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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 C07C
審判 査定不服 産業上利用性 取り消して特許、登録 C07C
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C07C
管理番号 1282890
審判番号 不服2012-25700  
総通号数 170 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2014-02-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-12-26 
確定日 2014-01-08 
事件の表示 特願2008-531264「4-((フェノキシアルキル)チオ)-フェノキシ酢酸誘導体の新規なリシン塩」拒絶査定不服審判事件〔2007年3月22日国際公開、WO2007/033231、平成21年4月9日国内公表、特表2009-514797、請求項の数(4)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
この出願は、2006年9月13日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2005年9月14日(US)アメリカ合衆国)を国際出願日とする出願であって、平成24年4月13日付けの拒絶理由に対し、同年7月24日に意見書及び手続補正書が提出されたが、同年8月15日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年12月26日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。

第2 本願発明
この出願の請求項1?4に係る発明は、平成24年7月24日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?4に記載された事項により特定される、次のとおりのものであると認める(以下、この請求項1?4に係る発明を、それぞれ「本願発明1」?「本願発明4」という。)。

「【請求項1】
以下のX線回折ピーク:
【表1】

を含んでなる(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}-酢酸の結晶性L-リシン塩。
【請求項2】
以下のX線回折ピーク:
【表2】

を含んでなる(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}-酢酸の結晶性L-リシン塩。
【請求項3】
以下のX線回折ピーク:
【表3】

を含んでなる(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}-酢酸の結晶性L-リシン塩。
【請求項4】
以下のX線回折ピーク:
【表4】

を含んでなる(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}-酢酸の結晶性L-リシン塩。」

第3 原査定の理由の概要
原査定は「この出願については、平成24年4月13日付け拒絶理由通知書に記載した理由2によって、拒絶すべきものです」という理由によるものであって、平成24年4月13日付け拒絶理由通知書からみて次の理由を含むものである。

「…
2.この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

記 (引用文献等については引用文献等一覧参照)

理由2について:引用文献1?4(請求項1?44)
引用文献1には…式(I)で表される化合物、該化合物の薬学的に許容されるアミノ酸塩、該化合物の具体例として化合物15等が記載されている…。
一方、引用文献2、3に記載されるように…上記式(1)と類似構造を有する化合物において、リシン塩は当業者に通常知られる塩の形態であるし…また、結晶性リシン塩(リジン塩)も従来公知である(引用文献4…)。
すると、上記引用文献1記載の式(I)で表される化合物のアミノ酸塩としてリシン塩を採用すること、及び、その塩を所定のX線回折ピークからなる結晶として得ることに格別の技術的困難性は認められない。
そして、本願発明の詳細な説明の記載をみても請求項1?44に係る発明[当審注:平成24年7月24日付けの手続補正前の特許請求の範囲の請求項9?12に係る発明が、本願発明1?4に相当する。]が格別顕著な効果を奏するものとは認められない。

引 用 文 献 等 一 覧

1.米国特許出願公開第2005/0124698号明細書
2.国際公開第2004/037775号
3.国際公開第2004/037776号
4.特開平2-160758号公報
…」

第4 当審の判断
1 刊行物に記載された事項
(1)原審において「引用文献1」として引用されたこの出願の優先日前に頒布された刊行物である「米国特許出願公開第2005/0124698号明細書」(以下「刊行物1」という。)には、当審による和訳にして、以下の事項が記載されている。

(1-ア)「[0112]…また、この発明の化合物群の結晶形のいくつかは多形として存在することがあり、それ自体この発明に含まれるものである。さらに、この発明の化合物群のいくつかは水との溶媒和物(つまり水和物)又は汎用の有機溶媒との溶媒和物を形成することがあり、そのような溶媒和物もこの発明の範囲内に含まれるものである。
[0113]この発明は開示化合物及びその開示化合物と密接に関係する薬学的に許容可能な形態、例えば、塩、エステル、アミド、水和物又は溶媒和物;マスクされた又は保護された形態;並びに、ラセミ混合物又は鏡像異性的もしくは光学的に純粋な形態を提供する。
[0114]薬学的に許容可能な塩、エステル及びアミドには、カルボン酸塩(例えば、C_(1-8)アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又は非芳香族複素環)アミノ酸付加塩、エステル及びアミドであって、合理的なベネフィット/リスク割合の範囲内で、薬学的に効果があり、かつ、過度の毒性、刺激又はアレルギー反応を生じずに患者組織へ接触するのに適したものが含まれる。…」
(1-イ)「[0283]…
実施例M
[0284]化合物15

(R){4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸

[0290]…化合物15を得た;[α]_(D)+39.2°(c1.0,CHCl_(3));^(1)H NMR(300MHz,CDCl_(3))δ7.51(d,J=8.7Hz,2H),7.23(s,1H),7.20(dd,J=8.4,2.1Hz,1H),6.91(d,J=8.6Hz,2H),6.59(d,J=8.4Hz,1H),4.61(s,2H),4.14(dd,J=9.9,4.4Hz,1H),4.08(dd,J=9.9,5.0Hz,1H),3.77(m,1H),3.61(q,J=7.0Hz,2H),3.20-3.07(m,2H),2.21(s,3H),1.19(t,J=7.0Hz,3H);MS(ES)m/z:467(M+Na+)」

(2)原審において「引用文献2」として引用されたこの出願の優先日前に頒布された刊行物である「国際公開第2004/037775号」(以下「刊行物2」という。)には、当審による和訳にして、以下の事項が記載されている。

(2-ア)「本発明はまた、本発明の化合物の薬学的に許容可能な塩を包含する。このような塩には、薬学的に許容可能な酸付加塩、薬学的に許容可能な塩基付加塩、薬学的に許容可能な金属塩、アンモニウムおよびアルキル化アンモニウム塩が含まれる。…陽イオン性アミノ酸の例には、リシン、アルギニン、ヒスチジン等が含まれる。」(第22頁第8?29行)
(2-イ)「実施例4(一般的手順(A))
(E/Z)-[2-メチル-4-[3-[5-(5-メチルチオフェン-2-イル]ベンゾ[b]フラン-2-イル]-3-(チオフェン-2-イル)アリルスルファニル]フェノキシ]酢酸

…標題の酸のL-リシネートを得た。収率:20mg(63%)。融点:142-161℃(アモルファス)。」(第41頁第17行?第44頁第25行)

(3)原審において「引用文献3」として引用されたこの出願の優先日前に頒布された刊行物である「国際公開第2004/037776号」(以下「刊行物3」という。)には、当審による和訳にして、以下の事項が記載されている。

(3-ア)「本発明はまた、本発明の化合物の薬学的に許容可能な塩を包含する。このような塩には、薬学的に許容可能な酸付加塩、薬学的に許容可能な塩基付加塩、薬学的に許容可能な金属塩、アンモニウムおよびアルキル化アンモニウム塩が含まれる。…陽イオン性アミノ酸の例には、リシン、アルギニン、ヒスチジン等が含まれる。」(第35頁第6?27行)
(3-イ)「実施例29(一般的手順(D))
(E/Z)-[4-[3-(フラン-2-イル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)アリルスルファニル]-2-メチルフェノキシ]酢酸

…標題の酸のL-リシネートを得た。収率:144mg(71%)。融点:133-143℃(アモルファス)。」(第75頁第32行?第78頁第22行)

(4)原審において「引用文献4」として引用されたこの出願の優先日前に頒布された刊行物である「特開平2-160758号公報」(以下「刊行物4」という。)には、以下の事項が記載されている。

(4-ア)「式:

で表される(+)-(5Z)-7-[3-エンド-[(フェニルスルホニル)アミノ]ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エキソ-イル]ヘプテン酸(以下、(+)-S-145という)」(第1頁右下欄第4?7行)
(4-イ)「(+)-S-145を極性溶媒からD-またはL-リジンの塩として再結晶すれば、全く意外にも、高融点(D-リジン塩:約140℃、L-リジン塩:約110℃)の純粋な結晶を高収率で得られる…。」(第2頁右上欄第14?19行)

(5)原審において「引用文献5」として引用されたこの出願の優先日前に頒布された刊行物である「長瀬博,「最新 創薬化学 下巻」,日本,株式会社テクノミック,1999年9月25日,347-349頁」(以下「刊行物5」という。)には、本願優先日前の技術常識に相当する以下の事項が記載されている。

(5-ア)「医薬品候補化合物が水溶性であることはさまざまな理由から好まれ…複数の塩を検討した中でも最も水溶性の高い塩を医薬品候補として選択すべきことは言うまでもない.」(第348頁第12?19行)

2 刊行物に記載された発明
刊行物1には、「化合物15…(R){4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸…を得た」(摘示(1-イ))ことが記載されている。
してみると、刊行物1には、
「(R){4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸の化合物」
の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているといえる。

3 対比・判断
本願発明1と引用発明を対比すると、両者は、
「(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸」
という点で一致し、以下の点で相違する。

相違点
(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸が、本願発明1では、「結晶性」の「L-リシン塩」の形態であって、特定のX線回折ピークを含んでなるものであるのに対して、引用発明では、化合物そのものが特定されている点

以下、上記相違点について検討する。

(1)L-リシン塩の形態の容易想到性について
刊行物1には、「開示化合物と密接に関係する薬学的に許容可能な形態、例えば、塩…を提供する」(摘示(1-ア))こと、さらに、「薬学的に許容可能な塩…には、カルボン酸塩(例えば、C_(1-8)アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又は非芳香族複素環)アミノ酸付加塩…が含まれる」(摘示(1-ア))ことが記載されており、この記載からすると、引用発明の化合物を、薬学的に許容可能なカルボン酸塩やアミノ酸付加塩の形態とすることが示唆されているといえる。
一方、刊行物2には、「(E/Z)-[2-メチル-4-[3-[5-(5-メチルチオフェン-2-イル]ベンゾ[b]フラン-2-イル]-3-(チオフェン-2-イル)アリルスルファニル]フェノキシ]酢酸…のL-リシネート…(アモルファス)」(摘示(2-イ))、刊行物3には、「(E/Z)-[4-[3-(フラン-2-イル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)アリルスルファニル]-2-メチルフェノキシ]酢酸…のL-リシネート…(アモルファス)」(摘示(3-イ))を得ることが記載されている。ここで、上記刊行物2及び3にそれぞれ記載されたL-リシネート、すなわちL-リシン塩を形成する化合物(以下、それぞれ「刊2化合物」及び「刊3化合物」という。)はいずれも、引用発明と同様、[2-メチル-4-[スルファニル]フェノキシ]酢酸からなる部分構造を有するものである。
そこで検討すると、「医薬品候補化合物…から…複数の塩を検討し…中でも最も水溶性の高い塩を医薬品候補として選択す」(摘示(5-ア))ることは当業者の技術常識であるから、上記刊行物1における示唆に基づいて、引用発明の化合物の薬学的に許容可能なカルボン酸塩やアミノ酸付加塩、中でも最も水溶性の高い塩を得ようと試みることの動機づけは認められる。
しかしながら、数多く存在する薬学的に許容可能なカルボン酸塩やアミノ酸付加塩の候補の中から水溶性に優れた塩を選択するにしても、その可能性のある範囲をすべて検討するということは通常当業者に期待される範囲を超えるものであって、当業者であっても、L-リシン塩を選択するに到るのは、より具体的な示唆でもなければ必ずしも容易なことではない。
その点、刊行物2及び3には、上記のとおり、引用発明と同様、[2-メチル-4-[スルファニル]フェノキシ]酢酸からなる部分構造を有する刊2及び3化合物について、そのL-リシン塩(アモルファス)を得ることが記載されているものの、この記載は、「薬学的に許容可能な酸付加塩、薬学的に許容可能な塩基付加塩、薬学的に許容可能な金属塩、アンモニウムおよびアルキル化アンモニウム塩」(摘示(2-ア)及び摘示(3-ア))のうちの一態様として上記L-リシン酸塩が示されているに過ぎず、刊行物2及び3の記載全体を参酌しても、L-リシン酸塩が特に水溶性に優れたものであることが示唆されていると解することはできない。
まして刊2及び3化合物と引用発明の化合物とは、[2-メチル-4-[スルファニル]フェノキシ]酢酸からなる部分構造において一致するとしても、水溶性に影響する可能性がある他の部分構造において相違するものである以上、仮に刊2及び3化合物の特定の塩形態において水溶性に優れることが示唆されていると解しても、それをもって直ちに引用発明の化合物のその塩形態における水溶性の程度が示唆されるものではない。
また、薬学的に許容可能な塩の中でL-リシン酸塩が特に水溶性に優れたものであることを裏付けるようなその余の当業者の技術常識も見当たらない。
してみると、上記のとおり、引用発明の化合物の薬学的に許容可能なカルボン酸塩やアミノ酸付加塩、中でも最も水溶性の高い塩を得ようと試みることの動機づけが認められるとしても、数多く存在する薬学的に許容可能なカルボン酸塩やアミノ酸付加塩の候補の中から、「L-リシン塩」を好適なものとして具体的に選択するに到るような示唆や当業者の技術常識は見当たらず、それは当業者にとって容易なことであるとはいえない。

(2)結晶性の形態の容易想到性について
上記(1)で示したとおり、刊行物2及び3には、引用発明と同様、[2-メチル-4-[スルファニル]フェノキシ]酢酸からなる部分構造を有する刊2及び3化合物について、そのL-リシン塩(アモルファス)を得ることが一応示されているものの、そのL-リシン塩の結晶性の形態を得ることについては何ら記載も示唆もされていない。
刊行物4には、「(+)-(5Z)-7-[3-エンド-[(フェニルスルホニル)アミノ]ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エキソ-イル]ヘプテン酸(以下、(+)-S-145という)」(摘示(4-ア))について、「極性溶媒からD-またはL-リジンの塩として再結晶すれば…D-リジン塩…L-リジン塩…の純粋な結晶を高収率で得られる」(摘示(4-イ))ことが記載されているものの、上記(+)-S-145化合物は、引用発明の化合物と構造を全く異にするものであるから、そのL-リジン塩(当審注:L-リシン塩)が純粋な結晶として得られることが公知であるとしても、それをもって直ちに引用発明の化合物のL-リシン塩が結晶として得られることが示唆されるものではない。
また、引用発明の化合物のL-リシン塩が結晶として得られることを裏付けるようなその余の当業者の技術常識も見当たらない。
してみると、仮に、上記(1)の結論とは異なり、引用発明の化合物の薬学的に許容可能な塩としてL-リシン塩を選び出すことが当業者にとって容易であるとしても、そのL-リシン塩の「結晶性」の形態を得ることについての示唆や当業者の技術常識は見当たらず、それは当業者にとって容易なことであるとはいえない。

(3)効果について
本願発明1の効果について、この出願の明細書の段落0079には、「

」であることが記載されており、この記載からすると、(R)-{4-[2-エトキシ-3-(4-トリフルオロメチル-フェノキシ)-プロピルスルファニル]-2-メチル-フェノキシ}酢酸のL-リシン塩の水溶解度が、遊離の酸の約230倍であることが示されているといえる。
一方、上記(1)で示したとおり、刊行物2及び3の記載全体を参酌しても、L-リシン酸塩が特に水溶性に優れたものであるとはいえないし、まして、引用発明の化合物のその塩形態における水溶性の程度が示唆されるものではなく、また、その水溶性の程度を裏付けるようなその余の当業者の技術常識も見当たらない。
してみると、引用発明の化合物の薬学的に許容可能な塩形態の中で、L-リシン塩が特に水溶性に優れたものであること、特に、遊離の酸の約230倍であることは、当業者が予測できる範囲内のことではない。
すなわち、本願発明1の効果は、当業者が予測できる範囲内のものであるとはいえない。

したがって、本願発明1は、刊行物1?4に記載された発明に基いて当業者が容易に発明することができたものである、とはいえない。
また、本願発明2?4は、いずれも本願発明1とX線回折ピークが異なる点のみで相違するものであるから、本願発明1と同様、当業者が容易に発明することができたものである、とはいえない。

第5 むすび
以上のとおり、本願発明1?4は、刊行物1?4に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものである、とすることができないから、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2013-12-11 
出願番号 特願2008-531264(P2008-531264)
審決分類 P 1 8・ 537- WY (C07C)
P 1 8・ 121- WY (C07C)
P 1 8・ 14- WY (C07C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 水島 英一郎  
特許庁審判長 井上 雅博
特許庁審判官 中田 とし子
村守 宏文
発明の名称 4-((フェノキシアルキル)チオ)-フェノキシ酢酸誘導体の新規なリシン塩  
代理人 特許業務法人小田島特許事務所  

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