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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A61F
管理番号 1254248
審判番号 不服2010-2638  
総通号数 149 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-05-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-02-08 
確定日 2012-03-21 
事件の表示 特願2003-579714「衣類状吸収性物品」拒絶査定不服審判事件〔平成15年10月9日国際公開、WO03/82169、平成18年4月20日国内公表、特表2006-512933〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成15年2月14日(パリ条約に基づく優先権主張外国庁受理2002年3月22日、アメリカ合衆国)を国際出願日とする出願であって、平成21年10月1日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成22年2月8日付けで拒絶査定不服審判の請求がなされ、同時に同日付けで特許請求の範囲を対象とする手続補正がなされた。その後、平成23年2月7日付けで当審から拒絶理由を通知したところ、平成23年5月6日付けで意見書が提出されたものである。

2.本願発明
平成22年2月8日付けで補正された特許請求の範囲、明細書及び図面の記載から見て、本願の請求項1ないし6に係る発明は、特許請求の範囲の請求項1ないし6に記載された事項により特定されるものと認められるところ、その請求項1は、次のとおり記載されている。
「ウエスト開口部と第1及び第2の脚部開口部とを定める吸収性シャーシ、を備え、前記吸収性シャーシの縦方向長さが、500グラムの張力のもとで測定された前記ウエスト開口部の周方向寸法に対し、
長さ≦(周囲+128)/1.6
の関係に従って、前記ウエスト開口部の前記周方向寸法に比例し、かつ、350mmより小さくはなく、厚さが約4.5mmより小さく、1200グラムより少ない縁圧縮ピーク負荷を有することを特徴とするパンツ状吸収性衣類。」(以下、請求項1に係る発明を「本願発明」という。)
請求項1では、長さ及び周方向寸法の単位が記載されていないが、本願特許請求の範囲及び明細書において用いられている長さの単位が「mm」であることから、請求項1における長さ及び周方向寸法の単位も「mm」であると認める。
また、本願発明の実施形態の例を示す図1、図4は、次のとおりである。


3.当審が通知した拒絶理由
当審が平成23年2月7日付けで通知した拒絶理由は、概略次のとおりである。
「この出願の請求項1ないし6に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

《引用刊行物一覧》
引用例1.米国特許第6168585号明細書
引用例2.特開平5-192366号公報 」

4.引用例の記載事項
(1)引用例1の記載事項
当審の拒絶の理由に引用した、本願の優先日前に頒布された刊行物である引用例1(米国特許第6168585号明細書)には、次の記載がある。
1a「The present invention relates generally to disposable
absorbent garments. More particularly, the invention pertains to a
child's disposable training pant having a full outer cover and an
elastically suspended absorbent assembly.」(1欄5?8行)
(日本語訳:本発明は、吸収性の衣類に関する。より詳細には、本発明は、全体を覆うカバーと、弾性的に吊った吸収性組付け品と備える、子供用の使い捨てトイレ練習パンツ(トレーニングパンツ)に関する。(日本語訳は当審による。以下同様。))
1b「FIG. 3 is a plan view of the absorbent garment shown in
FIG. 1, at an intermediate stage of assembly and in a stretched
condition.」(2欄57?59行)
(日本語訳:図3は、図1に示した吸収性の衣類の平面図であり、組立途中で、展開状態のものを示す。)
1c「The training pant 20 is shown fitted, that is pulled fully
upward to the waist, on a child's torso in FIG. 1, and shown by
itself in side view in FIG. 2. The training pant 20 includes a full
outer cover 22 and a suspended absorbent assembly 24. The training
pant 20 is intended to resemble underwear, although it may be
designed as clothing apparel (see FIG. 10).」(4欄53?59行)
(日本語訳:図1には、子供の腰の部分まで十分に引き上げられ、ピッタリと着用されたトイレ練習パンツ20が示されており、図2には、トイレ練習パンツ20それ自体の側面図が示されている。トイレ練習パンツ20は、全体を覆うカバー22と、弾性的に吊った吸収性組付け品24と備える。トイレ練習パンツ20は、下着に似せるように意図されているが、布製衣料品(図10参照)のようなデザインにしても良い。)
1d「The underwear-like appearance of the training pant 20 is in
part the result of elasticizing the waist and leg openings 44 and
46.」(5欄21?23行)
(日本語訳:トイレ練習パンツ20が下着に似た外観になるのは、いくらかは、腰部開口44と脚部開口46が引き伸ばされることによる。)
1e「The longitudinal and transverse axes of the training pant 20
lie in the plane of the garment, and in the illustrated embodiments
the garment is longer in the longitudinal direction than in the
transverse direction.」(5欄48?51行)
(日本語訳:衣類の面に沿って、トイレ練習パンツ20の長手方向軸及び横断方向軸があり、図示された実施例では、衣類は、長手方向の方が横断方向よりも長い。)
1f「With additional reference to FIGS. 4-6, the absorbent
assembly 24 as illustrated includes a substantially liquid
impermeable moisture barrier 60, a substantially liquid permeable
bodyside liner 62, and an absorbent core 64 sandwiched between the
moisture barrier and the bodyside liner.」(6欄26?31行)
(日本語訳:図4?6を参照すると、吸収性組付け品24は、図示のように、実質的に液体不透過性の湿分バリヤ60、実質的に液体透過性の肌側層62、及び湿分バリヤと肌側層との間に挟み込まれた吸収性コア64を備える。)
1g「The absorbent core 64 is desirably relatively thin to
provide an overall thinness dimension to the training pant 20.」
(6欄47?49行)
(日本語訳:トイレ練習パンツ20の全体的厚さが薄くなるように、吸収性コア64は、相当に薄いことが望ましい。)
1h 引用例1の図1、図3は次のとおりである。


引用例1の上記記載事項から見て、引用例1には、次の発明が記載されているといえる(以下、「引用発明」という。)。
《引用発明》
腰部開口44と脚部開口46を有するカバー22と、弾性的に吊った吸収性組付け品24とを備え、下着に似た外観になるように意図されているトイレ練習パンツ20。

(2)引用例2の記載事項
当審の拒絶の理由に引用した、本願の優先日前に頒布された刊行物である引用例2(特開平5-192366号公報)には、次の記載がある。
2a「【0001】【産業上の利用分野】本発明は幼児用、大人用或いは失禁者用のパンツ型おむつに関するものであり、特にフィット性に優れたパンツ型おむつに関する。」
2b「【0003】この種のパンツ型おむつは、一対のレッグ開口部及び一つのウエスト開口部を夫々伸縮自在に形成して体型にフィットするように構成されており、通常、着用者自らが立位の状態で着用することができるので、幼児の「おむつ離れ」を促進するためのトイレットトレーニング用として、または失禁者用もしくは歩行可能な成人用として用いられている。
【0004】パンツ型おむつは、いわゆるフラット型のおむつに比較して、通常の下着と同様に着用者が自分で上げ下げかつ介護者が着用させ易いという点に特徴を有するもので、着用者自身が排泄物を漏らさないように、しかも容易に装着できるようにするためには、パンツ型おむつは優れたフィット性を有していることが要求される。さらに、着用者の活発な活動に対しても十分な追従性を有することが要求される。」
2c「【0005】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のパンツ型おむつにおいては、パンツ型おむつの吸収体部位の曲げ剛性がかなり高く、且つ厚いため、吸収体は装着状態において身体とのフィット性が悪くなり、排泄物の漏れを生じる原因となった。また、トイレットトレーニング用として通常の下着と同様に薄く形成されたものも市販されているが、その液吸収容量は極めて低いためおむつとして実用的ではなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、充分な液吸収容量を有し、装着状態において吸収体が排泄部位にフィットする、防漏性及び追従性に優れたパンツ型おむつを提供することにある。」
2d「【0010】本実施例において、図1に示す如く、パンツ型おむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら両シート間に配置される吸収体4とを備え、装着時に着用者の腹側に位置する腹側部6と、背側に位置する背側部7と、該腹側部6と背側部7とのそれぞれの両側縁部6a、7a及び6b、7bを接合固定して、図2に示す如く、ウエスト開口部8と一対のレッグ開口部9、9とが形成されている。」
2e「【0017】本実施例の図1及び図2の吸収体4においては、曲げ弾性が15g・cmであり、厚みが5mm、より好ましくは3mmであり、液吸収容量が600g/枚のものを用いた。」
2f「【0019】……本発明の別の実施例を図4及び図5にしたがって説明する。図4は、別の実施例に係るパンツ型おむつの腹側部と背側部とのそれぞれの両側縁部の接合固定部を離切した展開図、図5は立体ギャザーを設けた要部断面図である。
【0020】本実施例に係るパンツ型おむつは、図1に示す実施例とほぼ同様に構成されており……図1の実施例と相違するところは……その曲げ弾性が10g・cmで、厚みが4mmで、液吸収容量が500g/枚である点である。」
2g 引用例2の図1、図2は、次のとおりである。


5.対比
本願発明と引用発明とを対比すると、引用発明の「腰部開口44」及び「脚部開口46」は、それぞれ本願発明の「ウエスト開口部」及び「第1及び第
また、引用発明の「カバー22」は、腰部開口44や脚部開口46など、トイレ練習パンツ20の全体構造を規定する部材であるから、トイレ練習パンツ20のシャーシということができる。したがって、引用発明の「カバー22」と、本願発明の「吸収性シャーシ」とは、シャーシである限りにおいて一致する。
また、引用発明の「トイレ練習パンツ20」は、パンツ状衣類であり、吸収性組付け品24を備えているから、本願発明の「パンツ状吸収性衣類」に相当する。
したがって、本願発明と引用発明とは、本願発明の表現にできるだけ倣えば、次の一致点で一致する。
《一致点》
ウエスト開口部と第1及び第2の脚部開口部とを定めるシャーシ、
を備えたパンツ状吸収性衣類。

そして、本願発明と引用発明とは、次の相違点1、2で相違する。
《相違点1》
本願発明では、シャーシが吸収性シャーシであるのに対し、引用発明では、シャーシであるカバー22は、吸収性組付け品24とは別部材である点。
《相違点2》
本願発明では、シャーシの縦方向長さが、500グラムの張力のもとで測定されたウエスト開口部の周方向寸法に対し、
長さ≦(周囲+128)/1.6
の関係に従って、ウエスト開口部の周方向寸法に比例し、かつ、350mmより小さくはなく、厚さが約4.5mmより小さく、1200グラムより少ない縁圧縮ピーク負荷を有するのに対し、引用発明では、そのような特定がなされていない点。

6.相違点の検討
《相違点1について》
シャーシが吸収性シャーシであるパンツ状吸収性衣類は、例えば引用例2の段落0010や図1に示されており(上記摘記事項2d、2g参照)、周知であるから、引用発明のカバー22及び吸収性組付け品24に代えて、吸収性シャーシを採用することは、当業者が容易に推考し得たことである。
《相違点2について》
本願明細書の段落0002の「トレーニングパンツのようなパンツ状吸収性衣類は……適合性及び快適さの点で下着に類似する一方で、着用者がこの衣類の着用中に起こり得るどんな『事故』をも捕らえる吸収特性を与えるべきである。下着とは異なり、トレーニングパンツは、そこに含まれる吸収性材料の容積に起因して嵩高くなることがある。」、同0003の「製造の観点からは、材料費に関して経費節約になるように、各衣類においては、できるだけ少ない材料を含むことが望ましい。」及び同0005の「最適化された物理的パラメータを有し、結果として下着のような外観及び感触のある衣類を与える吸収性パンツ状衣類に対する必要性即ち要望がある。」という記載などを参酌すると、
本願発明が、「シャーシの縦方向長さが、500グラムの張力のもとで測定されたウエスト開口部の周方向寸法に対し、
長さ≦(周囲+128)/1.6
の関係に従って、ウエスト開口部の周方向寸法に比例し、かつ、350mmより小さくはなく、厚さが約4.5mmより小さく、1200グラムより少ない縁圧縮ピーク負荷を有する」のは、「下着のような外観及び感触のある衣類」とするためと認められる。
一方、引用発明のトイレ練習パンツ20は、下着に似せるように意図されており(上記摘記事項1c参照)、また、全体的厚さが薄くなるように、吸収性コア64は、相当に薄いことが望ましい(上記摘記事項1g参照)ものである。また、トイレットトレーニング用のパンツ型おむつ(本願発明のパンツ状吸収性衣類に相当)において、身体とのフィット性などの点から、吸収体が柔軟で、かつ、薄いこと(例えば3mm)が好ましいことは、例えば引用例2の段落0004、0006、0017、0020に示されており(上記摘記事項2b、2c、2e、2f参照)、周知である。
そうすると、下着に似た外観になるように意図して、シャーシの縦方向長さ及びウエスト開口部の周方向寸法、並びに厚さを適宜定め、また、感触と関係する身体とのフィット性などの点から、シャーシの厚さ及び柔軟性を適宜定めることにより、相違点2に係る本願発明の特定事項とすることは、当業者が通常の創作能力の範囲内で容易になし得たことである。
しかも、本願発明が奏する効果も、引用発明及び周知の事項から当業者が予測できたものであって、格別顕著なものとはいえない。
したがって、本願発明は、引用発明及び周知の事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。

7.付記
請求人は、平成23年5月6日付けの意見書において、「本願発明では、まず(衣類全体の)厚さを約4.5mmより小さくするという第1の特徴により、外観と感触を一層構造の下着に近づけておりますが、その第1の特徴に、一定の張力の下で、吸収性シャーシの縦方向長さとウエスト開口部の周方向寸法とが特定の関係式に従った比例関係を有する点の第2の特徴、を組み合わせることで、『感触』または『着用感』を一層構造の下着に近づけるという利点を達成しております。」と主張している。
しかしながら、外観が下着に近いという効果は、意匠的(デザイン的)効果であって、技術的効果ではない。さらに、外観が下着に近いか否かは、主観的なものであって、客観的に測定できるものではないし、本願明細書、特許請求の範囲及び図面の全体を参酌しても、外観が下着に近いか否かは、客観的に評価されていない。さらに、「感触」または「着用感」を一層構造の下着に近づけるという効果についても、本願明細書、特許請求の範囲及び図面の全体を参酌しても、客観的に評価されていない。
そうすると、請求人の「本願発明が上記利点を達成した」旨の主張は、客観性のない請求人独自の見解に過ぎないから、採用することができない。
また、請求人は、同意見書で「引用例1の開示内容は、それを参照した当業者をして、本願発明のごとく、一定の関係式を満たすように衣類の長さを短くし、層同士が離れてダブついた部分をなくすことで、一層構造の下着に類似の感触を達成する本願発明の技術思想を想到するのを阻害する」と主張している。
しかしながら、請求人が主張する「層同士が離れてダブついた部分をなくすことで、一層構造の下着に類似の感触を達成する本願発明の技術思想」は、本願明細書、特許請求の範囲又は図面に記載されていない。請求人のこの主張は、本願明細書等の記載に基づかない主張であるから、失当であり、採用することができない。
さらに、上記6の《相違点1について》で指摘したとおり、シャーシが吸収性コアを一体化した吸収性シャーシであるパンツ状吸収性衣類は、周知であるから、引用発明のカバー22及び吸収性組付け品24に代えて、カバーともなるシャーシと吸収性コアとを一体化した、吸収性シャーシを採用することは、当業者が容易に推考し得たことである。

また、シャーシの縦方向長さと、ウエスト開口部の周方向寸法について指摘すれば、本願発明は、要するに、周方向寸法と縦方向長さとの比(周方向寸法/縦方向長さ)を、ある程度以上に大きくするということに過ぎない。
パンツ状吸収性衣類では、展開状態の前後端の横方向長さの合計は、概ね周方向寸法に比例するといえるところ、引用例1の図3には、(前後端の横方向長さの合計/縦方向長さ)が、本願発明の実施形態の例である本願図4に示されたものよりも大きいものが示されているし、引用例2の図1には、(前後端の横方向長さの合計/縦方向長さ)がさらに大きいものが示されている。引用例1の図3では、(前後端の横方向長さの合計/縦方向長さ)が約1.4であるように図示されている。
特許明細書に添付する図面は、一般的に概念図であり、必ずしも実際の発明品の寸法関係を正しく反映しているとは言えないが、参考として本願図8と同様に作図したグラフに、(周方向寸法/縦方向長さ)が1.4である直線を破線として描いた図を参考図として示す。参考図中、網掛部分は、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さの範囲を示すものである。また、本願表1、表2に記載された本発明の実験品は白丸で示し、コードを付記している。比較品は、黒丸で示し、コードの付記を省略している。
参考図から、(周方向寸法/縦方向長さ)が約1.4以上であれば、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さの範囲に入ること、すなわち、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さとの要件を充足することが見て取れる。
前記のとおり、特許明細書に添付する図面は、一般的に概念図であることなどから、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さとの要件を充足する構成が、引用例1又は引用例2に記載されているとまでは言えないが、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さとの要件を充足する構成が示唆されているということはできる。

なお、仮に、本願発明が規定する周方向寸法と縦方向長さとの要件を充足する構成が、引用例1又は引用例2に示唆されているということができないとしても、上記6の《相違点2について》で指摘したとおり、シャーシの縦方向長さ及びウエスト開口部の周方向寸法等を適宜定めることにより、相違点2に係る本願発明の特定事項とすることは、当業者が通常の創作能力の範囲内で容易になし得たことである。

8.むすび
以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-10-19 
結審通知日 2011-10-25 
審決日 2011-11-07 
出願番号 特願2003-579714(P2003-579714)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (A61F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 渋谷 善弘山口 直  
特許庁審判長 栗林 敏彦
特許庁審判官 鳥居 稔
▲高▼辻 将人
発明の名称 衣類状吸収性物品  
代理人 大島 陽一  

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