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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A23L |
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管理番号 | 1238007 |
審判番号 | 不服2006-21529 |
総通号数 | 139 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2011-07-29 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2006-09-26 |
確定日 | 2011-06-08 |
事件の表示 | 特願2002-578750「液状卵製品」拒絶査定不服審判事件〔平成14年10月17日国際公開、WO02/80703、平成16年7月2日国内公表、特表2004-519253〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 この出願は、2002年4月4日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2001年4月6日、米国)を国際出願日とする出願であって、平成15年12月4日に手続補正書が提出され、平成17年11月28日付けの拒絶理由通知に対して平成18年5月31日に意見書が提出され、その後、同年6月20日付けで拒絶査定がされ、これに対し同年9月26日に審判請求がされ、その後、平成21年3月26日付けでした当審1回目の拒絶理由通知に対して、同年10月1日に意見書及び手続補正書が提出され、さらに、平成22年3月15日付けでした当審2回目の拒絶理由通知に対して、同年9月17日に意見書及び手続補正書が提出されたものである。 第2 本願発明 この出願に係る発明は、平成22年9月17日付けの手続補正によって補正がされた明細書の特許請求の範囲の請求項1?14に記載されるとおりのものであって、そのうち、請求項1に係る発明(以下、「本願発明1」という。)は、次のとおりである。 「液状卵と、該液状卵中に加えられさらに乳化される魚油と、により製品100gあたり100?1500mgのω-3脂肪酸を提供する液状卵製品。」 第3 平成22年3月15日付けの拒絶の理由の概要 平成22年3月15日付けの拒絶理由における拒絶の理由1の概要は、この出願の発明は、その出願前に頒布された刊行物に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない、というものであり、その刊行物は次のものである。 1 五十嵐脩ほか編「丸善食品総合辞典」(平成10年3月25日,丸善発行)128頁左欄1?19行「液卵」の項 (以下、「刊行物1」という。) 2 特開昭62-122551号公報 第4 当審の判断 当審は、平成22年3月15日付けの拒絶理由における拒絶の理由1のとおり、本願発明は、上記刊行物1に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである、と判断する。 1 刊行物に記載された事項 この出願の優先日前に頒布されたことが明らかな刊行物である刊行物1には次の記載がある。 1a 「液卵[liquid egg] 液状卵ともいう。卵殻^(*)を取り除いた液状卵の総称.全卵,卵白,卵黄それぞれ単品のほか,用途に応じ全卵,卵白,卵黄の配合割合を変えたブレンド品,糖,食塩,油脂,調味料などを加えたものもある.」(1?5行) 1b 「製造後8℃以下で保存され」(9行) 1c 「割卵後そのままあるいは卵白と卵黄に分離後,カラザ^(*),卵黄膜をろ過(審決注:原文の「ろ」は漢字)器にて除去,均質化後冷却あるいは殺菌後冷却充填し製品化される.」(16?19行) 2 刊行物1に記載された発明 刊行物1には、摘示1aによれば、「液状卵に油脂を加えたもの」が記載されているといえ、油脂を加えて得られた液状卵は、「製品」(摘示1c)である。 そうすると、刊行物1には、 「液状卵に油脂を加えた液状卵製品」 という発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているといえる。 3 対比 本願発明1に係る「魚油」は、油脂の一種であるから、本願発明1と引用発明とは、 「液状卵と、該液状卵中に加えられた油脂とからなる液状卵製品」 において一致し、ただ、以下のA、Bの点において相違する。 A 「油脂」が、本願発明1では「魚油」であって、「製品100gあたり100?1500mgのω-3脂肪酸を提供する」ものであるのに対し、引用発明では、どのような油脂で、どの程度の量が加えられるのか明らかでない点(以下、「相違点A」という。) B 「油脂」が、本願発明1では、「さらに乳化される」のに対し、引用発明では、そのようにされるかは明らかでない点(以下、「相違点B」という。) 4 検討 (1)相違点Aについて ω-3脂肪酸(EPAやDHAに代表される。)は、種々の生理活性を有し健康維持等に有用であることから、ω-3脂肪酸を構成成分とする油脂を飼料等に添加することにより卵にω-3脂肪酸を含ませることは優先日前に周知のこと(必要であれば、例えば、下記*α等参照)であり、さらに、各種の食品材料にω-3脂肪酸を含ませるために、ω-3脂肪酸を構成成分とする油脂(魚油が代表的なものである。)を加えることも周知慣用のこと(必要であれば、例えば、下記*β等参照)である。 してみれば、上記知見を有する者である当業者にとって、引用発明の油脂を、健康維持等に有用でかつ卵に含ませることが周知である、ω-3脂肪酸を含む代表的な油脂である「魚油」とすることは、容易に想到し得ることである。そして、その「製品100gあたり100?1500mg」のω-3脂肪酸という含有量は、ω-3脂肪酸を含ませる食品における普通の含有量にすぎず(必要であれば、例えば、下記*γ等参照)、上記数値範囲に臨界的意義も見出せないから、引用発明に加える魚油の量を、ω-3脂肪酸を含ませる食品における普通のω-3脂肪酸含有量(ないし近傍)である上記数値範囲とすることは、当業者が必要に応じ適宜選択し得る技術事項であるといえる。 (*α) α1 特開昭60-105471号公報 「1.採卵用家禽にω3系高度不飽和脂肪酸を乳化せしめた飲水を与えて飼育することを特徴とする健康食品卵の生産方法。 2.o/w型乳化剤を用いて乳化せしめることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の健康食品卵の生産方法。 … 4.ω3系高度不飽和脂肪酸が魚油又は魚油エステルである特許請求の範囲第1?3項の何れかの項記載の健康食品卵の生産方法。」(特許請求の範囲) 「このような飲水を8日間以上与えるとω3系高度不飽和脂肪酸を多量、例えば卵黄100g当り0.5g以上を含む卵が生産される。」(2頁左下欄10?12行) α2 特開平8-275734号公報 「【請求項1】魚油に生石灰または消石灰と水を混合し、混合物を加熱して反応させた後、生成する固形物を分離して乾燥、粉末化することを特徴とする飼料添加物の製造方法。」(【特許請求の範囲】) 「【0019】…この飼料添加物を添加した飼料を鶏に摂食させれば、DHAやEPAを含有した鶏卵を得ることができる。」 (*β) β1 特開平6-237734号公報(審査における拒絶理由に係る引用文献2) 「【請求項1】エイコサペンタエン酸…ドコサヘキサエン酸…を主成分とする…食品材料。 … 【請求項3】請求項1記載の食品材料を含有する…機能性食品」(特許請求の範囲) 「エイコサペンタエン酸(EPA)、やドコサヘキサエン酸(DHA)は血栓溶解作用を有する魚油として知られ」(【0003】) 「通常はエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸を通常10%以上含有するイワシ油、サバ油、ニシン油…などを用い」(【0006】)等 β2 特開2001-61402号公報(同引用文献4) 「【請求項1】中種法によりパンを製造する方法において、…ドコサヘキサエン酸含有油脂を添加する…」(特許請求の範囲) 「魚油中に含まれる高度不飽和脂肪酸は血中のコレステロール低下作用および中性脂肪低下作用等血栓性疾患に有効であり、…DHAは…血中脂質改善作用等優れた効果があり…」(【0002】) (*γ) γ1 特公平5-989号公報 「EPA1%強化豆腐」(2頁4欄中間表の下4行) (2)相違点Bについて 引用発明の油脂は液状卵と「均質化」(摘示1c)される態様を含むものであるところ、引用発明の液状卵、特に卵白を多く含有する液状卵と油脂とは混ざりにくいことは自明であるから、油脂を「均質化」させるために慣用の乳化剤を用いる等して乳化し均質化することは当業者が適宜なし得ることである。また、卵黄にはレシチンが含有されているところ、レシチンには乳化機能があるから、引用発明の液状卵、特に卵黄を多く含有するものにおいては、「均質化」により油脂は乳化されたものとなっているといえる。 したがって、引用発明において液状卵中の油脂を「さらに乳化」することは、引用発明との相違点ではないか、当業者であれば、適宜なし得ることである。 (3)本願発明1の効果について 本願発明1の効果について、本願明細書には、 「多くの人々は魚の味が「生臭い」と感じており、それは食事中の魚含有量を増やすことに対して不利になる。また、脂肪分の多い魚を摂取すると太るという認識もある。さらに、多くの人々にとって魚油のカプセル剤が飲み込みにくいと感じられることがある。さらに、魚油のカプセル剤は、多くの人々が不快に感じ吐き気を催す生臭い味がするげっぷをもたらし得る。」(段落【0006】)、 及び、 「本発明によれば、EPAとDHAを含むω-3脂肪酸がその中で均一に分散あるいは溶解している乳化液状卵製品を提供する。この液状卵製品は、どんな「生臭い」味も消し、なおかつω-3脂肪酸、特にEPAとDHAの1日の最低量を提供することができる。」(段落【0007】) との記載がある。 これらの記載によると、本願発明1の効果は、『どんな「生臭い」味も消し、なおかつω-3脂肪酸、特にEPAとDHAの1日の最低量を提供することができる』というものであるといえる。そして、その「生臭い」味とは、「魚油」に起因する「魚油臭」と解される。 しかるに、「魚油臭」を卵白や卵黄と混合乳化することにより抑制できることは知られていることであるし(必要であれば、例えば、下記*δ等参照)、「魚油」はEPA及び又はDHA等のω-3脂肪酸が構成成分として含まれる代表的な油脂であることは当技術分野では周知に属する技術であることは(1)に示したとおりである。 すると、引用発明の油脂を「魚油」としたものにおいて、「魚油臭」を抑制することができること、及び、EPAとDHAの必要量を提供することができることは、予測の範囲内のことであるから、本願発明1の効果は、刊行物1に記載された事項及び周知の技術から予測されるところを超えて優れているとはいえない。 (*δ) δ1 特公平5-989号公報 (γ1に同じ。) 「精製魚油は水中油型に乳化する事によつて微細な粒子となつて水中に分散し周囲を水和性蛋白質によつてカバーされるので、魚油臭はそれによつて押さえられマイルドな風味になる。」(1頁2欄6?9行) 「本発明の水和性の蛋白質には乳蛋白…卵白、卵黄…等がありいずれも有効である。」(1頁2欄15?17行) 5 まとめ 以上のとおり、本願発明1は、刊行物1に記載された発明及び周知の技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができないものである。 6 請求人の主張について (1)請求人は、平成22年9月17日付けの意見書において、次のように主張している。 ア 「刊行物1には液卵に油脂を加えたものが記載されております。しかしながら、これは単に卵殻を取り除いた液状卵に対し、例として挙げられたものを添加したものもまた液卵の意味に含まれることを示しているに過ぎません。即ち、添加したことによるその液卵については、その物性や効果を示すことは無く、ましてや実際にそれらの添加が可能か否かについても全く議論がされておりません。従って、液卵に特定のもの加え所望の効果を得る、という考えにいたるとは、該記載から容易に導かれるものではありません。さらに、該刊行物にはω-3脂肪酸どころか、魚油の添加について示唆するようなものはありません。ましてや、ω-3脂肪酸を提供する液状卵製品に至るとは考えられません。」(「(6)理由1について ・本願発明1」の項) イ 「審査官殿は(*a)(審決注:aは本書のβ)として公報を挙げ、ω-3脂肪酸含有食品とすることは周知事項である旨を指摘されておりますが、該公報は機能後退性疾患用食品組成物を挙げているのであって、該組成物を食品に添加して使用することを目的としている点で、本願発明の液状卵と混合することにより液状卵製品とし、そのまま使用可能であるというものとは異なります。」(同項) ウ 「本願発明の効果に対し、…該周知文献1(審決注:特公平5-989号公報)における乳化方法は、第2頁左欄第6?8行に記載のとおり、「脂溶性又は水和性物質を水に溶解し又は分散せしめそこに油脂を加え、十分攪拌する」方法であり、また第1頁右欄第6?9行に記載のとおり、「精製魚油は、水中油型に乳化する事によって微細な粒子となって水中に分散し周囲を水和性蛋白質によってカバーされるので、魚油臭は抑えられる」旨の作用・効果を示す記載があります。以上の方法は、本願発明に記載の乳化方法とは、全く異なります。」(同項) エ 「具体的には、あまりに下限値が低くても栄養要求量を満たすことができず、逆にあまりに上限値が高いと味や摂取における欠点または液状卵製品としての欠点が生じる可能性があるので、栄養要求量を満たす範囲が好ましい、とのことから本願発明の数値限定に至ったのであります。」(「(6)理由1について ・本願発明1から4(数値範囲)」の項) (2)検討 ア アの主張について 刊行物1の「液卵」の項は、摘示1aの、 「全卵,卵白,卵黄それぞれ単品のほか,用途に応じ全卵,卵白,卵黄の配合割合を変えたブレンド品,糖,食塩,油脂,調味料などを加えたものもある.」 の記載に続いて、「5ガロン缶詰がもっとも多いが…」から文末「…充填し製品化される.」まで、液状卵として流通させる液状卵製品について記載している。 そうすると、上記摘示1aの記載は、液状卵には、卵成分のみからなる製品のみならず、「用途に応じ」、糖,食塩,油脂,調味料などの添加物を加えた各種の液状卵製品があることをいうものといえる。 したがって、刊行物1の添加物を加えた各種液状卵についての記載は、請求人が主張するような「単に卵殻を取り除いた液状卵に対し、例として挙げられたものを添加したものもまた液卵の意味に含まれることを示しているに過ぎません。」というものではないし、各種液状卵は「実際にそれらの添加が可能か否か」不明というものでもない。 確かに、刊行物1は、糖,食塩,油脂,調味料などが加えられた各種液状卵製品について、具体的に「その物性や効果を示」すものではない。しかし、添加物を加えた各種液状卵製品は、それぞれの「用途に応じ」、添加物による作用効果を期待して液状卵に所定の添加物が配合されたものであるから、請求人のいう「液卵に特定のもの加え所望の効果を得る」ものであるといえる。 そして、刊行物1に、「魚油の添加について示唆するようなもの」はないとしても、優先日当時の技術常識を有する当業者にとって、引用発明の液状卵製品の油脂を魚油とすることが容易想到であるといえることは、4(1)で詳述したとおりである。 以上のとおりであるから、上記請求人のアの主張によっては、上記5の結論は左右されない。 イ イの主張について イの主張は、その意味内容が判然としないが、β1で示した公報に記載の「機能後退性疾患用食品組成物」は、それを食品に添加して使用することを目的としているのに対し、本願発明では、食品に添加するのではなく、そのまま使用可能である点で異なる、との主張と解して検討する。 本願明細書には、 「卵製品は、冷凍状態で提供することもでき、その状態で少なくとも6カ月間その機能を保持する。この液状卵製品は、調理した冷凍卵菓子類、オムレツおよび他の同様の冷凍製品に使用することができる。本明細書で提供する製品は、前記の調理した卵製品を提供するものとして使用でき、あるいはケーキミックスなど様々な食品に使用することもできる。これらは、スムージー、サラダドレッシングおよびプロテイン飲料に使用することもできる。」(段落【0032】) との記載があり、この記載によると、本願発明1に係る製品も、食品に添加して使用する態様が包含されると解される。 そうすると、β1の食品に添加して使用する点が本願発明1と異なるとの主張は、本願明細書の記載に基づくものとはいえない。 以上のとおり、上記請求人の主張は失当である。 ウ ウの主張について ウの主張は、要するに、本願発明1の魚油臭抑制効果は、特公平5-989号公報の記載からは予測することができない、というものと解される。 特公平5-989号公報には、4(3)に示したとおり、 「精製魚油は水中油型に乳化する事によつて微細な粒子となつて水中に分散し周囲を水和性蛋白質によつてカバーされるので、魚油臭はそれによつて押さえられマイルドな風味になる。」 との記載があり、この記載によると,魚油臭は、水和性蛋白質により抑制されると認められる。そして、 「本発明の水和性の蛋白質には乳蛋白…卵白、卵黄…等がありいずれも有効である。」 との記載によると、水和性の蛋白質は、卵白、卵黄にも存在する。 そうすると、卵白及び/又は卵黄からなる液状卵において、そこに存在する水和性の蛋白質によって魚油臭が抑制されることは、当業者にとって予測されることである。 したがって、上記請求人の主張は失当である。 エ エの主張について 食品に添加物を加える場合の数値範囲は、特段の事情がなければ、その食品の摂食や使用態様等を考慮し、添加物による作用効果を奏する最低の量を下限値とし、その添加物を加えたことにより生ずる不都合を回避する最大の量を上限値とすることが普通のことであり、上記請求人の主張は、この普通ことをいうに過ぎない。 よって、上記請求人の主張によっては、上記5の結論は左右されない。 (3)まとめ したがって、請求人の主張はいずれも採用することができない。 第5 むすび 以上のとおり、本願発明1は特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、この出願は、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2011-01-06 |
結審通知日 | 2011-01-12 |
審決日 | 2011-01-25 |
出願番号 | 特願2002-578750(P2002-578750) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(A23L)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | ▲高▼ 美葉子 |
特許庁審判長 |
柳 和子 |
特許庁審判官 |
齊藤 真由美 中田 とし子 |
発明の名称 | 液状卵製品 |
復代理人 | 太田 顕学 |
代理人 | 宮崎 昭夫 |
代理人 | 緒方 雅昭 |
代理人 | 石橋 政幸 |