• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する G06F
管理番号 1286723
審判番号 訂正2013-390236  
総通号数 174 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2014-06-27 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2013-12-27 
確定日 2014-02-21 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第4362839号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第4362839号に係る明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 
理由 第1 訂正の要旨
本件審判請求の要旨は、特許第4362839号の明細書および特許請求の範囲を、請求書に添付した訂正明細書および特許請求の範囲のとおりに一群の請求項ごとに訂正することを求めるものであり、その訂正の内容は審判請求書によれば次のとおりである。

(1)訂正事項1
明細書の段落【0025】および【0026】における「前記データベース・メタ情報格納管理部500」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部500」と訂正する。

(2)訂正事項2
特許請求の範囲の請求項4における「前記データベース・メタ情報格納管理部」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部」と訂正する。なお、請求項4を引用する請求項8も同様に訂正される(ただし、請求項8自体の記載に訂正はない)。

第2 訂正の目的、新規事項の有無等について
(1)訂正事項1について
訂正事項1は、誤記の訂正を目的として、明細書の段落【0025】および【0026】における「前記データベース・メタ情報格納管理部500」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部500」と訂正するものである。
明細書の段落【0025】の記載は、【実施例7】と説明され、その冒頭に「図9および図21を使って・・・(中略)・・・請求項4に記載の分散型データベース・システムについて説明する。」と記載されており、段落【0026】の記載は、【実施例8】と説明されており、その冒頭に「図10および図21を使って・・・中略・・・請求項4に記載の分散型データベース・システムについて説明する。」と記載されている。
また、明細書段落【0017】の図面の説明においては、「図21は請求項4に記載のデータベース・オブジェクト管理装置特定装置とデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の詳細構成図である。」と記載されており、当該図21に、データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にある「データベース・メタ情報格納管理部500」の具体的構成も示されているから、段落【0025】および【0026】における「データベース・メタ情報格納管理部500」が、図21における「データベース・メタ情報格納管理部500」を指していることは明らかである。
そして、段落【0025】および【0026】においては、当該「前記データベース・メタ情報格納管理部500」という記載の前に、「データベース・メタ情報格納管理部500」という用語の記載は存在していない。
また、段落【0025】および【0026】以前の段落【0019】等における「データベース・メタ情報格納管理部500」は、【実施例7】および【実施例8】とは別の実施例である【実施例1】等の記載であるから、段落【0025】および段落【0026】の「データベース・メタ情報格納管理部500」とは異なるものである。
したがって、段落【0025】および【0026】における「前記データベース・メタ情報格納管理部500」の「前記」が誤記であることは明らかであるから、上記段落【0025】および【0026】における「前記データベース・メタ情報格納管理部500」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部500」と訂正することは、誤記の訂正を目的とするものといえる。

(2)訂正事項2について
訂正事項2は、誤記の訂正を目的として、特許請求の範囲の請求項4における「前記データベース・メタ情報格納管理部」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部」と訂正するものである。
特許請求の範囲の【請求項4】は、独立形式で記載されており、【請求項4】においては、当該「前記データベース・メタ情報格納管理部」という記載の前に、「データベース・メタ情報格納管理部」という用語は存在していない。
したがって、【請求項4】における「前記データベース・メタ情報格納管理部」の「前記」が誤記であることは明らかであるから、上記請求項4における「前記データベース・メタ情報格納管理部」なる記載を「データベース・メタ情報格納管理部」と訂正することは、誤記の訂正を目的とするものといえる。

上記訂正事項1、2は、上記のとおり、明らかな誤記の訂正を目的とするものであるから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
そして、各訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてなされるものである。

したがって、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項及び第6項の規定に適合する。

第3 独立特許要件について
上述のように訂正事項1、2は、特許法第126条第1項ただし書き第2号に規定する誤記の訂正を目的とする訂正であるから、同条第7項の規定に基づき、訂正後の特許請求の範囲に記載されている発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて、以下に検討する。

1.訂正後の特許請求の範囲の請求項4に記載の発明について
訂正事項1は、特許請求の範囲の請求項4に対応する実施例の記載の訂正であり、訂正事項2は、特許請求の範囲の請求項4の訂正であるが、上述のように訂正事項1、2は、明らかな誤記の訂正を目的とする訂正であって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないから、訂正後の特許請求の範囲の請求項4に記載の発明は、訂正前の特許請求の範囲の請求項4に記載されている発明と同じく、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものである。

2.訂正後の特許請求の範囲の請求項8に記載の発明について
訂正後の請求項8については、明示的な訂正事項は存在せず、訂正後の請求項4を引用している点で実質的に訂正されているもので、上述のように明らかな誤記の訂正を目的とする訂正であるから、訂正前の特許請求の範囲の請求項8に記載されている発明と同じく、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものである。

3.まとめ
以上のとおり、訂正後の特許請求の範囲の請求項4に記載の発明および訂正後の請求項8に記載の発明は、独立して特許を受けることができないものと判断すべき理由を発見しないから、特許法第126条第7項の規定に適合する。

第4 むすび
したがって、本件審判の請求である一群の請求項に係る訂正は、特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合する。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
仮想単一メモリストレージ上におけるメタ情報共有型分散データベース・システム
【技術分野】
【0001】
本発明は、分散データベース・システム及びそれを用いたグリッド・コンピューティング・システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の分散データベース技術は、分散トランザクション処理や排他処理にかかわる一貫性および参照整合性制約にかかわる整合性の確保と処理のスループットとのトレードオフの上に成り立っていた。前記一貫性、前記参照整合性の担保のために、従来、二相コミット技術およびレプリケーション技術が適用されてきたが、実用的なスループットを得ることができず、実用に供されて満足な結果を得ているものは寡聞である。一方、二相コミット技術またはレプリケーション技術を使用しない場合、従前技術では、リアルタイム更新の可能な分散データベース・システムは実用化されておらず、リアルタイム更新の可能な分散データベース・システムと称するものは、実際には、単に分散二次記憶媒体上に展開された仮想単一データベース・システムであったりしている。また、インターネット上での検索サイトや仮想店舗サイトでは、更新系はバッチとし分散読み出し特化型分散データベース・システムであったりしている。
【0003】
近年では、データベース管理システムを含むデータベース・ドメインであって、前記複数のデータベース・ドメインをピア・ツー・ピア接続し、データベース・ドメイン内に配置されたデータベースの構造や排他制御、参照性整合等のステータスに関する情報をメタ・データとして本体データとは別に管理し、前記メタ情報を当該メタ情報ごとに前記各データベース・ドメイン間で互いに交換し同期を取ることによりスケーラビリティに優れ、データベース・オブジェクトを任意の粒度で極小化し障害時の障害箇所の局所化と復旧時間の短縮を最小化する分散型データベース・システムに関しては図1に示されるような特許文献1に記載のものが知られている。前記特許文献1では前記メタ情報の交換の具体的な方法までは言及されていないが、前記特許文献1に記載の技術が発明された時点(本件発明者が本件発明の着想を得たのは平成13年12月頃であった)では、非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術やレプリケーショントポロジ技術は米国で実用化されたばかり(非特許文献1に記載の当該非特許技術が米国市場に登場し公然実施されたのは平成14年6月頃であった)で、その時点では米国以外での普及には至っておらず(日本でこの技術の詳細が一部で知られるようになったのは平成19年7月頃であった)、前記非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術やレプリケーショントポロジ技術を利用して、前記メタ情報の同期を都度個別に交換するのではなく、メタ情報が搭載されたメモリ片ごとに交換して行うという方法は想定されていなかった。前記メタ情報の都度個別交換による同期には、ソフトウェアの構造が複雑になり実装、保守に困難を伴うこととなり、その構造の簡素化が望まれ、また、肥大化するデータが課題とされてきている近年においては、更なる高速化が要望されている。
【0004】
また、前記非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術は、図2に示されるように、仮想計算機を含む複数の計算機の主記憶装置上にキャッシュ・トポロジ・システムを構築し、各計算機上の主記憶装置上でメモリ・キャッシュという単位で各々のメモリ・キャッシュが複数の計算機から共有され、比較的大きくない計算機を複数台接続して比較的大規模な仮想計算機を構成するシステムにおいて比較的大規模な仮想インメモリ・データベース・システムを実現する技術として知られている。しかし、これは、分散データベース・システムの実現方法とは言えず、単なる比較的大規模な仮想単一データベース・システムの実現方法であり、障害時にストレージ・レベルでの障害箇所の局所化は出来ても、データベース・システム・レベルとしての障害箇所の局所化とはならず、したがって、前記一貫性、前記参照整合性を保った状態でのバックアップのためのスナップショットの作成およびロール・フォワードのための更新ジャーナルの収集はデータベース全域に及び、リカバリもデータベース・システム全体に及ぶため、短時間での復旧は容易ではない。
【0005】
また、仮想計算機を含む複数の計算機の主記憶装置上にキャッシュ・トポロジ・システムを構築し、各計算機上の主記憶装置上のメモリ・キャッシュをお互いに複製して同期させることによって、他の計算機上の主記憶装置上のデータのアクセスを行う場合でも自身の計算機上の主記憶装置上のデータにアクセスすればよいという技術に関しては非特許文献1の当該ページに記載されているものがレプリケーショントポロジ技術として知られている。しかし、この場合、計算機の台数が増えても、共有するメモリ・キャッシュ量が増加するわけではないので、スケールアウトには寄与しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第4158534号公報
【特許文献2】特開第2006-92503号公報
【特許文献3】特表第2007-501456号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】「分散インメモリキャッシュとデータグリッド」,[季刊]ユニックス・マガジン,(株)アスキー・メディアワークス,2009年4月号,p.72-77
【非特許文献2】「スケールアウトの技術」,[季刊]ユニックス・マガジン,(株)アスキー・メディアワークス,2009年4月号,p.78-91
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
複数のデータベース管理装置を複数のデータベース・ドメインに分け、各々のデータベース・ドメイン相互がそのデータベース・ドメイン内のデータベース管理装置内の各データベース・オブジェクトのステータス等のメタ情報を交換する仕組みを各々のデータベース・ドメイン毎に持つことにより、前記二相コミット技術および前記レプリケーション技術の適用なしに、実用スループットを担保するリアルタイム更新処理が可能な分散型データベース・システムを実現する方法が特許文献1に記載されている。しかし、前記メタ情報の都度個別交換による同期には、ソフトウェアの構造が複雑になり実装、保守に困難を伴うこととなり、その構造の簡素化が望まれ、また、肥大化するデータが課題とされてきている近年においては、更なる高速化が必要とされている。
【0009】
単一表(以下リレーション)が所有する行(以下タプル)が大量となった際、スケールアウトするための方法として、タプルの中の一部データを引数とするコンシステント・ハッシングによってタプル群を水平分割する技術が非特許文献2に記載されている。そこでは、データベース・オブジェクトの物理的な配置先である物理ノードの追加、離脱に関する柔軟な対応方法が今後の課題であるとされている。一方、前記スケールアウトに対し、ハッシングによってタプル群を水平分割するにあたって、分割されたタプル群に対して直接物理ノードを対応させるのではなく、論理ノードとしてのデータベース・オブジェクト・セットを対応させ、データベース・オブジェクト・セットと物理ノード、すなわち論理ノードと物理ノードをマッピングさせるハッシングとマッピングのハイブリッド方式による前記物理ノードの追加、離脱に関する柔軟性の確保に関する技術が、非特許文献2に記載のコンシステント・ハッシングを利用する技術に先行して特許文献2に記載されている。
図20は特許文献2に記載の論理ノードと物理ノードをマッピングさせるハッシングとマッピングのハイブリッド方式を実装するデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907の詳細構成図である。
特許文献2に記載の大量タプルを持つリレーションの水平分割に関しては、単一の前記データベース・ドメイン内での分散データベース・システムを想定しているため、更なるスケールアウトのために、複数データベース・ドメインにまたがる前記リレーションの水平分割にも対応することが必要とされている。
図21は複数データベース・ドメインにまたがる前記リレーションの水平分割にも対応するための請求項4に記載のデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907とデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置500の詳細構成図である。
【0010】
単一の前記データベース・ドメイン内でのマルチ・トランザクション処理の一貫性を一相コミットで確保する方法が特許文献3に記載されている。特許文献3によれば、複数の前記データベース・ドメイン相互でのマルチ・トランザクション処理の一貫性の保持のためには二相コミットで確保しなければならない旨が記載されており、複数データベース・ドメインにまたがる一貫性が保持されたマルチ・トランザクション処理の実用的なスループットの確保は難しい。また、マルチ・トランザクション処理一貫性を確保するための方法として、前記マルチ・トランザクション処理を構成する各単一トランザクション処理のステータスは、該ステータスのステータス情報を該単一トランザクション毎に保持することになっており、非常に複雑なものになっている。
【0011】
非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術のデータベース管理システムの大規模化およびインメモリ化による高速化に寄与し、当該データベース管理システムは、複数の比較的小型な計算機を複数台連接して大規模単一インスタンス仮想データベースを構成するため、前記一貫性および前記整合性に対する前記二相コミット技術およびレプリケーション技術の適用を必要としない。しかし、該前記大規模単一インスタンス仮想データベースを構成する複数台の前記比較的小型な計算機上のデータの集合の各々と該前記大規模単一インスタンス仮想データベースを構成するリレーションやタプル毎のようなデータベース・オブジェクトの意味のある集合とは、直接には対応しない。したがって、特定の前記データベース・オブジェクトを特定のノードである前記比較的小型な計算機に配置し管理することができない。これは、該特定のデータベース・オブジェクトを頻繁にアクセスする前記ノードである比較的小型な計算機に該特定のデータベース・オブジェクトを配置し、別の特定のデータベース・オブジェクトを頻繁にアクセスする前記ノードである比較的小型な計算機に該別の特定のデータベース・オブジェクトを配置し、前記ノードである比較的小型な計算機と前記特定のデータベース・オブジェクトとを明示的に関連付けて管理することができないということを意味している。一方、非特許文献2に記載されているように、特定のノードである比較的管理しやすい比較的小型な計算機上に管理しやすい大きさに分割された前記データベース・オブジェクト群を配置し、分割された前記データベース・オブジェクト相互の緩やかに疎結合される形の大規模分散データベース・システムというものが、分割された前記データベース・オブジェクト群の独立性のために必要とされている。これは、分割された前記データベース・オブジェクト群の保守性、秘匿性に大きく寄与する。しかし、前記分割された前記データベース・オブジェクト間の一貫性および整合性の保持に関しては前記二相コミット技術およびレプリケーション技術によらなければならず、性能面に問題を残していた。さらに、非特許文献2に記載されているように、大量のタプルを所有する1個のリレーションにおいて、各々のタプルにユニークなIDを付加して他のタプルと識別するとき、そのタプルの該IDと物理格納装置を持つ計算機との関係付けを、前記物理格納装置を持つ計算機のシステムへの参加、離脱(故障等による強制的なものも含む)に対しても柔軟にダイナミックに対応されていることが必要とされている。
【0012】
したがって、リアルタイム更新を要件とするデータベース・システムの複数のデータベース・ドメインへの分割による分散型データベース・システムのスケールアウトに関して、更なる複雑化に対応し、更なる高性能化を実現することが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、大規模データベース・システムを前記複数データベース・ドメインに分散し、前記複数データベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトのリアルタイム更新をともなうマルチ・トランザクション処理において、データ・ディクショナリ情報、排他制御情報、参照整合性情報等の各種ステータス情報および更新アクセス・カウンタおよびデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル等のメタ情報の交換および同期を、非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術またはレプリケーショントポロジ技術を適用することによって課題を解決する。
【発明の効果】
【0014】
特許文献1に記載の分散型データベース・システムにおける当該メタ情報の共有の実装・保守を更に容易にし、また、当該メタ情報を持つ複数のメモリ・キャッシュの高速な同期が可能なため、個別にメタ情報の同期を取る必要があった特許文献1に記載の分散データベース・システムを、性能面においても勝ることになる。
【0015】
特許文献2に記載のハッシング・マッピング・ハイブリッド方式による大量タプルを有するリレーションの水平分散を効率的に、前記データベース・ドメインにまたがって実施できることになる。
【0016】
特許文献3に記載のコーディネータによる各トランザクションのステータスの一元共有による前記ドメイン内における一段階コミットプロトコルによるマルチ・トランザクション処理に代え、複数のデータベース・ドメインにまたがるマルチ・トランザクション処理を、その起点となるプロセスのプロセスIDによって認識されるカウンタのアップダウンにより、カウンタが初期値に戻ったときをひとつのマルチ・トランザクション処理の完了とみなすことにより、複数のデータベース・ドメインにまたがるマルチ・トランザクション処理をシンプルに高速に実施できることになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は特許文献1に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。
【図2】図2は非特許文献1に記載の技術により構成することができる仮想単一主記憶装置ストレージ上の仮想単一データベース・システムの構成を示した構成図である。
【図3】図3はパーティショントポロジ技術を適用した請求項1に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例1)
【図4】図4はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項1に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例2)
【図5】図5はパーティショントポロジ技術を適用した請求項2に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例3)
【図6】図6はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項2に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例4)
【図7】図7はパーティショントポロジ技術を適用した請求項3に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例5)
【図8】図8はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項3に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例6)
【図9】図9はパーティショントポロジ技術を適用した請求項4に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例7)
【図10】図10はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項4に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例8)
【図11】図11はパーティショントポロジ技術を適用した請求項5に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例9)
【図12】図12はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項5に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例10)
【図13】図13はパーティショントポロジ技術を適用した請求項6に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例11)
【図14】図14はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項6に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例12)
【図15】図15はパーティショントポロジ技術を適用した請求項7に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例13)
【図16】図16はレプリケーショントポロジ技術を適用した請求項7に記載の分散型データベース・システムの構成を示した構成図である。(実施例14)
【図17】図17は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において全ての更新処理が成功した場合を例示したシーケンス図である。
【図18】図18は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において途中で更新処理が失敗した場合を例示したシーケンス図である。
【図19】図19は請求項2に記載の分散マルチ・トランザクション処理装置とデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の詳細構成図である。
【図20】図20は特許文献2に記載のデータベース・オブジェクト管理装置特定装置の詳細構成図である。
【図21】図21は請求項4に記載のデータベース・オブジェクト管理装置特定装置とデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の詳細構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、本発明は、これら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
特に本発明に関わるデータベース管理システムについて、リレーショナル・データベース、オブジェクト・データベースとその型に依存するものではないが、説明を容易にするために、以下の実施例ではリレーショナル・データベース管理システムによって例示する。ここで、リレーショナル・データベースの定義は、「タプルとアトリビュートの外積をリレーションとする」に拠る。
【実施例1】
【0019】
図3を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項1に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110,120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベー・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が保持する管理下のデータベースの構造を定義するデータ・ディクショナリ情報と、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置内のデータベース・オブジェクトが他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対して外部参照状態にある時の参照被参照状態にある双方のデータベース・オブジェクトに関するステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの読み出し状態にあり共有ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの書き込み状態にあり排他ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
を分散型データベース・システムのデータベース・メタ情報として格納し、
自身のデータベース・ドメイン内で処理が進行し、前記データベース・オブジェクトに関するステータス情報に変化が及ぼす事象が発生した場合には速やかに当該データベース・オブジェクトに関するステータス情報を更新管理する、
データベース・メタ情報格納管理部500、510、520と、
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例2】
【0020】
図4を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項1に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110,120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベー・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が保持する管理下のデータベースの構造を定義するデータ・ディクショナリ情報と、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置内のデータベース・オブジェクトが他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対して外部参照状態にある時の参照被参照状態にある双方のデータベース・オブジェクトに関するステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの読み出し状態にあり共有ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの書き込み状態にあり排他ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
を分散型データベース・システムのデータベース・メタ情報として格納し、
自身のデータベース・ドメイン内で処理が進行し、前記データベース・オブジェクトに関するステータス情報に変化が及ぼす事象が発生した場合には速やかに当該データベース・オブジェクトに関するステータス情報を更新管理する、
データベース・メタ情報格納管理部500、510、520と、
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例3】
【0021】
図5および図19を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項2に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110、120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置900、910、920と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ903が存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部906と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタを有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図17は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において全ての更新処理が成功した場合を例示したシーケンス図である。
図18は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において途中で更新処理が失敗した場合を例示したシーケンス図である。
【実施例4】
【0022】
図6および図19を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項2に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110、120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置900、910、920と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ903が存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部906と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタを有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図17は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において全ての更新処理が成功した場合を例示したシーケンス図である。
図18は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において途中で更新処理が失敗した場合を例示したシーケンス図である。
【実施例5】
【0023】
図7および図19を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項3に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例1に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置900、910、920と、
を構成要素とするメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが100、110、120のように複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ903が存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部906と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ
を有すること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図17は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において全ての更新処理が成功した場合を例示したシーケンス図である。
図18は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において途中で更新処理が失敗した場合を例示したシーケンス図である。
【実施例6】
【0024】
図8および図19を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項3に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例2に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置900、910、920と、
を構成要素とするメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが100、110、120のように複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ903が存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部906と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ
を有すること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図17は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において全ての更新処理が成功した場合を例示したシーケンス図である。
図18は共有カウンタ方式によるマルチ・トランザクション処理において途中で更新処理が失敗した場合を例示したシーケンス図である。
【実施例7】
【0025】
図9および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項4に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110、120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル905
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置のデータベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例8】
【0026】
図10および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項4に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
ネットワーク600上に配置された複数のデータベース・ドメイン100、110、120の各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置300、310、320と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置200、210、220と、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル905
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置のデータベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例9】
【0027】
図11および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項5に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例1に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例10】
【0028】
図12および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項5に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例2に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例11】
【0029】
図13および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項6に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例3に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例12】
【0030】
図14および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項6に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例4に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例13】
【0031】
図15および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項7に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例5に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータ・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【0032】
図15は、本発明の1実施例の構成図であって、データベース・ドメイン100を一台のサーバ計算機によって実現しようとしたものであって、データベース・ドメイン100内には、データベース・オブジェクト管理装置特定装置907(図15中省略)内に配置されたデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901およびデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、分散マルチ・トランザクション処理装置906(図15中省略)内に配置された分散マルチ・トランザクション処理実行部900、データベース・メタ情報管理リポジトリ装置400内に配置されたデータベース・メタ情報格納管理部500、データベース・オブジェクト管理装置300、データベース・オブジェクト格納装置200が配置されており、障害時の復旧のためのスナップショットおよびジャーナルを格納するストレージ800を持つストレージ・サーバ計算機とネットワーク600で接続されており、データベース・ドメイン100と同様の構造のデータベース・ドメイン110およびデータベース・ドメイン120とLAN600で接続し、非特許文献1に記載のパーティショントポロジ技術によりデータベース・メタ情報格納管理部500内のパーティション・キャッシュを分散共有し、メタ情報の同期により、高速にリアルタイム更新可能な分散データベースを稼動する。
【0033】
ここで、図15に記載のストレージ800はデータベース・ドメイン100とWANを介して物理的に遠距離に存在するものであってもよい。
【0034】
ここで、図15に記載のストレージ800はデータベース・ドメイン100を構成する一台のサーバ計算機に制御されるATA、FC等のインターフェース・ケーブルで接続された二次記憶装置でもよい。
【0035】
ここで、図15に記載のリレーション201、202、203、204、205、206、207、208、209は、単一のリレーションに関する大量のタプル群を水平分割したタプル群のいずれかを含んでもよく、該タプル群は、リレーション201およびリレーション203のような同一データベース・ドメインに含まれるリレーションに含まれてもよく、また、リレーション201およびリレーション205のような異なるデータベース・ドメインに配置されたリレーションに含まれてもよい。
【0036】
単一のリレーションに関する大量のタプル群が特定のアルゴリズムで水平分割されたタプル群はデータベース・オブジェクト・セットと定義され、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブルを使用して、物理的な格納先のロケーションが与えられるが、格納先の格納領域の利用状況のバランスを調整するために、動的に再配置できるようになっていてもよい。
【実施例14】
【0037】
図16および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項7に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
実施例6に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置200、210,220内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置300、310、320が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置907と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置400、410、420と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901、911、921と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータ・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部500と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部510、520とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【0038】
図16は、本発明の1実施例の構成図であって、データベース・ドメイン100を一台のサーバ計算機によって実現しようとしたものであって、データベース・ドメイン100内には、データベース・オブジェクト管理装置特定装置907(図15中省略)内に配置されたデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部901およびデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、分散マルチ・トランザクション処理装置906(図15中省略)内に配置された分散マルチ・トランザクション処理実行部900、データベース・メタ情報管理リポジトリ装置400内に配置されたデータベース・メタ情報格納管理部500、データベース・オブジェクト管理装置300、データベース・オブジェクト格納装置200が配置されており、障害時の復旧のためのスナップショットおよびジャーナルを格納するストレージ800を持つストレージ・サーバ計算機とネットワーク600で接続されており、データベース・ドメイン100と同様の構造のデータベース・ドメイン110およびデータベース・ドメイン120とLAN600で接続し、非特許文献1に記載のレプリケーションポロジ技術によりデータベース・メタ情報格納管理部500内のレプリケーション・キャッシュを複製共有し、メタ情報の同期により、高速にリアルタイム更新可能な分散データベースを稼動する。
【0039】
ここで、図16に記載のストレージ800はデータベース・ドメイン100とWANを介して物理的に遠距離に存在するものであってもよい。
【0040】
ここで、図16に記載のストレージ800はデータベース・ドメイン100を構成する一台のサーバ計算機に制御されるATA、FC等のインターフェース・ケーブルで接続された二次記憶装置でもよい。
【0041】
ここで、図16に記載のリレーション201、202、203、204、205、206、207、208、209は、単一のリレーションに関する大量のタプル群を水平分割したタプル群のいずれかを含んでもよく、該タプル群は、リレーション201およびリレーション203のような同一データベース・ドメインに含まれるリレーションに含まれてもよく、また、リレーション201およびリレーション205のような異なるデータベース・ドメインに配置されたリレーションに含まれてもよい。
【0042】
単一のリレーションに関する大量のタプル群が特定のアルゴリズムで水平分割されたタプル群はデータベース・オブジェクト・セットと定義され、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブルを使用して、物理的な格納先のロケーションが与えられるが、格納先の格納領域の利用状況のバランスを調整するために、動的に再配置できるようになっていてもよい。
【実施例15】
【0043】
図9および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項8に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例7に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい
さらに、図10および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項8に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例8に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例16】
【0044】
図11および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項9に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例9に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
さらに、図12および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項9に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例10に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例17】
【0045】
図13および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項10に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例11に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図14および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項10に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例12に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【実施例18】
【0046】
図15および図21を使って、パーティショントポロジ技術を適用した請求項11に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例13に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
図16および図21を使って、レプリケーショントポロジ技術を適用した請求項11に記載の分散型データベース・システムについて説明する。
データベース・オブジェクト管理装置特定装置907は、データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部902、912、922のロケーション情報を変更する機能を有し、データベース・オブジェクト格納装置200、210、220の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする実施例14に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
大規模データベース・システムを、独立したデータベースとして機能する極限にまで細分化し、それらの細分化された独立データベースが疎結合で再統合することにより、同規模の大規模分散データベース・システムが提供される。極小化された独立データベースは、近年の主記憶装置の大容量化、低価格化と相俟って、シリアライズ、デシリアライズといった時間のかかる重い処理をまったく含まないインメモリ・データベースとして低価格なサーバ装置上に搭載される。この安価なデータベース・サーバ装置をインフィニ・バンド等の高速ネットワーク技術により多数連接し、データベース・サーバ装置をダイナミックに追加したり、また、一部のデータベース・サーバ装置に障害が発生し切り離さざるを得なくなったときにも、その影響を局所化し、障害が取り除かれた時には、局所化故に、ロール・フォワードの起点となるスナップショットおよびジャーナルも極小化され、短時間でリカバリできるリアルタイム更新が可能なグリッド・データベース・システムを提供することができる。
前記データベース・ドメインの構成を1個の単位とするプラグイン・データベース・サーバ・アプライアンスを構成し、データセンタのラック内に前記プラグイン・データベース・サーバ・アプライアンスを配置し、接続し、スケールアウト可能な大規模グリッド・データベース・システムを提供することができる。
【符号】
【0048】
100、110、120 データベース・ドメイン
200、210、220 データベース・オブジェクト格納装置
201、202、203、211、212、213、221、222、223 リレーション
300、310、320 データベース・オブジェクト管理装置
400、410、420 データベース・メタ情報管理リポジトリ装置
500、510、520 データベース・メタ情報格納管理部
600 LAN、WANのTCP/IPネットワーク
610 インターネット網
908 TCP/IPネットワークまたはATA、FC等のインターフェース・ケーブル
700、710、720、730 端末装置
800、810、820 ストレージ
900、910、920 分散マルチ・トランザクション処理装置
901、911、921 データベース・オブジェクト・セット識別記号変換部
902、912、922 データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部
903 更新アクセス・カウンタ
905 データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
906 分散マルチ・トランザクション処理実行部
907 データベース・オブジェクト管理装置特定装置
908 LAN、WANまたはマシン内のTCP/IPネットワーク
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上に配置された複数のデータベース・ドメインの各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベー・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が保持する管理下のデータベースの構造を定義するデータ・ディクショナリ情報と、
自身のデータベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置内のデータベース・オブジェクトが他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対して外部参照状態にある時の参照被参照状態にある双方のデータベース・オブジェクトに関するステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの読み出し状態にあり共有ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
自身の前記データベース・ドメイン内の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する前記データベース・オブジェクトを他のデータベース・ドメインを管理する前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を直接または間接的にアクセスする端末計算機またはサーバ計算機からの書き込み状態にあり排他ロック状態にある当該データベース・オブジェクトのステータス情報と、
を分散型データベース・システムのデータベース・メタ情報として格納し、
自身のデータベース・ドメイン内で処理が進行し、前記データベース・オブジェクトに関するステータス情報に変化が及ぼす事象が発生した場合には速やかに当該データベース・オブジェクトに関するステータス情報を更新管理する、
データベース・メタ情報格納管理部と、
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されることを特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項2】
ネットワーク上に配置された複数のデータベース・ドメインの各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置と、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタが存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されることを特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項3】
請求項1に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
分散マルチ・トランザクション処理においてトランザクション処理一貫性を保持しながら実行するための分散マルチ・トランザクション処理装置と、
を構成要素とするメタ情報共有分散型データベース・システムであって、
分散マルチ・トランザクション処理装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは当該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
直接的または間接的に、挿入または変更または削除の1または2以上の更新アクセスを端末計算機またはサーバ計算機から要求される、自身または他の前記データベース・ドメイン内のデータベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベース・オブジェクトに対するトランザクション処理において、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタが存在するものとし、
前記更新アクセス・カウンタはあらかじめ特定の初期値を持つものとし、
該起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドが存在すればそのプロセスないしスレッドによって要求される更新アクセスが発生する都度、該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを一定数ずつカウントアップし、
実際の更新アクセスが成功したという情報を順に受け取る毎に該前記更新アクセスを要求する起点となったプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される該前記更新アクセス・カウンタ内のカウントを該前記一定数と同じ値ずつカウントダウンし、該前記カウンタの値が該前記初期値と一致した時に、該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのコミット処理を実行し、また、
実際の更新アクセスが失敗したという情報を一個でも受け取った場合、余の更新アクセスを中止し、その結果を待たずに、すみやかに該前記起点となったプロセス自身および該前記起点となったプロセスないしスレッドが存在するならばそのプロセスないしスレッドによって直接または間接的に引き起こされた自身または他のデータベース・ドメイン内の端末計算機またはサーバ計算機上のプロセスないしスレッドによって実行されたすべての更新アクセスのロールバック処理を実行する、
ことを特徴とする分散マルチ・トランザクション処理実行部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、
複数のデータベース・ドメインから要求される1または2以上の前記更新アクセスの起点となるプロセスを識別するプロセス識別子によって識別される更新アクセス・カウンタ
を有すること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項4】
ネットワーク上に配置された複数のデータベース・ドメインの各々の前記データベース・ドメイン内にあって、
データベースを管理する1または2以上のデータベース・オブジェクト管理装置と、
前記データベース・オブジェクト管理装置が管理するデータベースを格納するための、各々の前記データベース・オブジェクト管理装置毎に対応する1または2以上のデータベース・オブジェクト格納装置と、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置のデータベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されること
を特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項5】
請求項1に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されることを特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項6】
請求項2に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータベース・オブジェクト・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されることを特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項7】
請求項3に記載のメタ情報共有型分散データベース・システムにおいて、さらに、
単一の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しきれないタプル数を持つリレーションにおいて、水平分割して複数のデータベース・ドメイン管理下の1または2以上の前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置内に収容しようとする際、対象データ・オブジェクトとデータ・オブジェクト管理装置を対応付けるためのデータベース・オブジェクト管理装置特定装置と、
複数のデータベース・ドメインにまたがるデータベース・オブジェクトの検索または加工または更新を行うためのデータベース・オブジェクト検索加工装置と、
前記データベースの持つメタ情報によって、外部の他のデータベース・ドメインと整合性をとるための1または2以上のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置と、
で構成されるメタ情報共有分散型データベース・システムであって
データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、
ハッシング等のアルゴリズムを特定のパラメタで用いて、対象データベース・オブジェクトの一部ないし全部の情報を、対照データベース・オブジェクトの論理的な格納先となるデータベース・オブジェクト・セットを特定するためのデータベース・オブジェクト・セット識別記号に変換するデータベース・オブジェクト・セット識別記号変換部と、
該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号に対応する該前記データベース・オブジェクト・セットの物理的な格納先となる前記データベース・ドメインおよび前記データベース・オブジェクト管理装置を特定するデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部と、
を有し、
データベース・オブジェクト検索加工装置は、
該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタで用いて、検索対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、1または2以上の該前記データベース・オブジェクト管理装置が管理する1または2以上の前記データベース・オブジェクト格納装置上の1または2以上のデータ・セットを横断的に検索するデータベース・オブジェクト検索部と、
前記データベース・オブジェクト検索部によって特定され抽出されたデータを、該前記アルゴリズムと同一のアルゴリズムを同一のパラメタを用いて、加工対象となる該前記データベース・オブジェクト・セットを特定しながら、変更または削除、若しくは1または2以上の該前記データベース・オブジェクト・セットにまたがるデータ群の結合すなわちジョインまたは射影すなわちプロジェクションまたは並べ替えすなわちソートまたは行結合すなわちユニオン等のデータベース・オブジェクト加工を横断的に行うデータベース・オブジェクト加工部と、
を有し、
データベース・メタ情報管理リポジトリ装置は、
ここではネットワーク上には互いに通信が可能なデータベース・ドメインが複数個あるものとして、また、
ここではデータベース・オブジェクトは該データベース・オブジェクトを管理する前記データベース・オブジェクト管理装置を識別するための情報であるデータベース・オブジェクト管理装置識別子と当該データベース・オブジェクト管理装置を管理する前記データベース・ドメインを識別するためのデータベース・ドメイン識別子とに関連付けられたデータベース・オブジェクト識別子で識別されるものとして、
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置の前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部において保持され適時更新されるデータベース・オブジェクト・セット・ロケーション情報と該前記データベース・オブジェクト・セット識別記号とを対応付けするデータベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報マップ・テーブル
を有し、
前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」当該データベース・メタ情報管理リポジトリ装置を実装するためのサーバ計算機である各ノードの「主記憶装置の一部」をメモリ・キャッシュとし、自身のノードおよび他のノード上の前記メモリ・キャッシュをメモリ・イメージとして互いにノード間で共有することによって実現される、または、前記メモリ・キャッシュを互いにノード間で複製し、保持し、データベース・メタ情報の変化に伴い、該変化にかかわる該ノード上の該変化にかかわる該メモリ・キャッシュ上のメモリ・イメージを他のノード上の対応するメモリ・キャッシュ上に複製することによって同期が行われ実現される、単一の仮想主記憶装置を構成し、自身のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置の前記データベース・メタ情報格納管理部と、他のデータベース・ドメイン内の前記データベース・メタ情報管理リポジトリ装置内にあるデータベース・メタ情報格納管理部とが、前記「分散データベースに参加中のデータベース・ドメイン内の」各々のデータベース・メタ情報管理リポジトリ装置によって共有されることを特徴とするメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項8】
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部のロケーション情報を変更する機能を有し、前記データベース・オブジェクト格納装置の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする請求項4に記載のメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項9】
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部のロケーション情報を変更する機能を有し、前記データベース・オブジェクト格納装置の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする請求項5に記載のメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項10】
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部のロケーション情報を変更する機能を有し、前記データベース・オブジェクト格納装置の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする請求項6に記載のメタ情報共有型分散データベース・システム。
【請求項11】
前記データベース・オブジェクト管理装置特定装置は、前記データベース・オブジェクト・セット識別記号ロケーション情報変換部のロケーション情報を変更する機能を有し、前記データベース・オブジェクト格納装置の記憶装置容量と格納されるデータベース・オブジェクト・セットの大きさの関係を最適化して再配置することを特徴とする請求項7に記載のメタ情報共有型分散データベース・システム。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審決日 2014-02-13 
出願番号 特願2009-119363(P2009-119363)
審決分類 P 1 41・ 852- Y (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 田川 泰宏  
特許庁審判長 和田 志郎
特許庁審判官 清水 稔
小曳 満昭
登録日 2009-08-28 
登録番号 特許第4362839号(P4362839)
発明の名称 仮想単一メモリストレージ上におけるメタ情報共有型分散データベース・システム  
代理人 工藤 一郎  
代理人 工藤 一郎  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ