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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 B22D |
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管理番号 | 1213563 |
審判番号 | 不服2008-23177 |
総通号数 | 125 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2010-05-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2008-09-10 |
確定日 | 2010-04-06 |
事件の表示 | 平成11年特許願第280999号「アルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型」拒絶査定不服審判事件〔平成13年 4月17日出願公開、特開2001-105125、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成11年10月1日付けの出願であって、前審においてなされた平成20年4月16日付けの拒絶理由通知に対して、同年6月19日付けで意見書及び手続補正書が提出されたが、同年8月27日付けで、拒絶査定がされたものである。 その後、拒絶査定に対して、同年9月10日付けで、審判請求と手続補正がされた。 2.平成20年9月10日付け手続補正の却下 [結論] 平成20年9月10日付け手続補正を却下する。 [理由] 平成20年9月10日付け手続補正は、平成20年6月19日付け手続補正により補正された明細書の特許請求の範囲の記載、 「【請求項1】少なくとも溶融アルミニウムまたはアルミニウム合金と接触する面に、アルミナゾルを塗布し、300℃以上の温度で加熱することにより、厚み0.1?2.5μmの薄膜状のアルミナまたはアルミナ前駆体を被覆したことを特徴とするアルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型。」を、 「【請求項1】少なくとも溶融アルミニウムまたはアルミニウム合金と接触する面に、アルミナゾルを塗布し、300℃以上の温度で加熱することにより、厚み0.1?2.5μmの薄膜状のアルミナまたはアルミナ前駆体を被覆することを特徴とするアルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型の処理方法。」に補正しようとするものである。 しかしながら、上記補正は、請求項1に係る発明を、「アルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型」という「物」の発明から、「アルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型の処理方法」という「方法」の発明へと、カテゴリーを変更しようとするものであって、特許請求の範囲の減縮とはいえない。 また、この補正は、請求項の削除、誤記の訂正及び明りょうでない記載の釈明のいずれにも該当しない。 したがって、この補正は、特許法17条の2第4項の規定に掲げるいずれかの事項を目的とするものにも該当せず、同法17条の2第4項の規定に違反するものであるから、同法53条1項の規定により却下すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 3.本願発明 上記のとおり、平成20年9月10日付けの手続補正は却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、平成20年6月19日付け手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載されるとおりのものである。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2010-03-25 |
出願番号 | 特願平11-280999 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(B22D)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 池ノ谷 秀行、福島 和幸 |
特許庁審判長 |
徳永 英男 |
特許庁審判官 |
國方 康伸 加藤 浩一 |
発明の名称 | アルミニウム-セラミックス質複合体製造用金型 |