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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B41J |
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管理番号 | 1254509 |
審判番号 | 不服2010-17547 |
総通号数 | 149 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2012-05-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2010-08-05 |
確定日 | 2012-03-29 |
事件の表示 | 特願2004-330815「印刷表示方法、印刷システムおよび印刷装置並びに中間印刷データ生成プログラム」拒絶査定不服審判事件〔平成18年 6月 1日出願公開、特開2006-137148〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1 手続の経緯 本願は、平成16年11月15日の出願であって、平成22年5月13日に手続補正がなされ、同年5月27日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年8月5日に拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正がなされ、前置審査において、同年11月29日付けで拒絶の理由(以下「前置拒絶理由」という。)が通知されたものである。 2 本願発明 本願の請求項1ないし8に係る発明は、平成22年8月5日付け手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし8に記載された事項によって特定されるものであるところ、その請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成22年8月5日付け手続補正により補正された特許請求の範囲、明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりの次のものと認める。 「画像データ生成装置において画像情報を表わす画像データを生成し、該生成された画像データに基づいて印刷装置により前記画像情報の印刷を行うとともに、前記画像データに基づいて表示用画像データを生成し、該生成された表示用画像データに基づいて前記画像情報を表示する印刷表示方法において、 前記画像データ生成装置において、前記画像データと前記表示用画像データとを含む、前記印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データを1つのファイルとして生成し、 前記中間印刷データを複数保存し、 該保存した複数の中間印刷データのいずれか1つを前記画像データ生成装置において選択可能とするとともに、前記画像データ生成装置に設けられたアプリケーションによって前記複数の中間印刷データのうちの前記画像データ生成装置において選択された中間印刷データの前記表示用画像データのみを取得し、 該取得した前記表示用画像データに基づいて前記画像データ生成装置において前記画像情報を表示するとともに、前記選択された中間印刷データにおける前記画像データに基づいて前記印刷を行うことを特徴とする印刷表示方法。」 3 引用例 (1)前置拒絶理由で引用された「本願の出願前に頒布された刊行物である特開2001-282476号公報(以下「引用例1」という。)」には、次の事項が図とともに記載されている(下線は審決で付した。以下同じ。)。 ア 「【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を介して印刷ジョブを処理するプリンタ装置と通信可能なデータ処理装置あるいは、印刷ジョブを処理するプリンタドライバを有するデータ処理装置および該データ処理装置と通信可能なプリンタ制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体に関するものである。。 【0002】 【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータまたはワークステーションは、ローカルエリアネットワーク(LAN)接続されて利用されるケースが多く見受けられるようになってきた。これに伴い印刷装置(以下プリンタと呼ぶ)もLANに直接接続されオフィスにおいて、複数のホストコンピュータ及び複数のユーザで共有して使用される共有プリンタとしての利用度が益々高くなってきている。 【0003】また、上記ネットワーク環境下において、ユーザが共有されているプリンタヘ送信した印刷情報は、一時的にプリンタ内部(以下スプーラと呼ぶ)に蓄えられ、他のホストコンピュータ及びユーザからの印刷情報を受信している最中にも印刷処理を行うことが可能である。 【0004】さらに、上記ネットワーク環境下において、ユーザは印刷情報(以下ジョブと呼ぶ)の一覧をパソコン上のネットワークユーティリティを用いて表示し確認することも可能である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例では、各ジョブの一覧は、ジョブ名称,ジョブサイズ,印刷開始時刻,合計ページ数など文字列,数値情報でのみ構成されており、ジョブの中身を視覚的に確認することができないという問題があった。 【0006】本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、プリンタ装置に転送してスプールされている印刷ジョブに対して作成された管理情報と各印刷ジョブに対応するサムネイル情報を取得し、該取得された前記管理情報を解析して、前記プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの一覧を表示し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択するので、プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認でき、さらに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができること。 【0007】並びに、印刷ジョブを前記プリンタ装置に転送する際に、前記プリンタドライバにより作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧を表示し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択するので、プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認でき、さらに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができること。 【0008】さらに、簡単な操作指示で、サムネイル表示手段により表示されたサムネイル情報中でイメージ確認されて選択される複数のサムネイル情報を編集して印刷すべきページ情報を作成するので、印刷ジョブ中のページ配列とは異なるページ順序で意図するページのみを出力させることができ、より柔軟な印刷指定が可能となること。 【0009】また、データ処理装置から受信する印刷ジョブを解析して、印刷ジョブ中の各ページに基づくサムネイル情報を作成し、該作成されたサムネイル情報を対応する印刷ジョブに付加してスプールしておき、データ処理装置からの印刷ジョブ一覧取得要求に基づき、該スプールされている印刷ジョブの管理情報と前記サムネイル情報とを転送するので、データ処理装置側にデータ処理負担を強いることなく、スプールされている印刷ジョブ中の各ページをイメージ確認するためのサムネイルをデータ処理装置側にユーザに提示することでユーザに対する操作性と利便性を格段に向上できるデータ処理装置およびプリンタ制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体を提供することである。」 イ 「【0012】本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒体を介してプリンタ装置と通信可能なプリンタドライバを有するデータ処理装置であって、印刷ジョブを前記プリンタ装置に転送する際に、前記プリンタドライバにより作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して印刷キュー(プリンタ内に確保される)に格納する格納手段(図2に示すCPU1による付加処理と、PRTC8による格納処理に相当)と、前記印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧を表示する一覧表示手段(図2に示すホストコンピュータ3000のCPU1,CRT10による表示処理に相当)と、前記一覧表示手段により表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示する指示手段(図2に示すキーボード9または図示しないポインティングデバイス等に相当する)と、前記指示手段により指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を前記プリンタ装置から取得して表示するサムネイル表示手段(図2に示すホストコンピュータ3000のCPU1,CRT10による表示処理に相当)と、前記サムネイル表示手段により表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択する選択手段(図2に示すキーボード9または図示しないポインティングデバイス等に相当する)とを有するものである。 ・・・略・・・ 【0016】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒体を介してプリンタ装置と通信可能なプリンタドライバを有するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、印刷ジョブを前記プリンタ装置に転送する際に、前記プリンタドライバにより作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して印刷キューに格納する格納工程(図示しない)と、前記印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧を表示する一覧表示工程(図6に示すステップS63)と、前記一覧表示工程により表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示する指示工程(図6に示すステップS64)と、前記指示工程により指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を前記プリンタ装置から取得して表示するサムネイル表示工程(図6に示すステップS63)と、前記サムネイル表示工程により表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択する選択工程(図6に示すステップS64)とを有するものである。」 ウ 「【0022】 【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本実施形態の構成を説明する前に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリンタの構成について図1を参照しながら説明する。なお、本実施形態を適用するプリンタは、レーザビームプリンタに限られるものではなく、他のプリント方式、例えばインクジェットプリンタでも良いことは言うまでもない。 【0023】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ(LBP)の場合を示す。 【0024】図において、1000はLBP本体(以下、プリンタという)であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。 【0025】1012は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。1001はプリンタ制御ユニットで、プリンタ1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析する。 【0026】このプリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004がオン・オフ切り換えされ、該レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ドラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム1006上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。 【0027】この潜像は、静電ドラム1006周囲に配設された現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。 【0028】また、プリンタ1000には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード,言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるように構成されている。 【0029】図2は、本発明の第1実施形態を示すプリンタ制御装置を適用可能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。ここでは、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。 【0030】図において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。 【0031】また、このROM3のプログラム用ROMにはCPU1の制御プログラム(図6に示すフローチャートに示す手順を含む)等を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機能する。 【0032】5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、ディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。 【0033】8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ1000との通信制御処理を実行する。 【0034】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。 【0035】プリンタ1000において、12はプリンタCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタ(審決注:「プジンタ」は「プリンタ」の明らかな誤記であるので訂正して摘記した。)エンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラム用ROMには、図4,図5のフローチャートで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記憶する。 【0036】ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。 【0037】なお、CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ1000内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。 【0038】19は前記CPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。 【0039】なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、1012は前述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。 【0040】また、前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1012からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。 【0041】上記のように構成されたデータ処理装置,印刷制御装置を備える印刷システムにおいて、プリンタ1000に転送してスプールされている印刷ジョブに対して作成された管理情報と各印刷ジョブに対応するサムネイル情報をPRTC8を介して取得し、該取得された管理情報(ジョブ名称,ジョブサイズ,印刷開始時刻,ページ数等を含む)を解析して、プリンタ1000の外部メモリ14等にスプールされている印刷ジョブの一覧をCRT10上に表示し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択して、プリンタ1000にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認できるとともに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができる。 【0042】また、後述するように印刷ジョブを前記プリンタ1000に転送する際に、プリンタドライバ(図2に示すRAM2にロードされている)により作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧をCRT10上に表示(後述する図7参照)し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示(後述する図8参照)し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択して、プリンタ1000にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認でき、さらに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができる。 【0043】さらに、キーボード9,図示しないマウス等のポインティングデバイスを操作するという簡単な操作指示で、CRT10上に表示されたサムネイル情報中でイメージ確認されて選択される複数のサムネイル情報を編集(後述する図10参照)して印刷すべきページ情報を作成するので、印刷ジョブ中のページ配列とは異なるページ順序で意図するページのみを出力させることができ、より柔軟な印刷指定が可能となる。 ・・・略・・・ 【0045】以上のように構成された本実施形態のプリンタ制御システムの動作について、以下詳細に説明する。 【0046】図3は、図2に示した印刷システムのハードウエア構成の一例を示す模式図である。 【0047】図3において、プリンタ1000と任意のホストコンピュータ3000は、それぞれ不図示のネットワークインタフェース(NIC)を持ちLAN3001を介して所定のプロトコルで通信可能に接続されている。ホストコンピュータ3000から送出された不図示の印刷情報(以後ジョブと呼ぶ)は、プリンタインタフェース21を介してハードディスク等で構成される外部メモリ14に格納(スプール)されるものとする。なお、本実施形態では、プリンタインタフェース21は、印刷専用のインタフェースであるセントロニクスインタフェースであっても、ネットワークインタフェースのどちらで構成してもよい。 【0048】図4は、本発明に係るプリンタ制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプリンタ1000の印刷待機キューにジョブをスプールするための処理手順に対応する。なお、S41?S44は各ステップを示す。また、本実施形態において、印刷待機キューとは、スプーラ上のキューの一種で、ジョブを受け取っても即座に印刷を開始せず、ネットワークユーティリティで印刷指定するなど印刷が指定されるまで待機するものである。 【0049】まず、ホストコンピュータ3000から、不図示のプリンタドライバを用いてジョブをプリンタ1000に送付する(S41)。そして、プリンタ1000はジョブを受信すると(S42)、サムネイル情報を生成する(ステップ43)。 【0050】本実施形態において、サムネイル情報とは、実際に印刷するページを縮小表示するものである。 【0051】次に、サムネイル情報を生成してジョブに付加したら、印刷待機状態に入り(S44)、処理を終了する。 【0052】図5は、本発明に係るプリンタ制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したプリンタ1000におけるサムネイル情報作成の処理手順に対応する。なお、S51?S54は各ステップを示す。 【0053】先ず、対象となるジョブが指定されると(S51)、ジョブを解析し、まず先頭ページのサムネイルを生成する(S52)。 【0054】本実施形態において、生成するサムネイルとは、実際に印刷するページを例えば16分の1や32分の1に縮小したビットマップである。各サムネイルは、各ページに1対1に対応する。 【0055】次に、今サムネイルを生成したページが最終ページであるかどうかを判定して(S53)、最終ページであると判定した場合は、サムネイル情報の作成を終了する。 【0056】一方、ステップS53で、最終ページでないと判定した場合には、次ページを読み込み(S54)、ジョブの最後のページになるまでステップS52?S54を繰り返す。 【0057】図6は、本発明に係るデータ処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したホストコンピュータ3000上から印刷指定する処理手順に対応する。なお、S61?S64は各ステップを示す。 【0058】まず、ホストコンピュータ3000上でネットワークユーティリティを起動し(S61)、プリンタ1000に通信可能に接続する(S62)。 【0059】例えば、選択されているプロトコルがTCP/IPで接続されたネットワーク環境の場合、プリンタ1000をWebサーバとして動作させたとするなら、Internet Browserをネットワークユーティリティとし、プリンタのURLを指定することにより、プリンタ1000に接続することが可能となる。 【0060】次に、プリンタ1000のスプーラを表示する(S63)。スプーラ内部のジョブの一覧を表示する場合は、図7に示すジョブ一覧画面を表示するように、一方、サムネイル(ジョブ内部のページの一覧)を表示する場合は、図8に示すように、各ページのサムネイルを表示する。なお、サムネイルの表示形態は、一覧であってもいいし、ロール表示であってもよい。 【0061】次に、印刷範囲を指定して(S64)、処理を終了する。 【0062】なお、ステップS64において、印刷範囲指定方法がジョブ単位であるなら図7に示すジョブ一覧から、ページ単位であるなら図9に示すサムネイルから印刷対象を指定する。 【0063】図7は、図2に示したホストコンピュータ3000のCRT10に表示されるジョブ一覧画面の一例を示す図である。 【0064】図7において、スプーラに格納されたジョブの一覧は、ホストコンピュータ3000上の不図示のネットワークユーティリティを用いて、ホストコンピュータ3000のCRT10上に表示することができる。 【0065】なお、当該ジョブ一覧画面上で任意のジョブをポインティングデバイス等を操作して選択して、印刷・削除・複製などを指定することが可能である。ジョブ数が多く?画面に収まりきれない場合、画面をスクロールして表示できるものとする。 【0066】図8は、図2に示したホストコンピュータ3000のCRT10に表示されるサムネイル一覧画面の一例を示す図であり、例えばジョブJOB1の各ページのサムネイルを表示した例に対応する。 【0067】なお、本実施形態では、図7に示すジョブ一覧画面からからジョブJOB1を選択してサムネイル表示(図示しないボタン等の指示あるいはコマンド指示)を指定すると、図8のようなサムネイルをCRT10上に表示することができるものとする。 【0068】図9は、図8に示したサムネイル一覧画面中で印刷範囲指定処理状態を説明する図であり、印刷するページを指定した例である。 【0069】図9において、表示したサムネイル一覧から、マウス等を使って印刷するページを指定することができる。指定したページは、図の様にチェック印をつけるなどして識別表示するものとする。」 エ 「【0073】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、図5においてプリンタ内部でサムネイルを生成する場合について説明したが、図2に示したホストコンピュータ3000内のプリンタドライバでサムネイル情報を生成し、印刷待機キューに格納するように構成してもよい。 【0074】上記実施形態によれば、ユーザが各ページの中身を確認しながら、印刷を指定出来るようになる。さらに、ページ単位で移動・複製を行えるようにすることにより、より柔軟な印刷指定が可能となる。」 オ 「【0085】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1?第12の発明によれば、プリンタ装置に転送してスプールされている印刷ジョブに対して作成された管理情報と各印刷ジョブに対応するサムネイル情報を取得し、該取得された前記管理情報を解析して、前記プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの一覧を表示し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択するので、プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認でき、さらに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができる。 【0086】また、印刷ジョブを前記プリンタ装置に転送する際に、前記プリンタドライバにより作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧を表示し、該表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示し、該指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を表示し、該表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択するので、プリンタ装置にスプールされている印刷ジョブの内容をイメージとして確認でき、さらに、印刷ジョブ中でイメージ確認された意図するページを印刷ページとして選択指定することができる。」 カ 引用例1に記載のものにおいて、ホストコンピュータの文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を行って作成した文書データを印刷ジョブとしてプリンタ装置に転送してプリンタ装置で印刷することができることは当業者に自明であるところ、その文書データの印刷ジョブへの変換はホストコンピュータのプリンタドライバで行われることが明らかであるから、上記アないしオからみて、引用例1には、 「パソコンまたはワークステーションが接続されているLANに直接接続され、複数のホストコンピュータ及び複数のユーザで共有して使用される共有プリンタ装置ヘ送信した文字コード等の印刷情報である印刷ジョブ等は、一時的にプリンタ装置内部の印刷キューに蓄えられ、他のホストコンピュータ及びユーザからの印刷ジョブを受信している最中にも印刷処理を行うようになっており、さらに、ユーザは印刷ジョブの一覧をパソコン上のネットワークユーティリティを用いて表示し確認することも可能である、印刷ジョブの印刷処理及び表示方法において、 前記印刷ジョブの一覧は、ジョブ名称、ジョブサイズ、印刷開始時刻及び合計ページ数など文字列及び数値情報でのみ構成されており、印刷ジョブの中身を視覚的に確認することができないという問題があったので、印刷ジョブを前記プリンタ装置に転送する際に、前記ホストコンピュータのプリンタドライバによりサムネイル情報を作成し、作成されたサムネイル情報を印刷ジョブに付加して前記プリンタ装置に転送し、前記印刷キューに格納させて前記ホストコンピュータのネットワークユーティリティで印刷指定されるまで待機させ、前記印刷キューに格納されている印刷ジョブの一覧を前記ホストコンピュータのディスプレイに表示し、表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを選択して印刷指定されると印刷処理を行い、表示された印刷ジョブの一覧中で所望の印刷ジョブを指示する指示手段により指示される印刷ジョブに基づく各ページのサムネイル情報を前記プリンタ装置から取得して前記ホストコンピュータのディスプレイに表示し、表示されたサムネイル情報中から印刷すべきページに対応するサムネイル情報を選択して前記印刷キューに格納されて待機しているサムネイル情報が付加された印刷ジョブの選択されたページを前記プリンタ装置に印刷させることもできるようにした印刷ジョブの印刷処理及び表示方法であって、 前記ホストコンピュータは、各デバイスを総括的に制御するCPUと、文書処理プログラムやCPUの制御プログラムが記憶されたプログラム用ROMと、キーボードと、ディスプレイと、プリンタ装置に接続されてプリンタ装置との通信制御処理を実行するプリンタコントローラとを有しており、前記プログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表等が混在した文書処理を実行し、該文書処理を行って作成した文書データをホストコンピュータのプリンタドライバで印刷ジョブに変換しプリンタ装置に転送することができるものであり、 前記プリンタ装置は、プリンタ装置全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットを有し、ホストコンピュータから供給される印刷ジョブ等を入力して記憶するとともに、それらに従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する印刷処理を行うものであり、 印刷ジョブ単位又はページ単位で印刷範囲を指定して前記プリンタ装置に印刷処理を行わせることができる、印刷ジョブの印刷処理及び表示方法。」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。 (2)前置拒絶理由で引用された「本願の出願前に頒布された刊行物である特開2004-202898号公報(以下「引用例2」という。)」には、次の事項が記載されている。 「【請求項3】 画像形成装置により画像形成される際に用いられる印刷データを生成する処理をコンピュータに実行させるための印刷データ生成プログラムにおいて, 前記印刷データに,前記画像形成装置により画像形成が可能な最大有効座標領域の範囲内の画像データを簡略化した簡略画像データを,前記最大有効座標領域の範囲外の座標領域に設定して含める処理をコンピュータに実行させてなることを特徴とする印刷データ生成プログラム。」 4 対比 本願発明と引用発明とを対比する。 (1)引用発明の「ホストコンピュータ」、「『図形、イメージ、文字、表』や『文字パターン』や『フォームパターン』等」、「文書処理を行って作成した文書データ」、「プリンタ装置」、「『印刷ジョブ』の『印刷処理』」、「サムネイル情報」、「『印刷ジョブ』の『表示』」、「印刷処理及び表示方法」、「『ホストコンピュータのプリンタドライバによりサムネイル情報を作成』して付加した『印刷ジョブ』」、「印刷ジョブ」、「格納」、「ネットワークユーティリティ」、「選択」及び「取得」は、それぞれ、本願発明の「画像データ生成装置」、「画像情報」、「画像データ」、「印刷装置」、「画像情報の印刷を行う」、「表示用画像データ」、「画像情報を表示する」、「印刷表示方法」、「『画像データ』と『表示用画像データ』とを含む『印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データ』」、「中間印刷データ」、「保存」、「アプリケーション」、「選択」及び「取得」に相当する。 (2)引用発明の「印刷表示方法(印刷処理及び表示方法)」は、複数の「画像データ生成装置(ホストコンピュータ)」及び複数のユーザで共有して使用される共有「印刷装置(プリンタ装置)」ヘ送信した「画像情報(文字コード等)」の「画像データ(印刷情報)」である「中間印刷データ(印刷ジョブ)」等は、一時的に「印刷装置」内部の印刷キューに蓄えられ、他の「画像データ生成装置」及びユーザからの「中間印刷データ」を受信している最中にも「画像情報の印刷を行う(印刷処理を行う)」ようになっているから、引用発明の「中間印刷データ」は、複数「保存」されるものである。 また、引用発明の「印刷表示方法(印刷処理及び表示方法)」は、「画像データ生成装置(ホストコンピュータ)」で、文書処理プログラム等に基づいて「画像情報(図形、イメージ、文字、表等)」が混在した文書処理を行って作成した「画像データ(文書処理を行って作成した文書データ)」を「画像データ生成装置」のプリンタドライバで「印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データ(印刷ジョブ)」に変換するとともに「表示用画像データ(サムネイル情報)」を作成して「中間印刷データ」に付加して前記「画像データ」と前記「表示用画像データ」とを含む、前記「中間印刷データ」を生成して「印刷装置(プリンタ装置)」に転送し、「印刷装置」では、「印刷装置」内に確保された印刷キューに、「表示用画像データ」が付加され転送されて来た「中間印刷データ」を「保存(格納)」して前記「画像データ生成装置」の「アプリケーション(ネットワークユーティリティ)」で印刷指定されるまで待機させ、前記印刷キューに「保存」されている「中間印刷データ」の一覧を前記「画像データ生成装置」のディスプレイに表示し、表示された「中間印刷データ」の一覧中で所望の「中間印刷データ」を「選択」して印刷指定されると「印刷(印刷処理)」を前記「印刷装置」に行わせ、表示された「中間印刷データ」の一覧中で所望の「中間印刷データ」を指示する指示手段により指示される「中間印刷データ」に基づく各ページの「表示用画像データ」を前記「印刷装置」から「取得」して前記「画像データ生成装置」のディスプレイに表示し、表示された「表示用画像データ」中から印刷すべきページに対応する「表示用画像データ」を選択して前記印刷キューに「保存」されて待機している「表示用画像データ」が付加された「中間印刷データ」の選択されたページを前記「印刷装置」に印刷させるようにしたものである。 したがって、引用発明の「印刷表示方法」と本願発明の「印刷表示方法」とは、「画像データ生成装置において画像情報を表わす画像データを生成し、該生成された画像データに基づいて印刷装置により前記画像情報の印刷を行うとともに、前記画像データに基づいて表示用画像データを生成し、該生成された表示用画像データに基づいて前記画像情報を表示する」点、「前記画像データ生成装置において、前記画像データと前記表示用画像データとを含む、前記印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データを生成」する点、及び、「前記中間印刷データを複数保存し、該保存した複数の中間印刷データのいずれか1つを前記画像データ生成装置において選択可能とするとともに、前記画像データ生成装置に設けられたアプリケーションによって前記複数の中間印刷データのうちの前記画像データ生成装置において選択された中間印刷データの前記表示用画像データのみを取得し、該取得した前記表示用画像データに基づいて前記画像データ生成装置において前記画像情報を表示するとともに、前記選択された中間印刷データにおける前記画像データに基づいて前記印刷を行う」点で一致する。 (3)上記(1)及び(2)によれば、本願発明と引用発明とは、 「画像データ生成装置において画像情報を表わす画像データを生成し、該生成された画像データに基づいて印刷装置により前記画像情報の印刷を行うとともに、前記画像データに基づいて表示用画像データを生成し、該生成された表示用画像データに基づいて前記画像情報を表示する印刷表示方法において、 前記画像データ生成装置において、前記画像データと前記表示用画像データとを含む、前記印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データを生成し、 前記中間印刷データを複数保存し、 該保存した複数の中間印刷データのいずれか1つを前記画像データ生成装置において選択可能とするとともに、前記画像データ生成装置に設けられたアプリケーションによって前記複数の中間印刷データのうちの前記画像データ生成装置において選択された中間印刷データの前記表示用画像データのみを取得し、 該取得した前記表示用画像データに基づいて前記画像データ生成装置において前記画像情報を表示するとともに、前記選択された中間印刷データにおける前記画像データに基づいて前記印刷を行うことを特徴とする印刷表示方法。」である点で一致し、次の点で相違する。 相違点: 前記画像データと前記表示用画像データとを含む、前記印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データを、 本願発明では、1つのファイルとして生成しているのに対し、 引用発明では、表示用画像データが付加された中間印刷データが1つのファイルかどうか明確でないから、1つのファイルとして生成しているかどうか明らかでない点。 5 判断 上記相違点について検討する。 (1)引用例2には、「画像形成装置により画像形成される際に用いられる印刷データを生成する処理をコンピュータに実行させるための印刷データ生成プログラムにおいて,前記印刷データに,前記画像形成装置により画像形成が可能な最大有効座標領域の範囲内の画像データを簡略化した簡略画像データを,前記最大有効座標領域の範囲外の座標領域に設定して含める処理をコンピュータに実行させてなることを特徴とする印刷データ生成プログラム。」と記載されている(上記3(2)を参照。)。ここで、前記簡略画像データが含まれている前記印刷データが1つのファイルであることは当業者に自明である。 (2)引用発明は、「画像データ(文書処理を行って作成した文書データ)」を「画像データ生成装置(ホストコンピュータ)」のプリンタドライバで「中間印刷データ(印刷ジョブ)」に変換し、これに「表示用画像データ(サムネイル情報)」を付加し、「印刷装置(プリンタ装置)」に転送するものであるところ、この「表示用画像データが付加された中間印刷データ」は1つのファイルかどうか明確ではないが、引用発明の「表示用画像データが付加された中間印刷データ」を上記(1)の記載事項のような1つのファイルのものとなすことは、当業者が引用例2に記載された事項に基づいて適宜なし得た程度のことである。 したがって、引用発明において、前記画像データと前記表示用画像データとを含む、前記印刷装置が読取可能な形式の中間印刷データを、1つのファイルとして生成すること、すなわち、引用発明において、上記相違点に係る本願発明の構成となすことは、当業者が引用例2に記載された事項に基づいて適宜なし得た程度のことである。 (3)本願発明の奏する効果は、引用発明の奏する効果及び引用例2に記載された事項の奏する効果から当業者が予測できた程度のものである。 (4)まとめ 以上のとおりであるから、本願発明は、当業者が引用例1に記載された発明及び引用例2に記載された事項に基づいて容易に発明をすることができたものである。 6 むすび 本願発明は、以上のとおり、当業者が引用例1に記載された発明及び引用例2に記載された事項に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2012-01-30 |
結審通知日 | 2012-01-31 |
審決日 | 2012-02-14 |
出願番号 | 特願2004-330815(P2004-330815) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(B41J)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 小宮山 文男 |
特許庁審判長 |
小牧 修 |
特許庁審判官 |
菅野 芳男 小林 英司 |
発明の名称 | 印刷表示方法、印刷システムおよび印刷装置並びに中間印刷データ生成プログラム |
代理人 | 佐久間 剛 |
代理人 | 柳田 征史 |
復代理人 | 安田 隆一 |