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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G06F
管理番号 1289901
審判番号 不服2013-3116  
総通号数 177 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2014-09-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-02-18 
確定日 2014-07-18 
事件の表示 特願2005-367314「迷惑メッセージの検出」拒絶査定不服審判事件〔平成18年 7月 6日出願公開、特開2006-178995〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯・本願発明

本願は、平成17年12月21日(パリ条約による優先権主張2004年12月21日、米国)を出願日とするものであって、平成22年12月13日付けで拒絶理由が通知され、平成23年6月17日付けで手続補正がなされ、同年10月18日付けで拒絶理由が通知され、平成24年10月15日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、平成25年2月18日に拒絶査定不服の審判が請求されるとともに手続補正がなされたものである。

平成25年2月18日付けの手続補正は、平成23年6月17日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された、「該メッセージがスパムである可能性かあると判定した場合に」を、「該メッセージがスパムである可能性があると判定した場合に」に変更するものであって、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第3号の誤記の訂正を目的とするものである。

したがって、本願の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成25年2月18日付け手続補正書の特許請求の範囲に記載された次のとおりのものと認める。

「【請求項1】
通信ネットワークにおいて迷惑メッセージ(スパム)を検出する方法であって、
複数のメッセージをスパム検出システムに送信するステップと、
該スパム検出システムの高速プロセス・システムでメッセージを受信し、該高速プロセス・システムが、ルール及びデータ・テーブルのみを使用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップと、
該高速プロセス・システムで該メッセージが非スパムであると判定された場合に、該メッセージを宛先に向けて送るステップと、
該高速プロセス・システムで該メッセージがスパムである可能性があると判定された場合に、該メッセージをメッセージ内容を解析するためにディープ・プロセスに送るステップと、
該メッセージ内容の該ディープ・プロセスによる解析に基づき、該メッセージがスパムである可能性があるか又は非スパムであるかどうかを判定するステップと、
該ディープ・プロセスが、該メッセージがスパムである可能性があると判定した場合に、該メッセージを宛先に向けて送信されないようにブロックするステップとを含む迷惑メッセージを検出する方法。」

2.引用例等

原査定の拒絶理由で引用された、本願の優先日前に頒布された、坂口裕一,社会を脅かす迷惑メールと戦う,日経コンピュータ,日本,日経BP社,2004年 1月26日,第592号,p.142-148(以下、「引用例1」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。

a)「迷惑メール対策ソフトが続々登場

迷惑メールがクライアント・パソコンに届く前に検出、除去して、業務に影響しないようにするのが、迷惑メール対策ソフトである。2003年後半から最新の迷惑メール対策技術を盛り込んだ新製品が続々と登場している(144ページの表1)。迷惑メール対策ソフトは一般的に二つの段階で迷惑メールがクライアント・パソコンに届くのを防止する(図2)。
第1段階では、メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバーでメールのヘッダー情報^(注4))を分析して迷惑メールを排除する。迷惑メールのヘッダー情報は、送信元が特定されないように工夫されている。そのため、送信元のドメイン名が実在しない、通常よりも多いメール・サーバーを経由している、などの特徴を持つ。そうした特徴があれば迷惑メールと判断できるというわけだ。送信元のメール・サーバーが迷惑メールを送信するサーバーかどうかも調べる。ニフティの事例のように、インターネット上では拒否リストを提供する複数のWebサイトがあり、これに合致すると受信を拒否する。逆に、受信者側で無条件に受信する「ホワイト・リスト」を設定しておき、これに合致するサーバーからのメールは無条件で通過させる。
さらにゲートウエイ・サーバーは、送信元のメール・サーバーとの通信状況も監視している。あるメール・サーバーから短時間に大量のメールが送られてくると、迷惑メールが送信されていると判断して、通信を遮断する。」(第143頁中欄第4行?第144頁右欄第2行の記載。下線は当審で付与。以下、同様。)

b)「本文の分析で“迷惑メール度”を算出

第2段階はメール・サーバーでの本文の分析だ。ベンダー各社は独自の分析エンジンや分析用ルールを迷惑メール対策ソフトに搭載しているが、ここでは基本的な動作を説明しよう。
基本はメール本文に含まれる迷惑メールに特有の表現を見つけ出して、表現ごとに決められた点数(スコア)を加算していくというものだ。例えば、「FREE DIET(無料でやせられる)」というキーワードが本文の第1段落に出てくるかどうか、「GET製品A(製品Aを手に入れる)」が、何回出てくるか、などをチェックする。図3のように文章以外の表現手法も検査対象になる。」(第145頁中欄第5行?同頁右欄第8行の記載。)

c)「こうした仕組みには、「ベイズの理論」や「遺伝子アルゴリズム」が使われている。ベイズの理論は確率論の一種で、過去の事象から未来を推測するために利用する。迷惑メールの検出では、過去に受信した迷惑メールが含む語句を調べて、今回受信したメールが迷惑メールかどうかを推測する。
遺伝子アルゴリズムは、遺伝と自然淘汰という生物の進化の仕組みを応用したもの。仮に設定したルールやスコアの値を元に過去に受信した迷惑メールを分析してみて、迷惑メールの検出率が最も高く、誤検出率が最も低くなるルールやスコアを残していく。」(第146頁中欄第4行?同頁右欄第8頁の記載。)

d)「迷惑メールである可能性を合計点数で評価した後は、その点数によって、メールを消去する、迷惑メール専用フォルダに入れる、受信者に見せる、などの処理をする。」(第146頁右欄第23?27行の記載。)

してみると、引用例1には以下の発明(以下「引用例1記載の発明」という。)が記載されている。

「迷惑メール対策ソフトにより、迷惑メールがクライアント・パソコンに届く前に検出、除去して、業務に影響しないようにする方法であり、
迷惑メール対策ソフトは一般的に二つの段階で迷惑メールがクライアント・パソコンに届くのを防止し、
第1段階では、メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバーでメールのヘッダー情報を分析して迷惑メールを排除するものであり、
迷惑メールのヘッダー情報は、送信元のドメイン名が実在しない、通常よりも多いメール・サーバーを経由している、などの特徴を持ち、そうした特徴があれば迷惑メールと判断でき、送信元のメール・サーバーが迷惑メールを送信するサーバーかどうかも調べ、インターネット上では拒否リストを提供する複数のWebサイトがあり、これに合致すると受信を拒否し、逆に、受信者側で無条件に受信する「ホワイト・リスト」を設定しておき、これに合致するサーバーからのメールは無条件で通過させるものであり、
第2段階はメール・サーバーでの本文の分析であり、
基本はメール本文に含まれる迷惑メールに特有の表現を見つけ出して、表現ごとに決められた点数(スコア)を加算していくというものであり、こうした仕組みには、「ベイズの理論」や「遺伝子アルゴリズム」が使われ、迷惑メールである可能性を合計点数で評価した後は、その点数によって、メールを消去する、迷惑メール専用フォルダに入れる、受信者に見せる、などの処理をする、
迷惑メール対策ソフトにより、迷惑メールがクライアント・パソコンに届く前に検出、除去して、業務に影響しないようにする方法。」

本願の優先日前に頒布された、宮本哲也,特集1・スパムは、こうして防御せよ!,N+I NETWORK,日本,ソフトバンクパブリッシング株式会社,2004年 3月 1日,第4巻,第3号通巻34号,p.48-61(以下、「周知例1」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。

d)「(7)ホワイトリスト
スパム検出ルールはウイルス対策と同じように、すべてのメッセージに適用するのが基本である。しかし、取引先とのやり取りや、社員の署名が入ったメッセージなど、チェックの対象外としたいものもある。ホワイトリストは、そうしたメッセージを確実に通過させるためのリストである(図6)。画面3のように、取引先や自社のドメイン、URLあるいは件名に含まれる文字列などを登録することによって、対象となるメッセージを検出ルールに関係なく通過させる。」(第52頁中欄第13行?同頁右欄第9行の記載。○に数字の7は(7)と記載した。また、反転文字の「図6」、「画面3」はそのまま記載した。)

e)図3には、「ホワイトリスト」の左上方に「(1)ホワイトリストの照合」と記載され、前記「ホワイトリスト」から右に向かって矢印が記載され、該矢印の上方に「(2)送信 ホワイトリストと条件が一致したメールは、そのまま送信」と記載され、前記「ホワイトリスト」から「ヒューリスティック」、「ベイズ分類」、「テキスト分析」に向かった、下向きの矢印が記載され、該矢印の右方に「(3)ルールによるテスト そのほかのメールはスパムテストへ」と記載されている。(○に数字は、括弧書きの数字とした。)

3.対比

本願発明と引用例1記載の発明とを対比する。

(1)引用例1記載の発明は、「迷惑メール対策ソフトにより、迷惑メールがクライアント・パソコンに届く前に検出、除去して、業務に影響しないようにする方法」であるから、引用例1記載の発明の「迷惑メール」が本願発明の「迷惑メッセージ(スパム)」に相当し、引用例1記載の発明の前記方法が本願発明の「通信ネットワークにおいて迷惑メッセージ(スパム)を検出する方法」に相当することは明らかである。

(2)引用例1記載の発明は、「第1段階では、メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバーでメールのヘッダー情報を分析して迷惑メールを排除」し、「第2段階はメール・サーバーでの本文の分析」をし「メール本文に含まれる迷惑メールに特有の表現を見つけ出」すものであるから、引用例1記載の発明は、「ゲートウエイ・サーバー」にメールを入力し、「メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバー」と「メール・サーバー」により「迷惑メール」を検出しているのは明らかであり、引用例1記載の発明の「ゲートウエイ・サーバー」と「メール・サーバー」が本願発明の「スパム検出システム」に相当し、引用例1記載の発明が、本願発明の「複数のメッセージをスパム検出システムに送信するステップ」に相当するステップを有することは明らかである。

(3)本願の明細書段落【0009】の「高速プロセスは、ルール・エンジンを呼び出してバッファリングされたメッセージの解析を要求する(プロセス51への工程2)。プロセス51は、フィルタ・ベースのルール・プロセスであり、データは、そのようなプロセスをサポートする。プロセス51は、ブラック/ホワイト・リスト、送信者/受信者アドレス、ネットワークID、所定の期間内に受信された類似メッセージの件数、所定の期間内に1つの送信源により送信された類似メッセージの件数などのフィルタ・データに作用するルールに基づくファンクションを実行する。ルール・エンジン51からの応答は、工程3で、高速プロセスに送り返される。」なる記載を考慮すると、本願発明の「高速プロセス・システムが、ルール及びデータ・テーブルのみを使用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップ」は、「高速プロセス・システムがホワイト・リストを利用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップ」を含むといえる。
一方、引用例1記載の発明は、「メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバーでメールのヘッダー情報を分析して迷惑メールを排除する」段階である第1段階において、「受信者側で無条件に受信する「ホワイト・リスト」を設定しておき、これに合致するサーバーからのメールは無条件で通過させ」るステップを有するものであるから、引用例1記載の発明は、「ゲートウエイ・サーバー」がホワイト・リストを利用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップを有するものであるといえる。
また、上記「ゲートウエイ・サーバー」で実行されるプロセス(第1段階のプロセス)が「メール・サーバー」で実行されるプロセス(第2段階のプロセス)に比して高速に処理され得るプロセスであり、これを実現するシステムを「高速プロセス・システム」と呼び得ることは、第1段階、第2段階それぞれにおける処理内容から見て明らかである。
したがって、引用例1記載の発明の「ゲートウエイ・サーバー」によって実現されるシステムは本願発明の「高速プロセス・システム」に相当し、引用例1記載の発明は、本願発明の「スパム検出システムの高速プロセス・システムでメッセージを受信し、該高速プロセス・システムが、ルール及びデータ・テーブルのみを使用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップ」に相当するステップを有するといえる。

(4)引用例1記載の発明は、「二つの段階で迷惑メールがクライアント・パソコンに届くのを防止し」、「第1段階では、メール・サーバーの前段に置いたゲートウエイ・サーバーでメールのヘッダー情報を分析して迷惑メールを排除するものであり、」「第2段階はメール・サーバーでの本文の分析」であるから、「第1段階」で「ゲートウエイ・サーバー」により排除されなかったメールは「第2段階」で「メール・サーバー」で本文の分析が行われるものであり、該本文の分析が行われるメールに「スパムである可能性があると判定された」メールが含まれるのは明らかである。
また、上記「第2段階」で実行されるプロセスが上記「第1段階」で実行されるプロセスに比して詳細な判定を行うプロセスであり、これを「ディープ・プロセス」と呼び得ることは明らかである。
したがって、引用例1記載の発明の「メール・サーバー」で実行されるプロセスは本願発明の「ディープ・プロセス」に相当し、引用例1記載の発明は、本願発明の「高速プロセス・システムで該メッセージがスパムである可能性があると判定された場合に、該メッセージをメッセージ内容を解析するためにディープ・プロセスに送るステップ」に相当するステップを有するといえる。

(5)引用例1記載の発明は、「第2段階」で「メール・サーバーでの本文の分析」を行うものであり、「メール本文に含まれる迷惑メールに特有の表現を見つけ出して、表現ごとに決められた点数(スコア)を加算していくというものであり、こうした仕組みには、「ベイズの理論」や「遺伝子アルゴリズム」が使われ、迷惑メールである可能性を合計点数で評価した後は、その点数によって、メールを消去する、迷惑メール専用フォルダに入れる、受信者に見せる、などの処理をする」ものであるから、引用例1記載の発明は、本願発明の「メッセージ内容の該ディープ・プロセスによる解析に基づき、該メッセージがスパムである可能性があるか又は非スパムであるかどうかを判定するステップと、
該ディープ・プロセスが、該メッセージがスパムである可能性があると判定した場合に、該メッセージを宛先に向けて送信されないようにブロックするステップ」に相当するステップを有するといえる。

したがって、両者は以下の一致点と相違点とを有する。

<一致点>

「通信ネットワークにおいて迷惑メッセージ(スパム)を検出する方法であって、
複数のメッセージをスパム検出システムに送信するステップと、
該スパム検出システムの高速プロセス・システムでメッセージを受信し、該高速プロセス・システムが、ルール及びデータ・テーブルのみを使用して、該メッセージがスパムである可能性があるか、又は非スパムであるかを判定するステップと、
該高速プロセス・システムで該メッセージがスパムである可能性があると判定された場合に、該メッセージをメッセージ内容を解析するためにディープ・プロセスに送るステップと、
該メッセージ内容の該ディープ・プロセスによる解析に基づき、該メッセージがスパムである可能性があるか又は非スパムであるかどうかを判定するステップと、
該ディープ・プロセスが、該メッセージがスパムである可能性があると判定した場合に、該メッセージを宛先に向けて送信されないようにブロックするステップとを含む迷惑メッセージを検出する方法。」

<相違点>

本願発明は、「高速プロセス・システムで該メッセージが非スパムであると判定された場合に、該メッセージを宛先に向けて送るステップ」を有するのに対し、
引用例1記載の発明は、「受信者側で無条件に受信する「ホワイト・リスト」を設定しておき、これに合致するサーバーからのメールは無条件で通過させるもの」であるが、「ゲートウエイ・サーバ」(高速プロセス・システムに相当)が「ホワイト・リスト」に合致するサーバーからのメール(「非スパムであると判定された」メッセージに相当)を宛先に向けて送ると明示されていない点。

4.当審の判断

<相違点についての判断>

周知例1に、「取引先とのやり取りや、社員の署名が入ったメッセージなど、チェックの対象外としたいものもある。ホワイトリストは、そうしたメッセージを確実に通過させるためのリストである(図6)。」と記載され、図6に、「ホワイトリスト」から右に向かって矢印が記載され、該矢印の上方に「(2)送信 ホワイトリストと条件が一致したメールは、そのまま送信」と記載され、前記「ホワイトリスト」から「ヒューリスティック」、「ベイズ分類」、「テキスト分析」に向かった、下向きの矢印が記載され、該矢印の右方に「(3)ルールによるテスト そのほかのメールはスパムテストへ」と記載されているように、「ホワイトリスト」と条件が一致したメールは、「ベイズ分類」などによる「スパムテスト」を行わずに送信することは、本願の優先日前周知技術である。
また、引用例1記載の発明においても、「ホワイト・リスト」と条件が一致したメールについては、「非スパム」であることが既に判明しているのであるから、第2段階の処理をする必要がないことは、当業者に明らかである。
したがって、上記周知技術及び当業者に明らかな事項を考慮すれば、引用例1記載の発明において、「ホワイト・リスト」に合致するサーバーからのメールを「無条件で通過させる」ために、該メールを、「ベイズの理論」や「遺伝子アルゴリズム」が使われるメール・サーバーでの本文の分析を行わずに送信して上記相違点に係る構成とすることは、当業者が容易になし得たことである。

よって、本願発明は、引用例1記載の発明及び上記周知技術に基づいて当業者が容易に為し得たものである。

そして、本願発明が奏する作用、効果についてみても、引用例1記載の発明及び上記周知技術から当業者が予想できる程度のものである。

5.むすび

以上のとおり、平成25年2月18日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された発明は、引用例1に記載された発明及び各周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本願は、他の請求項について検討するまでもなく、拒絶されるべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-02-14 
結審通知日 2014-02-18 
審決日 2014-03-07 
出願番号 特願2005-367314(P2005-367314)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G06F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 小林 義晴須藤 竜也  
特許庁審判長 小曳 満昭
特許庁審判官 清水 稔
山田 正文
発明の名称 迷惑メッセージの検出  
代理人 吉澤 弘司  
代理人 岡部 讓  

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