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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する A63F
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する A63F
管理番号 1197402
審判番号 訂正2009-390013  
総通号数 115 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2009-07-31 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2009-02-16 
確定日 2009-04-21 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3933049号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第3933049号に係る明細書を本件審判請求書に添付された訂正明細書のとおり訂正することを認める。 
理由 1.請求の要旨
本件審判の請求の要旨は、特許第3933049号発明(平成14年12月26日出願、もとの特許出願日平成11年12月24日、平成19年3月30日設定登録)の明細書を審判請求書に添付した訂正明細書のとおり、すなわち、下記のとおり訂正することを求めるものである。
(訂正事項1)
請求項2を削除する。
(訂正事項2)
明細書の段落【0010】を削除する。
(訂正事項3)
明細書の段落【0073】を削除する。

2.当審の判断
訂正事項1は請求項2を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
訂正事項2は請求項2の削除に伴って、請求項2記載の遊技機の構成について説明している段落【0010】を削除するものであるから、明りようでない記載の釈明を目的とするものである。
訂正事項3は請求項2の削除に伴って、請求項2記載の遊技機の奏する効果について説明している段落【0073】を削除するものであるから、明りようでない記載の釈明を目的とするものである。

さらに、上記訂正事項1?3は、いずれも訂正前の明細書に記載されていた請求項2記載の遊技機に関する事項の削除のみを行うものであるから、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものであり、また、実質的に特許請求の範囲を拡張又は変更するものでもない。

3.むすび
したがって、本件訂正審判の請求は、特許法第126条第1項第1号及び第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第2項乃至第4項の規定に適合する。
また、請求項1については訂正が求められていないので、請求項1に係る発明は同条第5項の「訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される発明」には当たらず、該発明が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて検討する必要はない。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
遊技機
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面枠と、
その前面枠に装着される遊技盤と、
その遊技盤の表面側に形成されて遊技球が打ち込まれる遊技領域と、
その遊技領域に設けられる入賞口と、
その入賞口と連通され、その入賞口へ入った遊技球を前記遊技盤の裏面側に導出する入賞経路と、
前記遊技領域に設けられ前記入賞口よりも下方に配置されるアウト口と、
前記入賞経路を通過し前記遊技盤の裏面側に導出される遊技球および前記アウト口を通過し前記遊技盤の裏面側に導出される遊技球を所定箇所に収集する球収集部材とを備え、
その球収集部材は、前記入賞経路を通過した遊技球を流下させる収集経路を有しており、
前記アウト口に入った遊技球を前記遊技盤の裏面側に向かって導出する出口部分は前記収集経路に接続され、その接続部における前記収集経路の経路幅は遊技機の前後方向および左右方向双方において遊技球の外径の略2倍以上に形成されていることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞口へ入賞した球とアウト口を通過した球とを所定箇所に収集する球収集部材を備えた遊技機に関し、特に、球収集部材により収集される球の球詰まりを抑制しつつ円滑に移送することができ、且つ、製造コストを低減することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打球を遊技領域へ打ち込んで遊技を行うパチンコ機などの遊技機は、遊技領域が形成される遊技盤を備えており、その遊技領域には打球が入賞可能な複数の入賞口と、その複数の入賞口のいずれにも入賞しなかった球を遊技領域の外部へ排出するアウト口とが設けられている。このようなパチンコ機によれば、遊技領域へ打ち込まれた打球が複数の入賞口のいずれかへ入賞することにより遊技者に所定の遊技価値が付与される一方、複数の入賞口のいずれにも入賞しなかった打球がアウト口から遊技領域の外部へ排出される。
【0003】
また、パチンコ機の遊技盤の裏面側には、遊技者に所定の有価価値、即ち、賞球を払い出す球払出装置を搭載した機構盤が配設されている。この機構盤は、球払出装置が搭載される合成樹脂製の枠フレームを備えており、この枠フレームには、球払出装置の他に、遊技領域に複数設けられた入賞口へ入賞した球(入賞球)をパチンコ機の外部へ排出する入賞球収集通路と、アウト口を通過した球(アウト球)をパチンコ機の外部へ排出するアウト球収集通路とがそれぞれ別個の経路として設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の機構盤における枠フレームでは、入賞球およびアウト球を収集する入賞球収集通路およびアウト球収集通路がそれぞれ別々に設けられるため、枠フレーム全体としての形状が複雑となってしまう。よって、枠フレームを合成樹脂で成型する場合、その成型用の金型の形状が複雑となるため、かかる金型の製造コストが増加して、パチンコ機全体としての製造コストが増加してしまうという問題点があった。
【0005】
また、入賞球収集通路およびアウト球収集通路が別個に設けられた枠フレームの形状は複雑なため、入賞球収集通路またはアウト球収集通路のいずれかに球詰まりが一度生じてしまうと、その詰まった球を除去し難く、かかる除去作業のためにパチンコ機を長期に亘って停止しなければならないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、球収集部材により収集される球の球詰まりを抑制しつつ円滑に移送することができ、且つ、製造コストを低減することができる遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、前面枠と、その前面枠に装着される遊技盤と、その遊技盤の表面側に形成されて遊技球が打ち込まれる遊技領域と、その遊技領域に設けられる入賞口と、その入賞口と連通され、その入賞口へ入った遊技球を前記遊技盤の裏面側に導出する入賞経路と、前記遊技領域に設けられ前記入賞口よりも下方に配置されるアウト口と、前記入賞経路を通過し前記遊技盤の裏面側に導出される遊技球および前記アウト口を通過し前記遊技盤の裏面側に導出される遊技球を所定箇所に収集する球収集部材とを備え、その球収集部材は、前記入賞経路を通過した遊技球を流下させる収集経路を有しており、前記アウト口に入った遊技球を前記遊技盤の裏面側に向かって導出する出口部分は前記収集経路に接続され、その接続部における前記収集経路の経路幅は遊技機の前後方向および左右方向双方において遊技球の外径の略2倍以上に形成されている。
【0008】
この請求項1記載の遊技機によれば、遊技領域へ打ち込まれた遊技球は、入賞口へ入賞すると、入賞経路を通過して、球収集部材へ送られる。一方、遊技領域へ打ち込まれた遊技球のうち、入賞口へ入賞した遊技球を除くものは、アウト口を通過して、球収集部材へ送られる。アウト口を通過した遊技球は、球収集部材によって、入賞経路を通過した遊技球とまとめられ、収集経路により一括して所定箇所に移送される。
【0009】
入賞経路を通過した遊技球を流下させる収集経路は、アウト口に入った遊技球を遊技盤の裏面側に向かって導出する出口部分に接続され、その接続部における収集経路の経路幅は遊技機の前後方向および左右方向双方において遊技球の外径の略2倍以上に形成されている。よって、入賞経路を通過した遊技球とアウト口を通過した遊技球とが一括された多量の遊技球を球詰まりさせることなく円滑に移送できる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の遊技機の一実施例であるパチンコ機Pにおける前面枠1及び遊技盤2の裏面(背面)図である。なお、図1では、遊技盤2の各配設穴2c?2fにそれぞれ配設される表示装置、第1種始動口を備えた入賞装置、普通入賞口を備えた入賞装置、及び、大入賞口を備えた可変入賞装置の図示を省略している。
【0014】
前面枠1は、パチンコ機P(図4参照)の前面外周に周設される枠状体であり、合成樹脂材料等で略矩形額縁状に形成されている。前面枠1の上部略中央には遊技盤2の外形に適合した略矩形状の開口である収納空間1aが設けられるとともに、前面枠1の一側(図1右側)縁部には、後述する機構盤4の一対のヒンジピン4b,4b(図2参照)が回動可能に軸支される一対のピン係合部1b,1bが設けられている。
【0015】
遊技盤2は、木製の合板等で略矩形平板状に形成されており、その前面(図1の紙面に対する裏面)に球Bが打ち込まれる遊技領域2aが形成されている(図4参照)。遊技盤2は、前面枠1の収容空間1aに着脱可能に収容されており、その裏面2bには遊技盤2の板厚方向(図1の紙面に対する垂直方向)へ貫通した複数の配設穴2c?2fが穿設されている。配設穴2cは複数種類の図柄を表示する表示装置が配設される穴であり、配設穴2dは第1種始動口(普通電動役物に係る入賞口)を備えた入賞装置が配設される穴であり、配設穴2e,2eは、普通入賞口を備えた入賞装置が配設される穴であり、配設穴2fは、大入賞口を備えた可変入賞装置が配設される穴である。
【0016】
また、配設穴2fの下方であって遊技盤2の裏面2bには、遊技盤2の板厚方向(図1の紙面に対する垂直方向)へ貫通したアウト口2gが穿設されている。このアウト口2gは、各種入賞装置の入賞口へ入賞しなかった球を遊技領域2aの外部へ排出するための穴である。このアウト口2gの上方であって遊技盤2の裏面2bには、セーフ球集合カバー3が取着されている。
【0017】
セーフ球集合カバー3は、配設穴2d?2fに配設される各種入賞装置の入賞口へ入賞した球(入賞球)を遊技領域2aの外部へ誘導する部材であり、合成樹脂材料等で形成されている。このセーフ球集合カバー3の下側部分であって配設穴2cの下方には、球が通過可能な誘導通路を有する球誘導樋3aが設けられている。この球誘導樋3aの誘導通路は、各配設穴2d?2fに配設される各入賞装置の入賞口と連通されており、この誘導通路を介して各入賞口へ入賞した球が遊技盤2bにおける裏面2b側下方へ誘導されるのである。
【0018】
また、球誘導樋3aの下端面(図1下側)には、その球誘導樋3aの誘導通路と連通した開口部3bが開口形成されている。この開口部3bは、球誘導樋3aの誘導通路により誘導された入賞球を後述する機構盤4の球収集部20(図3参照)へ落下(流下)させる開口であり、遊技盤2の横幅方向(図1の左右方向)へ向けて幅広に形成されている。なお、機構盤4に設けられる球収集部20の詳細については後述する。
【0019】
図2は、機構盤4の裏面図である。図2に示すように、機構盤4は、賞球や貸し球の払い出しを行う球払出装置5が搭載された部品であり、合成樹脂材料等で略矩形額縁状に形成された枠フレーム4aを備えている。この枠フレーム4aの一側(図1右側)であって、その上側および下側部分には、上述した前面枠1のピン係合部1b,1bに回動可能に軸支されるヒンジピン4b,4bがそれぞれ1つずつ設けられている。このヒンジピン4b,4bは機構盤4を前面枠1の裏面側に開閉可能に軸支するための軸部材である。
【0020】
枠フレーム4aの略中央部分には、略矩形状の開口である開口窓4cが枠フレーム4aの厚さ方向(図2の紙面に対する垂直方向)に貫通形成されている。この開口窓4cは、機構盤4が前面枠1に取着された場合(図4参照)に、遊技盤2の裏面2bに取着されたセーフ球集合カバー3の一部を機構盤4の裏面側に露出させるための開口であり、この開口窓4cから配設穴2c?2fに配設される表示装置や各種入賞装置が機構盤4の裏側に露出される。
【0021】
機構盤4の枠フレーム4aの上部には台管理装置(図示せず)から供給される球が一旦貯留される球タンク4dが配設され、この球タンク4dの下方には球タンクレール4eが連設されている。球タンクレール4eは、球タンク4dへ供給された球を球払出装置5へ誘導する樋状の部材であり、この球タンクレール4eの下流側端部に球払出装置5の上部が連設されている(図2右側)。
【0022】
球払出装置5は、遊技者に賞球や貸し球を払い出す装置であり、主に、賞球払出ユニット5aと、その賞球払出ユニット5aに並設される貸球払出ユニット5bとを備えている。賞球払出ユニット5aは、球が上述した各入賞口へ入賞した場合に、球タンクレール4eにより誘導された球を賞球として所定個数だけ遊技者へ払い出す装置であり、貸球払出ユニット5bは、遊技者からの球貸し要求があった場合に、球タンクレール4eにより誘導された球を貸し球として所定個数だけ遊技者へ払い出す装置である。これらの賞球払出ユニット5a及び貸球払出ユニット5bによって、球タンクレール4eにより球払出装置5の内部へ導かれた球を1個ずつ払出樋4fへ払い出すことができるのである。
【0023】
払出樋4fは、球払出装置5により払い出された賞球や貸し球を前面枠1に設けられる上受皿または下受皿(図示せず)へ誘導する樋状の部材であり、この払出樋4fの内部には球払出装置5から払い出された球が通過可能な通路が設けられている。この払出樋4fの通路は、球払出装置5の下部から枠フレーム4aの下縁部(図2下側)へ向けて連通され、枠フレーム4aの下端面(図2下側)に開口形成される払出口4gと連通されている。
【0024】
払出口4gは、払出樋4fを通過した球を前面枠1の下受皿へ排出する開口であり、枠フレーム4aの幅方向(図2左右方向)略中央部分に形成されている。一方、払出口4gの左方には、収集球排出口4hが設けられている。この収集球排出口4hは、上述した各種入賞装置の入賞口へ入賞した入賞球およびアウト口2gを通過したアウト球を枠フレーム4aの外部へ排出して台管理装置(所定箇所)へ返還する開口である。
【0025】
また、枠フレーム4aにおける球タンク4dの右方には、台管理装置から供給される交流電圧を電源回路基板へと中継する電源中継基板6が配設されている。電源中継基板6は、台管理装置の交流電源と電気的に接続されるACコード6aを備え、このACコード6aを介して台管理装置から交流電圧の供給を受け、その交流電圧を電源回路基板ボックス7に収容される電源回路基板へ供給することができる。電源回路基板ボックス7は、枠フレーム4aの裏面側下部に取着されており、この電源回路基板ボックス7の上方であって、枠フレーム4aにおける開口窓4cの下縁部分には主制御基板ボックス8が配設されている。
【0026】
主制御基板ボックス8は、パチンコ機Pにおける遊技全体の制御を行う主制御基板を収容するものであり、この主制御基板ボックス8の右方には、枠フレーム4aの裏面右下部(図2右下側)に取着された払出制御基板ボックス9が配設されている。払出制御基板ボックス9は、上述した球払出装置5等の制御を行う払出制御基板を収容するものであり、この払出制御基板ボックス9の左方には、枠フレーム4aの裏面左下部(図2左下側)に取着された発射制御基板ボックス10が配設されている。この発射制御基板ボックス10は、遊技領域2aへ打ち込まれる球の発射制御を行う発射制御基板を収容するものである。
【0027】
図3は、パチンコ機Pの部分的な裏面図であり、枠フレーム4aの球受け板22,24及び収集通路25の一部を断面視している。なお、図3では、機構盤4の枠フレーム4aに配設される各種の基板ボックス7?10の図示を省略し、枠フレーム4aにおける裏板4iの一部を2点鎖線で図示している。また、図3中の球Bは、セーフ球集合カバー3の開口部3bから排出される入賞球や、アウト口2gを通過したアウト球であり、図中の矢印は球Bの流下(移送)方向を示している。
【0028】
図3に示すように、機構盤4の枠フレーム4aは、前面枠1のピン係合部1bに係合されたヒンジピン4bを介して前面枠1に取着されており、遊技盤2の裏面2b側を覆うように配設されている。この枠フレーム4aの裏面側であって、開口窓4cより下側部分の全面には平板状の裏板4iが設けられており、この裏板4iにより枠フレーム4aの裏面側が覆われている。この裏板4iは、遊技盤2の裏面2bと所定の間隔(図4の幅w4,w5)を隔てつつ対向して設けられており(図4参照)、この裏板4iと遊技盤2bの裏面2bとの間部分の空間に球収集部20が設けられている。
【0029】
球収集部20は、遊技盤2の各配設穴2d?2fに配設される各入賞装置の入賞口へ入賞した入賞球とアウト口2gを通過したアウト球とをまとめて、そのまとめられた入賞球およびアウト球を一括して収集する部位であり、セーフ球集合カバー3の開口部3bを介して各入賞口と通じるとともに、アウト口2gと通じて設けられている。この球収集部20は、主に、入賞球およびアウト球である球Bを一括して収集球排出口4hへ送出する送出口21と、セーフ球集合カバー3の開口部3bから落下する球Bを受け止める球受け板22,23,24と、送出口21から送出された球Bをまとめて収集球排出口4hへ案内する収集通路25とを備えている。送出口21は、球収集部20の上部であって、枠フレーム4a(又は、遊技盤2)の横幅方向略(図3の左右方向)中央部分より若干左側の一箇所に設けられている。
【0030】
送出口21は、上述したセーフ球集合カバー3の開口部3bおよびアウト口2gより下方に設けられており、収集通路25と連通され、この収集通路25を介して収集球排出口4hと連結される開口である。また、送出口21の開口幅(図3の左右方向幅)(収集経路の経路幅)は、球Bの外径dの略2倍以上とされている。このため、多量の球Bが球収集部20へ流入する場合に、送出口21の開口縁部で球詰まりを生じることなく、球Bを収集通路25へ円滑に送出することができる。また、送出口21の開口縁部の両側(図3右側)には、セーフ球集合カバー3の開口部3bから排出される球Bを受け止める平板状の球受け板22,23,24が設けられている。
【0031】
球受け板22は、セーフ球集合カバー3の開口部3b及びアウト口2gのほぼ直下に設けられ、セーフ球集合カバー3の開口部3bの横幅方向(図3左右方向)のほぼ全域に亘って設けられている。この球受け板22は、枠フレーム4a(又は、遊技盤2)の横幅方向一側(図3右側)から送出口21へ向けて下降傾斜されており、球受け板22により受け止められた球Bを、この送出口21から集中(一括)して送出できるようにされている。また、球受け板22における送出口21側との反対端部(図3右側)には平板状の立壁板22bが立設され、この立壁板22bの上端には同じく平板状の球受け板23が連設されている。
【0032】
球受け板23は、枠フレーム4a(又は、遊技盤2)の横幅方向一端側(図3右側)から球受け板22側へ向けて下降傾斜されている。このため、球受け板23により受け止められた球Bを、球受け板22側へ向けて転動させることができるのであるのである。また、球受け板23における球受け板22側との反対端部(図3右側)には平板状の立壁板23aが立設されており、この立壁板23aによって、球受け板23により受け止められた球Bが球受け板23の立壁板23a側端部からこぼれ落ちることを防止することができる。
【0033】
一方、球受け板24は、枠フレーム4a(又は、遊技盤2)の横幅方向他側(図3左側)から送出口21へ向けて下降傾斜されており、その送出口21側の端部がセーフ球集合カバー3の開口部3bの横幅方向一端部(図3左側)の下方に位置されている。よって、球受け板24は、セーフ球集合カバー3の開口部3bから排出された球Bを受け止め、その球Bを送出口21から集中して送出することができるのである。また、球受け板24における送出口21側との反対端部(図3左側)には平板状の立壁板24aが立設されており、この立壁板24aによって、球受け板24により受け止められた球Bが球受け板24の立壁板24a側端部からこぼれ落ちることを防止することができる。
【0034】
ところで、球受け板24の送出口21側端部は、球受け板22の送出口21側端部より高さh1分だけ上方に位置されており、かかる両球受け板22,24における送出口21側の端部の間には高さh1分の段差(高低差)が設けられている。この段差によって、球受け板24から送出口21へ落下する球Bは、球受け板22から送出口21へ落下する球Bよりも上方から送出口21へ向けて落下される。このため、球受け板22,24により送出口21に集められる球B同士が送出口21で正面衝突することが回避され、球Bが送出口21周辺で滞って球詰まりが生じることを抑制することができる。
【0035】
しかも、球受け板24から落下した球Bが球受け板22から落下した球Bと接触する場合、球受け板24から落下した球Bは球受け板22から落下した球Bに上方から衝突するので、かかる衝突により球受け板22から落下する球Bの落下速度が加速され、送出口21から送出される球Bの流下を更に円滑化させることができる。よって、送出口21の周辺や収集通路25内における球詰まりを更に抑制することができるのである。
【0036】
また、上記の球収集部20の球受け板22?24は、枠フレーム4a又は遊技盤2の横幅方向(図3の左右方向)のほぼ全域に亘って設けられており、各配設穴2c?2eに配設される全入賞装置の下方位置に対応して設けられている。よって、例えば、各入賞口へ入賞した球Bがセーフ球集合カバー3を介さずに各入賞口の直下へ直接落下されるような場合であっても、球受け板22?24によって各入賞口へ入賞した球Bを受け止め、送出口21から集中して送出させることができる。即ち、本実施例のパチンコ機Pによれば、セーフ球集合カバー3とは別種類のセーフ球集合カバーが取着された遊技盤に交換された場合でも、球収集部20の球受け板22?24によって入賞球を確実に受け止めることができるのである。
【0037】
収集通路25は、送出口21へ流入した球Bを収集球排出口4hへ案内する通路であり、この収集通路25の左右両側は平板状の一対の側壁板25a,25bにより仕切られている。この一対の側壁板25a,25bの上端は球受け板22,24の送出口21側端部とそれぞれ連設され、かかる連設により収集通路25は送出口21と連結されている。また、収集通路25の通路形状は、送出口21から収集球排出口4hまでの間に4箇所で屈曲(湾曲)されており、この屈曲により収集通路25内を流下する球Bの落下速度を緩和させることができる。このため、収集通路25の側壁板25a,25bに球Bが衝突する際の衝突力が緩和されるので、側壁板25a,25bの損傷を抑制して、収集通路25の使用寿命を向上することができ、その結果、枠フレーム4a全体としての使用寿命を向上することができるのである。
【0038】
更に、収集通路25の通路幅w1、即ち、一対の側壁板25a,25bの対向面間距離は、送出口21と同様に球Bの外径dの略2倍以上とされている。このため、多量の球Bが収集通路25内を通過する場合に、その収集通路25内で球詰まりを生じさせることなく、球Bを収集球排出口4hへ円滑に案内することができるのである。
【0039】
図4は、図3のIV-IV線における側断面図であり、遊技盤2の裏面2bに取着されるセーフ球集合カバー3の図示を省略している。なお、図4中の矢印は球Bの流下方向を示している。
【0040】
図4に示すように、遊技盤2の配設穴2eは、遊技盤2の前面(図4左側)に形成される遊技領域2aから遊技盤2の裏面2bへと貫通形成されている。この配設穴2eには、入賞装置30の筺体31が挿設されている。入賞装置30の筺体31は、配設穴2eに配設された状態で、遊技盤2の遊技領域2a側に突出された前側部分31aと、遊技盤2の裏面2b側に突出された後側部分31bとを備え、前側部分31aの上端面には普通入賞口32が開口形成されている。
【0041】
普通入賞口32は、その開口幅w2が球Bの外径dより若干大きく、且つ、球Bの外径dの略2倍未満に形成されており(d<w2<2d)、球Bが1個ずつ入賞するように形成されている。この普通入賞口32は、筺体31内に形成された入賞通路31cと連通されており、この入賞通路31cは筺体31の後側部分31bの下端面に開口形成された入賞球排出口31dと連通されている。入賞通路31cは、その通路幅w3が球Bの外径dより若干大きく、且つ、球Bの外径dの略2倍未満に形成されており(d<w3<2d)、球Bが1個ずつ通過するように形成されている。
【0042】
このため、遊技領域2aを流下して普通入賞口32へ入賞した球Bは、入賞通路31cを1個ずつ通過して、入賞球排出口31dから遊技盤2の裏面2bへ排出され、球収集部20の球受け板22?24のいずれかへ向けて1個ずつ落下されるのである。しかも、かかる入賞球排出口31dには、リング状のセンサ33が設けられており、このセンサ33によって入賞通路31cを通過して入賞球排出口31dから排出される球Bの数を1個ずつ検出することができる。
【0043】
また、入賞装置30が配設された配設穴2eの下方には、遊技盤2の厚さ方向(図4左右方向)に貫通したアウト口2gが形成されている。アウト口2gの遊技領域2a側の下方には、遊技領域2aの外周に周設される内レール34が設けられており、この内レール34を介して、球Bがアウト口2gへ導かれるのである。なお、遊技盤2の遊技領域2a側には、遊技領域2aの形成面(図4左側)と所定の間隔を隔てて、ガラス扉35が配設されている。
【0044】
遊技盤2の裏面2b側であって、アウト口2gの開口位置より下方には、上述した球収集部20が設けられている。この球収集部20は、上述したセンサ33の下方(下流側)に設けられており、この球収集部20の上方部分は、普通入賞口32へ入賞した球Bおよびアウト口2gを通過した球Bを受け止めるために開放されている。
【0045】
球受け板22,23は、遊技盤2の裏面2b側から遊技盤2の反配設側、即ち、遊技盤2の裏面2bから更に後方(図4右側)へ向けて延出されている。この球受け板22,23の延出端(図4右側)には裏板4iが上方へ向けて立設されており、この裏板4iと遊技盤2の裏面2bとの間に普通入賞口32へ入賞した球B及びアウト口2gを通過した球Bが落下するのである。なお、球受け板24も、球受け板22,23と同様に、遊技盤2の裏面2bから更に後方(図4右側)へ延出され、球受け板24の各延出端(図4右側)には裏板4iが上方へ向けて立設されている。
【0046】
しかも、遊技盤2の裏面2b及び裏板4iの対向面間距離、即ち、球受け板22,23の延出幅w4(図4の左右方向幅)は、球Bの外径dの略2倍以上となるように拡幅されている。このため、球受け板22,23により受け止められた球Bが送出口21へ向けて転動して流下する場合に、かかる球Bを球受け板22,23で詰まらせずに送出口21へ円滑に流下させることができる。なお、球受け板24の延出幅も、球受け板22,23と同様に延出幅w4となるように拡幅されており、送出口21の開口幅(収集経路の経路幅)も、球受け板22?24の延出方向へ向けて延出幅w4と略等しい長さに拡幅されている。
【0047】
一方、枠フレーム4aの下部には、上述した収集通路25が設けられており、この収集通路25の下端部には収集球排出口4hが連結されている。この収集通路25は遊技盤2の裏面2bと裏板4iとの間に設けられており、遊技盤2の裏面2b及び裏板4iの対向面間距離、即ち、収集通路25の通路幅w5(図4の左右方向幅)は、球Bの外径dの略2倍以上となるように拡幅されている。このため、多量の球Bが収集通路25内を通過する場合に、その収集通路25内で球詰まりを生じさせることなく、球Bを収集球排出口4hへ更に円滑に案内することができるのである。
【0048】
次に、上記のように構成されたパチンコ機Pの入賞球およびアウト球の処理方法について説明する。まず、遊技領域2aへ打ち込まれた球Bは、遊技盤2の配設穴2c?2eに配設される各種入賞装置の各入賞口へ入賞すると、遊技盤2の裏面2bへ排出される。例えば、図4に示す入賞装置30の普通入賞口32へ球Bが入賞すると、入賞した球Bは、入賞通路31cを通過して、入賞球排出口31dから遊技盤2の裏面2bへ排出される。排出された球Bは、セーフ球集合カバー3の球誘導樋3aの誘導通路を通過した後、セーフ球集合カバー3の開口部3bから機構盤4の球収集部20へ向けて落下される。一方、遊技盤2に配設される各種入賞装置の入賞口のいずれにも入賞しなかった球Bは、遊技領域2aの下部へ流下し、アウト口2gから遊技盤2の裏面2bへ排出され、機構盤4の球収集部20へ向けて落下される。即ち、入賞口へ入賞した球B及びアウト口2gを通過した球Bは、機構盤4の球収集部20へ一括して落下するのである。
【0049】
球収集部20へ向けて落下した球Bは、球収集部20の上部に設けられる球受け板22?24により受け止められる。この球受け板22?24は、送出口21へ向けて下降傾斜されているので、球受け板22?24により受け止められた球Bは、送出口21へ集められ、その送出口21から収集通路25へ集中して流下される。収集通路25へ流下した球Bは、収集通路25を通過して収集球排出口4hへ至り、この収集球排出口4hから一括して枠フレーム4aの外部へ排出され、台管理装置へ返還されるのである。
【0050】
以上説明したように、本実施例のパチンコ機Pによれば、機構盤4の枠フレーム4aには、遊技盤2に配設される各種入賞装置の各入賞口およびアウト口2gの双方と通じた球収集部20が設けられ、かかる球収集部20の一箇所に設けられた送出口21とその送出口21に連結される1の収集通路25を介して、入賞口へ入賞した球Bおよびアウト口を通過した球Bを一括して機構盤4の外部へ排出することができる。よって、従来のパチンコ機のように、入賞口へ入賞した球を収集する通路とアウト口を通過した球を収集する通路とを別個に設ける必要がなく、機構盤4の枠フレーム4aの形状を簡素化することができる。このため、例えば、合成樹脂材料等で形成される枠フレーム4aを製造する場合に、枠フレーム4aの形状が簡素化される分、枠フレーム4aを射出成形するための金型の製造コストを低減して、パチンコ機P全体としての製造コストを低減することができる。
【0051】
ところで、本実施例のパチンコ機Pでは、球収集部22の球受け板22?24によって、各入賞口へ入賞した球B及びアウト口2gを通過した球Bを送出口21から集中して収集通路25へ一括して送出するので、従来のパチンコ機Pに比べて、多量の球Bが球収集部20に収集される。そこで、球収集部20の各部分21?25は、かかる多量の球Bを円滑に流下させるために拡幅されている。具体的には、送出口21の開口幅および収集通路25の通路幅w1は、枠フレーム4a(又は、遊技盤2)の横幅方向へ向けて球Bの外径dの略2倍以上となるように拡幅されている。
【0052】
また、球受け板22?24は、遊技盤2の裏面2a側からその遊技盤2とは反対側へ向けて延出され、その延出幅w4は球Bの外径の略2倍以上となるように拡幅されている。更に、この球受け板22?24の拡幅に対応して、送出口21の開口幅も、球受け板22?24の延出方向(図4の左右方向)へ向けて延出幅w4と略等しい長さに拡幅され、収集通路25の通路幅w5も球受け板22?24の延出方向へ向けて球Bの外径dの略2倍以上となるように拡幅されている。
【0053】
以上のように球収集部20の各部分21?25の幅は、球Bを検出するセンサ33の上流側に設けられる普通入賞口32の開口幅w2及び入賞通路31cの通路幅w3に比べて拡幅されている。このため、球収集部20の各部分21?25は、入賞装置30の入賞通路31cを通過して入賞球排出口31dから落下する球Bより更に多量の球Bを、収集球排出口4hへ円滑に流下させることができる。よって、球収集部20の各部分21?25は、入賞装置30の入賞通路31cを通過した球Bにアウト口2gを通過した球Bを加えた多量の球Bを詰まらせることなく円滑に流下させることができる。従って、球収集部20内で詰まった球Bを除去するために、パチンコ機Pの遊技を中断する必要がなく、かかるパチンコ機Pの保守に必要なコストを低減することができるのである。
【0054】
また、球受け板22?24を拡幅することによって、球受け板22?24は、球Bを受け止める部分の面積が拡大されるので、その分、球受け板22?24の単位面積当たりにおける球Bの衝突頻度を低減して、球受け板22?24の使用寿命を向上させることができるのである。
【0055】
更に、球収集部20は、枠フレーム4aの下側部分に一体的に形成されるので、かかる球収集部20と枠フレーム4aとを別々に製造する必要がなく、その分、パチンコ機P全体としての製造コストを低減することができ、且つ、パチンコ機P全体としての組立作業を簡素化することができるのである。
【0056】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0057】
本実施例では、本発明の入賞口として入賞装置30の普通入賞口32を例に説明したが、本発明の入賞口は必ずしもこれに限られるものではなく、遊技盤2の配設穴2c?2fに配設される入賞装置の各入賞口について本発明を適用しても良い。
【0058】
なお、以下本発明の変形例を示す。請求項1記載の遊技機において、前記入賞経路を通過する球を検出する検出装置を備え、前記収集経路は、その検出装置の下流側に設けられると共に、その検出装置の上流側における前記入賞経路に比べて経路幅が拡幅されていることを特徴とする遊技機1。
【0059】
この遊技機1によれば、入賞経路を通過した球は、検出装置により検出された後、その検出装置の下流側に設けられる収集経路へ送られる。しかも、収集経路は、検出装置の上流側における入賞経路に比べて経路幅が拡幅されているので、入賞経路を通過した球数に比べて多量の球を移送することができる。よって、収集経路は、入賞経路を通過した球にアウト口を通過した球を加えた多量の球を詰まらせることなく円滑に移送することができるのである。
【0060】
遊技機1において、前記検出装置の上流側における前記入賞経路の経路幅は球の外径の略2倍未満に形成されていることを特徴とする遊技機2。よって、入賞経路を通過した球を、検出装置に1個ずつ送って検出することができる。このように入賞経路を通過した球が検出装置により1個ずつ検出されることにより、2個以上の球が検出装置により同時に検出されることがないので、入賞口へ入賞した球数を誤って検出することが防止される。
【0061】
請求項1記載の遊技機、又は、遊技機1あるいは2において、前記遊技領域が設けられる遊技盤を備え、前記収集経路は、前記入賞口へ入賞した球および前記アウト口を通過した球を受けるため、前記遊技盤の裏面側における前記入賞経路およびアウト口の下方に配置される球受け部材を備えており、その球受け部材は、前記遊技盤の裏面側からその遊技盤とは反対側へ向けて延出され、その延出幅は球の外径の略2倍以上に形成されていることを特徴とする遊技機3。
【0062】
この遊技機3によれば、入賞経路およびアウト口を通過した球は、その入賞経路およびアウト口の下方に配置された球受け部材により受け止められる。しかも、球受け部材は、遊技盤の裏面側からその遊技盤とは反対側へ向けて延出され、その延出幅は球の外径の略2倍以上に形成されている。よって、その分、球受け部材は、球を受け止める部分の面積が拡大されるので、球受け部材の単位面積当たりにおける球の衝突頻度を低減して、かかる球受け部材の寿命を向上させることができる。
【0063】
遊技機3において、前記球受け部材は、前記遊技盤の横幅方向へ下降傾斜されるとともに、その球受け部材の傾斜方向下端に開口形成された球送出口を備えており、その球送出口の開口幅は球の外径の略2倍以上に形成されていることを特徴とする遊技機4。
【0064】
この遊技機4によれば、球受け部材により受け止められた球は、球受け部材によって球送出口へ集められ、球送出口から一括して送出される。しかも、球送出口の開口幅は球の外径の略2倍以上に形成されるので、収集経路により多量に収集された球を球送出口周辺で詰まらせることがない。
【0065】
遊技機4において、前記収集経路は、前記球受け部材の球送出口と連通されその球送出口の下方へ球を案内する案内通路を備えており、その案内通路は、前記遊技盤の裏面側からその遊技盤とは反対側へ向けて拡幅されることにより、その通路幅が球の外径の略2倍以上に形成されていることを特徴とする遊技機5。
【0066】
遊技機4又は5において、前記収集経路は、前記球受け部材の球送出口と連通されその球送出口の下方へ球を案内する案内通路を備え、その案内通路は、前記遊技盤の横幅方向へ向けて拡幅されることにより、その通路幅が球の外径の略2倍以上に形成されていることを特徴とする遊技機6。
【0067】
この遊技機5又は6によれば、球受け部材により受け止められ球送出口から送出された球は、案内通路によって球送出口の下方へ案内され、この案内通路を経て所定箇所に収集される。しかも、案内通路の通路幅は球の外径の略2倍以上に拡幅されるので、案内通路へ多量の球が流入した場合に、かかる案内通路内で球詰まりが生じることを抑制することができる。
【0068】
遊技機4から6のいずれかにおいて、前記球受け部材は、前記球送出口へ向けて前記遊技盤の横幅方向における一側から下降傾斜される第1傾斜面部と、前記球送出口へ向けて前記遊技盤の横幅方向における他側から下降傾斜される第2傾斜面部とを備え、その第2傾斜面部における前記球送出口側の端部と前記第1傾斜面部における前記球送出口側の端部との間には段差が設けられていることを特徴とする遊技機7。
【0069】
この遊技機7によれば、入賞口へ入賞した球およびアウト口を通過した球は、第1又は第2傾斜面部によって受け止められ、その第1又は第2傾斜面部を転動して球送出口へ集められ、球送出口から一括して送出される。しかも、第1傾斜面部における球送出口側の端部と、第2傾斜面部における球送出口側の端部との間には段差が設けられている。よって、第1又は第2傾斜面部の一方を転動する球は、第1又は第2傾斜面部の他方を転動する球より段差分だけ上方から球送出口へ送出される。このため、両傾斜面部により球送出口へ送出される球が球送出口の周辺で球詰まりすることを抑制することができる。
【0070】
請求項1記載の遊技機、又は、遊技機1から7のいずれかにおいて、前記入賞口へ球が入賞した場合に賞球を払い出す賞球払出装置が搭載された機構盤と、その機構盤の骨格をなす枠フレームとを備えており、その枠フレームには前記球収集部材が一体的に形成されていることを特徴とする遊技機8。よって、枠フレームと球収集部材とを別々に製造する必要がなく、その分、遊技機全体としての製造コストを低減することができ、且つ、遊技機全体としての組立作業を簡素化することができるのである。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の遊技機によれば、入賞経路を通過した遊技球を流下させる収集経路は、アウト口に入った遊技球を遊技盤の裏面側に向かって導出する出口部分に接続され、その接続部における収集経路の経路幅は遊技機の前後方向および左右方向双方において遊技球の外径の略2倍以上に形成されている。よって、入賞経路を通過した遊技球とアウト口を通過した遊技球とが一括された多量の遊技球を球詰まりさせることなく円滑に移送できるという効果がある。従って、収集経路内で詰まった球を除去するために遊技機の遊技を中断する必要がないのである。また、従来の遊技機のように、入賞口へ入賞した遊技球とアウト口を通過した遊技球とを収集する経路を別個に設ける必要がなく、球収集部材の形状が簡素化されるので、球収集部材の製造コストを低減して、その分、遊技機全体としての製造コストを低減することができるという効果がある。
【0072】
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の一実施例であるパチンコ機における前面枠及び遊技盤の裏面図である。
【図2】機構盤の裏面図である。
【図3】パチンコ機の部分的な裏面図である。
【図4】図3のIV-IV線における側断面図である。
【符号の説明】
1 前面枠
2 遊技盤
2a 遊技領域
2b 裏面(遊技盤の裏面)
2g アウト口
4 機構盤
4a 枠フレーム
4h 収集球排出口(収集経路の一部)
5 球払出装置
20 球収集部(球収集部材)
21 送出口(収集経路の一部)
22?24 球受け板(収集経路の一部)
25 収集通路(収集経路の一部)
31c 入賞通路(入賞経路の一部)
31d 入賞球排出口(入賞経路の一部)
32 普通入賞口(入賞口の一部)
33 センサ
w1 通路幅(収集経路の経路幅の一部)
w2 開口幅(入賞経路の経路幅の一部)
w3 通路幅(入賞経路の経路幅の一部)
w4 延出幅(収集経路の経路幅)
w5 通路幅(収集経路の経路幅)
h1 高さ(段差)
B 球(遊技球)
P パチンコ機(遊技機)
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審決日 2009-04-09 
出願番号 特願2002-377620(P2002-377620)
審決分類 P 1 41・ 853- Y (A63F)
P 1 41・ 851- Y (A63F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 西田 光宏一宮 誠  
特許庁審判長 小原 博生
特許庁審判官 森 雅之
深田 高義
登録日 2007-03-30 
登録番号 特許第3933049号(P3933049)
発明の名称 遊技機  
代理人 特許業務法人しんめいセンチュリー  
代理人 特許業務法人しんめいセンチュリー  
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