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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F |
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管理番号 | 1200021 |
審判番号 | 不服2007-30499 |
総通号数 | 116 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2009-08-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-11-09 |
確定日 | 2009-07-01 |
事件の表示 | 特願2001-284208「遊技球誘導路」拒絶査定不服審判事件〔平成15年 3月25日出願公開、特開2003- 88669〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第一、手続きの経緯 本願は、平成13年9月19日の出願であって、平成19年2月2日付けで理由1(特許法第29条第1項)及び理由2(特許法第29条第2項)によって拒絶をすべきものであるとの拒絶理由が通知され、これに対し、同年3月16日付けで手続補正がなされ、同年10月11日付けで上記理由2(特許法第29条第2項)によって拒絶査定がなされたところ、同年11月9日に拒絶査定不服の審判請求がなされるとともに、同日付けで手続補正がなされたものである。 第二、平成19年11月9日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)について 本件補正は、補正前(平成19年3月16日付け手続補正により補正された特許請求の範囲)の請求項1に記載された、 (イ)「開口部の下方には遊技球を受け止める流出路が段差をつけて配置され、」の記載位置を繰り下げるとともに、遊技球が落下することが明らかな意味内容である「段差をつけて配置」との記載に基づき、「遊技球を受け止める」との記載を「落下した遊技球を受け止める」と補正し、 (ロ)「左右一対のベース部材によって一体的に支持され、」との記載を、上記平成19年10月11日付け拒絶査定における「備考」の欄において、「「左右一対のベース部材によって一体的に支持」とは具体的にどのような構成か不明である。」との指摘を受け、「左右一対のベース部材に一体に取付けられた状態で支持され、」と補正し、 (ハ)「流出部蓋体も同様に開閉可能に設けられ、」との記載を、補正前及び補正後の請求項1に記載された「流出部は、・・・開閉し、」との記載に基づき、明らかな意味内容である「流出部蓋体も(前記)流出部と同様に開閉可能に設けられ、」と、それぞれ補正するものであるから、 本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第3号の誤記の訂正、同条同項第4号の明りょうでない記載の釈明を目的とするものに該当し、適法なものである。 第三、本願発明 本願の請求項1に係る発明は、上記平成19年11月9日付けで補正された明細書の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものである。 【請求項1】 左右の各回収樋を通じて遊技島の略中央下部に集まる使用済みの遊技球を、前記各回収樋と略直交する方向に導入口を有する揚送研磨装置に向けて誘導する遊技球誘導路において、 前記各回収樋で回収した遊技球を左右方向より受け入れる左右の各流入路と、前記各流入路の下流端間に配され、各流入路から放出される遊技球を前記導入口に送出するための開口部が開設された流出部と、該流出部を覆う流出部蓋体とを備え、 前記流出部は、前記開口部に向けて傾斜を有し、かつ該流出部の前記傾斜の下流端を回動中心として開閉し、前記各流入路、流出路と共に左右一対のベース部材に一体に取付けられた状態で支持され、 前記開口部の下方には、落下した遊技球を受け止める流出路が段差をつけて配置され、該流出路は、前記各流入路と直交し、 前記流出部蓋体も前記流出部と同様に開閉可能に設けられ、 前記流出部蓋体の内面側に、閉じた際に前記開口部の略中央で上方より垂下する状態となり、前記各流入路から放出される遊技球の衝撃を緩和する衝撃緩和手段を突設したことを特徴とする遊技球誘導路。(以下「本願発明」という。) 第四、刊行物に記載された発明 刊行物;特開平10-305157号公報(以下、「引用刊行物」という。) 原査定の拒絶理由通知に引用された、引用刊行物には以下の記載がある。 (1)「【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を添付の図面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明のパチンコ球中継装置1を具備したパチンコ球の揚送研磨装置2を示すもので、この揚送研磨装置2はパチンコホ-ルの島の下端からパッチンコ機(図示せず)上方まで延在するたて長の研磨筒3を有し、・・・図3のように研磨筒3の下部のパチンコ球受け口9から導入したパチンコ球10をベルト6とガイドプレ-ト8の間に挾持し、ベルト6の上方移動によりパチンコ球10を上方へ搬送し、排出口11から送り出すようになっている。 【0010】本発明のパチンコ球中継装置1は、この揚送研磨装置2のパチンコ球受け部9と島桶12の間に設置され、島桶12から送られてくるパチンコ球10を研磨筒3の球受け口9に送り込むものである。」、 (2)「【0012】他方、島桶12から送られてくる回収球群にはパチンコ機間に設置されている球貨機のコイン14やプリペイドカ-ド15などの異物が誤って混入してくる場合があるのでこれを峻別してこれらの異物が揚送研磨装置に入らないようにする必要がある。 【0013】このため、本発明の中継装置1は回収島桶12からのパチンコ球受入部16を有するボックス17の下部(図では底部)に前記揚送研磨装置2の球受口9に向けて下降傾斜させたパチンコ球整列板18を備えており、この整列板18は下降傾斜側先端に複数の平行な送出しガイド19を有し、送出しガイド19、19間をパチンコ球が一個ずつ通過できるようになっている。 【0014】他方、ボックス17の整列板18と球受入部16の間に、複数のパチンコ球通過孔20を形成した選別プレ-ト21が、球受入部16と整列板18の間を上下に仕切るようにして傾斜状に配設されている。選別プレ-ト21のパチンコ球通過孔20は、パチンコ球10を通すが、コイン14やプリペイドカ-ド15は通過させない形状及び寸法にする。また、前記選別プレ-ト21は、前記整列板18の下降傾斜端の送出しガイド19から遠ざかる方向へ向けて下降傾斜させることが重要である。・・・」、 (3)「【0016】かくして、島桶12から送られてきた回収パチンコ球10はボックス17の球受部16から選別プレ-ト16上に落下し、該選別プレ-ト16の下降傾斜面に沿って、転動しながらパチンコ球通過孔20から整列板18上に落下し、整列板18の下降傾斜面に沿って整列しながら転動し、下降先端の送出しガイド19から列をなして揚送研磨装置2の球受口9へ送り込まれる。この場合、選別プレ-ト21は整列板18の下降傾斜端から遠ざかる方向へ下降傾斜しているのでパチンコ球10は整列板18の奥へ落下する率が高くなる。・・・」、 (4)「【0020】島桶12からボックス17内に球が勢いよく送られてくると散乱するので、図4のようにボックス17の上部に蓋24を設けるのが望ましい。また、ボックス17の選別プレ-ト21上にパチンコ球とともにビスなどの異物が混入してくることがあるのでこれを拾い出せるように蓋24は蝶番などの開閉手段25で開閉可能に取付けるとともに、内部が見えるように上面にプラスチックなどの透明板26を使用するのが望ましい。さらに、島桶12からの球の勢いを緩衝させ、また、球の衝突や騒音を少なくするため、蓋24の裏側にゴム板などの緩衝部材27を垂下させてもよい。この緩衝部材27は図のように中継装置1の左右両側に島桶12を接続する場合に特に有効である。」、 (5)「【0022】 【効果】本発明は以上の構成になるので島桶から供給されるパチンコ球を効率良く整列して揚送研磨装置に送ることができるとともに、コインやプリペイドカ-ドなどの異物が自動的に排除されるので、球の滞留や故障がなくなる。 【0023】特に、選別プレ-トが一つの部材で上記の二つの作用効果をもたらすので極めて効率的であるとともに、この選別プレ-トはボックスに内臓され、ボックス内で整列通路を長く確保できるので装置をコンパクトにできる。」、 (6)また、【図1】乃至【図4】に示された事項を併せると図面には、「パチンコホ-ルの島の略中央下部に集まるパチンコ球10」、「各島樋12と略直交する方向に球受け口9を有する揚送研磨装置2に向けて誘導するパチンコ球中継装置1」、「パチンコ球10を左右方向より受け入れる左右の各パチンコ球受入部16」、「各パチンコ球受入部16の下流端間に配され、パチンコ球通過孔20が開設された選別プレ-ト21」、「選別プレ-ト21を覆う蓋24」、「パチンコ球通過孔20の下方には、パチンコ球10の球径より大きな間隔を有して整列板18を配置」、「整列板18は、各パチンコ球受入部16と略直交」、「蓋24の内面側に、閉じた際にパチンコ球通過孔20の略中央で上方より垂下する状態となる緩衝部材27を突設」の技術事項が示されている。 そして、上記(1)乃至(5)に記載の「用語」及び「符号」については統一して記載されていないから、引用刊行物の【符号の説明】の欄の記載(ただし、「12…島桶」は明らかな誤記であるから、「島樋」を採用)に基づいて、 「 1…パチンコ球中継装置 2…揚送研磨装置 9…球受け口 10…パチンコ球 12…島樋 16…パチンコ球受入部 18…整列板 20…パチンコ球通過孔 21…選別プレ-ト 24…蓋 27…緩衝部材」を採用して、上記(1)乃至(6)の技術事項をまとめると、 引用刊行物には、 「 左右の各島樋12を通じてパチンコホ-ルの島の略中央下部に回収されるパチンコ球10を、前記各島樋12と略直交する方向に球受け口9を有する揚送研磨装置2に向けて誘導するパチンコ球中継装置1において、 前記各島樋12で回収したパチンコ球10を左右方向より受け入れる左右の各パチンコ球受入部16と、前記各パチンコ球受入部16の下流端間に配され、各パチンコ球受入部16から落下するパチンコ球10を前記球受け口9に送り込むためのパチンコ球通過孔20が開設された選別プレ-ト21と、該選別プレ-ト21を覆う蓋24とを備え、 前記選別プレ-ト21は、整列板18の下降傾斜端から遠ざかる方向へ下降傾斜し、 前記パチンコ球通過孔20の下方には、落下したパチンコ球10が整列しながら転動する整列板18がパチンコ球10の球径より大きな間隔を有して配置され、該整列板18は、前記各パチンコ球受入部16と略直交し、 前記蓋24は混入してきたビスなどの異物を拾い出せるように蝶番で開閉可能に取付けられ、 前記蓋24の内面側に、閉じた際に前記パチンコ球通過孔20の略中央で上方より垂下する状態となり、前記島樋12からの球の勢いを緩衝させる緩衝部材27を突設した、 島樋から供給されるパチンコ球を効率良く整列して揚送研磨装置に送ることができるとともに、コインやプリペイドカ-ドなどの異物が自動的に排除される、 パチンコ球中継装置1。」の発明(以下「引用発明」という。)が、記載されていると認められる。 第五、本願発明との比較・検討 本願発明と引用発明とを比較する。 (第五-1)引用発明の「左右の各島樋12」は、本願発明の「左右の各回収樋」に相当し、以下同様に「パチンコホ-ルの島」は「遊技島」に、「回収されるパチンコ球10」は「集まる使用済みの遊技球」に、「球受け口9」は「導入口」に、「揚送研磨装置2」は「揚送研磨装置」に、「パチンコ球中継装置1」は「遊技球誘導路」に、「回収したパチンコ球10」は「回収した遊技球」に、「左右の各パチンコ球受入部16」は「左右の各流入路」に、「落下するパチンコ球10」は「放出される遊技球」に、「送り込む」は「送出する」に、「パチンコ球通過孔20」は「開口部」に、「選別プレ-ト21」は「流出部」に、「蓋24」は「流出部蓋体」に、「下降傾斜し」は「傾斜を有し」に、「整列板18」は「流出路」に、「開閉可能に取付け」は「開閉可能に設け」に、「球の勢いを緩衝させる」は「遊技球の衝撃を緩和する」に、「緩衝部材27」は「衝撃緩和手段」に、それぞれ相当する。 (第五-2)引用発明の「パチンコ球通過孔20の下方には、落下したパチンコ球10が整列しながら転動する整列板18がパチンコ球10の球径より大きな間隔を有して配置され、」の技術事項を検討すると、パチンコ球通過孔20が開設された選別プレ-ト21と整列板18とは別体であって、相互に大きな間隔を有しているから、引用発明は本願発明の「開口部の下方には、落下した遊技球を受け止める流出路が段差をつけて配置され、」に相当する技術事項を備えているということができる。 (第五-3)引用発明の「該整列板18は、前記各パチンコ球受入部16と略直交し、」と本願発明の「該流出路は、前記各流入路と直交し、」とを比較すると、「該流出路は、前記各流入路と遊技球流下方向が相違し、」において一致する。 (第五-4)引用発明の「島樋12からの球の勢いを緩衝させる緩衝部材27」の技術事項と本願発明の「各流入路から放出される遊技球の衝撃を緩和する衝撃緩和手段」の技術事項とを比較すると、引用発明の「パチンコ球10」は「各島樋12で回収され、各パチンコ球受入部16から落下する」、即ち「各流入路から放出される」ものであるから、引用発明の「島樋12からの球の勢いを緩衝させる」と本願発明の「各流入路から放出される遊技球の衝撃を緩和する」とは表現上の差異に過ぎず、上記両者の技術事項の間に技術的な相違は認められない。 そうすると、両者の一致点及び相違点は次のとおりである。 一致点 左右の各回収樋を通じて遊技島の略中央下部に集まる使用済みの遊技球を、前記各回収樋と略直交する方向に導入口を有する揚送研磨装置に向けて誘導する遊技球誘導路において、 前記各回収樋で回収した遊技球を左右方向より受け入れる左右の各流入路と、前記各流入路の下流端間に配され、各流入路から放出される遊技球を前記導入口に送出するための開口部が開設された流出部と、該流出部を覆う流出部蓋体とを備え、 前記流出部は、傾斜を有し、 前記開口部の下方には、落下した遊技球を受け止める流出路が段差をつけて配置され、該流出路は、前記各流入路と遊技球流下方向が相違し、 前記流出部蓋体は開閉可能に設けられ、 前記流出部蓋体の内面側に、閉じた際に前記開口部の略中央で上方より垂下する状態となり、前記各流入路から放出される遊技球の衝撃を緩和する衝撃緩和手段を突設した、遊技球誘導路。 相違点イ 流出部は、本願発明では開口部に向けて傾斜を有し、かつ該流出部の前記傾斜の下流端を回動中心として開閉し、各流入路、流出路と共に左右一対のベース部材に一体に取付けられた状態で支持されるのに対し、引用発明では、流出路の下降傾斜端から遠ざかる方向へ下降傾斜するものであり、回動開閉するかどうかについて、及び支持手段については記載されていない点。 相違点ロ 各流入路と流出路とは、本願発明では直交するのに対し、引用発明では略直交する点。 そこで、上記相違点イについて検討する。 (イ-1)開口部に向けた傾斜について 開口部に向けて傾斜を有する流出部は、例えば、特開平10-137431号公報に示された「排出口23に向けて下降傾斜したホッパ部21」(【0020】、及び【図2】並びに【図4】参照)、及び特開平4-166174号公報に示された「落下口11に向けて傾斜させた受け皿部D」(公報第3頁左上欄第14行乃至右上欄第4行、及び全図参照)、並びに実公平4-2692号公報に示された「連通口11eに向かって傾斜する上部ケース11」(公報第3頁第6欄第23行乃至第36行、及び全図参照)のように、当該技術分野においては周知・慣用の技術である。 (イ-2)傾斜の下流端を回動中心とした開閉について 遊技球の転動流下する平面部分が傾斜の端部を回動中心として開閉する技術は、例えば、特開2000-70534号公報に示された「先端部が下方傾斜し、他端が蝶番18により開閉自在に設けられる玉導入傾斜板17」(【0017】及び【図3】並びに【図4】参照)、及び実公昭48-11917号公報に示された「蝶番着6された傾斜ひさし5」(公報第1頁第2欄第4行乃至第5行、及び実用新案登録請求の範囲、並びに第2図参照)のように、当該技術分野においては周知・慣用の技術であり、また遊技球の転動流下する平面部分が傾斜の下流端を回動中心として開閉する技術は、例えば、大入賞口の開閉蓋部及び入賞装置の揺動開閉部(ハネモノの羽根部・チューリップの揺動部)のように、当該技術分野においては技術常識であることを併せて考慮すれば、引用発明の「傾斜を有する流出部(選別プレ-ト21)」を、傾斜の下流端を回動中心として開閉するようにすることは当業者が容易になし得ることである。 (イ-3)各流入路、流出路と共に左右一対のベース部材に一体に取付けられた状態で支持について 遊技球の流入部分と流出部分とを一体に支持部材で支持する技術は、例えば、特開2001-120824号公報(平成13年5月8日公開)に示された「流入路110及び流出路120を一体的に支持するフレーム130」(【0028】、【図1】及び【図2】並びに【図4】参照)、及び特公平3-18909号公報に示された「導入樋1の取付台7」(公報第2頁第3欄第28行乃至第29行、及び第3欄第38行乃至第4欄第6行、並びに第2図参照)のように、当該技術分野においては周知・慣用の技術であり、その際に支持部材をどのような構造のものとするかは当業者が適宜なし得る設計上の事項であるから、流出部を、各流入路、流出路と共に左右一対のベース部材に一体に取付けられた状態で支持されるようにすることは当業者が容易になし得ることである。 したがって、上記周知・慣用の技術及び当該技術分野における技術常識を引用発明の「流出部(選別プレ-ト21)」に適用し、相違点イに係る本願発明を特定する事項とすることは、当該技術分野における技術常識及び周知・慣用の技術に基づいて、当業者が容易になし得たものである。 次に、相違点ロについて検討する。 遊技球の複数の流下路を相互にどのように配置するかは当業者が適宜なし得る設計上の事項であるから、各流入路と流出路とを略直交させた引用発明に基づいて、各流入路と流出路とを直交させることは当業者が容易になし得るものである。 また、効果においても、引用発明は「島樋から供給されるパチンコ球を効率良く整列して揚送研磨装置に送ることができるとともに、コインやプリペイドカ-ドなどの異物が自動的に排除される」ものであるから、本願発明が格別の効果を奏するものとは認められない。 第六、むすび したがって、本願発明は、引用発明及び技術常識並びに周知・慣用の技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願は、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2009-04-16 |
結審通知日 | 2009-04-21 |
審決日 | 2009-05-08 |
出願番号 | 特願2001-284208(P2001-284208) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(A63F)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 大浜 康夫 |
特許庁審判長 |
小原 博生 |
特許庁審判官 |
川島 陵司 河本 明彦 |
発明の名称 | 遊技球誘導路 |
代理人 | 柏原 健次 |
復代理人 | 鈴木 秀昭 |