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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) H04W
管理番号 1289562
審判番号 不服2012-15708  
総通号数 176 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2014-08-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-08-10 
確定日 2014-07-09 
事件の表示 特願2009-530693「ビーコン信号における情報の符号化」拒絶査定不服審判事件〔平成19年12月21日国際公開、WO2007/147107、平成22年 2月12日国内公表、特表2010-504721〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由
1.手続の経緯

本願は、2007年6月15日を国際出願日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2006年6月16日、米国及び2006年6月16日、米国)とする出願であって、平成23年6月23日付けで拒絶理由が通知され、平成23年12月28日付けで手続補正がなされ、平成24年4月4日付けで拒絶査定がされ、平成24年8月10日に拒絶査定不服審判が請求され、平成25年7月11日付けで当審が拒絶理由を通知し、平成25年12月16日付けで手続補正がなされたものである。


2.本願発明

請求項1について

請求項1に係る発明は、平成25年12月16日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明」という)

「(a1)予め決められた一組の帯域幅自由度を用いて一組のブロードキャスト情報ビットを送信する方法であって、
(a2)複数のブロードキャスト情報ビットからブロードキャスト情報ビットの第1の部分組及びブロードキャスト情報ビットの第2の部分組を生成することと、
(a3)予め決められた一組の帯域幅自由度を少なくとも2つの帯域幅自由度の部分組にパーティショニングすることであって、各々の部分組は、複数の帯域幅自由度を含むことと、
(a4)前記第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数として帯域幅自由度の前記少なくとも2つの部分組から1つの帯域幅自由度の部分組を選択することと、
(a5)前記選択された帯域幅自由度の部分組内の前記帯域幅自由度のうちの少なくとも1つを前記第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数として選択することと、ここにおいて、該(a5)の前記第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数は、該(a4)の前記第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数とは異なる、
(a6)前記少なくとも1つの選択された帯域幅自由度においてビーコン信号を送信すること、
を具備する、方法。」


3.当審の拒絶理由

一方、当審において平成25年7月11日付で通知した拒絶理由の概要は、本願発明は、本願の優先権主張の日前の2005年12月29日に頒布された国際公開第2005/125234号(以下「引用例1」という。)に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない、というものである。


4.引用例

引用例1(当審訳として、引用例1のファミリ文献である特表2008-505591号公報の対応箇所を記載し、当審で下線を付与する)には、FIGURE 11とともに、

「Figure 11 illustrate another exemplary method of a non-coherent modulation scheme that may be used to modulate 5 first information bits (e.g. first paging information bits 266) of information messages (e.g., first paging signal messages) into first information signals. Drawing 1100 illustrates downlink frequency on axis 1102 divided between 32 tones (tone 0 1121, tone 1 1122, tone 2 1123, tone 3 1124, tone 4 1125, tone 5 1126, tone 6 1127, tone 7 1128, tone 8 1129, tone 9 1130, tone 10 1131, tone 11 1132, tone 12 1133, tone 13 1134, tone 14 1135, tone 15 1136, tone 16 1137, tone 17 1138, tone 18 1139, tone 19 1140, tone 20 1141, tone 21 1142, tone 22 1143, tone 23 1144, tone 24 1145, tone 25 1146, tone 26 1147, tone 27 1148, tone 28 1149, tone 29 1150, tone 30 1151, tone 31 1152.) The 32 tones are divided into seven tone subsets: tone sub-set 0 1161 (tones 0-4), tone sub-set 1 1162 (tones 4-7), tone sub-set 2 1163 (tones 8- 11), tone sub-set 3 1164 (tones 12-15), tone sub-set 4 1165 (tones 16-19), tone sub-set 5 1166 (tones 20-23), tone sub-set 6 (tones 24-27), and tone sub-set 7 (tones 28-31).
In a given first paging message signal, one particular tone sub-set is transmitted while the tones in the 7 other tone sub-sets are not transmitted. This choice among the selection of 8 tone subsets conveys information bits (e.g., 3 first paging information bits). Each tone subset in Figure 11 is arranged so that the tones of the tone sub-set are physically contiguous tones. Then, by assuming that the wireless channel response does not vary too much from one tone to another physically contiguous tone, one can transmit additional information (e.g., 2 first paging information bits) by modulating information on the tones of any one tone subset. For example a differential modulation scheme or an orthogonal modulation scheme can be used in the contiguous tones of any tone subset. Figure 11 assumes that an orthogonal phase modulation scheme is used on the selected tone subset. The orthogonal phase modulation scheme of Figure 11 allows four possibilities for phase among the 4 contiguous tones of the selected (power transmission) tone sub-set: ++++, ++--, +-+-, and +--+, where + indicates 0 degrees phase and - indicates 180 degrees phase. Four examples of first paging message signals are shown in Figure 11. In exemplary first paging signal 1101, transmission power is applied to the four tones of first tone sub-set 0 1161 and not applied to the other 28 tones in the other 7 tone sub-sets; and the phase is set to ++++ for the four tones, 1121, 1122, 1123, 1124, respectively, as indicated in corresponding boxes 1171, 1172, 1173, 1174. In exemplary first paging signal 1103, transmission power is applied to the four tones of first tone sub-set 0 1161 and not applied to the other 28 tones in the other 7 tone sub-sets; and the phase is set to ++-- for the four tones, 1121, 1122, 1123, 1124, respectively, as indicated in corresponding boxes 1175, 1176, 1177, 1178. In exemplary first paging signal 1105, transmission power is applied to the four tones of first tone sub-set 0 1161 and not applied to the other 28 tones in the other 7 tone sub-sets; and the phase is set to +-+- for the four tones, 1121, 1122, 1123, 1124, respectively, as indicated in corresponding boxes 1179, 1180, 1181, 1182. In exemplary first paging signal 1107, power is applied to first tone sub-set 0 1161 and not applied to the other 28 tones in the other 7 tone subsets; and the phase is set to +--+ for the four tones, 1121, 1122, 1123, 1124, respectively, as indicated in corresponding boxes 1183, 1184, 1185, 1186. WTs 300 receiving the first paging signal do not need to establish a channel estimate, have knowledge of channel estimation, or rely on a history of channel conditions. The WTs 300 can wake-up at the appropriate times, receive first paging message signals for one OFDM symbol period (e.g., time interval 1104), perform an FFT, determine the tone sub-set of much higher power than the other tone sub-sets (obtaining 3 first paging message information bits), determine the phase for the four tones in the set, and make a best determination of which of the 4 code words has been transmitted (obtaining 2 additional first paging information bits).」(33頁14行?34頁27行)
(当審訳:【0084】?【0085】参照
図11は情報メッセージ(例えば、第一ページング信号メッセージ)の五つの第一情報ビット(例えば、第一ページング情報ビット266)を第一情報信号へ変調するために使用される別の典型的な方法を例示する。図表1100は32個のトーン(トーン0 1121、トーン1 1122、トーン2 1123、トーン3 1124、トーン4 1125、トーン5 1126、トーン6 1127、トーン7 1128、トーン8 1129、トーン9 1130、トーン10 1131、トーン11 1132、トーン12 1133、トーン13 1134、トーン14 1135、トーン15 1136、トーン16 1137、トーン17 1138、トーン18 1139、トーン19 1140、トーン20 1141、トーン21 1142、トーン22 1143、トーン23 1144、トーン24 1145、トーン25 1146、トーン26 1147、トーン27 1148、トーン28 1149、トーン29 1150、トーン30 1151、トーン31 1152)の間に分割された軸1102上の下り回線周波数を例示する。32個のトーンは八つのトーン部分集合:トーン部分集合0 1161(トーン0?3)、トーン部分集合1 1162(トーン4?7)、トーン部分集合2 1163(トーン8?11)、トーン部分集合3 1164(トーン12?15)、トーン部分集合4 1165(トーン16?19)、トーン部分集合5 1166(トーン20?23)、トーン部分集合6 1167(トーン24?27)、トーン部分集合7 1168(トーン24?27)に分割される。
第一ページング・メッセージ信号において、一つの特定トーン部分集合が伝送され、その間他の七つのトーン部分集合は伝送されない。八つのトーン部分集合の選択におけるこの選択は情報ビット(例えば、三つの第一ページング情報ビット)を搬送する。図11における各トーン部分集合はトーン部分集合のトーンが物理的に連続するトーンになるように配列される。そして、無線チャネル応答が一つのトーンから別の物理的に連続するトーンまであまり多く変化しないと仮定することによって、どのトーン部分集合のトーン上でも情報を変調することによって追加の情報(例えば、二つの第一ページング情報ビット)を伝送することができる。例えば、差分変調手法または直交変調手法はあらゆるトーン部分集合の連続するトーンにおいて使用することができる。図11は直交位相変調手法が選択されたトーン部分集合に対して使用されると仮定する。図11の直交位相変調手法は選択された(電力伝送)トーン部分集合の四つの連続するトーンの間の位相に関する可能性:++++、++--、+-+-、及び+--+を許容する。ここで、+は0度位相を示し、-は180度位相を示す。第一ページング・メッセージ信号の四つの例が図11に示される。典型的な第一ページング信号1101において、伝送電力は第一トーン部分集合0 1161の四つのトーンに与えられ、他の七つのトーン部分集合における他の28のトーンには与えられない;そして対応するボックス1171、1172、1173、1174に示されたように、位相は四つのトーン1121、1122、1123、1124に関して++++にそれぞれ設定される。典型的な第一ページング信号1103において、伝送電力は第一トーン部分集合0 1161の四つのトーンに与えられ、他の七つのトーン部分集合における他の28のトーンには与えられない;そして対応するボックス1175、1176、1177、1178に示されたように、位相は四つのトーン1121、1122、1123、1124に関して++--にそれぞれ設定される。典型的な第一ページング信号1105において、伝送電力は第一トーン部分集合0 1161の四つのトーンに与えられ、他の七つのトーン部分集合における他の28のトーンには与えられない;そして対応するボックス1179、1180、1181、1182に示されたように、位相は四つのトーン1121、1122、1123、1124に関して+-+-にそれぞれ設定される。典型的な第一ページング信号1107において、伝送電力は第一トーン部分集合0 1161の四つのトーンに与えられ、他の七つのトーン部分集合における他の28のトーンには与えられない;そして対応するボックス1183、1184、1185、1186に示されたように、位相は四つのトーン1121、1122、1123、1124に関して+--+にそれぞれ設定される。第一ページング信号を受信するWT 300はチャネル推定を確立し、チャネル推定の知識を持ち、またはチャネル状態の履歴に頼る必要性はない。WT 300は適切な時間に立上がり、1OFDMシンボル期間(例えば、時間間隔1104)の第一ページング・メッセージ信号を受取り、FFTを行い、(三つの第一ページング・メッセージ情報ビットを得る)他のトーン部分集合よりも非常に高い電力のトーン部分集合を決定し、集合中の四つのトーンに関する位相を決定し、そして(追加の第一ページング情報ビットを得る)四つの符号語のいずれが伝送されたかについて最良の決定を行う。)

の記載があるから、

「第一ページング信号メッセージの五つの第一情報ビットを第一情報信号へ変調するために使用される別の典型的な方法であって、
第一ページング・メッセージ信号において、32個のトーンは八つのトーン部分集合に分割され、
一つの特定トーン部分集合が伝送され、その間他の七つのトーン部分集合は伝送されず、
八つのトーン部分集合の選択におけるこの選択は三つの第一ページング情報ビットを搬送し、
どのトーン部分集合のトーン上でも情報を変調することによって追加の二つの第一ページング情報ビットを伝送し、
直交位相変調手法は選択されたトーン部分集合の四つの連続するトーンの間の位相に関する可能性:++++、++--、+-+-、及び+--+を許容し、
WT 300は適切な時間に立上がり、1OFDMシンボル期間の第一ページング・メッセージ信号を受取り、FFTを行い、他のトーン部分集合よりも非常に高い電力のトーン部分集合を決定して三つの第一ページング・メッセージ情報ビットを得て、集合中の四つのトーンに関する位相を決定して、四つの符号語のいずれが伝送されたかについて最良の決定を行って追加の第一ページング情報ビットを得る
方法」

の発明が引用例1に記載されている。(以下「引用発明」という)


5.本願発明と引用発明の対比

引用発明において、「第一ページング・メッセージ信号」は「ブロードキャスト情報」であって「ビーコン信号」であり、
引用発明の「トーン部分集合」は、本願発明の「帯域幅自由度の部分組」に、
引用発明の「三つの第一ページング情報ビット」は、本願発明の「ブロードキャスト情報ビットの第1の部分組」に、
引用発明の「追加の二つの第一ページング情報ビット」は、本願発明の「ブロードキャスト情報ビットの第2の部分組」に、
それぞれ相当する。

また、引用発明において、「8つのトーン部分集合」と「四つの連続するトーンの間の位相に関する可能性」は、それぞれ「予め定められた帯域幅自由度」であるから、「8つのトーン部分集合」と「四つの連続するトーンの間の位相に関する可能性」からなる「32個のトーン」は「予め定められた一組の帯域幅自由度」である。

そして五つの第一情報ビットを、三つの第一ページング情報ビットと、追加の二つの第一ページング情報ビットの2つに分割しているから、それぞれの部分組を「生成」しているといえる。

さらに、本願発明の「該(a5)の前記第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数は、該(a4)の前記第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数とは異なる」は、その文言から見て必ずしも明確ではないが、平成25年12月16日付けの意見書によれば、【0090】の「第1の部分組のブロードキャスト情報は、ビーコン信号がいずれの帯域幅部分組(例えば、ブロック)を用いなければならないかを選択するために符号化され、第2の部分組のブロードキャスト情報は、ビーコン信号が選択された帯域幅部分組内においていずれの自由度を用いなければならないかを決定する。」及び【0096】の「2つ以上の帯域幅部分組のうちのいずれの1つを使用するかを決定すること、及び1404において選択された帯域幅部分組内のいずれの自由度がビーコンシンボルを送信するかを決定することは、独立して行うことができる。」をその根拠としているから、「第1の部分組のブロードキャスト情報」が「いずれの帯域幅部分組」を選択する関数と、「第2の部分組のブロードキャスト情報」が「選択された帯域幅部分組内においていずれの自由度を用いなければならないか」を選択する関数が独立であることを意図していると解される。
ここで、引用発明の「三つの第一ページング情報ビット」が「8つのトーン部分集合」という帯域幅部分組を選択する関数は「トーンを選択」する関数であり、「追加の二つの第一ページング情報ビット」が「四つの連続するトーンの間の位相」を選択する関数は選択したトーンの「位相を選択」する関数であるから、互いに独立した異なる関数である。
つまり、「追加の二つの第一ページング情報ビット」が「位相を選択」する関数は、「三つの第一ページング情報ビット」が「トーンを選択」する関数とは独立の関数であるから、「第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数は、第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数とは異なる」といえる。

したがって、本願発明と引用発明は、

「(a1)予め決められた一組の帯域幅自由度を用いてブロードキャスト情報ビットを送信する方法であって、
(a2)複数のブロードキャスト情報ビットからブロードキャスト情報ビットの第1の部分組及びブロードキャスト情報ビットの第2の部分組を生成することと、
(a3)予め決められた一組の帯域幅自由度を少なくとも2つの帯域幅自由度の部分組にパーティショニングすることであって、各々の部分組は、複数の帯域幅自由度を含むことと、
(a4)前記第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数として帯域幅自由度の前記少なくとも2つの部分組から1つの帯域幅自由度の部分組を選択することと、
(a5)前記選択された帯域幅自由度の部分組内の前記帯域幅自由度のうちの少なくとも1つを前記第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数として選択することと、ここにおいて、該(a5)の前記第2の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数は、該(a4)の前記第1の部分組のブロードキャスト情報ビットの関数とは異なる、
(a6)前記少なくとも1つの選択された帯域幅自由度においてビーコン信号を送信すること、
を具備する、方法。」

で一致し、

相違点
送信するブロードキャスト情報ビットに関し、本願発明は、「一組」のブロードキャスト情報ビットであるのに対し、引用発明では「五つの第一情報ビット」であるが、「一組」であるかどうか不明である点。

で相違する。


6.当審の判断

相違点について、

引用例1には
「First paging signal system information 246 includes tone information 262, modulation information 264, first paging information bits 266, WT association information 268, and timing information 270. Tone information 268 defines the tones to be used in the first paging signals. Tone information 268 may also define subsets of the tones. In some embodiments, each tone subset may include contiguous physical tones, and a first paging signal is transmitted with transmission power applied to one subset of tones while no transmission power is applied to the other subsets of tones. By using a subset of contiguous tones including a few tones, assuming that the channel doesn't vary too much between the tones of the subset, it may be possible to recover data on the tones without performing a channel estimate in some cases where noncoherent modulation is used. The modulation information 264 may include information used by the first paging signal module 238 to control operation of the first modulation module 220 to implement a selected non-coherent modulation scheme (s) modulate the information of the first paging signal messages 252 and transmit the first paging signals, in accordance with the present invention. Exemplary non-coherent modulation schemes may include on/off modulation, orthogonal modulation, and differential modulation. The non-coherent modulation schemes implemented may use code words and may utilize phase information as well as amplitude information depending on the non-coherent modulation method that is used. First paging information bits 266 include the information bits in a first paging signal message 252. First page information bits 266 may include group identification (ID) bits and extension bits. Group ID bits may include a number of bits in a first paging signal message 252 which may be modulated to convey which specific group, if any, has a member that is being paged by the first paging signal message 252. Extension bits may include bits which may be set in a first paging signal message 252 to indicate that WTs within a group with a page should look for a second paging signal message 254 at a time usually associated with a different group. Extension bits may be used where multiple WTs within a single group need to be paged at the same time, and the normally used second paging signal message 254, at the predetermined time, does not have sufficient capacity to carry the information. WT association information 268 includes information enabling BS 200 to associate each individual WT that may receive pages (e.g., a WT with a unique IP address 290) with a group identified by the group ID bits. Timing information 270 includes information defining when to transmit first paging signal messages 252 to WTs. For example, timing information 270 may define the specific OFDM symbol period(s) within the super slot for first paging message signal transmissions, a paging interval segment (e.g., repeat interval between successive first paging signals), a paging interval (e.g., a repeat interval between two successive wake-up periods for a paging group) and/or beacon slots used for transmission timing control of first paging signals. Because the WT battery power consumption in each wake-up period is very little, in the current invention, the paging system can employ a relatively small paging cycle, e.g. around 100 milli-seconds, to reduce paging latency, while keeping the overall battery power consumption of WTs low.」(9頁15行?10頁19行)
(当審訳:【0026】参照。下線は当審が付与
「第一ページング信号システム情報246はトーン情報262、変調情報264、第一ページング情報ビット266、WT関連情報268、及びタイミング情報270を含む。トーン情報262は第一ページング信号において使用されるトーンを定義する。トーン情報262はまたトーンの部分集合を定義する。いくつかの実施例において、各トーン部分集合は連続する物理的トーンを含み、第一ページング信号はトーンの一つの部分集合に印加される伝送電力によって伝送され、一方トーンの他の部分集合には伝送電力は印加されない。二、三のトーンを含む連続するトーンの部分集合を使用することによって、チャネルがトーンの部分集合間でさほど多く変化しないと仮定すれば、非同期変調が使用されるいくつかの場合にはチャネル推定を行わなずにトーンのデータを再生することは可能である。変調情報264は本発明に従って第一ページング信号メッセージ252の情報を変調し、第一ページング信号を伝送するため選択された非同期変調手法を実施する第一変調モジュール220の動作を制御する第一ページング信号モジュール238によって使用される情報を含む。典型的な非同期変調手法はオン/オフ変調、直交変調、及び差分変調を含む。非同期変調手法は符号語(code words)を使用し、使用される非同期変調方法によって振幅情報と同様に位相情報を利用する。第一ページング情報ビット266は第一ページング信号メッセージ252の中に情報ビットを含む。第一ページング情報ビット266は群識別(ID)ビット及び拡張ビットを含む。群IDビットはどちらの特定の群が第一ページング信号メッセージ252によって呼出されつつあるメンバーを、もしあれば、持つかを伝達するために変調される第一ページング信号メッセージ252中にいくつかのビットを含む。拡張ビットは呼出しを持つ群内のWTが異なる群に通常関連する時間に、第二ページング信号メッセージ254を探すべきことを示すために、第一ページング信号メッセージ252に設定されるビットを含む。拡張ビットは一つの群内の多数のWTが同時に呼出される必要があるところで使用され、所定の時間に通常使用される第二ページング信号メッセージ254は情報を伝えるのに十分な能力を持っていない。WT関連情報268はBS 200が呼出しを受取る各個々のWT(固有のIPアドレス290を持つWT)と群IDビットによって識別された群とを関連づけることを可能にする情報を含む。タイミング情報270は第一ページング信号メッセージ252をWTへ伝送するときを定義する情報を含む。例えば、タイミング情報270は第一ページング・メッセージ信号伝送のためのスーパー・スロット内の特定のOFDMシンボル期間、ページング間隔セグメント(例えば、連続する第一ページング信号間の繰返し間隔)、ページング間隔(例えば、ページング群の二つの連続する立上がり期間の間の繰返し間隔)、及び/または第一ページング信号の伝送タイミング制御のために使用されるビーコン・スロットを定義する。各立上がり期間におけるWTの電池電力消費は非常に少ないので、本発明において、ページング・システムはWTの全体の電池電力消費を低く保ちながらページング待ち時間を減少させるために比較的小さなページング・サイクル、例えば、約100ミリ秒を採用することができる。」

「First paging information bits 356 include the information bits in a received first paging signal message 344. First page information bits 356 normally include one or more group ID bits and, optionally, extension bits. Group ID bits indicate which specific group, if any, has a member that is being paged by the received first paging signal message 344. The Group ID bits may be a pre-selected number of bits used at the start of each WT identifier assigned to a WT in the group, e.g., a set of mask bits corresponding to the first n bits of the IP addresses assigned to the WTs in the group. Thus, in such an embodiment, the Group ID bits may be a pre-selected number of bits, where each set of Group ID bits is a unique pattern of a pre-selected number of bits at the start of a WT identifier, e.g., a set of mask bits, where each mask bit corresponds to a unique pattern (relative to the other Group ID bits) of the first n bits of an WT IP address. Extension bits may include bits which may be set in a first paging message to indicate that WTs 300 within a group should look for a second paging message at a time usually associated with a different group. Extension bits may be used where multiple WTs 300 within a single group need to be paged at the same time, and the normally used second paging message, at the predetermined time, does not have sufficient capacity to carry the information.」(15頁8?22行)
(当審訳:【0036】参照。下線は当審が付与
第一ページング情報ビット356は受信第一ページング信号メッセージ中に情報ビットを含む。第一ページ情報ビット356は通常一以上の群IDビット及び選択的に拡張ビットを含む。群IDビットはどちらの特定の群が受信第一ページング信号メッセージ344によって呼出されつつあるメンバーを、もしあれば、持つかということを示す。群IDビットは群中のWTに割当てられた各WT識別子の開始で使用される前以て選択されたビット数、例えば、群中のWTに割当てられたIPアドレスの最初のnビットに対応する一組のマスク・ビットである。従って、そのような実施例において、群IDビットは前以て選択されたビット数で、そこでは群IDビットの各集合はWT識別子の開始において前以て選択されたビット数の唯一の型(pattern)、例えば、一組のマスク・ビットであり、そこでは各マスク・ビットはWTのIPアドレスの最初のnビットの(他の群IDビットに関する)唯一の型に対応する。拡張ビットは群中のWT 300が異なる群と通常関連する時に第二ページング・メッセージを探すべきであることを示すために第一ページング・メッセージに設定されるビットを含む。拡張ビットは一つの群内の多数のWT 300が同時に呼出される必要があり、および所定の時間に通常使用される第二ページング・メッセージが情報を伝える十分な能力を持たないところで使用される。)

の記載がある。

すなわち、「第一ページング情報ビット」は「ブロードキャスト情報ビット」であり、「第一ページング情報ビット」は「一以上の群IDビット」と選択的に「拡張ビット」を含むから、「ブロードキャスト情報ビット」を、「一以上の群IDビット」と「拡張ビット」の「組」で構成することは周知技術である。
よって、引用発明の「ブロードキャスト情報ビット」である「五つの第一情報ビット」として、周知技術のように拡張ビットを含む「一組」のブロードキャスト情報ビットから構成されるような情報ビットとすることは容易と認められる。


7.むすび

したがって、本願は、当審で通知した上記拒絶の理由によって拒絶をすべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-02-10 
結審通知日 2014-02-12 
審決日 2014-02-27 
出願番号 特願2009-530693(P2009-530693)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (H04W)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 齋藤 浩兵  
特許庁審判長 水野 恵雄
特許庁審判官 吉田 隆之
佐藤 聡史
発明の名称 ビーコン信号における情報の符号化  
代理人 福原 淑弘  
代理人 佐藤 立志  
代理人 竹内 将訓  
代理人 峰 隆司  
代理人 中村 誠  
代理人 砂川 克  
代理人 白根 俊郎  
代理人 蔵田 昌俊  
代理人 岡田 貴志  
代理人 堀内 美保子  
代理人 河野 直樹  
代理人 野河 信久  
代理人 幸長 保次郎  
代理人 井関 守三  
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