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審決分類 審判 査定不服 特36条4項詳細な説明の記載不備 特許、登録しない。 G02F
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない。 G02F
管理番号 1258515
審判番号 不服2010-27559  
総通号数 152 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-08-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-12-06 
確定日 2012-06-14 
事件の表示 特願2006-336715「横電界型液晶表示装置及びその製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成19年 7月19日出願公開、特開2007-183616〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯

本願は、平成18年12月14日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2005年12月30日、韓国)の出願であって、平成22年6月17日付けで手続補正がなされたが、同年8月2日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年12月6日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、同日付けで手続補正がなされたものである(以下、平成22年12月6日付けでなされた手続補正を「本件補正」という。)。

第2 本件補正についての却下の決定

1 結論

本件補正を却下する。

2 理由

(1)補正の内容

本件補正は、特許請求の範囲の請求項1につき、補正前(平成22年6月17日付け手続補正後のもの。)の

「互いに対向した下部基板及び上部基板と、
該下部基板上に互いに交差し、透過部と反射部とに区分される画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、
該ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタと、
該反射部に形成された反射板と、
該画素領域に互いに交互に形成された画素電極及び共通電極と、
該上部基板上に該反射部に対応して形成され、λ/2(275nm)の位相遅延を有し、光軸が、該第2偏光板の透過軸に対して20?45゜であるリタデーション層と、
該リタデーション層を含む該上部基板の丈夫に形成されたカラーフィルタ層及びオーバーコート層と、
該下部基板と該上部基板との間に形成された液晶層と、
該下部基板及び上部基板の各背面にそれぞれ形成され、互いに直交する偏光軸を持つ第1偏光板及び第2偏光板と、を含んで構成され、
該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり、該上部基板上に透過部及び反射部に対応して形成された該カラーフィルタ層及びオーバーコート層は、該反射部に形成されたリタデーション層の厚さを補償するように相対的に該透過部で厚く形成されていることを特徴とする横電界型液晶表示装置。」



「互いに対向した下部基板及び上部基板と、
該下部基板及び上部基板の各背面にそれぞれ形成され、90°の透過軸を持つ第1偏光板及び0°の透過軸を持つ第2偏光板と、
該下部基板上に互いに交差し、透過部と反射部とに区分される画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、
該ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタと、
該反射部に形成された反射板と、
該画素領域に互いに交互に形成された画素電極及び共通電極と、
該上部基板上に該反射部に対応して形成され、λ/2の位相遅延を有し、光軸が、該第2偏光板の透過軸に対して20?45゜であるリタデーション層と、
該リタデーション層を覆って該上部基板上に形成されたカラーフィルタ層と、該カラーフィルタ層上に形成されたオーバーコート層と、
該下部基板と該上部基板との間に形成された液晶層と、を含んで構成され、
該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり、該上部基板上に透過部及び反射部に対応して形成された該カラーフィルタ層及びオーバーコート層は、該反射部に形成されたリタデーション層の厚さを補償するように相対的に該透過部で厚く形成されて、
該液晶層は、λ/4の位相遅延を有し、ブラック状態で光軸が該第2偏光板の透過軸に対して90°で、ホワイト状態で光軸が該第2偏光板の透過軸に対して45°であることを特徴とする横電界型液晶表示装置。」

に補正する内容を含むものである。

(2)当審の判断

ア 上記(1)によれば、本件補正は、本件補正前の請求項1における「液晶層」について、「該液晶層は、λ/4の位相遅延を有し」との特定事項を付加するものと認められる。

イ 審判請求の理由の5.(7)における
「補正前の請求項5、及び補正前の第[0075]段に記載されていた「結果的に液晶層250のセルギャップは、透過部ではλ/2、反射部ではλ/4の位相遅延を起こす値に決定される」との記載は削除されています。液晶層のセルギャップは透過部と反射部内で同じであるため、液晶層のリタデーション値は、透過部と反射部の間でλ/4と等しくなります。」
との主張を踏まえると、上記アの「該液晶層は、λ/4の位相遅延を有し」との事項は、透過部であるか反射部であるかに関わらず、「該液晶層」がλ/4の位相遅延を有していることを特定するものと認められる。

ウ 本願の願書に最初に添付した特許請求の範囲及び明細書(以下「当初明細書等」という。)には、以下の記載がある(下線は審決で付した。以下同じ。)。

(ア)「【請求項1】
互いに対向した下部基板及び上部基板と、
前記下部基板上に互いに交差し、透過部と反射部とに区分される画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、
前記ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタと、
前記反射部に形成された反射板と、
前記画素領域に互いに交互に形成された画素電極及び共通電極と、
前記上部基板上に前記反射部に対応して形成されたリタデーション層と、
前記下部基板と前記上部基板との間に形成された液晶層と、
前記下部基板及び上部基板の各背面にそれぞれ形成された第1偏光板及び第2偏光板と、を含んで構成されていることを特徴とする横電界型液晶表示装置。
【請求項2】
前記リタデーション層は、λ/2の位相遅延を有することを特徴とする請求項1に記載の横電界型液晶表示装置。
(略)
【請求項4】
前記液晶層は、前記透過部でλ/2、前記反射部でλ/4の位相遅延を有するセルギャップ条件を備えることを特徴とする請求項2に記載の横電界型液晶表示装置。」

(イ)「【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置及びその製造方法に関するもので、特に、液晶パネルの上板の反射部にリタデーション層を備えることで、反射部及び透過部モードを効率的に動作させてコントラスト比を改善できる横電界型液晶表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、注目されつつある平板表示素子の一つである液晶表示装置は、液体の流動性及び結晶の光学的性質を兼ね備える液晶に電界を加え、光学的異方性を変化させる素子であり、従来の陰極線管に比べると、消比電力が低く、体積が小さく、大型化及び高精細化が可能であるため、広く用いられている。
【0003】
上記のような液晶表示装置は、上部基板であるカラーフィルタアレイ基板と下部基板である薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板とが互いに対向して配置され、それら基板の間に誘電異方性を有する液晶が形成される構造を有し、画素選択用アドレスラインを通して数十万個の画素に付加されたTFTをスイッチング動作させ、該当する画素に電圧を印加する方式で駆動される。
【0004】
液晶表示装置は、液晶の性質及びパターンの構造にしたがって多様なモードを有する。
【0005】
具体的に、液晶表示装置には、液晶方向子が90゜ツイストするように配列した後、電圧を加えて液晶方向子を制御するTNモードと、一つの画素を複数のドメインに分け、各ドメインの主視野角方向を異ならせて広視野角を実現するマルチドメインモードと、補償フィルムを基板に付着させ、光の進行方向による光の位相変化を補償するOCBモードと、一つの基板上に二つの電極を形成し、液晶の方向子を配向膜の並んだ平面でツイストさせる横電界型のIPSモードなどの多様なモードがある。
【0006】
また、液晶表示装置は、バックライトを光源として用いる透過型液晶表示装置と、バックライトでなく、外部自然光を光源として用いる反射型液晶表示装置と、バックライトの使用による電力消耗が大きい透過型液晶表示装置の短所と、外部自然光が暗いときに使用が不可能な反射型液晶表示装置の短所を克服するための反射透過型液晶表示装置とに区分される。
【0007】
反射透過型液晶表示装置は、単位ピクセルの内部に反射部及び透過部を同時に有するので、必要に応じて反射型及び透過型の両方を使用可能である。
【0008】
ここで、透過型及び反射透過型液晶表示装置の透過部は、下部基板を通して入射するバックライトによる光を液晶層に入射させて輝度を明るくし、反射型及び反射透過型液晶表示装置の反射部は、外部自然光が明るいとき、上部基板を通して入射する外部光を反射させて輝度を明るくする。
【0009】
このとき、反射部及び透過部の効率をそれぞれ最大化するために、透過部の液晶セルギャップが反射部の液晶セルギャップの約2倍になるように構成するデュアル-セルギャップ方式が提案された。
【0010】
最近は、横電界型液晶表示装置を半透過モードで適用する方法が提案されたが、この場合も、デュアル-セルギャップ方式で電極を構成して半透過モードの効率を最大化できる。
【0011】
以下、添付の図面に基づいて、半透過モードが適用された横電界型液晶表示装置を説明する。
【0012】
図1は、従来の横電界型液晶表示装置を示す概略図である。
【0013】
図1に示すように、従来の横電界型液晶表示装置は、互いに対向した下部基板10及び上部基板20と、これら上・下部基板20,10の間に形成される液晶層50と、下部基板10及び上部基板20の背面に形成された第1偏光板31及び第2偏光板32と、を含んで構成されており、下部基板10上には、透過部12と反射部11とが区分されている。
【0014】
透過部12及び反射部11を含む画素領域に形成された画素電極(図示せず)及び共通電極(図示せず)は、互いに交互に形成されており、それぞれの電極に電圧が印加されたときに水平電界を形成して、画素電極と共通電極との間に位置する液晶を水平に配向する。
【0015】
ここで、下部基板10は、画素電極及び共通電極に信号を印加する複数のライン及び薄膜トランジスタが形成された薄膜トランジスタアレイ基板であり、上部基板20は、カラーフィルタアレイが形成されたカラーフィルタアレイ基板である。
【0016】
図面に示していないが、下部基板10上には、互いに交差して画素領域を定義するゲートライン及びデータラインが形成され、これらゲートラインとデータラインとの交差部に薄膜トランジスタが形成され、ゲートラインとデータラインとの層間にゲート絶縁膜が形成され、データラインと画素電極との層間に保護膜が形成される。
【0017】
上記のような構造において、反射部11に対応する液晶層50は、透過部12に対応する液晶層50に比べて二重の光経路を有するため、反射部11の液晶セルギャップは、相対的に透過部12の液晶セルギャップの1/2に該当するように構成できる。このとき、液晶セルギャップの調整は、反射部11及び透過部12にそれぞれ形成されるゲート絶縁膜及び保護膜の厚さを調節して行われる。
【0018】
上記の場合、反射部11に形成されたゲート絶縁膜及び保護膜を所定厚さだけ除去するようになるが、反射部11及び透過部12において二重セルギャップを形成する理由は、反射部11及び透過部12のオン/オフモードを整合させて透過モードの効率を最大化するためであり、透過部12の液晶セルギャップ(d1)及び反射部11の液晶セルギャップ(d2)を約2:1の比で形成できるようになる。
【0019】
したがって、反射部11に入射する光及び透過部12に入射する光は、画像がディスプレイされるスクリーンの表面に同時に到達する。すなわち、外部から反射部11に入射する自然光は、上部で液晶層50を往復してスクリーンの表面に到達し、バックライトから透過部12に入射する光は、セルギャップが反射部11の2倍になる透過部12の液晶層50を通過してスクリーン表面に到達するので、結局、同時に到達するようになる。
【0020】
さらに、下部基板10及び上部基板20の内側面には、液晶層50の分子を一定の方向に配列させるための第1及び第2配向膜(図示せず)が備わり、下部基板10及び上部基板20の外側面には、第1及び第2偏光板31,32が備わり、上部基板20と第2偏光板32との間には、位相差を遅延させるための位相差板(図示せず)が備わる。
【0021】
第1及び第2偏光板31,32は、光透過軸に平行な方向の光のみを通過させて自然光を線偏光に変換させるように機能し、位相差板は、λ/2に該当する位相差を有するHWP(Half Wave Plate)を用いて、入射された線偏光を180゜だけ位相遅延させて光の偏光状態を変える機能をする。
【0022】
上記のような偏光板31,32の透過軸、位相差板の透過軸、液晶分子の方向子の角度を調節することで、ノーマリーブラックモードで製作できる。
【0023】
具体的に、上部偏光板(上部POL)の透過軸から+θの角度になる位置に位相差板(HWP)の透過軸を配置させ、位相差板(HWP)の光軸から+θの角度になる位置に下部偏光板(下部POL)の透過軸を配置させる。そして、下部偏光板(下部POL)の透過軸から+45゜になる方向に液晶を初期配向させる。このとき、液晶が駆動されると、下部偏光板の透過軸方向に-45゜だけ回転してホワイトレベルを実現する。
【0024】
まず、反射部において、液晶を駆動しない場合(OFF状態)、上部偏光板(上部POL)に入射した外部自然光が位相差板(HWP)によって2θだけ回転し、液晶を通過しながら円偏光に変わって反射板に到達する。そして、反射板によって反射された円偏光は、再び液晶を通過しながら線偏光に変わり、位相差板によって2θだけ回転し、上部偏光板の透過軸と90゜をなす光を出す。しかし、上部偏光板(上部POL)の透過軸を通過できないので、ブラックレベルを実現する。
【0025】
このとき、反射部の液晶セルギャップがd/2(=△nd)であるが、液晶セルギャップがd/2である場合、λ/4に該当する位相差を有するQWP(Quater Wave Plate)のような役割をし、線偏光を円偏光に変え、円偏光を線偏光に変える。
【0026】
そして、反射部において、液晶を駆動した場合(ON状態)、上部偏光板(上部POL)に入射した外部自然光が位相差板(HWP)によって2θだけ回転し、液晶をそのまま通過した後、反射板に到達する。そして、反射板によって反射された光は、再び液晶をそのまま通過し、位相差板(HWP)によって2θだけ回転して上部偏光板の透過軸と同一方向の光を出す。したがって、最終的に、上部偏光板を通過してホワイトレベルを実現する。このとき、液晶を駆動した場合、液晶は、-45゜だけ回転して下部偏光板の透過軸と同一方向に配向される。
【0027】
一方、透過部において、液晶を駆動しない場合(OFF状態)、下部バックライトから下部偏光板(下部POL)に入射した光が初期方向に配向された液晶分子によって90゜だけ偏光方向が変わり、これが位相差板(HWP)によって再び2θだけ偏光方向が変わることで、上部偏光板の透過軸と90゜をなすようになる。したがって、光が上部偏光板を通過できないので、ブラックレベルを実現する。
【0028】
このとき、透過部の液晶セルギャップがd(=2△nd)であるが、液晶セルギャップがdである場合、λ/2に該当する位相差を有するHWPのような役割をして光の偏光方向を変える。すなわち、液晶配向方向を基準にして、光の偏光方向を対称的に変える。
【0029】
そして、透過部において、液晶を駆動した場合(ON状態)、バックライトから下部偏光板(下部POL)に入射した光が液晶をそのまま通過した後、位相差板(HWP)によって偏光方向が変わり、上部偏光板の透過軸と同一方向の光が出されてホワイトレベルを実現する。このとき、液晶を駆動した場合、液晶が-45゜だけ回転して下部偏光板の透過軸と同一方向に配向される。」

(ウ)「【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0030】
しかしながら、反射透過型横電界型液晶表示装置の透過部では、透過型横電界型液晶表示装置とは異なって、液晶(HWPのような役割をする)及び位相差板(HWP)の複屈折によって光の偏光状態が変わるので、楕円偏光などの望まない方向の光が生じることで、ブラックレベルで弱い輝度が発生する。これは、IPSモードに特有の特徴であるブラックレベルの状態優秀性を低下させる問題を誘発する。
【0031】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、液晶パネルの上板の反射部のみにリタデーション層を備えることで、反射部及び透過部モードを効率的に動作させてコントラスト比を改善できる横電界型液晶表示装置及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0032】
上記目的を達成するための本発明に係る横電界型液晶表示装置は、互いに対向した下部基板及び上部基板と、前記下部基板上に互いに交差し、透過部と反射部とに区分される画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、前記ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタと、前記反射部に形成された反射板と、前記画素領域に互いに交互に形成された画素電極及び共通電極と、前記上部基板上に前記反射部に対応して形成されたリタデーション層と、前記下部基板と上部基板との間に形成された液晶層と、前記下部基板及び上部基板の各背面に形成された第1偏光板及び第2偏光板と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0033】
ここで、前記リタデーション層は、λ/2の位相遅延を有し、前記リタデーション層の光軸は、20?45゜である。
【0034】
また、前記液晶層は、前記透過部でλ/2、前記反射部でλ/4の位相遅延を有するセルギャップ条件を備えており、これによって、前記液晶層は、ホワイト状態で45゜の光軸を有し、ブラック状態で前記第2偏光板の透過軸に対して0゜または90゜の光軸を有する。」

(エ)「【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
以下、添付の図面に基づいて、本発明に係る横電界型液晶表示装置を説明する。
【0055】
図2は、本発明に係る横電界型液晶表示装置において、リタデーション層を下部基板上に備えた横電界型液晶表示装置を示す概略図である。
【0056】
図2は、ブラック状態で弱い輝度が表れる問題点を除去するために、下部基板100上にリタデーション層を形成した状態を示している。
【0057】
図2の構造は、以下の通りである。
【0058】
すなわち、互いに交差して画素領域を定義する複数のゲートライン(図示せず)及びデータライン(図示せず)、薄膜トランジスタ(図示せず)、横電界を発生させる共通電極(図示せず)及び画素電極(図示せず)が形成されており、画素領域が反射部101と透過部102とに区分される下部基板100と、下部基板100に対向する上部基板110と、下部基板100と上部基板110との間に封入された液晶層130と、下部基板100の反射部101のみに形成されるリタデーション層160と、下部基板100及び上部基板110の内側面にそれぞれ形成され、液晶層130の分子が初期配向される方向を決定する第1及び第2配向膜(図示せず)と、下部基板100及び上部基板110の外周面に付着された第1及び第2偏光板151,152とから構成される。
【0059】
上記のような横電界型液晶表示装置は、半透過モードで動作するが、透過部102ではバックライトの光によって透過部モードで動作し、反射部101では外部自然光によって反射部モードで動作する。このとき、反射部101の外部光は、リタデーション層160によって位相遅延が生じることで、ブラック状態で発生する弱い輝度を除去して正常のブラック状態を実現する。
【0060】
しかしながら、上記のように形成された横電界型液晶表示装置において、リタデーション層160を共通電極及び画素電極が形成された下部基板100上に形成するため、共通電極や画素電極の上部にリタデーション層160を形成する場合は、正常な水平電界を形成するために、共通電極及び画素電極に印加すべき駆動電圧が増加し、共通電極や画素電極の下部にリタデーション層160を形成する場合は、透明電極形成時の蒸着パターニング工程に対し、リタデーション層160をなす物質が耐化学性及び耐熱性を有するべきであり、リタデーション層160の材料選択が難しい。
【0061】
これを改善するために、本発明に係る横電界型液晶表示装置においては、リタデーション層160を、カラーフィルタアレイが形成される上部基板110に形成する構造を提案する。
【0062】
図3は、本発明に係る横電界型液晶表示装置を示す概略図で、図4A及び図4Bは、図3の反射部及び透過部の各層の透過軸及び光軸を示す図で、図5A及び図5Bは、本発明に係る横電界型液晶表示装置において、反射部のブラック及びホワイト状態の光学状態を示す構成図である。
【0063】
図3に示すように、本発明に係る横電界型液晶表示装置は、互いに対向した下部基板210及び上部基板220と、下部基板210上に形成された反射電極240と、反射電極240に対応して上部基板220上に形成されたリタデーション層230と、下部基板210と上部基板220との間に形成された液晶層250とを含んで構成される。
【0064】
ここで、下部基板210には、互いに交差して画素領域を定義するゲートライン(図示せず、図6の201を参照)及びデータライン(図示せず、図6の202を参照)と、透過部Tと反射部Rとに区分される画素領域に互いに交互に形成された画素電極(図示せず、図6の203を参照)及び共通電極(図示せず、図6の205を参照)と、ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタとを含む薄膜トランジスタアレイが形成される。
【0065】
ここで、反射部Rは、反射板240及びリタデーション層230が形成される部位に定義され、残りの部位が透過部Tとして定義される。
【0066】
そして、上部基板220上には、ブラックマトリックス層(図示せず、図7の221を参照)、カラーフィルタ層(図示せず、図7の222を参照)及びオーバーコート層(図示せず、図7の223を参照)が形成される。
【0067】
ここで、下部基板210、上部基板220及び液晶層250を含んで液晶パネル200を構成し、液晶パネル200の上下部の背面には、第1偏光板310及び第2偏光板320がそれぞれ形成される。
【0068】
そして、図面に示していないが、下部基板210と上部基板220との間の液晶層250の初期状態の液晶配向を決定するために、第1及び第2配向膜(図7の213、224を参照)がさらに形成される。この場合、第1及び第2配向膜は、第1及び第2偏光板310,320の各透過軸に対して平行または垂直な配向方向を有する。
【0069】
ここで、リタデーション層230は、RM(Reactive Mesogen)の物質を含む液晶物質であり、蒸着法またはコーティング法で形成する。このリタデーション層230は、光軸を決定するために分子が一定の方向に配列されるべきであり、図面に示していないが、リタデーション層230の上部または底面には、リタデーション層230の配向を決定するための第3配向膜(図示せず)がさらに備わる。
【0070】
すなわち、反射部Rに対応する上部基板220の部位に第3配向膜を塗布し、ラビングで配向方向を決定した後、その上にメソゲン(Mesogen)を含む液晶をコーティングして初期配向させた後、硬化させてリタデーション層230を形成する。
【0071】
以下、図4A及び図4Bに基づいて、本発明に係る横電界型液晶表示装置の各層の光軸または透過軸を説明する。
【0072】
図4Aに示すように、反射部で光学的な変化を有する各層は、反射部では外部から入射される光が反射板240で反射されて再び出る。このとき、上から順に、第1偏光板310、リタデーション層230、液晶層250及び反射板240の構成となる。
【0073】
また、図4Bに示すように、透過部で光学的な変化を有する各層は、下側に位置したバックライトユニット(図示せず)から出て、第1偏光板310側に出るので、下から順に、第2偏光板320、液晶層250及び第1偏光板310の構成となる。
【0074】
このとき、第1偏光板310の透過軸を0゜としたとき、リタデーション層230は、
20?45゜の角度の光軸を有し、液晶層250は、0゜または90゜の光軸を有し、第2偏光板320は、90゜の透過軸を有する。この場合、液晶層250は、第1偏光板310または第2偏光板320と同一の光軸方向を有するようになる。例えば、初期状態をブラック状態とするノーマリーブラックモードでは、第1及び第2偏光板310,320の透過軸を0゜及び90゜から選択して決定し、このときの液晶層250の光軸は、ブラック状態で90゜に決定し、反射部及び透過部の最大反射率及び最大透過率のホワイト状態で45゜に決定する。
【0075】
図4A及び図4Bに示すように、液晶層250の液晶分子配向方向は、透過部での液晶層250の液晶分子配向方向と同一である。この場合、液晶層250のセルギャップは、リタデーション層230及び反射板240が反射部に選択的に形成されるので、リタデーション層230のリタデーション値及び光軸方向によって多様な条件が存在する。結果的に、液晶層250のセルギャップは、透過部ではλ/2、反射部ではλ/4の位相遅延を起こす値に決定される。
【0076】
図3に示した本発明に係る横電界型液晶表示装置は、図5A及び図5Bに示すように、第1及び第2偏光板310,320の透過軸と、リタデーション層230の光軸と、液晶分子の方向子の角度を調節してノーマリーブラックモードで製作できる。このとき、液晶層250が、反射部でλ/4の位相差値を有し、透過部でλ/2の位相差値を有するように液晶セルギャップを調節し、リタデーション層230にはλ/2に該当する位相差を有するHWPを用いる。
【0077】
ここで、第1偏光板310の透過軸に対するリタデーション層230の光軸は20?45゜に該当し、ノーマリーブラックモード状態における液晶層250の光軸は、電圧無印加状態のブラック状態であるときは90゜に該当し、ホワイト状態であるときは液晶が回転して45゜に該当する。図5Aに示すように、電圧を駆動しない条件(Voff)はブラック状態で、入射光が第1偏光板310の透過軸に沿って線偏光に0゜の方向に入射するとき、入射光は、第1偏光板310及び上部基板220を経て、リタデーション層230を通過して45゜の線偏光に変わり、液晶層250を通過した後で円偏光に変わって反射板240に入射する。引き続いて、反射板240によって反射された円偏光は、液晶層250及びリタデーション層230を通過して90゜の線偏光に変わり、第1偏光板310によって出射光が遮断されてブラック状態を示すようになる。
【0078】
液晶層250のリタデーション値によって、ブラックにするためのリタデーション層230のリタデーション値が決定される。このとき、液晶層250のリタデーション値は137?320nmに相当し、リタデーション層230のリタデーション値は137?300nmに達する。
【0079】
図5Bに示すように、電圧を印加する条件(Von)はホワイト状態で、入射光が線偏光に0゜の方向に入射するとき、第1偏光板310及び上部基板220を順次通過し、リタデーション層230を通過した後、45゜の線偏光に変わり、電場によって液晶層250の光軸が45゜だけ回転するとき、45゜の方向に線偏光された光は、液晶層250を偏光変化なしに通過して反射板240に入射する。引き続いて、反射板240を反射して出射される光は、45゜の線偏光状態で、偏光変化なしに液晶層250を出射し、リタデーション層230を通過して線偏光0゜の状態で出て、第1偏光板310の透過軸を通して出射されてホワイト状態を示す。
【0080】
この場合、液晶層250の通過後、光が線偏光に変わるときに最大輝度になり、このとき、線偏光の方向は関係ない。
【0081】
実験的に、λ/2に該当する位相差を有するHWPからなるリタデーション層230及び液晶層250の光軸を、第1偏光板310の透過軸と関連してそれぞれ24゜及び90゜にしたとき、ブラック状態(電圧無印加時)では可視光線波長帯で反射がほとんど起きないことが観測される。また、本発明に係る横電界型液晶表示装置のように、透過部及び反射部においては、反射部側のみに反射板240及びリタデーション層230を液晶パネル200内側に備えて、透過部にはリタデーション層の配置を省略し、従来の場合には、位相差板を液晶パネルの外側に位置させることで、透過部で起きる複屈折の影響をそれぞれ防止できる。
【0082】
また、本発明に係る横電界型液晶表示装置は、反射部及び透過部の液晶層分子を同一に配向させるもので、これは、図5Bのような電圧印加時、反射部及び透過部の液晶層の液晶分子がそれぞれ最大反射率及び透過率条件で45゜だけ回転するように、下部基板上に形成される共通電極及び画素電極の電極間隔を調節して行われる。
【0083】
上記のように、本発明は、半透過モードを横電界型液晶表示装置に適用するにおいて、反射部のみにリタデーション層を備えることで、透過モードで動作するとき、リタデーション層によるブラックレベルの輝度上昇を防止できる。
【0084】
そして、反射部及び透過部の液晶セルギャップが同一であるので、工程も一層簡素になる。」

エ 上記ウによれば、液晶層がλ/4の位相遅延を有することについて、当初明細書等には、反射部においてλ/4の位相遅延を有することのみが記載されているのであって、透過部であるか反射部であるかに関わらず液晶層がλ/4の位相遅延を有することは記載されておらず、また、当初明細書等に記載された事項から自明な事項でもない。

オ なお、当初明細書等には、「反射部及び透過部の液晶セルギャップが同一であるので、工程も一層簡素になる。」(【0084】参照。)との記載がある。しかし、後記第3、3のとおり、発明の詳細な説明が、「該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップが同一であ」るものについて、当業者が実施できる程度に明確かつ十分に記載したものといえないことに照らせば、上記の記載をもって、反射部及び透過部の液晶セルギャップが同一であって、液晶層の位相遅延がλ/4であるとの事項が当初明細書等に記載されていたものとはいえない。

カ 以上によれば、上記アの補正の内容が、当初明細書等のすべての記載を総合することにより導かれる技術的事項との関係において、新たな技術的事項を導入しないものということはできず、本件補正が、当初明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものとはいえない。

(3)小括
以上のとおりであるから、本件補正は、特許法第17条の2第3項の規定に違反するものであって、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明について

1 本願発明

上記のとおり、本件補正は却下されたので、本願の請求項に係る発明は、平成22年6月17日付けで補正された特許請求の範囲の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1ないし請求項23に記載された事項によって特定されるものであるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、前記第2、2(1)において、本件補正前のものとして示したとおりのものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定の拒絶の理由の一つは、本願は、発明の詳細な説明の記載が第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていないというものであって、具体的には、次のとおりである。

「…請求項4には「該液晶層のリタデーション値は、該透過部でλ/2(275nm)であり、該反射部でλ/4(137.5nm)に相当する」と記載され、本願発明の詳細な説明には「液晶層250のセルギャップは、透過部ではλ/2、反射部ではλ/4の位相遅延を起こす値に決定される。」([0075])と記載されている。
一方で、請求項1には「該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり」と記載され、請求項23には「該透過部と反射部の液晶層のセルギャップを同一にして」と記載され、本願発明の詳細な説明には「これらカラーフィルタ層222及びオーバーコート層223は、リタデーション層230の厚さを補償するように上部基板220上に形成され、オーバーコート層223の表面が平坦化されて形成される。」([0095])と記載されている。
また、液晶層の屈折率異方性Δnは、液晶材料固有の値であり、透過部と反射部とで異なる液晶材料を用いることは記載されていないので、透過部の液晶層の屈折率異方性と、反射部の液晶層の屈折率異方性とは等しい。
ここで、液晶層のリタデーション値は、液晶層の屈折率異方性Δnと、液晶層のセルギャップdとの積Δn・dで表されるが、透過部の液晶層の屈折率異方性と、反射部の液晶層の屈折率異方性とが等しく、透過部の液晶層のセルギャップと、反射部の液晶層のセルギャップとが等しことから、透過部の液晶層のリタデーション値と、反射部の液晶層のリタデーション値とは等しい。
したがって、請求項4、[0075]等の記載と矛盾しており、当業者が発明を実施することができない。
よって、この出願の発明の詳細な説明は、当業者が請求項1?3に係る発明を実施することができる程度に明確かつ十分に記載されていない。」

3 当審の判断

(1)本願明細書(平成22年6月17日付け手続補正後のもの。以下同じ。)の発明の詳細な説明には、前記第2、2(2)ウ(イ)ないし(エ)で示したとおりの記載(ただし、【0029】の末尾に「[特許文献] 特開2005-338256号広報」との記載が追加されている。)がある。

(2)本願明細書の発明の詳細な説明を参照すると、従来、反射部及び透過部の両方に位相差板を設けていた横電界型液晶表示装置において、透過部で楕円偏光などの望まない方向の光が生じ、ブラックレベルで弱い輝度が発生するとの問題に対して、本願発明は、上記位相差板を反射部及び透過部の両方に配置する代わりに、反射部のみにリタデーション層を配置し、透過部にはリタデーション層の配置を省略することによって、透過部で起きる複屈折の影響を防止し、コントラスト比を改善しようとするものであると理解できる(特に【0030】、【0031】及び【0081】等を参照。)。

(3)本願発明は、「該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり」との構成を有するものであって、本願明細書には、「反射部及び透過部の液晶セルギャップが同一であるので、工程も一層簡素になる。」(【0084】参照。)ことが記載されている。
しかし、本願明細書において、前記(2)の「透過部で起きる複屈折の影響を防止し」、「コントラスト比を改善」するとの目的を達成しうるような構成として記載されているのは、「液晶層250のセルギャップは、透過部ではλ/2、反射部ではλ/4の位相遅延を起こす値に決定される。」(【0075】参照。)、「液晶層250が、反射部でλ/4の位相差値を有し、透過部でλ/2の位相差値を有するように液晶セルギャップを調節」(【0076】参照。)することのみであって、本願発明のように、「該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であ」るものについては、反射部及び透過部において、液晶の位相差がそれぞれどの程度であって、表示がどのように行われ、上記の本願発明の目的がどのように達成されるのか不明であるから、本願の発明の詳細な説明は、当業者が本願発明の実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載したものとはいえない。

(4)以上のとおりであるから、本願は、発明の詳細な説明の記載が、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない。

4 付言

(1)なお、請求人は、平成23年9月26日付け回答書において、請求項1を、
「 【請求項1】
互いに対向した下部基板及び上部基板と、
該下部基板及び上部基板の各背面にそれぞれ形成され、90°の透過軸を持つ第1偏光板及び0°の透過軸を持つ第2偏光板と、
該下部基板上に互いに交差し、透過部と反射部とに区分される画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、
該ゲートラインとデータラインとの交差部に形成された薄膜トランジスタと、
該反射部に形成された反射板と、
該画素領域に互いに交互に形成された画素電極及び共通電極と、
該上部基板上に該反射部に対応して形成され、λ/2の位相遅延を有し、光軸が、該第2偏光板の透過軸に対して20?45゜であるリタデーション層と、
該リタデーション層を覆って該上部基板上に形成されたカラーフィルタ層と、該カラーフィルタ層上に形成されたオーバーコート層と、
該下部基板と該上部基板との間に形成された液晶層と、を含んで構成され、
該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり、該上部基板上に透過部及び反射部に対応して形成された該カラーフィルタ層及びオーバーコート層は、該反射部に形成されたリタデーション層の厚さを補償するように相対的に該透過部で厚く形成されて、
該液晶層は、反射部でλ/4の位相遅延を有し、透過部でλ/2の位相遅延を有し、ブラック状態で光軸が該第2偏光板の透過軸に対して90°で、ホワイト状態で光軸が該第2偏光板の透過軸に対して45°であることを特徴とする横電界型液晶表示装置。 」
とする補正案を提示するが、請求人より提出された平成23年12月28日付けのFAXの内容を参照しても、本願の発明の詳細な説明は、「該透過部及び反射部の液晶層250のセルギャップは同一であり」、かつ「該液晶層は、反射部でλ/4の位相遅延を有し、透過部でλ/2の位相遅延を有」する横電界型液晶表示装置を、当業者が実施できる程度に記載したものであるとはいえず、上記補正案は採用できない。

(2)請求人は、平成23年12月28日付けのFAXにおいて、
「(4)具体的には、第7図及び第8図を参照すると、透過部は、画素電極203及び共通電極205を使用して、水平方向の電界(面内場)によって制御されます。対照的に、反射部は、水平方向の電界とは関係していません。反射板240(「反射板240は、」の誤記と認められる。)別の手段またはフローティングによって駆動されることができます。」
とも主張するが、「反射板240」が、「別の手段またはフローティングによって駆動される」ことは、明細書及び図面には記載されておらず、当業者にとって自明な事項でもない。したがって、請求人の上記主張は採用できない。

5 むすび

以上のとおり、本願は、発明の詳細な説明の記載が、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない。

よって、結論のとおり、審決する。
 
審理終結日 2012-01-18 
結審通知日 2012-01-23 
審決日 2012-02-03 
出願番号 特願2006-336715(P2006-336715)
審決分類 P 1 8・ 536- Z (G02F)
P 1 8・ 561- Z (G02F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山口 裕之  
特許庁審判長 江成 克己
特許庁審判官 北川 創
松川 直樹
発明の名称 横電界型液晶表示装置及びその製造方法  
代理人 岡部 讓  
代理人 朝日 伸光  
代理人 加藤 伸晃  
代理人 岡部 正夫  
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