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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) C09D
管理番号 1245883
審判番号 不服2008-12158  
総通号数 144 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-12-22 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-05-13 
確定日 2011-10-25 
事件の表示 特願2001-158381「速乾性多成分水性コーティングを製造する方法」拒絶査定不服審判事件〔平成14年 1月31日出願公開、特開2002- 30257〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成13年5月28日(パリ条約による優先権主張2000年5月26日、米国)の出願であって、平成19年8月9日付けの拒絶理由通知に対し、平成20年1月21日に意見書の提出及び手続補正がなされ、同年2月6日付けの拒絶査定に対し、同年5月13日に審判請求がなされるとともに同年6月12日に手続補正がなされ、平成22年7月12日付けの審尋に対し、同年10月13日に回答書の提出がなされ、平成23年1月24日付けの当審からの拒絶理由通知に対し、同年4月20日に意見書の提出及び手続補正がなされたものである。

第2 本願発明
本願の請求項1?13に係る発明は、平成23年4月20日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?13に記載された事項により特定されるものであり、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、次のとおりのものである。
「基体表面に速乾性多成分水性コーティング(該速乾性多成分水性コーティングは、330ミクロンの湿潤塗膜厚さを有するコーティング組成物のフィルムとして塗布した場合に、23℃で90%の相対湿度において2時間未満のドライスルー時間を示す、多成分水性コーティングである)を調製する方法であって、
i)下記成分A及び成分Bを同時に、又はほぼ同時に基体表面に塗布する工程、
a)該成分Aは、水、アンモニア、C_(1)‐C_(6)アルキルアミン、C_(1)‐C_(6)アルキルアルコール又はこれらの混合物を吸収及び/又は吸着することが可能である少なくとも一つの水不溶性吸収剤を含み;且つ
b)該成分Bは遅乾性水性バインダー組成物(該遅乾性水性バインダー組成物は、330ミクロンのフィルムの厚さで基体に塗布されたとき、23℃で90%の相対湿度において2時間と等しいか又はそれを超えるドライスルー時間を有するフィルムを形成する水性バインダー組成物である)を含む;
ii)該成分A及び該成分Bが塗布されている基体の表面に、遅乾性水性バインダー組成物を含む成分Cを塗布する工程;及び
iii)多成分水性コーティングを乾燥させる工程;
を含み、該吸収剤は有機超吸収性ポリマー、イオン交換樹脂、中空球状ポリマー、モレキュラーシーブ、タルク、無機吸収剤、多孔性炭素質物質、非多孔性炭素質物質及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の吸収剤である、方法。」

第3 当審が通知した拒絶の理由
当審が通知した拒絶の理由は、本願発明は、その優先日前に頒布された刊行物1に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない、という理由を含むものである。

第4 当審の判断
当審は、上記拒絶理由のとおり、本願発明は特許を受けることができないものであると判断する。
以下、詳述する。

1 刊行物
刊行物1:特開平9-235489号公報

2 刊行物に記載された事項
本願の優先日(平成12年5月26日)前に頒布された刊行物1には、次の記載がある。

摘記1a:「【請求項2】 表面に施した水性道路マーキング塗料の乾燥を促進する方法であって、固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるものを、表面に塗料とともに、または塗布された塗料の上にスプレーすることを含む前記の方法。」

摘記1b:「【請求項3】 前記粒子が固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって、水と配位結合して吸収できるもの、中空球状粒子またはタルクである、請求項1記載の塗料または請求項2記載の方法。
【請求項4】 固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子がイオン交換樹脂ビーズまたは超吸水性ゲルである、請求項3記載の塗料または方法。」

摘記1c:「【0001】本発明は、水性道路マーキング塗料に関し、より詳細には速い乾燥時間を有する水性道路マーキング塗料に関する。
【0002】道路マーキング塗料の重要な特性のひとつとして、塗布後の乾燥速度がある。これが、塗料を塗布するために必要とされる交通規制の程度を決定するからである。そのような塗料は伝統的に有機溶剤に溶解された樹脂に基づいていた。潜在的に環境を汚染するうえ、塗布された塗料が迅速に乾燥する必要のため、道路に塗料を塗布した後に溶剤が迅速に蒸発し、通行する人間に潜在的な健康上の問題を与える。このため、より環境に優しい水性道路マーキング塗料の開発が望まれていた。
・・・
【0005】・・・われわれは、完全に非不溶性の、乾燥した、固体の、非常に疎水性のポリマー粒子を、水性道路マーキング塗料とともに使用すると、塗布された塗料が驚くほど迅速に乾燥することを見いだした。」

摘記1d:「【0014】イオン交換樹脂ビーズに加えて、水を吸収することのできる固体粒子を本発明において使用することができる。そのような粒子の例としては、たとえば「スミカゲル(Sumica gel)」のような超吸収ポリマーゲル、たとえば乾燥したRopaque OP-62のような乾燥した中空球状粒子、およびタルクがあげられる。」

3 刊行物1に記載された発明
刊行物1には、「表面に施した水性道路マーキング塗料の乾燥を促進する方法であって、固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるものを、表面に塗料とともに、または塗布された塗料の上にスプレーすることを含む前記の方法。」が記載されており(摘記1a)、当該粒子として「中空球状粒子またはタルク」或いは「イオン交換樹脂ビーズまたは超吸水性ゲル」が使用されることも記載されている(摘記1b)。
したがって、刊行物1には、
「表面に施した水性道路マーキング塗料の乾燥を促進する方法であって、中空球状粒子、タルク、イオン交換樹脂ビーズまたは超吸水性ゲル等の、固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるものを、表面に塗料とともに、または塗布された塗料の上にスプレーすることを含む方法。」
の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているといえる。

4 対比・判断
(1)本願発明について
本願発明は、上記第2において示したとおりのものであるところ、その方法は
「i)下記成分A及び成分Bを同時に、又はほぼ同時に基体表面に塗布する工程
・・・
ii)該成分A及び該成分Bが塗布されている基体の表面に、遅乾性水性バインダー組成物を含む成分Cを塗布する工程;及び
iii)多成分水性コーティングを乾燥させる工程;
を含み、・・・」
と定義されており、工程i)?iii)を含みさえすればよく、それ以外の工程(例えば成分Aを塗布する工程)を併用することを排除するものではない。
そして、平成20年1月21日付け、平成20年6月12日付け及び平成23年4月20日付けの手続補正により補正された本願の明細書(以下「本願明細書」という。)の段落【0016】に「成分B及びCは、組成がお互いに同一でもよいし、異なってもよい。」と記載されるように、本願発明は成分BとCが同一である場合も含むから、上記の事情を考慮すると、本願発明は、成分A及びBを同時に又はほぼ同時に塗布しながら重ね塗りする態様を包含している。
なお、この点について、平成23年1月24日付けの当審の拒絶理由において、請求項1(補正前であるが、本願発明と実質的に同一)の記載では「成分A及びBを同時に又はほぼ同時に塗布しながら重ね塗りする態様が包含されるのか否か明らかでない。」として特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない旨を指摘したところ(第4の1(1))、審判請求人は、平成23年4月20日付けの意見書において「本願請求項1に係る発明は、i)、ii)及びiii)以外の工程を併用することを排除するものではなく、例えば、成分A及びBを塗布した後に成分Aを成分Bと同時に、又はほぼ同時に重ね塗りする場合も本願発明の範囲に含まれます」と回答している(2[2](1))。
したがって、本願発明は成分A及びBを同時に又はほぼ同時に塗布しながら重ね塗りする態様を含むものとして、以下、対比及び判断を行う。

(2)対比
本願発明と引用発明とを対比すると、引用発明における「表面」は、その用途が「水性道路マーキング塗料」であることからみて「道路の表面」を意味し、それは本願発明の「基体表面」に相当する。
引用発明における「水性道路マーキング塗料」は、「乾燥を促進」されるもの、すなわちそのままでは乾燥に時間がかかるものであることを考慮すると、本願発明の「遅乾性水性バインダー組成物」、すなわち「成分B」に相当し、引用発明は当該水性道路マーキング塗料の「乾燥を促進する方法」であり、「水性・・・組成物」であれば、当然水と他の成分からなる多成分組成物であるから、引用発明の「水性道路マーキング塗料の乾燥を促進する方法」は、本願発明の「速乾性多成分水性コーティング・・・を調製する方法」に相当する。
引用発明の「固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるもの」は、水を吸収するものである以上、水に不溶性であると認められるから、本願発明の「水・・・を吸収及び/又は吸着することが可能である少なくとも一つの水不溶性吸収剤」、すなわち「成分A」に相当する。
引用発明の「中空球状粒子」のうち「固形ポリマー粒子」であるものは本願発明の「中空球状ポリマー」に相当し、引用発明の「イオン交換樹脂ビーズ」は本願発明の「イオン交換樹脂」に相当する。
また、引用発明の「超吸水性ゲル」は、その例として刊行物1に「スミカゲル・・・のような超吸収ポリマーゲル」が例示されている(摘記1d)ことを考慮すると、本願発明の「有機超吸収性ポリマー」に相当する。
引用発明の「中空球状粒子、タルク、イオン交換樹脂ビーズまたは超吸水性ゲル等の、固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるものを、表面に塗料とともに、・・・スプレーする」は、本願発明の「成分A及び成分Bを同時に、又はほぼ同時に基体表面に塗布する」に相当する。
そうすると、両者は、
「基体表面に速乾性多成分水性コーティングを調製する方法であって、
i)下記成分A及び成分Bを同時に、又はほぼ同時に基体表面に塗布する工程、
a)該成分Aは、水を吸収及び/又は吸着することが可能である少なくとも一つの水不溶性吸収剤を含み;且つ
b)該成分Bは遅乾性水性バインダー組成物を含む;
を含み、該吸収剤は有機超吸収性ポリマー、イオン交換樹脂、中空球状ポリマー、タルクからなる群から選択される少なくとも1種の吸収剤である、方法。」
である点において一致し、以下の点で相違する。

相違点1
本願発明では、速乾性多成分水性コーティングは、「330ミクロンの湿潤塗膜厚さを有するコーティング組成物のフィルムとして塗布した場合に、23℃で90%の相対湿度において2時間未満のドライスルー時間を示す」ものであり、遅乾性水性バインダー組成物は、「330ミクロンのフィルムの厚さで基体に塗布されたとき、23℃で90%の相対湿度において2時間と等しいか又はそれを超えるドライスルー時間を有するフィルムを形成する」のに対し、引用発明ではそのことについて言及がない点

相違点2
本願発明では、「ii)該成分A及び該成分Bが塗布されている基体の表面に、遅乾性水性バインダー組成物を含む成分Cを塗布する工程」を含むのに対し、引用発明ではその点について言及がない点

相違点3
本願発明では、「iii)多成分水性コーティングを乾燥させる工程」を含むのに対し、引用発明ではその点について言及がない点

(3)相違点についての判断
ア 相違点1について
本願明細書の段落【0006】に「主として高沸点、高い蒸発潜熱、高い極性及び水の強力な水素結合の組み合わせのために、水性塗料又はコーティングの乾燥時間は、有機溶剤ベースコーティングによって示されるものより一般的に長い。」と記載されるように、水性塗料又はコーティングの乾燥時間は一般的に長く、段落【0015】に「我々は,予想外にも、遅乾性水性バインダー組成物は吸収剤と混合されて速乾性の多成分水性コーティング組成物を完成させることを見出した。」と記載されているように、一般的には乾燥時間が長い水性塗料又はコーティングを「速乾性」にすることが本願発明の課題であるといえる。
そうすると、本願発明における遅乾性水性バインダー組成物が有する「330ミクロンのフィルムの厚さで基体に塗布されたとき、23℃で90%の相対湿度において2時間と等しいか又はそれを超えるドライスルー時間を有するフィルムを形成する」という性質は、一般的な水性塗料又はコーティングが有する性質を単に表記したにすぎないものと認められるから、引用発明の「水性道路マーキング塗料」も、水性塗料である以上、その程度の性質を有するものと認められる。
したがって、この点は実質的な相違点ではない。
たとえこの点が実質的な相違点であるとしても、刊行物1には「本発明は、水性道路マーキング塗料に関し、より詳細には速い乾燥時間を有する水性道路マーキング塗料に関する。」、「道路マーキング塗料の重要な特性のひとつとして、塗布後の乾燥速度がある。これが、塗料を塗布するために必要とされる交通規制の程度を決定するからである。」及び「われわれは、完全に非不溶性の、乾燥した、固体の、非常に疎水性のポリマー粒子を、水性道路マーキング塗料とともに使用すると、塗布された塗料が驚くほど迅速に乾燥することを見いだした。」と記載されており(摘記1c)、引用発明も乾燥速度の遅い塗料の乾燥速度を速める方法であるから、その技術を適用するための「水性道路マーキング塗料」としては、乾燥速度が遅いものを選ぶのが通常のことである。
そして、その際の乾燥速度の評価基準としては、水性道路マーキング塗料が通常塗布されるときのフィルム厚みで、乾燥に時間がかかる条件、例えば湿度が高い日の条件を基準として設定することは当業者が容易になし得ることであり、「330ミクロンのフィルムの厚さで基体に塗布されたとき、23℃で90%の相対湿度において2時間と等しいか又はそれを超えるドライスルー時間を有するフィルムを形成する」という条件を設定することは、当業者が容易に想到することである。
次に、水不溶性吸収剤を適用後の「速乾性多成分水性コーティング」の速乾性について検討するに、本願発明と引用発明とで同じ水不溶性吸収剤を適用して乾燥速度を速めているのであるから、得られる「速乾性多成分水性コーティング」の速乾性も同程度であると認められる。
たとえ引用発明が本願発明で定義される速乾性を有していないとしても、乾燥速度を速めることを目的とする引用発明において、水不溶性吸収剤の使用量を増やす等して、より乾燥速度を速めることは当業者が容易に想到することであるし、その際の速乾性の評価基準として、「330ミクロンのフィルムの厚さで基体に塗布されたとき、23℃で90%の相対湿度におけるドライスルー時間」を設定し、それを2時間未満とすることも、上記と同様に当業者が容易になし得ることである。
したがって、相違点1は実質的な相違点ではないか、そうでないとしても、当業者が容易に想到することである。

イ 相違点2について
引用発明は、速い乾燥時間を有する水性マーキング塗料に関するものであるから(摘記1c)、例えば時速40kmの速度制限の表示を道路上に設ける用途に使用することは当業者が容易に想到することである。
そして、そのような場合には、道路上に「40」の表示をすることになるが、「4」には縦線と横線が交差する部分があり、そこは重ね塗りがされることになる。
引用発明の方法を用いて「4」の表示を設けようとすると、重ね塗りがされる部分では、成分Aと成分Bを同時に、又はほぼ同時に基体表面に塗布された後、同じ塗装がもう一度なされることになり、そのような態様は上記(1)で示したように本願発明の範囲に含まれるものである。
すなわち、1回目の塗布が本願発明の工程i)に相当し、2回目の塗布のうち、成分B(成分Cと同じ)を塗布する部分が本願発明の工程ii)に相当する。
したがって、この相違点に係る本願発明の構成は、引用発明に基づいて当業者が容易に想到することである。

ウ 相違点3について
引用発明は「表面に施した水性道路マーキング塗料の乾燥を促進する方法」に関するものであるから、最後に乾燥を行うことは明らかである。
よって、この点は実質的な相違点ではない。

(4)請求人の主張について
審判請求人は、平成23年4月20日付けの意見書の2[4](1)において、「引用文献1(注:刊行物1のこと)に記載の方法を用いて「4」の表示を設けようとする場合は、まず、「4」の表示を塗料で描いた後、イオン交換樹脂等をポストスプレー又は振りかけるのであり、「4」の表示を描きながらイオン交換樹脂を振りかけて重ね塗りすることは通常は考えられず、このような態様は引用文献1には記載も示唆もされていません。むしろ、引用文献1ではスプレーされたビーズを集めて再使用する態様が記載されており(段落0012)、このような観点からすれば、ビーズを振りかけた上に再度塗料を重ねてビーズを埋め込むのは同文献の趣旨に沿わないと考えられます。また、引用文献1には固形ポリマー粒子又は無機化合物の粒子(成分A)を塗料(成分B)とともにスプレーする態様も開示されていますが、そのような態様であっても、「4」の表示を設けようとする場合は、成分A及び成分Bの層の上に成分A及び成分Bの層を重ねるのであり、成分A及び成分Bの層の上に成分C(又は成分B)を重ねる本願発明1の方法(バインダー成分で被覆することにより吸収剤粒子が塗料表面から弾み出ないようにする方法)とは全く別異であります。」と主張している。
しかし、引用発明は、「・・・固形ポリマー粒子または無機化合物の粒子であって水を吸収できるものを、表面に塗料とともに、・・・スプレーする」ものであるから、吸収剤を塗料と共に塗布する態様も含まれる。そのような方法で「4」を描いた場合には、成分Aと成分Bが同時に塗布され、縦線と横線が重なる部分において再度成分Aと成分B(成分Cと同じ)が塗布されることになる。そして、上記(1)及び(3)イで示したように、そのような態様は本願発明に含まれるものである。
したがって、請求人の主張は採用することができない。

(5)小括
以上のとおり、本願発明は、刊行物1に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。

第5 むすび
以上のとおり、本願発明は特許を受けることができないものであるから、その余について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-05-31 
結審通知日 2011-06-01 
審決日 2011-06-15 
出願番号 特願2001-158381(P2001-158381)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (C09D)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 藤原 浩子  
特許庁審判長 中田 とし子
特許庁審判官 木村 敏康
小出 直也
発明の名称 速乾性多成分水性コーティングを製造する方法  
代理人 特許業務法人センダ国際特許事務所  

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