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審決分類 |
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 C03C 審判 査定不服 特29条の2 特許、登録しない。 C03C |
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管理番号 | 1249109 |
審判番号 | 不服2009-4710 |
総通号数 | 146 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2012-02-24 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2009-03-04 |
確定日 | 2011-12-22 |
事件の表示 | 特願2003-167743「合わせガラスおよびその製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 1月 6日出願公開、特開2005- 1948〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、平成15年6月12日の出願であって、平成20年10月8日付けで拒絶理由の起案がなされ、同年12月9日に意見書及び明細書の記載に係る手続補正書の提出がなされ、平成21年1月29日付けで拒絶査定の起案がなされ、同年3月4日に拒絶査定不服審判の請求がなされ、同年3月31日に明細書の記載に係る手続補正書の提出がなされ、平成23年7月29日付けで特許法第164条第3項に基づく報告を引用した審尋の起案がなされ、同年9月27日付けで回答書が提出されたものである。 第2 平成21年3月31日付けの手続補正について [補正却下の決定の結論] 平成21年3月31日付けの手続補正(以下、必要に応じて「本件補正」という。)を却下する。 [理由] 1.本件補正により、平成20年12月9日付けの手続補正書の特許請求の範囲 「【請求項1】 可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接して設けられた略帯状の第2領域とを備えた合わせガラスにおいて、 前記第2領域の一部に、可視光透過率が70%以上の透明領域が前記第1領域と連続して設けられており、 前記透明領域は、下向きに広がりを持った形状であることを特徴とする合わせガラス。 【請求項2】 前記第2領域における中間膜の可視光透過率は、前記第1領域における中間膜の可視光透過率よりも低い請求項1に記載の合わせガラス。 【請求項3】 前記合わせガラスは、自動車のフロントガラスの製造に用いられ、前記透明領域は、車載カメラの光軸上に位置する請求項1または2に記載の合わせガラス。 【請求項4】 中間膜を2枚のガラス板で挟むことで作られた合わせガラスにおいて、 可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接する略帯状の第2領域とを備えた中間膜を用意する工程と、 前記第1領域と前記第2領域との境界を含む前記中間膜の一部の領域を切り抜く工程と、 この切り抜いた領域に前記第1領域と同一の可視光透過率を有する中間膜を嵌め込む工程と、 前記切り抜いた領域に嵌め込んだ中間膜と前記第2領域の中間膜との境界のみを溶着する工程と、 前記切り抜いた領域に嵌め込んだ中間膜が溶着された前記中間膜を2枚のガラス板で挟む工程と を有することを特徴とする合わせガラスの製造方法。 【請求項5】 前記切り抜いた領域は等脚台形であり、前記溶着する工程は、該台形の上辺および左右の側辺のみを溶着する請求項4に記載の合わせガラスの製造方法。」が以下のとおりに補正された。 「【請求項1】 可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接して設けられた略帯状の第2領域とを備えた合わせガラスにおいて、 前記第2領域の一部に、可視光透過率が70%以上の透明領域が前記第1領域と連続して設けられており、 前記透明領域は、下向きに広がりを持った等脚台形であることを特徴とする合わせガラス。 【請求項2】 前記第2領域における中間膜の可視光透過率は、前記第1領域における中間膜の可視光透過率よりも低い請求項1に記載の合わせガラス。 【請求項3】 前記合わせガラスは、自動車のフロントガラスの製造に用いられ、前記透明領域は、車載カメラの光軸上に位置する請求項1または2に記載の合わせガラス。 【請求項4】 中間膜を2枚のガラス板で挟むことで作られた合わせガラスにおいて、 可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接する略帯状の第2領域とを備えた中間膜を用意する工程と、 前記第1領域と前記第2領域との境界を含む前記中間膜の一部の領域を切り抜く工程と、 この切り抜いた領域に前記第1領域と同一の可視光透過率を有する中間膜を嵌め込む工程と、 前記切り抜いた領域に嵌め込んだ中間膜と前記第2領域の中間膜との境界のみを溶着する工程と、 前記切り抜いた領域に嵌め込んだ中間膜が溶着された前記中間膜を2枚のガラス板で挟む工程と を有することを特徴とする合わせガラスの製造方法。 【請求項5】 前記切り抜いた領域は等脚台形であり、前記溶着する工程は、該台形の上辺および左右の側辺のみを溶着する請求項4に記載の合わせガラスの製造方法。 」 2.即ち、本件補正は、平成20年12月9日付けの手続補正書の特許請求の範囲の【請求項1】の「下向きに広がりを持った形状」を「下向きに広がりを持った等脚台形」とする補正事項を含むものである。 この補正事項は、請求項に記載した発明を特定するために必要な事項である形状を特定の形状である等脚台形に限定する、いわゆる限定的減縮を目的とするものである。 3.本件補正後の請求項1に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際に独立して特許を受けることができるか否かについて、以下で検討する。 (1)引用例の記載事項 原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願の日前の他の出願であって、その出願後に出願公開された特願2003-559946号(国際公開第03/059837号)の願書に最初に添付した明細書及び図面(以下、「先願明細書等」という。)には、以下の各記載がある。 (イ)「本発明の一形態では、遮熱中間膜が用いられ、この中間膜の一部を、遮熱性に劣る通常の中間膜、例えば通常のPVB膜、で置換して光学的開口が形成される。この形態では、光学的開口(第2領域)を除く合わせガラスの残部すべてを、中間膜による遮熱性が得られる領域(第1領域)としてもよい。 本発明の別の一形態では、帯状のシェード領域(シェードバンド)付き中間膜において、この帯状領域の一部を通常の中間膜で置換して光学的開口が形成される。この形態では、光学的開口(第2領域)は、シェード領域(第1領域)の内部に配置されていてもよく、シェード領域(第1領域)を除く残部領域と連続するようにシェード領域の端部に配置されていてもよい。 本発明の合わせガラスを構成するガラス板には、特に制限はなく、汎用のソーダライムガラスを用いればよい。ソーダライムガラスからなるガラス板としては、クリアーガラス板、各種の着色ガラス板を制限なく使用できる。着色ガラス板の一例は、鉄分を比較的多く含み(例えばFe_(2)O_(3)に換算した全鉄量が0.2質量%以上、さらには0.5質量%以上)、遮熱性を高めたグリーンガラス板である。 本発明の合わせガラスを構成する中間膜にも特に制限はなく、この分野の合わせガラスで汎用の熱可塑性樹脂であるPVB膜を用いれば足りる。」(第7頁第16?25行) (ロ)「以下、図9A?図9Dを参照し、本発明のウインドシールドに含まれる中間膜の製造方法の一例を説明する。 (1)まず、予め一端部にシェードバンド22を形成した中間膜21の上に、着色剤などを含まない通常の中間膜25を重ねる(図9A)。この中間膜25は、シェードバンド22の少なくとも一部と重なり合うように配置する。 (2)所望の抜き形状を有する型を用いて中間膜21,25を2枚ともに打ち抜く(図9B)。 (3)切り抜いて得た中間膜から通常の中間膜のみを取り出し、この切断中間膜24を、中間膜21のシェードバンド22に設けられた開口にはめ込む(図9C、図9D)。 開口周囲の中間膜の境界部分27を、はんだごてなどを用いて、例えば100?200℃程度の熱をかけて仮接着しておくと、中間膜における隙間や段差を確実に解消できる。合わせガラスの製造工程における仮接着工程、オートクレーブ工程でも中間膜は加熱され流動するが、予め隙間や段差を解消しておくと、境界部分27において歪などの欠陥が生じにくい。 図3に示した開口領域24を形成するには、図10A?図10Dに示すように、シェードバンド22の端部に接するか、この端部を横断する範囲の中間膜21,25を打ち抜けばよい。 こうして得た中間膜と、予め所定形状に切断され、必要に応じて曲げ加工された2枚のガラス板とを用い、従来から用いられてきた方法により、合わせガラスが作製される。」(第10頁第19行?第11頁第15行) (ハ)「(実施例1) 本実施例では、図1および図2と同様の構成を有するウインドシールドの作製例を示す。 (1)PVB100質量部と可塑剤40質量部とからなる樹脂組成物から成形された合わせガラス用PVB中間膜を準備した。この中間膜の一端部の帯状領域を予め染料によって着色し、シェードバンドとした。この中間膜を、所定のウインドシールド形状よりもやや大きめに切断した。 (2)図9A?図9Dに示した方法により、中間膜のシェードバンド内の所定部分を、染料などによる着色がない通常のPVB膜により置換し、シェードバンド内に外形が略矩形の開口領域を形成した。開口領域の境界部分は、はんだごてを用いて仮接着し、段差を解消した。 (3)中間膜を、予め所定の形状に切断し、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板(厚さ2mm)の間に挟み込み、予備圧着、さらにはオートクレーブにより本圧着して、自動車用ウインドシールド合わせガラスを得た。 こうして作製した合わせガラスでは、シェードバンドの開口領域における可視光線透過率は79%であり、通常のPVB膜を用いて得た合わせガラスと同程度となった。一方、シェードバンドにおける可視光線透過率は30%、日射透過率は28.5%であった。開口領域を通して受光するように、CCDカメラおよびレインセンサーを取り付けたところ、シェードバンドを介して受光する状態とは異なり、これら光センサーは支障なく使用できた。 (実施例2) 図9A?図9Dに示した方法に代えて図10A?図10Dに示した方法を用いた以外は、実施例1と同様にしてウインドシールド用合わせガラスを得た(図3および図4参照)。この合わせガラスについても、光センサーは支障なく使用できた。 実施例1および2では、シェードバンドの開口領域に光センサーを取り付け、開口領域を光センサーで覆ったため、シェードバンドの防眩性能には影響がなかった。」(第12頁第20行?第13頁第23行) 各記載事項を検討すると、記載事項(ハ)には、「図9A?図9Dに示した方法により、中間膜のシェードバンド内の所定部分を、染料などによる着色がない通常のPVB膜により置換し、シェードバンド内に外形が略矩形の開口領域を形成した」こと、「中間膜を、予め所定の形状に切断し、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板(厚さ2mm)の間に挟み込み、予備圧着、さらにはオートクレーブにより本圧着して、自動車用ウインドシールド合わせガラスを得た」こと、「作製した合わせガラスでは、シェードバンドの開口領域における可視光線透過率は79%であり、通常のPVB膜を用いて得た合わせガラスと同程度となった。一方、シェードバンドにおける可視光線透過率は30%、日射透過率は28.5%であった」こと及び「 図9A?図9Dに示した方法に代えて図10A?図10Dに示した方法を用いた以外は、実施例1と同様にしてウインドシールド用合わせガラスを得た」ことが記載されている。 そして、記載事項(ロ)には、「図3に示した開口領域24を形成するには、図10A?図10Dに示すように、シェードバンド22の端部に接するか、この端部を横断する範囲の中間膜21,25を打ち抜けばよい」とある。さらに、記載事項(イ)には、「光学的開口(第2領域)は、シェード領域(第1領域)の内部に配置されていてもよく、シェード領域(第1領域)を除く残部領域と連続するようにシェード領域の端部に配置されていてもよい」ことが記載されている。 これら記載事項(イ)?(ハ)の内容を総合すると、先願明細書等には、 「中間膜のシェードバンド内の所定部分を、染料などによる着色がない通常のPVB膜により置換し、シェード領域(第1領域)を除く残部領域と連続するようにシェードバンドの端部に接して外形が略矩形の開口領域を形成し、予め所定の形状に切断し、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板の間に挟み込み、予備圧着、さらにはオートクレーブにより本圧着して得た、シェードバンドの開口領域(第2領域)における可視光線透過率は79%であり、シェードバンドにおける可視光線透過率は30%である、ウインドシールド用合わせガラス」の発明(以下、「先願発明」という。)が記載されていると認められる。 4.対比 本願補正発明と先願発明とを対比すると、先願発明の「可視光線透過率は30%であるシェードバンド」は、「略帯状」で開口領域(第2領域)よりも可視光透過率が低いから、先願発明の「可視光線透過率は30%であるシェードバンド」は、本願補正発明の「可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接して設けられた略帯状の第2領域」に相当すると認められ、先願発明の「可視光線透過率は79%であるシェードバンドの開口領域(第2領域)」及び「ウインドシールド用合わせガラス」は、本願補正発明の「可視光透過率が70%以上の第1領域」及び「合わせガラス」に、それぞれ相当することは明らかである。 そうすると、両者は、 「可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接して設けられた略帯状の第2領域とを備えた合わせガラスにおいて、 前記第2領域の一部に、可視光透過率が70%以上の透明領域が前記第1領域と連続して設けられた、合わせガラス。」である点で一致し、以下の点で一応相違する。 [相違点1] 本願補正発明では、透明領域が「下向きに広がりを持った等脚台形である」のに対して、先願発明では、「中間膜のシェードバンド内の所定部分を、染料などによる着色がない通常のPVB膜により置換し、シェード領域(第1領域)を除く残部領域と連続するようにシェードバンドの端部に接して外形が略矩形の開口領域を形成し、予め所定の形状に切断し、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板の間に挟み込み、予備圧着、さらにはオートクレーブにより本圧着して得た」開口領域である点。 5.[相違点1]についての判断 先願発明の「ウインドシールド」は、直訳すると「風防」となり、乗用車等のいわゆるフロントガラスのことであって、その風除けの機能や空力抵抗を低くするという要請から流線形状に構成されることが一般的であって、上部から下部に向かって徐々に曲率が大となるような円錐形状で近似されるものと認められる。そして、その製造に際し先願発明のように「中間膜のシェードバンド内の所定部分を、染料などによる着色がない通常のPVB膜により置換し、シェード領域(第1領域)を除く残部領域と連続するようにシェードバンドの端部に接して外形が略矩形の開口領域を形成し、予め所定の形状に切断し、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板の間に挟み込み、予備圧着、さらにはオートクレーブにより本圧着」すれば、記載事項(ロ)に「合わせガラスの製造工程における仮接着工程、オートクレーブ工程でも中間膜は加熱され流動する」と記載されるように、曲げ加工した2枚のグリーンガラス板の間の下部に向かって徐々に曲率が大となるような円錐形状の隙間形状に追従して流動し、その略矩形の開口領域は概ね対称に拡開し、本願発明の「等脚台形」に変形するものと認められる。 そうすると、本願補正発明の「下向きに広がりを持った等脚台形」は、実質的に、先願明細書等においても、記載されているに等しいというべきであり、相違点1は、実質的な相違点とすることができない。 よって、本願補正発明は、先願発明と同一である。 6.むすび 本願補正発明は、先願発明と同一であり、しかも、本願補正発明の発明者が先願発明の発明者と同一であるとも、また、本願の出願時に、その出願人が上記他の出願の出願人と同一であるとも認められないので、本願補正発明は、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができない。 以上のとおりであるから、本件補正後の請求項1に係る発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3 本願発明について 平成21年3月31日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?5に係る発明は、平成20年12月9日付けの手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?5に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ、そのうちの請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、次のとおりのものである。 「可視光透過率が70%以上の第1領域と、可視光透過率が前記第1領域よりも低くかつ前記第1領域に隣接して設けられた略帯状の第2領域とを備えた合わせガラスにおいて、 前記第2領域の一部に、可視光透過率が70%以上の透明領域が前記第1領域と連続して設けられており、 前記透明領域は、下向きに広がりを持った形状であることを特徴とする合わせガラス。」 第4 原査定の拒絶理由 原査定の拒絶理由は、この出願は、平成20年10月8日付け拒絶理由通知書に記載した理由1によって、拒絶をすべきものである、であり、同理由1は、この出願の請求項1?5に係る発明は、その出願の日前の特許出願であって、その出願後に特許掲載公報の発行又は出願公開がされた特願2003-559946号(国際公開第03/059837号)の願書に最初に添付された明細書、特許請求の範囲又は図面に記載された発明と同一であり、しかも、この出願の発明者がその出願前の特許出願に係る上記の発明をした者と同一ではなく、またこの出願の時において、その出願人が上記特許出願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができない、というものである。 第5 引用文献の記載事項 平成20年10月8日付けの拒絶理由通知書で引用された引用文献等1は、上記「第2 3.(1)」における「先願明細書等」に相当し、「第2 3.(1)」に記載した事項が記載されている。 第6 対比・判断 本願発明は、本願補正発明の「等脚台形」を「形状」として限定を省くものである。 してみると、本願発明は、本願補正発明の特定事項を全て含むものであるから、上記「第2 4.」及び「第2 5.」に記載した理由により、先願明細書等に記載された発明と同一である。 第7 むすび 以上のとおり、本願の請求項1に係る発明は、先願明細書等に記載された発明と同一であるから、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができない。 したがって、その余の請求項に係る発明について論及するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2011-10-21 |
結審通知日 | 2011-10-25 |
審決日 | 2011-11-07 |
出願番号 | 特願2003-167743(P2003-167743) |
審決分類 |
P
1
8・
16-
Z
(C03C)
P 1 8・ 575- Z (C03C) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 末松 佳記、藤代 佳 |
特許庁審判長 |
松本 貢 |
特許庁審判官 |
斉藤 信人 國方 恭子 |
発明の名称 | 合わせガラスおよびその製造方法 |