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審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない。 G02F
管理番号 1272057
審判番号 不服2011-26012  
総通号数 161 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-05-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-12-01 
確定日 2013-03-27 
事件の表示 特願2008- 61478「デュアル液晶表示装置」拒絶査定不服審判事件〔平成21年 7月30日出願公開、特開2009-169371〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯及び本願発明
本願は、平成20年3月11日(パリ条約による優先権主張2008年1月17日、大韓民国)の出願であって、平成23年3月2日付けで拒絶の理由が通知され、平成23年6月3日に特許請求の範囲の補正がなされたが、同年8月1日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年12月1日に拒絶査定不服審判請求がなされたものであり、その請求項に係る発明は、平成23年6月3日に補正された特許請求の範囲の請求項1ないし6に記載された事項により特定されるものと認められるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、次のとおりのものである。

「同一な基板上に形成され、第1面に映像を表示する透過型液晶表示パネルからなる第1液晶表示パネル、及び第2面に映像を表示する反射型液晶表示パネルからなる第2液晶表示パネルと、
前記第1液晶表示パネルの下部に位置するバックライトユニットと、
前記第1及び第2液晶表示パネル及び前記バックライトユニットを固定させ、前記第2液晶表示パネルの映像表示面に対応するように開口部を有するハウジングと、
を備え、
前記バックライトユニットは光源及び導光板を含んで構成され、前記第1液晶表示パネルの下部に位置し、
前記導光板の一端には所定の角度を有し、前記導光板を通じて送られた光の一部を前記第2液晶表示パネルに入射させる傾斜部が形成されている、ことを特徴とするデュアル液晶表示装置。」

2 刊行物の記載
原査定の拒絶の理由に引用された、本願の優先日前に頒布された刊行物である特開2007-163535号公報(以下「引用刊行物」という。)には、以下の記載がある。

(1)「【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、
電気光学物質を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、
光を射出する光源と、
前記第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材と、
前記第2電気光学パネルの前記第1導光部材が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光部材を導光した光を受光する領域を備え、前記第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材とを備えることを特徴とする電気光学装置。
【請求項2】
前記第1導光部材が、平面的に前記第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記第1導光部材が前記第2導光部材と平面的に重なる領域まで延在して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
【請求項4】
前記第1電気光学パネルの一対の基板と前記第2電気光学パネルの一対の基板のそれぞれが同一の基板により一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
【請求項5】
前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部が、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるように傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気光学装置。」

(2)「【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
【0018】
[液晶装置]
まず、本発明の液晶装置の一実施形態である液晶表示装置について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る液晶表示装置1は、両面から視認可能な両面表示方式となっており、図1に示すように、筐体2内に設けられ、一対のセグメント基板(基板)4,コモン基板5からなる液晶パネル10と、液晶パネル10にバックライトとして用いられる照明装置30とを備えている。なお、本実施形態では、スイッチング素子を用いないパッシブマトリクス方式の液晶パネルを例に挙げて説明する。
【0019】
液晶パネル10は、図1に示すように、第1表示領域Aと第2表示領域Bとに分かれている。この第2表示領域Bの視認側の面と反対側の面が第1表示領域Aの視認側の面となっている。すなわち、第1表示領域Aは、セグメント基板4側が視認側となっており、矢印Cから液晶表示装置1を観察可能になっている。また、第2表示領域Bは、コモン基板5側が視認側となっており、矢印Dから液晶表示装置1を観察可能になっている。このようにして、液晶表示装置1は、液晶パネル10の両面で視認を行うようになっている。
【0020】
セグメント基板4の外面4a(第1表示領域Aの視認側の面,第2表示領域Bの視認側の面との反対の面)には、第1表示領域Aに第1射出側偏光板22が、第2表示領域Bに第2入射側偏光板26が、それぞれ設けられている。
また、コモン基板5の外面5a(第1表示領域Aの視認側の面の反対の面,第2表示領域Bの視認側の面)には、第1表示領域Aに第1入射側偏光板21が、第2表示領域Bに第2射出側偏光板27がそれぞれ設けられている。
なお、第1射出側偏光板22及び第2射出側偏光板26、第1入射側偏光板21及び第2入射側偏光板27は、隙間を空けてそれぞれ配置されている。
【0021】
また、第2入射側偏光板26のセグメント基板4と対向する面と反対側の面26aには、後述する導光板32を導光した光を第2表示領域Bに反射させる反射板(第2導光部材)28が設けられている。この第2入射側偏光板26及び反射板28は、略同一の大きさとなっている。この構成により、反射板28において反射した光が、第2入射側偏光板26を必ず通過するようになっている。
また、セグメント基板4には、液晶パネル10の画像表示処理を行うドライバ6が実装されている。
【0022】
次に、液晶パネル10の詳細について説明する。
液晶パネル10は、図2に示すように、セグメント基板4と、当該基板4に対向配置されたコモン基板5とが、例えばスペーサを兼ねる導電性粒子(図示しない)の混入されたシール材11によって一定の間隙を保って貼り合わされている。また、このシール材11によって区画された領域に例えばSTN(super Twisted Nematic)型の液晶(電気光学物質)12が封入された構成となっている。
【0023】
コモン基板5の液晶層12側の面には、周辺遮光膜13,カラーフィルタ14と、オーバーコート層15,コモン電極16,配向膜17とがこの順に積層されて形成されている。また、セグメント基板4の液晶12側の面には、セグメント電極18が所定形状にパターニングされており、このセグメント電極18上には、配向膜19が形成されている。これら共コモン電極16及びセグメント電極18は、ITOなどの透光性導電材料によって形成されており、配向膜17,19は、ポリイミド等によって形成されている。さらに、セグメント基板4及びコモン基板5は、例えば、ガラスなどの透明材料からなる光透過性基板である。
【0024】
次に、照明装置30について説明する。
照明装置30は、図1に示すように、フレーム30aに固定されており、光を射出する光源31と、コモン基板5側(第1表示領域Aの視認側の面と対向する面側)に配置されるとともに、液晶パネル10に光源31から射出された光を入射させる第1導光板(第1導光部材)32とを備えている。
光源31は、フレキシブル基板36上に実装されており、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)で構成されているものとする。光源31は、LED以外のもので構成してもよく、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子、端面発光半導体レーザ又は面発光半導体レーザなどの半導体レーザなどで光源を構成してもよい。また、冷陰極管で光源を構成してもよい。
【0025】
第1導光板32の大きさは、第1表示領域Aを覆うとともに、第2表示領域Bと重ならない大きさとなっている。具体的には、光源31が配置されている端面32aに対向する第1導光板32の端面32bが、第2射出側偏光板27の端面27aまで位置している。
また、第2入射側偏光板26及び反射板28は、第2射出側偏光板27に対向した位置に設けられるとともに、第2表示領域Bの視認側から見て第1導光板32の端部32cに重なるように配置されている。これにより、第1導光板32の端部32cまで導光した光が、反射板28において反射され易くなっている。
【0026】
さらに、液晶パネル10の構成部材が、第1導光板32を射出し反射板28に向かう光の光路を避けて配置されている。すなわち、図2に示すように、第1導光板32を射出し反射板28に向かう光の光路上には、第1入射側偏光板21,第1射出側偏光板22,第2射出側偏光板27,カラーフィルタ14,オーバーコート層15,コモン電極16及び配向膜17等の液晶パネル10の透過率を低下させる構成部材が設けられてない。これにより、反射板28に向かう光は、遮光されることがないため、第1導光板32を射出した光は、十分な透過率により反射板28に入射される。したがって、十分な光により第2表示領域Bを照明することが可能となっている。
【0027】
第1導光板32は、アクリル樹脂などの光透過性材料からなる板材であり、液晶パネル10側の面32eの反対の面32dには、反射シート35が設けられている。そして、この反射シート35により、第1導光板32を導光する光を効率良く液晶パネル10側に反射させている。また、第1導光板32の液晶パネル10側の面32eには、拡散シート33及びプリズムシート34が順に設けられている。
拡散シート33は、第1導光板32からの射出光を拡散させる板形状のシート部材である。拡散シート33としては、拡散剤を分散させたアクリルシートなどを使用することが可能である。この拡散シート33により、第1導光板32からの射出光の面輝度を均一化し得るとともに、プリズムシート34の溝や凹凸形状の映りこみ(輝度ムラ)を防止し得るようになっている。
また、プリズムシート34は、透明なアクリル樹脂などからなる平板状の板材の一面側(液晶パネル10側)がプリズム面とされ、例えば側面三角波状の周期的な凹凸(図示略)が形成されて構成されている。
また、プリズムシート34の光源31側の端部には、照明装置30と液晶パネル10とを接着する両面テープ37が設けられている。
【0028】
次に、以上の構成からなる本実施形態の液晶表示装置1の作用について、以下に説明する。
まず、光源31から射出された光は、第1導光板32に入射し、第1導光板32の内部を導光する。そして、この第1導光板32を導光する光は、内部を導光しながら第1表示領域Aを照明する。図2に示すように、第1導光板32の端部32cまで導光した光の一部の光Lは、反射板28に向けて射出され、反射板28において反射する。反射板28において反射した光Lは、第2入射側偏光板26を介して第2表示領域Bのセグメント基板4,コモン基板5及び第2射出側偏光板27を通過して射出される。このようにして、第1,第2表示領域A,Bから画像を確認することが可能となる。
【0029】
本実施形態に係る液晶表示装置1では、第1導光板32が、第1表示領域Aだけでなく、第2表示領域Bの照明を兼ねることが可能になり、コストの低減を図ることになる。したがって、第2表示領域B用に第1導光板32を設けることなく、薄型かつ明るい表示が可能な液晶表示装置1を得ることが可能になる。さらに、一対のセグメント基板4,コモン基板5に第1表示領域Aと第2表示領域Bとを設けることにより、製造コストを低減することが可能となる。」

(3)図1及び図2は、次のものである。


3 引用発明
(1)上記2(1)によれば、引用刊行物には、
「電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、
電気光学物質を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、
光を射出する光源と、
前記第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材と、
前記第2電気光学パネルの前記第1導光部材が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光部材を導光した光を受光する領域を備え、前記第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材とを備え、
前記第1導光部材は、平面的に前記第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであり、
前記第1電気光学パネルの一対の基板と前記第2電気光学パネルの一対の基板のそれぞれは、同一の基板により一体に形成されており、
前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部が、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるように傾斜している電気光学装置。」が記載されているものと認められる。

(2)ここで、引用刊行物の図1、2及び上記2(2)の記載によれば、上記(1)の電気光学装置の実施形態においては、上記電気光学装置は、液晶表示装置であって、上記電気光学装置における「電気光学物質」、「電気光学パネル」、「第1導光部材」、「第2導光部材」は、それぞれ、「液晶」、「液晶パネル」、「第1導光板」及び「反射板」であり、同じく「光を射出する光源」は、「液晶パネル10」すなわち「第1電気光学パネル」のバックライトとして用いられる照明装置である。また、上記電気光学装置の「第1電気光学パネル」、「第2電気光学パネル」、「光源」及び「第1導光部材」は、これらを固定する筐体(フレーム)に設けられ、筐体には、第1電気光学パネル及び第2電気光学パネルの表示領域が視認できるように開口が設けられているものと認められる。

(3)以上によれば、引用刊行物には、
「液晶を挟持する一対の基板からなる第1液晶パネルと、
液晶を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1液晶パネルと平面的に並んで配置された第2液晶パネルと、
光を射出する光源と、
前記第1液晶パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1液晶パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光板と、
前記第2液晶パネルの前記第1導光板が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光板を導光した光を受光する領域を備え、前記第2液晶パネルに光を入射させる反射板と、
前記第1液晶パネル、前記第2液晶パネル、前記光源及び前記第1導光板を固定し、前記第2液晶パネルの表示領域に対応する開口が設けられた筐体とを備え、
前記光源は、前記第1電気光学パネルのバックライトとして用いられる照明装置であり、
前記第1導光板は、平面的に前記第2液晶パネルの表示領域と重ならない大きさであり、
前記第1液晶パネルの一対の基板と前記第2液晶パネルの一対の基板のそれぞれは、同一の基板により一体に形成されており、
前記第1導光板の前記第2液晶パネル側の端部が、前記第1導光板を導光した光を前記反射板に向けて反射させるように傾斜している液晶表示装置。」(以下「引用発明」という。)
が記載されているものと認められる。

4 対比・判断
(1)本願発明と引用発明を対比するに、引用発明の「第1液晶パネル」は、第1液晶パネルに光を入射させる第1導光板が視認側の面の反対の面に設けられるものであるから、「透過型液晶表示パネル」といえる。
また、引用発明の「第2液晶パネル」は、第1導光板を導光した光を前記第1導光板が設けられた側とは反対の面に設けられた反射板により第2液晶パネルに反射して表示するものであるから、「反射型液晶表示パネル」であるといえ、その視認側の面は、前記第1導光板が設けられた側の面であり、第1液晶パネルの視認側の面とは反対の面となる。
したがって、引用発明の「液晶表示装置」は、両面から視認可能な両面表示方式の液晶表示装置であり、「デュアル液晶表示装置」といえる。
そして、引用発明において、「前記第1液晶パネルの一対の基板と前記第2液晶パネルの一対の基板のそれぞれは、同一の基板により一体に形成されて」いるから、本願発明と引用発明は、「同一な基板上に形成され、第1面に映像を表示する透過型液晶表示パネルからなる第1液晶表示パネル、及び第2面に映像を表示する反射型液晶表示パネルからなる第2液晶表示パネルを備えるデュアル液晶表示装置」の点で一致する。

(2)本願発明の「バックライトユニット」は「前記第1液晶表示パネルの下部」に位置するものとされるところ、「第1液晶表示パネル」は「第1面に映像を表示する透過型液晶表示パネルからなる」ものとされることに照らせば、「前記第1液晶表示パネルの下部」とは、映像を表示する前記「第1面」の反対側を表現したものと解される。
そして、引用発明の「光源」及び「第1導光板」がそれぞれ本願発明の「光源」及び「導光板」に相当するところであり、引用発明の「光源」は、「前記第1電気光学パネルのバックライトとして用いられる照明装置」であるから、「前記第1液晶表示パネルの視認側の面」すなわち「映像を表示する前記第1面の反対側」に位置するものといえる。
したがって、引用発明は、本願発明の「前記第1液晶表示パネルの下部に位置するバックライトユニット」、「前記バックライトユニットは光源及び導光板を含んで構成され、前記第1液晶表示パネルの下部に位置し」との構成を備えるものといえる。

(3)引用発明の「筐体」は、「前記第1液晶パネル、前記第2液晶パネル、前記光源及び前記第1導光板を固定し、前記第2液晶パネルの表示領域に対応する開口が設けられた」ものであるから、本願発明の「ハウジング」に相当するところであり、本願発明と引用発明は、「前記第1及び第2液晶表示パネル及び前記バックライトユニットを固定させ、前記第2液晶表示パネルの映像表示面に対応するように開口部を有するハウジング」を備える点で一致する。

(4)引用発明は、「前記第1導光板の前記第2液晶パネル側の端部が、前記第1導光板を導光した光を前記反射板に向けて反射させるように傾斜している」ものであるところ、この「傾斜」は、前記第1導光板を導光した光が前記第2液晶パネルを照明すべく「所定の角度」を有すると考えられるから、本願発明と引用発明は、「前記導光板の一端には所定の角度を有し、前記導光板を通じて送られた光の一部を前記第2液晶表示パネルに入射させる傾斜部が形成されている」点で一致する。

(5)以上によれば、引用発明は、本願発明の構成をすべて備えるものであって、両者間に格別の相違は認められない。
したがって、本願発明は、引用刊行物に記載された発明と認められる。

(6)請求人は、審判請求の理由において、「引用文献2に示される電気光学パネルはいずれも透過型液晶表示パネルであり」と主張するが、上記(1)のとおりであって、採用できない。また、請求人は、同理由において、「本願発明の表示装置では、導光板の傾斜部を通じて(全て)送られた光により、第2液晶表示パネルに対して均一に光を照射かつ導入できるものであり」とも主張するが、本願明細書の記載及び本願発明の構成に基づかない主張であって、採用できない。

5 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用刊行物に記載された発明と認められ、特許法第29条第1項第3号に規定する発明に該当するから、特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-10-26 
結審通知日 2012-10-30 
審決日 2012-11-14 
出願番号 特願2008-61478(P2008-61478)
審決分類 P 1 8・ 113- Z (G02F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山口 裕之  
特許庁審判長 服部 秀男
特許庁審判官 小松 徹三
松川 直樹
発明の名称 デュアル液晶表示装置  
代理人 佐伯 義文  
代理人 渡邊 隆  

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