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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A23B
管理番号 1302885
審判番号 不服2014-5410  
総通号数 188 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-08-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2014-03-24 
確定日 2015-07-09 
事件の表示 特願2013- 24098「青果物鮮度保持包装袋およびそれを用いた青果物鮮度保持方法」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 5月 9日出願公開,特開2013- 81485〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は,平成21年3月30日に出願した特願2009-81397号の一部を平成24年8月21日に新たな特許出願とした特願2012-182520号の一部をさらに平成25年2月12日に新たな特許出願としたものであって,平成25年6月10日付けで通知された拒絶の理由に対して,平成25年9月17日に意見書が提出されたが,平成25年12月19日付けで拒絶査定され,これに対して平成26年3月24日に審判請求がされると共に手続補正書が提出されたものである。

2.手続補正について
平成26年3月24日に提出された手続補正書による手続補正は,その特許請求の範囲の請求項1については補正せずに,実質的に補正前の請求項12を削除する補正をしたものであって,新規事項の追加に該当せず,請求項の削除を目的とするものであるから,特許法第17条の2第3項及び第5項第1号に適合するので,これを認める。

3.本願発明
本願の請求項1に係る発明は,上記手続補正により補正された特許請求の範囲と明細書の記載からみて,その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのもの(以下,「本願発明」という。)と認められる。
「厚み15?150μmの透明な合成樹脂フィルムよりなり、孔1個の開口面積が0.3?3.1mm^(2)である孔を1?8個有するエダマメ鮮度保持包装袋であり、エダマメを包装後24時間以内に、エダマメ自身の呼吸により包装袋内の酸素濃度が3?18vol%、炭酸ガス濃度が3?18vol%となり、その状態が24時間以上保たれることを特徴とするエダマメ鮮度保持包装袋。」

4.引用刊行物等
a)本願の出願(遡及日)の前に日本国内において頒布され,原査定の拒絶の理由に引用された特開平7-170907号公報(以下,「引用例1」という。)には次の事項が記載されている。

・「【0003】青果物の鮮度保持に効果的な手段として、貯蔵雰囲気のガス(主に酸素、二酸化炭素)をある特定の組成に制御し、CA(Controlled Atmosphere)条件とする方法がある。この方法は非常に古くから多くの人々によって研究されてきており、青果物の種類ごとに最適なCA条件が定められている。CA条件で貯蔵するための大型貯蔵装置が売られているが、コストがかなり高く、一般農家にはあまり普及していない。そこで、CAのような完璧な制御は難しいが、簡便で効果のあるMA(Modified Atmosphere)状態で貯蔵できる容器や包装袋の改良研究が盛んに行われている。例えば、特開昭62-235088号公報や特開平1-309621号公報では実質的に気体不透過性の容器の一部に微孔質気体透過性パネルを有することにより、酸素と二酸化炭素の出入りが制御される容器が示されている。また、特開昭56-13361号公報、特開昭61-216640号公報や特開昭63-102634号公報ではガス透過率の大きいフィルムを用いて袋内のガス組成をできるだけCA条件に近づけるMA包装袋が示されている。」

・「【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のような従来技術の欠点を解決するために鋭意検討を重ね、本発明に至った。すなわち、本発明は、青果物の生理作用に好適なCA条件へ近づける酸素及び二酸化炭素透過性を発揮する包装袋を用いてMA包装し、そのまま真空予冷することにより、簡便にして効果的にCAと冷却を併用できる鮮度保持方法を提供しようとするものである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明における包装袋とは、CA条件に近いMA状態へ導くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を得るため、包装する青果物重量に対し、総開孔面積が0.4?4.0mm^(2)/kg、かつ、孔径とフィルム厚みの比(孔径/フィルム厚み)が3以上50以下となるように開孔を設けたものである。すなわち、総開孔面積が、包装する青果物重量に対し0.4mm^(2)/kg未満の場合は、青果物の盛んな呼吸によって酸素が消費されて、該袋内の酸素濃度が不足し、活力維持のため最低限必要とされる呼吸が阻害されて組織細胞に異常を来し、腐敗、異臭の発生を招く。一方、総開孔面積が、包装する青果物重量に対し4.0mm^(2)/kgを越えた場合は、該袋内の酸素濃度が呼吸を抑制できるまで下がりきらず、老化が進む。同時に二酸化炭素濃度も低くなるため腐敗防止効果、呼吸抑制効果が発揮されなくなる。また、青果物を袋に包装すると、青果物の呼吸・蒸散作用により、袋内には多量の水が発生するが、この時、開孔の孔径が小さいほど、フィルム厚みが厚いほど、孔が水滴に塞がれる確率が高くなる。従って孔が水滴に塞がれないためには、孔径とフィルム厚みの比(孔径/フィルム厚み)が3以上50以下の条件を満たしていることが好ましい。つまり、この比(孔径/フィルム厚み)が3未満の場合は、孔が水滴に塞がれやすいために設計よりもガス透過性が低くなり、50より大きい場合は、孔部での拡散によるガス交換の他に外部の空気の流動(風)の影響が出てくるため、設計よりもガス透過性が高くなり、やはり正確なガス透過制御ができない。この時の孔径は1.5mm以下が好ましく、0.2mm以上であることが好ましい。」

・「【0011】本発明に用いるフィルムの材質としては、価格が安く透明性が優れていることと、適度なガス透過性が必要である。この条件を満たす樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、セルロース系樹脂などが挙げられる。中でも価格の点では低密度ポリエチレンが好ましく、また、透明性に優れ外観がよい点では延伸ポリプロピレンが好ましい。構成としては単層あるいは多層いずれでもよく、トータルのフィルム厚みは、5μm?150μmのものが使用できるが、適度なガス透過性や、フィルムの強度、経済性を考慮して、20μm?60μmのものが特に好ましく用いられる。また、該袋を構成するフィルム中には必要に応じて抗菌剤、滑剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤等を配合することもできる。
【0012】一般に、青果物をフィルムで包装すると青果物の蒸散作用により袋内面に多量の水滴が付着する。これは、商品としての外観を損ねるだけでなく、青果物に接触した部分で微生物が繁殖し、腐敗を生じる原因となる。・・・」

・「【0016】本発明を適用できる青果物については特に限定はないが、CAによる鮮度保持効果が認められているもの、例えば、野菜ではブロッコリー、カリフラワーなどの花野菜類、エダマメ、サヤエンドウなどの豆類、キャベツ、ホウレンソウなどの葉菜類のほか、ネギ、アスパラガス、ピーマン、キュウリ、イチゴ、メロンなどが挙げられ、果樹ではリンゴ、ナシ、ブドウ、カキ、カンキツ類などが挙げられる。また、チルド温度帯(-5?5℃)で長時間貯蔵すると、低温が原因で変色や食味の低下を生じるいわゆる低温障害性をもつ青果物、例えばトマトやナス、キウイ、ウメ、サクランボなど、低温による鮮度保持ができない低温障害性青果物に対しても本発明の方法は有効である。」

・「【0021】〔実施例3〕ベースの樹脂を厚み25μmの延伸ポリプロピレンとし、直径1.0mmの開孔を9個設けた以外は実施例1と同様に行った。このときの野菜の重量当り総開孔面積比率は1.8mm^(2)/kg、孔径とフィルム厚みの比(孔径/フィルム厚み)は40であった。」

これらの記載事項によれば,引用例1には,特に実施例3に係り着目すると,次の発明が記載されていると認めることができる(以下,この発明を「引用発明」という。)。

「厚み25μmの透明な延伸ポリプロピレン樹脂フィルムよりなり,孔1個の孔径が1.0mmである孔を9個有するブロッコリーの鮮度保持の包装袋であり,青果物の鮮度保持に効果的なCA条件に近いMA状態へ導くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を発揮して,それらの濃度を制御して包装袋内のガスの組成を制御するブロッコリーの鮮度保持の包装袋。」

b)同じく本願の出願(遡及日)の前に日本国内において頒布され,原査定の拒絶の理由に引用された特開2005-193951号公報(以下,「引用例2」という。)には次の事項が記載されている。

・「【0030】
包装袋に青果物をいれて保存する場合、青果物に対する鮮度保持効果が得られるためには、青果物を入れてヒートシール後包装体内の酸素濃度を内容物に応じて0.1?19%、二酸化炭素濃度1?21%の範囲内にし、その状態が開封するまで安定して保持されることが好ましい。酸素濃度が下限値未満であれば、青果物が無気呼吸を行いエタノール、アセトアルデヒドを生じ劣化が早まり、上限値を超えれば呼吸抑制効果が小さく鮮度保持効果が弱くなる可能性がある。二酸化炭素濃度が21%を長期的に超えたままだと、炭酸ガス障害が生じるという問題がある。例えば、ブロッコリーでは酸素5?15%、二酸化炭素濃度6?15%、ニンジンでは酸素8?17%、二酸化炭素4?13%、カットキャベツとカットレタスでは、酸素0.05?5%、二酸化炭素濃度15?21%、カットパインでは、酸素1?15%、二酸化炭素濃度6?20%、枝豆では、酸素6?15%、二酸化炭素濃度6?15%で鮮度保持効果が大きい。24時間以内であるのは、いたみ易い青果物の場合、ガス濃度の変化が遅すぎると、その間に変色など品質低下が生じるためで、カットゴボウ、カットタマネギ、カットジャガイモなど変色しやすい青果物では包装体内のガス濃度を早く所定の範囲にするためにガス置換等の手段を用いても構わない。包装体全体の酸素透過量は、内容物の青果物の呼吸量に応じてコントロールすることが好ましい。」

・「【0036】
・・・
《実施例8》
枝豆150gを入れたサイズ168×168×57mmの非結晶性ポリエチレンテレフタレート製容器に、シール面にアクリル樹脂を塗布した厚み23μmのセロハンフィルム(二村化学社製AZ2)をヒートシールして密封し20℃で保管した。セロハンフィルムには、枝豆100gあたりの酸素透加速度が2500cc/100g・day・atm、二酸化炭素透過速度が、1950cc/100g・day・atmとなるように孔径120μmの微細孔を容器あたり7個開けた。枝豆100gあたりの開口面積は、5×10^(?2)mm^(2)である。ヒートシール後24時間経過した際の包装体内の酸素濃度(%)と二酸化炭素濃度(%)、枝豆の品質保持期間(販売可能な日数)を表1に記載した。」

・段落【0038】には【表1】として,実施例8に関し,0_(2)濃度(%)が7.3,CO_(2)濃度(%)が12.4,品質保持期間(日)が7である旨,記載されている。

これらの記載事項によれば,引用例2には,次の技術的事項(以下,「引用例2記載事項」という。)が記載されているものと認められる。

「青果物の鮮度保持効果が得られる包装体内の濃度として,ブロッコリーでは酸素濃度5?15%,二酸化炭素濃度6?15%であり,エダマメでは酸素濃度6?15%,二酸化炭素濃度6?15%であって,エダマメの包装例が包装後24時間経過した際の酸素濃度7.3%,二酸化炭素濃度12.4%で,品質保持期間が7日であったこと。」

5.対比・判断
a)対比

・本願発明と引用発明とを対比すると,引用発明の「厚み25μmの透明な延伸ポリプロピレン樹脂フィルム」と,本願発明の「厚み15?150μmの透明な合成樹脂フィルム」とは,「厚み25μmの透明な合成樹脂フィルム」の概念で一致している。

・引用発明の「孔1個の孔径が1.0mmである孔」は,半径0.5mm×半径0.5mm×円周率3.14=0.785mm^(2)であることからその開口面積が0.785mm^(2)であって,本願発明の「孔1個の開口面積が0.3?3.1mm^(2)である孔」とは「孔1個の開口面積が0.785mm^(2)である孔」の概念で一致している。

・引用発明の「ブロッコリーの鮮度保持の包装袋」と,本願発明の「エダマメ鮮度保持包装袋」とは,ブロッコリーとエダマメとは共に青果物と称されることから,「青果物鮮度保持包装袋」の概念で共通している。

・引用発明の「青果物の鮮度保持に効果的なCA条件に近いMA状態へ導くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を発揮して,それらの濃度を制御して包装袋内のガスの組成を制御する」ことと,本願発明の「エダマメを包装後24時間以内に、エダマメ自身の呼吸により包装袋内の酸素濃度が3?18vol%、炭酸ガス濃度が3?18vol%となり、その状態が24時間以上保たれる」こととは,二酸化炭素の気体を炭酸ガスと称することから,「包装袋内の酸素濃度及び炭酸ガス濃度を制御する」ことの概念で共通している。

b)一致点
したがって両者は,
「厚み25μmの透明な合成樹脂フィルムよりなり,孔1個の開口面積が0.785mm^(2)である孔を有する青果物鮮度保持包装袋であり,包装袋内の酸素濃度及び炭酸ガス濃度を制御する青果物鮮度保持包装袋。」
である点で共通し,次の点で相違している。

c)相違点
[相違点1]
「孔」の個数が,本願発明では「1?8個」であるのに対し,引用発明では「9個」である点。

[相違点2]
「青果物」が,本願発明では「エダマメ」であるのに対し,引用発明では「ブロッコリー」である点。

[相違点3]
「包装袋内の酸素濃度及び炭酸ガス濃度を制御する」ことが,本願発明では「エダマメを包装後24時間以内に、エダマメ自身の呼吸により包装袋内の酸素濃度が3?18vol%、炭酸ガス濃度が3?18vol%となり、その状態が24時間以上保たれる」ことであるのに対し,引用発明では「青果物の鮮度保持に効果的なCA条件に近いMA状態へ導くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を発揮して,それらの濃度を制御して包装袋内のガスの組成を制御する」ことである点。

d)相違点に対する判断
[相違点1]ないし[相違点3]について
引用例1には包装する青果物としてブロッコリーと共にエダマメが開示されている(段落【0016】)から,引用発明をして上記[相違点2]に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易に想到し得たことである。そして,引用発明においては,直径1.0mmの開孔を9個設けたことにより野菜の重量当たり総開口面積比率を1.8mm^(2)/kgとしたものである(引用例1の段落【0021】参照。)が,引用例1には上記のとおり包装する青果物としてブロッコリーと共にエダマメを採用できることに加え,開孔に関して包装する青果物重量に対し総開口面積を0.4?4.0mm^(2)/kgとすることが記載されている(段落【0007】)。この観点から引用発明における開孔の個数について検討すると,9(個)/1.8(mm^(2)/kg)×0.4?4.0(mm^(2)/kg)=2?20(個)であるから,引用発明の開口の個数として,2?20個の範囲で採用できることが示唆されている。そうすると,包装する青果物をエダマメとすることに伴い,開孔の個数として2?8個のうちのいずれかとすることにより,引用発明をして上記[相違点1]に係る本願発明の構成とすることは,当業者が容易に想到し得たことである。
さらに,包装する青果物をエダマメとする際には,そのMA状態をエダマメの鮮度保持のためのものとすべきであるから,包装袋内の酸素濃度及び炭酸ガス濃度をエダマメの鮮度保持のためのものとすべきであって,引用発明と青果物の鮮度保持という共通の課題を有する引用例2記載事項からして,それは酸素濃度6?15%,二酸化炭素濃度6?15%,例として,包装後24時間経過した際の酸素濃度7.3%,二酸化炭素濃度12.4%で,本質保持期間が7日である。そのような酸素濃度及び炭酸ガス濃度は,エダマメ自身の呼吸によることが明らかであるから,本願発明における「エダマメを包装後24時間以内に、エダマメ自身の呼吸により包装袋内の酸素濃度が3?18vol%、炭酸ガス濃度が3?18vol%となり、その状態が24時間以上保たれる」ことの一態様といえる。そうすると,引用発明をして,包装する青果物をエダマメとすることに伴い,引用例2記載事項のエダマメの鮮度保持のための酸素濃度及び炭酸ガス濃度とするように包装袋内の酸素濃度及び炭酸ガス濃度を制御することにより,上記[相違点3]に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易に想到し得たことである。
なお,引用発明におけるブロッコリーのMA状態は,引用例2記載事項から酸素濃度5?15%,二酸化炭素濃度6?15%であることからすると,エダマメのMA状態と同程度のガス濃度範囲であるから,各MA状態のガス濃度範囲の点からしても,引用発明をして包装する青果物をエダマメとすることに,当業者にとって格別な困難性があるものとは認められない。

したがって,引用例1に記載された事項及び引用例2記載事項から,引用発明をして上記相違点1?3に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易になし得たことと認められる。

また,本願発明の全体構成により奏される効果は,引用発明,引用例1に記載された事項及び引用例2記載事項から予測し得る程度のものと認められる。

6.むすび
以上のとおりであるから,本願発明は,引用発明,引用例1に記載された事項及び引用例2記載事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものと認められるので,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないため,本願の請求項2ないし16に係る発明について検討するまでもなく,本願は,同法第49条第2号の規定に該当し,拒絶をされるべきものである。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2015-05-08 
結審通知日 2015-05-12 
審決日 2015-05-25 
出願番号 特願2013-24098(P2013-24098)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A23B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 種子島 貴裕  
特許庁審判長 鳥居 稔
特許庁審判官 小野 孝朗
田村 嘉章
発明の名称 青果物鮮度保持包装袋およびそれを用いた青果物鮮度保持方法  
代理人 速水 進治  

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