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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 C09K
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない。 C09K
管理番号 1236072
審判番号 不服2008-15937  
総通号数 138 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-06-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-06-23 
確定日 2011-04-14 
事件の表示 平成10年特許願第178015号「木質材の薄膜防炎性クリアコート用組成物及び防炎性クリアコート処理木質材」拒絶査定不服審判事件〔平成11年12月21日出願公開、特開平11-349950〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成10年6月11日の出願であって、平成20年2月20日付けで拒絶理由が通知され、同年4月28日付けで意見書及び手続補正書が提出され、同年5月20日付けで拒絶査定がされ、同年6月23日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同年7月23日付けで手続補正がなされ、平成22年9月24日付けで審尋がなされ、同年11月29日に回答書が提出されたものである。

第2 平成20年7月23日付けの手続補正についての補正の却下の決定
[補正の却下の決定の結論]
平成20年7月23日付けの手続補正を却下する。
[理由]
1 補正の内容
平成20年7月23日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)は、本件補正前の特許請求の範囲である、
「【請求項1】非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成され、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60である、木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項2】非ハロゲン系有機質重合体が低分子量重合体であって、固状炭化水素樹脂、液状炭化水素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、天然ワックス、炭化水素ワックス、乾性油及び半乾性油から選ばれる1種以上の低分子量体である請求項1に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項3】非ハロゲン系有機質重合体中が、固体状物であるときは環球法による軟化点が60?180℃を示し、液体状物であるときは原液状態において数平均分子量が2.5×10^(2)?1×10^(4)である請求項1又は2に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項4】疎水性有機溶剤が炭化水素溶剤であって、灯油、軽油、石油ベンジン等から選ばれる脂肪族系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン及びエチルベンゼン等の芳香族系溶剤から選ばれる1種以上又はエステル系溶剤であって、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸エチル及び酪酸アミルから選ばれる1種以上、ケトン系溶剤であって、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンから選ばれる1種以上、又はアルコール系溶剤であって、n-、i-、sec-若しくはtert-ブタノール及び2-エチルヘキサノールから選ばれる1種以上である請求項1?3の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項5】非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成された木質材の薄膜防炎性クリアコート用組成物において、前記非ハロゲン系有機質重合体中が、固体状物であるときは環球法による軟化点が80?150℃を示し、液体状物であるときは原液状態において数平均分子量が5×10^(2)?5×10^(3)である固状炭化水素樹脂、液状炭化水素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、天然ワックス、炭化水素ワックス、乾性油及び半乾性油から選ばれる1種以上の低分子量体であって、上記疎水性有機溶剤が炭化水素溶剤であって、灯油、軽油、石油ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン及びエチルベンゼンから選ばれる1種以上又はエステル系溶剤であって、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸エチル及び酪酸アミルから選ばれる1種以上、ケトン系溶剤であって、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンから選ばれる1種以上、又はアルコール系溶剤であって、n-、i-、sec-若しくはtert-ブタノール及び2-エチルヘキサノールから選ばれる1種以上であると共に、上記非ハロゲン系有機質重合体/疎水性有機溶剤の重量比が前者/後者=8/92?40/60である請求項1?4の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項6】更に無機超微粒子が薄膜防炎用組成物で形成されたクリアコートの外側から基材の木目を視認できる程度に微細粒径で、しかも非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下含有される請求項1?5の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項7】前記無機超微粒子が酸化珪素、金属珪酸塩、金属硼珪酸塩、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン又は炭酸カルシウムから選ばれる1種以上である請求項6に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項8】更に防炎剤であって、有機溶剤に可溶又は有機溶剤中に安定に分散され得るものが非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下含有される請求項1?7の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項9】該防炎剤がリン系有機化合物、リン系ハロゲン化有機化合物、リン・チッソ系有機高分子及び燐酸エステル系化合物から選ばれた1種以上である請求項8に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項10】請求項1?9の何れかに記載の非ハロゲン系有機質重合体並びに疎水性有機溶剤で主として構成された木質材の薄膜防炎用組成物からなるクリアコート層が、木質材の表面上に平均層厚0?40μmで施されていると共に、該薄膜防炎用組成物が木質材の表面から内部へ深さ平均50μm以上に浸透している薄膜防炎性クリアコート処理木質材。
【請求項11】請求項1?9の何れかに記載の薄膜防炎用組成物を用いた処理が木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成すると共に、木質材の表面から内方に平均50μm以上浸透している木造建築物の構成モジュールである屋内外扉、羽目板、濡れ縁、屋根板、付属品である板塀、破風及び門扉、並びに茶室及び四阿(亭)から選ばれた薄膜防炎性クリアコート処理建築部材。」
を、
「【請求項1】非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成され、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60であり、更に薄膜防炎用組成物で形成されたクリアコートの外側から基材の木目を視認できる程度に微細粒径の、酸化珪素、金属珪酸塩、金属硼珪酸塩、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン又は炭酸カルシウムから選ばれる1種以上である無機超微粒子を、該非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下の量で含有する、木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項2】非ハロゲン系有機質重合体が低分子量重合体であって、固状炭化水素樹脂、液状炭化水素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、天然ワックス、炭化水素ワックス、乾性油及び半乾性油から選ばれる1種以上の低分子量体である請求項1に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項3】非ハロゲン系有機質重合体中が、固体状物であるときは環球法による軟化点が60?180℃を示し、液体状物であるときは原液状態において数平均分子量が2.5×10^(2)?1×10^(4)である請求項1又は2に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項4】疎水性有機溶剤が炭化水素溶剤であって、灯油、軽油、石油ベンジン等から選ばれる脂肪族系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン及びエチルベンゼン等の芳香族系溶剤から選ばれる1種以上又はエステル系溶剤であって、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸エチル及び酪酸アミルから選ばれる1種以上、ケトン系溶剤であって、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンから選ばれる1種以上、又はアルコール系溶剤であって、n-、i-、sec-若しくはtert-ブタノール及び2-エチルヘキサノールから選ばれる1種以上である請求項1?3の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項5】非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成された木質材の薄膜防炎性クリアコート用組成物において、前記非ハロゲン系有機質重合体中が、固体状物であるときは環球法による軟化点が80?150℃を示し、液体状物であるときは原液状態において数平均分子量が5×10^(2)?5×10^(3)である固状炭化水素樹脂、液状炭化水素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、天然ワックス、炭化水素ワックス、乾性油及び半乾性油から選ばれる1種以上の低分子量体であって、上記疎水性有機溶剤が炭化水素溶剤であって、灯油、軽油、石油ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン及びエチルベンゼンから選ばれる1種以上又はエステル系溶剤であって、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸エチル及び酪酸アミルから選ばれる1種以上、ケトン系溶剤であって、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンから選ばれる1種以上、又はアルコール系溶剤であって、n-、i-、sec-若しくはtert-ブタノール及び2-エチルヘキサノールから選ばれる1種以上であると共に、上記非ハロゲン系有機質重合体/疎水性有機溶剤の重量比が前者/後者=8/92?40/60である請求項1?4の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項6】更に防炎剤であって、有機溶剤に可溶又は有機溶剤中に安定に分散され得るものが非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下含有される請求項1?5の何れかに記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項7】該防炎剤がリン系有機化合物、リン系ハロゲン化有機化合物、リン・チッソ系有機高分子及び燐酸エステル系化合物から選ばれた1種以上である請求項6に記載の薄膜防炎性クリアコート用組成物。
【請求項8】請求項1?7の何れかに記載の非ハロゲン系有機質重合体並びに疎水性有機溶剤で主として構成された木質材の薄膜防炎用組成物からなるクリアコート層が、木質材の表面上に平均層厚0?40μmで施されていると共に、該薄膜防炎用組成物が木質材の表面から内部へ深さ平均50μm以上に浸透している薄膜防炎性クリアコート処理木質材。
【請求項9】請求項1?7の何れかに記載の薄膜防炎用組成物を用いた処理が木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成すると共に、木質材の表面から内方に平均50μm以上浸透している木造建築物の構成モジュールである屋内外扉、羽目板、濡れ縁、屋根板、付属品である板塀、破風及び門扉、並びに茶室及び四阿(亭)から選ばれた薄膜防炎性クリアコート処理建築部材。」
とする補正を含むものである。

2 補正の適否
補正後の請求項1は、補正前の請求項1の「クリアコート用組成物」について、「更に薄膜防炎用組成物で形成されたクリアコートの外側から基材の木目を視認できる程度に微細粒径の、酸化珪素、金属珪酸塩、金属硼珪酸塩、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン又は炭酸カルシウムから選ばれる1種以上である無機超微粒子を、該非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下の量で含有する」とその組成を限定したものであり、補正前の請求項1に記載された発明と補正後の請求項1に記載される発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるから、上記補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法(以下、「平成18年改正前特許法」という。)第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の請求項1に記載されている事項により特定される発明(以下、「本願補正発明」という。また、本件補正後の明細書を「本願補正明細書」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるかについて以下に検討する。

3 本願補正発明
本願補正発明は次のとおりである。
「非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成され、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60であり、更に薄膜防炎用組成物で形成されたクリアコートの外側から基材の木目を視認できる程度に微細粒径の、酸化珪素、金属珪酸塩、金属硼珪酸塩、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン又は炭酸カルシウムから選ばれる1種以上である無機超微粒子を、該非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下の量で含有する、木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用組成物。」

4 刊行物及び刊行物に記載された事項
本願出願前に頒布された刊行物1は以下のとおりであり、以下の事項が記載されている。
刊行物1:特開平9-117905号公報(原査定における引用例1)

(1a)「【請求項1】 樹脂分(A)として軟化点60?150℃(環球法による)の炭化水素樹脂及びその改質物であって多価カルボン酸の酸無水物が幹分子にグラフト結合された改質物から選ばれる1種以上1?30wt%(組成物基準)に防腐兼防かび剤(B)1?15wt%(組成物基準)並びに低分子量非晶質重合体成分(D)として数平均分子量2.5×10^(2)?5×10^(4)の範囲に属する該重合体を数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(3)未満の範囲においては1?30wt%、数平均分子量1×10^(3)?5×10^(3)未満においては0.5?20wt%、5×10^(3)?1×10^(4)においては0.5?5wt%(組成物基準)の範囲に属する量で配合する処方から主として構成される木質等の保護用兼防腐用組成物。」(特許請求の範囲の請求項1)

(1b)「【請求項2】 樹脂分(A)として軟化点60?150℃(環球法による)の炭化水素樹脂1?30wt%(組成物基準)に防腐兼防かび剤(B)1?15wt%(組成物基準)、低融点重合体(C)として低分子量ポリエチレン主体の合成ワックス、天然ワックス及びそれらの改質物から選ばれる1種以上0.5?10wt%(組成物基準)並びに低分子量非晶質重合体(D)として数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(4)の重合体を数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(3)の範囲においては1?30wt%、数平均分子量1×10^(3)?5×10^(3)においては0.5?20wt%、5×10^(3)?1×10^(4)においては0.5?5wt%(組成物基準)の範囲に属する量で配合する処方から主として構成される木質等の保護用兼防腐用組成物。」(特許請求の範囲の請求項2)

(1c)「【請求項15】 請求項1?14の何れかに記載された木質等の保護用兼防腐用組成物に更に該組成物の透明性を損なわない程に微細粒径の顔料が配合された木質等の保護用兼防腐用組成物。」(特許請求の範囲の請求項15)

(1d)「上記の保護用兼防腐用組成物1及び2の何れにおいても、その樹脂分(A)が環球法軟化点120℃付近の石油樹脂例えば[商品名:ペトロジン120(三井石油化学社製)]である場合にその含有量が好ましくは3?20wt%、更に好ましくは5?15wt%(組成物基準)であるものは一層優れた性能を発揮する。」(段落【0011】)

(1e)「<低融点重合体(C)>本発明の処理用組成物に含有される低融点重合体(C)は別名「ワックス」等とも称されるが、その役割は該組成物に対してその防腐性能を長期間に亙って持続させる為のものである。従って、その融点範囲は重要であって、示差走査型熱量計(略称「DSC」)によって測定される融点を基準とすれば本発明の処理用組成物に添加されるに値する低融点重合体としては融点40?120℃、好ましくは50?100℃のものを選択すれば十分である。
上記の融点範囲に属する低融点重合体(C)は具体的には、低分子量ポリオレフィン、中でも低分子量ポリエチレンである。この外にも用いられ得るものとしては、パラフィンワックス及びその改質物好ましくは酸化物、改質剤として無水マレイン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸及びノルボルネンジカルボン酸無水物等の多価カルボン酸の酸無水物が幹分子にグラフト結合された改質物並びに天然ワックス等から選ばれた1種以上を挙げることができる。」(段落【0035】?【0036】)

(1f)「<処理用組成物の試験方法、条件及び結果の評価>
・・・
(2)塗装面の性能
・色調:
・耐候性(撥水性)・・・(霧吹き時)。」(段落【0048】)

(1g)「上記の処方で得られた木質保護用兼防腐用の着色組成物を木材に浸透させて発現された性能を前項の試験方法及び試験条件に則って評価した。その結果を表1に示す。」(段落【0050】)

(1h)「【実施例9】本発明の木質保護用兼防腐用組成物を調製する為に下記の各成分を配合した(配合量は重量基準):
・・・
◆顔料:超微粒白色顔料[TiO2;平均粒径≧0.1μm;(東洋インキ製造社製)]5%。」(段落【0064】)

(1i)「【実施例11】本発明の木質養生用のクリアー組成物を調製する為に下記の各成分を配合した(配合量は重量基準)」(段落【0068】)

(1j)「

」(段落【0073】)

(1k)「

」(段落【0074】)

5 対比・判断
(1)刊行物1に記載された発明
刊行物1には、特定の構成の「木質等の保護用兼防腐用組成物」(摘記(1a)、(1b))について記載されるところ、具体例として、「実施例1?11」(摘記(1j)、(1k))が記載されている。
そこで、実施例9について「構成成分」欄をみるに、実施例9は、
「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2) 8
防腐兼防かび剤(B) PCP(B1) 2
低融点重合体(C) (C1) 1
低分子量非晶性重合体(D) (D1) 2
紫外線吸収剤(耐候安定剤) 0.5
希釈剤(商品名:ソルベッソ-150) 86.5
顔料 白色(P2) 5 」
というものである。摘記(1h)、(1i)によれば、「配合量は重量基準」とされているので、刊行物1には、
「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2) 8
防腐兼防かび剤(B) PCP(B1) 2
低融点重合体(C) (C1) 1
低分子量非晶性重合体(D) (D1) 2
紫外線吸収剤(耐候安定剤) 0.5
希釈剤(商品名:ソルベッソ-150) 86.5
顔料 白色(P2) 5
(配合量は重量基準)で配合する処方から主として構成される木質等の保護用兼防腐用組成物」
の発明(以下、「引用発明Z」という。)が記載されているといえる。

(2)対比
本願補正発明と引用発明Zとを対比する。

本願補正発明の「非ハロゲン系有機質重合体」は、本願補正明細書の段落【0013】?【0015】に、「<非ハロゲン系有機質重合体(A)>本発明で難燃(防炎)主剤となる非ハロゲン系有機質重合体とは、低分子量重合体であって、固状炭化水素樹脂、・・・である。上記の固状炭化水素樹脂(固体状炭化水素樹脂)(A1)の例としては、通称「石油樹脂」として発売されているものを挙げることができる。この石油樹脂は大別して通称、芳香族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂及び脂肪族系石油樹脂である。・・・脂環族石油樹脂は通常、上記の芳香族石油樹脂の芳香環(芳香核)を水素添加して製造されている。」と記載されているから、引用発明Zの「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2)」は、本願補正発明の「非ハロゲン系有機質重合体」に相当する。

引用発明Zの「低融点重合体(C)」は、「本発明の処理用組成物に含有される低融点重合体(C)は別名「ワックス」等とも称され・・・具体的には、低分子量ポリオレフィン、中でも低分子量ポリエチレンである。この外にも用いられ得るものとしては、パラフィンワックス・・・並びに天然ワックス等から選ばれた1種以上を挙げることができる。」(摘記(1e))というものであるところ、本願補正明細書には、段落【0013】から続く「非ハロゲン系有機質重合体」の説明の中で、「本発明で非ハロゲン系有機質重合体として用いられ得る天然ワックス(天然ロウ)としては、厳密な意味に限定せずに、油性天然物であって常温付近で固形のものを包含する。・・・本発明で非ハロゲン系有機質重合体として用いられ得る合成ロウ(ワックス)としては、主として炭化水素ロウである。・・・上記の合成ロウの中で好ましいものはポリエチエレンロウ、ポリプロピレンロウ(非晶質又はアタクティックポリプロピレン)、・・・である。」(段落【0031】?【0033】)と記載され、両者ともに、「ワックス」等を包含するから、引用発明Zの「低融点重合体(C)」も、本願補正発明の「非ハロゲン系有機質重合体」に相当する。

引用発明Zの「低分子量非晶性重合体(D)」は、請求項2にも記載されるように「数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(4)の重合体を数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(3)の範囲においては1?30wt%、数平均分子量1×10^(3)?5×10^(3)においては0.5?20wt%、5×10^(3)?1×10^(4)においては0.5?5wt%(組成物基準)の範囲」のもの(摘記(1b))であるところ、本願補正明細書には、「非ハロゲン系有機質重合体が液状物である場合には、・・・、数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(4)、好ましくは5×10^(2)?5×10^(3)であるものを選択すれば、殆どの目的には十分である。」(段落【0037】)と記載されており、ここで「数平均分子量2.5×10^(2)?1×10^(4)」の範囲は、引用発明Zにおける上記範囲を包含するから、引用発明Zの「低分子量非晶性重合体(D)」も、本願補正発明の「非ハロゲン系有機質重合体」に相当する。

引用発明Zの「顔料」は、具体的には「超微粒白色顔料[TiO2;平均粒径≧0.1μm;(東洋インキ製造社製)]」(摘記(1h))であるところ、本願補正明細書には、「この無機超微粒子の例としては、・・・、酸化チタン・・・を挙げることができる。無機超微粒子の平均粒径は通常、0.01?3μm、好ましくは0.05?1μmに選択されれば、殆どの目的には十分である。」(段落【0045】?【0046】)と記載され、酸化チタンであることも粒径も無機の超微粒子であることも重複するから、引用発明Zの「顔料」は、本願補正発明の「無機超微粒子」に相当する。

引用発明Zの「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」についてみると、本願補正明細書において、表1中に、「疎水性有機溶剤(H)」と記載され、表1の下部に、「H:商品名:ソルベッソ150(エクソン社製)」と説明されている(段落【0096】)から、引用発明Zの「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」は、本願補正発明の「疎水性有機溶剤」に相当する。

引用発明Zにおける成分の重量比については、「樹脂分(A)+低融点重合体(C)+低分子量非晶性重合体(D)」と「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」との重量比は、「(8+1+2)/86.5=11.3/88.7」であり、「顔料」は「樹脂分(A)+低融点重合体(C)+低分子量非晶性重合体(D)」の重量基準で、「5/(8+1+2)=45.5重量%」であって、それぞれ、本願補正発明における「非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60」、「無機超微粒子を、該非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下の量」と重複するものである。

両者ともに木材に適用するもの(本願補正明細書の段落【0001】等、摘記(1c)、(1g)等参照)であって、引用発明Zにおける「透明性を損なわない程に微細粒径の顔料が配合された」(摘記(1c))とは、引用発明Zの組成物を木材に適用した後に外から見ても、木目等が見える状態を意味するといえる。また、引用発明Zの組成は、「樹脂分(A)+低融点重合体(C)+低分子量非晶性重合体(D)」と「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」で主として構成される(摘記(1j))ものである。

以上のことからすると、両者は、
「非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成される組成物であり、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60の範囲内であり、更に該組成物を木材に適用後に、その外側から基材の木目を視認できる程度に微細粒径の、酸化珪素、金属珪酸塩、金属硼珪酸塩、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン又は炭酸カルシウムから選ばれる1種以上である無機超微粒子を、該非ハロゲン系有機質重合体の重量基準で200重量%以下の量で含有する、組成物。」
で一致し、

(i)「基材の木目を視認できる」のが、本願補正発明においては、「薄膜防炎用組成物で形成されたクリアコートの外側から」であるのに対し、引用発明Zにおいては、どこから、という規定はされていない点、
(ii)「組成物」が、本願補正発明においては、「木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用」であるのに対し、引用発明Zにおいては、「木質等の保護用兼防腐用」である点、
で、一応相違する。

(3)判断
ア 相違点(i)について
引用発明Zは、木材に適用する際に、具体的には「組成物を木材に浸透させ」(摘記(1g))、その試験のひとつとして、「塗装面の性能」(摘記(1f))を見ているから、引用発明Zにおいても、木材の表面に「塗装面」といえる程度の「被覆層」が形成されているといえ、刊行物1には「組成物の透明性を損なわない程に微細粒径の顔料が配合され」(摘記(1c))と記載されているから、該「被覆層」は、ほぼ透明であってクリアな被覆層であるところ、本願補正発明における「薄膜防炎用組成物」と引用発明Zにおける「組成物」とは、上記(2)で検討したように同じ組成のものであるから、これから形成されたクリアな被覆層も同じものができているといえ、「クリアな被覆層」と「クリアーコート」は実質的に同じものといえる。
そして、両者ともに、その外側から、処理された基材をみて「基材の木目を視認できる」としているのは当然であるから、本願補正発明においても引用発明Zにおいても、「基材の木目を視認できる」のは、「同じ組成の組成物で形成されたクリアな被覆層、すなわち、クリアコートの外側から」である。
そうしてみると、相違点(i)は実質的に相違していない。

イ 相違点(ii)について
引用発明Zにおいては、組成物の適用にあたり、「組成物を木材に浸透させて」(摘記(1g))いるところ、引用発明Zにおいても、「クリアな被覆層」、すなわち、「クリアコート」が生じていることは上記アに示したとおりであり、組成物を木材に浸透させれば、当然に木質材の表面から内方へある程度の深さまで浸透しているものといえ、本願補正発明と引用発明Zはその組成物の組成が同じなのであるから、木材に適用したときの、表面上の層厚や木質材の表面から内方へ浸透する深さは、両者ともに同じといえる。
本願補正発明における「薄膜防炎性」については、その組成によって示される性質といえ、組成物の組成が本願補正発明と引用発明Zとで同じである以上、本願補正発明と引用発明Zでは、組成物の示す性質は同じといえ、さらに、引用発明Zにおける「保護用」と本願補正発明における「クリアコート用」は、いずれも、表面に被膜を設けて外界からの影響を少なくするものである、というものであるから用途として重複し、引用発明Zの「防腐用」とは「防腐兼防かび剤」を配合して得られるものといえ(摘記(1j)、(1k))、本願補正発明においても、本願補正明細書の段落【0002】に記載されるように「防腐剤」や「防カビ剤」を配合してよく、この場合は「保護用兼防腐用」といえるから、本願補正発明と引用発明Zとでは、この場合も用途として重複する。
そうすると、「木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用」であることと、「木質等の保護用兼防腐用」であることとの間に実質的な相違があるとはいえないから、相違点(ii)も実質的に相違していない。

ウ まとめ
以上のことから、本願補正発明は、本願出願前に頒布された刊行物1に記載された発明である。

(4)請求人の主張について
請求人は、平成22年11月29日付けの回答書の「2.(2)2)」において、主として次の2点を挙げて、引用文献1(刊行物1に同じ)に記載の組成物と本願補正発明とは異なるものであることを主張する。
(a)引用文献1に記載されている組成物は、防腐兼防かび剤(B)を必須の成分として含有する木質等の保護用兼防腐用であって、本願補正後の請求項1に記載の発明のような薄膜防炎性クリアコート用に用いる組成物については何ら記載されていない。
(b)さらには、木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるという補正後の請求項1に記載された特定の用途の組成物については何ら記載されていない。

これを検討するに、(a)については、本願補正発明においても「防腐剤」や「防カビ剤」を含む場合があり、引用発明Zにおいても「クリアコート用」といえること、また、「薄膜防炎性」とは組成物の組成による性質といえ、組成が同じである以上、これを実質的に相違するとはいえないことは、上記「(3)イ」に示したとおりである。
(b)については、本願補正発明と引用発明Zの組成物の組成が同じである以上、引用発明Zにおいても、「木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透」しているものといえることは、上記「(3)イ」に示したとおりであり、また、引用発明Zも「組成物を木材に浸透させて」(摘記(1g))いるのであるから、「浸透させるための」ものであるといえる。
したがって、請求人の主張は、いずれも採用できない。

なお、請求人は、同回答書中に補正案を示し、アルキッド樹脂を必須のものとしているが、当初実施例3とされ、本件補正により「(参考例)」とされた、アルキッド樹脂を含む唯一の例においては、「防炎性」の「AF」が「15sec」であって、本願補正明細書の段落【0060】に示された基準を満たすものではないことを付言する。

(5)結論
以上のとおり、本願補正発明は、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許出願の際、独立して特許を受けることができるものではない。
したがって、上記補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、その余のことを検討するまでもなく、本件補正は、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明
平成20年7月23日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願発明は、平成20年4月28日付けの手続補正により補正された明細書(以下、「本願明細書」という。)の特許請求の範囲に記載された事項により特定されるとおりのものであり、「請求項1に係る発明」(以下、「本願発明」という。)は、次のとおりである。

「非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成され、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60である、木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用組成物。」

第4 原査定の理由
原査定の理由の概要は、本願発明と引用例1記載の発明、特にその実施例11とを対比すると、本願発明はクリアコートの平均層厚と浸透の深さが特定の範囲である点であるのに対し、引用例1記載の発明はそれらの程度が不明である点において一応相違するが、この点は、実質的に相違しないから、本願発明は特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない、という理由を含むものである。

第5 刊行物及び刊行物に記載された事項
原査定で引用された引用例1は、「第2[理由]4」に「刊行物1」として示したものであり、刊行物1に記載された事項は、「第2[理由]4」に示したとおりである。

第6 対比・判断
1 刊行物1に記載された発明
刊行物1には、特定の構成の「木質等の保護用兼防腐用組成物」(摘記(1a)、(1b))について記載されるところ、具体例として、「実施例1?11」(摘記(1j)、(1k))が記載されている。
そこで、実施例11について「構成成分」欄をみるに、実施例11は、
「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2) 5
低融点重合体(C) (C1) 1
(C2) 1
低分子量非晶性重合体(D) (D1) 1
イソプロパノール 5
希釈剤(商品名:ソルベッソ-150) 87
顔料 黄色(P1) クリア 」
というものである。
ここで、「顔料」欄に数字は記載されず、「クリア」とされているが、これは、顔料を含まずしかも「クリアー組成物を調製する為に下記の各成分を配合した」(摘記(1i))ものの意味であると解され、また、摘記(1h)、(1i)によれば、「配合量は重量基準」とされているので、刊行物1には、
「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2) 5
低融点重合体(C) (C1) 1
(C2) 1
低分子量非晶性重合体(D) (D1) 1
イソプロパノール 5
希釈剤(商品名:ソルベッソ-150) 87
(配合量は重量基準)で配合する処方から主として構成される木質等の保護用兼防腐用組成物」
の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているといえる。

2 対比・判断
(1)本願発明と引用発明とを対比する。
上記「第2[理由]5(2)」に示したのと同様の理由で、引用発明の「樹脂分(A) 水素化石油樹脂(A2)」、「低融点重合体(C) (C1)、(C2)」、「低分子量非晶性重合体(D) (D1)」は、いずれも、本願発明の「非ハロゲン系有機質重合体」に相当し、引用発明の「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」は、本願発明の「疎水性有機溶剤」に相当する。

引用発明における成分の重量比については、「樹脂分(A)+低融点重合体(C)+低分子量非晶性重合体(D)」と「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」との重量比は、「(5+1+1+1)/87=8.4/91.6」であるから、本願発明における「非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60」と重複するものである。

また、両者ともに木材に適用するものであることも、引用発明の組成は、「樹脂分(A)+低融点重合体(C)+低分子量非晶性重合体(D)」と「希釈剤(商品名:ソルベッソ-150)」で主として構成されるものであることも、上記「第2[理由]5(2)」に示したとおりである。

以上のことからすると、両者は、
「非ハロゲン系有機質重合体及び疎水性有機溶剤で主として構成される組成物であり、非ハロゲン系有機重合体と疎水性有機溶剤との重量比が前者/後者=8/92?40/60の範囲内である、組成物。」
で一致し、

(i’)「組成物」が、本願発明においては、「木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用」であるのに対し、引用発明においては、「木質等の保護用兼防腐用」である点、
で、一応相違する。

(2)判断
相違点(i’)について
相違点(i’)は、上記「第2[理由]5(2)」に示した「相違点(ii)」と同じであるから、上記「第2[理由]5(3)イ」に示したのと同様の理由により、「木質材の表面上に平均層厚40μm以下のクリアコートを形成させると共に、木質材の表面から内方へ深さ平均50μm以上に浸透させるための薄膜防炎性クリアコート用」であることと、「木質等の保護用兼防腐用」であることとの間に実質的な相違があるとはいえない。
したがって、相違点(i’)は、実質的に相違していない。

3 まとめ
よって、本願発明は、本願出願前に頒布された刊行物1に記載された発明である。

第7 むすび
以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができないから、その余の請求項に係る発明を検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
 
審理終結日 2011-02-08 
結審通知日 2011-02-15 
審決日 2011-02-28 
出願番号 特願平10-178015
審決分類 P 1 8・ 113- Z (C09K)
P 1 8・ 575- Z (C09K)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山田 泰之  
特許庁審判長 西川 和子
特許庁審判官 松本 直子
橋本 栄和
発明の名称 木質材の薄膜防炎性クリアコート用組成物及び防炎性クリアコート処理木質材  
代理人 山口 和  
代理人 中嶋 重光  
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