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審決分類 審判 全部無効 1項3号刊行物記載  B32B
管理番号 1244002
審判番号 無効2011-800027  
総通号数 143 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-11-25 
種別 無効の審決 
審判請求日 2011-02-08 
確定日 2011-09-20 
事件の表示 上記当事者間の特許第4543046号発明「精細な装飾紋様を有する樹脂シート及びその製造方法」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第4543046号の請求項1ないし2に係る発明についての特許を無効とする。 審判費用は、被請求人の負担とする。 
理由 第1.手続の経緯
本件の主な手続を、整理して以下に示す。
1.特許出願:平成17年8月17日(優先日:平成17年4月14日)
(特願2006-552401号)
2.設定登録:平成22年7月2日(特許第4543046号)
3.審判請求:平成23年2月8日
4.答弁 :平成23年5月26日
5.審尋 :平成23年6月7日(平成23年6月9日発送)
6.上申(被請求人):平成23年7月8日
7.弁駁 :平成23年7月11日
8.書面審理通知:平成23年7月19日(平成23年7月22日発送)

第2.当事者の主張
1.請求人の主張の概要
審判請求書及び平成23年7月11日付け弁駁書の記載を総合すると、請求人の主張は、概要次のとおりと認める。
ア.本件特許の請求項1に係る発明は、甲第1号証に記載された発明であり、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない発明であるから、無効にすべきである。
イ.本件特許の請求項2に係る発明は、甲第2号証に記載された発明であり、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない発明であるから、無効にすべきである。
ウ.本件特許の請求項1に係る発明は、甲第1号証、甲第2号証及び甲第13ないし16号証に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項により特許を受けることができない発明であるから、無効にすべきである。
エ.本件特許の請求項2に係る発明は、甲第2号証、甲第1号証及び甲第13ないし16号証に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項により特許を受けることができない発明であるから、無効にすべきである。
【証拠方法】
甲第1号証:特開2003-103996号公報
甲第2号証:特開2004-276416号公報
甲第3号証:特開2001-30290号公報
甲第4号証:特開2005-31634号公報
甲第5号証:特開2002-195858号公報
甲第6号証:特開平10-268811号公報
甲第7号証:特開昭62-258778号公報
甲第8号証:特開平2-134683号公報
甲第9号証:特開昭62-83783号公報
甲第10号証:インターネットのウェブページ
(http://oika.jp/zukai_silkscreen.htm)
甲第11号証:インターネットのウェブページ
(http://mashita-mark.com/print/silk.htm)
甲第12号証:平凡社 大百科事典7 第773頁
甲第13号証:特開2000-158599号公報
甲第14号証:特開昭62-125877号公報
甲第15号証:特開2004-255583号公報
甲第16号証:特開2002-210758号公報

2.被請求人の主張の概要
答弁書及び平成23年7月8日付け審判事件上申書の記載を総合すると、被請求人は、本件特許の請求項1及び2に係る発明には、無効理由があると認めている。

第3.無効理由についての当審の判断
1.請求項1に係る発明
本件特許の請求項1に係る発明(以下、「本件発明1」という。)は、請求項1に記載された事項によって特定される発明と認める。請求項1の記載は次のとおりである。
「透明樹脂シート上に紫外線硬化樹脂層が積層された樹脂シートであって、前記紫外線硬化樹脂層の透明樹脂側の反対面に、線溝の深さが20nm?5μmの複数の線で描かれた線画紋様である精細な装飾紋様が形成され、前記透明樹脂シートの紫外線硬化樹脂層側又はその反対側の面にシルク印刷にて文字、数字を透明印刷したことを特徴とする精細な装飾紋様を有する樹脂シート。」
一方、甲第1号証の段落【0011】ないし【0022】、及び【0039】ないし【0048】の記載などから見て、甲第1号証には、本件発明1の特定事項をすべて充足する発明が記載されている。したがって、本件発明1は、甲第1号証に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。

2.請求項2に係る発明
本件特許の請求項2に係る発明(以下、「本件発明2」という。)は、請求項2に記載された事項によって特定される発明と認める。請求項2の記載は次のとおりである。
「透明樹脂シート上に紫外線硬化樹脂層が積層された樹脂シートであって、前記紫外線硬化樹脂層の透明樹脂側の反対面に、線溝の深さが20nm?5μmの複数の線で描かれた線画紋様である精細な装飾紋様が形成され、前記透明樹脂シートの紫外線硬化樹脂層側又はその反対側の面に金属蒸着を施し、レーザ光により部分的に金属蒸着膜を除去し、文字、数字を透明加工したことを特徴とする精細な装飾紋様を有する樹脂シート。」
一方、甲第2号証の段落【0017】ないし【0039】、及び【0057】の記載などから見て、甲第2号証には、本件発明2の特定事項をすべて充足する発明が記載されている。したがって、本件発明2は、甲第2号証に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。

第4.むすび
以上のとおり、本件発明1又は2は、それぞれ、甲第1又は2号証に記載された発明であり、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができないから、特許法第123条第1項第2号に該当し、無効とすべきものである。
審判に関する費用については、特許法第169条第2項の規定で準用する民事訴訟法第61条の規定により、被請求人が負担すべきものとする。
よって結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-07-19 
結審通知日 2011-07-25 
審決日 2011-08-09 
出願番号 特願2006-552401(P2006-552401)
審決分類 P 1 113・ 113- Z (B32B)
最終処分 成立  
前審関与審査官 山本 昌広細井 龍史  
特許庁審判長 栗林 敏彦
特許庁審判官 佐野 健治
熊倉 強
登録日 2010-07-02 
登録番号 特許第4543046号(P4543046)
発明の名称 精細な装飾紋様を有する樹脂シート及びその製造方法  
代理人 森田 拓生  
代理人 生田 哲郎  
代理人 佐野 辰巳  
代理人 辻本 一義  
代理人 生田 哲郎  
代理人 丸山 英之  
代理人 生田 哲郎  
代理人 佐野 辰巳  
代理人 辻本 希世士  
代理人 佐野 辰巳  

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