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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B41J
管理番号 1214336
審判番号 不服2008-3605  
総通号数 125 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-05-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-02-14 
確定日 2010-04-01 
事件の表示 特願2003-428220「液体収容体、液体噴射装置及び液体収容袋の配列検査方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 7月14日出願公開、特開2005-186342〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯・本願発明
(1)手続の経緯
本願は、平成15年12月24日の出願であって、平成19年10月29日付けで手続補正がなされ、平成20年1月8日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年2月14日付けで拒絶査定不服審判が請求されたものである。

(2)本願発明
本願の請求項に係る発明は、平成19年10月29日付け手続補正によって補正された特許請求の範囲、明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1ないし7に記載された事項によって特定されるものであるところ、請求項1に係る発明は、次のとおりのものである。

「液体を外部に排出する導出部と、前記導出部と連通し内部に液体を収容する液体収容部とを備えた複数の液体収容袋を、前記各液体収容袋の液体収容部の一部がその隣り合う前記液体収容袋の液体収容部の一部と重なり合った状態で、予め設定された配置順に従ってケース内に並べて装着した液体収容体であって、
前記各液体収容袋には、前記複数の液体収容袋が前記ケース内に前記配置順に従って装着された場合に連続する情報を表示した順序識別表示部が、前記各液体収容袋の重なり合わない領域にそれぞれ設けられていることを特徴とする液体収容体。」(以下「本願発明」という。)

2 刊行物の記載事項
原査定の拒絶の理由に引用された本願の出願前に頒布された刊行物である特開2003-53984号公報(以下「引用例」という。)には、図とともに次の事項が記載されている。(下線は審決で付した。)
(1)「【請求項1】 シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前記スパウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐体とから構成された液体収納容器において、
前記複数の袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納部を互いに重ねて前記筐体内に収納されていることを特徴とする液体収納容器。」

(2)「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体を収納した袋と、それを複数個収納する収納容器に関する。特にプリンタに用いるインクタンクに関し、インクを液体状態で収納する袋を筐体に配置してなるインクタンクに関する。」

(3)「【0004】図11は、ユニット化したインクタンク106の図10に示すa-a線での断面図である。インク袋101の周囲の四辺をなす各端部は前述のように溶着されているため、インク107(斜線部)を収納した状態において断面形状として中央部101eは膨らみ易く、各端部101b、101cに近づくにしたがい膨らみが小さくなる形状を成す。また、複数のインク袋101は筐体104、105に対して図に示すように直列に配置されているため、例えば二個のインク袋101を収納するためには少なくともインク袋101の幅cの二個分とマージンとを含んだ幅bがインクタンク106には必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような配置では、インクタンク101の中央部101eの厚さを収納するだけの厚さdがインクタンク106の幅b全域に必要とされていた。このため、タンク内には図11中に格子部108で描く空間、つまりインク袋101の膨らみが各辺部101b、101cに向かって小さくなるくことによるデッドスペースが存在しており、インクタンク106の大きさに比べるとインク107の量が少ない、つまりインク収納効率の低下を引き起こしていた。
【0006】これはインクタンク106の大型化によるその他の部品への影響、また最終的にはプリンタ本体の大型化という問題を引き起こす要因となっていた。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題に鑑み、インクタンクの大きさに対するインク収納効率を向上させ、インクタンクひいてはプリンタ本体の小型化を図ることができる、インクタンク内に収納するインク袋の形状および収納構造を提供する。」

(4)「【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、第1の発明は、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前記スパウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐体とから構成された液体収納容器において、前記複数の袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納部を互いに重ねて前記筐体内に収納されていることを特徴とする。
【0009】この場合、前記筐体の内部に、前記スパウト部材を回転中心として前記袋を所定角度だけ回転して傾いた状態で収納させる凸部が前記筐体と一体に設けられていることが好ましい。このような液体収納容器内に収納される袋は、その袋の方形状の四辺のうち、二辺以上が密封されている液体収納袋が好適である。
【0010】上記第1の発明によれば、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けてなる袋を筐体に複数個収納する構成において、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納部、すなわち前記袋の膨らみの少ない部分を互いに重ねて筐体内に収納したため、液体収納容器の外形をなす筐体の大きさを小さくすることが可能となる。」

(5)「【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態によるインクタンクを示す分解斜視図である図1において、インクを収納したインク袋1は二枚のシートを重ね合わせて(もしくは一枚のシートを折り畳んで)周囲の四辺をなす各端部1a、1b、1c、1dを溶着により密封し、その四辺のうち一辺をなす端部1dにインクを取り出すためのスパウト部材2を設けて構成されている。スパウト部材2周辺には凸部3が設けられ、インク袋1を筐体4、5内に設けられた凹形状の固定部材4a、5a(一部図示せず)と嵌合してインク袋1が筐体4、5に固定される。なお、インク袋は内部に液体を収納する可撓性の袋であれば良く、収納する液体もインクに限られない。
【0018】この固定の際、スパウト部材2周辺の凸部3と筐体4、5内に設けられた凹状の固定部材4a、5a、さらにリブ4c、5cによりインク袋1は筐体4、5に対して所定の角度αだけ傾いた状態で固定されるようになっている(詳細は後述する)。また、インク袋1はインクを液体の状態で収納しており、容易につぶれるようになっている。このため、取り扱いを考慮してインク袋1は専用の筐体4、5内に収納されていることが通常である。筐体4、5にはスパウト部材2を筐体外に露出させるための孔部4b、5bがそれぞれ設けられている。この状態で筐体4、5は互いに設けられたロック手段(図示せず)によって嵌合し、インク袋1を収納したインクタンク6としてユニット化されている。
【0019】図2は、ユニット化されたインクタンク6の図1に示す矢印C方向からの透視図である。図2において、収納されたインク袋1のスパウト部材2に設けられた凸部3はその外形において矩形に形成されている。この矩形はインク袋1の両端部1b、1cを結んだ一点鎖線で示す線1f(これは、インクが収納されたインク袋1の最大断面積面に沿った平面、または、インク袋1にインクが収納されていない状態におけるインク袋1の平面にほぼ等しい)に対して所定の角度αだけ傾いて形成されている。このため、筐体4、5の固定部材4a、5aに嵌合した際にはインク袋の線1f、すなわちインク袋1がインクタンク6の中心線6aに対して角度αだけ傾いた状態で固定されることとなる。
【0020】また、筐体4には凸部であるリブ4cが筐体と一体に設けられており、インク袋1の図2において左側辺の端部1bを筐体5の底面部へ押し付けることによりインク袋1の傾いた状態の保持を補助している。同様に筐体5にも凸部であるリブ5cが筐体と一体に設けられており、もう一つのインク袋7の図2において右側辺の端部7cを筐体4側に押し付けている。これらによってインク袋1、7は双方とも図に示すように角度αだけ傾いた状態でインクタンク6内に収納されている。なお、インク袋1、7は同形状のものとした。
【0021】図3は、ユニット化されたインクタンク6の図1に示すA-A線での断面図である。前述した通り二つのインク袋1、7はインク8(斜線部)を収納した状態において角度αだけ傾いた状態で、それぞれの端部1c(インク袋1の図3において右側辺の端)および端部7b(インク袋7の図3において左側辺の端)にて重ね合わされて収納されている。傾けることにより両者が重なり合う部分(図でいえば、中央部6b)において、それぞれの端部1c、7bが筐体4、5の内面に近づいているため、インクタンク6内をインク袋1、7が占めるスペースが有効的に利用されて、デッドスペースが少なくなっていることがわかる。以上により、インクタンク6の幅Bをインク袋1、7の幅Cの二倍よりもかなり小さくすることが可能となっている。」

(6)「【0035】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれば、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けてなる袋を筐体に複数個収納する際に、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納部(すなわち、前記袋の膨らみの少ない部分)を互いに重ねて筐体内に収納したことにより、液体収納容器の外形をなす筐体の大きさを複数の液体収納袋の総体積に近づくように小さくする、つまり液体収納効率を向上させることが可能となった。」

(7)上記(1)ないし(6)からみて、引用例には、
「プリンタのインクタンクに用いることができる液体収納容器であって、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材を設けてなる袋と、前記袋を複数個収納し、前記スパウト部材のみを外部に露出させる孔部を有する筐体とから構成された液体収納容器において、
液体収納容器の外形をなす筐体の大きさを複数の液体収納袋の総体積に近づくように小さくする、つまり液体収納効率を向上し、前記インクタンクに用いる場合には、インクタンクの大きさに対するインク収納効率を向上させ、インクタンクひいてはプリンタ本体の小型化を図ることができる、インクタンク内に収納するインク袋の形状および収納構造を提供するため、
前記複数の袋が、前記袋の周囲の前記スパウト部材の存在しない接着部分付近における前記液体収納部を互いに重ねて前記筐体内に収納されている液体収納容器。」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

3 対比
本願発明と引用発明とを対比する。
(1)引用発明の「液体」、「液体を外部に取り出すためのスパウト部材」、「内部に液体を収納し得る液体収納部」、「袋」、「筐体」及び「複数の袋が、前記袋の周囲のスパウト部材の存在しない接着部分付近における液体収納部を互いに重ねて筐体内に収納されている液体収納容器」は、それぞれ、本願発明の「液体」、「液体を外部に排出する導出部」、「内部に液体を収容する液体収容部」、「液体収容袋」、「ケース」及び「各液体収容袋の液体収容部の一部がその隣り合う前記液体収容袋の液体収容部の一部と重なり合った状態で、ケース内に並べて装着した液体収容体」に相当する。
(2)引用発明において、前記「液体収容袋(袋)」は、シートを重ねておおむね方形状とし、重ねたシートの周囲の未接続部を接着して内部に液体を収納し得る液体収納部を形成するとともに、該液体収納部の周囲の一部に液体を外部に取り出すためのスパウト部材(導出部)を設けてなるものであるから、引用発明の「液体収容部」と本願発明の「液体収容部」とは「導出部と連通し」ている点で一致する。
(3)上記(1)及び(2)から、本願発明と引用発明とは、
「液体を外部に排出する導出部と、前記導出部と連通し内部に液体を収容する液体収容部とを備えた複数の液体収容袋を、前記各液体収容袋の液体収容部の一部がその隣り合う前記液体収容袋の液体収容部の一部と重なり合った状態で、ケース内に並べて装着した液体収容体。」である点で一致し、次の点で相違する。

相違点:
本願発明では、前記複数の液体収容袋が「予め設定された配置順に従って」並べられており、前記各液体収容袋には、「前記複数の液体収容袋が前記ケース内に前記配置順に従って装着された場合に連続する情報を表示した順序識別表示部が、前記各液体収容袋の重なり合わない領域にそれぞれ設けられている」のに対して、
引用発明では、前記複数の液体収容袋が並べられる配置順は決められておらず、前記各液体収容袋に順序識別表示部は設けられていない点。

4 判断
上記相違点について検討する。
(1)「異なる色のインクがそれぞれ収納された複数のインク袋を1つのインクカートリッジ内に配設したインクカートリッジであって、前記各インク袋から各色のインクを複数のインク供給チューブを介してインクジェット記録ヘッドに供給するためのインクカートリッジ」は、本願出願前に周知である(例.実願昭59-42242号(実開昭60-154134号)のマイクロフィルム(第1図ないし第3図参照。「インク袋21」、「カートリッジケース31」、「供給チューブ15」及び「インクジェットヘッドユニット12」が、それぞれ、「インク袋」、「インクカートリッジ」、「インク供給チューブ」及び「インクジェット記録ヘッド」に相当する。)、特開昭62-13351号公報(第1図、第6図参照。「インク袋1」、「カートリッジ本体12」、「インク供給チューブ」及び「印写ユニット」が、それぞれ、「インク袋」、「インクカートリッジ」、「インク供給チューブ」及び「インクジェット記録ヘッド」に相当する。)、特開平6-8463号公報(図1ないし図3参照。「インク袋3」、「インクカートリッジ容器5」、「インク供給パイプ26」及び「インクジェット記録ヘッド」が、それぞれ、「インク袋」、「インクカートリッジ」、「インク供給チューブ」及び「インクジェット記録ヘッド」に相当する。)、特開2001-287379号公報(【0004】、【0031】?【0033】、図8参照。「インク袋6」、「インクカートリッジ2」、「インク供給チューブ7」及び「記録ヘッド9」が、それぞれ、「インク袋」、「インクカートリッジ」、「インク供給チューブ」及び「インクジェット記録ヘッド」に相当する。)。以下「周知技術1」という。)。
(2)書類ファイル等同じ外形の物を複数並べたときに重なり合って見えなくならないような箇所に、その物を予め決まった配置順に従って並べた場合に連続番号となる数字を表示して、配置順を間違えにくく、かつ、並べ間違った場合にはすぐに発見できるようにすることは、本願出願前に周知である(例.実公昭43-31375号公報(第2図参照。「赤色の着色片6イが貼着されたA欄の数字」が「連続番号となる数字」に相当する。)、特公昭62-40200号公報(第1図?第3図参照。「連続番号の表示部13」の数字が「連続番号となる数字」に相当する。)、特開平5-50791号公報(【0001】、【0017】、図1参照。「『順序を示す記号や数字』及び『通常の数字表示2』」が「連続番号となる数字」に相当する。)。以下「周知技術2」という。)。
(3)引用発明は、プリンタのインクタンクに用いることができる液体収納容器であって、前記インクタンクに用いる場合には、インクタンクの大きさに対するインク収納効率を向上させ、インクタンクひいてはプリンタ本体の小型化を図ることができる、インクタンク内に収納するインク袋の形状および収納構造を提供するためのものであるから、引用発明を周知技術1に用いる動機付けがあるといえるところ、各インク袋から各色のインクを複数のインク供給チューブを介してインクジェット記録ヘッドに供給するためのインクカートリッジでは、インクカートリッジ内の複数のインク袋の配設位置がそれぞれが収納しているインクの色によって決まっているものである(これを間違えて各色インクと各色ヘッドの対応関係が取れなくなると不都合が生じることが、上記実願昭59-42242号(実開昭60-154134号)のマイクロフィルムの7頁6?7行の記載から明らかである。)から、引用発明を「異なる色のインクがそれぞれ収納された複数のインク袋を1つのインクカートリッジ内に配設したインクカートリッジであって、前記各インク袋から各色のインクを複数のインク供給チューブを介してインクジェット記録ヘッドに供給するためのインクカートリッジ」に用いるとともに、各インク袋が収納している各色インクと各色ヘッドの対応関係が取れなくなるといった不都合が生じないようにするために、引用発明の液体収納部の互いに重なり合わない領域に、前記複数のインク袋が各インク袋が収納しているインクの色によって決まっている配置順に従って前記筐体内に装着された場合に連続する番号を表示して、配置順を間違えにくく、かつ、並べ間違った場合にはすぐに発見できるようにすることは、当業者が、周知技術1及び2に基づいて容易になし得たことである。
(4)上記(3)において述べた「筐体」、「各インク袋が収納しているインクの色によって決まっている配置順」及び「番号」は、それぞれ、本願発明の「ケース」、「予め設定された配置順」及び「情報」に相当し、上記(3)において述べた「連続する番号を表示し」た箇所は「順序識別表示部」といえる。
(5)上記(3)及び(4)からして、引用発明において、前記複数の液体収容袋が、予め設定された配置順に従って並べられるようにし、前記各液体収容袋に、前記複数の液体収容袋が前記ケース内に前記配置順に従って装着された場合に連続する情報を表示した順序識別表示部を、前記各液体収容袋の重なり合わない領域にそれぞれ設けて、上記相違点に係る本願発明の構成となすことは、当業者が、周知技術1及び2に基づいて容易になし得たことである。
(6)また、本願発明の奏する効果は、引用発明の奏する効果、上記周知技術1及び2の奏する効果から当業者が予測できた程度のものである。
(7)したがって、本願発明は、当業者が、引用例に記載された発明及び周知技術に基づいて容易に発明をすることができたものである。

5 むすび
以上のとおり、本願発明は、当業者が、引用例に記載された発明及び周知技術に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2010-01-27 
結審通知日 2010-02-02 
審決日 2010-02-15 
出願番号 特願2003-428220(P2003-428220)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (B41J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 門 良成  
特許庁審判長 小牧 修
特許庁審判官 上田 正樹
菅野 芳男
発明の名称 液体収容体、液体噴射装置及び液体収容袋の配列検査方法  
代理人 恩田 誠  
代理人 恩田 博宣  

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