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審決分類 |
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G01C 審判 査定不服 特36条4項詳細な説明の記載不備 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G01C |
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管理番号 | 1266629 |
審判番号 | 不服2010-17214 |
総通号数 | 157 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2013-01-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2010-07-30 |
確定日 | 2012-11-21 |
事件の表示 | 特願2000-330639「建築用回転レーザ装置」拒絶査定不服審判事件〔平成13年 5月25日出願公開、特開2001-141459〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
本願は、平成12年10月30日の出願であって、「建築用回転レーザ装置」に関するものと認める。 これに対し、前置審査(特許法第163条第2項)において、拒絶の理由が通知されたが、前置審査官が指定した期間を過ぎても、請求人からは、何らの応答もなかった。 この点を踏まえ、当審は、平成24年2月22日付けで、本願はその明細書と図面の記載が不備であるため、特許法第36条第4項及び第6項1号、2号に規定する要件を満たしていない旨の拒絶理由を通知したが、やはり当審が指定した期間を過ぎても請求人からは何らの応答もなかった。 そして、依然として、上記当審による拒絶理由で指摘した不備の点は解消していない。 すなわち、本願の発明の詳細な説明及び図面の記載によれば、本願発明は、反射レーザビーム(R)の受光量の割合に応じて制御する点にその技術的特徴があるものと認められる。これに対し、請求項1には、「反射レーザビーム(R)の割合」との記載と、「反射したレーザビーム(R)の受光量」との記載があり、それぞれの文言はそれ自体で明瞭であり、その意味する内容も異なるものであるが、そうだとすると、これら2つの文言が共に記載された請求項1に係る発明は、上記技術的特徴との関係で、全体として不明瞭であると言わざるを得ない。 また、請求項11,12に係る発明は、共に、「装置ハウジングの内部に、他のレーザ光源、及びこの他のレーザ光源に設けた回転可能な第2の転向装置を配置」するという構成を請求項1に係る発明に対し更に備えたものであるが、明細書の発明の詳細な説明及び図面には、他のレーザ光源や、該他のレーザ光源に設けた回転可能な第2の転向装置についての説明は一切なく、その裏付けをなす具体的構成が開示されているとは言えない。 以上のとおりであり、本願は、上記の拒絶理由によって拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2012-06-21 |
結審通知日 | 2012-06-26 |
審決日 | 2012-07-09 |
出願番号 | 特願2000-330639(P2000-330639) |
審決分類 |
P
1
8・
537-
WZ
(G01C)
P 1 8・ 536- WZ (G01C) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | ▲うし▼田 真悟 |
特許庁審判長 |
飯野 茂 |
特許庁審判官 |
森 雅之 ▲高▼木 真顕 |
発明の名称 | 建築用回転レーザ装置 |
代理人 | 澤田 達也 |
代理人 | 杉村 憲司 |
代理人 | 上村 欣浩 |