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審決分類 審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない。 H04W
管理番号 1299034
審判番号 不服2013-23357  
総通号数 185 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-05-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-11-28 
確定日 2015-03-25 
事件の表示 特願2012-522769「アップリンク周波数上でデータブロックを送信する方法及び装置」拒絶査定不服審判事件〔平成23年 2月24日国際公開、WO2011/021893、平成25年 1月 7日国内公表、特表2013-500675〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成22年8月20日(パリ条約による優先権主張 2009年8月21日(US)アメリカ合衆国、2009年10月1日(US)アメリカ合衆国、2010年8月19日(KR)大韓民国)を国際出願日とする出願であって、平成25年7月22日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年11月28日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、手続補正がなされたものである。

2.本願発明
本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成25年11月28日付けの手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。

「複数のアップリンク周波数に対するデータブロックを生成する方法において、
前記データブロックは、ヘッダ及びデータフィールドを含み、
各データブロックがデータの第1の量とデータの第2の量とのうち最小量に合うように前記データブロックのデータフィールドのサイズを決定し、前記データの第1の量は、第1のアップリンク周波数上の第1の許可によって送信可能な量であり、前記データの第2の量は、第2のアップリンク周波数上の第2の許可によって送信可能な量である段階と、
予め生成されたデータブロック内のデータの量が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍より小さいか否かを判定する段階と、
前記予め生成されたデータブロック内の前記データの量と、追加データブロック内のデータの量との合計が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍に等しくなるように、前記予め生成されたデータブロック内のデータの量が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍より小さいときだけ、前記追加データブロックを予め生成する段階と、を有し、
前記データブロックは、無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユ
ニット(PDU)である、方法。」

3.原査定の拒絶理由
原査定の拒絶理由の概要は、本願発明は、本願発明の優先権主張日前を優先権主張日(パリ条約による優先権主張 2009年4月24日(US)アメリカ合衆国 優先権主張番号 61/172,499)とする外国語特許出願であって、その出願後に国際公開(2010年10月28日 国際公開第2010/124104号)がされた特願2012-507384号の国際出願日(2010年4月22日)における国際出願(PCT/US2010/032072)の明細書、請求の範囲又は図面に記載された発明と同一であり、しかも、この出願の発明者がその出願前の外国語特許出願に係る上記の発明をした者と同一ではなく、またこの出願の時において、その出願人が上記外国語特許出願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができないというものである。

4.国際出願の明細書に記載された発明
上記国際出願の明細書及び平成23年12月26日に提出された翻訳文には、以下の記載がある。

(1)「[0017] SUMMARY
[0018] Apparatus and methods for efficiently determining the RLC PDU size and flexible RLC PDU creation for multi carrier operation are disclosed. In one embodiment, a WTRU is configured to calculate a maximum amount of data allowed to be transmitted for a current TTI for each of a plurality of carriers, and to select an RLC PDU data field size such that each RLC PDU to be multiplexed to an MAC PDU matches a minimum of the maximum amount of data calculated for the carriers. The maximum amount of data may be calculated, for example, based on an applicable current grant for each carrier for the current TTI. The RLC PDU may be generated for a later TTI on a condition that an amount of data in outstanding pre-generated RLC PDUs for a particular logical channel is less than or equal to 4N times a minimum of a maximum amount of data allowed to be transmitted by the applicable current grant for the carriers for the current TTI, where N is the number of activated carriers. The maximum amount of data may be calculated based on a maximum remaining power on each carrier.」

(1’)「【発明の概要】
【0013】
マルチキャリア動作に対してRLC PDUのサイズおよびフレキシブルなRLC PDU作成を効率的に決定するための装置および方法が開示される。一実施形態において、WTRUは、複数のキャリアのそれぞれに対し
て、現在のTTIの間に送信を許容される最大データ量を計算して、MAC PDUに多重化される各RLC PDUがそのキャリアに対して計算される最大データ量の最小値に整合するようにRLC PDUデータフィールドのサイズを選択するように構成される。最大データ量は、例えば、現在のTTIの間に各キャリアに対して適用可能な現在の許可に基づいて計算され得る。RLC PDUは、特定の論理チャネルに対してまだ処理されていない(outstanding)事前生成されたRLC PDU内のデータ量が現在のTTI
の間に適用可能な現在の許可によってキャリアに送信を許容される最大データ量の最小値の4N倍より少ないまたは等しいという条件で、後のTTIのために生成され得、この場合のNは、アクティブ化されたキャリアの数である。最大データ量は、各キャリア上の最大余剰電力に基づいて計算され得
る。」

(2)「[0033] In accordance with one embodiment, a WTRU, (i.e., RLC entity of the WTRU), may be configured to choose one RLC PDU size, (equivalently RLC PDU data field size when taking into account header (s)), for all activated carriers and pre- generate RLC PDUs for a current and/or later TTI on a condition that the WTRU has data available for transmission.
[0034] The WTRU may be configured to choose the size of the data field of the RLC PDU such that each RLC PDU to be multiplexed to a MAC PDU, (e.g., MAC-i PDU), for any of the carriers matches a maximum amount of data allowed to be transmitted given by a minimum of applicable current grants across the carriers. For example, in the case where two carriers, (e.g., a primary carrier and a secondary carrier) are activated, the size of the data field of the RLC PDU may be chosen so that each RLC PDU to be multiplexed to the MAC PDU, (e.g., MAC-i PDU), matches the minimum of:
・ a maximum amount of data allowed to be transmitted by an applicable current grant on the primary uplink frequency for the current TTI and
・ a maximum amount of data allowed to be transmitted by the applicable current grant on the secondary uplink frequency for the current TTI.」

(2’)「 【0023】
一実施形態に従って、WTRU(即ち、WTRUのRLCエンティティ)は、アクティブ化されたすべてのキャリアに対してRLC PDUの1つのサイズ、(ヘッダ(複数可)を考慮に入れる場合RLC PDUデータ
フィールドのサイズも同等に)を選び、そのWTRUが送信に使用可能な
データを有するという条件で、現在および/または後のTTIのためにRLC PDUを事前生成するように構成され得る。
【0024】
WTRUは、MAC PDU(例えば、MAC-iPDU)に多重化される各RLC PDUが、キャリアのいずれに対しても、適用可能な現在の許可の最小によって与えられる、キャリアに送信するのを許容される最大データ量に整合するように、RLC PDUデータフィールドのサイズを選ぶように構成され得る。例えば、2つのキャリア(例えば、一次キャリアおよび二次キャリア)がアクティブ化された場合、RLC PDUデータフィールドのサイズは、MAC PDU(例えば、MAC-iPDU)に多重化される各RLC PDUが以下の最大データ量のうちの最小値に整合するように選ばれ得る。
【0025】
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって一次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって二次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量」

(3)「[0041] If there is data available for the logical channel (and optionally RLC PDU pre-generation is allowed for the selected logical channel), the WTRU in this example determines whether or not the amount data in outstanding pre-generated RLC PDU(s) for the selected logical channel in previous TTI(s) exceeds a configured threshold (step 406). The configured threshold may, for example, be 4xN times the minimum of the maximum amount of data allowed to be transmitted by the applicable current grants for the carriers for the current TTI, where N is the number of activated carriers. If the configured threshold is exceeded, the WTRU in this example does not allowed pre-generation of more RLC PDUs for the logical channel, and the process 400 branches to step 414 to determine whether there is another logical channel. If the configured threshold is not exceeded, the WTRU is allowed to pre-generate RLC PDU(s) for the logical channel. Alternatively, the WTRU may be configured to not check if it is allowed to pre-generate RLC PDUs (i.e. step 406 may be skipped), but may continue directly with the remaining steps (408, 410, 412) to determine the RLC PDU size and how many RLC PDUs it may create. In the case where RLC PDUs cannot be pre-generated, then the number of RLC PDUs the WTRU may pre-generate will be equivalent to one.」

(3’)「 【0032】
論理チャネルに使用可能なデータがある(および任意には、RLC PDUの事前生成が、選択された論理チャネルに許容される)場合、この例のWTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内のデータ量が、構成された閾値を上回るか否かを決定する(ステップ406)。構成された閾値は、例えば、現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によってキャリアに送信するのを許容される最大データ量の最小値の4×N倍になり得、この場合のNは、アクティブ化されたキャリアの数である。構成された閾値を上回った場合、この例のWTRUは、論理チャネルに対してこれ以上RLC PDUを事前生成するのを許容されず、プロセス400は、ステップ414に分岐して、別の論理チャネルがあるかどうかを決定する。構成された閾値を上回らない場合、WTRUは、論理チャネルに対してRLC PDU(複数可)を事前生成するのを許容される。あるいは、WTRUは、RLC PDUを事前生成するのを許容されているかどうかを確認しないように構成され得る(即ち、ステップ406が省略され得る)が、残りのステップ(408、410、412)を直接継続して、WTRUが作成し得るRLC PDUのサイズおよびRLC PDUの数を決定し得る。RLC PDUを事前生成することができない場合、WTRUが事前生成し得るRLC
PDUの数は、1に相当する。」

したがって、上記国際出願の明細書及びその翻訳文には次の発明(以下、「先願発明」という。)が記載されているといえる。

マルチキャリア動作に対してRLC PDUのサイズおよびフレキシブルなRLC PDU作成を効率的に決定するための方法において、
WTRUは、アクティブ化されたすべてのキャリアに対してRLC PDUの1つのサイズ(ヘッダ(複数可)を考慮に入れる場合RLC PDU
データフィールドのサイズも同等に)を選び、そのWTRUが送信に使用可能なデータを有するという条件で、現在および/または後のTTIのためにRLC PDUを事前生成するように構成され、
2つのキャリア(例えば、一次キャリアおよび二次キャリア)がアクティブ化された場合、RLC PDUデータフィールドのサイズは、各RLC PDUが以下の最大データ量のうちの最小値に整合するように選ばれ、
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって一次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって二次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量
WTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内の
データ量が、構成された閾値を上回るか否かを決定し、構成された閾値は、現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によってキャリアに送信するのを許容される最大データ量の最小値の4×N倍になり(この場合のNは、アクティブ化されたキャリアの数)、
構成された閾値を上回った場合、WTRUは、論理チャネルに対してこれ以上RLC PDUを事前生成するのを許容されず、
構成された閾値を上回らない場合、WTRUは、論理チャネルに対してRLC PDU(複数可)を事前生成するのを許容される
方法。

なお、請求人は、平成26年5月13日付けの回答書において、以下のように主張している。

「2.引用文献1について
……
これに対して、引用文献1に記載された「RLC PDUを事前生成す
る」構成(段落[0023])は、引用文献1の出願の優先権の基礎となる米国仮特許出願第61/172,499号には記載されておりません。
引用文献1は2010年4月22日に出願されたものであり、したがっ
て、本願発明に対する先行技術にはなり得ません。
3.手続補正(案)について
……」

しかし、米国仮特許出願第61/172,499号の明細書には、以下のように、4×N倍のデータ量の事前生成をおこなうことが記載されており、上記のような請求人の主張は採用できないものであり、上記先願発明についても優先権主張の効果が及ぶものである。

「[0026] For single carrier operation, RLC PDUs may only be pre-generated if the amount of data in outstanding pre-generated RLC PDUs for this logical channel is less than or equal to four times the maximum amount of data allowed to be transmitted by the applicable current grant (scheduled or non-scheduled) for the current TTI. For multi carrier operation, the number of pre-generated RLC PDUs may be determined based on the number of carriers over which the WTRU is allowed to transmit. More specifically assuming that N carriers are configured,the WTRU can pre-generate if the amount of data in outstanding pre-generated RLC PDUs for this logical channel is less than or equal to 4xN the maximum amount of data.」

5.対比
以下において、本願発明と先願発明とを対比する。

(1)先願発明は「マルチキャリア動作に対してRLC PDUのサイズおよびフレキシブルなRLC PDU作成を効率的に決定するための方法」
で、その「2つのキャリア」が「一次アップリンク周波数」及び「二次アップリンク周波数」であり、本願発明は「複数のアップリンク周波数に対するデータブロックを生成する方法」で、「前記データブロックは、無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)である」とするものであるから、両者は、「複数のアップリンク周波数に対するデータブロックを生成する方法」及び「前記データブロックは、無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)である」とする点で共通する。

(2)先願発明は「WTRUは、アクティブ化されたすべてのキャリアに対してRLC PDUの1つのサイズ(ヘッダ(複数可)を考慮に入れる場合RLC PDUデータフィールドのサイズも同等に)を選び」とするもの
で、データブロックであるRLC PDUが、ヘッダとデータフィールドであるRLC PDUデータフィールドを含むことが示されているから、本願発明とは、「前記データブロックは、ヘッダ及びデータフィールドを含み」とする点で共通する。

(3)先願発明は「2つのキャリア(例えば、一次キャリアおよび二次キャリア)がアクティブ化された場合、RLC PDUデータフィールドのサイズは、各RLC PDUが以下の最大データ量のうちの最小値に整合するように選ばれ、
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって一次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量
現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって二次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量」とするもので、「現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって一次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量」及び「現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によって二次アップリンク周波数上に送信するのを許容される最大データ量」は、それぞれ本願発明の「第1のアップリンク周波数上の第1の許可によって送信可能な量」及び「第2のアップリンク周波数上の第2の許可によって送信可能な量」に対応するので、両者は「各データブロックが
データの第1の量とデータの第2の量とのうち最小量に合うように前記データブロックのデータフィールドのサイズを決定し、前記データの第1の量
は、第1のアップリンク周波数上の第1の許可によって送信可能な量であ
り、前記データの第2の量は、第2のアップリンク周波数上の第2の許可によって送信可能な量である段階」を有する点で共通する。

(4)先願発明は「WTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内のデータ量が、構成された閾値を上回るか否かを決定し、構成された閾値は、現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によってキャリアに送信するのを許容される最大データ量の最小値の4×N倍になり(この場合のNは、アクティブ化されたキャリアの数)」とするもので、「2つの
キャリア(例えば、一次キャリアおよび二次キャリア)がアクティブ化された場合」であるから、本願発明とは、「予め生成されたデータブロック内のデータの量が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍より小さいか否かを判定する段階」を有する点で共通する。

(5)先願発明は「WTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内のデータ量が、構成された閾値を上回るか否かを決定し、構成された閾値は、現在のTTIの間に適用可能な現在の許可によってキャリアに送信するのを許容される最大データ量の最小値の4×N倍になり(この場合のNは、アクティブ化されたキャリアの数)、
構成された閾値を上回った場合、WTRUは、論理チャネルに対してこれ以上RLC PDUを事前生成するのを許容されず、
構成された閾値を上回らない場合、WTRUは、論理チャネルに対してRLC PDU(複数可)を事前生成するのを許容される」とするものであるが、「構成された閾値を上回らない場合、WTRUは、論理チャネルに対してRLC PDU(複数可)を事前生成するのを許容される」とするの
が、どれだけのデータ量を事前生成するのかは明示されていない。
しかし、「構成された閾値を上回った場合、WTRUは、論理チャネルに対してこれ以上RLC PDUを事前生成するのを許容されず」とするのであるから、予め生成されたデータブロック内のデータの量である「WTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内のデータ量」が「構成された閾値」に不足する量を、追加で事前生成することが許容されるものであることは、当業者にとって自明なことである。
そして、「構成された閾値」に不足する量を、追加で事前生成するのであるから、「WTRUは、以前のTTI(複数可)において選択された論理
チャネル対してまだ処理されていない事前生成されたRLC PDU(複数可)内のデータ量」に事前生成するデータ量を追加することで、データ量が「構成された閾値」になるようにするものであることは当然のことである。
したがって、先願発明と本願発明とは、「前記予め生成されたデータブ
ロック内の前記データの量と、追加データブロック内のデータの量との合計が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍に等しくなるように、前記予め生成されたデータブロック内のデータの量が、前記データの第1の量と前記データの第2の量とのうち最小量の8倍より小さいときだけ、前記追加データブロックを予め生成する段階」を有する点で共通する。

以上のことから、本願発明は先願発明と同一の発明といえる。

6.むすび
上述のとおり、本願発明は、前記外国語特許出願の国際出願の明細書に記載された発明と同一の発明であるから、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-10-24 
結審通知日 2014-10-28 
審決日 2014-11-11 
出願番号 特願2012-522769(P2012-522769)
審決分類 P 1 8・ 161- Z (H04W)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 伊東 和重  
特許庁審判長 江口 能弘
特許庁審判官 加藤 恵一
佐藤 聡史
発明の名称 アップリンク周波数上でデータブロックを送信する方法及び装置  
代理人 青木 篤  
代理人 中村 健一  
代理人 河合 章  
代理人 南山 知広  
代理人 鶴田 準一  

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