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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C09D
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 C09D
管理番号 1279834
審判番号 不服2013-2464  
総通号数 167 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-11-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-02-08 
確定日 2013-10-28 
事件の表示 特願2009-187913「硬化型溶剤系塗料」拒絶査定不服審判事件〔平成21年12月10日出願公開、特開2009-287031、請求項の数(9)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 本願は、平成17年10月6日に出願された特願2005-293831号の一部を、平成21年8月14日に新たな特許出願としたものであって、その請求項1?9に係る発明は、特許請求の範囲に記載された事項により特定されるとおりのものである。
そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。

なお、本願が出願の分割要件を満足するものであること、具体的には、原出願の出願当初の明細書に、硬化型溶剤系クリア塗料のみならず、非クリア塗料を含めた「硬化型溶剤系塗料」の発明が記載されていたといえることについて以下に付言する。
原出願の出願当初の明細書には「本発明の硬化型溶剤系クリア塗料用材料は、その適用範囲が拡大されていることが記載されており…」(段落【0049】)と、本願に係るクリア塗料材料、すなわち、親油性ポリロタキサンからなる硬化型溶剤系栗塗料用材料、の適用範囲が拡大されることについて記載されている。そうすると、原出願の出願当初の明細書には、本願発明を非クリア塗料にまで適用し得ることが記載されていたものといわざるを得ず、原出願の出願当初の明細書に硬化型溶剤系クリア塗料のみが記載され、非クリア塗料については記載されていなかったとはいえない。
よって、原出願の出願当初の明細書には、非クリア塗料を含めた「硬化型溶剤系塗料」の発明が記載されていたといえ、本願は出願の分割要件を満足するものである。
 
審決日 2013-10-16 
出願番号 特願2009-187913(P2009-187913)
審決分類 P 1 8・ 113- WY (C09D)
P 1 8・ 121- WY (C09D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 小川 由美  
特許庁審判長 新居田 知生
特許庁審判官 小石 真弓
星野 紹英
発明の名称 硬化型溶剤系塗料  
代理人 的場 基憲  
代理人 的場 基憲  

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