記テープが前記記録面の上方を通過した後にその上を通過するように構成される、丸みを帯びた後縁と
を有することを特徴とする磁気テープ用ヘッド。」
と補正するものである。

本件補正は、本件補正前の請求項3を引用する請求項4に記載された発明の「磁性材料の層によって画定される記録面」の「記録面」について、「平らな」との限定を付加するものであるから、平成18年改正前特許法第17条の2第4項第2号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
また、本件補正は、本件補正前の請求項4に記載された発明の「前記テープ」について「テープ」と誤記の訂正をするものであるから、平成18年改正前特許法第17条の2第4項第3号に規定する誤記の訂正に該当する。
そこで、本件補正後における特許請求の範囲の請求項3に記載されている事項により特定される発明(以下「補正後の発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるかについて以下に検討する。

2.引用例
(1)原査定の拒絶の理由に引用された特開平5-225518号公報(以下、「引用例1」という。)には、「磁気ヘッド」に関し、次の事項が記載されている。(なお、下線は当審で付与したものである。)
(ア)「【請求項1】フェライト等の酸化物磁気コア(1)と金属磁気コア(2)と前記酸化物磁気コア(1)に巻きつけられた駆動コイル(6)から構成される複合型磁気ヘッドで、金属磁気コア(2)は、前記酸化物磁気コア(1)の媒体対向面側に積層した形状の磁気ヘッドにおいて、金属磁気コア(2)が酸化物磁気コア(1)への接続部(21)と該接続部(21)上に形成された媒体対向部(22)の2つの部分から成立ち、酸化物磁気コア接続部(21)では、金属磁気コア(2)の幅は磁気ギャップ(3)付近で最小でトラック幅以上となり、かつ、磁気ギャップ部(3)から遠ざかるにつれ拡大し、同時に、媒体対向部(22)では、金属磁気コア(2)の幅は磁気ギャップ部(3)で最大でトラック幅に等しくなることを特徴とする磁気ヘッド。」(【特許請求の範囲】)
(イ)「本発明は磁気テープおよび磁気ディスク等の磁気記録媒体への記録再生に好適な複合型磁気ヘッドを提供する。」(段落【0001】)
(ウ)「1は酸化物磁気コア、2は金属磁気コア、3は磁気ギャップ、Twはトラック幅、6は巻線コイル、である。また、21は前記金属磁気コアの一部で媒体対向部、22は前記金属磁気コアの一部で酸化物磁気コア1への接続部、30は巻線コイル用の溝、31はガラスからなる架橋部、33は非磁性薄膜からなる保護膜である。」(段落【0017】)
(エ)「(c)(b)で整形した基板上に第1の金属磁性膜23(FeAlSi,FeTaC,CoTaZr等)をスパッタリング等で形成する。」(段落【0052】)
(オ)「その後、媒体対向面の金属磁気コア2以外の部分をフォルステライト,ステアタイト等の非磁性酸化物33で被覆するため、スパッタリング等で形成し、加工、組立、巻線、を施す。最後に媒体対向面を所望の形状に加工する。」(段落【0056】)
(カ)第1の実施例である図1、図2(c)、第2の実施例である図5には、平らな媒体対向部が形成されていることが図示されている。
(キ)第1の実施例である図2(c)には、保護膜は媒体摺動方向に沿ってその前縁、後縁が丸みを帯びていることが図示されている。
(ク)第2の実施例である図5には、非磁性酸化物33からなる膜は媒体摺動方向に沿ってその前縁、後縁が丸みを帯びていることが図示されている。

(2)同じく原査定の拒絶の理由に引用された実願昭59-181766号(実開昭61-98206号)のマイクロフィルムには、「回転磁気ヘッド」に関し、次の事項が記載されている。(なお、下線は当審で付与したものである。)
(ア)「(1)磁気コアに、そのヘッドギャップの上下および左右にそれぞれ位置させて、磁気テープと摺接するセラミックからなる耐摩耗層を設けたことを特徴とする回転磁気ヘッド。」(実用新案登録請求の範囲)
(イ)「回転磁気ヘッドは、高密度記録のために、電磁気的な高性能を要求され、同時に磁気テープとの高速接触走行に絶える耐摩耗性が要求されている。」(2頁1行?4行)
(ウ)「第4図はその従来例で、例えばセンダスト材からなる一対の磁気コア11の間にヘッドギャップ12が形成されている。13は一方の磁気コア11に設けた巻線溝、14はこの巻線溝13に巻いたコイルである。耐摩耗層15は、このヘッドギャップ12の上下に設けたもので、走行する磁気テープがこの耐摩耗層15と摺接する。耐摩耗層15は例えばガラスから構成されている。ガラスはセンダスト材に比し、高い耐摩耗性を示すため、これがない場合に比べ、磁気コア11のテープ走行面の摩耗性を改善することができる。」(2頁14行?3頁5行)
(エ)「本考案の回転磁気ヘッドは、ヘッドギャップ周囲の耐摩耗層の面積をより大きくすることにより、耐摩耗性を向上させるという発想に基づいてなされたもので、耐摩耗層をヘッドギャップの上下だけでなく、その左右にも設けたことを特徴としている。」(4頁1行?6行)
(オ)「第1図は本考案の第一の実施例を示すもので、符号20が本考案で新たに付加された耐摩耗層である。この耐摩耗層20は、ヘッドギャップ12および耐摩耗層15と一定の間隔を保持してその左右に設けたもので、磁気コア11の厚さ方向の全長に渡っている。耐摩耗層15と20を区別するため、ヘッドギャップ12の上下に位置するそれを上下側耐摩耗層15、左右に位置するそれを左右側耐摩耗層20とする。」(4頁10行?19行)
(カ)「そして今度は、一対の磁気コアブロック21の両方の上面に、トラック幅規制切欠22、22の連設方向と平行にして、左右側耐摩耗層20の充填溝23、23を形成し、この充填溝23、23および上記トラック幅規制切欠22、22に、耐摩耗材としてガラス24を充填する。」(5頁18行?6頁4行)
(キ)「以上のように本考案の回転磁気ヘッドは、ヘッドギャップの上下および左右に、それぞれセラミックからなる耐摩耗層を設けたから、ヘッドギャップを通過する磁気テープは、その上下だけでなく左右も耐摩耗層に接触することとなる。」(6頁19行?7頁3行)

3.対比判断
(1)対比
補正後の発明と引用例1に記載された発明とを対比する。
前記2(1)で摘示した記載事項(下線部参照)によれば、引用例1には、
「酸化物磁気コアと金属磁気コアから構成される複合型磁気ヘッドで、金属磁気コアは、酸化物磁気コアの媒体対向面側に積層した形状の磁気ヘッドにおいて、
金属磁気コアが平らな媒体対向部を有し、
金属磁気コアを金属磁性膜で形成し、媒体対向面の金属磁気コア以外の部分を非磁性酸化物の保護膜で被覆したもので、
保護膜は媒体摺動方向に沿ってその前縁、後縁が丸みを帯びている、
磁気テープへの記録再生に好適な複合型磁気ヘッド。」
の発明が記載されている。(以下、「引用発明1」という。)

引用発明1の「磁気ヘッド」は、補正後の発明の「ヘッド構造」に相当し、同様に「金属磁気コア」は「磁性材料の層」に相当している。
引用発明1は、「磁気テープへの記録再生に好適な複合型磁気ヘッド」であるから、補正後の発明の「磁気テープ用ヘッド」に相当している。
引用発明1において、「金属磁気コアは、酸化物磁気コアの媒体対向面側に積層した形状の磁気ヘッドにおいて、」「金属磁気コアが平らな媒体対向部を有し」ているから、引用発明1の「媒体対向部」は、補正後の発明の「ヘッド構造の外側表面上に設けられた磁性材料の層によって画定される平らな記録面」に相当する構成を備えている。
引用発明1において、「媒体対向面の金属磁気コア以外の部分を非磁性酸化物の保護膜で被覆したもの」であり、「媒体摺動方向に沿ってその前縁、後縁が丸みを帯びている」ので、引用発明1の「複合型磁気ヘッド」は、「保護膜」材料を有し、「記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するようにヘッド構造に設けられた材料によって画定された丸みを帯びた前縁」と「記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するようにヘッド構造に設けられた材料によって画定された丸みを帯びた後縁」とを有するといえる。

よって、補正後の発明と引用発明1は、
「ヘッド構造と、
前記ヘッド構造の外側表面上に設けられた磁性材料の層によって画定される平らな記録面と、
前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に設けられた材料によって画定された前縁であって、丸みを帯びた前縁と、前記記録面と隣接し、かつ前記記録面と当接するように前記ヘッド構造に設けられた材料によって画定された後縁であって、丸みを帯びた後縁と
を有する、磁気テープ用ヘッド。」
である点で一致し、以下の点で相違している。

(相違点1)「前縁」「後縁」について、補正後の発明は、「ヘッド構造に埋め込まれた耐摩耗性材料」と特定しているのに対して、引用発明1はそのように特定していない点。

(相違点2)「前縁」について、補正後の発明は、「テープが記録面の上方を通過する前に接触するように構成される」と特定しているのに対して、引用発明1はそのように特定していない点。

(相違点3)「後縁」について、補正後の発明は、「テープが記録面の上方を通過した後にその上を通過するように構成される」と特定しているのに対して、引用発明1はそのように特定していない点。

(2)相違点についての判断
(相違点1について)
前縁と後縁の材料について、引用発明1には、フォルステライトやステアタイト等の非磁性酸化物を用いることが例示されている(前記2.(1)(オ)参照)。例示されている非磁性酸化物は、金属磁性膜(FeAlSi,FeTaC,CoTaZr等)(前記2.(1)(エ)参照)よりも硬度が高く耐摩耗性材料であることは、当業者には明らかである。例えば、特開昭61-230606号公報(公報2頁左下欄17行?右下欄3行等)、特開平1-39613号公報(公報2頁左下欄17行?19行等)、特開平9-180123号公報(段落3、請求項13等)にも示されている。
そして、引用発明1のような磁気テープ用磁気ヘッドの技術分野において、磁気テープ摺動面に耐摩耗性材料を設ける際に磁気コアに埋め込んで形成することは、周知の技術であり、引用例2(前記2.(2)(ウ)の従来技術や(2)(ア)(エ)(オ)(カ)参照。)にも示されているとおりである。
よって、引用発明1における前縁と後縁を、耐摩耗性材料を磁気ヘッド構造に埋め込んで形成することは、上記周知の技術に基づき当業者が容易になし得ることである。

(相違点2及び3について)
引用例1には、磁気ヘッドの媒体摺動部に対して、磁気テープがどのような状態で配置されているかは明記されていないものの、磁気テープの通常の摺動形態をとっているものと理解できる。
磁気ヘッドを用いて磁気テープに情報を記録再生する際、磁気ヘッドと磁気テープ間のスペーシングを小さくするために、磁気ヘッドを磁気テープに押し付けた状態、つまり、磁気テープを磁気ヘッドの媒体摺動部に沿わせた状態で磁気テープを摺動させることが通常行われている。例えば、引用例2の前記2.(2)の(ア)(イ)(ウ)(キ)の記載、及び実願昭57-66612号(実開昭58-170019号)のマイクロフィルムに開示された第1図?第3図等に記載されている。磁気テープは磁気ヘッドの記録面だけでなく摺動面の前縁及び後縁をも接触して摺動することは明らかであり、引用発明1においても、前縁及び後縁を磁気テープが接触して摺動するものと認められる。
ところで、補正後の発明の「上方」という用語について検討するに、一般的に「上方」には「接触」状態も包含されるものであり、また明細書において用語の技術的意味が特定されているわけでもない。
そこで、磁気テープが摺動している状態を考慮にいれて引用発明1をみれば、引用発明1において、テープは、記録面の上方を通過する前に前縁に接触するように摺動し、記録面の上方を通過した後に後縁の上を通過するものと、当業者には理解できるから、引用発明1は、実質的に「テープが記録面の上方を通過する前に接触するように構成される、丸みを帯びた前縁」と「テープが記録面の上方を通過した後にその上を通過するように構成される、丸みを帯びた後縁」を有しているといえる。
なお、補正後の発明の「上方」に「接触」状態が含まれないものと仮に解釈して検討する。磁気テープを磁気ヘッドに高速で摺動させると、通常、摺動面と磁気テープの間にスペーシングが生じるものである。例えば、特開平5-6509号公報(段落2の「液体潤滑効果により摺動面22と磁気テープ25との間に隙間(以下、スペーシングという)が生じる。」等参照。)等にも示されている。引用発明1においても磁気テープが高速で走行している際に実質的にスペーシングが生じているものであるといえ、引用発明1において、「記録面の上方を通過する」と特定することは、当業者が適宜なし得ることにすぎない。また、磁気ヘッドと磁気テープとの間に積極的にスペーシングを設けることは実願昭57-66612号(実開昭58-170019号)のマイクロフィルムの第2図及び第3図に開示されているように周知であり、引用発明1において、上記相違点2及び3のように特定することは、当業者が容易に想到し得ることである。

そして、上記相違点を総合的に検討しても、補正後の発明の効果は、引用例1及び2に記載された発明及び周知の事項から当業者であれば予測される範囲内であるので、上記相違点は、当業者が容易に想到し得たものである。
なお、請求人は請求の理由(平成19年1月15日付け手続補正書の3.(4-1))において「むしろ引用文献1(当審注:「引用例1」に相当。)の発明は、その図2(c)に示されるように、走行中のテープを丸みを帯びた前縁に接触させることなく記録面に接触させることを意図していて、丸み帯びるように形成された部分は、いわばテープとの接触を避けるための「逃げ」あるいは「面取り」として形成されているように見える。」と主張するが、引用例1の段落【0021】に記載されているように、「A-A’線」は磁気テープの摺動軌跡ではなく切断面を意図したものであり、出願人の主張は失当である。

4.むすび
以上のとおり、補正後の発明は、本願出願前に頒布された引用例1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。
したがって、本件補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するから、特許法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明について
平成18年11月28日付け手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1乃至10に係る発明は、平成17年11月28日付け手続補正書によって補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1乃至10に記載されたとおりのものであるところ、その請求項4に記載された発明(以下「本願発明」という。)は、上記「第2の1」において、本件補正前の請求項3を引用する請求項4として記載したとおりのものである。

1.引用例
原査定の拒絶の理由に引用された引用例1及び2の記載事項は、上記「第2の2」に記載されたとおりである。

2.対比判断
本願発明は、上記「第2」で検討した補正後の発明から、「磁性材料の層によって画定される記録面」についての限定事項である「平らな」という構成を省いたものである。
そうすると、本願発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する補正後の発明が、上記「第2の3」に記載したとおり、引用例1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、引用例1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

3.むすび
以上のとおり、本願発明は、本願出願前に頒布された引用例1及び2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。他の請求項を検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2008-08-20 
結審通知日 2008-08-26 
審決日 2008-09-09 
出願番号 特願2003-125932(P2003-125932)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G11B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 富澤 哲生  
特許庁審判長 小林 秀美
特許庁審判官 吉川 康男
小松 正
発明の名称 耐磨耗性磁気書込ヘッド  
代理人 後藤 政喜  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ