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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H05K
管理番号 1280983
審判番号 不服2012-8436  
総通号数 168 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-12-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-05-10 
確定日 2013-10-30 
事件の表示 特願2008-510673「電気モータのハンダ付けを用いないプリント回路への接続方法」拒絶査定不服審判事件〔2006年12月28日国際公開、WO2006/136957、平成20年11月20日国内公表、特表2008-541443〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯・本願発明
本願は、2006年5月11日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2005年5月11日、フランス共和国)を国際出願日とする出願であって、平成23年12月20日付けで拒絶査定がされ(発送日:平成24年1月10日)、これに対し、同年5月10日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、その審判の請求と同時に手続補正がされたものである。

そして、上記補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第1号に掲げる請求項の削除又は同項第3号に掲げる誤記の訂正を目的とするものに該当する。

本願の請求項1ないし12に係る発明は、平成24年5月10日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1ないし12に記載されたとおりのものと認められるところ、その請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、次のとおりである。

「【請求項1】
開口接触領域を有する金属接点によって電気モータをプリント回路に接続する方法であって、
高速、高温で実行されるSMDタイプの自動化法を使用して、前記金属接点が前記プリント回路にハンダ付けされることと、
電気的な接続ピンが前記接触領域を通って挿入されると、前記電気モータの接続ピンに接する前記金属接点の接触領域に接触することによって、ハンダ付けをしないで前記電気モータの電気的な接続ピンを機械的に前記金属接点に接続することが出来ることと、
前記金属接点が、十字形開口の接触領域を有しており、前記電気的な接続ピンが正方形であり、前記プリント回路が、スズメッキされたほぼ正方形の接続パッドを有しており、前記金属接点が、ほぼ正方形であり、前記パッド上に配置されるようになっていること、
を特徴とする方法。」

第2 刊行物
これに対して、原査定の拒絶の理由に引用され、本願の優先権主張の日前に頒布された独国特許出願公開第19735409号明細書(以下「刊行物」という。)には、プリント基板に関して、図面(特に、Fig.1ないしFig.5、Fig.7d参照。)とともに、次の事項が記載されている。 なお、仮訳は当審による。

ア 第1欄25行?30行
(仮訳)
「追加の部品または組立部品をプリント基板に固定するために、またはプリント基板を容器に取り付けるために、そしてその際に差し込み部品を通して電気的接続を確立するために、異なる技術が周知されている。」

イ 第2欄11行?36行
(仮訳)
「本発明は、特に改良された接触部によって強調されている。この接触部は、プリント基板において、プリント基板穿孔の範囲において、またはプリント基板の端において、接続部への機械による、および/または電気的接続を得るために形成される。接続部は容器の一部分に固定されるか、またはシャーシもしくは容器の部分に固定される。これは、その上にプリント基板をまとめて取り付けるために行われる。その際に、さらなる次の高いレベルにあるプリント基板を固定するために、接続部が問題となる。最終的に発明に基づいた接触部によって、配線でつながれた部品はこのためにプリント基板に固定され、電気的接続される。
その際に発明に基づいた処理は、接続部および接触部に施される機械および/または電気的接続がハンダ付けなしに生じ、また常に取り外し可能なことで特徴づけられる。特に発明に基づいた接触部は、SMD装着自動装置によってプリント基板に配置される。費用のかかるプリント基板穿孔を有する容器の機械による取り付け、または現状の技術に従ったプリント基板穿孔の金属被膜された内張りは、それによって省略される。」

ウ 第4欄43行?62行
(仮訳)
「本発明を、図に関連する異なる実施例に基づいて次に説明する。
図1は2つの装着された発明に基づいた接触部を伴うプリント基板の抜粋した横断面である。
図2は接触部の第一の実施例で示した図の俯瞰図である。
図3は図2を変化させた実施例である。
図4は差し込まれた接続部において装着された接触部を伴うプリント基板の抜粋した横断面である。
図5は反対方向に差し込まれた接続部において、図4を変化させた実施例である。
図6はプリント基板における接触部の固定に関するさらなる実施例を、横断面を示している。
図7aから図7dは、プリント基板における接触部の固定に関する4つの実施例である。」

エ 第5欄19行?第7欄54行
(仮訳)
「図1は最初の実施例が示している。この実施例は、プリント基板1を描写している。このプリント基板1は、部分的に横断面で示されている。図1に基づいて、両面で装着可能なプリント基板が問題となっている。このプリント基板において、装着面BS(上部面3)において、ハンダ面LS(下部面5)において周知された方法で伝導トラックは形成される。またそこに、相応する組立部品および組立構成要素が存在する。これらは、特にSMD装着自動装置を用いて組み入れられる。片面または両面の、特にSMDにより装着されるプリント基板が問題となる。このプリント基板は、場合によって、つながれた部品の閉じ込めにより混合装着を伴う。

実施例の横断面において描写されたプリント基板1において、2つの穿孔7が存在する。その範囲で、接続部9は穿孔を有している。接続部9において、例えば機械による固定およびプリント基板の製造に役立つ接続部9が問題となる。これに、固定機能および支え機能が附随している。同時に接続部9は、電気的接続に役立っている。接続部の構造のための使用および実施例は、基本的にWO97/04501から周知である。

同様に接続部において、差し込み可能な部品のつながった部分が問題となる。最終的に用いられる接続部は、次に述べる実施例とは別に環状のピン型を示していない。しかしながら多角形の横断面、特に長方形の横断面を示している。また線状の部分または線状のつまみから形成されている。またはそこから離れて形成されている。

プリント基板1の上部面または下部面で、接触部13の機械による固定および電気的接続のために、図1による実施例において、接触部13は他のSMD部品と並んでSMD装着自動装置により位置づけられる。これは、該当の個所にハンダが塗布される前に行われる。例えばリフロー・ハンダを用いてこの接触部13は、プリント基板を伴って該当の個所に接続され、接触する。図1の記号14によって、ハンダ材料は描写されている。

図2および図3に基づいて、板状または円板状の接触部13の2つの実施例が俯瞰図で示されている。この接触部13は、寸法の小さい円板として形成されている。この円板は、金属または他の適する材料から形成される。この材料は、この場合に必要な機能である『接続』および/または『電気的接続』という条件を満たしていなければならない。この円板状の接触部13において差し込み開口部15は、周囲にある開口部の中心から突出している接触つまみ17の形成のもと形成される。その際に接触つまみ17は、接触バネとしても示される。

プリント基板に十分な場所がある場合に、接触つまみはスタッドによって完全または部分的に接続する。それによって接触部の接触つまみが、同時にプリント基板に配置することが可能になる。

接触部13は、図2および図3に従って、接触部13が接触部範囲19を有することで生じる。この範囲は、そのように形成される差し込み開口部15が、その際に突出している接触つまみまたは接触バネ17を伴う部分である。このような金属メッキされた接触部13は、図1では上部および2つ目のプリント基板穿孔7の周辺にハンダ付けされている。上述の接触部範囲19は、これによって接触部13の基礎となる部分18を形成する。この基礎部分は、プリント基板に固定されている。また最終的に接触つまみまたは接触バネ17を形成する接触部分20は、維持される。

図から、効果的な排出開口部21(型作りおよび針末端またはつまみ末端23の末端によって定められる)がプリント基板穿孔7の直径および直径の形よりも小さいことは、明らかである。

図4で示したように接続部9は、接触部13から離れた側に、図5で示したように接触部側から差し込まれる。その際に、接続部9の横断面は、所謂、接触ゾーン22を形成する。このゾーンは、図2および図3で示されている。言い換えれば、接触つまみまたは接触バネ17の末端は、接触ゾーン22に突出している。このゾーンは、接続部9の使用状態において移動する。

接続部9の直径および直径の形が接触つまみ17の末端23との間にある開放された排出開口部21より大きいことで、このように形成された伸縮性のある接触つまみまたは接触バネ17は、接続部9の差し込みにおいて曲げられて開かれる。そして接続部9の外の範囲で滑る。また接触つまみまたは接触バネ17は、接続部9の外の範囲でバネの圧力のもとで保持される。接続部9の差し込み装置に対置した経過において、接触つまみ17の末端は、次第に接続部9の外の範囲で刻み目をつけられる。それによって、単に優れた電気的接続が得られるだけでなく、最適な機械による固定が保証される。このような接続において、一度だけの差し込み接続が問題となる。同時にリサイクルの際に、プリント基板は持続力の超過において接続部から分離される。

図5に基づいて理解できるように、接続部の差し込みの際に、接触つまみは接触部13の側からプリント基板穿孔7の中へと配置される。それに対して図4において、接触つまみ17の利用は、湾曲した角に沿って、可能な限り穿孔7の横断面に対して外へ、接触部の端19がハンダによってプリント基板の表面に隣接する個所において生じる。

図1において、例えば図1の下右側にある接触部13の固定がフローソルダリングによってプリント基板1の該当の接触位置に生じることが付け加えられる。またシート・バーへの接着剤塗布後に、接触部13はSMD装着自動装置によって配置される。接着剤の硬化後に、フローソルダリングは実施される。

このような場合に、接触部および接続部9(後に差し込まれる)との間にある接触範囲は、ハンダ付けの際に被膜される。または接触部13は、この範囲でハンダ付けできない表面を有している。計画される被膜は、接触の際に突出する。または被膜は、接触の際に除去される。選択的に錫メッキされた接触バネ、即ち接触部13を用いることもできる。接触部は、ハンダ付け可能な被膜をメッキされたテープから製造されている。

図6は、プリント基板1の部品面BSに接触部13が接触させた窪み27によって接触部13の下方に、即ち接触部の端19の下方に固定されることを示している。それに加えて図6に従った実施例において、接触部の端19の下方で、1つまたは複数のプリント基板穿孔7よりも小さい接触窪み27は運び入れられる。この窪みは、フローソルダリングの際に満たされる。そのために点状のハンダ付けをする位置を通して、接触部13はプリント基板1に固定され、電気的接続される。

図7a、図7b、図7c、および図7dに基づいて、接触部13におけるプリント基板1への異なる固定の可能性が述べられている。その際に所謂、ハンダパッド28が描写されている。このハンダパッド28にハンダは塗布され、接触部13はSMD装着自動装置によって配置される。後のハンダ付けにおいてハンダは溶解され、導電トラック平面および接触部13の基本部分18と結合する。

ハンダパッド28が、多くの分けられたフィールドから形成されることは明らかである。図7aの実施例では、2つの向かい合っている小さなハンダパッドから、図7bの実施例では、2つの向かい合っている大きな長方形のバネから、図7cの実施例では、接触部13の周りに位置する4つのハンダパッドから、図7dの実施例では、部分的に接触部13の端19に重なっているハンダパッドから形成されている。」

オ Fig.7dには、接触部13及びハンダパッド28がほぼ正方形であり、接触部13がハンダパッド28上に配置されること、差し込み開口部15及び排出開口部21からなる開口が直交する一点鎖線を軸として上下左右に対称であること、4つの接触バネ17の末端23が直線であり、対となる末端23が互いに平行に対向することが示されている。

これらの記載事項及び図面の図示内容を総合し、本願発明の記載ぶりに則って整理すると、刊行物には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。

「差し込み開口部15及び排出開口部21からなる開口を有する接触部13によって追加の部品または組立部品をプリント基板1に接続する方法であって、
SMD装着自動装置によって、前記接触部13が前記プリント基板1にハンダ付けされることと、
接続部9が前記開口を通って挿入されると、前記部品の接続部9に接する前記接触部13の前記開口に接触することによって、ハンダ付けをしないで前記部品の接続部9を機械的に前記接触部13に接続することが出来ることと、
前記接触部13が、直交する軸に上下左右に対称な形状の前記開口を有しており、前記接続部9が円形であり、前記プリント基板1が、ほぼ正方形のハンダパッド28を有しており、前記接触部13が、ほぼ正方形であり、前記ハンダパッド28上に配置されるようになっている方法。」

第3 対比
本願発明と引用発明とを対比すると、後者の「差し込み開口部15及び排出開口部21からなる開口」は前者の「開口接触領域」に相当し、以下同様に、「接触部13」は「金属接点」に、「プリント基板1」は「プリント回路」に、「SMD装着自動装置によって」は「高速、高温で実行されるSMDタイプの自動化法を使用して」に、「接続部9」は「電気的な接続ピン」に、「直交する軸に上下左右に対称な形状」は幾何学的にみて「十字形」に、「ハンダパッド28」は「接続パッド」にそれぞれ相当する。

また、後者の「追加の部品または組立部品」と前者の「電気モータ」とは、「部品」という限りで共通する。

したがって、両者は、
「開口接触領域を有する金属接点によって部品をプリント回路に接続する方法であって、
高速、高温で実行されるSMDタイプの自動化法を使用して、前記金属接点が前記プリント回路にハンダ付けされることと、
電気的な接続ピンが前記接触領域を通って挿入されると、前記部品の接続ピンに接する前記金属接点の接触領域に接触することによって、ハンダ付けをしないで前記部品の電気的な接続ピンを機械的に前記金属接点に接続することが出来ることと、
前記金属接点が、十字形開口の接触領域を有しており、前記プリント回路が、ほぼ正方形の接続パッドを有しており、前記金属接点が、ほぼ正方形であり、前記パッド上に配置されるようになっている方法。」
である点で一致し、以下の点で相違している。

〔相違点1〕
部品について、本願発明が「電気モータ」であるのに対し、引用発明が「追加の部品または組立部品」である点。

〔相違点2〕
電気的な接続ピンについて、本願発明が「正方形」であるのに対し、引用発明が「円形」である点。

〔相違点3〕
本願発明の接続パッドが「スズメッキされ」ているのに対し、引用発明のハンダパッド28では不明である点。

第4 当審の判断
そこで、各相違点について検討する。
1 相違点1について
本願の優先権主張の日前に、電気モータの端子をプリント回路に電気的に接続固定することは、周知技術(例えば、拒絶査定で例示した特開平11-312545号公報の段落【0002】ないし段落【0007】の「【従来の技術】従来の接続部材は、車両の計器装置1を例にとって、図5,6を用いて説明すれば、計器装置1の計器本体2と回路基板3との接続固定に用いられていた。計器本体2は、・・・駆動部である円盤状の磁石5を備えている。この円盤状の磁石5には、磁石5の回転中心である指針軸6を備えている。この指針軸6の先端には指針7が固定されている。この本体フレーム4には、銅線を巻き付けたコイル8が交差している。計器本体2の本体フレーム4には複数の脚部9を備えている。この脚部9内には円柱状の端子10が配置されている。この端子10はコイル8と図示しない半田にて電気的に接続されている。・・・図6で示すように、回路基板3の貫通孔に接続部材である雌端子12を挿入し、回路基板3の図示しない導電路と回路基板3の計器本体2を設けた側、つまり表面に半田13で電気的に接続されている。」との記載及び図6参照。)である。

刊行物には、部品の接続部をプリント基板に「機械および/または電気的接続がハンダ付けなしに生じ、また常に取り外し可能」に接続することが記載されているから(前記「第2」の「イ」)、引用発明と前記周知技術とは端子をプリント回路に電気的に接続固定することで共通する。

そうすると、引用発明の「追加の部品または組立部品」を、前記周知技術に倣って、「電気モータ」とすることに格別の困難性はない。

2 相違点2について
刊行物には、「接続部において、差し込み可能な部品のつながった部分が問題となる。最終的に用いられる接続部は、次に述べる実施例とは別に環状のピン型を示していない。しかしながら多角形の横断面、特に長方形の横断面を示している。また線状の部分または線状のつまみから形成されている。またはそこから離れて形成されている。」との記載がある(前記「第2」の「エ」)。

この記載に照らせば、刊行物には、接続部9の形状を、円形に限定するのでなく、長方形を含む多角形と変更することが示唆されている。

そして、本願の優先権主張の日前に、電気的な棒状の接続部を正方形とすることは、周知技術(例えば、実願平3-62102号(実開平5-6869号)のCD-ROMの段落【0003】の「今日、安価である等の理由から円柱状リードに代って四角形の断面を有する角柱状リードが使用されることがある。」との記載、特開平5-183278号公報の段落【0009】の「コンタクトピン14は正方形の横断面を有し」との記載等参照。)である。

そうすると、引用発明において、接続部9を、前記周知技術を踏まえて、「正方形」とすることに格別の困難性はない。

3 相違点3について
本願の優先権主張の日前に、錫がハンダと相性が良いことは周知技術であるから、接触部13がハンダ付けされるハンダパッド28を、前記周知技術を踏まえて、「スズメッキ」によって形成することは、当業者が容易に想到し得たことである。

4 効果について
刊行物には、「単に優れた電気的接続が得られるだけでなく、最適な機械による固定が保証される。」との記載があり(前記「第2」の「エ」)、この記載からみて、接続部9と接触部13の接触バネ17とは確実な固定が要請されているといえる。

また、刊行物には、4つの接触バネ17の末端23が直線であり、対となる末端23が互いに平行に対向することが示されている(前記「第2」の「オ」)。

ここで、前記「2 相違点2について」で述べた、接続部9を「正方形」とした際の接触部13との固定の態様について検討すると、接続部9と接触部13との固定を確実なものとするためには、接続部9の各辺が4つの末端23と接するように、接続部9を接触部13に挿入すれば良いことは、当業者であれば自ずと把握できることである。

審判請求人は、平成25年1月30日付け回答書において「即ち、十字形の開口のスリット部分と、正方形の接続ピンの角部分が一致するように、ピンと開口を係合させることにより、確実な接続(又は接触)が可能になり、しかも自動的にピンが中心に位置決め出来ます。」(「3.本願発明が特許されるべき理由」の「(a)本願発明の特徴について」)と主張するが、このような作用は、前述した接続部9と接触部13との固定の態様から結果として生じることであるから、本願発明の独自なものではない。

また、全体としてみて、本願発明が奏する効果は、引用発明及び周知技術から、当業者が予測できる範囲内のものであって、格別なものでない。

したがって、本願発明は、引用発明及び周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものである。

第5 むすび
本願発明は、引用発明及び周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

したがって、本願のその他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶をすべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-05-28 
結審通知日 2013-06-04 
審決日 2013-06-17 
出願番号 特願2008-510673(P2008-510673)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (H05K)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 長清 吉範奥村 一正  
特許庁審判長 森川 元嗣
特許庁審判官 冨岡 和人
中屋 裕一郎
発明の名称 電気モータのハンダ付けを用いないプリント回路への接続方法  
代理人 森本 有一  
代理人 三橋 真二  
代理人 篠田 拓也  
代理人 青木 篤  
代理人 三橋 庸良  
代理人 島田 哲郎  

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