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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A63F
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F
管理番号 1250454
審判番号 不服2011-8811  
総通号数 147 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-03-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-04-25 
確定日 2012-01-12 
事件の表示 特願2000-367153「遊技機」拒絶査定不服審判事件〔平成14年 6月11日出願公開、特開2002-165941〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯

本願は、平成12年12月1日に出願したものであって、拒絶理由に対応して平成22年8月19日に手続補正書が提出され、その後なされた最後の拒絶理由に対応して提出された同年11月29日付け手続補正書が平成23年2月24日付け(発送:3月1日)で却下されるとともに拒絶査定され、これに対し、同年4月25日に拒絶査定不服審判の請求がなされ、同日付けで手続補正がなされ、当審において、同年7月13日付け(発送:7月19日)で審査官の前置報告書に基づく審尋がなされ、同年9月8日付けで回答書が提出されたものである。

2.平成23年4月25日付けの手続補正についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]
平成23年4月25日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。

[理由]
(1)補正後の本願発明
本件補正は、補正前の請求項1に記載された
「【請求項1】遊技中に所定の条件が成立すると大当りかはずれかの抽選を行い、大当りの場合には、はずれの場合よりも遊技者にとって有利な大当り遊技に移行する遊技機であり、しかも、前記抽選において大当たりとなる確率が、遊技中に2通り以上に変動する遊技機であって、
前記大当りとなる確率が異なる少なくとも2以上の異なる遊技状態に応じて、各遊技状態に対応する楽曲をBGMとして演奏する楽曲演奏手段を備え、
前記楽曲演奏手段が、前記2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲として、同じ主旋律であって、同時発音数が互いに異なる楽曲を演奏する
ことを特徴とする遊技機。」
という発明を、
「【請求項1】遊技中に所定の条件が成立すると大当りかはずれかの抽選を行い、大当りの場合には、はずれの場合よりも遊技者にとって有利な大当り遊技に移行する遊技機であり、しかも、前記抽選において大当たりとなる確率が、遊技中に2通り以上に変動する遊技機であって、
前記大当りとなる確率が異なる少なくとも2以上の異なる遊技状態に応じて、各遊技状態に対応する楽曲をBGMとして演奏する楽曲演奏手段を備え、
前記楽曲演奏手段が、前記2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲として、同じ主旋律であって、同時発音数が互いに異なる楽曲を、前記遊技状態の変化に応じて切り替えて演奏する
ことを特徴とする遊技機。」
という発明に変更することを含むものである(下線部は補正箇所を示す。)。

(2)補正の適否
本件補正は、特許請求の範囲について、以下に挙げる補正事項を含むものである。
(a)補正前の請求項1における「同時発音数が互いに異なる楽曲を演奏する」という事項を、
「同時発音数が互いに異なる楽曲を、前記遊技状態の変化に応じて切り替えて演奏する」とする補正。

上記補正事項についてそれぞれ検討する。
補正事項(a)については、同時発音数が互いに異なる楽曲の演奏の仕方を具体的に特定するものであるから、限定的限縮を目的とするものに該当する。

したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則3条1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法17条の2第4項2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

そこで、本件補正後の請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(上記改正前の特許法17条の2第5項において準用する同法126条5項の規定に適合するか)について以下に検討する。

(3)引用文献に記載された事項
原査定の拒絶の理由(平成22年10月20日付け拒絶理由通知)において引用文献1として引用された特開2000-233044号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面とともに、以下の事項が記載されている。
(ア)「【0047】表示部41では、各特別図柄列61?63の図柄変動が、遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞に基づいて開始する。また、その図柄変動開始後に、大当り図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが特別確定図柄として設定される。特別確定図柄とは、ここでは各特別図柄列61?63が図柄変動を停止したときに表示される図柄を指すが、必ずしも完全に停止したものでなくてもよい。・・・
【0048】図3(c)及び図5(b)は、表示部41における大当り報知画面を示すものであって、特別遊技状態としての大当り状態が発生したときに、それを再度遊技者に報知させるものである。これら各図に示すように、大当り図柄は、リーチ遊技状態(リーチ状態)を経た後、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当り状態を発生させるための特定図柄である。詳しくは、全ての特別図柄列61?63の図柄が確定したとき、確定表示されている各図柄65A?65Lの組合せが、予め定められた大当りの組合せ、すなわち、同一種類の図柄65A?65Lが大当りラインに沿って並んでいるときの同図柄65A?65Lの組合せ(例えば、図3(c)に示すような「一」、「一」、「一」の図柄65A、或いは図5(b)に示すような「二」、「二」、「二」の図柄65B)となる場合がある。この組合せを構成する特別確定図柄が特定図柄としての「大当り図柄」である。大当りの組合せが成立すると、上述のとおり、特別役物33が作動して大入賞口43が開放され、遊技者にとって有利な大当り状態の到来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能となる。
【0049】また、特定図柄としての「大当り図柄」としては、第1特定図柄としての「確変図柄」と、第2特定図柄としての「非確変図柄」とがある。「確変図柄」とは今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時よりも高めた確率変動モード(以下、「確変モード」という)に突入し得る図柄を意味し、ここでは各図柄65A?65Lのうち奇数の数字を含む図柄による大当り図柄が「確変図柄」として設定されている。また、「非確変図柄」とは今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時のままとする非確率変動モード(以下、「通常モード」という)に突入し得る図柄を意味し、ここでは各図柄65A?65Lのうち偶数の数字を含む図柄による大当り図柄が「非確変図柄」として設定されている。そして、「確変図柄」で大当りとなった場合には表示部41に大当り報知画面として「超大当り」と表示される一方、「非確変図柄」で大当りとなった場合には表示部41に大当り報知画面として単に「大当り」と表示されるように設定されており、大当り図柄が「確変図柄」であるか「非確変図柄」であるかによって、大当り報知画面を変更するようになっている。」
(イ)「【0060】楽音記憶領域には、各種の楽音メモリMT1?MTnを有する通常モード用楽音記憶領域と、各種の楽音メモリMK1?MKnを有する確変モード用楽音記憶領域とが備えられている。そして、通常モードとなる非確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後確変モードとなる確変図柄で大当りとなるまで、通常モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出される。一方、確変モードとなる確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後通常モードとなる非確変図柄で大当りとなるまで、確変モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出される。従って、特別遊技状態の発生時、特別遊技状態中、図柄変動中といった同様の遊技状況下にあっても、通常モードの場合には楽音メモリMTmが選択されて所定のBGMaがスピーカ10より出力される一方、確変モードの場合には楽音メモリMKmが選択されて少なくとも特別遊技状態の発生時や特別遊技状態中には所定のBGMbがスピーカ10より出力されるといったように、通常モードか確変モードかの相違に応じて異なる楽音パターンが選定されることとなる。」
(ウ)「【0068】表示部41の特別確定図柄が大当り状態を示す予め定められた特定図柄(大当り図柄)である場合には、パチンコ機1において特別遊技状態が発生する。・・・
【0069】ここで、上記のように表示部41の特別確定図柄が大当り図柄である場合には、その大当り図柄が、確変図柄であるか非確変図柄であるかの判定がCPUによって行われる。
【0070】その判定の結果、確変図柄である場合には、大当り発生時よりROM内の確変モード用画像記憶領域、確変モード用楽音記憶領域、確変モード用音声記憶領域、確変モード用電飾記憶領域といった確変モード専用の記憶領域を、今後使用する記憶領域として設定する。一方、非確変図柄である場合には、大当り発生時よりROM内の通常モード用画像記憶領域、通常モード用楽音記憶領域、通常モード用音声記憶領域、通常モード用電飾記憶領域といった通常モード専用の記憶領域を、今後使用する記憶領域として設定する。従って、決定されたモード種別(通常モード又は確変モード)に応じて画像,楽音,音声,電飾の各記憶領域も切り換えられることとなる。
【0071】そして、確変図柄での大当り時には、画像メモリDKmから導出された内容に基づいて図3(c)に示すように確変モード特有の大当り報知画面が表示部41に表示され、楽音メモリMKmから導出された内容に基づいて前記大当り報知画面の表示時に確変モード特有の大当り報知楽音BGMbがスピーカ10より出力され、音声メモリVKmから導出された内容に基づいて前記大当り報知楽音BGMbと同時に又は相前後して確変モード特有の大当り報知音声VICbがスピーカ10より出力される。」
(エ)「【0073】一方、非確変図柄での大当り時には、画像メモリDTmから導出された内容に基づいて図5(b)に示すように通常モード特有の大当り報知画面が表示部41に表示され、楽音メモリMTmから導出された内容に基づいて前記大当り報知画面の表示時に通常モード特有の大当り報知楽音BGMaがスピーカ10より出力され、音声メモリVTmから導出された内容に基づいて前記大当り報知楽音BGMaと同時に又は相前後して確変モード特有の大当り報知音声VICaがスピーカ10より出力される。」

以上、上記(ア)ないし(エ)の記載及び図面の記載を総合すると、引用例1には、
「遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞に基づいて図柄変動が開始された後、大当り図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、確定表示された図柄組合せが大当たり図柄であると遊技者にとって有利な大当り状態となるパチンコ機1であり、しかも、大当たり図柄が確変図柄の場合、今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時よりも高めた確変モードとなり、大当たり図柄が非確変図柄の場合、今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時のままとする通常モードとなるパチンコ機1であって、
通常モードとなる非確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後確変モードとなる確変図柄で大当りとなるまで、通常モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出されBGMaがスピーカ10より出力され、確変モードとなる確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後通常モードとなる非確変図柄で大当りとなるまで、確変モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出されBGMbがスピーカ10より出力されるパチンコ機1。」の発明が開示されていると認めることができる(以下、この発明を「引用発明」という。)。

(4)対比
引用発明の「遊技球Bの特別図柄作動口31への入賞に基づいて」は本願補正発明の「所定の条件が成立すると」に相当する。以下同様に、
「図柄変動が開始された後、大当り図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され」は「大当りかはずれかの抽選を行い」に、
「確定表示された図柄組合せが大当たり図柄であると遊技者にとって有利な大当り状態となる」は「大当りの場合には、はずれの場合よりも遊技者にとって有利な大当り遊技に移行する」に、
「パチンコ機1」は「遊技機」に、
「大当たり図柄が確変図柄の場合、今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時よりも高めた確変モードとなり、大当たり図柄が非確変図柄の場合、今回の特別遊技状態終了後に次回の特別遊技状態の発生確率を通常時のままとする通常モードとなる」は「抽選において大当たりとなる確率が、遊技中に2通り以上に変動する」に、相当する。

さらに、引用例1の記載等からみて、以下のことがいえる。

a.引用発明のパチンコ機1において、遊技球Bが特別図柄作動口31へ入賞するのは遊技中であることは明らかであるから、
引用発明は本願補正発明の「遊技中に所定の条件が成立すると大当りかはずれかの抽選を行」う構成を備えているといえる。

b.引用発明は「通常モードとなる非確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後確変モードとなる確変図柄で大当りとなるまで、通常モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出されBGMaがスピーカ10より出力され、確変モードとなる確変図柄で大当りとなった場合には、それ以後通常モードとなる非確変図柄で大当りとなるまで、確変モード用楽音記憶領域から必要な楽音パターンが導き出されBGMbがスピーカ10より出力されるパチンコ機1」であるから、
引用発明は本願補正発明の「大当りとなる確率が異なる少なくとも2以上の異なる遊技状態に応じて、各遊技状態に対応する楽曲をBGMとして演奏する楽曲演奏手段を備え、
前記楽曲演奏手段が、前記2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲」を、「前記遊技状態の変化に応じて切り替えて演奏することを特徴とする遊技機」である点で共通しているといえる。

以上のことから、両者は、
<一致点>
「遊技中に所定の条件が成立すると大当りかはずれかの抽選を行い、大当りの場合には、はずれの場合よりも遊技者にとって有利な大当り遊技に移行する遊技機であり、しかも、前記抽選において大当たりとなる確率が、遊技中に2通り以上に変動する遊技機であって、
前記大当りとなる確率が異なる少なくとも2以上の異なる遊技状態に応じて、各遊技状態に対応する楽曲をBGMとして演奏する楽曲演奏手段を備え、
前記楽曲演奏手段が、前記2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲を、前記遊技状態の変化に応じて切り替えて演奏する
ことを特徴とする遊技機。」
である点で一致し、以下の点で相違している。

<相違点1>
「2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲」が、
本願補正発明は、「同じ主旋律であって、同時発音数が互いに異なる楽曲」であるのに対して、
引用発明は、楽曲の構成がこのような構成であるか明らかでない点。

(5)判断
<相違点1>について
原査定の拒絶の理由(平成22年10月20日付け拒絶理由通知)において引用文献2として引用された特開2000-176081号公報(以下、「引用例2」という。)には、異なる遊技状態の双方において、類似するサウンドデータに基づきなされるが、楽器の種類をフルラインアップとするか、単楽器とするかを遊技状態に応じて選択して音声出力し、遊技者がいずれの遊技状態であるか明確に区別できるようにする点(以下「引用例2に記載された発明」という。)が開示されている(特に、段落【0039】?【0049】及び図3?5を参照)。
ここで、サウンドデータは、段落【0045】及び【0046】の説明によれば、音符データ、テンポデータ、音量データ及び楽器の音色データによりなっており、そのうち楽器の音色データは遊技状態に応じて選択しているから、類似するサウンドデータは、類似する音符データ、テンポデータ及び音量データよりなるものといえる。
そうすると、主旋律は音符データとテンポデータで決まることが明らかであるから、類似するサウンドデータに基づいてなされる音声出力は、主旋律が類似するものとなる。
さらに、楽器の種類をフルラインアップとすれば同時発音数は複数となり、単楽器とすれば常に発音数は1となることが明らかであるから、引用例2に記載された発明は「類似する主旋律であって、同時発音数が互いに異なる楽曲を、遊技状態の変化に応じて切り替えて演奏する」発明であるということができる。
そして、引用例2に記載された発明は、主旋律は類似していても「楽器の音色データ」の違いによって遊技者がいずれの遊技状態であるか明確に区別できるようにするものと認められるから、主旋律を同一とすることも当業者であれば普通に採用し得る事項である。
よって、引用発明の遊技状態に対応する楽曲に、引用例2に記載された発明を適用するとともに主旋律を同一とし、上記相違点1に係る本願補正発明のような構成とすることは、当業者が容易に成し得たことである。

そして、本願補正発明の効果は、引用発明及び引用例2に記載された発明から当業者が予測できる範囲のものである。

以上のように、本願補正発明は、引用発明及び引用例2に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。

したがって、本願補正発明は、特許法第29条第2項の規定により、その特許出願の際に独立して特許を受けることができない。

(6)本願補正発明についてのまとめ
以上のとおり、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
(1)本願発明
平成23年4月25日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、請求項1に係る発明は、平成22年8月19日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲に記載されたとおりのものである。

そして、その請求項1により特定される発明は次のとおりである。
「【請求項1】遊技中に所定の条件が成立すると大当りかはずれかの抽選を行い、大当りの場合には、はずれの場合よりも遊技者にとって有利な大当り遊技に移行する遊技機であり、しかも、前記抽選において大当たりとなる確率が、遊技中に2通り以上に変動する遊技機であって、
前記大当りとなる確率が異なる少なくとも2以上の異なる遊技状態に応じて、各遊技状態に対応する楽曲をBGMとして演奏する楽曲演奏手段を備え、
前記楽曲演奏手段が、前記2以上の遊技状態のそれぞれに対応する楽曲として、同じ主旋律であって、同時発音数が互いに異なる楽曲を演奏する
ことを特徴とする遊技機。」(以下、この発明を「本願発明」という。)

一方、原査定の拒絶の理由に引用された特開2000-233044号公報(引用例1)に記載された発明は、前記2.(3)に記載したとおりであり、原査定の拒絶の理由に引用された特開2000-176081号公報(引用例2)に記載された発明は、前記2.(5)に記載したとおりである。

(2)対比・判断
本願発明は、前記2.(2)で検討した本願補正発明から、同時発音数が互いに異なる楽曲の具体的な演奏の仕方について、「前記遊技状態の変化に応じて切り替えて」との限定を付加した部分を削除したものである。

そうすると、本願発明の構成要件をすべて含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記2.(5)に記載したとおり、引用発明及び引用例2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、当業者が容易に発明をすることができたものである。

(3)むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明及び引用例2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-11-09 
結審通知日 2011-11-15 
審決日 2011-11-28 
出願番号 特願2000-367153(P2000-367153)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A63F)
P 1 8・ 575- Z (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 ▲高▼藤 啓  
特許庁審判長 小原 博生
特許庁審判官 秋山 斉昭
瀬津 太朗
発明の名称 遊技機  
代理人 足立 勉  
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