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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 B65D
管理番号 1275922
審判番号 不服2012-20530  
総通号数 164 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-08-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-10-18 
確定日 2013-07-09 
事件の表示 特願2005-271402「中栓、中栓付複合容器蓋及びワンピースキャップ」拒絶査定不服審判事件〔平成19年 4月 5日出願公開、特開2007- 84074、請求項の数(4)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 本願は、平成17年 9月20日の出願であって、その請求項に係る発明は、特許請求の範囲の請求項に記載された事項により特定されるとおりのものであると認める。
本願の独立請求項である請求項1、4には、挿入前の状態で「シールリングの外面の少なくとも1mmは、容器口部の内径Dと同一長さの直径を有する円の一部をなす円弧」であり、挿入状態で「該シールリングの該外面における該円弧の中心が該容器口部の内面に対する密着ポイントを構成し、該円弧は該容器口部の内径Dと同一の長さの直径を有し且つ該容器口部の中心軸線上に中心を有する仮想円上に位置する」点が特定されている。
しかし、原審で引用された刊行物、第三者により提出された刊行物のいずれにも、かかる点、特に「内径Dと同一長さの直径を有する円の一部をなす円弧」は記載されていない。
本願請求項1、4に係る発明は、これにより、「シールポイントQが仮想円P上に位置しており、シールリング23の外面が一定の幅以上で仮想円P上に位置している」ため、「傾きが生じた場合、シールリング23の外面は、この仮想円P上で変動し、必ずシールポイントQが確保される(段落0023)という技術的意義を有する。
以上、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2013-06-26 
出願番号 特願2005-271402(P2005-271402)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (B65D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 長谷川 一郎  
特許庁審判長 千葉 成就
特許庁審判官 渡邊 真
栗林 敏彦
発明の名称 中栓、中栓付複合容器蓋及びワンピースキャップ  
代理人 小野 尚純  
代理人 奥貫 佐知子  

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