ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない。 G09F 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G09F |
---|---|
管理番号 | 1289155 |
審判番号 | 不服2013-5227 |
総通号数 | 176 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2014-08-29 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2013-03-19 |
確定日 | 2014-06-25 |
事件の表示 | 特願2009-207361「タイル張り電子ディスプレイ構造」拒絶査定不服審判事件〔平成22年 1月21日出願公開、特開2010- 15163〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、平成11年2月17日(優先権主張1998年2月17日、1999年2月16日、米国)を国際出願日とする出願である特願2000-531834号の一部を平成21年9月8日に新たな特許出願としたものであって、平成24年7月17日付けで手続補正がなされたものの、同年11月15日付けで拒絶査定がなされた。 本件は、これを不服として、平成25年3月19日に請求された拒絶査定不服審判であって、請求と同時に手続補正がなされ、その後、当審において同年6月12日付けで審尋を行ったが、請求人による回答はなかった。 第2 平成25年3月19日付けの手続補正についての補正の却下の決定 [補正の却下の決定の結論] 平成25年3月19日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。 [理由] 1 補正の内容 本件補正のうち特許請求の範囲の請求項1の補正は、特許請求の範囲を限定して減縮することを目的として本件補正前の特許請求の範囲の請求項1を以下のように補正するものである。 「【請求項1】 上面と底面とを有し、電気信号を形成するための回路を有する回路基板と、 所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造と を備え、前記第1のピクセル構造が、 前記回路基板の上面に接続され、前記回路から第1の電気信号を受ける第1の電極と、 底面と上面とを有するディスプレイ材料であって、前記ディスプレイ材料の底面が前記第1の電極に近接されており、前記ディスプレイ材料が前記ピクセル領域の一部を占める、ディスプレイ材料と、 前記ディスプレイ材料の上面に近接して位置する第2の電極と、 前記第2の電極に接続され、前記回路基板の上面から前記第1のピクセル構造を貫通して延びる接続ビアであって、前記接続ビアが前記回路から第2の電気信号を受けるように形成され、前記第1の電極と前記ディスプレイ材料は、前記接続ビアが前記第1の電極又は前記ディスプレイ材料と干渉しないように、その寸法が設定されて配置されている、接続ビアと、 前記回路基板に接続され、横列及び縦列としてマトリクス状に配列された複数のピクセル構造であって、接続ビアが少なくとも1つのピクセル構造を含むタイルの縁部に沿って前記複数のピクセルを貫通して形成されるように、前記複数のピクセル構造のそれぞれのパターン化されたディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造と、 複数の接続部を有し、前記複数の接続部のうちの1つが操作電力を前記タイルに供給するように形成されている背面パネルと を備える、電子ディスプレイ構造。」 したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2(以下単に「特許法第17条の2」という。)第4項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とする補正を含むものである。 そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下「本件補正発明」という。)が特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか、すなわち、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて、以下検討する。 2 本件補正発明 本件補正発明は、本件補正後の特許請求の範囲の請求項1に記載された上記のとおりのものである。 3 本件出願の明細書及び図面の記載 本件出願の明細書の発明の詳細な説明及び図面には、以下の記載がある。 ア)記載事項ア 「【0032】 図1は、部分的に組み立てられた本発明に係る広い面積のディスプレイ100の平面図である。ディスプレイ100はタイル張りのディスプレイであり、多数のピクセル形成素子を有する広い面積のディスプレイを形成するために、ディスプレイ中では、画像ピクセルを形成する放射性素子もしくは反射素子が、比較的小さな配列でタイル120上に敷設されて、1つのフレームに組み立てられている。また、複数のタイルは、フレームなしで、それらのピクセルが縦方向及び横方向でアライメントされた状態で、側面同士が突き当てられるように組み立てられても良い。この場合においては個々のタイルは仕切りによって一緒に保持されていも良い。 【0033】 タイルは、タイルの縁部に至るまで均等に離間された複数のピクセル形成素子によって構成されている。図15から図19を参照して後述するように、タイルは、それらが接合された際に、2つの隣合うタイルの縁部のピクセル同士のピクセル間距離がタイルの内側の隣接するピクセル同士のピクセル間距離と等しくなるように、形成される。図1に示すディスプレイでは、2つのタイル122,124が抜き取られている。これらのタイルが位置102,104に挿入されてディスプレイが完成する。 【0034】 ディスプレイ100は、4×4の配列で16個のピクセル形成素子を有するタイルから形成されるように示されているが、各タイルがそれ以上のピクセルを有していても良い。本発明の好適な実施形態では、後述するように、各タイルは、32×28の行列で配列された896個のピクセル形成素子を有している。これらのタイルのサイズは単なる一例にすぎない。各タイルがそれ以上或いはそれ以下のピクセル形成素子を有していても良い。また、異なる数のピクセル形成素子を有する複数のタイルから1つのディスプレイを形成しても良い。例えば、1つのディスプレイは、比較的多数のピクセル形成素子をもつタイルを中心部近傍に有し、比較的少ない数のピクセル形成素子をもつタイルを縁部近傍に有している。」 イ)記載事項イ 「【0084】 図6Aは、図5に示すタイルに使用可能な好適なピクセル間隔を示すピクセル図である。このようなピクセル間隔によれば、組み立てられたタイル張りディスプレイのピクセル間距離を局部的に歪ませることなく、タイルの縁部に沿って導電性のバイアを配置することができる。図6Aは4つのタイル630,640,650,660の部分を示している。破線624,622はピクセルの境界を示している。これらの線は、ピクセルのレイアウトを理解し易くするためにのみ設けられている。ピクセルの活性部526は全ピクセル面積の約1/4だけを占めている。これは約25%のピクセル開口を形成している。本発明のこの好適な実施形態において、活性領域は、ピクセル領域の中心に位置付けられておらず、図6Aに示すように左上側にオフセットされている。 【0085】 図6Aに示すように、ピクセルのこのような間隔は、タイルの境界を横切るピクセルの規則的な間隔と干渉することなく、バイア520,522をピクセルの横列及び縦列電極に接続するための空間を、ディスプレイ装置の縁部に沿って形成する。図6Aに示す好適な実施形態において、活性領域526からタイルの縁部までの距離d_(e)は、ピクセルの活性領域526の縁部からピクセルの境界522又は境界524までの内側距離d_(I)の約2倍である。 【0086】 図6Aに示すピクセル図はピクセルの活性領域が水平方向及び垂直方向の両方向にオフセットされているが、活性領域が垂直方向にのみオフセットされていても良い。この構成では、横列電極に対するコンタクトが活性ピクセル材料の下方にあり、したがって、ピクセルの活性領域をオフセットする必要がない。 【0087】 図7は、図3に示すようなタイルの使用に適した他のピクセルのレイアウトを示している。図7に示すレイアウトにおいて、ピクセルの活性領域526はそれらの各ピクセル領域の中心に位置付けられており、ディスプレイの横列及び縦列電極をエレクトロニクスに接続するバイアは各ピクセル素子間に形成されている。活性領域526の縁部とディスプレイの縁部712との間の距離はタイルの全ての側で等しく、活性ピクセル領域の中心から縁部までの距離はピクセルのピッチの1/2である。しかしながら、図20及び図20Aを参照して後述するように、中方立て(mullion)を隣接するタイル間に挿入できるように、縁部のピクセルの中心とタイルの縁部との間の距離はピクセルのピッチの1/2よりも僅かに小さくなっている。後述するように、一般に、中方立ては、ディスプレイ装置上にタイルを接合するため及びタイルの継ぎ目を隠すために使用される。 【0088】 一般に、前述したディスプレイは白黒のディスプレイである。ピクセルは、1つの横列電極と1つの縦列電極とから成る1対の電極によって制御される単一の放射領域を有している。図8A及び図8Bに示すように、カラーピクセルが採用されても良い。図8Aは、赤(R)820、緑(G)822、青(B)824の別個のサブピクセルを有する単一のピクセルを示している。3つのサブピクセル820,822,824はそれぞれ対応する縦列電極(図示せず)を有している。サブピクセル820,822,824の縦列電極はそれぞれ、バイア810,812,814をそれぞれ介して、エレクトロニクス部分に接続される。1つの横列電極(図示せず)は3つのサブピクセルで共有される。この横列電極は、仮想的に示されたバイア816を介してエレクトロニクス部分に接続されている。3つのサブピクセル構造の幾何学的な構成は、サブピクセルの高さd_(SH)と、サブピクセルの幅d_(SW)と、活性サブピクセル領域からピクセル領域の縁部までの距離d_(e)とによって規定される。本発明の1つの好適な実施形態のため、ピクセルのピッチPに関して、これらの寸法が表1に与えられている。 【0089】 表1 d_(SH) .5P d_(SW) .16P d_(e) .25P 図8Bは他のカラーピクセル構造を示している。この構造は4つのサブピクセル素子830,832,834,836を有している。これらのサブピクセル素子のうちの2つ830,836は励起時に緑色光を放射し、他の2つのサブピクセル素子832,834はそれぞれ赤色光及び青色光を放射する。この構造は、4サブピクセル構造として知られている。カラーディスプレイ内における輝度情報の多くが赤や青のピクセルよりも緑のピクセルに存在するため、この構造は2つの緑色サブピクセルを使用している。したがって、2つの緑色サブピクセルを使用することによって、より鮮やかな表示が可能になる。また、ピクセル830,836が共に赤色のピクセルもしくは青色のピクセルであっても良い。幾つかのディスプレイ技術においては、赤もしくは青のピクセル材料から放射される光の量が、緑色のピクセルから放射される光量よりも少ない場合がある。この場合には、ピクセル830,836を共に赤色のピクセルもしくは青色のピクセルにすると、ディスプレイの全体の輝度が向上する。図8Bに示すピクセル構造は、2つの横列電極(図示せず)及び2つの縦列電極(図示せず)を使用している。横列電極はバイア816’,818(仮想的に示されている)を介してエレクトロニクス部分に接続されている。一方、縦列電極はバイア810’,812’を介してエレクトロニクス部分に接続されている。4サブピクセル構造の幾何学的な構成は、サブピクセルの高さd_(SH)と、サブピクセルの幅d_(SW)と、活性サブピクセル領域からピクセル領域の縁部までの距離d_(e)と、隣接するサブピクセル間の距離d_(I)とによって規定される。本発明の好適な実施形態のため、これらの寸法が表2に与えられている。 【0090】 表2 d_(SH) .25P d_(SW ) .25P d_(e ) .125P d_(SI) .25P 図8A及び図8Bは、水平方向及び垂直方向で等しくなるように距離d_(e),d_(SI)を示しているが、これらの値が異なっていても良い。図8A及び図8Bに示す好適なピクセル構造はいずれも、約25%のピクセル開口を形成するために、活性ピクセル領域がピクセル領域の約25%を占めている。この値は単なる一例にすぎない。本発明では、ピクセル開口が大きくてもまた少なくても良い。」 ウ)記載事項ウ 「【図1】 」 エ)記載事項エ 「【図6A】 」 オ)記載事項オ 「【図7】 」 カ)記載事項カ 「【図8A】 」 キ)記載事項キ 「【図8B】 」 4 本件補正発明の記載事項の検討 本件補正発明は、「所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造」が、「ディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造」「を備える」構成を有するものである。 ここで、上記構成中の「ピクセル領域」が如何なるものか、以下検討する。 「ピクセル領域」に関し、本件補正発明は、上記の構成以外に、「ディスプレイ材料が前記ピクセル領域の一部を占める」構成、「回路基板に接続され、横列及び縦列としてマトリクス状に配列された複数のピクセル構造であ」る構成、及び、「接続ビアが少なくとも1つのピクセル構造を含むタイルの縁部に沿って前記複数のピクセルを貫通して形成される」構成を含んでいる。 しかしながら、これらの構成は、「ピクセル領域」の境界が如何なる箇所であるのかを明確に特定するものではない。 一方、本件出願の明細書には、「図6Aは、図5に示すタイルに使用可能な好適なピクセル間隔を示すピクセル図である。・・(略)・・図6Aは4つのタイル630,640,650,660の部分を示している。破線624,622はピクセルの境界を示している。これらの線は、ピクセルのレイアウトを理解し易くするためにのみ設けられている。」(【0084】)と記載されており、図6Aの破線624,622がピクセルのレイアウトを理解し易くするためにのみ設けられているとしながらも、図6Aには、一応ピクセルの境界が示されている。 しかしながら、この明細書及び図面の記載から、ピクセルの境界である破線624,622は、2つのピクセルの活性部526間、2つのバイア520間、または、2つのバイア522間に引かれているとは読み取れるものの、ディスプレイの具体的な箇所との関係でピクセルの境界を明確に特定するものではない。 また、明細書及び図面の他の箇所を参酌しても、「ピクセル領域」が特定できない。 したがって、本件補正発明の「ピクセル領域」は如何なる領域か不明瞭である。 仮に、「ピクセル領域」が任意に決めてよい領域であるとすると、「ピクセル領域の中心」も任意に決めてよい領域となるから、本件補正発明の「ディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている」構成は、電子ディスプレイ構造として、ディスプレイ材料が如何に配置されたものかを何ら特定できないことになる。 したがって、いずれにしても本件補正発明の「所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造」が、「ディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造」「を備える」構成は不明瞭であるから、本件補正発明は、その構成が不明瞭である。 よって、本件補正発明は、特許法第36条第6項第2号の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができない。 5 本件補正についての補正の却下の決定のむすび 以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するものであるから、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3 本願発明について 1 本願発明 平成25年3月19日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成24年7月17日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものである。 「【請求項1】 上面と底面とを有し、電気信号を形成するための回路を有する回路基板と、 所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造と を備え、前記第1のピクセル構造が、 前記回路基板の上面に接続され、前記回路から第1の電気信号を受ける第1の電極と、 底面と上面とを有するディスプレイ材料であって、前記ディスプレイ材料の底面が前記第1の電極に近接されているディスプレイ材料と、 前記ディスプレイ材料の上面に近接して位置する第2の電極と、 前記第2の電極に接続され、前記回路基板の上面から前記第1のピクセル 構造を貫通して延びる接続ビアであって、前記接続ビアが前記回路から第2の電気信号を受けるように形成され、前記第1の電極と前記ディスプレイ材料は、前記接続ビアが前記第1の電極又は前記ディスプレイ材料と干渉しないように、その寸法が設定されて配置されている、接続ビアと、 前記回路基板に接続され、横列及び縦列としてマトリクス状に配列された複数のピクセル構造であって、接続ビアが少なくとも1つのピクセル構造を含むタイルの縁部に沿って前記複数のピクセルを貫通して形成されるように、前記複数のピクセル構造のそれぞれのパターン化されたディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造と、 複数の接続部を有し、前記複数の接続部のうちの1つが操作電力を前記タイルに供給するように形成されている背面パネルと を備える、電子ディスプレイ構造。」 2 本願発明の記載事項の検討 本願発明は、本件補正発明と同様に、「所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造」が、「ディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造」「を備える」構成を備えるものである。 そして、上記「第2」[理由]「4」で検討したように、「所定のピクセル領域を有する第1のピクセル構造」が、「ディスプレイ材料は、前記ピクセル領域の中心から水平方向又は垂直方向のうち少なくとも一つの方向にオフセットされている、複数のピクセル構造」「を備える」構成は不明瞭であるから、本願発明も本件補正発明と同様にその構成が不明瞭である。 3 むすび 以上のとおり、本件出願は、特許請求の範囲の記載が、特許法36条6項第2号に規定する要件を満たしていない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2014-01-28 |
結審通知日 | 2014-01-31 |
審決日 | 2014-02-12 |
出願番号 | 特願2009-207361(P2009-207361) |
審決分類 |
P
1
8・
537-
Z
(G09F)
P 1 8・ 575- Z (G09F) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 佐竹 政彦、佐藤 久則 |
特許庁審判長 |
北川 清伸 |
特許庁審判官 |
田部 元史 土屋 知久 |
発明の名称 | タイル張り電子ディスプレイ構造 |
代理人 | 河村 英文 |
代理人 | 有原 幸一 |
代理人 | 松島 鉄男 |
代理人 | 奥山 尚一 |