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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G03G
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G03G
管理番号 1272016
審判番号 不服2012-15686  
総通号数 161 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-05-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-08-10 
確定日 2013-03-28 
事件の表示 特願2007- 8207「画像形成装置及び画像形成方法」拒絶査定不服審判事件〔平成19年10月18日出願公開、特開2007-272193〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成19年1月17日(優先権主張平成18年3月6日、平成18年3月10日)の出願であって、平成24年1月17日付けで手続補正がなされ、同年5月23日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年8月10日付けで拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正がなされたものである。
なお、請求人は、当審における平成24年10月12日付けの審尋に対して同年12月14日付けで回答書を提出している。

第2 平成24年8月10日付け手続補正についての補正却下の決定
〔補正却下の決定の結論〕
平成24年8月10日付け手続補正を却下する。

〔理由〕
1 本件補正の内容
(1)平成24年8月10日付け手続補正(以下「本件補正」という。)は、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明についてするものであって、特許請求の範囲については、本件補正前の請求項1に、

「中間転写部材と、前記中間転写部材の移動方向に沿って配置された複数の感光部材と、前記複数の感光部材表面を均一に帯電させる複数の帯電ユニットと、帯電した感光部材表面に像露光し静電潜像を形成する複数の露光ユニットと、静電潜像を保持した感光部材に像可視化剤を供給し、前記複数の感光部材上に可視像を形成する複数の現像ユニットと、前記複数の感光部材上に形成された可視像を前記中間転写部材上に転写させる複数の第1転写ユニットと、前記中間転写部材上に転写された可視像を記録媒体に転写させる第2転写ユニットとを備えた画像形成装置において、
前記中間転写部材は、移動方向と直交する方向で予め設定された前記記録媒体の最大領域よりも外側の領域に補正用パターン画像を形成するための領域を有し、
前記中間転写部材における前記補正用パターン画像と対向する位置に前記補正用パターン画像を検出する検出部と、
前記検出部により得られる検出結果に基づいて、前記帯電ユニット、前記露光ユニット、及び前記現像ユニットのうち、少なくとも1つのユニットの設定値を、前記感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が前記ユニットの直下を通過している期間に補正する補正制御部とを有し、
前記補正制御部は、
前記帯電ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記帯電ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記現像ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記現像ユニットの直下に到達するタイミングで補正することを特徴とする画像形成装置。」とあったものを、

「中間転写部材と、前記中間転写部材の移動方向に沿って配置された複数の感光部材と、前記複数の感光部材表面を均一に帯電させる複数の帯電ユニットと、帯電した感光部材表面に像露光し静電潜像を形成する複数の露光ユニットと、静電潜像を保持した感光部材に像可視化剤を供給し、前記複数の感光部材上に可視像を形成する複数の現像ユニットと、前記複数の感光部材上に形成された可視像を前記中間転写部材上に転写させる複数の第1転写ユニットと、前記中間転写部材上に転写された可視像を記録媒体に転写させる第2転写ユニットとを備えた画像形成装置において、
前記中間転写部材は、移動方向と直交する方向で予め設定された前記記録媒体の最大領域よりも外側の領域に補正用パターン画像を形成するための領域を有し、
前記記録媒体に転写させる可視像を前記中間転写部材上に転写させながら前記外側の領域に形成される前記補正用パターン画像と対向する位置で前記補正用パターン画像を検出する検出部と、
前記検出部により得られる検出結果に基づいて、前記帯電ユニット、前記露光ユニット、及び前記現像ユニットのうち、少なくとも1つのユニットの設定値を、前記感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が前記ユニットの直下を通過している期間に補正する補正制御部とを有し、
前記補正制御部は、
前記少なくとも1つのユニットの設定値を補正する必要がある場合に、前記可視像の頁間の位置情報を読み込み、
前記帯電ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記帯電ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記現像ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記現像ユニットの直下に到達するタイミングで補正することを特徴とする画像形成装置。」とする補正を含むものである(下線は審決で付した。以下同じ。)。

(2)本件補正後の請求項1に係る上記(1)の補正は、次のアないしウの補正からなるものである。
ア 本件補正前の請求項1に係る発明を特定するために必要な事項である「外側の領域に補正用パターン画像を形成する」ことが「前記記録媒体に転写させる可視像を前記中間転写部材上に転写させながら」なされることを限定する。
イ 「補正用パターン画像と対向する位置に前記補正用パターン画像を検出する」の記載における誤記「位置に」を「位置で」と訂正して「前記補正用パターン画像と対向する位置で前記補正用パターン画像を検出する」とする。
ウ 本件補正前の請求項1に係る発明を特定するために必要な事項である「補正制御部」が、「感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が補正対象ユニットの直下に到達するタイミングを得る」手法について、「前記少なくとも1つのユニットの設定値を補正する必要がある場合に、前記可視像の頁間の位置情報を読み込み、該位置情報により得る」ことを限定する。

2 本件補正の目的
本件補正後の請求項1に係る上記1(2)のア及びウの補正は、本件補正前の請求項1に係る発明を特定するために必要な事項を限定するものであるから、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下「本願補正発明」という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について以下検討する。

3 引用例
原査定の拒絶の理由に引用された「本願の優先日前に頒布された刊行物である特開2005-4121号公報(以下「引用例」という。)」には、次の事項が図とともに記載されている。
(1)「【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、色ズレ量を検出するための画像パターンを、転写媒体上の前記画像記録範囲内に形成するようにしているため、印刷対象の画像の記録出力動作と、色ズレ量の検出・色ズレ補正は並行して実施することができない。
【0008】
そのため、色ズレ補正のための画像パターンの書き込み・転写形成動作は、通常の印刷対象画像の書き込み・転写形成動作とは独立して行う必要があり、印刷対象画像の記録出力動作に支障が来すことなく、色ズレ量の経時変化に柔軟に対応することは難しいという問題がある。
【0009】
また、前記転写媒体上の前記画像記録範囲外に色ズレ補正のための画像パターンを形成して、印刷対象画像の記録出力動作と並行して色ズレ検出・補正を行うとしても、その色ズレ検出・補正は、そのための画像パターンが形成されるのが、実際に印刷対象画像が形成される画像記録範囲の外であるため、精度が十分でないという問題が残る。
【0010】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、色ズレ補正を印刷対象画像の書き込み・転写形成と並行して行えると共に、色ズレ量が多い場合には即座に高精度な色ズレ補正を行うことができるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。」

(2)「【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
先ず、図1に、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置のブロック構成について示す。
【0018】
同図において、CPU2は、ROM3に書き込まれた制御手順を実行して、RAM4を作業領域として使用しつつ装置各部を制御する中央演算処理装置である。
【0019】
ROM3は、前述したように、CPU2が装置各部を制御するための制御手順を記したプログラムや、その制御手順において参照される固定的なデータが記憶されているリードオンリメモリである。
【0020】
RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として、印刷しようとする1ページ分の画像データを展開したりするなど、一時的なデータを記憶するために使用されるランダムアクセスメモリである。
【0021】
パラメータメモリ5は、装置動作に関連したデータのうち、一時的ではく、装置電源しゃ断時にも保持して次回の動作時にも参照される性質のデータを記憶するためのメモリであり、具体的には、バッテリバックアップされたSRAM(スタティックRAM)や、EEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)等により構成されるものである。
【0022】
プロッタ6は、印刷対象画像を記録紙上に定着形成して出力するもので、カラー画像に対応している。そのプロッタ6は「画像形成手段」に相当する。なお、プロッタ6の詳細については、後述する。
【0023】
操作表示部7は、図示は省略するが、印刷の強制中断を指示すためなどの各種入力キーが配設される一方、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や各種メッセージを表示するための液晶表示器などの表示器を備えたものである。
【0024】
プリンタ制御部8は、他装置としてのPC20から転送されてくる印刷依頼に係る画像データを受信してCPU2に渡すと共に、PC20からの各種プリンタ命令を処理するものである。また、プリンタ制御部8は、カラー画像形成装置1とPC20との間でデータをやりとりするための所定の通信インターフェイスでもあり、PC20との間で必要なデータのやりとりを行う。
【0025】
システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインであり、具体的には、データバス、アドレスバス、制御バス、I/Oバスなどの各種バスの集合として構成されている。
【0026】
以上のように構成されるカラー画像形成装置1の色ズレ補正データ記憶手段としてのパラメータメモリ5には、本発明に特徴的な記憶内容として、色ズレ補正データ5aが記憶される。また、ROM3(審決注:「ROM2」は「ROM3」の明らかな誤記なので訂正して摘記した。以下同じ。)には、図3に示すように、所定の上限値としての色ズレ上限値3a、第1の色ズレ検出パターンとしての色ズレ検出パターンデータ(両端用)3b、及び、第2の色ズレ検出パターンとしての色ズレ検出パターンデータ(画像記録範囲用)3cが予め記憶されている。それらの各記憶内容の詳細については後述する。」

(3)「【0027】
プロッタ6の第1の構成例について、図4に示す。
【0028】
プロッタ6は、カラー画像に対応したいわゆるタンデム方式のもので、同図に示すものは、いわゆる直接転写方式のもので、記録紙などの記録媒体に直接画像を転写形成するものである。
【0029】
同図において、転写媒体としての転写ベルト151は、駆動ローラ152と従動ローラ153とに掛け渡されて、図示しないモータにより回転駆動される駆動ローラ152により、図において、左周りに回転する。
【0030】
転写ベルト151は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色成分に対応した感光体としての感光体ドラム102C、102M、102Y、及び、102Kと、それら各感光体ドラムとそれぞれ対になる転写ローラ104C、104M、104Y、及び、104Kとの間に、その上面が挟持されつつ図において左側に移動し、駆動ローラ152により反転して下面となり右側に移動し、従動ローラで再度反転して上面となって、左側に移動する動作をくり返す。
【0031】
一方、感光体ドラム102x(x=C、M、Y、または、K)には色成分xの画像が書き込まれる。つまり、各感光体ドラムxは、図示しない帯電器により表面が一様に帯電された後、書き込みユニット101xからのレーザー光やLED光のスキャン制御により色成分xの画像の内容に応じた位置を除電されて静電潜像が形成され、その静電潜像は現像器103xにより現像(トナー付着)されトナー像xとなる。
【0032】
そのトナー像xは、転写ベルト151上に転写される。その場合、書き込みユニットxによる感光体xへの書き込みタイミングを、感光体xの転写ベルト151に対する配置位置に応じて相互にずらすことで、CMYK各色成分のトナー像xが転写ベルト151上の所定の画像記録範囲内にカラー重ね画像として形成される。
【0033】
図4に示すプロッタ6は、直接転写方式のため、搬送ローラ106により図において右側から搬送され転写ベルト151上の前期画像記録範囲内に密着載置された記録紙等の記録媒体に直接各感光体ドラム102x上に書き込まれたトナー像xが転写され、定着部107により熱定着されて排出される。
【0034】
各書き込みユニット101xは、プロッタ制御部110により制御さる。プロッタ制御部110は、システムバス9を介してCPU2から印刷対象の画像データを受け取り、所定の書き込みタイミングで各書き込みユニット101xに出力して、各感光体ドラム102x上に各色成分xの画像を書き込ませる。
【0035】
その際、プロッタ制御部110は、各感光体ドラム102xと転写ベルト151との設計上の位置関係などから決まる理論的な書き込みタイミングを、各感光体102x、転写ベルト151、書き込みユニット101xの光学系等の相互の機械的な誤差や、それらの誤差の経時的な変動に起因する色ズレが生じないように補正する。
【0036】
その際に、プロッタ制御部110、図2に示したようにパラメータメモリに記憶される色ズレ補正データ5aを参照する。その色ズレ補正データ5aは、詳細は後述するが、転写ベルト151の上面の終端部に配設された光検出センサ120により検出された第1または第2の色ズレ検出パターンの色ズレ量に基づいて作成される。
【0037】
光検出センサ120は、CCDイメージセンサや、レーザダイオードからのビーム光を転写ベルト表面に照射してその反射光をフォトダイオードにより受光することにより、色ズレ検出パターンの理論上の形成位置からのズレを検出する。なお、光検出センサ120の検出結果は、プロッタ制御部112によりシステムバス9を介してCPU2に渡される。」

(4)「【0038】
図5に、プロッタ6の第2の構成例について示す。
【0039】
この第2の構成例はいわゆる間接転写方式のもので、図4に示した直接転写方式と異なる点は、転写ベルト151の画像記録範囲内に直接カラー重ね画像が転写形成されて、その転写形成されたカラー重ね画像が、搬送ローラ108により図において下方から上方に搬送され、2次転写ローラ160と駆動ローラ152との間に挟持されつつ回転搬送されることで、転写ベルト上に転写形成されたカラー重ね画像が記録紙上に再転写され、定着部109により、熱定着されて排出される点であり、その他の動作は、図4に示した第1の構成例と同様である。」

(5)「【0040】
図4に示した第1例、図5に示した第2例のいずれの場合も、CMYKの各色成分xの画像の、対応する感光体ドラム102xへの書き込み、及び、転写ベルト151上の画像記録範囲内への転写形成における重ね合わせの相対的な位置精度が印刷画像の品質向上(色ズレの防止)にとって重要であることは共通している。
【0041】
そこで、本実施の形態では、通常時、つまり、PC20から転送されてくるカラーの印刷対象画像を、図6に示すように、転写ベルト151上の幅方向中央部の画像記録範囲内に転写形成すると同時に、その画像記録範囲外である、左側画像記録範囲外、及び、右側画像記録範囲外に、第1の色ズレ検出パターンとなるCMYKの各色成分に対応した帯状のパターンを形成している。
【0042】
その第1の色ズレ検出パターンは、図3に示したように、ROM3の記憶領域3bに記憶された色ズレ検出パターンデータ(両端用)を印刷対象画像の両端に隣接して設定された余白スペースに付加した上で、その印刷対象画像の書き込み・転写形成を行うことにより、その印刷対象画像の画像記録範囲内への転写形成と並行して行われる。
【0043】
具体的には、左側画像記録範囲外には、転写ベルト151の幅方向と並行で、その幅方向と直角をなす搬送方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_l_l、P_M_l_l、P_Y_l_l、及び、P_K_l_lと、転写ベルト151の幅方向と一定の角度を成して斜めに、周方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_o_l、P_M_o_l、P_Y_o_l、及び、P_K_o_lとが形成されている。
【0044】
一方、右側画像記録範囲外には、転写ベルト151の幅方向と並行で、その幅方向と直角をなす搬送方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_l_r、P_M_l_r、P_Y_l_r、及び、P_K_l_rと、転写ベルト151の幅方向と一定の角度を成して斜めに、周方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_o_r、P_M_o_r、P_Y_o_r、及び、P_K_o_rとが形成されている。
【0045】
それらC、M、Y及びKの各色のパターンは、例えば、理論的に10.0mm間隔になるように書き込み・転写形成したとしても、各感光体102x、転写ベルト151、書き込みユニット101xの光学系等の相互の機械的な誤差に起因して、実際には10.0mmの等間隔には形成されない場合がある。
【0046】
また、仮に、10.0mmの等間隔になるように、色ズレ補正データ5aを設定したとしても、各感光体102x、転写ベルト151、書き込みユニット101xの光学系等の相互の機械的な誤差の経時的な変動に起因して、実際には10.0mmの等間隔には形成されない場合がある。
【0047】
各色のパターンの実際の形成間隔の相互のズレは、光検出センサ120により検出される。具体的には、例えば、最初にパターンP_C_l_lが検出されてから、パターンP_M_l_lが検出されるまでの転写ベルト151の移動量が10.3mm、P_Y_l_lが検出されるまでの転写ベルト151の移動量が19.8mm、P_K_l_lが検出されるまでの転写ベルト151の移動量が30.4mmであるとすると、色成分Cを基準として、色成分Mは、+0.3mm、色成分Yは-0.2mm、色成分Kは+0.4mmずれていることになる。
【0048】
そこで、色ズレ補正データ5aとして、色成分Cを基準として、色成分Mは、0.3mm遅らせて感光体ドラム102Mに書き込み、色成分Yは0.2mm早めて感光体ドラム102Yに書き込み、色成分Kは、0.4mm遅らせて感光体ドラム102Kに書き込むようにプロッタ制御部110に指示する情報を記憶しておく。
【0049】
経時変化により、現在記憶されている色ズレ補正データ5aに基づいた書き込み補正によってもCMYK各色の色ズレ検出パターンの相互のズレが生じてしまう場合には、その生じたズレを相殺するように、色ズレ補正データ5aにおける各色の補正量を変更する。
【0050】
なお、図6に示したように、左右の画像記録範囲外に色ズレ検出用のパターンを形成するようにすることで、画像記録範囲内への印刷対象画像の形成と並行した色ズレ補正が可能となるが、その分転写ベルト151の幅を広くする必要がある。そのため、左または右のいずれか一方にのみ、色ズレ検出用のパターンを形成するようにして、印刷対象画像の形成と並行した色ズレ補正に起因する転写ベルト151の幅の増大を最小限にするようにしてもよい。
【0051】
ただし左右両端に色ズレ検出用のパターンをそれぞれ形成するようにすることで、左右の相対的な色ズレも検出可能で、その検出結果に基づいて、印刷対象画像を構成する各色成分の画像を、画像記録範囲内に形成されたときに色ズレなく重なるように画像処理する、斜行補正を行うようにすることも可能となる。
【0052】
このように、転写ベルト151上の画像記録範囲外に色ズレ検出用のパターン形成することで、画像記録範囲内への印刷対象画像の形成と並行した色ズレ補正が可能とはなるが、最終的に記録紙に転写・定着される画像記録範囲内における色ズレ量を直接測定するわけではなく、画像記録範囲外における色ズレ量が画像記録範囲内における色ズレ量をある程度反映しているとの前提で行うものであるため、精度は比較的高くない。
【0053】
そこで、図6に示した画像記録範囲外に形成した第1の色ズレ検出パターンを光検出センサ120で測定して得られた色ズレ量が所定の上限値を越えている場合、複数のページで構成される印刷対象画像の記録出力動作の途中であっても、図7に示すように、画素記録範囲内に、高精度な色ズレ補正のための第2の色ズレ検出パターンを形成する。
【0054】
なお、色ズレ量が前記所定の上限値を越えたか否かの判断は、CMYKの各成分についての色ズレ量のうちの少なくとも1色について前記所定の上限値、具体的には、例えば、±0.1mmを越えた場合に、前記所定の上限値を越えたと判断する。
【0055】
図7において、第2の色ズレ検出パターンとしては、画像記録範囲内において、転写ベルト151の幅方向と並行で、その幅方向と直角をなす搬送方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_l_c、P_M_l_c、P_Y_l_c、及び、P_K_l_cと、転写ベルト151の幅方向と一定の角度を成して斜めに、搬送方向に一定間隔で転写形成された、C、M、Y及びKの各色のパターンP_C_o_c、P_M_o_c、P_Y_o_c、及び、P_K_o_cとが形成されている。
【0056】
図7に示すように画像記録範囲内(範囲外まで及ぶように形成してもよい)を広く用いて第2の色ズレ検出パターンを形成しているため、実際に記録出力される画像における色ズレを正確に測定・補正することができる。
【0057】
なお、プロッタ6として、図4の第1の構成例の直接転写方式を適用する場合、記録紙は給紙せず、転写ベルト151上に直接第2の色ズレ検出パターンを形成する。」

(6)「【0058】
以上説明した色ズレ量の検出・補正を伴う画像形成制御の処理手順について、図8に示すフローチャートを参照して更に詳細に説明する。なお、図8に示す処理手順は画像形成制御手段に相当するものである。
【0059】
同図において、CPU2は、PC20から転送されている、1ページまたは複数ページで構成される印刷対象画像のうちの1ページ分の印刷対象画像データに第1の色ズレ検出パターン(両端用)を付加する(処理S101)。
【0060】
そして、その印刷対象画像データをプロッタ制御部110に渡して、色ズレ補正データ5aを参照しつつ書き込み位置補正をさせて印刷対象画像データをCMYKの各色成分に対応した感光体ドラムに書き込む(処理S102)。それにより、転写ベルト151上には、図6に示したように、画像記録範囲内(記録紙上に対応)に印刷対象画像が形成されると共に、両端の画像記録範囲外に第1の色ズレ検出パターンが形成される。
【0061】
その形成された第1の色ズレ検出パターンの位置を光検出センサ120により検出した上で(処理S103)、処理S102により画像記録済みの記録紙を排出し(処理S104)、当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後、処理S103での検出パターンの位置の測定結果に基づいて色ズレ量を算出し(処理S105)、その算出した色ズレ量を、図3に示したように予めROM3に設定・記憶されている色ズレ量上限値3aと比較する(処理S106)。
【0062】
その比較の結果上限値を超えた場合には(判断S107のYes)、高精度色ズレ補正処理を行った上で(処理S111)、判断S110に移行するが、その比較の結果上限値を超えない場合には(判断S107のNo)、処理S105で算出した色ズレ量に基づいて色ズレ補正データを再算出しパラメータメモリ5の記憶領域5aに更新・記憶する(処理S109)。
【0063】
そして、未処理の次ページの印刷対象画像がある場合には(判断S110のYes、処理S101に戻って、次ページについて、処理S101ないし処理S110(審決注:「S110」は「S101」の「S109」は「S110」の明らかな誤記なので訂正して摘記した。)の動作を繰り返し行う。
【0064】
次ページがない、つまり、印刷対象画像を構成する全ページの画像の記録出力が完了した場合には(判断S110のNo)、処理終了する。
【0065】
そのように、各ページの印刷対象画像の記録出力のたびに色ズレが補正されるため、色ズレの経時変化に迅速に追従して補正することができ、高品質な印刷画質を維持することができる。
【0066】
しかし、判断107において、上限値を超える色ズレ量となった場合(判断S107のYes)、つまり、画像記録範囲外に形成した第1の色ズレ検出パターンの測定による色ズレ補正では十分な補正を行えない事態になった場合に限って、処理S111の高精度色ズレ補正処理を行う。
【0067】
処理S111の高精度色ズレ補正処理の具体的な処理手順について、図9に示す。
【0068】
同図において、先ず、図7に示したように、印刷対象画像の書き込み・転写形成に代えて、第2の色ズレ検出パターン(画像記録範囲用)を、転写ベルト151上の画像印刷範囲内に書き込み・転写形成する(処理S201)。
【0069】
そして、その第2の色ズレ検出パターンの位置を測定する(処理S202)。その測定結果に基づいて、色ズレ補正データを高精度で再算出し(処理S203)、その再算出した色ズレ補正データをパラメータメモリ5の記憶領域5aに更新・記憶する(処理S204)。
【0070】
それにより、次ページの印刷対象画像の記録出力時には、高精度に色ズレ補正された高品質な出力が再び得られるようになる。」

(7)「【0091】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、通常時は、印刷対象画像の書き込み・転写形成と並行して、前記第1の色ズレ検出パターンの書き込み・転写形成を行うようにすることで、色ズレ補正を印刷対象画像の書き込み・転写形成と並行して行えるようになると共に、色ズレ量が多い場合に限って、印刷対象画像の書き込み・転写形成を中断して、前記第2の色ズレ検出パターンの書き込み・転写形成を行うようにすることで、即座に高精度な色ズレ補正を行うことができるようになるため、比較的コストや時間をかけることなく記録画像品質の向上が可能となる効果が得られる。」

(8)上記(1)ないし(7)から、第2の構成例のプロッタ6を備えたカラー画像形成装置として、引用例1には次の発明が記載されているものと認められる。
「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色成分に対応した感光体としての感光体ドラム102C、102M、102Y、及び、102Kと、
それら各感光体ドラム102x(x=C、M、Y、または、K)とそれぞれ対になる転写ローラ104C、104M、104Y、及び、104Kと、
各感光体ドラム102xの表面を一様に帯電する帯電器と、
一様に帯電された後の各感光体ドラム102xの表面の色成分xの画像の内容に応じた位置をレーザー光やLED光のスキャン制御により除電して静電潜像を形成する書き込みユニット101xと、
各書き込みユニット101xを制御するプロッタ制御部110と、
前記静電潜像にトナー付着し現像してトナー像xとなす現像器103xと、
駆動ローラ152と従動ローラ153とに掛け渡されて、モータにより回転駆動される駆動ローラ152により、各感光体ドラム102xと、それら各感光体ドラム102xとそれぞれ対になる転写ローラ104xとの間に挟持されつつ、一方向に回転する転写ベルト151と、
2次転写ローラ160と、
搬送ローラ108と、
定着部109とを有するタンデム方式且つ間接転写方式であるプロッタ6を備え、
さらに、
ROM3に書き込まれた制御手順を実行して、RAM4を作業領域として使用しつつ装置各部を制御する中央演算処理装置CPU2と、
CPU2が装置各部を制御するための制御手順を記したプログラムや、その制御手順において参照される固定的なデータが記憶されているリードオンリメモリROM3と、
システム制御部2の作業領域として、印刷しようとする1ページ分の画像データを展開したりするなど、一時的なデータを記憶するために使用されるランダムアクセスメモリRAM4と、
装置動作に関連したデータのうち、一時的ではく、装置電源しゃ断時にも保持して次回の動作時にも参照される性質のデータを記憶するためのパラメータメモリ5と、
システムバス9と、
光検出センサ120とを備え、
プロッタ制御部110は、システムバス9を介してCPU2から印刷対象の画像データを受け取り、所定の書き込みタイミングで各書き込みユニット101xに出力して、各感光体ドラム102x上に各色成分xの画像を書き込ませ、その際、各感光体ドラム102xと転写ベルト151との設計上の位置関係などから決まる理論的な書き込みタイミングを、各感光体102x、転写ベルト151、書き込みユニット101xの光学系等の相互の機械的な誤差や、それらの誤差の経時的な変動に起因する色ズレが生じないように、転写ベルト151の終端部に配設された光検出センサ120により検出された第1または第2の色ズレ検出パターンの色ズレ量に基づいて作成してパラメータメモリに記憶している色ズレ補正データ5aを参照して補正し、書き込みユニット101xによる感光体ドラム102xへの書き込みタイミングを、感光体ドラム102xの転写ベルト151に対する配置位置に応じて相互にずらすことで、CMYK各色成分のトナー像xを転写ベルト151上の所定の画像記録範囲内に直接カラー重ね画像として転写形成し、その転写形成したカラー重ね画像を、2次転写ローラ160と駆動ローラ152との間に挟持つつ回転搬送することで、転写ベルト151上に転写形成されたカラー重ね画像を、搬送ローラ108により搬送されてきた記録紙上に再転写し、定着部109により熱定着して排出するカラー画像形成装置において、
PC20から転送されてくるカラーの印刷対象画像を、転写ベルト151上の幅方向中央部の画像記録範囲内に転写形成すると同時に、その画像記録範囲外である、左側画像記録範囲外、及び、右側画像記録範囲外に、ROM3の記憶領域3bに記憶された第1の色ズレ検出パターンデータ(両端用)を印刷対象画像の両端に隣接して設定された余白スペースに付加した上で、その印刷対象画像の書き込み・転写形成を行うことにより、その印刷対象画像の画像記録範囲内への転写形成と並行して、第1の色ズレ検出パターンとなるCMYKの各色成分に対応した帯状のパターンを形成し、経時変化により、現在記憶されている色ズレ補正データ5aに基づいた書き込み補正によってもCMYK各色の第1の色ズレ検出パターンの相互のズレが生じてしまう場合には、その生じたズレを相殺するように、色ズレ補正データ5aにおける各色の補正量を変更することで、画像記録範囲内への印刷対象画像の形成と並行した色ズレ補正を可能となし、
画像記録範囲外に形成した第1の色ズレ検出パターンを光検出センサ120で測定して得られた色ズレ量が所定の上限値を越えている場合、複数のページで構成される印刷対象画像の記録出力動作の途中であっても、画素記録範囲内に、高精度な色ズレ補正のための第2の色ズレ検出パターンを形成して、実際に記録出力される画像における色ズレを正確に測定・補正するようにした、カラー画像形成装置であって、
CPU2が、ステップS101で、PC20から転送されている、1ページまたは複数ページで構成される印刷対象画像のうちの1ページ分の印刷対象画像データに第1の色ズレ検出パターン(両端用)を付加し、ステップS102で、その印刷対象画像データをプロッタ制御部110に渡して、色ズレ補正データ5aを参照しつつ書き込み位置補正をさせて印刷対象画像データをCMYKの各色成分に対応した感光体ドラム102xに書き込むことにより、転写ベルト151上の画像記録範囲内に印刷対象画像を形成させると共に、両端の画像記録範囲外に第1の色ズレ検出パターンを形成し、ステップS103で、この第1の色ズレ検出パターンの位置を光検出センサ120により検出した上で、ステップS104で、画像記録済みの記録紙を排出し、ステップS105で、当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後、第1の色ズレ検出パターンの位置の測定結果に基づいて色ズレ量を算出し、ステップS106で、その算出した色ズレ量を、予めROM3に設定・記憶されている色ズレ量上限値3aと比較し、その比較の結果上限値を超えた場合には、ステップS111で、高精度色ズレ補正処理を行った上でステップS110に進み、ステップS106での比較の結果上限値を超えない場合には、ステップS108及びS109で、ステップS105で算出した色ズレ量に基づいて色ズレ補正データ5aを再算出し、パラメータメモリ5の記憶領域に更新・記憶してステップS110に進み、ステップS110で、未処理の次ページの印刷対象画像の有無を判断し、次ページが有る場合には、ステップS101に戻って、次ページについて、ステップS101ないしS110の動作を繰り返し行い、次ページが無い場合、つまり、印刷対象画像を構成する全ページの画像の記録出力が完了した場合には処理を終了し、
前記ステップS111での高精度色ズレ補正処理では、印刷対象画像の書き込み・転写形成に代えて、第2の色ズレ検出パターン(画像記録範囲用)を、転写ベルト151上の画像印刷範囲内に書き込み・転写形成し、その第2の色ズレ検出パターンの位置を測定し、その測定結果に基づいて、色ズレ補正データ5aを高精度で再算出し、その再算出した色ズレ補正データ5aをパラメータメモリ5の記憶領域に更新・記憶することにより、次ページの印刷対象画像の記録出力時には、高精度に色ズレ補正された高品質な出力が再び得られるようにして、
通常時は、印刷対象画像の書き込み・転写形成と並行して、前記第1の色ズレ検出パターンの書き込み・転写形成を行うようにすることで、色ズレ補正を印刷対象画像の書き込み・転写形成と並行して行えるようになると共に、色ズレ量が多い場合に限って、印刷対象画像の書き込み・転写形成を中断して、前記第2の色ズレ検出パターンの書き込み・転写形成を行うようにすることで、即座に高精度な色ズレ補正を行うことができるようになるため、比較的コストや時間をかけることなく記録画像品質の向上を可能とした、カラー画像形成装置。」(以下「引用発明」という。)

4 対比
本願補正発明と引用発明とを対比する。
(1)引用発明の「転写ベルト151」、「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色成分に対応した感光体としての感光体ドラム102C、102M、102Y、及び、102K」、「各感光体ドラム102xの表面を一様に帯電する帯電器」、「一様に帯電された後の各感光体ドラム102xの表面の色成分xの画像の内容に応じた位置をレーザー光やLED光のスキャン制御により除電して静電潜像を形成する書き込みユニット101x」、「色成分xの画像の内容に応じた位置をレーザー光やLED光のスキャン制御により除電」、「トナー」、「『トナー像x』、『カラー重ね画像』」、「静電潜像にトナー付着し現像してトナー像xとなす現像器103x」、「各感光体ドラム102x(x=C、M、Y、または、K)とそれぞれ対になる転写ローラ104C、104M、104Y、及び、104K」、「記録紙」、「第2次転写ローラ160」、「カラー画像形成装置」、「画像記録範囲外」、「第1の色ズレ検出パターン」、「光検出センサ120」、「『両端の画像記録範囲外に第1の色ズレ検出パターンを形成し、ステップS103で、この第1の色ズレ検出パターンの位置を光検出センサ120により検出した』上で、『第1の色ズレ検出パターンの位置の測定結果に基づいて色ズレ量を算出』し、『算出した色ズレ量に基づいて色ズレ補正データ5aを再算出』」、「書き込みユニット101x」、「『測定結果』又は『色ズレ量』」、「色ズレ補正データ5a」、「再算出」及び「CPU2及びプロッタ制御部110」は、それぞれ、本願補正発明の「中間転写部材」、「複数の感光部材」、「複数の帯電ユニット」、「複数の露光ユニット」、「像露光」、「像可視化剤」、「可視像」、「複数の現像ユニット」、「複数の第1転写ユニット」、「記録媒体」、「第2転写ユニット」、「画像形成装置」、「外側の領域」、「補正用パターン画像」、「検出部」、「『検出部により得られる検出結果に基づ』いて『設定値』を『補正する』」、「前記帯電ユニット、前記露光ユニット、及び前記現像ユニットのうち、少なくとも1つのユニット」、「検出結果」、「設定値」、「補正する」及び「補正制御部」に相当する。

(2)引用発明において、「中間転写部材(転写ベルト151)」は、駆動ローラ152と従動ローラ153とに掛け渡されて、モータにより回転駆動される駆動ローラ152により、「複数の感光部材(各感光体ドラム102x)」と、それら「複数の感光部材」とそれぞれ対になる「複数の第1転写ユニット(転写ローラ104x)」との間に挟持されつつ、一方向に回転するようになっているから、引用発明の「複数の感光部材」と本願補正発明の「複数の感光部材」とは「前記中間転写部材の移動方向に沿って配置された」点で一致するといえる。

(3)引用発明の「複数の帯電ユニット(帯電器)」は、「複数の感光部材(各感光体ドラム102x)」の表面を一様に帯電するものであるから、本願補正発明の「複数の帯電ユニット」と、「前記複数の感光部材表面を均一に帯電させる」点で一致する。

(4)引用発明の「複数の露光ユニット(書き込みユニット101x)」は、一様に帯電された後の「複数の感光部材(各感光体ドラム102x)」の表面「を像露光(の色成分xの画像の内容に応じた位置をレーザー光やLED光のスキャン制御により除電)」して静電潜像を形成するから、本願補正発明の「複数の露光ユニット」と、「帯電した感光部材表面に像露光し静電潜像を形成する」点で一致する。

(5)引用発明の「複数の現像ユニット(現像器103x)」は、前記静電潜像に「像可視化剤(トナー)」付着し現像して「可視像(トナー像x)」となすものであり、前記静電潜像とは上記(4)によれば「帯電した感光部材表面に像露光し形成」されたものであり、「感光部材」が表面に保持しているものであるから、本願補正発明の「複数の現像ユニット」と、「静電潜像を保持した感光部材に像可視化剤を供給し、前記複数の感光部材上に可視像を形成する」点で一致する。

(6)引用発明において、「中間転写部材(転写ベルト151)」は、駆動ローラ152と従動ローラ153とに掛け渡されて、モータにより回転駆動される駆動ローラ152により、「複数の感光部材(各感光体ドラム102x)」と、それら「複数の感光部材」とそれぞれ対になる「複数の第1転写ユニット(転写ローラ104x)」との間に挟持されつつ、一方向に回転するものであり、CMYK各色成分の「可視像(トナー像x)」は、「中間転写部材」上の所定の画像記録範囲内に直接「可視像(カラー重ね画像)」として転写形成されるところ、この転写は「複数の感光部材」から「複数の第1転写ユニット」によりなされることが当業者に自明であるから、引用発明の「複数の第1転写ユニット」と本願補正発明の「複数の第1転写ユニット」とは「前記複数の感光部材上に形成された可視像を前記中間転写部材上に転写させる」ものである点で一致する。

(7)引用発明の「画像形成装置(カラー画像形成装置)」は、「中間転写部材(転写ベルト151)」上の所定の画像記録範囲内に直接転写形成した「可視像(カラー重ね画像)」を、「第2転写ユニット(2次転写ローラ160)」と駆動ローラ152との間に挟持つつ回転搬送することで、「中間転写部材」上に転写形成された「可視像」を、搬送ローラ108により搬送されてきた「記録媒体(記録紙)」上に再転写し、定着部109により熱定着して排出するから、引用発明の「第2転写ユニット」と本願補正発明の「第2転写ユニット」とは「中間転写部材上に転写された可視像を記録媒体に転写させる」ものである点で一致する。

(8)引用発明において、「画像形成装置(カラー画像形成装置)」は、PC20から転送されてくるカラーの印刷対象画像を、「中間転写部材(転写ベルト151)」上の幅方向中央部の画像記録範囲内に転写形成すると同時に、その「外側の領域(画像記録範囲外)」である、左側「外側の領域」、及び、右側「外側の領域」に、ROM3の記憶領域3bに記憶された「補正用パターン画像(第1の色ズレ検出パターンデータ)」(両端用)を印刷対象画像の両端に隣接して設定された余白スペースに付加した上で、その印刷対象画像の書き込み・転写形成を行うことにより、その印刷対象画像の画像記録範囲内への転写形成と並行して、「補正用パターン画像」となるCMYKの各色成分に対応した帯状のパターンを形成し、経時変化により、現在記憶されている「設定値(色ズレ補正データ5a)」に基づいた書き込み補正によってもCMYK各色の「補正用パターン画像」の相互のズレが生じてしまう場合には、その生じたズレを相殺するように、「設定値」における各色の補正量を変更することで、画像記録範囲内への印刷対象画像の形成と並行した色ズレ補正を可能となしたものであり、前記「補正用パターン画像」は「中間転写部材」の終端部に配設された「検出部(光検出センサ120)」により検出されるものであり、ここで、「検出部」が「補正用パターン画像」を検出するとき「検出部」が「補正用パターン画像」に対向していることは当業者に自明であるから、引用発明の「中間転写部材」と本願補正発明の「中間転写部材」とは「移動方向と直交する方向で予め設定された前記記録媒体の最大領域よりも外側の領域に補正用パターン画像を形成するための領域を有」する点で一致し、引用発明の「補正用パターン画像」と本願補正発明の「補正用パターン画像」とは「記録媒体に転写させる可視像を中間転写部材上に転写させながら前記外側の領域に形成される」点で一致し、引用発明の「検出部」と本願補正発明の「検出部」とは「前記補正用パターン画像と対向する位置で前記補正用パターン画像を検出する」点で一致するといえる。

(9)引用発明において、CPU2は、ステップS101で、PC20から転送されている、1ページまたは複数ページで構成される印刷対象画像のうちの1ページ分の印刷対象画像データに「補正用パターン画像(第1の色ズレ検出パターン)」(両端用)を付加し、ステップS102で、その印刷対象画像データをプロッタ制御部110に渡して、「設定値(色ズレ補正データ5a)」を参照しつつ書き込み位置補正をさせて印刷対象画像データをCMYKの各色成分に対応した「複数の感光部材(感光体ドラム102x)」に書き込むことにより、「中間転写部材(転写ベルト151)」上の画像記録範囲内に印刷対象画像を形成させると共に、両端の「外側の領域(画像記録範囲外)」に「補正用パターン画像」を形成し、ステップS103で、この「補正用パターン画像」の位置を「検出部(光検出センサ120)」により検出した上で、ステップS104で、画像記録済みの「記録媒体(記録紙)」を排出し、ステップS105で、当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後、「補正用パターン画像」の位置の「検出結果(測定結果)」に基づいて色ズレ量を算出し、ステップS106で、その「検出結果(算出した色ズレ量)」を、予めROM3に設定・記憶されている色ズレ量上限値3aと比較し、その比較の結果上限値を超えた場合には、ステップS111で、高精度色ズレ補正処理を行った上でステップS110に進み、ステップS106での比較の結果上限値を超えない場合には、ステップS108及びS109で、ステップS105で「検出結果(算出した色ズレ量)」に基づいて「設定値(色ズレ補正データ5a)」を「補正し(再算出し)」、パラメータメモリ5の記憶領域に更新・記憶することにより、次ページの印刷対象画像の記録出力時には、高精度に色ズレ補正された高品質な出力が再び得られるようにしており、ここで、上記「設定値(色ズレ補正データ5a)」の「補正」及びパラメータメモリ5の記憶領域への更新・記憶は、ステップS104で、画像記録済みの「記録媒体(記録紙)」を排出し、ステップS105で、当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後、次ページの印刷対象画像の記録出力前に行っているから、「複数の感光部材」に「可視像(トナー像x)」が形成されてから次の「可視像」のページが形成される間、すなわちページ間に相当する「感光部材」の領域が「前記帯電ユニット、前記露光ユニット、及び前記現像ユニットのうち、少なくとも1つのユニット(書き込みユニット101x)」の直下を通過している期間に行われることは当業者に自明である。
したがって、引用発明の「補正制御部(CPU2及びプロッタ制御部110)」と本願補正発明の「補正制御部」とは「前記検出部により得られる検出結果に基づいて、前記露光ユニットの設定値を、前記感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が前記ユニットの直下を通過している期間に補正する」点で一致する。

(10)引用発明の「画像形成装置(カラー画像形成装置)」は、プロッタ制御部110が、システムバス9を介してCPU2から印刷対象の画像データを受け取り、所定の書き込みタイミングで各「露光ユニット(書き込みユニット101x)」に出力して、各感光体ドラム102x上に各色成分xの画像を書き込ませ、その際、各感光体ドラム102xと転写ベルト151との設計上の位置関係などから決まる理論的な書き込みタイミングを、各感光体102x、転写ベルト151、「露光ユニット」の光学系等の相互の機械的な誤差や、それらの誤差の経時的な変動に起因する色ズレが生じないように、転写ベルト151の終端部に配設された光検出センサ120により検出された第1または第2の色ズレ検出パターンの色ズレ量に基づいて作成してパラメータメモリに記憶している「設定値(色ズレ補正データ5a)」を参照して補正し、「露光ユニット」による感光体ドラム102xへの書き込みタイミングを、感光体ドラム102xの転写ベルト151に対する配置位置に応じて相互にずらすことで、CMYK各色成分のトナー像xを転写ベルト151上の所定の画像記録範囲内に直接カラー重ね画像として転写形成するものであり、且つ、CPU2が、ステップS101で、PC20から転送されている、1ページまたは複数ページで構成される印刷対象画像のうちの1ページ分の印刷対象画像データに第1の色ズレ検出パターン(両端用)を付加し、ステップS102で、その印刷対象画像データをプロッタ制御部110に渡して、「設定値」を参照しつつ書き込み位置補正をさせて印刷対象画像データをCMYKの各色成分に対応した感光体ドラム102xに書き込むことにより、転写ベルト151上の画像記録範囲内に印刷対象画像を形成させると共に、両端の画像記録範囲外に第1の色ズレ検出パターンを形成し、ステップS103で、この第1の色ズレ検出パターンの位置を光検出センサ120により検出した上で、ステップS104で、画像記録済みの記録紙を排出し、ステップS105で、当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後、第1の色ズレ検出パターンの位置の測定結果に基づいて色ズレ量を算出し、ステップS106で、その算出した色ズレ量を、予めROM3に設定・記憶されている色ズレ量上限値3aと比較し、その比較の結果上限値を超えた場合には、ステップS111で、高精度色ズレ補正処理を行った上でステップS110に進み、ステップS106での比較の結果上限値を超えない場合には、ステップS108及びS109で、ステップS105で算出した色ズレ量に基づいて「設定値」を「補正(再算出)」するものであるから、引用発明の「画像形成装置」は、「露光ユニット」の書き込みタイミングに関する「設定値」を「補正」する必要があるものであり、引用発明の「画像形成装置」において、上記「露光ユニットの設定値の補正」は、画像記録済みの記録紙を排出し当該ページの画像についての記録出力動作を完了させた後に行われており、且つ、ステップS108及びS109で、「露光ユニットの設定値の補正」を行った後は、ステップS110に進み、未処理の次ページの印刷対象画像の有無を判断し、次ページが有る場合には、ステップS101に戻って、次ページについて、ステップS101ないしS110の動作を繰り返し行って、次ページの画像についての記録出力動作を行うから、引用発明において「露光ユニットの設定値の補正」はページ間で行っているといえる。
したがって、引用発明の「補正制御部(CPU2及びプロッタ制御部110)」と本願補正発明の「前記少なくとも1つのユニットの設定値を補正する必要がある場合に、前記可視像の頁間の位置情報を読み込み、前記帯電ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記帯電ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記現像ユニットの設定値を補正する場合には、前記位置情報により得られる前記頁間に相当する領域が前記現像ユニットの直下に到達するタイミングで補正する補正制御部」とは、「前記露光ユニットの設定値を補正する必要がある場合であって、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下を通過している期間に補正する」点で一致する。

(11)上記(1)ないし(10)からみて、本願補正発明と引用発明とは、
「中間転写部材と、前記中間転写部材の移動方向に沿って配置された複数の感光部材と、前記複数の感光部材表面を均一に帯電させる複数の帯電ユニットと、帯電した感光部材表面に像露光し静電潜像を形成する複数の露光ユニットと、静電潜像を保持した感光部材に像可視化剤を供給し、前記複数の感光部材上に可視像を形成する複数の現像ユニットと、前記複数の感光部材上に形成された可視像を前記中間転写部材上に転写させる複数の第1転写ユニットと、前記中間転写部材上に転写された可視像を記録媒体に転写させる第2転写ユニットとを備えた画像形成装置において、
前記中間転写部材は、移動方向と直交する方向で予め設定された前記記録媒体の最大領域よりも外側の領域に補正用パターン画像を形成するための領域を有し、
前記記録媒体に転写させる可視像を前記中間転写部材上に転写させながら前記外側の領域に形成される前記補正用パターン画像と対向する位置で前記補正用パターン画像を検出する検出部と、
前記検出部により得られる検出結果に基づいて、前記露光ユニットの設定値を、前記感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下を通過している期間に補正する補正制御部とを有し、
前記補正制御部は、
前記露光ユニットの設定値を補正する必要がある場合であって、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下を通過している期間に補正する、画像形成装置。」の点で一致し、次の点で相違する。

相違点:
本願補正発明では、前記補正制御部が、前記可視像の頁間の位置情報を読み込み、前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングを前記位置情報により得て、前記露光ユニットの設定値の補正を該タイミングで行うのに対して、
引用発明では、前記露光ユニットの設定値の補正が、「位置情報により得られる頁間に相当する領域が露光ユニットの直下に到達するタイミング」でなされるものかどうか明らかでない点。

5 判断
上記相違点について検討する。
(1)補正をページ間が到達するタイミングで行うものは、本願の優先日前に周知である(以下「周知技術1」という。例.特開2006-44029号公報(【0058】?【0061】参照。)、特開2006-35623号公報(【請求項16】、【0024】、【0027】、【0030】、【0032】、【0048】、【0065】、【0099】?【0102】参照。)、特開平11-105335号公報(【0037】参照。)、特開平10-274745号公報(【0018】、【0019】、図2参照。))。

(2)ページ間の到達をページ間を知らせる情報により得るものも、本願の優先日前に周知である(以下「周知技術2」という。例.特開2000-180764号公報(【0080】?【0082】参照。「ページ間信号」が「ページ間を知らせる情報」に相当する。)、特開平10-20220号公報(図11、【0036】参照。「ページ書き込み終了信号PE」が「ページ間を知らせる情報」に相当する。)、特開平8-230233号公報(4頁左欄10?14行、図1参照。「ページ間検出センサ17からの信号a」が「ページ間を知らせる情報」に相当する。)、特開平8-2021号公報(【0007】、【0029】参照。「ページ同期クロックCLK1」が「ページ間を知らせる情報」に相当する。)、特開平7-242024号公報(【0014】参照。「ページ同期クロックCLK1」が「ページ間を知らせる情報」に相当する。))。

(3)上記(1)及び(2)からみて、引用発明において、前記補正制御部が、ページ間を知らせる情報を受けるようにし、該ページ間を知らせる情報を読み込み、前記ページ間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングを前記ページ間を知らせる情報により得て、前記露光ユニットの設定値の補正を該タイミングで行うようになすこと、すなわち、引用発明において、上記相違点に係る本願補正発明の構成となすことは、当業者が周知技術1及び周知技術2に基づいて容易になし得た程度のことである。

(4)本願補正発明の奏する効果は、当業者が引用発明の奏する効果、周知技術1の奏する効果及び周知技術2の奏する効果から予測することができた程度のものである。

(5)まとめ
したがって、本願補正発明は、当業者が引用発明、周知技術1及び周知技術2に基づいて容易に発明をすることができたものである。
本願補正発明は、当業者が引用発明、周知技術1及び周知技術2に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

6 小括
以上のとおり、本願補正発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができないものであるから、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明について
1 本願発明
本件補正は上記第2のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし13に係る発明は、平成24年1月17日付けで補正された特許請求の範囲の請求項1ないし13に記載された事項によって特定されるものであるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成24年1月17日付けで補正された明細書、特許請求の範囲及び図面の記載からみて、上記「第2〔理由〕1(1)」に本件補正前の請求項1として記載したものから上記「第2〔理由〕1(2)イ」のとおりに誤記を訂正した次のものと認める。

「中間転写部材と、前記中間転写部材の移動方向に沿って配置された複数の感光部材と、前記複数の感光部材表面を均一に帯電させる複数の帯電ユニットと、帯電した感光部材表面に像露光し静電潜像を形成する複数の露光ユニットと、静電潜像を保持した感光部材に像可視化剤を供給し、前記複数の感光部材上に可視像を形成する複数の現像ユニットと、前記複数の感光部材上に形成された可視像を前記中間転写部材上に転写させる複数の第1転写ユニットと、前記中間転写部材上に転写された可視像を記録媒体に転写させる第2転写ユニットとを備えた画像形成装置において、
前記中間転写部材は、移動方向と直交する方向で予め設定された前記記録媒体の最大領域よりも外側の領域に補正用パターン画像を形成するための領域を有し、
前記中間転写部材における前記補正用パターン画像と対向する位置で前記補正用パターン画像を検出する検出部と、
前記検出部により得られる検出結果に基づいて、前記帯電ユニット、前記露光ユニット、及び前記現像ユニットのうち、少なくとも1つのユニットの設定値を、前記感光部材上に形成される可視像の頁間に相当する領域が前記ユニットの直下を通過している期間に補正する補正制御部とを有し、
前記補正制御部は、
前記帯電ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記帯電ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記露光ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記露光ユニットの直下に到達するタイミングで補正し、前記現像ユニットの設定値を補正する場合には、前記頁間に相当する領域が前記現像ユニットの直下に到達するタイミングで補正することを特徴とする画像形成装置。」

2 引用例
原査定の拒絶の理由に引用された引用例及びそれらの記載事項は、上記「第2〔理由〕3」に記載したとおりである。

3 対比・判断
本願補正発明は、上記「第2〔理由〕1(2)ア及びウ」のとおり、本願発明の発明特定事項を限定するものである。
そうすると、本願発明の構成要件をすべて含み、さらに限定を付加したものに相当する本願補正発明が、上記「第2〔理由〕5」に記載したとおり、当業者が引用発明、周知技術1及び周知技術2に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も同様の理由により、当業者が引用発明、周知技術1及び周知技術2に基づいて容易に発明をすることができたものである。

4 むすび
本願発明は、以上のとおり、当業者が引用発明、周知技術1及び周知技術2に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-01-28 
結審通知日 2013-01-29 
審決日 2013-02-12 
出願番号 特願2007-8207(P2007-8207)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G03G)
P 1 8・ 575- Z (G03G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 村上 勝見  
特許庁審判長 小牧 修
特許庁審判官 西村 仁志
住田 秀弘
発明の名称 画像形成装置及び画像形成方法  
代理人 伊東 忠重  
代理人 伊東 忠彦  
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