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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) E02D
管理番号 1235421
審判番号 不服2008-28282  
総通号数 138 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-06-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-11-06 
確定日 2011-04-13 
事件の表示 特願2005-201123「地盤硬化材注入ロッド」拒絶査定不服審判事件〔平成19年1月25日出願公開,特開2007-16534〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1.手続の経緯
本願は,平成17年7月11日の出願であって,平成20年10月10日付けで拒絶査定がなされ,これに対し,同年11月6日に拒絶査定に対する審判請求がなされたものであり,その後,当審において,平成22年4月13日付けで拒絶理由の通知がなされたところ,同年5月13日に請求人から意見書が提出されたものである。



第2.本願発明
本願の請求項1?3に係る発明は,平成20年2月27日受付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定されるとおりのものであり,そのうち,請求項1に係る発明(以下,「本願発明」という。)は,次のとおりである。
「【請求項1】
注入ロッドの噴射材料供給路の端末と噴射ノズルのノズル構造流入口との連絡流路を湾曲勾配に構成し、この湾曲連絡流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成したことを特徴とする地盤硬化材注入ロッド」



第3.引用刊行物とその記載事項
1.当審における拒絶の理由に引用され本願出願前に頒布された刊行物である特開2004-263456号公報(以下,「刊行物1」という。)には,「地盤硬化層造成工法と装置」に関して,図面とともに,次の記載がある。
(1a)「【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、…注入ロッドの先端側壁に設けた複数の重合噴射ノズルの下部に位置するモニター部内に重合噴射ノズル囲周部にエアを配給するエア貯圧部を設けるようにして、…構成した。」
(1b)「【0016】
【発明の実施の形態】
…1は注入ロッドで、全体として3重管で構成され、先端部側壁に複数の重合噴射ノズル2、2・・が中心部を上下に1.5 ?2.5cm程度ずつずらせて多段放射状に設定され、その上部に所定の間隔を置いて清水噴射ノズル3が設けられている。
【0017】
重合噴射ノズル2、2・・、清水噴射ノズル3の設定は、ロッド先端部を構成し注入機構を内蔵するモニター部Aに行われ、その外径は上部のロッド本管Bの外径より大径に構成され、モニター部の挿入掘削によりロッド本管Bと挿入孔Cの内壁の間にクリアランスが形成されるものである。
【0018】
重合噴射ノズル2・・は中心部にそれぞれ核ノズル21・・、その周囲を囲んで囲周ノズル22・・が開口し、それぞれがスイベル11を介して噴射材料槽に連絡するロッド内の分隔された流路に連通する。

【0020】
ロッド1は上記のように全体として3重管で構成され、その中心部にはエア供給路12、その外周に環状に硬化材流路13、更に、その外周に清水流路14が構成され、エア供給路12の端末には逆止弁41を介してリシーバタンク等のエア貯圧部4が設定される。」
(1c)「【0028】
以上のように構成された硬化層造成装置は、先ず、流路14に潤滑清水を供給し噴射ノズル3及び先端噴出孔15から放出し、注入ロッド作動機構6によって注入ロッド1に対して前進、回転等の作動を与え、掘削刃8と注入ロッド1の回転によって注入ロッドを対象地盤Gに挿入させる。
【0029】
このように注入ロッド1を対象地盤Gに向けて推進挿入し、所定の深度に達したところで、流路14に対する清水供給圧力を上げて差圧弁31を下降させて先端噴出孔15を閉鎖し、ノズル3から毎分50?80リットルの吐出量の高圧噴流として噴射する。
【0030】
更に、流路13に地盤硬化材としてセメントミルクを毎分300?600リットルの吐出量として300kg/cm^(2) 程度以上の圧力で圧送し、重合噴射ノズル2・・それぞれの核ノズル21・・から噴射する。

【0032】
このようにして噴射材料を各ノズルに供給し、注入ロッド1を回転させながら抜去方向にステップアップして後退させることにより、各高圧噴流は周辺地盤を穿孔切削し土粒子を破砕して、対象地盤Gに注入ロッド1の駆動軌跡に沿って円筒状に硬化材注入層Xを造成する。」

そして,重合噴射ノズル2にノズル構造流入口を有することは自明であるから,上記(1a)?(1c)の記載及び図面の記載を含む刊行物1全体の記載並びに当業者の技術常識によれば,刊行物1には,次の発明(以下,「刊行物1記載の発明」という。)が記載されているものと認められる。
「ロッド本管Bにおける硬化材流路13の流路部分の端末とモニター部Aにおける重合噴射ノズル2のノズル構造流入口とを,当該モニター部Aにおける硬化材流路13の流路部分で連絡した,地盤硬化材注入ロッド1。」


2.同じく,特開平10-195862号公報(以下,「刊行物2」という。)には,「地盤改良装置」に関して,図面とともに,次の記載がある。
(2a)「【0001】
【産業上の利用分野】…地盤改良工事においてセメントミルク等の硬化材や水、エア等を高圧噴射ポンプによりロッド内の供給通路を介して大量に送給して地盤中に噴出する地盤改良装置のモニター部の構造の技術分野に属する。

【0003】…高圧ポンプで加圧されたセメントミルク等の改良材や水、或いは、エア等で囲繞して送給し、ロッドの先端部に設けたモニター部から側延して形成されたノズルからエネルギーをロスすることなく、地盤中に噴出することは地盤中に於ける改良構造物の設計造成を確保するために、最も大切な条件の1つとされている。」
(2b)「【0011】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく大噴射量の高圧ポンプから供給される改良材のロッド下部に設けられたモニター部からの地盤中への噴射に伴う該モニター部に於ける供給通路の曲折によるエネルギーのロスやノズルの損傷等の耐摩耗性の問題点を解決すべき技術的課題とし、…噴射エネルギーのロスが抑制され、耐久性が良好であり、設計通りの地盤改良が良好に行われるようにして建設産業における土木技術利用分野に益する優れた地盤改良装置を提供せんとするものである。」
(2c)「【0019】そして、図1の(イ)の態様においては上部のスイーベルジョイント5からは改良材としてのセメントミルク6がロッド1の内管3に供給されるようにされ、又、エアの流体7が該内管3に同心的に外装されている外管4に供給されるようにされており、第1段のジョイント2の直下において内管3と外管4が分岐部9’により分岐されそれぞれ2系統の内管10’と外管10”が形成されており、モニター部8’においては双方の供給通路10’,10”が次第に不干渉裡に滑らかに彎曲して交叉し90°水平方向に大きく彎曲し、ノズル11に接続するようにされている。
【0020】又、モニター部8’はロッド1の最下段のジョイント2’の直下において形成されており、…改良材の供給通路10’’’、流体供給通路10’’’’はタングステンカーバイト製であってその中心線はその曲率半径が20mm?40mmの範囲内で…垂直方向から水平方向に滑らかに90°彎曲形成することが出来るようにされている。」
(2d)「【0024】…そして、図1の(イ),(ロ)に示す両態様において、モニター部8’内の相互に干渉することなく、垂直方向から水平方向に90°滑らかに彎曲して形成されている改良材の供給通路10’’’…の中心線の彎曲曲率半径Rが20mm?40mmの範囲内で滑らかに形成されてノズル11に接続する部分には、図2,図3に示す様に、…ピース13がメタルタッチ的に介装されてノズル11のネジ締め付けにより密着状態に圧締されており、高圧大噴射量のセメントミルクの改良材のノズル11からの水平方向への噴射に際し、可及的に渦流を抑制し、該渦流によるノズル11と改良材の供給通路10’’’との損耗(虫食い)を停止するようにされている。」

そして,ノズル11にノズル構造流入口を有することは自明であるから,上記(2a)?(2d)の記載及び図面の記載を含む刊行物2全体の記載並びに当業者の技術常識によれば,刊行物2には,次の発明(以下,「刊行物2記載の発明」という。)が記載されているものと認められる。
「ロッド1における改良材の供給通路10’の端末とノズル11のノズル構造流入口とを,供給通路の曲折によるエネルギーのロスをなくすために,モニター部8’における垂直方向から水平方向に滑らかに90°彎曲する改良材の供給通路10’’’で連絡した,地盤硬化材注入ロッド。」


3.同じく,実願昭63-113742号(実開平2-37991号)のマイクロフィルム(以下,「刊行物3」という。)には,「パッカーホース」に関して,図面とともに,次の記載がある。
「第1図は本例のパッカーホースの内部構造を示したものであり、図において10は可撓性の内側チューブ(内管)で、その内部をセメントミルク等流体が流通するようになっている。ここで可撓性内側チューブ10は、その流体(以下セメントミルクとする)の注入圧によって特に拡径せず、また後述のエア圧によって縮径しないように構成されている。具体的には、この内側チューブ10は外面層がウレタン樹脂で、内面層がナイロン樹脂で構成され、そしてそれらの中間にピアノ線を巻いて成る補強層が形成されている。
この内側チューブ10の上端部は、かしめ金具12によって接続金具16に固定されている。而してその接続金具16は、雄ねじ14において連結金具18の雌ねじ20に螺合・固定されている。
一方、内側チューブ10の下端部は、かしめ金具22によって接続金具26に固定され、その接続金具26は、雄ねじ24において口金28の雌ねじ30に螺合・固定されている。」(明細書6頁17行?7頁16行)

上記記載及び図面の記載を含む刊行物3全体の記載並びに当業者の技術常識によれば,刊行物3には,次の発明(以下,「刊行物3記載の発明」という。)が記載されているものと認められる。
「セメントミルク等流体の流通路への接続金具16と口金28への接続金具26との間を,両接続金具16,26にかしめ金具12によって固定し,ピアノ線を巻いて成る補強層が形成された可撓性の内側チューブ10で構成したパッカーホースの内部構造。」



第4.対比・判断
1.本願発明と刊行物1記載の発明との対比
本願発明と刊行物1記載の発明とを対比する。
刊行物1記載の発明の「ロッド本管Bにおける硬化材流路13の流路部分」が本願発明の「噴射材料供給路」に相当し,以下同様に,「重合噴射ノズル2」が「噴射ノズル」に相当し,「モニター部Aにおける硬化材流路13の流路部分」が「(噴射材料)連絡流路」に相当する。

そうすると,両者は,
「注入ロッドの噴射材料供給路の端末と噴射ノズルのノズル構造流入口との間に連絡流路を構成した地盤硬化材注入ロッド」の点で一致し,次の点で相違する。
<相違点>
本願発明が,連絡流路を湾曲勾配に構成し,この湾曲連絡流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成したのに対して,
刊行物1記載の発明は,連絡流路を湾曲勾配に構成しておらず,かつ,この流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成していない点。


2.相違点の検討
上記相違点を検討するために刊行物2,3をみると,
刊行物2記載の発明は,上記「第3.2.」で説示したとおりのものであるところ,当該発明の「ロッド1における改良材の供給通路10’」が本願発明の「噴射材料供給路」に相当し,以下同様に,「ノズル11」が「噴射ノズル」に相当し,「モニター部8’における垂直方向から水平方向に滑らかに90°彎曲する改良材の供給通路10’’’」が「(連絡流路を湾曲勾配に構成してなる)湾曲連絡流路部分」に相当するから,当該発明には,供給通路の曲折によるエネルギーのロスをなくすための構成として,上記相違点に係る本願発明の「連絡流路を湾曲勾配に構成し」との構成が開示されており,
また,刊行物3記載の発明は,上記「第3.3.」で説示したとおりのものであるところ,当該発明の「セメントミルク等流体の流通路」が本願発明の「噴射材料供給路」に対応し,以下同様に,「接続金具16」が「(噴射材料供給路の)端末」に対応し,「口金28」が「噴射ノズル」に対応し,「接続金具26」が「ノズル構造流入口」に対応し,そして,「両接続金具16,26にかしめ金具12によって固定し,ピアノ線を巻いて成る補強層が形成された可撓性の内側チューブ10」が「着脱可能な可撓耐圧ホース」に対応するから,当該発明には,「パッカーホース」に係る技術ではあるものの,上記相違点に係る本願発明の「連絡流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成し」との構成が開示されている。
そして,刊行物2,3記載の発明は,何れも,地盤硬化材を注入するものであり,本願発明や刊行物1記載の発明と同一技術分野に属するものであるところ,地盤硬化材注入ロッドのように,噴射材料を高圧で噴射させるものにおいて,連絡流路の曲折によるエネルギーのロスをなくそうとすることは,一般的な技術課題にすぎないから,刊行物1記載の発明における連絡流路の構成に,刊行物2記載の発明に開示された上記「連絡流路を湾曲勾配に構成し」との構成を採用することは,当業者が容易に思い付くことであり,そして,その際に,連絡流路を構成する材料をどのようなものにするかは,流路を構成する上で一般的に採用されている材料の中から必要に応じて適宜選定する程度のことであるから,刊行物1記載の発明における連絡流路の構成に,刊行物3記載の発明に開示された上記「連絡流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成し」との構成を採用することも,当業者が容易に思い付くことである。
してみると,刊行物1記載の発明における連絡流路の構成に,刊行物2,3記載の発明に開示された上記技術を適用して,本願発明の上記相違点に係る構成を想到することは,当業者が容易になし得たことである。


3.作用効果・判断
本願発明全体の構成により奏する作用効果は,刊行物1乃至3記載の発明から当業者が予測できる範囲内のものである。
したがって,本願発明は,刊行物1乃至3記載の発明に基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものである。

尚,請求人は,平成22年5月13日受付の意見書の「5.」において,「刊行物2に記載されている『連絡流路の湾曲勾配構成』は、横方向に曲折する湾曲部分を超硬のタングステンカーバイトで一体的に形成することにより、耐摩耗性を向上させ、渦流による損傷を防ぎ、エネルギーロスを極小に抑える…ことで対応するものでありますが、…本願発明においては流路の湾曲部分が可撓耐圧ホースで構成されていますので、噴射材供給圧の変化に対応して自然な流圧方向に可撓ホースの撓み形状が変化し、流圧に対して最も無理のないものとなるものであります。」と主張している。
しかしながら,本願発明において,「連絡流路を湾曲勾配に構成し」との構成の技術的意義は,段落【0007】に記載の「注入ロッドの噴射材料供給路の端末と噴射ノズルのノズル構造部流入口との連絡流路を湾曲勾配に構成するようにして、流路抵抗による噴射材料供給エネルギーの消耗を減少させると共に流路に対する噴射材料の高圧噴流による負荷の軽減を図ったものである。」との事項にほぼ尽きるものであり,請求人が主張する,上記「噴射材供給圧の変化に対応して自然な流圧方向に可撓ホースの撓み形状が変化し、流圧に対して最も無理のないものとなる」との事項までをも技術的意義に含むものでないことは,本願出願当初の明細書に当該事項が一切記載されていないことからみて明らかであるから,刊行物2において,彎曲する供給通路に超硬のタングステンカーバイトが使われていることを以て,刊行物2記載の発明に開示された技術の適用が不可能であるとすることはできない。
また,請求人は,同意見書の「6.」において,「刊行物3記載の発明は、…『パッカーホース』に関するものであります。『パッカーホース』は硬化材を注入するものではなく、対象地盤に注入ロッドを挿入するための挿入孔の挿入口をパックするもので、刊行物3発明の目的は…半径方向に伸縮性を有する外側チューブ…の下端部に取り付けられたスライド部材…が、パイプ…の外周面をスライドすることにより、外側チューブ…の膨出により短縮される外側チューブ…の長さ調整に対応していた従来技術について、スライド部材…がパイプ…の先端部とともにセメントミルク内に埋まった状態でスライド部材…の移動が困難となる不都合を回避することを目的として、パイプ…に対応する内側チューブ…を可撓性のあるホースに構成するとともに、スライド部材…に対応するかしめ金具…によって下端を固定したものであります。従って、…内側チューブ…の作用効果は、従来、スライド部材のスライドによって吸収していた外側チューブの軸方向伸縮を、内側チューブの湾曲によって吸収するようにした点にあり、本願発明が目的とする流路の鋭角屈曲によるエネルギー消耗を減少させる効果とは全く関係がなく、全く異質な技術であると言わざるを得ません。」とも主張している。
しかしながら,本願発明において,「連絡流路部分を着脱可能な可撓耐圧ホースで構成し」との構成の技術的意義は,段落【0008】に記載の「連絡流路自体をノズル構造部や材料供給路と切離して独立させ、簡単に修理、交換を行えるようにしたものである。」との事項にほぼ尽きるものであり,請求人が主張する,上記「流路の鋭角屈曲によるエネルギー消耗を減少させる効果」と関係する事項までをも技術的意義に含むものでないことは,本願出願当初の明細書に当該事項が一切記載されていないことからみて明らかであるから,刊行物3にパッカーホースに係る技術が開示されていることを以て,刊行物3記載の発明に開示された技術の適用が不可能であるとすることはできない。
したがって,請求人の上記各主張は,本願出願当初の明細書の記載に基づかないものであって,何れも,採用することができない。



第5.むすび
以上のとおりであり,本願発明は,刊行物1乃至3記載の発明に基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものであって,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから,本願の他の請求項に係る発明を検討するまでもなく,本願は拒絶をすべきものである。

よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-02-15 
結審通知日 2011-02-16 
審決日 2011-03-02 
出願番号 特願2005-201123(P2005-201123)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (E02D)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 苗村 康造  
特許庁審判長 伊波 猛
特許庁審判官 山本 忠博
宮崎 恭
発明の名称 地盤硬化材注入ロッド  
代理人 石川 幸吉  

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