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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A63F
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F
管理番号 1256951
審判番号 不服2011-13455  
総通号数 151 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-07-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-06-23 
確定日 2012-05-07 
事件の表示 特願2004-351533「遊技機」拒絶査定不服審判事件〔平成18年 6月22日出願公開、特開2006-158510〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成16年12月3日の出願であって、平成23年3月18日付けで拒絶査定がされ、これに対し同年6月23日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、これと同時に手続補正がされ、当審において、同年10月12日付けで審査官の前置報告書に基づく審尋がなされ、同年12月13日に回答書が提出された。

2.平成23年6月23日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成23年6月23日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)補正後の本願発明
本件補正は、補正前の特許請求の範囲に記載された
「【請求項1】
始動口への入賞を主目的とした通常遊技状態において、前記始動口への入賞を契機に特図抽選が実行され、図柄変動パターン演出によって前記特図抽選の結果を報知する画像表示装置を備えた遊技機であって、
予め定められた一定期間のループ画像データを複数種類記憶するループ画像データ記憶手段と、
前記ループ画像データ記憶手段に記憶されたループ画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、或いは遊技者が操作可能な位置に配設された切替指示操作部が操作されたとき、選択的に読み出して、読み出されたループ画像データに基づいて、前記画像表示装置における前記図柄変動パターン演出の際の背景画像を表示する背景画像表示制御手段とを有し、
前記ループ画像データが、仮想生物画像の複数の動作パターン毎に分類され、それぞれの生活状況が、少なくとも他の1つのループ画像データと関連付けられていると共に、
前記ループ画像データ記憶手段には、前記関連付けられた2つのループ画像データ間の切り替えに、互いの画像の切り替えを円滑にするための切替用中継画像データが併せて記憶され、前記背景画像表示制御手段では、ループ画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
予め定められ、前記図柄変動パターン演出画像と背景画像との組み合わせとは全く異なる特別の図柄変動パターン演出が前記表示装置に表示された時に、当該特別の図柄変動パターン演出の背景画像として、前記ループ画像データに存在する前記仮想生物画像と同一の、特別変動中生物画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記表示装置に表示する画像が、前記特別の図柄変動パターン演出画像へ切り替わる時に、前記仮想生物画像を表示領域からフレームアウトさせ、かつ前記特別変動中生物画像を表示領域にフレームインさせることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【請求項4】
前記ループ画像データ記憶手段には、前記特図抽選結果が落選の場合の前記図柄変動パターン演出画像からループ画像データへの切り替え時に、互いの画像の切り替えを円滑にするための復帰用中継画像データが記憶され、前記背景画像表示制御手段では、ループ画像データへの切り替え時に前記復帰用中継画像を介在させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
【請求項5】
前記仮想生物画像が魚キャラクタ画像であり、当該魚キャラクタの動作パターンが、画面上の泳ぎ回る通常モードA、空腹感を表現する空腹モードB、満腹感を表現する満腹モードC、元気を取り戻したことを表現する元気モードD、画面に存在しない状況を表現する画面該モードE、居眠りを表現する居眠りモードF、特定のリーチパターンに準じた包帯モードG、特定のリーチパターンに準じた墨モードHに分類され、それぞれのモード間の移動に中間画像モードが介在されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊技機。
【請求項6】
前記仮想生物画像の移動が、真っ直ぐ止まっている場合の画像データと、体が真っ直ぐな状態から体を捻って曲げた状態に移行させるまでの画像データと、お腹が左に膨らんで右が凹む場合、お腹で右に膨らんで左が凹む場合とを交互に切り替える画像データにより、を用い、前記仮想生物画像の移動状態を制御し、
画像上の奥側(z軸方向)に進む場合は、上下左右(x-y軸方向)の位置座標に合わせて、前記仮想生物画像の外形を小さくするように制御することで、三次元モデルを構築することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の遊技機。
【請求項7】
前記仮想生物画像が魚キャラクタ画像が表示されるループ画像データには、それぞれ背景画像が異なる8種類のモードが設定され、前記背景画像の表示再開を含む表示開始時が、図柄変動パターン終了又は大当り処理終了時であることが認識されたときであり、前記8種類のモードの内、3種類のモードの何れかへ移行させることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の遊技機。」
という発明を、
「【請求項1】
始動口への入賞を主目的とした通常遊技状態において、前記始動口への入賞を契機に特図抽選が実行され、図柄変動パターン演出によって前記特図抽選の結果を報知する画像表示装置を備えた遊技機であって、
予め定められた一定期間のループ画像データを複数種類記憶するループ画像データ記憶手段と、
前記ループ画像データ記憶手段に記憶されたループ画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、或いは遊技者が操作可能な位置に配設された切替指示操作部が操作されたとき、選択的に読み出して、読み出されたループ画像データに基づいて、前記画像表示装置における前記図柄変動パターン演出の際の背景画像を表示する背景画像表示制御手段とを有し、
前記ループ画像データが、仮想生物画像の複数の動作パターン毎に分類され、それぞれの生活状況が、少なくとも他の1つのループ画像データと関連付けられていると共に、
前記ループ画像データ記憶手段には、前記関連付けられた2つのループ画像データ間の切り替えに、互いの画像の切り替えを円滑にするための切替用中継画像データが併せて記憶され、前記背景画像表示制御手段では、ループ画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることで、前記切り替え前後の前記仮想生物画像の表示態様に依存して、当該仮想生物画像の位置や動作の表示形態の変化を円滑とすることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
予め定められ、前記図柄変動パターン演出画像と背景画像との組み合わせとは全く異なる特別の図柄変動パターン演出が前記表示装置に表示された時に、当該特別の図柄変動パターン演出の背景画像として、前記ループ画像データに存在する前記仮想生物画像と同一の、特別変動中生物画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記表示装置に表示する画像が、前記特別の図柄変動パターン演出画像へ切り替わる時に、前記仮想生物画像を表示領域からフレームアウトさせ、かつ前記特別変動中生物画像を表示領域にフレームインさせることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【請求項4】
前記ループ画像データ記憶手段には、前記特図抽選結果が落選の場合の前記図柄変動パターン演出画像からループ画像データへの切り替え時に、互いの画像の切り替えを円滑にするための復帰用中継画像データが記憶され、前記背景画像表示制御手段では、ループ画像データへの切り替え時に前記復帰用中継画像を介在させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
【請求項5】
前記仮想生物画像が魚キャラクタ画像であり、当該魚キャラクタの動作パターンが、画面上の泳ぎ回る通常モードA、空腹感を表現する空腹モードB、満腹感を表現する満腹モードC、元気を取り戻したことを表現する元気モードD、画面に存在しない状況を表現する画面該モードE、居眠りを表現する居眠りモードF、特定のリーチパターンに準じた包帯モードG、特定のリーチパターンに準じた墨モードHに分類され、それぞれのモード間の移動に中間画像モードが介在されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊技機。
【請求項6】
前記仮想生物画像の移動が、真っ直ぐ止まっている場合の画像データと、体が真っ直ぐな状態から体を捻って曲げた状態に移行させるまでの画像データと、お腹が左に膨らんで右が凹む場合、お腹で右に膨らんで左が凹む場合とを交互に切り替える画像データと、を用いて制御され、 画像上の奥側(z軸方向)に進む場合は、上下左右(x-y軸方向)の位置座標に合わせて、前記仮想生物画像の外形を小さくするように制御することで、三次元モデルを構築することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の遊技機。
【請求項7】
前記仮想生物画像が魚キャラクタ画像が表示されるループ画像データには、それぞれ背景画像が異なる8種類のモードが設定され、前記背景画像の表示再開を含む表示開始時が、図柄変動パターン終了又は大当り処理終了時であることが認識されたときであり、前記8種類のモードの内、3種類のモードの何れかへ移行させることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の遊技機。」
という発明に変更することを含むものである(下線部は補正箇所である。)。

(2)補正の適否
本件補正は、請求項1において、ループ画像データ間の切り替え時に切替用中継画像データを介在させることで、どのように表示形態の変化を円滑とするかを特定し、請求項6において、「・・・交互に切り替える画像データにより、を用い、前記仮想生物画像の移動状態を制御し、」を「・・・交互に切り替える画像データと、を用いて制御され」とすることで誤記を訂正したものである。
したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則3条1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法17条の2第4項2号及び3号の特許請求の範囲の減縮及び誤記の訂正を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(上記改正前の特許法17条の2第5項において準用する同法126条5項の規定に適合するか)について以下に検討する。

(3)引用文献に記載された事項
原査定の拒絶の理由(平成22年6月22日付け拒絶理由通知)において引用文献5として引用された特開2002-78883号公報(以下、「引用例5」という。)には、図面とともに、以下の事項が記載されている。

(ア)「【0009】
しかしながら、上記従来技術イのものでは、リーチ画面時には、単調でない表現に富んだ画面とすることができるが、リーチという演出がそれほど頻繁に行われるもので無く、パチンコプレーを行う遊戯者が最も長い時間の間、注視する通常画面については、何ら配慮がされていないものであった。したがって、遊戯者が最も長い時間の間、注視する通常画面は、単調なものであったから、長時間プレーを行う遊技者にとっては飽きが来る可能性があるため、改善の余地が残されている。」

(イ)「【0012】
本発明者は、長時間プレーを行うに当たり、遊技者が最も長い時間の間、注視するような通常画面を複数モード用意し、そのモード切り替え時に表示画面の表示演出を全く他の通常画面とは異なる演出とすることにより、まるで異なるパチンコ機に変更したかのような配慮を行うこと、その配慮により遊技のおもしろさが改善することを目的とする。」

(ウ)「【0028】
このパチンコ機には、パチンコ機の制御プログラムが記憶された記憶部51としてのROMと、一時記憶部52としてのRAMと、制御プログラムを実行させる制御部53としてのCPUとが備えられている。
【0029】
記憶部51には、パチンコ機の遊技全体の流れを制御する制御プログラムのほか、液晶を用いた表示画面54において表示される遊技に登場するキャラクタ画像、背景画像及び図柄に関する画像データ、遊技に用いる音データ、あるいは制御プログラムを実行するための初期データなどが記憶されている。また、この記憶部51のメモリ領域51Aには、前記光源としての複数の装飾ランプの点滅動作パターンを複数パターン記憶した制御プログラムが記憶されている。
【0030】
前述した図柄に関する図柄データとしては、図2及び図14に示すような変動図柄A?L(図2)、O?Z(図14)の画像データや、後述する第1のモード(日勤モード)のメインキャラクター4A、及び第2のモード(夜勤モード)のメインキャラクター4Bの図柄データ等が含まれる。
【0031】
ここで、前記第1のモード時の表示画面54の表示表現には、メインキャラクター4Aが使用され、変動図柄として図柄A?Lが使用される一方、第2のモード時の表示画面54の表示表現には、メインキャラクター4Bが使用され、変動図柄として図柄O?Zが使用され、先の第1のモードで使用された変動図柄A?Lは使用されない。
【0032】
そして、前記制御部51は、予め用意された乱数等に基づいて、後にリーチや大当たり、或いは高確率モードに移行する場合、そのリーチや大当たり或いは高確率モードに対して割り当てられた所定の点滅動作パターンの制御プログラムを前記メモリ領域51Aより読出し、複数の電飾ライト59・・・59をその制御プログラムに沿って点滅動作させるようにしている。
【0033】
また、前記電飾ライト59には、青ライト59Aと赤ライト59Bとの2種類を前記遊技盤41に設けてある。このような構成の電飾ライトに限らず、内部に複数色のランプを内蔵するように構成し、より多様な電飾効果や予告を行うことも可能である。
【0034】
一時記憶部52は、新たな入力データや制御部53による演算結果を一旦記憶したり、前記球検知手段60などのセンサ類などにより、前記表示画面54に表示する3列1,2,3上を、矢印N方向にそれぞれスクロール表現するようにしている。
【0035】
そして、前記3列1,2,3上を図2、図14のようなモードごとに変動図柄群が、前記矢印N方向にスクロールし、各行6,7,8のいずれかで、3列1,2,3の変動図柄が一致することにより大当たりとなるように構成している。
【0036】
また、各行6,7,8での変動図柄を変動する契機となるのは、入賞口48A(変動始動口)へのパチンコ玉の入賞を前記球検手段60で検知し、前記入賞口48Aへ入賞したパチンコ玉数は後述する保留ランプ58数を限度に制御部53の制御により累積記憶するようにしている。そして、累積した貯球数が、保留ランプ58の点灯数によりプレーヤに告知される。前記入賞口48Aへの累積入賞数は、制御部53のカウンタによりカウントされ前記一時記憶部52に累積記憶されるように構成してある。」

(エ)「【0039】
また、この実施の形態では、後述するように、モード切り替えが違和感なく行われるように、中継ぎ動画データを前記記憶部51に記憶しており、前述したようなモードの変更時に、前記中継ぎ動画データを表示画面54上で表示表現することにより、スムーズなモード変更ができるようにしている。この中継ぎ動画データを用いたモード切り替え中継フローの詳細は後述する。
【0040】
制御部53は、表示画面54における各種画像データの表示制御手段としても機能し、特に、図柄表示、図柄回転停止及び図柄組合せの制御手段として機能する。また、制御部53は、音再生部55としてのスピーカを用いて記憶部51の音データを音楽または音声として適宜再生するよう制御を行う。」

(オ)「【0042】
(表示画面54による画像演出について)
1.画像演出に関る企画概要
本企画では、モチーフとした「ガ-ドマン(警備員)」から得る2つの仕事内容のイメージとしての、「交通整理」と「ビルの夜警」とを、前記表示画面54内で、前記「交通整理」を「日勤モード」として、前記「ビルの夜警」を「夜勤モード」として2つモードとして演出し、更に、表示画面54内に登場して前記表示画面54内で引き起こされる様々なイベントの主人公となるメインキャラクタを、ガードマンキャラ(男版)と、ガードウーマンキャラ(女版)の2タイプ用意し、前記2つのモードに配置するようにしている。
【0043】
2.前記日勤モードにおける通常画面演出
図1に示すのが、前記日勤モードにおける通常演出画面であり、図において、一点鎖線で示す、符号1が第1の図柄列、符号2が第2の図柄列、符号3が第3の図柄列を示している。そして、符号4が前記メインキャラクタとしてのガードマンキャラである。」

(カ)「【0046】
このような合成作業は、1/50又は1/60秒ごとに行われ、前記表示画面54に表示表現される前記第1乃至第3の図柄列は、その列を構成する12の図柄A?Lが、あたかも前記背景5の道路を走行しているように、パチンコ機のプレーヤが視認することになる。前記一時記憶手段52を用いる理由は、背景面から順に前記一時記憶手段52に画素単位で上書きしていくことにより、前記合成画像を完成させるためであるが、リアルタイムに合成できる手段を用いることにより、前記一時記憶手段52を介することなく前記合成画像を液晶ディスプレイである表示画面54に表示することもできる。」

(キ)「【0088】
(モード切り替え中継フロー)
次に、図21、22、23に基づいて、前述した日勤モードから夜勤モードへのモード変更フローについて説明する。
【0089】
まず、前述したように、前記制御部53のカウンタにより累積変動回数をカウントし、前記制御部53が前記記憶部51に記憶された所定数と比較する(S1)。
【0090】
次に、その累積予め定められた回数を超えたことを前記制御部53が検知すると、制御部53はモード切り替えの準備を行う(S2)。
【0091】
そして、前記制御部53は、S3乃至S10の動画データを前記記憶部51から適宜抽出し、抽出した画像データに基づいて前記表示画面54に対し、第1のモードのメインキャラクタ4Aから前記第2のモードの他のメインキャラクタ4Bに変更する中継ぎ動画S3?S10の動画表示を行う。
【0092】
この動画表現が終了後、前記制御部53の制御により第2のモードに移行する(S11)。
【0093】
前記S3乃至S10の動画表示の絵の演出イメージについて、以下に説明を加える。
【0094】
S3、S4:警備員(4A)が大当たりが来ないことにようりレベルダウンをし、表示画面54上でうなだれる。
【0095】
S4、S5:どこからか電話が入って来る。
【0096】
S5、S6:おもむろに警備員(4A)は電話に出る。
【0097】
S7:電話から他のメインキャラクタ4Bの声が「大丈夫」
S8:警備員(4A)は涙を流す、警備員(4A)の顔がズームアップされる。
【0098】
S9:警備員(4A)は涙を振り払い表示画面54の奥行き方向へと消えて行く(警備員の段階的且つ継続的な縮小)。
【0099】
S10:表示画面54の奥からポーズアクションを決めたメインキャラクタ4Bがカットイン。」

以上、(ア)乃至(キ)の記載、及び図面を総合すると、引用例5には、
「入賞口48Aへのパチンコ玉の入賞を球検手段60で検知することにより表示画面54において各行6,7,8での変動図柄を変動し、各行6,7,8のいずれかで、3列1,2,3の変動図柄が一致することにより大当たりとなるように構成したパチンコ機であって、
制御プログラムが記憶された記憶部51としてのROMと、一時記憶部52としてのRAMと、制御プログラムを実行させる制御部53としてのCPUとが備えられ、
前記制御部53は表示画面54における各種画像データの表示制御手段としても機能し、
前記記憶部51には、パチンコ機の遊技全体の流れを制御する制御プログラムのほか、表示画面54において表示される遊技に登場するキャラクタ画像、背景画像及び図柄に関する画像データ、遊技に用いる音データ、あるいは制御プログラムを実行するための初期データなどが記憶され、
予め用意された乱数等に基づいて、後にリーチや大当たり、或いは高確率モードに移行し、
長時間プレーを行うに当たり、遊技者が最も長い時間の間、注視するような通常画面を複数モード用意し、
前記入賞口48Aへの累積入賞数は、前記制御部53のカウンタによりカウントされ前記一時記憶部52に累積記憶され、
前記制御部53のカウンタにより累積変動回数をカウントし、前記制御部53が前記記憶部51に記憶された所定数と比較し、前記累積変動回数が前記所定数を超えたことを前記制御部53が検知すると、前記制御部53はモード切り替えの準備を行い、前記制御部53は、中継ぎ動画データを前記記憶部51から抽出し、抽出した画像データに基づいて前記表示画面54に対し、第1のモードのメインキャラクタ4Aから第2のモードの他のメインキャラクタ4Bに変更する中継ぎ動画の動画表示を行うことにより、モード切り替えが違和感なく行われスムーズなモード変更ができるようにしたパチンコ機。」
の発明が開示されていると認めることができる(以下、この発明を「引用発明」という。)。

(4)対比
引用発明の「入賞口48A」は、本願補正発明の「始動口」に相当する。以下同様に、
「パチンコ玉の入賞を球検手段60で検知することにより」は「入賞を契機に」に、
「表示画面54」は「画像表示装置」に、
「パチンコ機」は「遊技機」に、
「メインキャラクタ4A」及び「メインキャラクタ4B」は「仮想生物画像」に、それぞれ相当する。

さらに、引用例5の記載及び図面の記載から次のことがいえる。

引用発明では「長時間プレーを行うに当たり、遊技者が最も長い時間の間、注視するような通常画面を複数モード用意」しており、「通常画面」は「入賞口48Aへのパチンコ玉の入賞を球検手段60で検知することにより表示画面54において各行6,7,8での変動図柄を変動」するときに表示される画面であることから、引用発明は本願補正発明の「始動口への入賞を主目的とした通常遊技状態」に相当する構成を備えているといえる。

また、引用発明では「入賞口48Aへのパチンコ玉の入賞を球検手段60で検知することにより各行6,7,8での変動図柄を変動し、各行6,7,8のいずれかで、3列1,2,3の変動図柄が一致することにより大当たりとなるように構成」しており、「予め用意された乱数等に基づいて、後にリーチや大当たり、或いは高確率モードに移行」していることから、引用発明は本願補正発明の「前記始動口への入賞を契機に特図抽選が実行され、図柄変動パターン演出によって前記特図抽選の結果を報知」に相当する構成を備えているといえる。

また、引用発明は、前記記憶部51には、表示画面54において表示される遊技に登場するキャラクタ画像、背景画像及び図柄に関する画像データが記憶されており、メインキャラクタが異なる第1のモードと第2のモードとを備えていることから、引用発明と本願補正発明とは「予め定められた画像データを複数種類記憶する画像データ記憶手段」を備える点で共通しているといえる。

また、引用発明では、前記入賞口48Aへの累積入賞数は、前記制御部53のカウンタによりカウントされ前記一時記憶部52に累積記憶され、前記制御部53のカウンタにより累積変動回数をカウントし、前記制御部53が前記記憶部51に記憶された所定数と比較し、前記累積変動回数が前記所定数を超えたことを前記制御部53が検知すると、前記制御部53はモード切り替えを行っており、引用発明では、入賞口48Aへのパチンコ玉の入賞を球検手段60で検知することにより表示画面54において各行6,7,8での変動図柄を変動していることから、引用発明の「前記入賞口48Aへの累積入賞数」は本願補正発明の「前記図柄変動パターン演出の実行回数」に相当する。そして、引用発明では、前記制御部53は表示画面54における各種画像データの表示制御手段としても機能し、画像データとして背景画像を備えていることから、引用発明と本願補正発明とは「前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、選択的に読み出して、読み出された画像データに基づいて、前記画像表示装置における前記図柄変動パターン演出の際の背景画像を表示する背景画像表示制御手段とを有し」ている点で共通しているといえる。

また、引用発明の「複数モード」は、上記(オ)によれば、「日勤モード」と「夜勤モード」であることから、引用発明と本願補正発明とは「前記画像データが、仮想生物画像の複数の動作パターン毎に分類され、それぞれの生活状況が、少なくとも他の1つの画像データと関連付けられている」点で共通しているといえる。

また、引用発明では、「前記制御部53は、中継ぎ動画データを前記記憶部51から抽出し、抽出した画像データに基づいて前記表示画面54に対し、第1のモードのメインキャラクタ4Aから第2のモードの他のメインキャラクタ4Bに変更する中継ぎ動画の動画表示を行うことにより、モード切り替えが違和感なく行われスムーズなモード変更ができるようにし」ていることから、引用発明と本願補正発明とは「前記画像データ記憶手段には、前記関連付けられた2つの画像データ間の切り替えに、互いの画像の切り替えを円滑にするための切替用中継画像データが併せて記憶され、前記背景画像表示制御手段では、画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることで、前記切り替え前後の前記仮想生物画像の表示態様に依存して、当該仮想生物画像の変化を円滑とする」点で共通しているといえる。

以上のことから、両者は、
「 始動口への入賞を主目的とした通常遊技状態において、前記始動口への入賞を契機に特図抽選が実行され、図柄変動パターン演出によって前記特図抽選の結果を報知する画像表示装置を備えた遊技機であって、
予め定められた画像データを複数種類記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、選択的に読み出して、読み出された画像データに基づいて、前記画像表示装置における前記図柄変動パターン演出の際の背景画像を表示する背景画像表示制御手段とを有し、
前記画像データが、仮想生物画像の複数の動作パターン毎に分類され、それぞれの生活状況が、少なくとも他の1つの画像データと関連付けられていると共に、
前記画像データ記憶手段には、前記関連付けられた2つの画像データ間の切り替えに、互いの画像の切り替えを円滑にするための切替用中継画像データが併せて記憶され、前記背景画像表示制御手段では、画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることで、前記切り替え前後の前記仮想生物画像の表示態様に依存して、当該仮想生物画像の変化を円滑とする遊技機。」
である点で一致し、以下の点で相違している。

<相違点1>
本願補正発明では、予め定められた一定期間のループ画像データを複数種類記憶するループ画像データ記憶手段を備えているのに対して、引用発明では、ループ画像データではなく画像データである点。

<相違点2>
本願補正発明では、前記ループ画像データ記憶手段に記憶されたループ画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、或いは遊技者が操作可能な位置に配設された切替指示操作部が操作されたとき、選択的に読み出しているのに対して、引用発明では、上記相違点1で指摘した相違点以外に、遊技者が操作可能な位置に配設された切替指示操作部を備えておらず、それにより該切替指示操作部が操作されたとき、選択的に読み出していない点。

<相違点3>
本願補正発明では、ループ画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることで、前記切り替え前後の前記仮想生物画像の表示態様に依存して、当該仮想生物画像の位置や動作の表示形態の変化を円滑としているのに対して、引用発明では、上記相違点1で指摘した相違点以外に、当該仮想生物画像の変化を円滑としているものの、当該仮想生物画像の位置や動作の表示形態の変化を円滑としてない点。

(5)判断
<相違点1>について
原査定の拒絶の理由(平成22年6月22日付け拒絶理由通知)において引用文献1として引用された特開2001-224776号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面とともに、以下の事項が記載されている。

(ク)「【0031】
図2は、遊技盤面10上の表示画面2aでの表示の流れ(特別図柄の変動開始からリーチ状態となるまで)を示す。
【0032】
まず、始動入賞口4(図1)に遊技球が入賞すると、表示画面2aの下部表示領域50L,50C,50Rで特別図柄の変動表示を開始する。同時に、表示領域50L,50C,50Rの背景部分で演出表示も開始する。
【0033】
図2(1)は、表示領域50L,50C,50R内の特別図柄の変動表示開始直後の表示態様を示す。このときの演出表示として、表示画面2aの中央にキャラクタ51の後ろ姿を表示し、その背景に、キャラクタ52がキャラクタ53を追いかける様子を表示している。ここで、キャラクタ51は「ローザ」という名の女性の人物で、キャラクタ52は「カリメロ」という名の男性の人物である。キャラクタ53は「牛」である。
【0034】
この図2(1)に示すような、特別図柄の変動表示開始直後の表示態様は、「大当り信頼度」と「リーチ発展率」を報知する予兆表示を構成する。予兆表示は、“ローザ”51の背景部分の表示態様の変化によって大当り信頼度及びリーチ発展率を報知する「第1予兆」と、“ローザ”51の着ているドレスの色の違いによって大当り信頼度及びリーチ発展率を報知する「第2予兆」とから成る。」

(ケ)「【0053】
図5に示す“ダンスパターンA”では、“ローザ”51の表示態様が、(A-1)→(A-2)→(A-3)→(A-4)→(A-5)→(A-6)→(A-7)→(A-8)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“華やかな”感じのダンスパターンが表示される。
【0054】
図6に示す“ダンスパターンB”では、“ローザ”51の表示態様が、(B-1)→(B-2)→(B-3)→(B-4)→(B-5)→(B-6)→(B-7)→(B-8)→(B-9)→(B-10)→(B-11)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“麗しい”感じのダンスパターンが表示される。
【0055】
図7に示す“ダンスパターンC”では、“ローザ”51の表示態様が、(C-1)→(C-2)→(C-3)→(C-4)→(C-5)→(C-6)→(C-7)→(C-8)→(C-9)→(C-10)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“艶やかな”感じのダンスパターンが表示される。」

(コ)「【0058】
図8に示すダンスパターンDでは、“ローザ”51の表示態様が、(D-1)→(D-2)→(D-3)→(D-4)→(D-5)→(D-6)→(D-7)→(D-8)→(D-9)→(D-10)→(D-11)→(D-12)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“清らかな”感じのダンスパターンが表示される。
【0059】
図9に示すダンスパターンEでは、“ローザ”51の表示態様が、(E-1)→(E-2)→(E-3)→(E-4)→(E-5)→(E-6)→(E-7)→(E-8)→(E-9)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“悩ましい”感じのダンスパターンを表示する。
【0060】
図10に示すダンスパターンFでは、“ローザ”51の表示態様が、(F-1)→(F-2)→(F-3)→(F-4)→(F-5)→(F-6)→(F-7)→(F-8)→(F-9)→(F-10)の順番で時間的に変化する。これを繰り返し表示することで、全体として“妖しい”感じのダンスパターンを表示する。」

上記(ク)乃至(コ)の記載、及び図面を総合すると引用例1には、
「遊技機の表示画面2aに“ローザ”51の表示態様が順番で時間的に変化するように表示し、当該表示態様を繰り返し表示することで所定のダンスパターンを表示する技術」
が記載されていると認めることができる(以下「引用例1に記載の技術」という。)。

ここで、引用例1に記載の技術において「当該表示態様を繰り返し表示することで所定のダンスパターンを表示する」ということは、その表示の元となる画像データは、本願補正発明における「ループ画像データ」に相当することが明らかである。そして、引用発明及び引用例1に記載の技術はともに遊技機の画像表示装置に画像データに基づいて演出を表示する点で共通するから、上記引用例1に記載の技術を引用発明の画像データとして採用して、本願補正発明の相違点1に係る発明の構成とすることは当業者が容易になし得たことである。

<相違点2>について
原査定の拒絶の理由(平成22年6月22日付け拒絶理由通知)において引用文献3として引用された特開2002-143448号公報(以下、「引用例3」という。)には、図面とともに、以下の事項が記載されている。

(サ)「【0023】
遊技者は、例えば遊技盤の前面部に配設された(図省略)選択スイッチ33の操作により、予め用意された複数のキャラクタ(可変表示装置5の上部に配置した装飾キャラクタ8a、8b、8cと同種類のキャラクタ)の中から好みのキャラクタを選択する。選択スイッチ33には、例えば変更スイッチと決定スイッチの二つのスイッチが設けられ、変更スイッチを押すごとに可変表示器6上にキャラクタが順次表示され、好みのキャラクタが可変表示器6に表示させたところで決定スイッチを押すとそのキャラクタが選択される。このとき可変表示装置5に配置されている装飾キャラクタ8a、8b、8cを、変更スイッチの押し操作に基づいて可変表示器6上に表示されるキャラクタに対応させて、LED等の表示器により明るく点灯させ選択されるキャラクタを報知してもよい。
【0024】
キャラクタが選択されると選択されたキャラクタに対応するキャラクタROMがROM切換え手段48によって指定され、そのROMに記憶されている画像データが読み出される。また、選択スイッチ33の操作によりキャラクタROMが指定されると同時に、選択されたキャラクタの画像データを制御するプログラムROMがROM切換手段44によって指定される。これにより、指定されたキャラクタROMに記憶されている一連の画像データ(指定したキャラクタを主役とする画像)が、それぞれの遊技状態に応じて、指定されたプログラムROMに記憶されている制御プログラムによって制御され、可変表示器(LCDパネル)6に表示される。」

上記(サ)の記載、及び図面を総合すると引用例3には、
「遊技盤の前面部に配設された選択スイッチ33の操作により、予め用意された複数のキャラクタの中から可変表示装置5に表示する好みのキャラクタを選択する技術」
が記載されていると認めることができる(以下「引用例3に記載の技術」という。)。

ここで、選択スイッチ33は遊技者が操作することから、遊技者が操作可能な位置に配設されていることは明らかであって、また、選択スイッチ33は本願補正発明における「切替指示操作部」に相当する。そして、引用発明と引用例3に記載の技術はともに遊技機の画像表示装置に画像データに基づいて演出を表示する点で共通するから、引用発明に引用例3に記載の技術を採用して、本願補正発明における相違点2に係る発明の構成とすることは当業者が容易になし得たことである。

<相違点3>について
引用例5には上記(エ)のとおりモード切り替えが違和感なく行われるように、中継ぎ動画データを表示画面54上で表示表現することによりスムーズなモード変更をできるようにすることが記載されており、どのような中継ぎ動画データを設けて切り替え前後のモード切り替えをどのように違和感なく行うようにするかは、当業者が遊技者に与える印象等を考慮して適宜決定し得る程度の事項に過ぎず、モード切り替えの時にメインキャラクタの切り替え前後の位置や動作の表示態様の変化を違和感なく行おうとする程度のことは違和感のない変化として通常想起し得る程度の事項であるから、引用発明において、モード切り替えの時にメインキャラクタの切り替え前後の位置や動作の表示態様の変化を違和感なく行うようにして本願補正発明の相違点3に係る発明の構成とすることは当業者が容易になし得たことである。

そして、本願補正発明の効果は、引用発明、引用例1及び3に記載の技術に基づいて、当業者が予測できる範囲のものである。

以上のように、本願補正発明は、引用発明、引用例1及び3に記載の技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。
したがって、本願補正発明は、特許法第29条第2項の規定により、その特許出願の際に独立して特許を受けることができない。

(6)本願補正発明についてのまとめ
以上のとおり、本件補正は、上記改正前の特許法17条の2第5項で準用する同法126条第5項の規定に違反するものであり、同法159条第1項で準用する同法53条第1項の規定により却下されるべきものである。

3.本願発明について
(1)本願発明
平成23年6月23日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、請求項1に係る発明は、平成22年8月26日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものである。
そして、その請求項1により特定される発明は次のとおりである。
「【請求項1】
始動口への入賞を主目的とした通常遊技状態において、前記始動口への入賞を契機に特図抽選が実行され、図柄変動パターン演出によって前記特図抽選の結果を報知する画像表示装置を備えた遊技機であって、
予め定められた一定期間のループ画像データを複数種類記憶するループ画像データ記憶手段と、
前記ループ画像データ記憶手段に記憶されたループ画像データを、前記図柄変動パターン演出の実行回数が所定の回数に達したとき、或いは遊技者が操作可能な位置に配設された切替指示操作部が操作されたとき、選択的に読み出して、読み出されたループ画像データに基づいて、前記画像表示装置における前記図柄変動パターン演出の際の背景画像を表示する背景画像表示制御手段とを有し、
前記ループ画像データが、仮想生物画像の複数の動作パターン毎に分類され、それぞれの生活状況が、少なくとも他の1つのループ画像データと関連付けられていると共に、
前記ループ画像データ記憶手段には、前記関連付けられた2つのループ画像データ間の切り替えに、互いの画像の切り替えを円滑にするための切替用中継画像データが併せて記憶され、前記背景画像表示制御手段では、ループ画像データ間の切り替え時に前記切替用中継画像データを介在させることを特徴とする遊技機。」(この発明を「本願発明」という。)

一方、原査定の拒絶の理由に引用された特開2002-78883号公報(引用例5)に記載された発明は、前記「2.(3)」に記載したとおりである。

(2)対比・判断
本願発明は、前記2.(2)で検討したとおり本願補正発明から、ループ画像データ間の切り替え時に切替用中継画像データを介在させることで、どのように表示形態の変化を円滑とするかという特定を削除したものである。
そうすると、本願発明の構成要件をすべて含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記2.(5)に記載したとおり、引用発明、引用例1及び3に記載の技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、当業者が容易に発明をすることができたものである。

(3)むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明、引用例1及び3に記載の技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、他の請求項について検討するまでもなく、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-02-29 
結審通知日 2012-03-06 
審決日 2012-03-21 
出願番号 特願2004-351533(P2004-351533)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A63F)
P 1 8・ 575- Z (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 吉田 綾子中槙 利明  
特許庁審判長 立川 功
特許庁審判官 澤田 真治
瀬津 太朗
発明の名称 遊技機  
代理人 加藤 和詳  
代理人 福田 浩志  
代理人 中島 淳  
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