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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 F02M |
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管理番号 | 1251974 |
審判番号 | 不服2010-25060 |
総通号数 | 148 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2012-04-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2010-11-08 |
確定日 | 2012-02-09 |
事件の表示 | 特願2006-353919「燃料噴射ポンプ」拒絶査定不服審判事件〔平成20年 7月17日出願公開、特開2008-163826〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本件出願は、平成18年12月28日の出願であって、平成22年5月13日付けの拒絶理由通知に対し、平成22年6月24日付けで意見書及び手続補正書が提出されたが、平成22年8月18日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成22年11月8日に拒絶査定不服審判の請求がなされたものである。 2.本願発明 本件出願の請求項1ないし4に係る発明は、平成22年6月24日付け手続補正により補正された明細書及び特許請求の範囲並びに出願当初の図面の記載からみて、特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載された事項により特定されるとおりのものと認められるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は次のとおりである。 「 【請求項1】 内燃機関の動力が伝達されて回転するカム軸と、 このカム軸に駆動され、燃料タンクより燃料を汲み上げるフィードポンプと、 潤滑油で満たされたカム室を形成するハウジングと、 前記カム室に配置され、前記カム軸の軸心に対し偏心して設けられた偏心カムと、 この偏心カムの外周にブッシュを介して相対回転自在に嵌合するカムリングと、 このカムリングに駆動されてシリンダの内部を往復動することにより、前記フィードポンプより吐出された燃料を前記シリンダの内部に吸入して加圧圧送するプランジャとを備え、 前記フィードポンプより吐出される燃料の一部が前記潤滑油として前記カム室に供給される燃料噴射ポンプであって、 前記カム室とこのカム室よりも圧力の低い前記フィードポンプの吸入側とを連通し、前記カム室内の燃料を前記カム室から前記フィードポンプの吸入側へ流出させる連通路を設けたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。」 3.引用刊行物の記載事項 3-1.刊行物1 (1)原査定の拒絶理由において引用された刊行物である特開2005-171968号公報(以下、「刊行物1」という。)には、例えば、以下の事項が記載されている。 (ア)「【0001】 本発明は燃料タンクと燃料噴射装置との間に配置して高圧の燃料を燃料噴射装置側に送給する蓄圧式(コモンレール式)燃料噴射装置に適用する燃料供給ポンプに関する。」(段落【0001】) (イ)「【0014】 図1は、サプライポンプ1の断面を示すものであり、カムシャフト14を回転可能に支持する第1のハウジング111と、圧力室12を有する複数の第2のハウジング112と、第1のハウジング111に固着するとともに第1のハウジング111と第2のハウジング112との間でカム室13を形成する第3のハウジング113と、を備えてハウジング11が構成されている。 【0015】 カムシャフト14は、第1のハウジング111に支持される軸部141と軸部141の回転中心に対して偏心した位置を中心にして回転するカム部142とを有して形成され、カム部142の周りには、カム部142に回転自在に支持されるカムリング15とカムリング15に追随して往復移動可能なプランジャ16と、が配置されている。また、カムシャフト14の一端に、図示しないエンジンのクランクシャフトにベルト等の伝達部材を介して連結する図示しないプーリを取付け、他端に、カムシャフト14とともに回転するフィードポンプ17を装着している。 ・・・中略・・・ 【0019】 カムリング15はカムシャフト14のカム部142を挿通する孔部151を有して矩形板状に形成されるとともに、カム部142との間にブッシュ21を介在させてカム部142の外周面に対して回転自在に嵌合されている。そして、図例において、カムリング15の上下両面には、プランジャ16が面接触によって接続されている。 【0020】 プランジャ16は、一端に前述のカムリング15と面接触によって接続する面受け部161を有し、他端に圧力室に挿入するピン部162を形成している。そして、プランジャ16は、常時、プランジャ16の周り(第2のハウジング112の周り)に外装されたコイルばね22によって、カムリング15側に付勢されている。そして、カムシャフト14の回転によりカム部142が回転するとカムリング14が上下方向に沿って往復移動することによりプランジャ16がカムリング15に追随されて圧力室12に導入された低圧の燃料を加圧することとなる。 【0021】 フィードポンプ17は、第3のハウジング113内に回転可能に支持されるとともに、インナーロータ171、アウターロータ172を有して、インレット(供給口)25からフィルタ26を通って導入側通路27に導入された燃料を、導出側通路28を介して流量調整弁29に送るように構成されている。流量調整弁29は循環通路30を介して、圧力室12とカム室13に接続される。 【0022】 圧力室12に接続して燃料排出口(アウトレット)31が配置されるとともに、カム室13には、リーク弁32が接続して配置されている。そして、送り込まれた燃料は、圧力室12で加圧され図示しない燃料噴射装置側に送り込まれることとなり、カム室13に送り込まれた燃料は、潤滑油としてカムシャフト14の回転部位の潤滑として送り出されることとなる。 【0023】 カム室13に貯溜された燃料(潤滑油)は、回転摺動部、つまりカムシャフト14のカム部142とブッシュ21との間の嵌合隙間への潤滑のために充分な潤滑油を送ることとなる。なお、ブッシュ21が介在しないものについては、カム部142の外周面とカムリング15の内周面との間の嵌合隙間に送って潤滑することとなる。以下の説明は、ブッシュ21を介在しているものについて説明する。 【0024】 カム室13からカム部142への給油経路は、実施例1においては、図2?3に示すように、カムリング15の軸方向の端面152側に潤滑油を通す油溝153を形成する。油溝153は、図3に示すように、ワッシャ部材20と対向する一方の面においてカム部142を挿通する孔部151の中心に対して十字状に形成する。つまり、側面視矩形状に形成されたカムリング15の一方の端面において、カムリング15の外周面から孔部15の中心部に向かって直線状の溝を形成する。さらに、カムシャフト14のカム部142の外周面の軸方向には、一部に軸心に沿って傾斜した油溝143を形成する。 ・・・中略・・・ 【0026】 カムリング15とカム部142との間には、ブッシュ21が介在される。通常ブッシュ21はカムリング15の内周面に圧入されていることから、潤滑油は、カム部142の外周面とブッシュ21の内周面との隙間部に供給されることとなり、カムシャフト14の回転によりカム部142の外周面とブッシュ21の内周面との隙間部からカム部142の外周面に形成された油溝143に送られてカム部142外周面全面に供給されることとなる。」(段落【0014】ないし【0026】) (ウ)「【0028】 上述のように、燃料供給ポンプ1は、図示しない燃料タンクと図示しない燃料噴射装置との間に配置され、詳細に言えば、図示しない蓄圧式の燃料分配装置としてのコモンレールに高圧の燃料を圧送するように構成されて配置されている。 【0029】 燃料タンクから送られた燃料は、燃料供給ポンプ1のインレット25から供給される。インレット25から供給された燃料は、フィルタ26でゴミや塵埃を除去されて導入側通路27に移動され、導入側通路27からフィードポンプ17内に導入される。 【0030】 フィードポンプ17内では、インナーロータ171とアウターロータ172との間の空隙部に導入側通路27から導入された燃料が流入されると、インナーロータ171とアウターロータ172との回転により空隙部に入った燃料が移動して導出側通路28に送られる。 【0031】 導出側通路28に送られた燃料は、流量調整弁29に流入すると所定の流量に制御されて低圧油として送り出される。そして循環通路30を通って、一方で各第2のハウジング112内の圧力室12に、他方でカム室13に供給される。 【0032】 圧力室12に導入された低圧の燃料は、カムシャフト14の回転により、カムリング15に追随されたプランジャ16の往復移動により加圧されて高圧となってアウトレット31から図示しないコモンレールに圧送され、さらに燃料噴射装置に送られる。 【0033】 また、カム室13に送られた低圧の燃料は、潤滑油としてカムシャフト14の回転摺動部に導入されて回転部位を潤滑する。つまり、カム室13に貯溜された潤滑油は、カムリング15の軸方向端面152に形成された油溝153を通ってカムシャフト14のカム部142の外周面とブッシュ21の内周面との間に形成される嵌合隙間内に導入されるとともに、一部の潤滑油はカムシャフト14の軸部141の外周面に送られて、カムシャフト14の軸部141の外周面とブッシュ18との間の嵌合隙間内に送られ軸部141の周りの潤滑を良好にする。 【0034】 そして、カム部142とブッシュ21との間の嵌合隙間からカム部142に形成された油溝143に流れると、カム部142の回転により、カム部142の外周面全面に流れて、カム部142の周りに十分な潤滑をすることができる。 【0035】 上述のように、実施例1の燃料供給ポンプでは、カムシャフト14のカム部142に嵌合されてカム部142に対して回転自在に配置されているカムリング15の軸方向端面152に、カム室13からカム部142とブッシュ21との間の嵌合隙間に向かって油溝153を形成することから、カム部142の周りに充分な潤滑油を供給することができ、そのためにカム部142の周りで焼きつきを起こしにくくなって、燃料供給ポンプ1の耐久性を向上することができる。」(段落【0028】ないし【0035】) (2)ここで、上記(1)の(ア)ないし(ウ)及び図面の記載からみて、次のことが分かる。 (エ)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、カムシャフト14は、エンジンの動力が伝達されて回転するものであることが分かる。 (オ)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、フィードポンプ17は、カムシャフト14とともに回転され、燃料タンクから燃料が導入されるものであることが分かる。 (カ)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、ハウジング11は、潤滑油が貯留されたカム室13を形成していることが分かる。 (キ)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、カム部142は、カム室13に配置され、カムシャフト14の回転中心に対し偏心して設けられていることが分かり、このカム部142の外周にブッシュ21を介して相対回転自在に嵌合するカムリング15が備えられていることが分かる。 (ク)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、プランジャ16はシリンダ内部を往復移動するものであるといえるので、プランジャ16は、カムリング15に駆動されてシリンダの内部を往復移動することにより、フィードポンプ17より吐出された燃料を前記シリンダの内部に導入して加圧圧送するものであるといえる。 (ケ)上記(イ)及び(ウ)並びに図面の記載から、フィードポンプ17より吐出される燃料の一部が潤滑油としてカム室13に供給されることが分かる。 (3)上記(1)及び(2)を総合すると、刊行物1には、次の発明(以下、「刊行物1に記載された発明」という。)が記載されていると認められる。 「エンジンの動力が伝達されて回転するカムシャフト14と、 このカムシャフト14とともに回転され、燃料タンクから燃料が導入されるフィードポンプ17と、 潤滑油が貯留されたカム室13を形成するハウジング11と、 前記カム室13に配置され、前記カムシャフト14の回転中心に対し偏心して設けられたカム部142と、 このカム部142の外周にブッシュ21を介して相対回転自在に嵌合するカムリング15と、 このカムリング15に駆動されてシリンダの内部を往復移動することにより、前記フィードポンプ17より吐出された燃料を前記シリンダの内部に導入して加圧圧送するプランジャ16とを備え、 前記フィードポンプ17より吐出される燃料の一部が前記潤滑油として前記カム室13に供給される燃料供給ポンプ。」 3-2.刊行物2 (1)原査定の拒絶理由において引用された刊行物である特開平4-116261号公報(以下、「刊行物2」という。)には、例えば、以下の事項が記載されている。 (a)「本発明はディーゼルエンジンの分配型燃料噴射装置に関するものである。」(第1ページ右下欄第9ないし10行) (b)「第2図に示すように、燃料噴射装置のケーシング1にはドライブシャフト2が一対のブッシュ3a,3bにより回転可能に支持され、同シャフト2は図示しないエンジンにて回転駆動されるようになっている。 ドライブシャフト2の一端はケーシング1に形成されたカム室4内に突出し、同カム室4内にはドライブシャフト2を中心として円形状の収容凹部5が形成されている。この収容凹部5の内部には環状のポンプケーシング6が嵌入し、同ケーシング6に形成された円形状のフィードポンプ室7内の偏心位置にはロータ9が配設されている。又、このロータ9はキー8により前記ドライブシャフト連動している。 ・・・中略・・・ そして、前記ドライブシャフト2の回転力でフィードポンプ15のロータ9が回転すると、各ベーン11はその先端をポンプケーシング6の内周面に摺接させながら移動し、各ベーン11によって区画された空間Aの容積が変化することになる。 本実施例では前記ポンプケーシング6、ロータ9、ベーン11、及びベーンカバー12とからフィードポンプPを構成している。 第2,4図に示すように、前記フィードポンプ室7の下側部は吸入経路としての吸入ポート16と連通し、上側部は吐出経路としての吐出ポート17と連通している。そして、燃料導入路15を経て吸入ポート16に燃料(軽油)が導入されると、その燃料は吸入ポート16から上記したフィードポンプPの各空間A内に吸入され、空間Aの容積変化によって吐出ポート17へと吐出される。さらに、その燃料はレギュレートバルブ18に調圧された後に燃料供給路19を経て後述するプランジャ室36内に供給される。」(第2ページ左下欄第20行ないし第3ページ右上欄第4行) (c)「第2図に示すように、フィードポンプPが吐出した燃料の一部は吐出ポート17から通路51を介してブッシュ3aと3bとの間隙に流入し、それぞれの潤滑を行うようになっている。又、その燃料はブツシュ外側のオイルシール23,26から回収路24,30を経て前記吸入ポート16へ回収されるようになっている。」(第3ページ右上欄第20行ないし左下欄第6行) (d)「前記燃料貯溜部27は連通路30を介して前記フィードポンプ室7の下側部、即ち低圧の吸入ポート16側と連通している。」(第3ページ右下欄第7ないし9行) (2)ここで、上記(1)の(a)ないし(d)及び図面の記載からみて、次のことが分かる。 (e)「ドライブシャフト2が一対のブッシュ3a,3bにより回転可能に支持され」(上記(b)の記載参照)るものであるから、ドライブシャフト2が一対のブッシュ3a,3bによって支持される部分は、摺動部であるといえる。そして、フィードポンプより吐出される燃料の一部が潤滑油として前記摺動部に供給され、前記摺動部とこの摺動部よりも圧力の低い前記フィードポンプの吸入側とを連通し、前記摺動部内の燃料を前記摺動部から前記フィードポンプの吸入側へ流出させる連通路を設けたことが分かる。 4.対比・判断 本願発明と刊行物1に記載された発明とを対比すると、その構造または技術的意義からみて、刊行物1に記載された発明における「エンジン」は、本願発明における「内燃機関」に相当し、以下同様に、「カムシャフト14」は「カム軸」に、「(カムシャフト14)とともに回転」は「(カム軸)に駆動」に、「燃料が導入される」は「燃料を汲み上げる」に、「フィードポンプ17」は「フィードポンプ」に、「潤滑油が貯留された」は「潤滑油で満たされた」に、「カム室13」は「カム室」に、「ハウジング11」は「ハウジング」に、「回転中心」は「軸心」に、「カム部142」は「偏心カム」に、「ブッシュ21」は「ブッシュ」に、「カムリング15」は「カムリング」に、「導入」は「吸入」に、「プランジャ16」は「プランジャ」に、「燃料供給ポンプ」は「燃料噴射ポンプ」に、それぞれ相当する。 したがって、本願発明と刊行物1に記載された発明とは、 「内燃機関の動力が伝達されて回転するカム軸と、 このカム軸に駆動され、燃料タンクより燃料を汲み上げるフィードポンプと、 潤滑油で満たされたカム室を形成するハウジングと、 前記カム室に配置され、前記カム軸の軸心に対し偏心して設けられた偏心カムと、 この偏心カムの外周にブッシュを介して相対回転自在に嵌合するカムリングと、 このカムリングに駆動されてシリンダの内部を往復動することにより、前記フィードポンプより吐出された燃料を前記シリンダの内部に吸入して加圧圧送するプランジャとを備え、 前記フィードポンプより吐出される燃料の一部が前記潤滑油として前記カム室に供給される燃料噴射ポンプ。」 である点で一致し、次の点で相違する。 [相違点] 本願発明では、「カム室とこのカム室よりも圧力の低いフィードポンプの吸入側とを連通し、前記カム室内の燃料を前記カム室から前記フィードポンプの吸入側へ流出させる連通路を設けた」のに対し、刊行物1に記載された発明では、そのような連通路を設けているかどうか明らかでない点(以下、「相違点」という。)。 上記相違点について判断する。 燃料噴射ポンプにおいて、フィードポンプより吐出された燃料の一部を潤滑油として摺動部に供給し、前記摺動部とこの摺動部よりも圧力の低い前記フィードポンプの吸入側とを連通し、前記摺動部内の燃料を前記摺動部から前記フィードポンプの吸入側へ流出させる連通路を設けることは、本件出願前において周知の技術(刊行物2及び特開2003-184704号公報を参照。以下、「周知技術」という。)である。 そして、このような構成とすれば、摺動部への潤滑油の供給が円滑に行われるという作用効果をもたらすことは、当業者において自明である。 そうすると、刊行物1に記載された発明において、(フィードポンプ17より吐出される燃料の一部が潤滑油として供給される)カム室13での摺動部への潤滑油の供給を円滑に行うために、周知技術を採用し、カム室13とこのカム室13よりも圧力の低いフィードポンプ17の吸入側とを連通し、前記カム室13内の燃料を前記カム室13から前記フィードポンプ17の吸入側へ流出させる「連通路」を設けるようにして、上記相違点に係る本願発明の発明特定事項とすることは、当業者が容易に想到し得たことである。 また、本願発明の効果も、刊行物1に記載された発明及び周知技術から当業者が予測し得る範囲のものであって、格別なものとはいえない。 したがって、本願発明は、刊行物1に記載された発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に想到し得たものである。 5.むすび 以上のとおり、本願発明は、刊行物1に記載された発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるので、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2011-11-29 |
結審通知日 | 2011-12-06 |
審決日 | 2011-12-20 |
出願番号 | 特願2006-353919(P2006-353919) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(F02M)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 赤間 充 |
特許庁審判長 |
小谷 一郎 |
特許庁審判官 |
安井 寿儀 柳田 利夫 |
発明の名称 | 燃料噴射ポンプ |
代理人 | 井口 亮祉 |
代理人 | 伊藤 高順 |
代理人 | 碓氷 裕彦 |
代理人 | 加藤 大登 |