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審決分類 |
審判 査定不服 特29条特許要件(新規) 特許、登録しない。 G06Q 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G06Q 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G06Q |
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管理番号 | 1203343 |
審判番号 | 不服2007-3378 |
総通号数 | 118 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2009-10-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-02-05 |
確定日 | 2009-09-10 |
事件の表示 | 特願2001-206402「監視観測情報提供ポータルサイト装置及び監視観測情報の利用方法」拒絶査定不服審判事件〔平成15年 1月24日出願公開、特開2003- 22332〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成13年7月6日の出願であって、平成18年12月27日付けで拒絶査定がされ、これに対し、平成19年2月5日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、同年3月7日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成19年3月7日付け手続補正書についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成19年3月7日付けの手続補正を却下する。 [理由] (1)補正後の本願発明 本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、 「コンピュータネットワークに接続され、設備保有者の有する設備の動作運用状況について一つ以上のセンサから時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータを収集する監視観測情報ポータルサイト装置であって、前記設備保有者から上記データの公開形態を指定する情報公開プロファイルを受付ける送受信部と、前記情報公開プロファイルを保存するプロファイルデータベースと、前記情報公開プロファイルで指定された公開形態に上記データを加工する加工解析部と、前記加工解析部の出力である加工済み情報を保存する加工済み情報データベースと、前記加工済み情報を二次利用情報として前記設備保有者とは異なる情報利用者に提示する送信部とを備え、前記加工解析部は、前記シーケンシャルデータ、前記イベントデータおよび前記情報公開プロファイル情報を入力して、前記設備保有者が利用許諾範囲として指定する公開形態に前記シーケンシャルデータと前記イベントデータを加工することを特徴とする監視観測情報ポータルサイト装置。」 と補正された。 前記補正は、補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「加工解析部」について「前記シーケンシャルデータ、前記イベントデータおよび前記情報公開プロファイル情報を入力して、前記設備保有者が利用許諾範囲として指定する公開形態に前記シーケンシャルデータと前記イベントデータを加工する」との限定(実質的には「公開形態」を「利用許諾範囲として指定する公開形態」とする限定のみ)を付加するものであって、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について以下に検討する。 (2)引用例 原査定の拒絶の理由に引用された「特開2001-76012号公報」(以下「引用例1」という。)には、以下の事項が記載されている。 (ア)「【0033】車両には、車両運転状態を検知する各種のセンサーが設けており、車センサー情報が得られる。各種センサー情報の送信に先立って車種を判別するための車体情報、例えば車種,車体番号,製造年月日,登録都道府県名などの情報、あるいは利用者情報などの情報が予め発信させて登録しておくことができる。」 (イ)「【0034】車体情報と車センサー情報の一部は概略情報として車載器2を介してアンテナ3から人工衛星4に発信され、車両位置情報と同じようにS-バンド衛星通信・放送システム5によって一括管理センターに収集される。 【0035】残りの車両情報は、例えば汎用DSRC(専用狭域通信,Dedicated Short Range Communication)8によって、ディーラ9を介して、あるいは直接的に一括管理センターに入力,収集される。残りの車両情報としては、利用者情報および車センサー情報の一部である詳細情報並びに車体情報などがある。カード8を使用してのガソリンの購入は、ガソリンスタンド10を介して同様に情報として一括管理センター6に入力,収集されてよい。このことによって燃費,エンジン情報が得られる。その他の車両情報は、バックアップ回線11である無線通信手段によって一括管理センター6に入力,収集される。 【0036】一括管理センター6に収集された車両情報は、統計され、統計解析あるいは診断解析に活用される。統計解析あるいは診断解析に使用された車両情報は、コンピュータのデータベース(DB)19に記録されると共に、ネットワークバークボーン13、すなわち公衆回線、インターネットなどを介して損害保険会社14,完成車メーカ・部品メーカ15,中古車査定業者16,省庁・自治体17,レンタルカー管理業者18に情報提供される。」 これらの記載事項によれば、引用例1には、以下の発明(以下「引用例1発明」という。)が記載されているといえる。 「S-バンド衛星通信・放送システム5、汎用DSRC(専用狭域通信,Dedicated Short Range Communication)8、バックアップ回線11、あるいはネットワークバークボーン13、すなわち公衆回線、インターネットなどに接続され、車両運転状態を検知する各種のセンサーから得られる車両情報を収集する一括管理センター6であって、収集した車両情報を、統計解析あるいは診断解析し、前記統計解析あるいは前記診断解析に使用された車両情報を、コンピュータのデータベース(DB)19に記録すると共に、ネットワークバークボーン13、すなわち公衆回線、インターネットなどを介して損害保険会社14、完成車メーカ・部品メーカ15、中古車査定業者16、省庁・自治体17、レンタルカー管理業者18に情報提供する一括管理センター6。」 (3)対比 本願補正発明と引用例1発明を対比すると、以下の対応関係が認められる。 (a)引用例1発明の「S-バンド衛星通信・放送システム5、汎用DSRC(専用狭域通信,Dedicated Short Range Communication)8、バックアップ回線11、あるいはネットワークバークボーン13、すなわち公衆回線、インターネットなど」について、前記インターネットがコンピュータ同士をネットワークで結ぶ技術であることは周知技術であるから、引用例1発明も本願補正発明と同様に「コンピュータネットワークに接続されている」といえる。 (b)本願補正発明の「設備保有者の有する設備の動作運用状況について一つ以上のセンサから時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータを収集する」との記載から、前記一つ以上のセンサが時系列に観測するシーケンシャルデータと不定期に監視するイベントデータとはいずれも設備保有者の有する設備の動作運用状況を示すものであると解されるから、本願補正発明の一つ以上のセンサは「設備保有者の有する設備の動作運用状況を検知する一つ以上のセンサ」であるといえる。ここで、引用例1発明の「車両運転状態」は本願補正発明の「設備保有者の有する設備の動作運用状況」に相当し、引用例1発明の「各種のセンサー」は本願補正発明の「一つ以上のセンサ」に相当するものであるから、引用例1発明の「車両運転状態を検知する各種のセンサー」は本願補正発明の「設備保有者の有する設備の動作運用状況を検知する一つ以上のセンサ」に相当するものである。 (c)引用例1発明の「情報提供する」は本願補正発明の「提示する」に相当するものであり、引用例1発明において車両の保有者は一般にその車両の運転者であって、少なくとも「損害保険会社14、完成車メーカ・部品メーカ15、中古車査定業者16、省庁・自治体17」ではないから、引用例1発明の「損害保険会社14、完成車メーカ・部品メーカ15、中古車査定業者16、省庁・自治体17」は本願補正発明の「設備保有者とは異なる情報利用者」に相当するといえる。また、引用例1発明が提示する情報と本願補正発明が提示する情報とはセンサから収集したデータに基づく情報であるという点で共通する。 したがって、本願補正発明と引用例1発明の間には、以下の一致点、相違点があるといえる。 (一致点) 「コンピュータネットワークに接続され、設備保有者の有する設備の動作運用状況を検知する一つ以上のセンサからデータを収集する装置であって、収集したデータに基づく情報を前記設備保有者とは異なる情報利用者に提示する装置」である点。 (相違点1) 本願補正発明はデータを収集する装置が「ポータルサイト装置」であるのに対し、引用例1発明はデータを収集する装置が「一括管理センター6」であって、「ポータルサイト装置」ではない点。 (相違点2) 本願補正発明はセンサから収集するデータが「時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータ」であるのに対し、引用例1発明はセンサから収集するデータが「時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータ」であるとは限らない点。 (相違点3) 本願補正発明は「設備保有者から上記データの公開形態を指定する情報公開プロファイルを受付ける送受信部と、前記情報公開プロファイルを保存するプロファイルデータベースと、前記情報公開プロファイルで指定された公開形態に上記データを加工する加工解析部と、前記加工解析部の出力である加工済み情報を保存する加工済み情報データベース」を有し、前記加工済み情報を二次利用情報として情報利用者に提示するのに対し、引用例1発明は統計解析あるいは診断解析に使用された車両情報を情報利用者に提示するものであって、「設備保有者から上記データの公開形態を指定する情報公開プロファイルを受付ける送受信部と、前記情報公開プロファイルを保存するプロファイルデータベースと、前記情報公開プロファイルで指定された公開形態に上記データを加工する加工解析部と、前記加工解析部の出力である加工済み情報を保存する加工済み情報データベース」を持たず、前記加工済み情報を二次利用情報として情報利用者に提示するものではない点。 (4)判断 (相違点1)について 引用例1の前記(イ)の「統計解析あるいは診断解析に使用された車両情報は、コンピュータのデータベース(DB)19に記録されると共に、ネットワークバークボーン13、すなわち公衆回線、インターネットなどを介して損害保険会社14,完成車メーカ・部品メーカ15,中古車査定業者16,省庁・自治体17,レンタルカー管理業者18に情報提供される。」からも明らかなように、引用例1発明の一括管理センター6は情報を情報利用者に提供する際には公衆回線、インターネットなどを介して行うものである。そして、インターネットを介して情報を提供する手段として、ポータルサイトは周知技術であるから、引用例1発明の一括管理センター6を設備保有者から情報を収集し、情報利用者に情報を提供するようなポータルサイト装置とすることは当業者であれば容易に想到し得たことである。 (相違点2)について センサには連続的にデータを出力するものと、何らかのイベント発生時にデータを出力するものがあることは周知であり、引用例1発明において一括管理センター6がセンサから収集するセンサ情報を、設けるセンサの種類に応じて、時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータとすることは、当業者が適宜なし得たことである。 (相違点3)について 引用例1には以下の記載がある。 (ウ)「【0058】図5に車両状態情報の収集・解析および処理方法をフローチャートとして示す。この図において、 (1)運転者である利用者が車両にキーインし、エンジンをスタートさせた直後に、自動的に車両から一括管理センターへ起動開始信号を発信する(S1)。通信方式は最も通話不能状態が少ないと思われる、HEO経路を中心とし、DSRCや携帯電話でも通信可能なものとする。 【0059】(2)センターが上記信号を受信後、センターから車両に情報提供を許すかの確認メッセージを発信する(S2)。 【0060】(3)運転者に情報提供を許可するかの確認をする(S3)。確認内容提供方法としては、音声応答かまたはディスプレイ表示による。回答方法は、車載器の2つ以上のボタンによる。 【0061】(4)提供許可な場合のみ、個別の車両についての個別車両情報収集され、統計がなされる(S4)。また、これらのデータに基づいて、例えば、保険会社別などの目的別車両情報収集・統計がなされる(S5)。 【0062】(5)提供許可な場合のみ、サービスポイントを積算するシステムが立ち上がる(S6)。このサービスポイントは走行距離や、エンジン始動中の時間に比例して増える仕組みとし、たくさん乗車すればするほど、受けられるサービスが増える仕組みとする。サービスポイントは車毎だけでなく、利用者毎に管理できるものともし、それには各自のIDカードを車載器に差し入れ、年齢・性別・血液型などの情報が送信されるものとする。 【0063】(6)ここで車両状態情報とは以下をさし、提供許可の場合でも、公開するレベルは選択できるものとする。 (1)車両位置情報 ナビ端末から緯度・経度情報 (2)車両制御情報 ブレーキ量,ハンドル確度,アクセル開度,ギア数,ABS作動時間,VSC作動時間 (3)車両部品状態情報 油温,油圧,電圧,燃料残量,CPU状態,マフラー,温度,VSC:横滑り抑上制御機構 【0064】(7)データを暗号化し(S7)、センターへ送信する(S8)。」 引用例1の前記(ウ)の「(6)ここで車両状態情報とは以下をさし、提供許可の場合でも、公開するレベルは選択できるものとする。」との記載からは、公開するレベルを選択する主体が一括管理センター6なのか、運転者なのか明らかではないが、前記(ウ)の「(3)運転者に情報提供を許可するかの確認をする(S3)。」との記載から少なくとも情報提供を許可する主体は運転者であるから、前記公開するレベルを選択する主体を情報提供を許可する主体と同様に運転者とすることは当業者が容易に想到し得たことである。 また、前記「公開するレベル」が指す具体的内容についても引用例1の記載からだけでは明らかではないが、前記「(6)ここで車両状態情報とは以下をさし、提供許可の場合でも、公開するレベルは選択できる」との記載から、少なくとも、引用例1発明が「ナビ端末から緯度・経度情報を含む車両位置情報」、「ブレーキ量、ハンドル確度、アクセル開度、ギア数、ABS作動時間、VSC作動時間を含む車両制御情報」、「油温、油圧、電圧、燃料残量、CPU状態、マフラー、温度、VSC:横滑り抑上制御機構を含む車両部品状態情報」からなる車両状態情報について、そのすべて又は一部を公開するかどうかを選択できる構成であることは明らかである。 そして、引用例1発明において運転者が前記車両状態情報のどれを公開するか選択できる構成とする際に当然得られる、運転者が前記車両状態情報のどれを公開すると選択したかを示す情報は「運転者が利用許諾範囲として指定した公開形態」に相当するものであるといえる。 また、該公開形態を情報公開プロファイルとして、一括管理センター6が車両情報や利用者情報などと共に収集して保存するようにし、収集した車両情報を指定された公開形態に加工して保存し、情報利用者に提供するようにすることは、前記「運転者が前記車両状態情報のどれを公開するか選択できる構成」を実現するために当業者が適宜なし得たことである。 してみると、引用例1発明に「設備保有者から上記データの公開形態を指定する情報公開プロファイルを受付ける送受信部と、前記情報公開プロファイルを保存するプロファイルデータベースと、前記情報公開プロファイルで指定された公開形態に上記データを加工する加工解析部と、前記加工解析部の出力である加工済み情報を保存する加工済み情報データベース」を設けて、前記加工済み情報を二次利用情報として提供することは、当業者が容易に想到し得たことである。 よって、本願補正発明は、引用例1発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 (5)むすび 以上のとおり、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 3.補正却下の決定を踏まえた検討 (1)本願発明について 平成19年3月7日付けの手続補正は前記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は,平成18年8月2日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される以下のとおりのものである。 「コンピュータネットワークに接続され、設備保有者の有する設備の動作運用状況について一つ以上のセンサから時系列に観測されるシーケンシャルデータおよび不定期に監視されるイベントデータを収集する監視観測情報ポータルサイト装置であって、前記設備保有者から上記データの公開形態を指定する情報公開プロファイルを受付ける送受信部と、前記情報公開プロファイルを保存するプロファイルデータベースと、前記情報公開プロファイルで指定された公開形態に上記データを加工する加工解析部と、前記加工解析部の出力である加工済み情報を保存する加工済み情報データベースと、前記加工済み情報を二次利用情報として前記設備保有者とは異なる情報利用者に提示する送信部とを備えていることを特徴とする監視観測情報ポータルサイト装置。」 (2)引用例 原査定の拒絶の理由に引用された引用例、及びその記載事項は、前記2.(2)に記載したとおりである。 (3)対比・判断 本願発明は、前記2.で検討した本願補正発明から「加工解析部」の限定事項である「前記シーケンシャルデータ、前記イベントデータおよび前記情報公開プロファイル情報を入力して、前記設備保有者が利用許諾範囲として指定する公開形態に前記シーケンシャルデータと前記イベントデータを加工する」との構成を省いたものである。 そうすると、本願発明の構成要件をすべて含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記2.(4)に記載したとおり、引用例1発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も同様の理由により、引用例1発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 (4)むすび 以上のとおり、本願発明は、引用例1発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願は、他の請求項について検討するまでもなく、拒絶されるべきものである。 よって,結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2009-07-08 |
結審通知日 | 2009-07-14 |
審決日 | 2009-07-27 |
出願番号 | 特願2001-206402(P2001-206402) |
審決分類 |
P
1
8・
575-
Z
(G06Q)
P 1 8・ 1- Z (G06Q) P 1 8・ 121- Z (G06Q) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 金子 幸一、谷口 信行 |
特許庁審判長 |
小曳 満昭 |
特許庁審判官 |
長島 孝志 池田 聡史 |
発明の名称 | 監視観測情報提供ポータルサイト装置及び監視観測情報の利用方法 |
代理人 | 高田 幸彦 |