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| 審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C08L 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 C08L 審判 査定不服 特17 条の２ 、４ 項補正目的 取り消して特許、登録 C08L |
|---|---|
| 管理番号 | 1281280 |
| 審判番号 | 不服2012-19032 |
| 総通号数 | 168 |
| 発行国 | 日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 | 特許審決公報 |
| 発行日 | 2013-12-27 |
| 種別 | 拒絶査定不服の審決 |
| 審判請求日 | 2012-09-28 |
| 確定日 | 2013-11-26 |
| 事件の表示 | 特願2002-531245「強化されたプラスチック及びその調製」拒絶査定不服審判事件〔平成14年 4月 4日国際公開、WO2002/26869、平成16年 3月25日国内公表、特表2004-509226、請求項の数(12)〕について、次のとおり審決する。 |
| 結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
| 理由 |
第1.手続の経緯 本願は、平成13年8月22日(優先権主張 2000年8月22日、2000年11月3日 中国)の出願であって、平成15年2月25日に手続補正書が提出され、平成23年5月11日付けで拒絶理由が通知され、同年8月17日に意見書と手続補正書が提出されたが、平成24年5月23日付けで拒絶査定がなされた。 これに対して、平成24年9月28日に拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正書が提出され、同年11月2日付けで前置報告がなされ、平成25年5月17日付けで当審より審尋がなされ、同年8月16日に回答書が提出されたものである。 第2.補正却下の決定 [結論] 平成24年9月28日提出の手続補正書による手続補正を却下する。 [理由] 1.手続補正の内容 平成24年9月28日提出の手続補正書による補正(以下、「本件手続補正」という。)の内容は、平成23年8月17日提出の手続補正書により補正された特許請求の範囲をさらに補正するものであって、請求項1についてする補正は、本件手続補正前に「20から200nmまでの平均の粒子サイズ及び均質なミクロ構造を備えたゴム粒子」とあったものを「20から200nmまでの平均の粒子サイズを備えたゴム粒子」とする補正事項(以下、「補正事項1」という。)を含むものである。 2.本件手続補正について 補正事項1は、本件手続補正前の請求項1に係る発明の発明を特定するための事項である「ゴム粒子」について、「均質なミクロ構造を備えた」という限定を削除するものであり、平成14年法律第24号改正附則第2条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法(以下、単に「特許法」という。)第17条の2第4項各号に規定する請求項の削除を目的とするもの、誤記の訂正を目的とするもの、明りょうでない記載の釈明を目的とするもののいずれにも該当しない。また、補正事項1は、明らかに特許請求の範囲を拡張するものであるから、特許法第17条の2第4項第2号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものでもない。 3.むすび 以上のとおりであるから、本件手続補正は、特許法第17条の2第4項の規定に違反するものであるから、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3.当審の判断 平成24年9月28日提出の手続補正書による補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし12に係る発明は、平成23年8月17日提出の手続補正書により補正された明細書並びに図面の記載からみて、その明細書の特許請求の範囲の請求項1ないし12に記載された事項により特定されたとおりのものであると認める。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
| 審決日 | 2013-11-13 |
| 出願番号 | 特願2002-531245(P2002-531245) |
| 審決分類 |
P
1
8・
57-
WY
(C08L)
P 1 8・ 121- WY (C08L) P 1 8・ 537- WY (C08L) |
| 最終処分 | 成立 |
| 前審関与審査官 | 山本 晋也、阪野 誠司 |
| 特許庁審判長 |
蔵野 雅昭 |
| 特許庁審判官 |
小野寺 務 塩見 篤史 |
| 発明の名称 | 強化されたプラスチック及びその調製 |
| 代理人 | 伊東 忠彦 |
| 代理人 | 大貫 進介 |
| 代理人 | 伊東 忠重 |
| 代理人 | 大貫 進介 |
| 代理人 | 伊東 忠重 |
| 代理人 | 伊東 忠彦 |