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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 C04B
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 C04B
管理番号 1240490
審判番号 不服2008-16500  
総通号数 141 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-09-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-06-30 
確定日 2011-07-21 
事件の表示 特願2002-114153「吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法」拒絶査定不服審判事件〔平成15年10月28日出願公開、特開2003-306369〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 I.手続の経緯
本願は、平成14年4月17日に出願した特許出願であって、平成20年5月28日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年6月30日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、同日付けで手続補正がなされたものであり、その後、平成22年11月12日付けで特許法第164条第3項に基づく報告を引用した審尋が通知され、これに対する回答書が同年12月27日に提出されたものである。

II.平成20年6月30日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成20年6月30日付けの手続補正を却下する。
[理由]
1.本件補正により、本願の願書に添付した本願明細書の【特許請求の範囲】が次のように補正された。
【請求項1】 セメントモルタル、無機微粉末、アルカリ土類金属水酸化物である水酸化物類、オキシカルボン酸類、セッコウ、スチレン-ブタジエン系ラテックスであるポリマー及びアルミン酸塩系液体の急結剤を含有する吹付け材料。
【請求項2】 請求項1記載の吹付け材料から急結剤を除いたものに水を加えミキサで練り混ぜ、得られたモルタルをポンプで圧送し、圧送途中で急結剤と圧縮空気を合流混合させて吹付けることを特徴とする吹付け工法。
2.上記本件補正については、補正前の平成19年12月26日付けの手続補正書により補正された本願明細書の【特許請求の範囲】の【請求項1】に記載された発明特定事項の「ポリマー」を「スチレン-ブタジエン系ラテックスであるポリマー」と限定するものであるから、平成14年法律第24号改正附則第2条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第2号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について以下検討する。

3.独立特許要件について
(1)引用例の記載事項
(ア)原査定の拒絶の理由に引用文献1として引用された、特開平4-149052号公報(以下、「引用例1」という。)には、次の事項が記載されている。
(ア-1)「1.セメント、シリカヒューム、エマルジョン粉、アルミン酸アルカリ及び/又はカルシウムフロロアルミネートを含有してなることを特徴とするコンクリート補修用吹付け材。」(特許請求の範囲請求項1)
(ア-2)「[従来の技術]
近年、半永久的な耐久性を有すると考えられてきたコンクリート構造物の早期劣化が社会的な課題となり、その補修材料と補修工法の研究が積極的に進められている。
コンクリートの劣化原因としては、アルカリ骨材反応、凍害、鉄筋の腐蝕及びコンクリートの中性化等が指摘されており、これら劣化部分の補修・交換工法として、次に示す工法が採用されている。
・・・。
[発明が解決しようとする課題]
いずれの工法においても、・・・工期の短縮化が求められているのが現状である。そのためには・・・適度な硬化時間を有する吹付け材料の開発が望まれている。
本発明者らは、このような実情に鑑み、種々検討を重ねた結果、特定の組成物がコンクリート補修用吹付け材として好適であることを見出し本発明を完成したものである。」(第1頁左下欄19行?第2頁左上欄6行)
(ア-3)「エマルジョン粉とは、高分子エマルジョンを乾燥して粉末化したものであり、組成的にはスチレン-ブタジエン系重合体、・・・等のうち一種又は二種以上をポリマー成分としたものがこれに該当する。」(第2頁左下欄12?19行)
(ア-4)「本発明で使用されるアルミン酸アルカリ及び/又はカルシウムフロロアルミネートは、吹付け材の凝結時間の調整のために必要である。
アルミン酸アルカリは、通常、アルミン酸ナトリウム及び/又はアルミン酸カリウムが使用され、その使用量はセメント100重量部に対して0.01?0.5重量部程度である。」(第2頁右下欄15行?第3頁左上欄1行)
(ア-5)「本発明の吹付け材においては、けい砂、天然砂及び砂利等の骨材、ガラス繊維・・・等の繊維質物質、AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤、防錆剤、・・・増粘剤、発泡剤、起泡剤、防凍剤、消石灰・・・等の凝結調節助剤等のうちの一種または二種以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない限り併用することができる。」(第3頁右上欄9?17行)
(ア-6)「本発明の吹付け材の施工にあたっては、通常、骨材との併用が行われるが、あらかじめ水と均一に混合し吹付ける湿式吹付け、吹付けノズルの先で乾燥材料と水とが混合される乾式吹付けのいずれの方法も可能であり、また吹付け機は市販のどのようなものをも使用可能である。」(第3頁左下欄7?12行)
(イ)原査定の拒絶の理由に引用文献2として引用された、特開2001-172062号公報(以下、「引用例2」という。)には、次の事項が記載されている。
(イ-1)「急結剤を配合していない吹付セメントコンクリートに、消石灰類、有機酸類、及び石膏を含有してなる粉末凝結調整材と減水剤を混合してセメントコンクリートとし、該セメントコンクリートの使用直前に急結剤を混入して施工することを特徴とする急結性セメントコンクリートの施工方法。」(【特許請求の範囲】【請求項6】)
(イ-2)「本発明に係る消石灰類は、急結剤を配合していないセメントコンクリートが長時間凝結硬化しないという効果を有する。
さらに、有機酸類等を多く使用しても、又、予定より早く急結剤を混合しても、急結剤と併存することによってセメントコンクリートの凝結硬化を促進するという効果を有するものである。」(【0015】?【0016】)
(ウ)原査定の拒絶の理由に引用文献3として引用された、特開平10-1342号公報(以下、「引用例3」という。)には、次の事項が記載されている。
(ウ-1)「【請求項1】セッコウ、カルシウムアルミネートを主成分とする急結剤、及び繊維状物質を含有してなるセメント混和材。」(【特許請求の範囲】)
(ウ-2)「【請求項3】急結剤がカルシウムアルミネートと、アルミン酸アルカリ塩及び/又はアルカリ炭酸塩とを主成分とすることを特徴とする請求項1又は2記載の吹付材料。」(【特許請求の範囲】)
(ウ-3)「【請求項4】さらに、減水剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、及び超微粉からなる群より選ばれた1種又は2種以上の混和材を含有してなる請求項1?3のうちの1項記載の吹付材料。」(【特許請求の範囲】)
(ウ-4)「セッコウとしては、吹付コンクリートを高強度化するためにセメントと混合するものであ・・・る。」(【0011】)
(ウ-5)「さらに、セメントモルタルの凝結時間を調節する点から、有機酸類やアルカリ炭酸塩等の凝結遅延剤、並びに、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、消石灰、及び明ばん等の凝結促進剤を使用できる。」(【0021】)
(ウ-6)「有機酸類としては、グルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、・・・等が挙げられ・・・る。」(【0022】)
(ウ-7)「又、凝結促進剤とは、初期凝結を促すものをいい、例えば、・・・、消石灰、・・・等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が使用できる。」(【0024】)
(エ)原査定の備考欄に参考文献Aとして引用された、「最新・コンクリート混和剤の技術と応用」株式会社シーエムシー、2001年、第108-110頁には、次の事項が記載されている。
(エ-1)「急結剤は、吹付けコンクリートの初期強度、長期強度の発現に影響を与え、トンネルの支保として一度に施工する吹付け厚さに大きく影響するものであり、・・・現在市販されている吹付けコンクリート用急結剤をその主成分で分類すると、図1に示すとおり、セメント鉱物系と無機塩系に大別される。・・・無機塩系急結剤は、・・・NaAlO_(2)などのアルミン酸塩や・・・が挙げられる。」(第108頁10?19行)
(エ-2)「図1」(第108頁)には、アルミン酸塩系[無機塩系]の急結剤に粉体と液体があることが窺える。

(2)対比・判断
引用例1には、記載事項(ア-1)に「セメント、シリカヒューム、エマルジョン粉、アルミン酸アルカリ及び/又はカルシウムフロロアルミネートを含有してなる・・・コンクリート補修用吹付け材」が記載されている。
また、同記載事項(ア-1)の記載中の「エマルジョン粉」については、記載事項(ア-3)に「高分子エマルジョンを乾燥して粉末化したものであり、組成的にはスチレン-ブタジエン系重合体、・・・等のうち一種又は二種以上をポリマー成分としたもの」であることが記載され、同様に「アルミン酸アルカリ及び/又はカルシウムフロロアルミネート」については、記載事項(ア-4)によれば「吹付け材の凝結時間の調整のために」用いられること、「アルミン酸アルカリは、通常、アルミン酸ナトリウム及び/又はアルミン酸カリウムが使用され」ること、が記載されている。
また、記載事項(ア-5)には「本発明の吹付け材においては、けい砂、天然砂及び砂利等の骨材、・・・繊維質物質、AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤、防錆剤、・・・増粘剤、発泡剤、起泡剤、防凍剤、消石灰・・・等の凝結調節助剤等のうちの・・・二種以上を、・・・併用することができる。」と記載され、記載事項(ア-6)には「本発明の吹付け材の施工にあたっては、通常、骨材との併用が行われるが、あらかじめ水と均一に混合し吹付ける湿式吹付け」の方法が記載されている。

以上の記載を本願補正発明の記載振りに則して整理すると、引用例1には、「セメント、シリカフューム、スチレン-ブタジエン系重合体をポリマー成分とする高分子エマルジョン粉、アルミン酸ナトリウム等のアルミン酸アルカリを含有し、けい砂、天然砂及び砂利等の骨材、AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤、防錆剤、増粘剤、発泡剤、起泡剤、防凍剤、消石灰等の凝結調節助剤等のうちの二種以上が併用される吹付け材。」の発明(以下、「引用例1発明」という。)が記載されているといえる。
そして、本願補正発明と引用例1発明を対比すると、引用例1発明の「シリカフューム」、「吹付け材」は、それぞれ本願補正発明の「無機微粉末」、「吹付け材料」に相当する。また、引用例1発明の「セメント」に関し、引用例1発明の「補修用吹付け材」が湿式吹付け用として「骨材と水」が含有されるものであり、「骨材」として「けい砂、天然砂」が挙げられていることからみて、引用例1発明の「吹付け材」は、セメントと砂と水とを混合した「セメントモルタル」を含むものとみることができる。
また、引用例1発明の「高分子エマルジョン粉」についても、「吹付け材」には水が含有されるものであり、本願補正発明の「ポリマー」が「粉末ポリマーやポリマーを水に分散させたエマルジョンやラテックス」(【0008】)であることからみて、本願補正発明の「ポリマー」に相当する。
また、引用例1発明の「アルミン酸ナトリウム等のアルミン酸アルカリ」は、急結剤として普通に知られており、本願補正発明の「急結剤」として「カルシウムアルミネート系急結剤」や「アルミン酸塩系急結剤」が一般に市販されているものとして例示(本願明細書【0013】)されていることから、本願補正発明の「アルミン酸塩系急結剤」に相当する。
以上のことから、本願補正発明と引用例1発明とは、
「セメントモルタル、スチレン-ブタジエン系ラテックスであるポリマー、無機微粉末及びアルミン酸塩系急結剤を含有する吹付け材料。」で一致し、次の点で相違する。
相違点a:本願補正発明は、「アルカリ土類水酸化物類、オキシカルボン酸類、セッコウを含有して」いるのに対して、引用例1発明は、「AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤、防錆剤、増粘剤、発泡剤、起泡剤、防凍剤、消石灰等の凝結調節助剤等のうちの二種以上が併用され」る点
相違点b:本願補正発明は、「液体の急結剤」であるのに対し、引用例1発明の「アルミン酸ナトリウム等のアルミン酸アルカリ」が液体であることに特定されていない点

そこで、相違点について検討する。
(A)相違点aについて
引用例1発明の「消石灰等の凝結調節助剤」について、この「消石灰」は成分的にみれば本願補正発明の「水酸化カルシウム」に相当するものであり、また、急結剤を含有する吹付け材において、凝結遅延剤、凝結促進剤を添加させること、凝結遅延剤としてグルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸類、凝結促進剤として消石灰を用いることは引用例3の記載事項(ウ-1)?(ウ-7)に記載されるように普通に知られている(その他、引用例2の記載事項(イ-1)?(イ-2)参照)。また、凝結遅延剤としてのグルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸はオキシカルボン酸類である。また、「石膏」についても凝結調整剤、高強度付与の機能を有する添加剤として、急結性セメントコンクリートに混入させることも、よく知られている(引用例2の記載事項(イ-1)及び(イ-2)参照)。
これらのことに鑑みれば、急結剤を含有する吹付け材である引用例1発明において、流動性、付着性、強度などを勘案して凝結調整助剤を適宜組合わせて調整することは普通に行われるところであり、その凝結調整助剤として「水酸化カルシウム、オキシカルボン酸類及びセッコウ」を特定することも当業者であれば容易になし得ることといえる。
(B)相違点bについて
引用例1発明の「吹付け材」が「湿式吹付け用の」ものであることに照らせば、その添加剤は湿式吹付けに適した形態で用いることが好ましいと解されるところ、引用例4の記載事項(エ-1)には「現在市販されている吹付けコンクリート用急結剤を・・・分類すると、・・・NaAlO_(2)などのアルミン酸塩・・・が挙げられる」と記載され、この「NaAlO_(2)などのアルミン酸塩」について、記載事項(エ-2)に「粉体と液体がある」ことが記載され、NaAlO_(2)の使用形態としては液体形があることが示されているから、引用例1発明におけるアルミン酸ナトリウム等のアルミン酸アルカリの使用形態を液体とすることは、当業者が容易に想起できることといえる。
そして、相違点a、bにかかる本願補正発明の構成を採用することによる効果についても、当業者であれば予測し得るものといえ、格別顕著なものとはいえない。
したがって、本願補正発明は、引用例1発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。

(3)むすび
以上のとおりであるから、本願補正発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。
したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

III.本願発明
平成20年6月30日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の特許請求範囲の請求項1、2に記載された発明は、平成19年12月26日付けの手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1、2に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ、そのうちの請求項1に記載された発明(以下、「本願発明1」という。)は、次のとおりのものである。
【請求項1】セメントモルタル、無機微粉末、アルカリ土類金属水酸化物である水酸化物類、オキシカルボン酸類、セッコウ、ポリマー及びアルミン酸塩系液体の急結剤を含有する吹付け材料。

IV.原査定の拒絶理由
原査定の拒絶理由は、この出願は、平成19年11月14日付け拒絶理由通知書に記載した理由3によって、拒絶すべきものであるであり、平成19年11月14日付け拒絶理由通知書に記載の理由3は、この出願の請求項1-3に係る発明は、その出願前に頒布された刊行物である引用文献1-3に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないというものである。

V.引用文献の記載事項
平成19年11月14日付けの拒絶理由通知書で引用された引用文献1-3は、上記「II.3.(1)」における「引用例1」?「引用例3」に相当し、それぞれ「II.3.(1)」に記載した事項が記載されている。 そして、そこで提示した参考文献Aに記載された事項は周知技術であり、上記「II.3.(1)」の記載事項が記載されている。

VI.対比・判断
本願発明1は、本願補正発明の「スチレン-ブタジエン系ラテックスであるポリマー」を「ポリマー」としたものであり、本願補正発明のスチレン-ブタジエン系ラテックスであるポリマーをその上位概念化するものである。
してみると、本願発明1は、本願補正発明の特定事項を全て含むものであるから、上記「II.3.(2)」に記載した理由により、引用例1発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

VII.むすび
以上のとおりであるから、本願発明1は、引用例1発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
そして、本願は、その他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-05-20 
結審通知日 2011-05-24 
審決日 2011-06-08 
出願番号 特願2002-114153(P2002-114153)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (C04B)
P 1 8・ 575- Z (C04B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 永田 史泰  
特許庁審判長 松本 貢
特許庁審判官 中澤 登
深草 祐一
発明の名称 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法  

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