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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録(定型) G01F |
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管理番号 | 1231086 |
審判番号 | 不服2009-15659 |
総通号数 | 135 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2011-03-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2009-08-26 |
確定日 | 2011-02-16 |
事件の表示 | 特願2005-66669「レベル計測装置」拒絶査定不服審判事件〔平成18年9月21日出願公開、特開2006-250670、 請求項の数(3)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、平成17年3月10日の出願であって、その請求項1に係る発明は、平成21年4月27日付け手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、次のとおりのものであると認める。 【請求項1】 先端に液面感得体たるディスプレーサを備えるワイヤが巻き付けられたワイヤドラムと、該ワイヤドラムと同軸上で相対的に回転可能な検出軸とを備え、レベルの変化に伴って生じる前記ワイヤドラム側の回転変位と前記検出軸側の回転変位のずれに応じて前記検出軸を回転させ、前記ワイヤドラムの回転量と前記検出軸の回転量が同じになるように制御し、前記検出軸の回転量からレベルを検出するレベル計測装置において、 前記ワイヤドラムに接続された第一歯車と、前記検出軸に接続された第二歯車と、前記第一歯車と前記第二歯車とを接続する遊星歯車と、前記遊星歯車を自転可能に軸支し且つ前記検出軸と同軸にて公転させるキャリアと、前記キャリアに取り付けられたマグネットと、前記マグネットの軌道の近傍に配置されその離接を検知する磁電変換器と、前記キャリアに前記ワイヤの巻き取り方向の付勢力を与える弾性体とを備え、 前記ワイヤドラム側の回転変位と前記検出軸側の回転変位のずれが生じると前記遊星歯車が自転および公転させられ、この遊星歯車の公転とともに変位する前記キャリアの回転によって移動する前記マグネットの変位を前記磁電変換器の出力によって検出し、前記検出軸を回転させて前記遊星歯車を逆方向に自転および公転せしめ、前記マグネットの位置を元の位置に復帰させて前記磁電変換器の出力が所定の値に戻るまで前記検出軸を回転させることにより、前記ワイヤドラムの回転量と前記検出軸の回転量がほぼ等しくなるように制御することを特徴とするレベル計測装置。 そして、本願の請求項2、3は、平成21年4月27日付け手続補正により補正されておらず、出願当初の特許請求の範囲の請求項2、3に記載された事項により特定される、次のとおりのものであると認める。 【請求項2】 前記第一歯車と第二歯車の一方は前記遊星歯車の内側に配置された太陽歯車であり、他方は前記遊星歯車の外側に配置された内歯車であることを特徴とする請求項1記載のレベル計測装置。 【請求項3】 前記磁電変換器を複数備え、前記マグネットの軌道の近傍に、前記複数の磁電変換器を配列したことを特徴とする請求項1記載のレベル計測装置。 なお、平成21年8月26日付けの手続補正は、平成22年12月22日付けの補正の却下の決定により、当審が却下した。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討しても、その理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2011-01-26 |
出願番号 | 特願2005-66669(P2005-66669) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WYF
(G01F)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 藤田 年彦 |
特許庁審判長 |
下中 義之 |
特許庁審判官 |
松浦 久夫 森 雅之 |
発明の名称 | レベル計測装置 |
代理人 | 加藤 恒久 |