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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H04N |
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管理番号 | 1243549 |
審判番号 | 不服2009-15889 |
総通号数 | 143 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2011-11-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2009-08-28 |
確定日 | 2011-10-11 |
事件の表示 | 特願2000-565666「投影可能な被写体ビューファインダを生成するための方法および装置」拒絶査定不服審判事件〔平成12年 2月24日国際公開、WO00/10322、平成14年 7月30日国内公表、特表2002-523930、請求項の数(6)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
【第1】経緯 (1)手続 本願は、平成11年8月10日を国際出願日(パリ条約による優先権主張:平成10年8月14日、米国)とする出願であって、手続の概要は以下のとおりである。 手続補正書(明細書) :平成18年 8月10日 拒絶理由の通知 :平成20年 8月20日(起案日) 意見書 :平成21年 2月19日 手続補正書(明細書) :平成21年 2月19日 拒絶査定 :平成21年 4月16日(起案日) 拒絶査定不服審判請求 :平成21年 8月28日 (2)拒絶査定 原査定の理由は、概略、下記のとおりである。 記(査定の理由) 請求項1ないし請求項6に係る発明は、下記刊行物に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。 記 刊行物1:特開平10-136249号公報 刊行物2:特開平8-32848号公報 刊行物3:米国特許第5596368号明細書 刊行物4:特開平9-135430号公報 刊行物5:米国特許第2816475号明細書 【第2】 本願発明 本願の請求項1ないし請求項6に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1ないし6」という。)は、本願明細書(平成21年2月19日付け手続補正書により補正された明細書及び図面)の記載からみて、それぞれ、以下のとおりのものである。 【請求項1】 投影信号を受け取ってフレーム・ターゲットを投影するビューファインディング・ユニットと、 前記ビューファインディング・ユニットに結合され、カメラのイメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答して投影信号を生成するタイミング・ユニットと から構成され、 前記フレーム・ターゲットはブラケット・フレーム・ターゲット・イメージであり、 前記タイミング・ユニットはフレーム・タゲットの投影周波数を実現するようにプログラム可能な投影タイミング・ユニットを有する ことを特徴とする被写体ビューファインダ・ユニット。 【請求項2】 バスと、 バスに結合されたプロセッサと、 オペレータがビデオ・カメラの視野を決定できるようにするためのビューファインダとして動作する投影ターゲット・フレームを生成する被写体ビューファインダ・ユニットを含む、バスに結合されたビデオ・カメラと から構成され、 前記被写体ビューファインダ・ユニットは、投影信号を受け取るとフレーム・ターゲットを投影するビューファインディング・ユニットと、前記ビデオ・カメラのイメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答して投影信号を生成する、前記ビューファインディング・ユニットに結合されたタイミング・ユニットとを含み、 前記ビデオ・カメラの視野に合わせてフレーミング・レンズの視野を調整するためにフレーミング・レンズを合焦することによって前記フレーム・ターゲットが生成され、そして 前記タイミンング・ユニットは前記フレーム・ターゲットの投影周波数を効果的にプログラムできる投影タイミング・ユニットを含む ことを特徴とするコンピュータ・システム。 【請求項3】 カメラ内のイメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積できるタイミングを決定するステップと、 イメージ・センサがビデオ・フィールドを形成していないときに投影信号が生成されるようなタイミングに応答して投影信号を生成するステップと、そして 投影信号に応答してフレーム・ターゲットを投影するステップと から構成され、 前記フレーム・ターゲットはブラケット・フレーム・ターゲット・イメージであり、 前記投影信号は、前記タイミングとフレーム・ターゲットの決定された投影周波数とに応答して生成される ことを特徴とする被写体ビューファインダを生成するための方法。 【請求項4】 前記ビューファインディング・ユニットが、 投影信号を受け取ると光を発する光源ユニットと、 この光源ユニットに結合され、フレームターゲット・イメージを決定するマスク・ユニットと、そして このマスク・ユニットに結合され、フレーム・ターゲット・イメージを投影するレンズ・ユニットと を有する ことを特徴とする請求項1に記載の被写体ビューファインダ。 【請求項5】 前記ビューファインディング・ユニットが、 投影信号を受け取ると光を発する光源ユニットと、 この光源ユニットに結合され、フレームターゲット・イメージを決定するマスク・ユニットと、そして このマスク・ユニットに結合され、フレーム・ターゲット・イメージを投影するレンズ・ユニットと を有する ことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ・システム。 【請求項6】 フレーム・ターゲットを投影するステップが、 被写体ビューファインダのイメージと共にマスク上に送られる光源の電源を投入するステップと、 カメラの視野に合わせてフレーミング・レンズの視野を調整するためにフレーミング・レンズを合焦するステップと、そして フレーミング・レンズを介して前記フレーム・ターゲットの前記イメージを送るステップとを含む ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 【第3】拒絶査定の検討(当審の判断) [1]特徴構成 本願各発明は、本願明細書の段落【0003】の記載によれば、「従来のビューファインダには、カメラに取り付けられたレンズまたはモニタが含まれるため、オペレータが動く被写体を撮影するときには、被写体がカメラの視野内に確実に収まるようにするために、実際の被写体から注意をそらす必要がある。」、また「オペレータが子供や動物を撮影している場合など、被写体と絶えず直接視線を合わせていることが望ましい場合に問題となることがある。」という課題を解決するために、本願の上記各請求項の構成を採るものであるところ、 そのうち、本願各発明が採る特徴的構成は、下記の通りである。 《本願発明1,4の特徴構成》 本願発明1、及びこれを引用する本願発明4が採る特徴的構成は、 「カメラのイメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答して(フレーム・ターゲット用の)投影信号を生成するタイミング・ユニット」が、「(前記タイミング・ユニットは、)フレーム・ターゲットの投影周波数を実現するようにプログラム可能な投影タイミング・ユニットを有する」とすること。 《本願発明2,5の特徴構成》 本願発明2、及びこれを引用する本願発明5が採る特徴構成は、 「ビデオ・カメラのイメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答して(フレーム・ターゲット用の)投影信号を生成するタイミング・ユニット」が、 「(前記タイミンング・ユニットは)前記フレーム・ターゲットの投影周波数を効果的にプログラムできる投影タイミング・ユニットを有する」とすること。 《本願発明3,6の特徴構成》 本願発明3、及びこれを引用する本願発明6が採る特徴構成は、 「イメージ・センサがビデオ・フィールドを形成していないときに投影信号が生成されるようなタイミングに応答して投影信号を生成するステップ」での「投影信号は、前記タイミングとフレーム・ターゲットの決定された投影周波数とに応答して生成される」こと。 すなわち、 本願発明1、2,4,5の特徴構成は、 タイムタイミングユニットが生成する投影信号を、 A:『イメージ・センサがビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答』するものとするともに、 B:『フレームターゲットの投影周波数をプログラム』可能とすること であり、 本願発明3,6の特徴構成は、 投影信号を生成するステップで生成する投影信号を、 A’:『イメージ・センサがビデオ・フィールドを形成していないときに投影信号が生成されるようなタイミングに応答』するものとするとともに、 B’:『投影信号は、(前記タイミングと)フレーム・ターゲットの決定された投影周波数とに応答して生成される』とすること である。 《上記A・A’,B・B’の解釈》 そして、上記A・A’,B・B’は、、明細書の記載、例えば、 -A・A’について「タイミングユニット260は、イメージ・センサ240がビデオ・フィールドを形成するための電荷を蓄積していない間に投影信号を生成する」(段落【0019】)等、 B・B’について「秒単位または分単位でプログラムすることができる。」(段落【0022】)、「投影タイミング・ユニット320からの所望の投影周波数に基づいて、投影信号を生成するための間隔を決定する。」(段落【0023】)- に照らせば、 投影信号は、 A・A’で、ビデオ・フィールドを形成するための電荷蓄積してない間(例えば、垂直帰線期間、50Hz,60Hz)とするためのタイミングに関する情報に応答するもの、であることに加えて、 B・B’で、『投影周波数』(秒単位または分単位で、プログラム可能で決定されたもの)にも応答するもの とするものであって、 これらは異なるものと解される。 [2]結論 然るに、査定で引用された各刊行物(刊行物1?5)のいずれにも、本願発明1?6備える上記特徴構成のうちの上記B・B’の特徴構成は記載されていないし、それら刊行物のいずれにも、上記特徴構成B・B’に至るに足る動機付けも見いだすことができない。 したがって、補正後各発明は、刊行物1?6に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。 [3]理由の詳細-刊行物1?5との比較等 (a)刊行物1:特開平10-136249号公報 (a1)刊行物1には、以下の記載がある。 「【0012】[全体構成]図1には、本発明の1実施形態による撮像装置の基本構成がブロック図として図示されている。撮像装置は、撮像手段11、撮像領域設定手段12、ポインティング手段13、画像解析手段14、及び手動操作手段15を有している。撮影者は、手動操作手段15を操作して電源オンあるいはスタンバイの指示を装置に与える。この指示を受け、ポインティング手段13は、撮像手段11の光学系の光軸にほぼ平行な可視光線(指標光線)を被写体10に向けて投光する。撮像手段11は、この被写体10の像を光電変換し撮像信号(映像信号)として出力する。画像解析手段14は、この撮像信号に基づいて画像認識処理によって被写体像の領域検知を行ない、撮像領域設定手段12は、画像解析手段から得られる被写体領域の情報及び手動操作手段で設定された撮像モード等の情報に基づいて撮像領域(及び記録領域)を決定する。」 「【0016】なお、記録処理が開始されると、撮像素子25の垂直ブランキング期間をVsync.情報として指標発生器24ヘ伝え、可視光線の指標が画像信号中に混入しないようにする。つまり、映像信号に影響を与えない被写体光の非蓄積期間である画像の垂直ブランキング期間のみに指標光を投射するように発光タイミングを制御する。」 「【0048】このようにして、撮像画角が所望の状態に設定されると、ステップS7において、可視光線によるポインター光が撮像されないようにするためにポインターの発光モードを変更する。即ち、撮像素子25の垂直ブランキング期間をVsync.情報として指標発生器24ヘ伝え(図2)、可視光線の指標が画像信号中に混入しないようにする。つまり、図7のタイミングチャートで示すように、映像信号に影響を与えない被写体光の非蓄積期間である画像の垂直ブランキング期間Vblank(α)のみに指標光を輝度Lβで投射し、一方蓄積期間βでは光量をほぼゼロになるように発光タイミングを制御する。」 「【0064】 【発明の効果】このように、本発明では、指標光線(ポインター)の投光により被写体を視準できるので、被写体をファインダーを覗きながら探す必要がなく、被写体の方を向きつつ、被写体と視線を合わせての撮像が可能になり、操作性が大きく改善される。また、被写体の撮影比率を設定あるいはあらかじめ選定しておくようにすれば、ファインダーを除きながらの画角調節が不必要になり、撮像時の操作性が顕著に向上する。」 (a2)刊行物1には、指標光線(ポインター)の投光により被写体を視準できるので、被写体をファインダーを覗きながら探す必要がなく、被写体の方を向きつつ、被写体と視線を合わせての撮像が可能になることが記載されており、また、映像信号に影響を与えない被写体光の非蓄積期間である画像の垂直ブランキング期間のみに指標光を投射するように発光タイミングを制御することが記載されており、 電荷を蓄積するタイミングに関する情報に応答して投影信号を生成しているといえ、上記「特徴構成A・A’」は示されているといえ、その点では、本願各発明と類似している。 しかしながら、本願各発明の上記「特徴構成B・B′」については記載がなく示唆もない。 (b)刊行物2:特開平8-32848号公報 (b1)刊行物2には、以下の記載がある。 「【0057】このスチルカメラ11は、上記カメラレンズ14等の撮像光学系によって物体が結像する原理、即ち、図3に示すように、撮像光学系112をはさんで、物体111と、その物体111が上記撮像光学系112により結像した結果できる像113とは対称の関係となるという原理を利用して、上記CCD1上に結像させて被写体原稿15を写し撮るものである。 【0058】そこで、例えば、結像面に物体が存在した場合、その物体の像は被写体上に結像することとなる。従って、上記スチルカメラ11では、CCD1の受光部2の四隅に光源手段3a?3dを設置しているため、被写体原稿15が上記CCD1上に結像すると、上記図1に示すように、上記光源手段3a?3dからの光は被写体原稿15上に結像し、明瞭なる輝点16a?16dで表示されることとなる。 【0059】また、上記光源手段3a?3dは、CCD1の受光面2の四隅に設置しているため、被写体原稿15上の4個の輝点16a?16dを結ぶ矩形範囲内が、上記CCD1による撮影範囲を示している。」 「【0067】上述のように、CCD1の受光部2の四隅に設置した光源手段3a?3dを点灯することにより、被写体原稿15上に撮影範囲を示す輝点16a?16dが表示されるため、ファインダーやモニタを用いることなく一目で撮影範囲を認識することができる。」 「【0086】さらに、上記CPU215は、光源手段217から投射される光による上記CCD1へのかぶりを防止するために、CCD1の露光期間中は上記光源手段217が消灯されるように、また、CCD1の不要電荷掃き捨て期間中は点灯されるように駆動部220を制御する。」 「【0098】上記タイミングジェネレータ221は、上記電子シャッタ制御回路216からのシャッタスピード情報に基いて、CCD1の露光期間中は上記光源手段217が消灯し、また、CCD1の不要電荷掃き捨て期間中は点灯するタイミングに合った信号読出しパルス、電荷掃き捨てパルス等の各パルスを生成し、それらのパルスをクロックドライバ222、LDドライバ223、及び、信号処理部212に供給する。」 (b2)刊行物2には、CCD1の受光部2の四隅に設置した光源手段3a?3dを点灯することにより、被写体原稿15上に撮影範囲を示す輝点16a?16dが表示されるため、ファインダーやモニタを用いることなく一目で撮影範囲を認識すること、また、タイミングジェネレータ221からのパルスに応じて光源手段217をCCD1の露光期間中は消灯させ、CCD1の不要電荷掃き捨て期間中は点灯させることが記載されており、 上記「特徴構成A・A’」は示されているといえ、その点では、本願各発明と類似している。 しかしながら、本願各発明の上記「特徴構成B・B′」については記載がなく示唆もない。 (c)刊行物3:米国特許第5596368号明細書 (c1)刊行物3には、以下の記載がある。 「As shown in FIG. 1, radiant energy source 160 projects a radiant energy beam 180 out from camcorder 100. Radiant energy beam 180 is directed toward a predetermined point within camcorder 100's field of view. In FIG. 1, dashed line 200 illustrates the center of the camcorder's field of view. Both beam 180 and line 200 strike a target 220.」(明細書3欄65行?4欄3行及び図1)(訳文:図1に示されたように、放射エネルギー源160は、カムコーダ100から外へ放射エネルギービーム180を投射する。放射エネルギービーム180は、所定のポイントへ向かってカムコーダ100の視野範囲内の所定のポイントに向けられる。図1で、破線200は、カムコーダの視野範囲の中心を示す。ビーム180とライン200の両方は、目標220に当たる。) (c2)刊行物3には、カムコーダー100の放射エネルギー源160から光ビーム180を目標220にあてることは記載されているものの、本願各発明の上記「特徴構成B・B′」については記載がなく示唆もない。 (d)刊行物4:特開平9-135430号公報 (d1)刊行物4には、以下の記載がある。 「【0013】10は、撮像ヘッド4の撮像範囲を表す光フレームFを前記結像光学系7の入射光軸に沿って投影する光フレーム投影器であって、CCD素子8の撮像面8aの周囲には、光フレームFの4隅を表す光マークの光源となる電球11が配され、各光源11の背面側には照射された光を所要径の光束にする反射鏡12が配されると共に、その正面側には光マークMの形状に型抜きされたステンシル13が配されている。したがって、CCD素子8の画素面8aの周囲に配設された各電球11から照射された光は、反射鏡12で反射されて所要径の光束となってステンシル13を透過し、撮像ヘッド4の撮像範囲を表す光フレームFの4隅の光マークMとなって、撮像ヘッド4の結像光学系7を介してその入射光軸に沿って投影されるようになされている。」 (d2)刊行物4には、各電球11から照射された光は、反射鏡12で反射されて所要径の光束となってステンシル13を透過し、撮像ヘッド4の撮像範囲を表す光フレームFの4隅の光マークMとなって、撮像ヘッド4の結像光学系7を介してその入射光軸に沿って投影されることが記載されているに止まる。 本願各発明の上記「特徴構成B・B′」については記載がなく示唆もない。 (e)刊行物5:米国特許第2816475号明細書 (e1)刊行物5には、以下の記載がある。 「This invention relates to cameras and more especially to methods and apparatus for indicationg the limits of the field of camera by means of light beams which are projected into the field in such a way as not to interfere with the operation of the camera.」(明細書1欄12行?16行)(訳文:この発明は、カメラ、特にカメラの操作を邪魔しないような方法で視野に投射されるような光ビームによってカメラの視野限界を示す方法及び装置に関する。) 「These light beams 24 and 25 may be continuous, but they stand out more clearly in a lighted room if they are discontinuous, that is, made up of short lengths or spots of light. The pattern can be obtained by means of a mask or slide within each of the light projectors.」(明細書2欄16行?29行)(訳文:光ビーム24や25は、連続的であるが、不連続で、つまり、光の短い長さまたは点(波線または点線)で作られたならば、明りのついた部屋でより明白に目立つ。パターンは各光プロジェクタでマスクあるいはスライドによって得られる。) (e2)刊行物5には、光ビームによってカメラの視野の限界を示すことや、パターンがマスクによって得られることが記載されているに止まる。 本願各発明の上記「特徴構成B・B′」については記載がなく示唆もない。 【第4】むすび 以上、本願の請求項1ないし請求項6に係る発明は、上記各刊行物1?5に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである、という原査定の理由によっては本願を拒絶することはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2011-09-21 |
出願番号 | 特願2000-565666(P2000-565666) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(H04N)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 関谷 隆一、日下 善之 |
特許庁審判長 |
乾 雅浩 |
特許庁審判官 |
▲徳▼田 賢二 藤内 光武 |
発明の名称 | 投影可能な被写体ビューファインダを生成するための方法および装置 |
代理人 | 西山 修 |
代理人 | 山川 政樹 |
代理人 | 山川 茂樹 |
代理人 | 黒川 弘朗 |