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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 B65G
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない。 B65G
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B65G
管理番号 1216856
審判番号 不服2009-4973  
総通号数 127 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-07-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-03-05 
確定日 2010-05-14 
事件の表示 平成11年特許願第 95346号「歯付き磁石ベルト」拒絶査定不服審判事件〔平成12年10月17日出願公開、特開2000-289820〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 [1]手続の経緯
本件出願は、平成11年4月1日の出願であって、平成20年7月22日付けの拒絶理由通知に対して同年9月29日付けで意見書及び手続補正書が提出されたが、平成21年1月28日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年3月5日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに同年4月3日付けで明細書を補正する手続補正がなされ、その後、当審において同年11月16日付けで書面による審尋がなされたものである。

[2]平成21年4月3日付けの明細書を補正する手続補正についての補正却下の決定

〔補正却下の決定の結論〕
平成21年4月3日付けの明細書を補正する手続補正を却下する。

〔理由〕
1.本件補正の内容
平成21年4月3日付けの手続補正書による手続補正(以下、単に「本件補正」という。)は、特許請求の範囲において、本件補正により補正される前の(すなわち、平成20年9月29日付けの手続補正書により補正された)特許請求の範囲の下記のa)に示す請求項1を、下記のb)に示す請求項1と補正するものを含んでいる。

a)本件補正前の特許請求の範囲の請求項1
「 【請求項1】 一方の面にプーリーの歯に係合する多数の短尺方向の突条歯を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材と、
このベルト基材と同質の合成樹脂製で、ベルト基材の他方の面上に、前記突条歯に対応する位置に多数溶着される磁石保持体と、
前記磁石保持体に固定されるヨークと、
このヨーク上に固定される磁石片と、
前記ヨークを前記ベルト基材に固定するためにヨークとベルト基材間に螺合されるボルトとを具備し、
前記ヨークは、前記磁石保持体及びベルト基材を貫通し、前記突条歯に形成されたねじ受け凹所に達するまで延出するねじ筒を備え、
前記ボルトが、前記ねじ受け凹所に頭部が没するように、前記ヨークのねじ筒に螺合される磁石ベルトにおいて、
前記突条歯の断面形状が円弧状に形成されており、
前記プーリとの摩擦抵抗を小さくするために、前記ベルト基材のプーリに接触する前記突条歯の表面及び側面に、耐摩耗性の高分子樹脂布が貼着されており、
前記ベルト基材の短尺方向の係合歯の対向両側面が、内側に向かって傾斜していることを特徴とする歯付き磁石ベルト。」

b)本件補正後の特許請求の範囲の請求項1
「【請求項1】
一方の面にプーリーの歯に係合する多数の短尺方向の突条歯を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材と、
このベルト基材と同質の合成樹脂製で、ベルト基材の他方の面上に、前記突条歯に対応する位置に多数溶着される磁石保持体と、
前記磁石保持体に固定されるヨークと、
このヨーク上に固定される磁石片と、
前記ヨークを前記ベルト基材に固定するためにヨークとベルト基材間に螺合されるボルトとを具備し、
前記ヨークは、前記磁石保持体及びベルト基材を貫通し、前記突条歯に形成されたねじ受け凹所に達するまで延出するねじ筒を備え、
前記ボルトが、前記ねじ受け凹所に頭部が没するように、前記ヨークのねじ筒に螺合され、
短尺方向を上下に向けて用いられる磁石ベルトにおいて、
前記突条歯の断面形状が円弧状に形成されており、
前記ベルト基材の短尺方向の係合歯の対向両側面が、内側に向かって傾斜しており、
前記ベルト基材のプーリーに接触する前記突条歯の表面及び前記傾斜した対向両側面に、プーリーとの摩擦抵抗を小さくするための、耐摩耗性の高分子樹脂布が貼着されていることを特徴とする歯付き磁石ベルト。」(下線は補正箇所を示す。)

2.理由1
本件補正によって、本件補正前の特許請求の範囲の請求項1に係る発明の発明特定事項である「磁石ベルト」について、「短尺方向を上下に向けて用いられる磁石ベルト」とされた。
そこで、本件補正の内容について検討するに、本件補正後の特許請求の範囲の請求項1における、磁石ベルトが「短尺方向を上下に向けて用いられる」ものであることは、願書に最初に添付した明細書又は図面に明示的に記載されてはおらず、また、それらより自明な事項ともいえない。
したがって、本件補正は、平成14年法律第24号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第3項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.理由2
3-1.本願補正発明
本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。そこで、本件補正後の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて、以下に検討する。

3-2.引用刊行物記載の発明
(1)引用刊行物の記載事項
原査定の拒絶の理由に引用された、本件出願前に頒布された刊行物である特開平8-142860号公報(以下、「引用刊行物」という。)には、図面とともに、次のような事項が記載されている。

ア)「【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方の面にプーリーに係合する多数の短尺方向の係合突条を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材と、
このベルト基材と同質の合成樹脂製で、ベルト基材の他方の面に長手方向に相互間隔をおいて短尺方向に延びるように多数固着される磁石保持体と、
この磁石保持体に固定されるヨークと、
このヨーク上に固定される磁石片とを具備した磁石ベルトにおいて、
前記磁石保持体が、前記ベルト基材の係合突条に重なる位置に配置され、
前記ヨークから延出し、前記磁石保持体及びベルト基材を貫通し、前記係合突条に形成されたねじ受け凹所に達するねじ筒が設けられ、
前記ねじ受け凹所に頭部が没するように、ねじ筒に螺合されことによってヨークをベルト基材に固定するボルトとを具備したことを特徴とする磁石ベルト。
【請求項2】 前記磁石保持体が、前記ベルト基材に溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の磁石ベルト。」(【特許請求の範囲】)

イ)「【0007】磁石ベルト1は、例えばポリウレタンのような、熱可塑性で弾性を有する合成樹脂製の無端状のベルト基材2を備えている。…(中略)…ベルト基材2の一方の面には、図示しない駆動用のプーリーに係合する多数の短尺方向の係合突条3を備えている。ベルト基材2の他方の面には、磁石保持体4とヨーク5とを介して多数の磁石片6が固着されている。」(段落【0007】)

ウ)「【0008】磁石保持体4は、ベルト基材2と同質の合成樹脂製で、ヨーク5と磁石片6とを保持し、ベルト基材2の長手方向に相互間隔をおいて短尺方向に延びるように多数固着されている。磁石保持体4は、ベルト基材2の反対面にある係合突条3に重なる位置に配置され、ベルト基材2に溶着されている。」(段落【0008】)

エ)「【0010】ベルト基材2には、各係合突条3の上にねじ受け凹所11と、それの中央部から反対面側へ貫通する貫通孔12とを有する。貫通孔12には、ヨーク5のねじ筒9が挿入され、ねじ筒9の端部はねじ受け凹所11に達している。」(段落【0010】)

オ)「【0011】ボルト13は、ねじ受け凹所11に頭部が没するように、座金14を介してねじ筒11に螺合される。ボルト13によって、磁石保持体4もろともヨーク5をベルト基材2に固定している。…(後略)…」(段落【0011】)

カ)「【0012】この実施例の磁石ベルト1は、例えば磁石ベルト輸送システムにおける車両上の動力につながるプーリに掛け回して用いられる。ベルト基材2の裏側の係合突条3をプーリの外周の歯に係合させる。各係合突条3と同一位置に磁石保持体4が設けられているから、磁石片6が係合突条3と同数になる。ボルト13は係合突3条内に頭部を埋め込んで螺合されるから、プーリとベルト1との係合に支障を来すことがなく、係合突条3の数も制限されない。従って、プーリーの駆動力を効率よく円滑に磁石ベルト1に伝えることができる。」(段落【0012】)

キ)「【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、一方の面にプーリーに係合する多数の係合突条3を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材2と、このベルト基材2と同質の合成樹脂製で、ベルト基材2の他方の面に多数固着される磁石保持体4と、この磁石保持体4に固定されるヨーク5と、このヨーク5上に固定される磁石片6とを具備させて磁石ベルト1構成し、磁石保持体4を、ベルト基材2の係合突条3に重なる位置に配置し、ねじ筒9をヨーク5から延出させ、磁石保持体4及びベルト基材2を貫通し、係合突条3に形成されたねじ受け凹所11に達するように設け、このねじ受け凹所11に頭部が没するように、ねじ筒9にボルト13を螺合することによって、ヨーク5をベルト基材2に固定したため、プーリーに係合する面にボルトが突出せず、磁石を可及的に密に取付けることができ、またプーリーの係合歯の数も制限されない磁石ベルトを提供することができるという効果を有する。」(段落【0013】)

ク)「【図面の簡単な説明】
【図1】磁石ベルトの断面図である。
【図2】図1におけるII-II断面図である。
【図3】充填物を充填する前の磁石ベルトの一部の底面図である。
【図4】磁石ベルトの斜視図である。
【図5】従来の磁石ベルトの斜視図である。
【符号の説明】
1 磁石ベルト
2 ベルト基材
3 係合突条
4 磁石保持体
5 ヨーク
6 磁石片
9 ねじ筒
11 ねじ受け凹所
13 ボルト」(【図面の簡単な説明】、【符号の説明】)

(2)上記(1)及び図面からわかること
ケ)上記ア)ないしク)及び図面の記載を総合すると、ボルト13は、ヨーク5とベルト基材2間に螺合されるものといえる。

コ)少なくとも図1及び図4の記載からみて、係合突起3の断面形状が略台形状に形成されているといえる。

(3)上記ア)ないしコ)によると、引用刊行物には、次の発明(以下、単に「引用刊行物記載の発明」という。)が記載されているものと認められる。

「一方の面にプーリーの歯に係合する多数の短尺方向の係合突起3を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材2と、
このベルト基材2と同質の合成樹脂製で、ベルト基材2の他方の面上に、前記係合突起3に重なる位置に多数溶着される磁石保持体4と、
前記磁石保持体4に固定されるヨーク5と、
このヨーク5上に固定される磁石片6と、
前記ヨーク5を前記ベルト基材2に固定するためにヨーク5とベルト基材2間に螺合されるボルト13とを具備し、
前記ヨーク5は、前記磁石保持体4及びベルト基材2を貫通し、前記係合突起3に形成されたねじ受け凹所11に達するまで延出するねじ筒9を備え、
前記ボルト13が、前記ねじ受け凹所11に頭部が没するように、前記ヨーク5のねじ筒9に螺合され、
前記係合突起3の断面形状が略台形状に形成されている磁石ベルト1。」

3-3.本願補正発明と引用刊行物記載の発明との対比
本願補正発明と引用刊行物記載の発明とを対比するに、引用刊行物記載の発明における「係合突起3」は、その技術的意義からみて、本願補正発明における「突条歯」に相当し、以下同様に、「ベルト基材2」は「ベルト基材」に、「重なる」は「対応する」に、「磁石保持体4」は「磁石保持体」に、「ヨーク5」は「ヨーク」に、「磁石片6」は「磁石片」に、「ボルト13」は「ボルト」に、「ねじ受け凹所11」は「ねじ受け凹所」に、「ねじ筒9」は「ねじ筒」に、「磁石ベルト1」は「歯付き磁石ベルト」に、それぞれ相当する。

したがって、本願補正発明と引用刊行物記載の発明とは、
「一方の面にプーリーの歯に係合する多数の短尺方向の突条歯を備えた熱可塑性合成樹脂製のベルト基材と、
このベルト基材と同質の合成樹脂製で、ベルト基材の他方の面上に、前記突条歯に対応する位置に多数溶着される磁石保持体と、
前記磁石保持体に固定されるヨークと、
このヨーク上に固定される磁石片と、
前記ヨークを前記ベルト基材に固定するためにヨークとベルト基材間に螺合されるボルトとを具備し、
前記ヨークは、前記磁石保持体及びベルト基材を貫通し、前記突条歯に形成されたねじ受け凹所に達するまで延出するねじ筒を備え、
前記ボルトが、前記ねじ受け凹所に頭部が没するように、前記ヨークのねじ筒に螺合されている歯付き磁石ベルト。」である点で一致し、次の点で相違している。

<相違点1>
「磁石ベルト」が、本願補正発明においては「短尺方向を上下に向けて用いられる」ものであるのに対して、引用刊行物記載の発明においてはこの点が明らかでない点(以下、「相違点1」という。)。

<相違点2>
「突条歯の断面形状」が、本願補正発明においては、「円弧状」に形成されているのに対し、引用刊行物記載の発明は、「略台形状」に形成されている点(以下、「相違点2」という。)。

<相違点3>
本願補正発明においては、「ベルト基材の短尺方向の係合歯の対向両側面が、内側に向かって傾斜して」いるのに対し、引用刊行物記載の発明においては、そのように特定されていない点(以下、「相違点3」という。)。

<相違点4>
本願補正発明においては、「ベルト基材のプーリーに接触する突条歯の表面及び傾斜した対向両側面に、プーリーとの摩擦抵抗を小さくするための、耐摩耗性の高分子樹脂布が貼着されている」のに対し、引用刊行物記載の発明においては、そのように特定されていない点(以下、「相違点4」という。)。

3-4.上記相違点についての判断
上記各相違点について検討する。

<相違点1>について
「磁石ベルト」が「短尺方向を上下に向けて用いられる」ことは周知の技術である(例えば、特開平8-119102号公報(特に、図4及び図5)、特開平8-2634号公報(特に、段落【0039】、【0040】、図14及び図15)参照。)。

<相違点2>について
歯付きベルトにおいて、「突条歯の断面形状」が「円弧状」に形成されることは、原査定の拒絶の理由に引用された、本件出願前に頒布された刊行物である特開昭60-178110号公報(特に、第4図、第8図参照)に開示されている。

<相違点3>について
「ベルト基材の短尺方向の係合歯の対向両側面が、内側に向かって傾斜している」ようにすることは周知の技術である(例えば、特開平10-132031号公報(特に、段落【0024】、図1及び図3)、特開平10-132061号公報(特に、段落【0041】、図9、図11及び図12)、実願昭60-143965号(実開昭62-53216号)のマイクロフィルム(特に、第3図及び第8図)参照。)。

<相違点4>について
搬送ベルトにおいて、ベルト基材とプーリーとの摩擦抵抗を小さくすることやベルト基材とプーリーが接触する面の耐摩耗性を向上させることは、当業者において周知の課題であり、当該課題を解決するために、高分子材料を適宜の部位に配することは当業者の技術常識であって、例えば、「ベルト基材のプーリーに接触する突条歯の表面」を「高分子樹脂布」で被覆することは周知の技術である(例えば、実願平2-99653号(実開平4-56238号)のマイクロフィルム(特に、第6頁第19ないし20行、第9頁1ないし7行、第1図)、特開平9-295710号公報(特に、段落【0011】、【0022】、【0023】、図1、図2)、特開平10-153243号公報(特に、段落【0017】、【0018】、【0029】、図2)、特開昭61-165045号公報(特に、第2頁右上欄3ないし6行、第2頁右下欄8行ないし第3頁右上欄18行、第1図、第2図)参照。)。
また、突条歯の傾斜した対向両側面に高分子樹脂を施すことは、上記周知の課題を考慮に入れて、上記技術常識に基づき当業者が適宜なし得る設計的事項にすぎない。

そして、本願補正発明を全体として検討しても、引用刊行物記載の発明及び周知技術から予測される以上の格別の効果を奏するとも認められない。

3-5.まとめ
以上のように、本願補正発明は、引用刊行物記載の発明及び上記周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。
したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定により読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。

4.むすび
よって、理由1又は理由2により、結論のとおり決定する。

[3]本願発明について
1.本願発明
平成21年4月3日付けの明細書を補正する手続補正は前述したとおり却下されたので、本件出願の請求項1及び2に係る発明は、平成20年9月29日付けの手続補正書により補正された明細書及び出願当初の図面の記載からみて、特許請求の範囲の請求項1及び2に記載された事項により特定されるものと認められ、そのうち、請求項1に係る発明(以下、単に「本願発明」という。)は、前記[2]の1.a)に記載したとおりのものである。

2.引用刊行物記載の発明
原査定の拒絶の理由に引用された、本件出願前に頒布された刊行物である特開平8-142860号公報の記載事項及び引用刊行物記載の発明は、前記[2]の3.3-2.に記載したとおりである。

3.対比・判断
本願補正発明は、前記[2]の3.3-1.に記載したように、本願発明における発明特定事項を減縮したものに相当する。
そうすると、本願発明の発明特定事項を全て含む本願補正発明が、前記[2]の3.3-4.で検討したように、引用刊行物記載の発明及び上記周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、引用刊行物記載の発明及び上記周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

4.むすび
以上のとおり、本願発明は、引用刊行物記載の発明及び上記周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。
 
審理終結日 2010-03-08 
結審通知日 2010-03-10 
審決日 2010-03-24 
出願番号 特願平11-95346
審決分類 P 1 8・ 121- Z (B65G)
P 1 8・ 575- Z (B65G)
P 1 8・ 561- Z (B65G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 中島 慎一  
特許庁審判長 深澤 幹朗
特許庁審判官 河端 賢
早野 公惠
発明の名称 歯付き磁石ベルト  
代理人 大塚 忠  

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