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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) B41J
管理番号 1206244
審判番号 不服2006-23323  
総通号数 120 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2009-12-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2006-10-13 
確定日 2009-10-29 
事件の表示 特願2001-160917「シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置」拒絶査定不服審判事件〔平成14年12月 4日出願公開、特開2002-347300〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成13年5月29日の出願であって、平成17年12月8日に手続補正がなされ、平成18年9月8日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年10月13日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、同年11月13日に手続補正がなされ、当審において、平成18年11月13日付け手続補正が平成21年6月3日付けで却下され、同日付けで拒絶の理由が通知され、同年8月6日に手続補正がなされたものである。

第2 本願発明
本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成21年8月6日付け手続補正により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりの次のものであると認められる。

「記録ヘッドを装着する装着部とインクカートリッジを搭載する搭載部とを備えて主走査方向に走行する記録ヘッド構成体と、
前記記録ヘッド構成体に着脱可能に係合する結合枠と、を備えたシリアルプリンタ用の記録ヘッド装置であって、
前記記録ヘッド構成体は、プリンタ本体の主走査方向に延びる第1の案内部材、及び前記第1の案内部材から前記プリンタ本体の主走査方向と直行する方向に離間して設けられる第2の案内部材上を摺動し、
前記第1の案内部材上を摺動する第1の被案内部と、
記録ヘッド構成体における前記第1の案内部材よりも前記第2の案内部材に近い側の端部に設けられ、前記結合枠と嵌合する嵌合片と、
前記嵌合片の下面に設けられ、前記第2の案内部材と摺接して前記記録ヘッド構成体を水平に保持する第2の被案内部とを備え、
前記結合枠は、前記第1の被案内部の下面を摺動することにより前記第1の案内部材を下から抱持して摺動する腕片を備え、
前記記録ヘッド構成体は、前記第1の案内部材に第1の被案内部を跨がらせるようにして載置され、
前記結合枠は、前記嵌合片に沿わせるようにして、前記記録ヘッド構成体における前記第2の被案内部側から前記第1の被案内部側に向けて水平に前記記録ヘッド構成体に押込んで装着されることを特徴とするシリアルプリンタ用の記録ヘッド装置。」

第3 刊行物の記載事項
1 当審において平成21年6月3日付けで通知された拒絶の理由に引用された本願の出願前に頒布された刊行物である特開平8-58173号公報(以下「引用例1」という。)には、図とともに次の事項が記載されている。

(1)「【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガイドレールに沿って移動するキャリッジに記録手段を搭載し、該キャリッジで主走査しながら前記記録手段により被記録材に記録を行う記録装置において、前記記録手段は前記ガイドレールに接触摺動しながら前記キャリッジにより主走査されることを特徴とする記録装置。
【請求項2】 キャリッジに取り付けられた部材と記録手段とを前記ガイドレールに当接させて主走査することを特徴とする請求項1の記録装置。
…略…
【請求項4】 前記記録手段が、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段であることを特徴とする請求項1の記録装置。」(下線は審決で付した。以下同じ。)

(2)「【0006】前記シリアルタイプの記録装置では、被記録材を搬送ローラによって搬送(副走査)し、記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動(主走査)によって1ライン分の記録を行い、以下、副走査と主走査を交互に繰り返して1頁全体の記録が行われる。その場合のキャリッジの移動機構は、キャリッジに直結されたベルトをモータおよびプーリで駆動して該キャリッジを移動させるベルト駆動方式と、螺旋状の溝(リード溝)を有するリードスクリューを回転させ、該溝と係合するピンを有するキャリッジを該リードスクリューの回転に伴って移動させるリードスクリュー駆動方式に大別することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のシリアルタイプの記録装置にあっては、キャリッジの移動を案内支持して記録方向を決めているガイドレールから記録ヘッドのインク吐出口に至るまでに多数の部品が介在するため、インク吐出口の傾きにバラツキが生じやすいなど、記録精度に影響を及ぼす部分に累積誤差が生じて問題となることがあった。
【0008】つまり、ガイドレールとキャリッジの軸受孔との間のガタにより、該キャリッジの記録ヘッド取付面は該ガイドレールの軸心に対して傾き(傾斜角α)を生じる。次に、キャリッジの記録ヘッド取付面と記録ヘッド自体の基準面との間にゴミ等が存在することにより、本来密着して互いに平行になるべき両者の間に傾き(傾斜角β)が生じることがある。次に、記録ヘッド自体の基準面に対して垂直となるべきインク吐出口の配列方向は該記録ヘッドの部品誤差により垂直線に対して傾きγを生じることがある。そのため、インク吐出口の配列方向は、これらの傾きα、β、γの累積誤差により、本来のガイドレールの軸心の垂直線からθ=α+β+γだけ傾くことになる。
【0009】このようなインク吐出口の配列方向の傾きθが存在すると、被記録材に表や垂直線を記録する場合に縦罫線が繋がらなくなるなどの欠点が生じ、画像品位が低下してしまうことになる。このことは、記録のスループットを向上させようとして、インク吐出口の数を増やそうとすればするほど、大きな問題としてクローズアップされるものである。
【0010】本発明はこのような技術課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ガイドレールに対するドット形成手段の位置精度を向上させ、高精度で良好な記録を行い得る記録装置を提供することである。
【0011】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、ガイドレールに沿って移動するキャリッジに記録手段を搭載し、該キャリッジで主走査しながら前記記録手段により被記録材に記録を行う記録装置において、前記記録手段は前記ガイドレールに接触摺動しながら前記キャリッジにより主走査される構成とすることにより、上記目的を達成するものである。
【0012】請求項2および請求項3の発明は、請求項1の構成に加えて、キャリッジに取り付けられた部材と記録手段とを前記ガイドレールに当接させて主走査する構成、あるいは、キャリッジ駆動モータの駆動力をキャリッジに伝達するためのベルトを有し、キャリッジに対して主走査方向と直角の方向に前記ベルトの張力の力成分を作用させることにより、前記記録手段を前記ガイドレールに押圧接触させる構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成するものである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。なお、各図面を通して同一符号はそれぞれ同一または対応部分を示すものである。図1は本発明を適用するのに好適な記録装置の概略構成を示す模式的斜視図であり、図2は図1の記録装置において記録ヘッドを外した状態を示す模式的斜視図である。
【0014】図1および図2において、1はキャリッジにより主走査されながら吐出口からインクを吐出して被記録材に記録を行うインクジェット記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジ、3はキャリッジ2を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ、4はキャリッジモータ3の駆動力をキャリッジ2に伝達するベルト、5は主走査するキャリッジ2を案内支持するために互いに平行に設置された一対のガイドレール、6は用紙もプラスチック薄板等の被記録材を副走査方向に搬送する搬送ローラ、7は搬送ローラ6を駆動する搬送モータ、8はコントロール回路、9はコントロール回路の記録信号をインクジェット記録ヘッド1に伝達するフレキシブルケーブル、10はペーパーガイド、26は被記録材である。
【0015】図3は前記インクジェット記録ヘッド1を模式的に示す外観斜視図である。図3において、11はインク滴を吐出する複数の微細な開口を配列して成る吐出口群(インク吐出口)であり、12はインク吐出口11を駆動するための記録信号を受け取る電極である。この記録ヘッド1は、インク貯留部(インクタンク)が一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジで構成されており、記録装置に対し図2に示すように分離可能である。図2において、13は前記フレキシブルケーブル9からの記録信号を記録ヘッド1の前記電極12へ伝達するためのコネクタである。」

(3)「【0020】図6は本発明を適用した記録装置の記録ヘッド1とキャリッジ2の取り付け関係の一実施例の主走査断面方向から見た模式的側面図であり、図7は図6と同じ方向から見て記録ヘッド1とキャリッジ2の分離状態を模式的に示す分解側面図であり、図8は図7の記録ヘッド1とキャリッジ2の取り付け関係をインク吐出口側から見て示す模式的正面図である。
【0021】図6?図8において、キャリッジ2の移動方向両端部には記録ヘッド1を取り付けるための取付用爪2c、2cが設けられ、記録ヘッド1はこれらの取付用爪2c、2cによりキャリッジ2上に取り付けられている。また、記録ヘッド1の底部の主走査方向両端部の前記ガイドレール5、5に対応する部分には、案内摺動面1d、1eが設けられている。一方、キャリッジ2の下部の前記ガイドレール5、5に対応する位置には、弾性部材25、25を介して摺動部材24、24が取り付けられている。
【0022】そして、キャリッジ2および記録ヘッド1は、前記取付用爪2c、2cにより該記録ヘッド1を該キャリッジ2上に装着保持するとともに、該記録ヘッド1の前記案内摺動面1d、1eと該キャリッジ2に取り付けられた前記摺動部材24、24との間で各ガイドレール5、5を上下から挟み込んで(弾性力で圧接した状態で)組み付けられている。
【0023】図6?図8の実施例によれば、記録ヘッド1の主走査に際し、該記録ヘッド1に設けられた案内摺動面1d、1eがガイドレール5、5に直接的に当接した状態に維持されるので、従来例のように記録ヘッドの取り付けに関して複数の要因が介在することがなく、記録ヘッド1自体に設けられた案内摺動面(ガイドレール当接面)1d、1eに対する精度のみでインク吐出口11の位置精度が決まることになる。そのため、従来の形態に比べ、インク吐出口11の位置精度を向上させることができ、画像記録の精度を高めることができる。」

(4)図1、図2及び図6ないし図8から次のアないしオが見て取れる。
ア 記録ヘッド1のインク吐出口11側の底部の両端部には第1ガイドレール5に対応する部分にV字状の第1案内摺動面1d、1dが第1ガイドレール5を跨ぐように設けられ、記録ヘッド1のインク吐出口11の反対側の底部の両端部には第2ガイドレール5に対応する部分に平面状の第2案内摺動面1e、1eが設けられていること。
イ キャリッジ2の第1案内摺動面1d、1dの下部の第1ガイドレール5に対応する位置には、第1弾性部材25を介して第1摺動部材24が取り付けられ、キャリッジ2の第2案内摺動面1e、1eの下部の第2ガイドレール5に対応する位置には、第2弾性部材25を介して第2摺動部材24が取り付けられていること。
ウ キャリッジ2は枠体であること。
エ 第1ガイドレール5及び第2ガイドレール5は互いに平行にかつ水平に配置されていること。
オ 第1案内摺動面1d、1dと第1摺動部材24との間で第1ガイドレール5を上下から挟み込み、第2案内摺動面1e、1eと第2摺動部材24との間で第2ガイドレール5を上下から挟み込んでキャリッジ2及び第1及び第2ガイドレール5、5に組み付けられた記録ヘッド1は、互いに平行にかつ水平に配置されている第1及び第2ガイドレール5とキャリッジ2とにより水平に保持されていること。
カ 第1ガイドレール5を跨ぐように設けられたV字状の第1案内摺動面1d、1dが上側から、第1摺動部材24の上面が下側から、第1ガイドレール5を抱くように上下から挟み込んでいること。

(5)上記(1)ないし(4)からみて、引用例1には、
「主走査するキャリッジを案内支持するために互いに平行にかつ水平に設置された一対の第1及び第2ガイドレールに沿って移動する枠体であるキャリッジに、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドを搭載し、前記記録ヘッドと前記キャリッジに取り付けられた部材とを前記ガイドレールに当接させて摺動しながら前記キャリッジで主走査しながら前記記録ヘッドにより被記録材に記録を行うインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドは、インクタンクが一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジで構成されており、
前記キャリッジには記録ヘッドを取り付けるための取付用爪が設けられ、
前記記録ヘッドはこれらの取付用爪により前記キャリッジ上に取り付けられるようになっており、
前記記録ヘッドのインク吐出口側の底部の両端部には第1ガイドレールに対応する部分にV字状の第1案内摺動面が第1ガイドレールを跨ぐように設けられ、記録ヘッドのインク吐出口の反対側の底部の両端部には第2ガイドレールに対応する部分に平面状の第2案内摺動面が設けられており、
前記キャリッジに取り付けられた部材は、前記第1案内摺動面の下部の第1ガイドレールに対応する位置に第1弾性部材を介して前記キャリッジに取り付けられた第1摺動部材、および、前記第2案内摺動面の下部の第2ガイドレールに対応する位置に第2弾性部材を介して前記キャリッジに取り付けられた第2摺動部材からなっており、
前記キャリッジおよび前記記録ヘッドは、前記取付用爪により該記録ヘッドを該キャリッジ上に装着保持するとともに、該記録ヘッドの第1案内摺動面と該キャリッジに取り付けられた第1摺動部材との間で第1ガイドレールを上下から抱くように挟み込み、該記録ヘッドの第2案内摺動面と該キャリッジに取り付けられた第2摺動部材との間で第2ガイドレールを上下から挟み込んで組み付けられ、組み付けられた該記録ヘッドは、互いに平行にかつ水平に配置されている第1及び第2ガイドレールと前記キャリッジとにより水平に保持されており、
記録ヘッドの主走査に際し、該記録ヘッドに設けられた第1案内摺動面が第1ガイドレールに直接的に当接し、該記録ヘッドに設けられた第2案内摺動面が第2ガイドレールに直接的に当接した状態に維持されるインクジェット記録装置。」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

2 当審において平成21年6月3日付けで通知された拒絶の理由に引用された本願の出願前に頒布された刊行物である特開平5-147300号公報(以下「引用例2」という。)には、図とともに次の事項が記載されている。

(1)「【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字装置等に使用されるキャリアユニットに関し、特に差込み式キャリアユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャリアユニットは、図2に示すようにキャリアフレーム21の一側にガイドプレート24の突部24aを受け入れる凹部21aが設けられ、他側に貫通孔21bが設けられている。
【0003】従来のものは、スリーブ22がキャリアフレーム21の貫通孔21b内に圧入され、ガイドシャフト23がスリーブ22に嵌合し、これらの組立体を装置に組み込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のキャリアユニットでは、装置に組み込む前にガイドシャフトに通しておかなくてはならないため、手間がかかっていた。
【0005】又、装置に組み込む時にキャリアユニットが邪魔になるため、片手で押えておかなければ組み込みづらい場合があるという問題点があった。
【0006】その他にも、キャリアフレーム破損もしくは故障時の交換においても、ガイドシャフトを1度外さなければならないため、大掛りな分解となり、さらに再組み込み時の調整もやり直さなければならないという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、後付け構造とした差込み式キャリアユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明に係る差込み式キャリアユニットにおいては、差込部が印字装置等に設けられるガイドシャフトに嵌合され、該ガイドシャフトに摺動可能に支持されるキャリアユニットであって、キャリアユニットの差込部は、ガイドシャフトを径方向から受け入れる開放された受口を有するものである。
【0009】
【作用】印字装置等に既に取付けてあるガイドシャフトにキャリアユニットの差込部を、開放された受口を介して嵌合することにより、後付け構造としたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を示す斜視図、図3(a)は、実施例1の具体例を示す正面図、(b)は同斜視図である。
【0012】図において、本実施例においては、ガイドプレート15とガイドシャフト14とは印字装置等の機枠に予め固定し、キャリアユニットを後付け構造としたものである。
【0013】すなわち、キャリアフレーム11は、一側にガイドプレート15の突部15aに嵌合させる凹部11aを有し、他側にガイドシャフト14に摺動可能に支持される差込部12を有している。
【0014】差込部12は、下部側にガイドシャフト14を径方向から受け入れるのに適した寸法で開口した受口12aを有し、受口12aを除いた内周側にスリーブ13が圧入されている。
【0015】図3(a),(b)に示す実施例では、ガイドシャフト14の周面一部に、差込部12の受口12aの開口寸法に合わせて削り出した平面部14a,14aを有している。
【0016】キャリアユニットを後付けするにあたっては、ガイドシャフト14の平面部14a,14aに差込部12の受口12aを一致させて、ガイドシャフト14に差込部12を差込んで両者を嵌合し、差込部12をガイドシャフト14に摺動可能に支持する。
【0017】一方、ガイドシャフト14は差込部12に嵌合させた後に、一定角度角回転させて平面部14aを受口12aの位置より偏らせ、差込部12からの抜けを防止する。
【0018】(実施例2)図4は、本発明の実施例2を示す図である。【0019】本実施例では、キャリアユニットの差込部12に設けた受口12aの寸法をガイドシャフト14の直径と同一寸法か又は若干大きめに設定したものである。ガイドシャフト14にキャリアフレーム11の差込部12を差し込んだ後に、スライドピース16を差し込むことにより、キャリアフレーム11の脱落を防止する。又、スライドピース16を外すことにより、キャリアフレーム11の取り外しも容易にできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガイドシャフトを印字装置等の本体に取り付けた後でキャリアユニットを組み込むことが可能であるので、容易な組立てができ、しかも容易なキャリアユニットの取り外し,交換ができるという効果を有する。」

(2)上記(1)記載を参照すれば、図4から、キャリアフレーム11の後側に設けた凹部11aを印字機構に固定された第2ガイドシャフト15に嵌合させ、キャリアフレーム11の前側に設けた差し込み部12を第1ガイドシャフト14に差し込んだ後に、スライドピース16を、差し込み部12内の第1ガイドシャフト14の下面をキャリアフレーム11の後側から前側方向に水平に摺動するように差し込むことにより、第1ガイドシャフト14を下から抱持する事項が見て取れる。

第4 対比
本願発明と引用発明とを対比する。
1 引用発明の「第1ガイドレール」、「第2ガイドレール」、「インクジェット記録ヘッド」、「インクタンクが一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジ」、「『インクタンクが一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジ』で構成された『記録ヘッド』」、「キャリッジで主走査しながら前記記録ヘッドにより被記録材に記録を行うインクジェット記録装置」、「第1案内摺動面」、「第2案内摺動面」、「取付用爪」及び「『第1弾性部材』及び該第1弾性部材を介してキャリッジに取り付けられた『第1摺動部材』」は、それぞれ、本願発明の「第1の案内部材」、「第2の案内部材」、「記録ヘッド」、「インクカートリッジ」、「主走査方向に走行する記録ヘッド構成体」、「シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置」、「第1の被案内部」、「第2の被案内部」、「嵌合片」及び「腕片」に相当する。

2 引用発明において、枠体であるキャリッジには、「記録ヘッド構成体(インクタンクが一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジで構成されている記録ヘッド)」を取り付けるための取付用爪が設けられ、記録ヘッド構成体は、これらの取付用爪により前記キャリッジ上に取り付けられるようになっており、かつ、記録ヘッド構成体及びキャリッジはどちらも取り付けられるまでは固定されていないものであることが明らかであって、キャリッジが記録ヘッド構成体に取り付けられるともいえるから、引用発明の「キャリッジ」は本願発明の「記録ヘッド構成体に着脱可能に係合する結合枠」に相当する。

3 引用発明の「第1及び第2ガイドレール」は、主走査するキャリッジを案内支持するために互いに平行に設置された一対のものであるから、「プリンタ本体の主走査方向に延びる」ものであることは明らかであり、「第2ガイドレール」は「第1ガイドレールからシリアルプリンタ本体の主走査方向と直行する方向に離間して設けられ」ているといえる。よって、引用発明の「第1の案内部材(第1ガイドレール)」と本願発明の「第1の案内部材」とは「プリンタ本体の主走査方向に延びる」点で一致し、引用発明の「第2の案内部材(第2ガイドレール)」と本願発明の「第2の案内部材」とは「第1の案内部材からプリンタ本体の主走査方向と直行する方向に離間して設けられる」点で一致する。

4 引用発明の「記録ヘッド構成体(記録ヘッド)」は、第1案内摺動面と第1摺動部材との間で「第1の案内部材(第1ガイドレール)」を上下から挟み込み、第2案内摺動面と第2摺動部材との間で「第2の案内部材(第2ガイドレール)」を上下から挟み込み、主走査に際し、該記録ヘッド構成体に設けられた第1案内摺動面が第1の案内部材に直接的に当接し、該記録ヘッド構成体に設けられた第2案内摺動面が第2の案内部材に直接的に当接した状態に維持されるから、引用発明の「記録ヘッド構成体」と本願発明の「記録ヘッド構成体」とは、「第1の案内部材及び第2の案内部材上を摺動」する点で一致するといえ、引用発明の「第1の被案内部(第1案内摺動面)」と本願発明の「第1の被案内部」とは、「第1の案内部材上を摺動する」点で一致し、引用発明の「第2の被案内部(第2案内摺動面)」と本願発明の「第2の被案内部」とは、「第2の案内部材と摺接」する点で一致するといえる。

5 引用発明において、記録ヘッドの第1案内摺動面とキャリッジに取り付けられた第1摺動部材との間で第1ガイドレールを上下から挟み込み、記録ヘッドの第2案内摺動面とキャリッジに取り付けられた第2摺動部材との間で第2ガイドレールを上下から挟み込んで組み付けられた「記録ヘッド構成体(記録ヘッド)」は、互いに平行にかつ水平に配置されている第1及び第2ガイドレールと前記キャリッジとにより水平に保持されているから、引用発明の「第2の被案内部(第2案内摺動面)」と本願発明の「第2の被案内部」とは「記録ヘッド構成体を水平に保持する」点でも一致する。

6 引用発明において、第1ガイドレールは、「記録ヘッド構成体(記録ヘッド)」のインク吐出口側の底部の両端部に「第1の案内部材(第1ガイドレール)」を跨ぐように設けられたV字状の「第1の被案内部(第1案内摺動面)」と、第1弾性部材を介して「結合枠(キャリッジ)」に取り付けられた第1摺動部材との間で、上下から抱くように挟み込まれているから、引用発明の「腕片(第1弾性部材及び該第1弾性部材を介してキャリッジに取り付けられた第1摺動部材)」と本願発明の「腕片」とは、「第1の案内部材を下から抱持して摺動する」点及び「結合枠」に「備え」られている点で一致し、引用発明の「記録ヘッド構成体」と本願発明の「記録ヘッド構成体」とは「第1の案内部材に第1の被案内部を跨がらせるようにして載置され」る点で一致する。

7 引用発明のインクジェット記録装置は「嵌合片(取付用爪)」を備えているから、引用発明の「シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置(インクジェット記録装置)」と本願発明の「シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置」とは、「嵌合片」を備えている点で一致する。

8 以上1ないし7から、本願発明と引用発明とは、
「主走査方向に走行する記録ヘッド構成体と、
前記記録ヘッド構成体に着脱可能に係合する結合枠と、嵌合片とを備えたシリアルプリンタ用の記録ヘッド装置であって、
前記記録ヘッド構成体は、プリンタ本体の主走査方向に延びる第1の案内部材、及び前記第1の案内部材から前記プリンタ本体の主走査方向と直行する方向に離間して設けられる第2の案内部材上を摺動し、
前記第1の案内部材上を摺動する第1の被案内部と、
前記第2の案内部材と摺接して前記記録ヘッド構成体を水平に保持する第2の被案内部とを備え、
前記結合枠は、前記第1の案内部材を下から抱持して摺動する腕片を備え、
前記記録ヘッド構成体は、前記第1の案内部材に第1の被案内部を跨がらせるようにして載置された、
シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置。」の点で一致し、次の点で相違する。

相違点1:
前記「記録ヘッド構成体」が、本願発明においては「記録ヘッドを装着する装着部とインクカートリッジを搭載する搭載部とを備えて」いるのに対して、引用発明においては「インクタンクが一体に形成された交換可能なインクジェットカートリッジで構成され」たものである点。

相違点2:
本願発明では、前記「嵌合片」が、「記録ヘッド構成体における第1の案内部材よりも第2の案内部材に近い側の端部に設けられ、結合枠と嵌合する」ものであり、前記「嵌合片」の下面に第2の被案内部が設けられているのに対して、引用発明では、前記「嵌合片」は、「結合枠」に設けられ、「記録ヘッド構成体」を取り付けるためのものであり、前記「嵌合片」には「第2の被案内部」が設けられていない点。

相違点3:
本願発明においては、前記結合枠は、前記嵌合片に沿わせるようにして、前記記録ヘッド構成体における前記第2の被案内部側から前記第1の被案内部側に向けて水平に前記記録ヘッド構成体に押込んで装着され、前記腕片は、第1の被案内部の下面を摺動することにより、第1の案内部材を下から抱持するのに対して、引用発明においては、前記結合枠および前記記録ヘッド構成体は、前記嵌合片により該記録ヘッド構成体を該結合枠上に装着保持するとともに、該結合枠の第1の被案内部と該結合枠に取り付けられた腕片との間で第1の案内部材を上下から抱くように挟み込んで組み付けることにより、第1の案内部材を下から抱持する点。

第5 判断
上記相違点1ないし3について検討する。
1 相違点1について
インクタンクをインクカートリッジとし記録ヘッドとは別体とすることは例を示すまでもなく本願出願前に周知であり、記録ヘッド構造体にチップタイプの記録ヘッドを装着するものも本願出願前に周知(例.引用例1の「装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド」(【0036】)の記載参照。)であるから、引用発明の記録ヘッド構成体を、その本体に記録ヘッドを装着する装着部とインクカートリッジを搭載する搭載部とを備えたものとなすことは、上記各周知技術に基づいて当業者が容易になし得た程度のことである。

2 相違点2及び3について
(1)本願明細書には、以下のアないしエの上記相違点2及び3に係る本願発明の発明特定事項に関して、次のオの記載がある。
ア 嵌合片が、記録ヘッド構成体における第1の案内部材よりも第2の案内部材に近い側の端部に設けられ、結合枠と嵌合するものである点。
イ 第2の被案内部が、嵌合片の下面に設けられている点。
ウ 結合枠は、嵌合片に沿わせるようにして、記録ヘッド構成体における第2の被案内部側から第1の被案内部側に向けて水平に記録ヘッド構成体に押込んで装着される点。
エ 腕片が、第1の被案内部の下面を摺動することにより、第1の案内部材を下から抱持する点。
オ 「【0009】この記録ヘッド構成体1には、またその後端部に前述した結合枠10と嵌合する嵌合片7が水平に延出されていて、その先端部下面には、プリンタ本体10の後方に張設した主走査方向の第2の案内部材、つまりサブガイド24の面と摺接して記録ヘッド構成体1を水平に保持する摺接突起8、つまり第2の被案内部が突設されている。
【0010】これに対して、図中符号10は記録ヘッド構成体1の後方に結合する結合枠で、この結合枠10の両側には、記録ヘッド構成体1の両側を抱えるようにして一体的に接合し合う一対の腕片11、11が水平に突出し、さらにこの腕片11の先端には、結合した状態でメインガイド21下半の断面コ字形凹部22内に挿入して、被ガイド片6との間でメインガイド21を上下から抱持する上向きの抱持片12が設けられている。
【0011】なお図中符号5b、5c…は、記録ヘッド2に通じるインク通孔を示しており、また13は、記録ヘッド構成体1の両側に設けた係合突起9と係合する係合孔を示している。
【0012】このように構成された実施例において、いまこのプリンタ本体に記録ヘッドを組付けるには、はじめに、立上げ形成したメインのガイド21に被ガイド片6を跨がらせるようにして記録書込み部の上方に記録ヘッド構成体1を載置し、ついでこの状態のもとで、底面を嵌合片7に沿わせるせるように、かつ両側の腕片11を記録ヘッド構成体1の両側に沿わせるようにして結合枠10を記録ヘッドに構成体1の後方から水平に押込んでゆく。
【0013】これにより、押込みの後端において腕片11の先端は、メインガイド21下半のコ字状凹部22の中に入り込み、被ガイド片6、6との間でメインガイド21を上下から抱持して、記録ヘッド構成体1とメインガイド21とを結合一体とするから、記録ヘッド装置は、前端をメインガイド21に、後端をサブガイド24に案内されて主走査方向への走行が可能となる。
【0014】したがって、最後に記録ヘッド装置の構成体1と結合したタイミングベルトを図示しない駆動モータにより牽引すれば、記録ヘッド構成体1はこれらガイド21、24に案内されつつ主査方向へと正確な走行を始めることになる。
【0015】なお、何らかの理由によって記録ヘッド装置をプリンタ本体から外す必要が生じた場合には、結合孔13と結合突起9を外した上で結合枠10を後方にスライドさせることにより記録ヘッド構成体1をメインのガイド21から外すことができる。
…略…
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ガイドロッド等をプリンタ本体から取外す手間を要することなく、しかもキャリッジ等を必要とすることなく、記録ヘッド自体をガイドロッドを構成する第1、第2の案内部材上に組付けることを可能として、この種の記録ヘッドの組付けを大巾に簡素化することができると同時に、その走査精度を著しく向上させ、さらには構成部品を大巾に削減することができる。」

(2)上記(1)のアないしエの点に関して、次のことがいえる。
ア 嵌合して1つの構成体を構成する2つの部品のどちらに嵌合片を設けるか、また嵌合片を部品のどこに設けるかは、当業者が適宜決定すべき設計上の事項というべきところ、上記(1)オの記載からみて、記録ヘッド構成体と結合枠とを嵌合するための嵌合片を、嵌合する記録ヘッド構成体及び結合枠のうち、上記(1)アのように、記録ヘッド構成体に設けること、及び、記録ヘッド構成体に設ける箇所を、第1の案内部材よりも第2の案内部材に近い側の端部にしたことに、設計上の事項を超える技術的意義は認められない。
イ 上記(1)オで示した「サブガイド24の面と摺接して記録ヘッド構成体1を水平に保持する摺接突起8」の記載及び「記録ヘッド装置は、前端をメインガイド21に、後端をサブガイド24に案内されて主走査方向への走行が可能となる」の記載からみて、本願発明の「第2の被案内部」は、記録ヘッド装置の後端が第2の案内部材(サブガイド24)に案内されて記録ヘッド装置の主走査方向への走行が可能となるように、第2の被案内部(摺接突起8)が第2の案内部材(サブガイド24)の面と摺接して記録ヘッド構成体を水平に保持するために、記録ヘッド構成体に備えられたものと認められるところ、引用発明の「第2の被案内部(第2案内摺動面)」も同様に、記録ヘッドに設けられ、記録ヘッドの主走査に際し、第2ガイドレールに直接的に当接した状態に維持されて、組み付けられた該記録ヘッドを水平に保持するものであるから、本願発明の「第2の被案内部」と引用発明の「第2の被案内部」とは同じ技術上の意義を有するものであり、この「第2の被案内部」を記録ヘッド構成体のどこに設けるかは、第2の案内部材の面と摺接して記録ヘッド構成体を水平に保持することができる範囲において、当業者が適宜決定し得る設計事項である。上記のとおり、本願発明において、第2の被案内部を嵌合片の下面に設けた点(上記(1)イ)に、設計上の事項であることを超える技術上の意義は認められないから、この点は、当業者が適宜なし得た設計上の事項である。
ウ(ア)引用発明において、結合枠(キャリッジ)および記録ヘッド構成体(記録ヘッド)は、前記嵌合片(取付用爪)により該記録ヘッド構成体を該結合枠上に装着保持するとともに、該記録ヘッド構成体の第1の被案内部(第1案内摺動面)と該結合枠に取り付けられた第1の被案内部との間で第1の案内部材(第1ガイドレール)を上下から抱くように挟み込み、該記録ヘッド構成体の第2の被案内部(第2案内摺動面)と該結合枠に取り付けられた第2摺動部材との間で第2の案内部材(第2ガイドレール)を上下から挟み込んで組み付けられているから、結合枠と記録ヘッド構成体とは上下方向に押込まれて装着されるものであるが、上記(1)オに示した「ガイドロッド等をプリンタ本体から取外す手間を要することなく、しかもキャリッジ等を必要とすることなく、記録ヘッド自体をガイドロッドを構成する第1、第2の案内部材上に組付けることを可能として、この種の記録ヘッドの組付けを大巾に簡素化することができると同時に、その走査精度を著しく向上させ、さらには構成部品を大巾に削減することができる。」といった作用効果を奏する点では本願発明と共通しているものである。しかるところ、上記「第3 2」の記載からみて、引用例2には、「キャリアフレーム11の後側に設けた凹部11aを印字機構に固定された第2ガイドシャフト15に嵌合させ、キャリアフレーム11の前側に設けた差し込み部12を第1ガイドシャフト14に差し込んだ後に、スライドピース16を、差し込み部12内の第1ガイドシャフト14の下面をキャリアフレーム11の後側から前側方向に水平に摺動するように差し込むことにより、第1ガイドシャフト14を下から抱持する」機構が記載されており、この機構により、上記作用効果と同様な「ガイドシャフトを印字装置等の本体に取り付けた後でキャリアユニットを組み込むことが可能であるので、容易な組立てができ、しかも容易なキャリアユニットの取り外し,交換ができる」という効果を奏することが記載されている。してみれば、結合枠と記録ヘッド構成体とが上下方向に押込まれて装着される引用発明において、結合枠と記録ヘッド構成体とが水平方向に押込まれて装着されるようにすることは、引用例2に記載の事項に基づいて当業者が容易に想到することができたものである。
(イ)他方、上記(1)オで示した「底面を嵌合片7に沿わせるせるように、かつ両側の腕片11を記録ヘッド構成体1の両側に沿わせるようにして結合枠10を記録ヘッドに構成体1の後方から水平に押込んでゆく。これにより、押込みの後端において腕片11の先端は、メインガイド21下半のコ字状凹部22の中に入り込み」の記載及び本願の図面の図2の記載からみて、本願明細書の発明の詳細な説明に記載されている実施例において、メインガイド21はその下半はコ字状凹部22となっており、引用発明のように結合枠と記録ヘッド構成体とを上下方向に押込んで装着しようとするとコ字状凹部22が障害になるような形状のものである。このことから、本願明細書の発明の詳細な説明に記載されている実施例においては、結合枠10を記録ヘッドに構成体1の後方から水平に押込んでいるものと認められる。
(ウ)しかし、本願発明の第1の案内部材は、下半がコ字状凹部となっているとの特定がされているものではないから、上記(1)オの記載からみて、結合枠を記録ヘッド構成体に押込んで装着する際、「結合枠を嵌合片に沿わせるようにして、記録ヘッド構成体における第2の被案内部側から第1の被案内部側に向けて水平に」押し込む点、及び、腕片が第1の案内部材を下から抱持する際、「第1の被案内部の下面を摺動することにより」抱持する点に設計事項を超える技術上の意義が認められない。
(エ)以上のことから、上記(1)のウ及びエの点は、当業者が引用例2に記載の事項に基づいて適宜なし得た設計上の事項である。
(3)したがって、引用発明において、上記相違点2及び3に係る本願発明の構成となすことは、当業者が引用例2に記載の事項に基づいて適宜なし得た設計上の事項である。

3 効果について
本願発明の奏する効果は、引用発明の奏する効果、引用例2に記載の事項の奏する効果及び上記周知技術の奏する効果から当業者が予測することができた程度のものである。

4 まとめ
したがって、本願発明は、引用例1に記載された発明、引用例2に記載の事項及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用例1に記載された発明、引用例2に記載の事項及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2009-08-20 
結審通知日 2009-08-25 
審決日 2009-09-07 
出願番号 特願2001-160917(P2001-160917)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (B41J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 湯本 照基  
特許庁審判長 小牧 修
特許庁審判官 藏田 敦之
菅野 芳男
発明の名称 シリアルプリンタ用の記録ヘッド装置  
代理人 宮坂 一彦  
代理人 須澤 修  
代理人 上柳 雅誉  

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