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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) B23Q
管理番号 1274961
審判番号 不服2012-9409  
総通号数 163 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-07-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-05-22 
確定日 2013-06-06 
事件の表示 特願2006-293967「静圧案内テーブルおよびこれを備えた工作機械」拒絶査定不服審判事件〔平成20年 5月15日出願公開、特開2008-110419〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本件出願は、平成18年10月30日の特許出願であって、同24年2月24日付けで拒絶をすべき旨の査定がなされた。
これに対し、平成24年5月22日に該査定の取消を求めて本件審判の請求がされるとともに手続補正書が提出され、同24年12月27日付けで当審から拒絶の理由が通知され、同25年3月8日に意見書とともに特許請求の範囲及び明細書について手続補正書が提出されたものである。

第2 本願発明
本願の請求項1に係る発明は、平成25年3月8日提出の手続補正書によって補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりのものと認めるところ、その記載は以下のとおりである。
「 【請求項1】
一軸方向に延在する案内部を備えた案内基部と、
該案内基部の上方に設置され、前記案内部に係合する案内受け部を備え、該案内受け部が前記案内部にガイドされつつ、前記一軸方向に延在する送りねじの回転により該一軸方向に移動する移動テーブルと、を備え、
前記案内部と前記案内受け部との間に供給された流体の静圧によって所定隙間が確保されて前記移動テーブルが前記案内基部に対して移動する静圧案内テーブルにおいて、
前記案内部は、前記一軸方向に延在する前記送りねじの軸線を含む仮想水平面について対称となるように、所定の屈曲角度をなして該一軸方向に延在する第1上方案内面および第1下方案内面と、これら第1上方案内面および第1下方案内面のそれぞれに対して、前記仮想水平面に直交する前記送りねじの軸線を含む仮想鉛直面について対称となるように、所定の屈曲角度をなして該一軸方向に延在する第2上方案内面および第2下方案内面とのみによって構成され、
前記第1上方案内面、前記第1下方案内面、前記第2上方案内面および前記第2下方案内面のそれぞれに、前記流体が供給されることを特徴とする静圧案内テーブル。」(以下、請求項1に係る発明を「本願発明」という。)
第3 引用刊行物記載の発明
これに対して、当審での平成24年12月27日付けの拒絶の理由に引用された、本願の出願前に頒布された下記刊行物1には、以下の発明、あるいは事項が記載されていると認められる。

刊行物1:特開2006-29412号公報

(1)刊行物1記載の事項
刊行物1には、「静圧形直動案内ユニット」に関して、図面とともに、以下の事項が記載されている。

ア 特許請求の範囲の請求項1及び請求項2
「【請求項1】
長手方向に沿って第1軌道面が形成された長尺状でなる軌道レール,及び前記第1軌道面に対向して流体を介して非接触でなる第2軌道面が形成され且つ前記軌道レールに対して相対摺動自在なスライダを有し,前記スライダの前記第2軌道面には,前記軌道レールの前記第1軌道面に対して前記流体を噴き出す噴出口が前記第2軌道面に沿ってと摺動方向に沿ってそれぞれ隔置して多数形成されていることから成る静圧形直動案内ユニット。
【請求項2】
前記軌道レールの前記第1軌道面は前記軌道レールの両側面に互いに直交する一対の傾斜面からそれぞれ形成され,前記スライダは前記軌道レールの上面側に位置するブリッジ部と該ブリッジ部から前記軌道レールの前記両側面に沿ってそれぞれ延びる一対の袖部とから成り,前記スライダは前記袖部間の凹部が前記軌道レールに跨架して相対摺動自在であることから成る請求項1に記載の静圧形直動案内ユニット。」

イ 段落【0024】?【0025】
「【0024】
図1?図5を参照して,この発明による静圧形直動案内ユニットの第1実施例を説明する。この静圧形直動案内ユニットは,図1に示すように,長手方向に沿って軌道面5(第1軌道面)が形成された長尺状でなる軌道レール1,及び軌道面5に対向して流体を介して非接触でなる軌道面6(第2軌道面)が形成され且つ軌道レール1に対して流体で浮上させて相対摺動自在なスライダ2から構成されている。第1実施例では,軌道レール1に形成された軌道面5は,凸部31の下側の傾斜面から成る軌道面16と,上側の逆の傾斜面から成る軌道面17とから構成されている。また,スライダ2は,ケーシング3とケーシング3の両端面のエンドプレート4から構成され,ケーシング3に形成された軌道面6は,袖部29間の凹部30を形成する内側面35の下側の傾斜面から成る軌道面18と,上側の逆の傾斜面から成る軌道面19とから構成されている。また,これらの傾斜面の角度は,軌道レール1に対してスライダ2を安定して流体圧で支持されるように設定すればよい。
【0025】
スライダ2は,図2と図3に示すように,軌道面6に流体を吹き出す微細口でなる多数のオリフィス即ち噴出口10が形成されている。スライダ2は,軌道レール1の上面33側に位置するブリッジ部28と,ブリッジ部28から軌道レール1の両側面34に沿ってそれぞれ延びる一対の袖部29から構成されている。また,スライダ2は,袖部29間で軌道レール1が挿通する跨架用の凹部32が軌道レール1に跨架して相対摺動するものである。スライダ2は,軌道レール1を挿通する凹部32が形成された形状のケーシング板3Pを多数(例えば,14枚)積層したケーシング3と,ケーシング3の両端面に配設されたエンドプレート4から構成され,エンドプレート4と積層されたケーシング板3Pとは固定ボルト11で螺着して強固に固定されている。言い換えれば,ケーシング3には,噴出口10は,軌道面6に沿ってケーシング板3Pの幅方向に多数形成されると共に,摺動方向にケーシング板3Pの数に対応する多段(14枚に応じて14段)形成されることになる。この静圧形直動案内ユニットは,特に,軌道レール1の軌道面5が上記のように形成され,軌道レール1の軌道面5にスライダ2の軌道面6が対向しているので,スライダ2はあらゆる方向の負荷荷重が受けられる構造に構成されている。エンドプレート4は,ケーシング板3Pに対応する形状,即ち,ブリッジ部28と袖部29とを備えた形状に形成されている。」

ウ 段落【0026】
「【0026】
第1実施例では,ケーシング板3Pには,エンドプレート4の供給口8(第1供給口)に通じる流体の供給孔20P(第1供給孔),ケーシング板3Pの一方の端面37に形成され且つ供給孔20Pに通じる連通溝7P,及び連通溝7Pに通じる軌道面6に沿って隔置して開口する多数の絞り溝9が形成されている。また,絞り溝9は,軌道面6に対してそれぞれ直角に絞り溝9同士は互いに平行に延びるように形成されている。更に,ケーシング板3Pの他方の端面38は,第1実施例では平らな面に形成されている。・・・(中略)・・・ケーシング3には,ケーシング板3Pを積層することによって,隣接する一方のケーシング板3Pの一方の端面37と他方のケーシング板3Pの一方の端面38とが共働して,供給孔20Pが連なって流体の供給路20が構成され,連通溝7Pが平らな端面37に閉塞されて連通路7が構成され,また,軌道面6に沿って隔置して多数の絞り溝9が平らな端面37に閉塞されて多数の絞り路15が形成され,絞り路15の開口部が噴出口10として形成されている。従って,ケーシング3に形成された噴出口10は,軌道面6に直交して形成されているので,軌道レール1の軌道面5に対して垂直方向に,空気,油等の流体を噴き出させることができるように構成されている。流体がクリーンな空気等の気体であれば,軌道レール1の軌道面5やスライダ2の軌道面6を汚染することを防止でき好ましいものである。・・・(後略)」

エ 段落【0029】
「【0029】
第1実施例では,図2に示すように,軌道レール1に形成された軌道面5は,軌道レール1の両側面34に互いに直交即ち逆向きに傾斜する一対の傾斜面からそれぞれ形成されている。また,スライダ2は,軌道レール1の上面33側に位置するブリッジ部28と,ブリッジ部28から軌道レール1の両側面34に沿ってそれぞれ延びる一対の袖部29とから構成されている。この静圧形直動案内ユニットは,スライダ2の袖部29間の凹部32が軌道レール1に跨架して相対摺動自在であり,スライダ2を構成するエンドプレート4には,軌道レール1の軌道面5に対向する噴出口10に通じる供給口8が形成されている。」

オ 段落【0033】
「【0033】
次に,図6と図7を参照して,この発明による静圧形直動案内ユニットの第2実施例を説明する。第2実施例は,実質的には第1実施例と基本的には同一であるが,軌道レール1には上面33に第1実施例のような取付け用孔13が形成されていないので,軌道レール1の上面33を軌道面24に形成することができ,軌道レール1の軌道面24に対応して,スライダ2の凹部32のブリッジ部28の下面36を絞り溝7Pを備えた軌道面26に形成することができる。第2実施例は,図7に示すように,軌道レール1の側面34の軌道面5だけでなく,軌道レール1の上面33にも軌道面24を形成したものになっている。・・・(後略)」

カ 図1及び図2
軌道レール1の(凸部31の下側の)軌道面16及び(凸部31の上側の)軌道面17が、いずれも左右対称であり、また、軌道面16と軌道面17の位置関係が上下対称であることが看取できる。

(2)刊行物1記載の発明
まず、上記認定事項カについて、左右対称であることは仮想鉛直面について対称であることと等価であり、上下対称とあることは仮想水平面について対称であることと等価であること、及び摘記事項エの記載を踏まえれば、軌道面5の形状につき、軌道面5は、長手方向に延在する仮想水平面について対称となるように、直角をなして長手方向に延在する軌道面17の右部分および軌道面16の右部分と、これら軌道面17の右部分および軌道面16の右部分のそれぞれに対して、前記仮想水平面に直交する仮想鉛直面について対称となるように、直角をなして長手方向に延在する軌道面17の左部分および軌道面16の左部分によって構成される、ということができる。
また、上記摘記事項オの「実質的には第1実施例と基本的には同一であるが・・・軌道レール1の側面34の軌道面5だけでなく,軌道レール1の上面33にも軌道面24を形成した・・・」なる記載を合理的に考えれば、反対解釈として、第1実施例には、軌道レール1の側面34にのみ軌道面が形成されているものと認められる。

そこで、刊行物1の上記摘記事項アないしオ及び認定事項カを図面を参照しつつ、特に第1実施例に着目して、技術常識を踏まえて本願発明に照らして整理すると、刊行物1には以下の発明が記載されていると認められる。
「長手方向に延在する軌道面5を備えた案内レール1と、
該案内レール1の上方に設置され、前記軌道面5に係合する軌道面6を備え、該軌道面6が前記軌道面5にガイドされつつ、該長手方向に移動するスライダ2と、を備え、
前記軌道面5と前記軌道面6との間に供給された流体の静圧によって浮上されて前記スライダ2が前記案内レール1に対して移動する静圧形直動案内ユニットにおいて、
前記軌道面5は、前記長手方向に延在する仮想水平面について対称となるように、直角をなして該長手方向に延在する軌道面17の右部分および軌道面16の右部分と、これら軌道面17の右部分および軌道面16の右部分のそれぞれに対して、前記仮想水平面に直交する仮想鉛直面について対称となるように、直角をなして該長手方向に延在する軌道面17の左部分および軌道面16の左部分とのみによって構成され、
前記軌道面17の右部分、前記軌道面16の右部分、前記軌道面17の左部分および前記軌道面16の左部分のそれぞれに、前記流体が供給される静圧形直動案内ユニット。」(以下、「刊行物1発明」という。)

第4 対比
本願発明と刊行物1発明とを対比すると以下のとおりである。
刊行物1発明の「長手方向」が本願発明の「一軸方向」に相当することは、技術常識に照らして明らかであり、以下同様に、「軌道面5」は「案内部」に、「案内レール1」は「案内基部」に、「軌道面6」は「案内受け部」に、「浮上されて」は「所定隙間が確保されて」に、「直角をなして」は「所定の屈曲角度をなして」に、「軌道面17の右部分」は「第1上方案内面」に、「軌道面16の右部分」は「第1下方案内面」に、「軌道面17の左部分」は「第2上方案内面」に、「軌道面16の左部分」は「第2下方案内面」にそれぞれ相当することも明らかである。
次に、刊行物1発明の「スライダ2」と本願発明の「移動テーブル」は、移動体、である限りにおいて一致する。また、刊行物1発明の「静圧形直動案内ユニット」と、本願発明の「静圧案内テーブル」とは、静圧案内機構、である限りにおいて一致する。
さらに、刊行物1発明の「長手方向に延在する仮想水平面について対称」であることは、上記対応関係を踏まえ、「一軸方向に延在する仮想水平面について対称」と言い換えられるところ、これは本願発明の「一軸方向に延在する前記送りねじの軸線を含む仮想水平面について対称」であることと、一軸方向に延在する仮想水平面について対称、である限りにおいて共通する。同様に、刊行物1発明の「前記仮想水平面に直交する仮想鉛直面について対称」であることは、本願発明の「前記仮想水平面に直交する前記送りねじの軸線を含む仮想鉛直面について対称」であることと、前記仮想水平面に直交する仮想鉛直面について対称、である限りにおいて共通する。

したがって、本願発明と刊行物1発明とは、以下の点で一致しているということができる。
<一致点>
「一軸方向に延在する案内部を備えた案内基部と、
該案内基部の上方に設置され、前記案内部に係合する案内受け部を備え、該案内受け部が前記案内部にガイドされつつ、該一軸方向に移動する移動体と、を備え、
前記案内部と前記案内受け部との間に供給された流体の静圧によって所定隙間が確保されて前記移動体が前記案内基部に対して移動する静圧案内機構において、
前記案内部は、前記一軸方向に延在する仮想水平面について対称となるように、所定の屈曲角度をなして該一軸方向に延在する第1上方案内面および第1下方案内面と、これら第1上方案内面および第1下方案内面のそれぞれに対して、前記仮想水平面に直交する仮想鉛直面について対称となるように、所定の屈曲角度をなして該一軸方向に延在する第2上方案内面および第2下方案内面とのみによって構成され、
前記第1上方案内面、前記第1下方案内面、前記第2上方案内面および前記第2下方案内面のそれぞれに、前記流体が供給される静圧案内機構。」

そして、本願発明と刊行物1発明とは、以下の2点で相違している。
1 <相違点1>
本願発明においては、移動体は「一軸方向に延在する送りねじの回転により」「移動する移動テーブル」であり、また、静圧案内機構は、「静圧案内テーブル」であるのに対し、
刊行物1発明においては、移動体は「長手方向に移動するスライダ2」であり、また、静圧案内機構は、「静圧形直動案内ユニット」である点。

2 <相違点2>
本願発明は、送りねじを備えることにより、「仮想水平面」及び「仮想鉛直面」は、いずれも「送りねじの軸線を含む」ものであるのに対し、
刊行物1発明においては、「仮想水平面」及び「仮想鉛直面」は、本願発明のような「送りねじの軸線を含む」ものではない点。

第5 相違点の検討
1 <相違点1>について
まず、案内機構において、一軸方向に延在する送りねじの回転により移動する移動テーブルを採用することは、当審の拒絶理由通知にて示した、実願昭63-086338号(実開平2-7931号)のマイクロフィルム(第1図等参照)、特開平2-95529号公報(第1図等参照)、及び新たに示す、実願平1-104789号(実開平3-43118号)のマイクロフィルム(第2図等参照)、特開平4-25617(第1図等参照)に示されるように、案内機構の技術分野では従来周知の技術であるにとどまらず、慣用手段ともいうべきものである。
そして、かかる慣用手段とも言い得る上記従来周知の技術を、案内機構たる刊行物1発明に適用することは、当業者がごく自然に試み得ることといえる。
そのように適用した場合、刊行物1発明の「スライダ2」は、(相違点1に係る本願発明のように)一軸方向に延在する送りねじの回転により移動する移動テーブルとして構成され、刊行物1発明の「静圧形直動案内ユニット」は、(相違点1に係る本願発明のように)静圧案内テーブルとして構成されることとなる。よって、相違点1は想到容易である。

2 <相違点2>について
上記1にて指摘したように、一軸方向に延在する送りねじの回転により移動する移動テーブルを採用することは従来周知の技術であるところ、刊行物1発明において、「仮想水平面」及び「仮想鉛直面」は、本願発明と同様、静圧形直動案内ユニットの断面において、形状的及び力学的に対称な位置に存在するものと認められる。そして、刊行物1発明において、上記従来周知の技術を適用して送りねじで駆動することとした場合、該送りねじは、力のバランスを考慮して形状的に対称な位置に設けるのが当業者が最も採るであろう構成と考えられるところ、それは、(相違点2に係る本願発明のように)「仮想水平面」及び「仮想鉛直面」がいずれも「送りねじの軸線を含む」場合に該当する。
そうしてみると、刊行物1発明に上記従来周知の技術を適用して、相違点2に係る本願発明の特定事項とすることは、当業者が容易に想到し得たもの、というのが相当である。

3 本願発明の効果について
上記相違点1及び相違点2を総合的に勘案しても、刊行物1発明及び従来周知の事項から当業者であれば予測できない格別な効果が生じるとは考えられない。

4 小括
したがって、本願発明は、刊行物1発明及び上記従来周知の事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明は、刊行物1発明及び従来周知の事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることがないものである。
したがって、本願はその余の請求項2ないし4に係る発明について検討するまでもなく、拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-03-29 
結審通知日 2013-04-02 
審決日 2013-04-19 
出願番号 特願2006-293967(P2006-293967)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (B23Q)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 大川 登志男  
特許庁審判長 野村 亨
特許庁審判官 長屋 陽二郎
刈間 宏信
発明の名称 静圧案内テーブルおよびこれを備えた工作機械  
代理人 上田 邦生  
代理人 藤田 考晴  

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