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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B42D
管理番号 1207192
審判番号 不服2007-10035  
総通号数 121 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-01-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-04-09 
確定日 2009-11-09 
事件の表示 特願2001-360121「往復葉書」拒絶査定不服審判事件〔平成15年 5月 8日出願公開、特開2003-127568〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯・本願発明
(1)手続の経緯
本願は、平成13年10月22日の出願であって、平成13年12月20日付けで手続補正がなされ、その後平成16年10月19日及び平成19年1月26日に手続補正がなされ、平成19年3月9日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年4月9日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。

(2)本願発明
本願の請求項に係る発明は、平成19年1月26日付け手続補正後の明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載された事項により特定されるとおりのものであると認められるところ、請求項2に係る発明は次のものである。

「複数の葉片を折り畳み或いは切り重ねると共に対向する任意の葉片同士を疑似接着手段により剥離可能且つ剥離後再接着不能に疑似接着した往復葉書において、第1葉片、第2葉片、第3葉片及び第4葉片が折り線を介して横方向に連接された往復葉書用シートを、第1葉片と第2葉片の表面同士及び第3葉片と第4葉片の表面同士を各々折り合わせて剥離可能に疑似接着すると共に第2葉片と第3葉片の裏面同士を対向させるように逆観音開き折りし、第2葉片表面右端に往信葉書の本体であることを示す「POST CARD」又は「郵便はがき」やそれに準じる表示をなすと共に該表示が第2葉片表面への第1葉片表面の折り合わせ時に第2葉片表面に表出するように第1葉片を巾方向で第2葉片よりも短くし、前記第2葉片を往信葉書の本体とすると共にそれに連接された第3葉片を返信葉書の本体としたことを特徴とした往復葉書。」(以下「本願発明」という。)

2 刊行物の記載事項
(1)原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願前に頒布された刊行物である特開平2-187396号公報(以下「引用例1」という。)には、図とともに次の事項が記載されている。

ア 「8.四つ折りが逆観音開き折りであって、A面とB面の裏面同志およびC面とD面の裏面同志を擬似接着用フィルムを介して擬似接着させて一体化し、A面の表面を往信用の切手面に、またC面の表面を返信用の切手面としたことを特徴とする往復はがき。」(2頁左上欄1?6行)

イ 「この発明は、往復はがき用素材と同素材を基にした往復はがきとに関する。詳しくは、従来の官製往復はがきが表裏四面であったのを表裏八面とすることにより表示できる情報量を増やし、さらに、表示した情報を隠蔽して郵送出来るようにした往復はがき用素材と、それを基にした往復はがきとに関する。」(2頁右上欄1?7行)

ウ 「この発明は、上記した時代の要請に応えるべくなされたもので、情報表示面積を出来るだけ多くし、しかも表示した情報を隠蔽して郵送できると共に、感覚的にも現代にマツチした往復はがき用素材と、同素材を基にした往復はがきとを提供することを目的としている。」(2頁左下欄15?20行)

エ 「(実施例)
以下の説明において、各図(1)に示す面を表面、(2)に示す面を裏面と呼ぶ、一般に、一枚の台紙を四つ折りにする方法として、観音開き折り、逆観音開き折り、C折りとZ折りを組合せたCZ折り、逆CZ折りとがある。それぞれ第1図、第2図、第3図、第4図に示す。なお、C折り、Z折りは断面の形状がC字状であり、Z字状であるところからそう呼ばれている。まず第1図に示す観音開き折りの例から説明する。
台紙1は、長辺が36?42.8cm、短辺が14?15cmの横長の紙片で、これを折線2a,2b,2cを境に均等にA面、B面、C面、D面に四区分する。折線2cは、後に返信部D面を切取るときの切取線となる。台紙1の大きさは規格があり、これ以上任意に大きくしたり、小さくしたりすることは出来ない。
各折線に沿って四面を観音開きに折る。すなわち、A面とB面の表面同志、C面とD面の表面同志を剥離可能に接着する。この状態を本明細書では擬似接着という。第1図の実施例では、各擬似接着面の周囲三方の縁辺に非接着部4(約2mm程度)を設けている。これは擬似接着面を剥離する時の開け口となって便利であるが、必ずしも必要ではない。三方のほか、全周、上下だけ、または、一縁辺だけなど適宜選択できる。第5図に示す変形例では、擬似接着面となる四面の周囲縁辺を非接着部4とし、残る全面を擬似接着面としている。
こうしてA面とB面の表面同志、C面とD面の表面同志を擬似接着させると、A面とB面、C面とD面はそれぞれ一体となり、見掛け上は従来の往復はがきと変わらない見開き二頁からなる往復はがきとなる。この状態において、B面の裏面を往信部の切手面に、またD面の裏面を返信部の切手面とする。往復はがきとして使用する場合、中央の折線2bから内側に折り込んでA面とD面の裏面同志を相対向させて郵送する。受取人は各擬似接着面を剥離して内部の情報を読む。D面は折線2cから切って返信に使う。なお、返信用書込面に擬似接着フィルムが残っている場合、フィルム面に返信が書けないのではではないかという疑念が起こるが、この場合返信は切手面の二分の一のスペースに書けるようにする。出欠や、アンケートの回答のような簡単なものは(例えば、○×)それで十分である。」(3頁左上欄2行?同頁左下欄6行)(下線は審決で付した。以下同じ。)

オ 「第2図は逆観音開き折りの例を示す。この場合は、前記観音開きの場合と全く逆で、A面とB面の裏面同志、C面とD面の裏面同志が擬似接着されて一体化される。A面の表面が往信用の切手面に、C面の表面が返信用の切手面となる。往復はがきとして使用する場合は、中央の折線2bから内側に折り込んでB面とC面の表面同志を相対向させて郵送する。受取人は各擬似接着面を剥離して内部の情報を読む。C面は折線2b、2cから切って返信に使う。第6図は変形例で、第1実施例と同様に疑似接着面となる四面の周囲縁辺を非接着部4とし、残る全面を擬似接着面としている。」(3頁左下欄7?18行)

カ 第2図から、A面、B面、C面及びD面は、折線2a,2b,2cを境にして横方向に連接されていることが見て取れる。

キ 上記アないしカからみて、引用例1には、
「四つ折りが逆観音開き折りである往復はがきにおいて、A面、B面、C面及びD面が折線2a,2b,2cを境にして横方向に連接され、長辺が36?42.8cm、短辺が14?15cmの横長の紙片である台紙1を、A面とB面の裏面同志およびC面とD面の裏面同志を擬似接着用フィルムを介して擬似接着させて一体化し、A面の表面を往信用の切手面にし、C面の表面を返信用の切手面として、中央の折線2bから内側に折り込んでB面とC面の表面同志を相対向させて郵送する往復はがき。」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

(2)原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願前に頒布された刊行物である特開2000-127661号公報(以下「引用例2」という。)には、図とともに次の事項が記載されている。

「【0029】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
実施例1
図1および図2は、本発明に係わる貼り合わせはがきの第1の実施例として、ダイレクトメール用のはがきの構造および製造手順を説明するものであって、図1(a)は当該貼り合わせはがきに用いる用紙の展開した状態における一面側を示す平面図、図1(b)はその裏面側を示す背面図である。
【0030】図1に示す用紙10は、例えばロール状に巻き取られた原紙の表面および裏面に、所定内容の印刷を施したのち、後述する組成の接着剤を所定の箇所に塗布して強制乾燥ののち、所定のサイズに裁断したものであって、当該用紙10は、紙片11,12および13が折り線10aおよび10bを介してこの順序に連続した形状を備え、紙片12および13が100×148mm、紙片11がこれよりわずかに小さい幅寸法の92×148mmのそれぞれはがき大サイズを有し、全体として縦:148mm,横:292mmの長方形をなしている。
【0031】紙片11は、最外面に位置し、その表面側紙面11aが往信時の宛名書き面となるべき紙面であって、当該紙面11aには料金別納郵便である表示が印刷されていると共に、窓形にミシン目Lが形成されており、該ミシン目Lによって囲まれる窓形部分Pが宛名書き部位となっている。
【0032】紙片12は、張り合わせ状態において前記紙片11と紙片13の間に位置してはがき本体となる紙片であると共に、返信用のはがき用紙となる部分であって、その表面側紙面12aが返信用の宛名書き面となっており、当該紙面12aには料金受取人払郵便である表示と共に、返信の受取人であるダイレクトメールの差出人の住所および名称が太文字で印刷されている。
【0033】そして、紙片13の表面側紙面13aには、その全面に、ポリオレフィン系共重合樹脂16%,酢酸ビニル系樹脂26%,水57%,添加剤1%の組成を有する低強度接着剤を所定の密度のドット状に塗布したのち、強制乾燥(水分は蒸発)することにより、所定の引張り力によって剥離可能な接着剤層G1 が形成されている。
【0034】一方、紙片11の裏面側紙面11bには、ミシン目Lの外側部分に紙面13aと同様の密度に塗布した上記低強度接着剤からなる剥離可能な接着剤層G1 が形成してあると共に、ミシン目Lによって囲まれる窓形部分Pには、上記低強度接着剤の塗布密度を約2倍に高めた接着剤層G2 が形成され、後述するように当該窓形部分Pのみが相対向する紙片12の紙面12b上に剥離不能に接着されるようになっている。
【0035】また、紙片12の裏面側紙面12bには、ダイレクトメールに対する返信、すなわち購入したい商品の注文番号や数量等を記入する注文欄、あるいはアンケートに対する回答欄が印刷されていると共に、「POST CARD」の文字が折り線10bに沿って印刷されている。
【0036】このような形状の用紙10は、図1(b)における折り線10aを谷折り、もう一方の折り線10bを山折りすることによって、図1(c)に示すように、紙面11aを表側にして、Z字状に三つ折りにされたのち、圧着機により加熱および加圧されることによって、各紙片同士が剥離可能に貼着されると共に、最外面に位置する紙片11の窓形部分Pのみが紙面12bに完全接着され、図1(d)に示すような貼り合わせはがき1が完成する。
【0037】このような貼り合わせはがき1をダイレクトメールとして発送するに際しては、図1(d)に示すように、紙面11aの窓形部分Pに宛名Aと共に、宛名ごとにあらかじめ定められたコード番号Nを宛先管理記号として印字したうえで投函される。このとき、印字部位である窓形部分Pと紙面11aに間に段差がないので、文字がかすれたり、印字ヘッドが引っ掛かったりすることがなく、特別な調整を行うことなく円滑な印字が可能となる。また、このような構造の貼り合わせはがき1は、紙片11の幅が他の紙片12および13の幅よりも小さくなっているので、はがき本体である紙片12の紙面12bに印刷された「POST CARD」の表示を表面側から視認することができ、はがきとして安価に郵送することができる。
【0038】このようにしてダイレクトメールとして郵送されたはがき1は、受取人が紙片12に貼着された紙片11および13を剥がすことによって開封される。
【0039】図2(a)および(b)は、前記貼り合わせはがき1の開封(剥離)状態を示すものであって、紙面11aの窓形部分Pのみが接着剤層G2 によって紙片12の紙面12bに完全接着されているので、紙片11を紙片12から引き剥がすに際して、紙片11がミシン目Lから破れてミシン目Lの外側部分のみが剥離し、図2(a)に示すように宛名Aおよびコード番号Nが印字された窓形部分Pが紙面12b上に残ることになる。
【0040】したがって、受取人が返信はがき用紙となっている紙片12を他の紙片11および12から切り離し、商品の注文欄やアンケートの解答欄などに必要事項を記入したのち投函することにより、返信はがきが当該ダイレクトメールの差出人のもとに郵送されることになる。このとき、当該返信はがき用紙12には、発送時の宛名書きに際して宛名Aと共に印字されたコード番号Nが残っているので、受取人が自分の住所や氏名を返信はがきに記入する必要がなく、返信の手間が軽減されると共に、返信はがきの受取人、すなわちダイレクトメールの差出人の側では、印字された宛名Aおよびコード番号Nを利用することにより、アンケートの集計や受注管理、顧客管理などをコンピュータを使用して効率的に行うことができる。」

3 対比
本願発明と引用発明とを対比する。
(1)引用発明の「台紙1のA面、B面、C面及びD面」、「四つ折り」、「A面とB面の裏面同志およびC面とD面の裏面同志を擬似接着用フィルムを介して擬似接着させて一体化し」、「往復はがき」、「A面」、「B面」、「C面」、「D面」、「A面、B面、C面及びD面が折線2a,2b,2cを境にして横方向に連接され、長辺が36?42.8cm、短辺が14?15cmの横長の紙片である台紙1」、「裏面」、「A面とB面の裏面同志およびC面とD面の裏面同志を擬似接着用フィルムを介して擬似接着させて一体化し」及び「『中央の折線2bから内側に折り込んでB面とC面の表面同志を相対向させ』かつ『四つ折りが逆観音開き折りである』」は、それぞれ、本願発明の「複数の葉片」、「折り畳み」、「対向する任意の葉片同士を疑似接着手段により剥離可能且つ剥離後再接着不能に疑似接着した」、「往復葉書」、「第1葉片」、「第2葉片」、「第3葉片」、「第4葉片」、「第1葉片、第2葉片、第3葉片及び第4葉片が折り線を介して横方向に連接された往復葉書用シート」、「表面」、「第1葉片と第2葉片の表面同士及び第3葉片と第4葉片の表面同士を各々折り合わせて剥離可能に疑似接着する」及び「第2葉片と第3葉片の裏面同士を対向させるように逆観音開き折りし」に相当する。
(2)上記(1)からみて、本願発明と引用発明とは、
「複数の葉片を折り畳むと共に対向する任意の葉片同士を疑似接着手段により剥離可能且つ剥離後再接着不能に疑似接着した往復葉書において、第1葉片、第2葉片、第3葉片及び第4葉片が折り線を介して横方向に連接された往復葉書用シートを、第1葉片と第2葉片の表面同士及び第3葉片と第4葉片の表面同士を各々折り合わせて剥離可能に疑似接着すると共に第2葉片と第3葉片の裏面同士を対向させるように逆観音開き折りした往復葉書。」の点で一致し、
「第2葉片表面右端に往信葉書の本体であることを示す『POST CARD』又は『郵便はがき』やそれに準じる表示をなすと共に該表示が第2葉片表面への第1葉片表面の折り合わせ時に第2葉片表面に表出するように第1葉片を巾方向で第2葉片よりも短くし、前記第2葉片を往信葉書の本体とすると共にそれに連接された第3葉片を返信葉書の本体とした」のに対して、引用発明では、そのようにしていない」点(以下「相違点」という。)で相違する。

4 判断
上記相違点について検討する。
(1)上記2(2)の記載から、引用例2には、
「原紙の表面および裏面に、所定内容の印刷を施したのち、所定のサイズに裁断したものであって、第1ないし第3の紙片(11,12,13)が第1及び第2の折り線(10a,10b)を介してこの順序に連続した用紙(10)であって、
最外面に位置する第1の紙片(11)は、その表面側紙面(11a)が往信時の宛名書き面となるべき紙面であり、はがき本体となる第2の紙片(12)は、その裏面側紙面(12b)に『POST CARD』の文字が第2の折り線(10b)に沿って印刷されており、第2の紙片(12)が100×148mm、第1の紙片(11)がこれよりわずかに小さい幅寸法の92×148mmのそれぞれはがき大サイズであり、第1の折り線(10a)を谷折りして第1の紙片の表面側紙面(11a)を表側にして、各紙片同士を剥離可能に貼着することにより貼り合わせはがき(1)を完成することができ、完成された貼り合わせはがき(1)は、第1の紙片(11)の幅が他の紙片(12、13)の幅よりも小さくなっているので、はがき本体である第2の紙片(12)の裏面側紙面(12b)に印刷された『POST CARD』の表示を表面側から視認することができ、はがきとして安価に郵送することができる貼り合わせはがきに用いる用紙。」が記載されているものと認められる。
(2)引用発明の「往復葉書」は「郵送する」ものであるところ、はがきとして安価に郵送することが望ましいことが当業者に自明であるから、引用例2に記載の上記(1)で述べたはがきに関する技術事項を引用発明に適用することには十分な動機付けがあるといえる。
(3)したがって、引用発明において、往信葉書本体となる「第2葉片(引用例1では『B面』であって、引用例2の『第2の紙片(12)』に相当する。)」の「表面(引用例1では『裏面』であって、引用例2の『裏面側紙面(12b)』に相当する。)」に『POST CARD』の文字を「第2葉片と第3葉片との間の折り線(引用例1では『折線2b』であって、引用例2の『第2の折り線(10b)』に相当する。)」に沿って印刷されているものとなし、「第2ないし第4の葉片」が100×148mm、「第1葉片(引用例1では『A面』であって、引用例2の『第1の紙片(11)』に相当する。)」がこれよりわずかに小さい幅寸法の92×148mmのそれぞれはがき大サイズとし、「第1葉片と第2葉片との間の折り線(引用例1では『折線2a』であって、引用例2の『第1の折り線(10a)』に相当する。)」を谷折りして「第1の葉片」の「裏面(引用例2の『表面側紙面(11a)』に相当する。」を表側にして、「第1の葉片」と「第2の葉片」の「表面」同士及び「第3の葉片」と「第4の葉片」の「表面」同士を各々折り合わせて剥離可能に貼着して「往復葉書」を完成させ、完成させた「往復葉書」は、「第1の葉片」の幅が他の「葉片」の幅よりも小さくなっているので、往信葉書本体である「第2の葉片」の「表面」に印刷された『POST CARD』の表示を表面側から視認することができ、往復葉書として安価に郵送することができるようにして、上記相違点に係る本願発明の構成となすことは、当業者が引用例2に記載の技術事項に基づいて容易に想到することができたものである。
(4)そして、本願発明の奏する効果は、引用発明の奏する効果及び引用例2に記載の事項の奏する効果から当業者が予測できた程度のものである。
(5)まとめ
以上の検討によれば、本願発明は、引用発明及び引用例2に記載の事項に基いて当業者が容易に発明をすることができたものである。

5 むすび
したがって、本願発明は、引用例1に記載された発明及び引用例2に記載の事項に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2009-09-07 
結審通知日 2009-09-08 
審決日 2009-09-28 
出願番号 特願2001-360121(P2001-360121)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (B42D)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 荒井 隆一  
特許庁審判長 小牧 修
特許庁審判官 湯本 照基
江成 克己
発明の名称 往復葉書  
代理人 安藤 惇逸  

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