• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A24D
管理番号 1262525
審判番号 不服2009-20919  
総通号数 154 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-10-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-10-29 
確定日 2012-08-29 
事件の表示 特願2003-570646号「喫煙物品のフィルター材料として有用な香味付き炭素」拒絶査定不服審判事件〔平成15年9月4日国際公開、WO03/71886号、平成17年6月23日国内公表、特表2005-518204号〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯
本件に係る出願(以下「本願」という。)は、2003年1月31日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2002年2月22日、米国)を国際出願日とする出願であって、平成21年6月23日付けで拒絶査定がなされ(発送日:同年6月29日)、これに対し、同年10月29日に拒絶査定不服審判の請求がなされ、その審判の請求と同時に手続補正がなされたものである。
そして、平成23年7月29日付けで当審により拒絶理由通知がなされ、同年12月28日付けで手続補正がなされたものである。

2 本願発明について
本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成23年12月28日付け手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである。
「香味付き炭素粒子を作るための方法であって、その方法が:
(i)活性炭粒子を容器中に導入すること;
(ii)活性炭粒子を流動化して流動床を形成するために、窒素ガスからなる流動化ガスを容器中に導入すること;及び
(iii)活性炭粒子が流動化状態にある間に液体香味剤を容器中に導入し、少なくとも該活性炭粒子間の物質移動及び/又は粒子衝突を介して、液体香味剤が活性炭粒子上に吸収及び/または吸着されること;
を含み、
前記方法が、前記活性炭粒子が流動化状態にある間に活性炭粒子を加熱することなく活性炭粒子上に0.1から20重量%の香味剤を与えるようにバッチまたは連続方式で実施されることを特徴とする方法。」

3 刊行物について
(1)当審による拒絶の理由に引用され、本願の優先権主張の日前に頒布された刊行物である米国特許第3972335号明細書(以下「刊行物1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。
ア 「The amount of menthol or other smoke-flavoring agent added to the activated carbon should be from about 0.2 percent to about 20 percent by weight of the original activated carbon weight prior to addition of the pore-modifying agent. Preferably, the smoke-flavoring agent is added in an amount of from about 2 to about 10 percent by weight.(仮訳:活性炭に付加されるメントールや他の煙香味剤の量は、細孔変性剤が付加される前のもともとの活性炭の重量から重量%で、約0.2?20%の範囲としたほうがいい。好ましくは、煙香味剤は、重量で約2?10%の範囲の量で付加される。」(第3欄第24?30行。訳文及び下線は当審による。以下同様。)
イ 「The activated carbons preferred for use in the present invention have the following characterristics prior to addition of the pore-modifying agent:
・・・
Particle size As desired
Menthol or other smoke-flavoring agent can be applied to the activated carbon previously treated with pore-modifying agent in several ways, performance of the ultimate product being essentially independent of the manner of application. For example, menthol can be liquefied by heating past its melting point and sprayed directly on the carbon. Similarly, a concentrated solution of menthol in a solvent, ethanol being the preferred solvent, can be sprayed on the activated carbon with the solvent vapors being allowed to dissipate preferentially due to their lower boiling points. A third and preferable way is to meter menthol crystals or liquid into the activated carbon previously treated with pore-modifying agent without necessarily spraying or otherwise attempting highly intimate mixture, then allowing the menthol vapor pressure to eventually distribute the menthol equally across the activated carbon in a closed container. In practice, this technique can be accomplished quite rapidly with the warm activated carbon obtained immediately after drying following impregnation with a solution of pore-modifying agent.(仮訳:本発明で使用される好ましい活性炭は、細孔変性剤が付加される前に以下の特徴を有している。・・・
粒子の大きさ 任意
メントールやその他の煙香味剤は、前もって種々の方法により細孔変性剤で処理された活性炭に適用することができる。最終製品の性能は、この活性炭の適用方法には、本質的に依存しない。例えば、メントールは、その融点を超えて加熱されることにより液化し、活性炭に直接噴霧される。同様に、溶媒、好ましくはエタノール中のメントールの濃縮溶液が、活性炭に噴霧され、低沸点の溶媒蒸気でもって、優先的に放散される。好ましい三番目の方法は、噴霧も、完全な混合を試みも必ずしも必要なく、予め細孔変性剤で処理された活性炭中にメントールの結晶又は液体を計量することである。その後、メントールの蒸気圧は、メントールを最終的に密閉容器内で活性炭に渡って均等に散布させる。実際には、この技術は細孔変性剤溶液への含浸に続く、乾燥直後に得られた熱い活性炭を用いることで非常に迅速に達成される。)」(第4欄第43行?第5欄第5行)
ウ 「EXAMPLE 1
Two samples of AFC 2204 activated carbon, a 14×40 mesh carbon having a virgin carbon tetrachloride adsorption value of 22.5 percent and iodine number of 610, available from Pittsburgh Activated Carbon Division of Calgon Corporation, were impregnated by immersion with equal volumes of sucrose solutions of 5 percent and 3 percent by weight concentration, respectively. The drained and dried activated carbons had apparent density increases of approximately 10 percent and 6 percent, respectively. Respective carbon tetrachloride values for the sucrose impregnated materials were 4.3 and 6.7 percent. Menthol was then added by equilibration in a desiccator at 100℃, the amounts of menthol pick-up later being computed at approximately 5 and 6 percent by weight, respectively, based on the combined weight of the carbon and sucrose.(仮訳:実施例1
AFC 2204である2つの活性炭粒子サンプルは、粒子の寸法が14×40であり、吸着率が22.5パーセント、ヨウ素価が610の純粋な四塩化炭素を含有し、カルゴン(株)のピッツバーグ活性炭部門から入手可能であり、それぞれ、重量濃度が5%と3%のショ糖溶液の等容量に浸漬により含浸させた。排水し乾燥された活性炭は、それぞれ約10%と6%の見かけ密度の増加があった。四塩化炭素のうち、ショ糖が含浸された材料と評価されるたのは、それぞれ、4.3%と6.7%であった。メントールは、その後、100℃の乾燥器内に平衡状態で加えられた。後に選び取られたメントールの量は、それぞれ、活性炭とショ糖を化合させた重さを基に、重量%で約5%と6%と計算された。)」(第5欄第20?36行。)
エ 上記イの記載事項から、メントールの、細孔変性剤で処理された活性炭への吸着は、加熱することなく行われることが示されている。

上記ア?ウの記載事項、上記エの認定事項、及び、図面の図示内容からみて、刊行物1には、次の発明が記載されている。
「煙香味剤の活性炭粒子への適用方法において、その適用方法が、
液化した煙香味剤であるメントールを細孔変性剤で処理された活性炭粒子に直接噴霧し吸着させることを含み、
上記活性炭粒子へのメントールの吸着は、加熱することなく行われ、活性炭粒子に付加されるメントールの重量%は、細孔変性剤が付加される前の0.2?20%である煙香味剤の活性炭粒子への適用方法。」

(2)同じく、当審による拒絶の理由に引用され、本願の優先権主張の日前に頒布された刊行物である特公昭55-43378号公報(以下「刊行物2」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。
ア 「粒子が移動するガス流内に懸濁状態に保持されているときこれら分離状の粒子に被覆を施す方法並びにこの方法を実施するための装置は、日本特許第401072号明細書に示されている。該特許の方法においては、被覆されるべき分離状粒子はガス懸濁粒子ベツドを形成するように被覆室内の上昇流動ガス(例えば空気)により懸濁状態に保持されている。霧化され又は微細に砕かれた状態の被覆材料は、被覆されるべきガス懸濁状態の粒子と接触する前にガス流内に導入される、更にガス流は懸濁粒子ベツドの一部分内に、該ベツドの残りの部分におけるよりも高速で導入され、粒子をして高速ガス流を受けるベツドの部分内において上方に流動させ、それによりベツドの残りの部分内においては下方への流動を誘起させ、その結果ベツド内にて粒子の垂直方向周期運動を起させる。被覆材料は粒子ベツドの上昇流動部分の下端における高速上昇ガス流内に指向される。このような方法は、・・・多くの粒子被覆作業に対し満足であることを示している。」(第1ページ第2欄第5?27行)
イ 上記アの記載事項から、被覆材料の粒子への被覆は、加熱することなく行われることが示されている。

上記アの記載事項及び上記イの認定事項からみて、刊行物2には、次の発明が記載されている。
「粒子の被覆方法であって、その方法が
被覆されるべき粒子が、被覆室内に導入され、
ガス懸濁粒子ベッドを形成するように上昇流動ガスが、被覆室の懸濁粒子ベッドの一部分内に該ベッドの残りの部分におけるよりも高速で導入され、
霧化された状態の被覆材料は、被覆されるべきガス懸濁状態の粒子と接触する前にガス流内に導入され、被覆材料は、粒子ベッドの上昇流動部分の下端における高速上昇ガス流内に指向され、粒子は、ベッドの一部分内において上方に流動され、ベッドの残りの部分内において下方への流動を誘起される垂直方向周期運動を起こさせることにより被覆材料により被覆され、
前記方法が、ガス懸濁粒子ベッドを形成する粒子に霧化された状態の被覆材料により加熱することなく被覆される粒子への被覆方法。」

4 対比
本願発明と刊行物1に記載された発明とを対比する。
刊行物1に記載された発明の「煙香味剤の活性炭粒子への適用方法」は、その構成及び機能からみて、本願発明の「香味付き炭素粒子を作るための方法」に相当する。
そして、刊行物1に記載された発明の「液化した煙香味剤であるメントールを細孔変性剤で処理された活性炭粒子に直接噴霧し吸着させること」と、本願発明の「(i)活性炭粒子を容器中に導入すること;(ii)活性炭粒子を流動化して流動床を形成するために、窒素ガスからなる流動化ガスを容器中に導入すること;及び(iii)活性炭粒子が流動化状態にある間に液体香味剤を容器中に導入し、少なくとも該活性炭粒子間の物質移動及び/又は粒子衝突を介して、液体香味剤が活性炭粒子上に吸収及び/または吸着されること;を含」むこととは、「液体香味剤が活性炭粒子上に吸着されること」で共通し、同じく、
刊行物1に記載された発明の「活性炭粒子へのメントールの吸着は、加熱することなく行われる」ことと、本願発明の「方法が、活性炭粒子が流動化状態にある間に活性炭粒子を加熱すること」がないこととは、「方法が、活性炭粒子を加熱すること」がないことで共通する。
また、刊行物1に記載された発明の「活性炭粒子に付加されるメントールの重量%は、細孔変性剤が付加される前の0.2?20%である」ことは、その構成及び機能からみて、本願発明の「活性炭粒子上に0.1から20重量%の香味剤を与える」ことに含まれる。

したがって、上記両者の一致点及び相違点は、次のとおりである。
[一致点]
「香味付き炭素粒子を作るための方法であって、その方法が:液体香味剤が活性炭粒子上に吸着されることを含み、
前記方法が、前記活性炭粒子を加熱することなく活性炭粒子上に0.1から20重量%の香味剤を与える方法。」

[相違点1]
香味付炭素粒子を作るための方法が、本願発明では、(i)活性炭粒子を容器中に導入すること;(ii)活性炭粒子を流動化して流動床を形成するために、窒素ガスからなる流動化ガスを容器中に導入すること;及び(iii)活性炭粒子が流動化状態にある間に液体香味剤を容器中に導入し、少なくとも該活性炭粒子間の物質移動及び/又は粒子衝突を介して、液体香味剤が活性炭粒子上に吸収及び/または吸着されること;を含むのに対して、刊行物1に記載された発明では、液化した煙香味剤であるメントールを細孔変性剤で処理された活性炭粒子に直接噴霧し吸着させることを含む点。

[相違点2]
活性炭粒子上への香味剤の付与が、本願発明では、活性炭粒子が流動化状態にある間に活性炭粒子を加熱することなく、バッチまたは連続方式で実施されるのに対して、刊行物1に記載された発明では、加熱することなく行われるが、活性炭粒子が流動化状態にある間に実施されるか否か不明である点。

5 当審による判断
(1)上記相違点1及び2について
刊行物2に記載された発明と本願発明とを対比する。
刊行物2に記載された発明の「被覆されるべき粒子が、被覆室内に導入され」ることと、本願発明の「活性炭粒子を容器中に導入すること」とは、「粒子を容器中に導入すること」で共通し、以下同様に、
刊行物2に記載された発明の「ガス懸濁粒子ベッドを形成するように上昇流動ガスが、被覆室の懸濁粒子ベッドの一部分内に該ベッドの残りの部分におけるよりも高速で導入され」ることと、本願発明の「活性炭粒子を流動化して流動床を形成するために、窒素ガスからなる流動化ガスを容器中に導入すること」とは、「粒子を流動化して流動床を形成するために、流動化ガスを容器中に導入すること」で、
刊行物2に記載された発明の「霧化された状態の被覆材料は、被覆されるべきガス懸濁状態の粒子と接触する前にガス流内に導入され、被覆材料は、粒子ベッドの上昇流動部分の下端における高速上昇ガス流内に指向され、粒子は、ベッドの一部分内において上方に流動され、ベッドの残りの部分内において下方への流動を誘起される垂直方向周期運動を起こ」すことと、本願発明の「活性炭粒子が流動化状態にある間に液体香味剤を容器中に導入し、少なくとも該活性炭粒子間の物質移動及び/又は粒子衝突を介して、液体香味剤が活性炭粒子上に吸収及び/または吸着されること」とは、前者において、霧は無数の微小な水滴からなるものであり、また、粒子の垂直方向周期運動における、少なくとも粒子の落下時に、粒子は互いに衝突するものであり、さらに、霧化された被覆材料は粒子上に被覆という形で付与されるものであり、一方、後者において、液体香味剤は活性炭上に吸着という形で付与されるものであることから、両者は、「粒子が流動化状態にある間に液体材料を容器中に導入し、少なくとも該粒子間の粒子衝突を介して、液体材料が粒子上に付与されること」で、
刊行物2に記載された発明の「ガス懸濁粒子ベッドを形成する粒子に霧化された状態の被覆材料により加熱することなく被覆される」ことと、本願発明の「活性炭粒子が流動化状態にある間に活性炭粒子を加熱することなく」「バッチまたは連続方式で実施されること」とは、前者において、所定重量の被覆材料で粒子が被覆されることは明らかであり、また、粒子は、被覆室内で、ベッドの一部分内において上方に流動され、ベッドの残りの部分内において下方への流動を誘起されることにより、全体として垂直方向周期運動を起こすものであるから、両者は、「粒子が流動化状態にある間に粒子を加熱することなく、バッチ方式で実施されること」で、
それぞれ共通する。
そうすると、刊行物2に記載された発明は、「粒子への被覆方法であって、その方法が、(i)粒子を容器中に導入すること;(ii)粒子を流動化して流動床を形成するために、流動化ガスを容器中に導入すること;及び(iii)粒子が流動化状態にある間に液体材料を容器中に導入し、少なくとも該粒子間の粒子衝突を介して、液体材料が粒子上に付与されること;を含み、粒子が流動化状態にある間に粒子を加熱することなく、バッチ方式で実施される粒子への被覆方法。」と言い換えることができる。
そして、刊行物1に記載された発明と刊行物2に記載された発明とは、粒子への液体材料の付与方法という共通する技術分野に属するものである。
また、刊行物2に記載された発明は、前記2(2)アに記載されているように「被覆作業に対し満足である」という作用効果を奏するものであるが、刊行物1に記載された発明においても、煙香味剤の活性炭への適用作業を満足したものとする課題を内在するものであることは、当業者にとって自明な事項である。
さらに、被覆一般の技術分野において、安定した雰囲気で被覆処理を行うために、流動化ガスに空気以外に化学的に安定な不活性ガスである窒素ガスを採用することは、例えば、特開2002-28466号公報の段落【0001】、【0029】や、特開平10-156167号公報の段落【0001】、【0034】に記載されているように本願の優先権主張の日前に普通に行われていた技術事項である。
してみると、刊行物1に記載された発明における煙香味剤を活性炭粒子に直接噴霧し吸着させる方法を、刊行物2に記載された発明に倣って、(i)活性炭粒子を容器中に導入すること;(ii)活性炭粒子を流動化して流動床を形成するために、流動化ガスを容器中に導入すること;及び(iii)活性炭粒子が流動化状態にある間に液化した煙香味剤を容器中に導入し、少なくとも該活性炭粒子間の粒子衝突を介して、液化した煙香味剤が活性炭粒子上に付与されること;を含み、活性炭粒子が流動化状態にある間に活性炭粒子を加熱することなく、バッチ方式で実施される方法とすると共に、流動化ガスとして上記周知の窒素ガスを用いて、上記相違点に係る構成とすることは当業者が容易になし得たものである。

(2)小括
本願発明の奏する効果についてみても、刊行物1?2に記載された発明及び周知の技術事項から当業者が予測できた効果の範囲内のものである。
ゆえに、本願発明は、刊行物1?2に記載された発明及び周知の技術事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

6 むすび
以上のとおりであるから、本願発明は、刊行物1?2に記載された発明および周知の技術事項から当業者が容易に発明をすることができたものであるので、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本願のその他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-03-30 
結審通知日 2012-04-02 
審決日 2012-04-13 
出願番号 特願2003-570646(P2003-570646)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (A24D)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 杉山 豊博  
特許庁審判長 森川 元嗣
特許庁審判官 青木 良憲
長崎 洋一
発明の名称 喫煙物品のフィルター材料として有用な香味付き炭素  
代理人 大塚 文昭  
代理人 西島 孝喜  
代理人 熊倉 禎男  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ