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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A01N
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない。 A01N
管理番号 1277438
審判番号 不服2011-20477  
総通号数 165 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-09-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-09-22 
確定日 2013-07-30 
事件の表示 特願2006-504717「芳香族ヒドロキシ化合物の薬害軽減剤としての使用」拒絶査定不服審判事件〔平成16年10月 7日国際公開、WO2004/084631、平成18年 9月21日国内公表、特表2006-521311〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、2004年 3月18日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2003年 3月26日、ドイツ(DE))を国際出願日とする出願であって、平成22年 5月27日付けの拒絶理由通知に対して同年12月 8日に意見書が提出されるとともに手続補正がされ、同年12月21日付けで上申書が提出されたが、平成23年 5月12日付けで拒絶査定がなされ、これに対し同年 9月22日に審判請求がなされるとともに手続補正がなされ、平成24年 6月27日付けで審尋がなされたものである。なお、審尋に対しては指定した期間内に請求人から何ら応答がなかった。

第2 平成23年 9月22日付けの手続補正についての補正の却下の決定
[補正の却下の決定の結論]
平成23年 9月22日付けの手続補正を、却下する。

[理由]
1 補正の内容
平成23年 9月22日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)は、特許請求の範囲の請求項1について、その式(I)で表される化合物の置換基R^(1)を-CO-ORに限定するとともに置換基R^(3)及びR^(4)の選択肢をSCN及びCNを削除して、補正後の請求項1とする補正(以下、「補正1」という。)を含むものである。

2 補正の適否
(1)目的要件
本件補正は、補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である式(I)で表される化合物について、上記補正1のとおり、その置換基の選択肢を減らすものであるから、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法(以下、「平成18年改正前特許法」という。)第17条の2第4項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

(2)独立特許要件
本件補正後の請求項1に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるかについてみると、以下のとおり、本願の特許請求の範囲の請求項1の記載は特許法第36条第6項第1号に適合するものではなく、本願は特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていないので、特許出願の際独立して特許を受けることができるものではない。
そうすると、請求項1についての上記補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するものとはいえない。
以下、詳述する。

ア 本件補正後の請求項1には、概略、式(I)で表される化合物又はその塩の、作物用殖物または有用植物の、フェノキシフェノキシ-及びヘテロアリールオキシフェノキシカルボン酸エステル及び塩、シクロヘキサンジオンオキシム系、ベンゾイルシクロヘキサンジオン系、ベンゾイルイソキサゾール系、スルホニルウレア系、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系及びイミダゾリノン系から成る群から選択された除草剤の植物毒性作用に対する薬害軽減剤としての使用、が記載されている。

イ 本件補正明細書の発明の詳細な説明には、本件補正発明は、「外来生物致死性物質(xenobiocides)又は生物致死性物質(biocides)のような農業薬品、例えば、除草剤、・・・により引き起こされる損傷から作物用植物又は有用植物を保護するための薬害軽減剤・・・の分野に関するもの」であり、特に、「ある種のヒドロキシ-芳香族化合物の薬害軽減剤としての新規な使用及び当該グループからの新規な化合物に関するものである」ことが記載されている(【0001】)。そして、本件補正発明の構成を採ることにより、「式(I)・・・で表される化合物又はそれらの塩の、作物用植物又は有用植物のための薬害軽減剤・・・として、・・・それらの植物において、除草剤のような農業薬品による損傷に対する薬害軽減剤として使用することができる・・・、有害生物防除剤のような農業薬品の植物毒性作用に対する薬害軽減剤としての使用を提供する」ことを課題とする旨記載されている(【0009】?【0012】)。
そうすると、本件補正発明の課題は、式(I)のヒドロキシ-芳香族化合物により、除草剤の植物毒性作用による作物用植物又は有用植物における損傷である薬害を軽減する方法を提供することであると認める。

ウ 発明の詳細な説明には、その「式(I)の化合物」が取り得る化学構造についての説明が示される(【0010】?【0077】)とともに、薬害軽減剤として用いる場合の7種の除草剤に分類されるきわめて多数の活性化合物の具体例が示されている(【0094】?【0129】)。
そして、「A)化学的実施例」には、エチル3,4,5-トリアセトキシ安息香酸エチルを製造してその融点を測定した旨が記載され(【0137】)、続く表1には具体的な化合物が1番から1408番まで通番が振られて例示されている(【表1】)。

エ 発明の詳細な説明には、続く「B)生物学的実施例」として、3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシ安息香酸(「化合物1272」)及び3,5-ジヒドロキシ安息香酸(「化合物1050」)を用いて、イソキサフルトール(「除草剤H1」)またはホラムスルフロン(「除草剤H2」)に対する薬害軽減剤としての活性を測定し、これら化合物が薬害軽減剤としての活性を有することが記載される(【0187】?【0201】)。

オ そうすると、請求項1の式(I)の化合物として発明の詳細な説明には上記ウに指摘したような極めて多数の化合物が例示されており、請求項1の7種から選択可能な除草剤として発明の詳細な説明には上記ウに指摘したようにその選択肢に分類される極めて多種の除草剤化合物が例示されてはいるが、発明の詳細な説明において具体的に除草剤の薬害軽減剤としての活性を確認しているのは、上記エのとおり、式(I)の化合物うち3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシ安息香酸又は3,5-ジヒドロキシ安息香酸による、除草剤のうちイソキサフルトール及びホラムスルフロンに対する、薬害軽減活性のみである。
なおイソキサフルトールはベンゾイルシクロヘキサンジオン系の、またホラムスルフロンはスルホニルウレア系の除草剤であることは、当業者に明らかである。
そうすると、発明の詳細な説明には、上記2種の化合物以外の式(I)の化合物が請求項1に記載の除草剤に対して薬害軽減活性を有することについて確認がされておらず、上記2種の除草剤以外の除草剤に対して式(I)の化合物が薬害軽減活性を有することについて確認されてもいない。

カ また、発明の詳細な説明の全記載を参酌しても、式(I)の化合物の置換基が請求項1の定義の範囲内であれば、いかなる物質であっても、「完全に異なる構造のクラスに属するものもあり、また完全に異なる作用機構を有するものもある」(【0094】)7種の除草剤のいずれに対しても、具体的に確認されたものと同様の薬害軽減活性が得られるといい得るだけの技術的な説明はなされていない。むしろ、化合物の置換基が異なれば別異の化合物であるからその作用等は予測可能でないとすることが技術常識であり、また請求項1の7種の除草剤はその化学構造や作用機構が異なるものであるから、そのように化学構造や作用機構が異なる除草剤に対しても、具体例に示されたものとは別異の化合物によって具体例と同様の薬剤軽減活性が得られると予測することは困難であることも当該技術分野における技術常識である。
以上をかんがみれば、具体的に薬害軽減効果を確認した上記オに指摘したとおりの薬害軽減剤2種と除草剤2種との組み合わせ以外の組み合わせについては、上記アの課題を解決できる薬害軽減効果を奏するものであることが当業者に明らかであるとはいえない。

キ よって、本件補正発明において、上記本件補正発明の課題が解決できることを当業者において認識できるように発明の詳細な説明が記載されているとは認められない。

ク なお、出願人は、平成23年11月9日付け意見書において、「出願人が平成22年12月8日付け意見書に参考資料として添付した「実験報告書」を参酌していただいた上で、上記補正により、新たな請求項1?11に記載した特許を受けようとした発明に対する上記理由IIIは解消されるものと思われます」と主張している。しかしながら、その「実験報告書」を参酌したとしても、化合物番号A1?A32は、例えば、R^(1)のRとして水素または無置換のアルキルのみであり、R^(2)及びR^(6)として水素またはハロゲンまたはアルキルのみであり、薬剤としてもイソキサフルトールに対する薬剤軽減作用しか確認していないことから、上述したと同様の理由により、本件補正発明の課題が解決できることを当業者において認識できるように発明の詳細な説明が記載されているとは認められない。

(4)まとめ
したがって、本件補正後の本願の特許請求の範囲の請求項1の記載は特許法第36条第6項第1号に適合するものではなく、本願は特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていないので、本件補正後の請求項1に記載されている事項により特定される発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができるものではない。

3 むすび
以上のとおり、上記補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する特許法第126条第5項の規定に適合しないから、その余のことを検討するまでもなく、本件補正は、同法第159条第1項の規定により読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により、却下すべきものである。
よって、[補正の却下の決定の結論]のとおり決定する。

第3 本願発明について
本件補正は上記のとおり却下されたので、本件出願に係る発明は、平成22年12月 8日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし12に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は次のとおりのものである。

「【請求項1】
式(I):
【化1】

(I)
式中、
R^(1)は、式:
-CN、又は
-C(=X)-Y-R
の基であり、ここにおいて、
Xは、式 O、S、NRa又はN-NR^(a)R^(b)である二価基であり、ここにおいて
R^(a)は水素、(C_(1)-C_(4))-アルキル若しくは(C_(1)-C_(4))-アルカノイル、
R^(b)は水素、(C_(1)-C_(4))-アルキル若しくは(C_(1)-C_(4))-アルカノイルであり、
Yは、式 O又はSの基であり、
Rは、水素、(C_(1)-C_(18))-アルキル、(C_(2)-C_(18))-アルケニル、(C_(2)-C_(18))-アルキニル、(C_(3)-C_(9))-シクロアルキル、(C_(5)-C_(9))-シクロアルケニル若しくは(C_(3)-C_(9))-シクロアルキル-(C_(1)-C_(1)2)-アルキルであり、ここにおいて後者の6個の基のそれぞれは、非置換又は、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ、ニトロ、チオシアナート、(C_(1)-C_(4))-アルコキシ、(C_(1)-C_(4))-ハロアルコキシ、(C_(2)-C_(4))-アルケニルオキシ、(C_(2)-C_(4))-ハロアルケニルオキシ、(C_(1)-C_(4))-アルキルチオ、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルフィニル、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルホニル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルスルフィニル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルスルホニル、モノ-(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ、ジ-(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ、(C_(1)-C_(4))-アルカノイル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルカノイル、[(C_(1)-C_(4))-アルコキシ]カルボニル、[(C_(1)-C_(4))-ハロアルコキシ]カルボニル、アミノカルボニル、モノ-[(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ]カルボニル、ジ-[(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ]カルボニル、そして環式基の場合は、更に(C_(1)-C_(4))-アルキル及び(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルの群から選択された一つ又はそれ以上の基で置換されており、そして
R^(2)及びR^(6)は、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、SCN、CN、(C_(1)-C_(4))-アルキル、(C_(2)-C_(4))-アルケニル、(C_(2)-C_(4))-アルキニル又は(C_(3)-C_(6))-シクロアルキルであり、ここにおいて後者の4個の基のそれぞれは、非置換又は、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ、ニトロ、チオシアナート、(C_(1)-C_(4))-アルコキシ、(C_(1)-C_(4))-ハロアルコキシ、(C_(1)-C_(4))-アルキルチオ、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルフィニル、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルホニル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルスルフィニル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルスルホニル、モノ-(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ、ジ-(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ、(C_(1)-C_(4))-アルカノイル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルカノイル、[(C_(1)-C_(4))-アルコキシ]カルボニル、[(C_(1)-C_(4))-ハロアルコキシ]カルボニル、アミノカルボニル、モノ-[(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ]カルボニル、ジ-[(C_(1)-C_(4))-アルキルアミノ]カルボニル、そして環式基の場合は、更に(C_(1)-C_(4))-アルキル及び(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルから成る群から選択された一つ又はそれ以上の基で置換されており、
そして
R^(3)は、(a) n=0の場合は、水素、ハロゲン、SCN及びCNから成る群から選択された基、又は式A^(1)若しくはB^(1)の基であり、又は
(b) n=1の場合は、水素又は式A^(1)若しくはB^(1)の基であり、そして
R^(4)は、(a) m=0の場合は、水素、ハロゲン、SCN及びCNから成る群から選択された基、又は式A^(2)若しくはB^(2)の基であり、又は
(b) m=1の場合は、水素又は式A^(2)若しくはB^(2)の基であり、そして
R5は、(a) o=0の場合は、水素又は式A^(3)若しくはB^(3)の基であり、又は
(b) o=1の場合は、水素又は式A^(3)若しくはB^(3)の基であり、
ここにおいて各基 A^(1)、A^(2)、A^(3)は、それぞれ互いに独立して、水素、(C_(1)-C_(12))-アルキル、(C_(2)-C_(12))-アルケニル、(C_(2)-C_(12))-アルキニル、(C_(3)-C_(6))-シクロアルキル、(C_(5)-C_(6))-シクロアルケニル又は(C_(3)-C_(6))-シクロアルキル-(C_(1)-C_(4))-アルキルであり、ここにおいて後者の6個の基のそれぞれは、非置換又は、ハロゲン、ヒドロキシル、(C_(1)-C_(4))-アルコキシ、(C_(1)-C_(4))-ハロアルコキシ、(C_(1)-C_(4))-アルキルチオ、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルフィニル、(C_(1)-C_(4))-アルキルスルホニル、(C_(1)-C_(4))-アルカノイル、(C_(1)-C_(4))-ハロアルカノイル、[(C_(1)-C_(4))-アルコキシ]カルボニル、そして環式基の場合は、更に(C_(1)-C_(4))-アルキル及び(C_(1)-C_(4))-ハロアルキルから成る群から選択された一つ又はそれ以上の基で置換されており、
そして
ここにおいて各基 B^(1)、B^(2)、B^(3)はそれぞれ互いに独立に、(C_(1)-C_(4))-アルカノイル、[(C_(1)-C_(4))-アルコキシ]カルボニル又は(C_(1)-C_(4))-アルキルスルホニルであり、そして
Z、Z'、Z''は、それぞれ互いに独立に、式 O、S又はNHの基であり、
mは整数0又は1であり、
nは整数0又は1であり、そして
oは整数0又は1であり、
ここにおいて m + n + o の合計は、整数1、2又は3であり、そして上記に定義したもう一方の(b)の場合は、基R^(3)、R^(4)及びR^(5)の少なくとも一つが、水素並びにそれぞれ基B^(1)、B^(2)及びB^(3)から成る群から選択された基である]
で表わされる化合物又はそれらの塩の、作物用植物又は有用植物の、フェノキシフェノキシ- 及びヘテロアリールオキシフェノキシカルボン酸エステル及び塩、シクロヘキサンジオンオキシム系、ベンゾイルシクロヘキサンジオン系、ベンゾイルイソキサゾール系、スルホニルウレア系、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系及びイミダゾリノン系から成る群から選択された除草剤の植物毒性作用に対する薬害軽減剤としての使用。」

第4 原査定の拒絶の理由の概要
原査定の拒絶の理由は、「この出願については、平成22年5月27日付け拒絶理由通知書に記載した理由IIIによって、拒絶をすべきものです」というものであり、その備考欄には「【理由IIIについて】・・・補正された請求項1?12に記載した特許を受けようとする各発明は、発明の詳細な説明に記載したものということはできない・・・」と記載されている。
またその平成22年 5月27日付け拒絶理由通知書には「III.この出願は、特許請求の範囲の記載が下記の点で、特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない」と記載されている。
そうすると、原査定の拒絶の理由は、平成22年12月 8日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1の記載は、特許法第36条第6項第1号に適合するものではなく、本願は、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない、という理由を含む。

第5 当審の判断
1 当審は、依然として、本願の特許請求の範囲の請求項1の記載は、特許法第36条第6項第1号に適合するものではなく、本願は、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていないと判断する。

2 本願の特許請求の範囲の請求項1は、上記本件補正後の特許請求の範囲の請求項1と比して、その式(I)で表される化合物の置換基R^(1)が「-CO-OR」に限られず「-CN、又は-C(=S)-Y-R」であり、その置換基R^(3)及びR^(4)の選択肢がさらにSCN及びCNを有するものであるため、その一般式(I)で表される化合物の置換基の選択肢が上記本件補正後の特許請求の範囲の請求項1よりも広くなっている点で相違するが、その余の構成は同じものである。

3 そうすると、本願の特許請求の範囲の請求項1の記載についても、上記第2の(2)で検討したことと同様のことがいえるので、該請求項1の記載は、特許法第36条第6項第1号に適合するものではなく、本願は、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない。

第6 むすび
以上のとおり、本願は、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていないから、その余について検討するまでもなく、拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-02-21 
結審通知日 2013-02-26 
審決日 2013-03-11 
出願番号 特願2006-504717(P2006-504717)
審決分類 P 1 8・ 537- Z (A01N)
P 1 8・ 575- Z (A01N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 坂崎 恵美子  
特許庁審判長 中田 とし子
特許庁審判官 井上 雅博
東 裕子
発明の名称 芳香族ヒドロキシ化合物の薬害軽減剤としての使用  
代理人 結田 純次  
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